JP2023087773A - 回転交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接トーチのトーチ構成部品の交換作業を行う回転交換装置において、コンパクトで且つ低コストであり、さらには、繰り返し使用しても故障し難いものにする。【解決手段】回転把持体9は、部品交換領域V2においてノズル11をその中心軸を中心として正逆回転可能に把持する。回転収容体4は、回転軸心C1を中心とした周方向に複数のノズル11を収容可能に構成され、回転軸心C1周りの回転動作により各ノズル11を部品供給領域V1へと移動させる。部品運搬機構7は、ノズル11を部品供給領域V1から部品交換領域V2へと運搬する。駆動モータ5は、回転把持体9を正逆回転駆動させる。回転収容体4と駆動モータ5との間の回転の伝達と遮断とを行うクラッチ機構8を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、アーク溶接に用いる溶接トーチのトーチ本体の先端に螺合連結されたノズルやコンタクトチップ等のトーチ構成部品を交換する回転交換装置に関する。
従来より、アーク溶接に用いる溶接トーチのトーチ本体の先端に対してノズルやコンタクトチップ等のトーチ構成部品を正逆回転させることにより取り付けたり、或いは、トーチ本体の先端からトーチ構成部品を取り外す回転交換装置が一般的に知られている。例えば、特許文献1に開示されている回転交換装置は、トーチ構成部品を回転保持可能な回転体を複数備えている。該各回転体は、直方体形状をなす収納ホルダ内に回転軸心が上下方向に向く姿勢で水平方向に直線状に並設され、各回転体の下端には、回転軸心が各回転体の回転軸心と一致する平歯車が取り付けられている。収納ホルダの下方には、回転軸心が上下方向に向く第1ピニオンギアを有する正逆回転可能な第1駆動モータが1つ配置され、第1ピニオンギアは、収納ホルダの下部内方に臨んでいる。収納ホルダの下部側方には、ラックが収納ホルダの延長方向に沿うように取り付けられる一方、収納ホルダの側方下部には、ラックに噛み合う第2ピニオンギアを有する正逆回転可能な第2駆動モータが1つ配設されている。すなわち、収納ホルダは、第2ピニオンギアとラックとで構成されたラックアンドピニオン機構により水平方向に移動可能となっていて、収納ホルダの水平方向への移動動作により、溶接トーチに対してトーチ構成部品の交換作業を行う部品交換領域にまで各回転体を順次移動させ、且つ、部品交換領域に移動してきた回転体の平歯車に第1ピニオンギアを噛み合わせるようになっている。これにより、トーチ構成部品の部品交換作業を行う部品交換領域の回転体を順次切り替えることができるとともに、部品交換領域に位置する回転体と第1駆動モータとが繋がって部品交換領域の回転体を正転或いは逆転させることができるようになっている。
特開2002-192345号公報
ところで、特許文献1では、各回転体の平歯車をその回転軸心と直交する方向に移動させながら第1駆動モータの第1ピニオンギアに噛み合わせる構造になっている。したがって、部品交換領域において各回転体の切替動作が繰り返し行われると、平歯車と第1ピニオンギアとが互いに噛み合うたびに平歯車及び第1ピニオンギアの各歯部に対して歯厚方向に大きな負荷が掛かってしまい、ひいては平歯車及び第1ピニオンギアに変形や破損が生じてしまうおそれがある。
また、特許文献1では、各回転体の回転動作と収納ホルダの移動動作とがそれぞれ異なる駆動モータの回転動作により行われるので、部品点数が増えてコストが嵩むとともに、2つの駆動モータがスペースを占有することにより設備が大型化してしまうという問題もある。
本発明は、懸かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、溶接トーチのトーチ構成部品の交換作業を行う回転交換装置において、コンパクトで且つ低コストであり、さらには、繰り返し使用しても故障し難いものにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、溶接トーチのトーチ本体に対してトーチ構成部品を取り付けるか、或いは、取り外すための回転動作と、交換用のトーチ構成部品を供給する回転収容体の回転動作とをクラッチ機構を利用して1つの駆動モータで行えるようにしたことを特徴とする。
具体的には、溶接トーチのトーチ本体に対してトーチ構成部品を正転させて取り付けるか、或いは、逆転させて取り外すよう構成された回転交換装置において、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、部品交換領域において前記トーチ構成部品をその中心軸を中心として正逆回転可能に把持可能な回転把持体と、回転軸心を中心とした周方向に複数の前記トーチ構成部品を所定の間隔をあけて収容可能に構成され、前記回転軸心周りの回転動作により前記各トーチ構成部品を部品供給領域へと順次移動させる回転収容体と、前記トーチ構成部品を前記部品供給領域から前記部品交換領域へと運搬する部品運搬機構と、前記回転把持体を正逆回転駆動させる駆動モータと、前記回転収容体と前記駆動モータとの間の回転の伝達と遮断とを行うクラッチ機構とを備えていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、前記回転収容体は、前記回転軸心を中心とした環状をなしており、その内側領域に前記駆動モータと前記クラッチ機構とが配設されていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、前記回転収容体は、前記回転軸心が上下に延びる姿勢となっており、前記各トーチ構成部品を支持可能な支持プレートと、該支持プレートの上方に配設され、前記回転軸心に沿って並設された複数の環状プレートとを備え、前記各環状プレートには、前記トーチ構成部品の外形に対応する貫通孔が前記回転軸心を中心とした周方向に所定の間隔をあけて複数形成され、前記環状プレートの各貫通孔は、隣り合う前記環状プレートの各貫通孔と上下に対応する位置となっていることを特徴とする。
第4の発明では、第3の発明において、前記環状プレートには、外側方に開放するとともに前記トーチ構成部品が通過可能な切欠凹部が形成され、該切欠凹部は、隣り合う前記環状プレートの切欠凹部と上下に対応する位置となっており、前記回転収容体の回転動作により、前記部品供給領域へと移動可能に構成されていることを特徴とする。
第5の発明では、第1から第4のいずれか1つの発明において、前記部品運搬機構は、前記部品供給領域と前記部品交換領域との間を伸縮する第1ロッド部を有する第1シリンダを備え、前記第1ロッド部の伸長動作により当該第1ロッド部が前記トーチ構成部品を前記部品供給領域から前記部品交換領域へと押圧して移動させるよう構成されていることを特徴とする。
第6の発明では、第1から第5のいずれか1つの発明において、前記駆動モータには、第1ギアが回転一体に取り付けられ、前記クラッチ機構は、前記回転収容体を回転駆動させる第2ギアと、該第2ギアに回転一体に取り付けられるとともに当該第2ギアの中心線に沿ってスライド可能に構成されたスライド軸と、前記第1ギアに噛み合う第3ギアと、前記スライド軸を一側にスライドするよう付勢する付勢部材と、第2ロッド部の伸長動作により前記スライド軸を前記付勢部材の付勢力に抗して他側にスライドさせる第2シリンダとを備え、前記スライド軸には、係合爪が設けられ、前記第3ギアには、前記スライド軸が他側にスライドした際に前記係合爪が係合する被係合爪が設けられていることを特徴とする。
第1の発明では、回転把持体の部品交換領域においてトーチ本体に螺合連結されたトーチ構成部品を回転把持体により把持するとともに駆動モータを駆動させて回転把持体を逆転させると、トーチ本体からトーチ構成部品を取り外すことができる。一方、クラッチ機構により回転収容体と駆動モータとの間において回転の伝達を行う状態にして駆動モータを駆動させると、回転収容体が回転して交換用のトーチ構成部品が部品供給領域へと移動するようになる。その状態で、部品運搬機構によりトーチ構成部品を部品供給領域から部品交換領域へと運搬するとともに、当該部品交換領域にトーチ本体を接近させた状態においてトーチ構成部品を回転把持体で把持し且つ駆動モータを駆動させて回転把持体を正転させると、トーチ本体にトーチ構成部品が取り付けられる。このように、トーチ構成部品の交換作業に1つの駆動モータしか使用しないので、駆動モータが占有するスペースが少なくなって設備全体をコンパクトにすることができる。また、特許文献1の如き構造に比べて部品点数を減らすことができるので、部品コストを低く抑えることができる。さらには、駆動モータと回転把持体との連係にクラッチ機構を用いているので、駆動モータと回転把持体との連係時において大きな負荷が掛かるのを防ぐことができ、トーチ構成部品の交換作業を行う回転把持体や駆動モータ周りの変形や破損を防ぐことができる。
第2の発明では、クラッチ機構と駆動モータとがデッドスペースに配置されるようになるので、装置全体をさらにコンパクトにすることができる。
第3の発明では、隣り合う各環状プレートにおいてそれぞれ対応する各貫通孔にトーチ構成部品を上から順に挿入すると、当該トーチ構成部品が支持プレートに支持されるとともに挿入した各貫通孔によって回転収容体の周方向に位置決めされるようになる。このように、回転収容体が簡単な構造で各トーチ構成部品を所定の位置に収容することができるようになり、さらに低コストな装置にすることができる。
第4の発明では、各切欠凹部を部品供給領域に移動させた状態において、トーチ本体から取り外したトーチ構成部品の回転把持体による把持状態を解除すると、回転把持体から落下するトーチ構成部品が各切欠凹部を通過して装置の外側に排出されるようになる。このように、使用済みになってトーチ本体から取り外したトーチ構成部品を回転収容体に留まらせることなく、効率良く装置の外側に排出することができる。
第5の発明では、回転収容体の回転動作により交換用のトーチ構成部品を部品供給領域に移動させた状態で第1シリンダの第1ロッド部を伸長させると、当該第1ロッド部がトーチ構成部品を部品交換領域側へと押圧するので、当該トーチ構成部品が部品供給領域から部品交換領域に到達するようになる。このように、回転収容体に収容された各トーチ構成部品を簡単な機構で順次部品交換領域へと運搬することができる。
第6の発明では、第2シリンダの第2ロッド部を収縮させると、付勢部材による付勢力によってスライド軸が一側にスライドした状態が維持されて係合爪が被係合爪から離間した状態になり、駆動モータが回転把持体のみを正逆回転させるようになる。したがって、回転収容体に収容されたトーチ構成部品を部品供給領域に位置決めした状態でトーチ本体にトーチ構成部品を取り付ける作業を行うことができる。一方、第2シリンダの第2ロッド部を付勢部材の付勢力に抗して伸長させた状態にすると、係合爪が被係合爪に係合して駆動モータが回転把持体だけでなく回転収容体も正逆回転させることが可能になるので、回転収容体に収容された各トーチ構成部品を部品供給領域へと移動させることができるようになる。このように、簡単な構造のクラッチ機構により回転収容体を回転可能状態と回転不能状態とに切り替えることができる。
本発明の実施形態に係る回転交換装置の斜視図である。 図1のII-II線における断面図である。 図2のIII-III線における断面図である。 クラッチ機構の一部の分解斜視図である。 図2のV-V線における断面図である。 ノズルをトーチ本体から取り外す直前の状態を示す図2相当図である。 図6のVII-VII線における断面図である。 図7の後、ノズルをトーチ本体から取り外している途中の状態を示す図である。 図8の後、ノズルをトーチ本体から取り外した直後の状態を示す図である。 図9の後、交換前のノズルを部品供給領域にセットした状態を示す図である。 図10の後、交換前のノズルを部品供給領域から部品交換領域へと運搬するとともにトーチ本体に取り付ける直前の状態を示す図である。 図11のXII-XII線における断面図である。 図12の後、ノズルをトーチ本体に取り付けている途中の状態を示す図である。 図13の後、ノズルをトーチ本体に取り付けた直後の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る回転交換装置1を示す。該回転交換装置1は、アーク溶接用の溶接トーチ10に取り付けられた円筒状をなす使用済みのノズル11(トーチ構成部品)を新しいものに交換するものである。
溶接トーチ10は、図2に示すように、略円柱状をなすトーチ本体10aを備え、該トーチ本体10aの先端には、ノズル11が取付取外可能に螺合連結されている。尚、トーチ本体10aの先端には、図示しないコンタクトチップも螺合連結されているが、便宜上、記載していない。
回転交換装置1は、内部に収容空間S1を有する側面視で略凸形状をなす本体ケース2と、該本体ケース2の上端から水平方向一側に延びる略長方形板状をなすノズル把持ユニット3と、本体ケース2の上半部分の外側に配置された平面視で環状をなす回転収容体4とを備えている。
本体ケース2は、筒中心線が上下に延びる円筒状をなす上側ケース2aと、該上側ケース2aの下側に連続して設けられ、且つ、上下に厚みを有する略円板形状をなす下側ケース2bとを備え、該下側ケース2bの外側面は、上側ケース2aの外側面よりも外側方に張り出した形状になっている。
下側ケース2bの上面におけるノズル把持ユニット3の水平方向一側領域に対応する部分には、下側ケース2bの内部に連通する連通孔2cが形成され、該連通孔2cの真上に部品供給領域V1と部品交換領域V2とが下から順に設定されている。
下側ケース2bの上面外周縁部における連通孔2cに対応する位置には、外側方に行くにつれて次第に下方に位置する傾斜スロープ2gが形成されている。
上側ケース2aの外側方における下側ケース2b寄りの位置には、上側ケース2a周りを環状に延びる板状の取付ブラケット2dが配設されている。
該取付ブラケット2dの連通孔2cに対応する位置には、上下に貫通する開口部2fが形成される一方、取付ブラケット2dにおける開口部2fの反対側の位置には、位置検出センサ2eが取り付けられている。
上側ケース2aの内側には、サーボ制御により正逆回転可能な駆動モータ5が配設されている。該駆動モータ5は、回転軸心C1が上下に延びる姿勢であり、駆動軸5aが上側ケース2aの上端開口部分から上方に飛び出す位置となっている。
一方、下側ケース2bの内側には、制御基板6aを備えた制御部6と、ノズル11を運搬可能な部品運搬機構7とが配設され、該部品運搬機構7は、連通孔2cに対応する位置に配設されている。
部品運搬機構7は、筒中心線が上下に延びる細長いエア式の第1シリンダ7aを備え、該第1シリンダ7aは、部品供給領域V1と部品交換領域V2との間を伸縮する第1ロッド部7bを有している。
該第1ロッド部7bの上端には、円筒状をなす押圧部材7cが取り付けられていて、該押圧部材7cは、開口部2fに位置している。
回転収容体4は、上下に延びる回転軸心C2を中心とした環状をなしており、上側ケース2aに回転自在に軸支されている。
回転収容体4は、平面視で環状をなすとともに外周縁部が平面視で波状に延びる第1環状プレート41、第2環状プレート42及び支持プレート43が回転軸心C2に沿って上方から順に所定の間隔をあけて並設されている。
第1環状プレート41には、外側方に開放する平面視で略矩形状をなす1つの第1切欠凹部41aと、ノズル11の外形に対応する複数の第1貫通孔41bとが形成され、該第1切欠凹部41a及び各第1貫通孔41bは、ノズル11が通過可能になっている。
第1切欠凹部41a及び各第1貫通孔41bは、回転軸心C2を中心とした周方向に等間隔に配置されている。
また、第1環状プレート41は、図5に示すように、多数の内歯41cが内周縁部に並設されている。
第2環状プレート42には、図1及び図2に示すように、外側方に開放する平面視で略矩形状をなす1つの第2切欠凹部42aと、ノズル11の外形に対応する複数の第2貫通孔42bとが形成され、該第2切欠凹部42a及び各第2貫通孔42bは、回転軸心C2を中心とした周方向に等間隔に配置されるとともに、隣り合う第1環状プレート41の第1切欠凹部41a及び各第1貫通孔41bにそれぞれ上下に対応する位置となっている。
支持プレート43上面の第2切欠凹部42aに対応する位置には、上面が外側方に行くにつれて次第に下方に位置するように傾斜するガイド部材43aが取り付けられている。
また、支持プレート43における第2環状プレート42の各第2貫通孔42bに対応する位置には、上下に貫通するとともに部品運搬機構7の押圧部材7cが通過可能な複数の支持孔43bが形成されている。
各支持孔43bの開口周縁部分は、ノズル11の先端開口周縁に対応する形状になっていて、第1環状プレート41及び第2環状プレート42においてそれぞれ対応する第1貫通孔41b及び第2貫通孔42bにノズル11を上から順に挿入すると、当該ノズル11の先端周縁部分が支持孔43bの開口周縁部分に接触してノズル11が支持プレート43に下方から支持されるとともに、挿入した第1貫通孔41b及び第2貫通孔42bによってノズル11が回転収容体4の周方向において位置決めされるようになっている。
すなわち、回転収容体4は、回転軸心C2を中心とした周方向に複数のノズル11を所定の間隔をあけて収容可能に構成されていて、回転軸心C2周りの正逆回転動作により各ノズル11を部品供給領域V1へと順次移動させることができるようになっている。また、回転収容体4は、回転軸心C2周りの正逆回転動作により第1切欠凹部41a及び第2切欠凹部42aを部品供給領域V1へと移動させることが可能になっている。
そして、図11に示すように、交換用のノズル11を部品供給領域V1に移動させた状態で部品運搬機構7における第1シリンダ7aの第1ロッド部7bを伸長させると、押圧部材7cは、支持孔43b及び第2貫通孔42bを順に通過しながらノズル11を部品交換領域V2側へと押圧して、ノズル11が部品供給領域V1から部品交換領域V2に到達するようになっている。このように、部品運搬機構7は、回転収容体4に収容された各ノズル11を簡単な機構で順次部品交換領域V2へと運搬することができる。
ノズル把持ユニット3の中央他端寄りの位置には、図2に示すように、当該ノズル把持ユニット3のフレーム部分にベアリングB1を介して軸支された平歯車である第1ギア31が、駆動モータ5の駆動軸5aに回転一体に取り付けられている。
ノズル把持ユニット3の他端側には、回転収容体4と駆動モータ5との間の回転の伝達と遮断とを行うクラッチ機構8が上側ケース2aの内側に臨むように配設されている。すなわち、駆動モータ5及びクラッチ機構8は、回転収容体4の内側領域に位置している。
クラッチ機構8は、図2及び図4に示すように、中心線が上下に延び、且つ、第1環状プレート41の各内歯41cに噛み合う平歯車である第2ギア81を備え、該第2ギア81の中央には、中心孔81aが形成されている。
第2ギア81の上面には、筒中心線が上下に延びるガイド筒82が中心孔81aを囲うように取り付けられている。
ガイド筒82の内側には、第2ギア81に対して回転一体に取り付けられたスライド軸83が上下にスライド可能に配設されている。
該スライド軸83上端の外周縁部には、上方に突出する3つの係合爪83aがスライド軸83の周方向に等間隔に設けられている。
ノズル把持ユニット3の他端側のフレーム部分には、平歯車である第3ギア84がベアリングB2を介して軸支され、第3ギア84の中央には、当該第3ギア84の回転軸心に沿って上下に延びる円筒軸部84aが設けられている。
該円筒軸部84aには、スライド軸83がスライド可能に、且つ、回転可能に嵌合している。
また、円筒軸部84aの上端縁部には、内側方に突出する3つの被係合爪84bが円筒軸部84aの周方向に等間隔に設けられ、スライド軸83が上側(他側)にスライドした際、各係合爪83aが各被係合爪84bの間にそれぞれ入り込んで係合し、第3ギア84とスライド軸83とが回転一体になるようになっている。
スライド軸83の上方には、図2に示すように、当該スライド軸83が下側(一側)にスライドするよう付勢するコイルバネ85(付勢部材)が設けられている。
第2ギア81の下方には、上下に伸縮する第2ロッド部86aを有する第2シリンダ86が配設されている。
該第2シリンダ86の第2ロッド部86aは、中心孔81a及びガイド筒82の内側に位置しており、伸長動作によりスライド軸83をコイルバネ85の付勢力に抗して上側にスライドさせるようになっている。
そして、スライド軸83をコイルバネ85の付勢力により下側に位置させた状態にすると、各係合爪83aと各被係合爪84bとが係合していない状態になるので、駆動モータ5を正逆回転駆動させると、第3ギア84がスライド軸83に対して相対回転して第2ギア81が回転せずに回転収容体4が回転停止した状態で維持されるようになっている。
一方、スライド軸83を上側にスライドさせると、各係合爪83aと各被係合爪84bとが係合する状態になるので、駆動モータ5を正逆回転駆動させると、第1ギア31、第3ギア84及び第2ギア81が順に回転して当該第2ギア81に噛み合う第1環状プレート41によって回転収容体4が正逆回転するようになっている。
ノズル把持ユニット3の一端側領域には、図2に示すように、回転把持体9が設けられ、該回転把持体9は、部品交換領域V2に位置している。
回転把持体9は、図2及び図3に示すように、上下方向に延びる回転軸心C3が部品交換領域V2の中央に設定された従動ギア91及び回転ディスク92を備え、従動ギア91は、ノズル把持ユニット3のフレーム部分にベアリングB3を介して軸支されている。
従動ギア91及び回転ディスク92は、ベアリングB4を介して回転軸心C3を中心として互いに相対回転可能に構成されている。
従動ギア91は、駆動モータ5が正転すると、図8に示すように、第1ギア31を介して逆転(X1方向に回転)する一方、駆動モータ5が逆転すると、図13に示すように、第1ギア31を介して正転(X2方向に回転)するようになっている。
従動ギア91は、図2及び図3に示すように、略リング形状をなしていて、その内周面には、当該従動ギア91の内側面に開口する凹状をなす4つの嵌合部91aが回転軸心C3を中心とした周方向に等間隔に設けられている。
回転ディスク92は、従動ギア91の上側と内側とにそれぞれ位置する円盤状をなす上側ディスク92a及び下側ディスク92bを備えている。
上側ディスク92aは、略円板形状をなし、その中央には、部品交換領域V2に対応する円形状の上側ノズル通過孔92cが形成されている。
一方、下側ディスク92bの中央には、部品交換領域V2に対応する円形状の下側ノズル連通孔92dが形成されている。
上側ディスク92aと従動ギア91との間には、当該上側ディスク92aと従動ギア91との間の抵抗値を高める板バネ(図示せず)が配置されている。
従動ギア91の内方で、且つ、上側ディスク92a及び下側ディスク92bの間には、平面視で略矢印形状をなす4つの把持体93が配設され、各把持体93は、各各嵌合部91aにそれぞれ対応する位置に設けられている。
各把持体93の略中央には、挿通孔93aが形成され、当該挿通孔93aには、回転軸心C3と同方向に延びる回動軸93bが挿通されている。
回動軸93bの各端部は、上側ディスク92aと下側ディスク92bとにそれぞれ固定され、把持体93は、回動軸93b周りに回動可能に回転ディスク92に軸支されている。
把持体93の先端には、一対の爪部93cが部品交換領域V2側に向けて突設され、該各爪部93cは、回転軸心C3を中心とした周方向に離間している。
一方、把持体93の基端側中央には、部品交換領域V2の反対側に突出する突起形状の基部93dが設けられ、該基部93dは、対応する各嵌合部91aに遊嵌している。
そして、図7及び図8に示すように、トーチ本体10aに取り付けられたノズル11が部品交換領域V2に配置された状態で駆動モータ5を正転させると、従動ギア91が回転ディスク92に対して一方側(X1方向)に相対的に回転し、それに連動する各嵌合部91aの基部93dへの一方側への押圧動作で把持体93が一方側(Z1方向)に回動して一方の爪部93cが部品交換領域V2に前進してノズル11を把持するようになっている。
すなわち、回転把持体9は、部品交換領域V2においてノズル11をその中心軸を中心として逆転して把持可能になっている。
また、各把持体93の一方の爪部93cでノズル11を把持する状態において駆動モータ5をさらに正転させながらトーチ本体10aを上昇させると、ノズル11がトーチ本体10aから螺退して取り外されるようになっている。
さらに、ノズル11をトーチ本体10aから取り外した後、駆動モータ5を逆転させると、従動ギア91が回転ディスク92に対して他方側(X2方向)に相対的に回転し、それに連動する各嵌合部91aの基部93dへの他方側への押圧動作で把持体93が他方側(Z2方向)に回動して一方の爪部93cが部品交換領域V2から後退して各把持体93によるノズル11の把持状態が解除されるようになっている。
各把持体93による把持状態が解除されたノズル11は、部品交換領域V2から落下して回転交換装置1の外側に排出されるようになっている。
一方、図12及び図13に示すように、部品運搬機構7によりノズル11が部品供給領域V1から上方に押し上げられて部品交換領域V2に配置された状態において駆動モータ5を逆転させると、従動ギア91が回転ディスク92に対して他方側(X2方向)に相対的に回転し、それに連動する各嵌合部91aの基部93dへの他方側への押圧動作で把持体93が他方側に回動して他方の爪部93cが部品交換領域V2に前進してノズル11を把持するようになっている。
すなわち、回転把持体9は、部品交換領域V2においてノズル11をその中心軸を中心として正転して把持可能になっている。
また、各把持体93の他方の爪部93cでノズル11を把持する状態においてトーチ本体10aを部品交換領域V2に接近させてノズル11にあてがうとともに駆動モータ5をさらに逆転させると、ノズル11がトーチ本体10aに螺合連結するようになっている。
さらに、ノズル11をトーチ本体10aに取り付けた後、各把持体93の他方の爪部93cでノズル11を把持する状態で駆動モータ5を正転させると、従動ギア91が回転ディスク92に対して一方側(X1方向)に相対的に回転し、それに連動する各嵌合部91aの基部93dへの一方側への押圧動作で把持体93が一方側に回動して他方の爪部93cが部品交換領域V2から後退して各把持体93によるノズル11の把持状態を解除するようになっている。
次に、回転交換装置1を用いたノズル11の交換作業について詳述する。
まず、図6及び図7に示すように、トーチ本体10aに取り付けられた状態の使用済みノズル11を移動させて回転把持体9の部品交換領域V2に上方から配置する。このとき、回転収容体4は、第1切欠凹部41a及び第2切欠凹部42aが部品交換領域V2に位置する基準位置P1となっている。また、第2シリンダ86の第2ロッド部86aは、収縮した状態になっていて、スライド軸83の各係合爪83aは、第3ギア84の各被係合爪84bに係合していない状態になっている。さらに、従動ギア91を回転ディスク92に対して他方側(X2方向)に相対的に回転させた状態にしておく。
トーチ本体10aに取り付けられた使用済みノズル11が部品交換領域V2に配置されると、駆動モータ5が正転して従動ギア91が回転ディスク92に対して一方側(X1方向)に相対的に回転する。すると、図8に示すように、従動ギア91の回転ディスク92に対する一方側への相対的な回転に連動して各嵌合部91aが基部93dを一方側に押圧し、その押圧動作で把持体93が一方側(Z1方向)に回動して一方の爪部93cが部品交換領域V2に前進してノズル11を把持する。
各把持体93がノズル11を把持すると、さらに、駆動モータ5が正転する。すると、ノズル11が一方側に回転してトーチ本体10aから取り外される。
しかる後、駆動モータ5を逆転させることにより、従動ギア91を回転ディスク92に対して他方側に相対的に回転させる。すると、従動ギア91の回転ディスク92に対する他方側への相対的な回転に連動して各嵌合部91aが基部93dを他方側に押圧し、その押圧動作で把持体93が他方側に回動して一方の爪部93cが部品交換領域V2から後退する。そして、各把持体93によるノズル11の把持状態が解除されてノズル11が部品交換領域V2から落下する。
落下した使用済みのノズル11は、図9に示すように、第1切欠凹部41a及び第2切欠凹部42aを通過した後、ガイド部材43aによって斜め下方に案内されて回転交換装置1の外側に排出される。
次に、図10に示すように、第2シリンダ86の第2ロッド部86aを伸長させる。すると、コイルバネ85の付勢力に抗してスライド軸83が上方にスライドして各係合爪83aが第3ギア84の各被係合爪84bに係合する。
しかる後、駆動モータ5が正転する。すると、第1ギア31に噛み合って逆転する第3ギア84とスライド軸83とが一体に回転して第2ギア81が逆転し、それに伴って回転収容体4が逆転する。
回転収容体4の逆転動作により、次に交換するノズル11が部品供給領域V1に到達すると、回転収容体4の逆転動作が停止する。その後、第2シリンダ86の第2ロッド部86aを収縮させる。すると、コイルバネ85の付勢力により、スライド軸83が下方にスライドして各被係合爪84bから各係合爪83aが外れる。
そして、部品運搬機構7の第1シリンダ7aを作動させて第1ロッド部7bを伸長させる。すると、図11に示すように、第1ロッド部7bが支持孔43b及び第2貫通孔42bを通過しながら部品供給領域V1に位置するノズル11を下方から押し上げる。すると、ノズル11が第1貫通孔41b及び第2貫通孔42bに案内されながら部品交換領域V2に到達する。このとき、従動ギア91を回転ディスク92に対して一方側(X1方向)に相対的に回転させた状態にしておく。
しかる後、トーチ本体10aを下方に移動させてノズル11に接触させた後、駆動モータ5が逆転して従動ギア91が回転ディスク92に対して他方側(X2方向)に相対的に回転する。すると、図12及び図13に示すように、従動ギア91の回転ディスク92に対する他方側への相対的な回転に連動して各嵌合部91aが基部93dを他方側に押圧し、その押圧動作で把持体93が他方側(Z2方向)に回動して他方の爪部93cが部品交換領域V2に前進してノズル11を把持する。
各把持体93によりノズル11を把持すると、さらに、駆動モータ5を逆転させる。すると、ノズル11が他方側に回転してトーチ本体10aに螺合連結される。
しかる後、駆動モータ5を正転させることにより、従動ギア91を回転ディスク92に対して一方側に相対的に回転させる。すると、従動ギア91の回転ディスク92に対する一方側への相対的な回転に連動して各嵌合部91aが基部93dを一方側に押圧し、その押圧動作で把持体93が一方側に回動して他方の爪部93cが部品交換領域V2から後退してノズル11が各把持体93から解放される。
そして、図14に示すように、トーチ本体10aが上方に移動して当該トーチ本体10aに螺合連結されたノズル11が部品交換領域V2から退避する。
その後、第2シリンダ86の第2ロッド部86aを伸長させる。すると、コイルバネ85の付勢力に抗してスライド軸83が上方にスライドして各係合爪83aが第3ギア84の各被係合爪84bに係合する。
しかる後、駆動モータ5が逆転する。すると、第1ギア31に噛み合って正転する第3ギア84とスライド軸83とが一体に回転して第2ギア81が正転し、それに伴って回転収容体4が正転する。
回転収容体4の正転動作により、第1切欠凹部41a及び第2切欠凹部42aが部品交換領域V2に到達すると、回転収容体4の正転動作が停止してノズル11の交換作業が終了する。
以上より、本発明の実施形態によると、回転把持体9の部品交換領域V2においてトーチ本体10aに螺合連結されたノズル11を回転把持体9により把持するとともに駆動モータ5を駆動させて回転把持体9を逆転させると、トーチ本体10aからノズル11を取り外すことができる。一方、クラッチ機構8により回転収容体4と駆動モータ5との間において回転の伝達を行う状態にして駆動モータ5を駆動させると、回転収容体4が回転して交換用のノズル11が部品供給領域V1へと移動するようになる。その状態で、部品運搬機構7によりノズル11を部品供給領域V1から部品交換領域V2へと運搬するとともに、当該部品交換領域V2にトーチ本体10aを接近させた状態においてノズル11を回転把持体9で把持し且つ駆動モータ5を駆動させて回転把持体9を正転させると、トーチ本体10aにノズル11が取り付けられる。このように、ノズル11の交換作業に1つの駆動モータ5しか使用しないので、駆動モータ5が占有するスペースが少なくなって設備全体をコンパクトにすることができる。また、特許文献1の如き構造に比べて部品点数を減らすことができるので、部品コストを低く抑えることができる。さらには、駆動モータ5と回転把持体9との連係にクラッチ機構8を用いているので、駆動モータ5と回転把持体9との連係時において大きな負荷が掛かるのを防ぐことができ、ノズル11の交換作業を行う回転把持体9や駆動モータ5周りの変形や破損を防ぐことができる。
また、駆動モータ5とクラッチ機構8とがデッドスペースである回転収容体4の内側領域に配置されるので、回転交換装置1全体をさらにコンパクトにすることができる。
また、回転収容体4の上下に対応する第1貫通孔41b及び第2貫通孔42bにノズル11を上から順に挿入すると、当該ノズル11が支持プレート43に支持されるとともに挿入した第1貫通孔41b及び第2貫通孔42bによって回転収容体4の周方向に位置決めされるようになる。このように、回転収容体4が簡単な構造で各ノズル11を所定の位置に収容することができるようになり、さらに低コストな回転交換装置1にすることができる。
また、第1切欠凹部41a及び第2切欠凹部42aを部品供給領域V1に移動させた状態において、トーチ本体10aから取り外したノズル11の回転把持体9による把持状態を解除すると、回転把持体9から落下するノズル11が第1切欠凹部41a及び第2切欠凹部42aを通過して回転交換装置1の外側に排出されるようになる。このように、使用済みになってトーチ本体10aから取り外したノズル11を回転収容体4に留まらせることなく、効率良く回転交換装置1の外側に排出することができる。
また、クラッチ機構8において、第2シリンダ86の第2ロッド部86aを収縮させると、コイルバネ85による付勢力によってスライド軸83が下側にスライドした状態が維持されて各係合爪83aが各被係合爪84bから離間した状態になり、駆動モータ5が回転把持体9のみを正逆回転させるようになる。したがって、回転収容体4に収容されたノズル11を部品供給領域V1に位置決めした状態でトーチ本体10aにノズル11を取り付ける作業を行うことができる。一方、第2シリンダ86の第2ロッド部86aをコイルバネ85の付勢力に抗して伸長させた状態にすると、各係合爪83aが各被係合爪84bに係合して駆動モータ5が回転把持体9だけでなく回転収容体4も正逆回転させることが可能になるので、回転収容体4に収容された各ノズル11を部品供給領域V1へと移動させることができるようになる。このように、簡単な構造のクラッチ機構8により回転収容体4を回転可能状態と回転不能状態とに切り替えることができる。
尚、本発明の実施形態における回転交換装置1は、トーチ本体10aに対してノズル11の交換をするためのものであるが、これに限らず、例えば、トーチ本体10aに取り付けられたトーチ構成部品であるコンタクトチップをその中心軸周りの回転動作によって交換するような装置にすることもできる。
また、本発明の実施形態では、クラッチ機構8においてスライド軸83に対して付勢力を発生させる付勢部材としてコイルバネ85を用いたが、その他の付勢部材であってもよく、例えば、ゴム部材やシリンダ等であってもよい。
また、本発明の実施形態における回転交換装置1は、駆動モータ5の回転軸心C1、回転収容体4の回転軸心C2及び回転把持体9の回転軸心C3が上下に延びる姿勢となっているが、これに限らず、回転軸心C1~C3が傾く姿勢であってもよい。
また、本発明の実施形態では、回転収容体4において2つの第1環状プレート41及び第2環状プレート42により各ノズル11の位置決めを行っているが、これに限らず、3つ以上の環状プレートで各ノズル11の位置決めを行うようにしてもよい。
本発明は、例えば、アーク溶接に用いる溶接トーチのトーチ本体の先端に螺合連結されたノズルやコンタクトチップ等のトーチ構成部品を交換する回転交換装置に適している。
1 回転交換装置
4 回転収容体
5 駆動モータ
7 部品運搬機構
7a 第1シリンダ
7b 第1ロッド部
8 クラッチ機構
9 回転把持体
10 溶接トーチ
10a トーチ本体
11 ノズル(トーチ構成部品)
31 第1ギア
41 第1環状プレート
41a 第1切欠凹部
41b 第1貫通孔
42 第2環状プレート
42a 第2切欠凹部
42b 第2貫通孔
43 支持プレート
81 第2ギア
83 スライド軸
83a 係合爪
84 第3ギア
84b 被係合爪
85 コイルバネ(付勢部材)
86 第2シリンダ
86a 第2ロッド部
C1~C3 回転軸心
V1 部品供給領域
V2 部品交換領域

Claims (6)

  1. 溶接トーチのトーチ本体に対してトーチ構成部品を正転させて取り付けるか、或いは、逆転させて取り外すよう構成された回転交換装置であって、
    部品交換領域において前記トーチ構成部品をその中心軸を中心として正逆回転可能に把持可能な回転把持体と、
    回転軸心を中心とした周方向に複数の前記トーチ構成部品を所定の間隔をあけて収容可能に構成され、前記回転軸心周りの回転動作により前記各トーチ構成部品を部品供給領域へと順次移動させる回転収容体と、
    前記トーチ構成部品を前記部品供給領域から前記部品交換領域へと運搬する部品運搬機構と、
    前記回転把持体を正逆回転駆動させる駆動モータと、
    前記回転収容体と前記駆動モータとの間の回転の伝達と遮断とを行うクラッチ機構とを備えていることを特徴とする回転交換装置。
  2. 請求項1に記載の回転交換装置において、
    前記回転収容体は、前記回転軸心を中心とした環状をなしており、その内側領域に前記駆動モータと前記クラッチ機構とが配設されていることを特徴とする回転交換装置。
  3. 請求項2に記載の回転交換装置において、
    前記回転収容体は、前記回転軸心が上下に延びる姿勢となっており、前記各トーチ構成部品を支持可能な支持プレートと、該支持プレートの上方に配設され、前記回転軸心に沿って並設された複数の環状プレートとを備え、
    前記各環状プレートには、前記トーチ構成部品の外形に対応する貫通孔が前記回転軸心を中心とした周方向に所定の間隔をあけて複数形成され、
    前記環状プレートの各貫通孔は、隣り合う前記環状プレートの各貫通孔と上下に対応する位置となっていることを特徴とする回転交換装置。
  4. 請求項3に記載の回転交換装置において、
    前記環状プレートには、外側方に開放するとともに前記トーチ構成部品が通過可能な切欠凹部が形成され、
    該切欠凹部は、隣り合う前記環状プレートの切欠凹部と上下に対応する位置となっており、前記回転収容体の回転動作により、前記部品供給領域へと移動可能に構成されていることを特徴とする回転交換装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の回転交換装置において、
    前記部品運搬機構は、前記部品供給領域と前記部品交換領域との間を伸縮する第1ロッド部を有する第1シリンダを備え、前記第1ロッド部の伸長動作により当該第1ロッド部が前記トーチ構成部品を前記部品供給領域から前記部品交換領域へと押圧して移動させるよう構成されていることを特徴とする回転交換装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の回転交換装置において、
    前記駆動モータには、第1ギアが回転一体に取り付けられ、
    前記クラッチ機構は、前記回転収容体を回転駆動させる第2ギアと、該第2ギアに回転一体に取り付けられるとともに当該第2ギアの中心線に沿ってスライド可能に構成されたスライド軸と、前記第1ギアに噛み合う第3ギアと、前記スライド軸を一側にスライドするよう付勢する付勢部材と、第2ロッド部の伸長動作により前記スライド軸を前記付勢部材の付勢力に抗して他側にスライドさせる第2シリンダとを備え、
    前記スライド軸には、係合爪が設けられ、
    前記第3ギアには、前記スライド軸が他側にスライドした際に前記係合爪が係合する被係合爪が設けられていることを特徴とする回転交換装置。
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