JPH05285766A - 工作機械の自動工具交換装置 - Google Patents

工作機械の自動工具交換装置

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JPH05285766A
JPH05285766A JP9445392A JP9445392A JPH05285766A JP H05285766 A JPH05285766 A JP H05285766A JP 9445392 A JP9445392 A JP 9445392A JP 9445392 A JP9445392 A JP 9445392A JP H05285766 A JPH05285766 A JP H05285766A
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JP
Japan
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tool
clamp
machine
automatic
hand
Prior art date
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Pending
Application number
JP9445392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Sekiguchi
久夫 関口
Mitsuji Kukida
充至 久木田
Kazunari Kashiwagi
一成 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械の外部の独立した装置であって、所
定プログラムに従って工具の自動交換を容易かつ正確に
実施可能な自動工具交換装置を提供する。 【構成】 この自動工具交換装置の工具搬送装置10
は、6軸関節ロボット12と、ロボット12の手首部1
4に装着される工具交換ハンド16とからなる。工具交
換ハンド16は、工具Tを握持するグリッパ18と、工
具クランプ装置のクランプ作動手段を駆動する六角レン
チ20とを具備する。グリッパ18は、グリッパ18と
六角レンチ20との間の軸線方向への相対変位を吸収す
る板ばねを介して、基板24上の対向位置に各々固定さ
れる。六角レンチ20は、カップリング34を介してエ
アロータリアクチュエータ36上の対向位置に各々回転
可能に連結される。六角レンチ20及びエアロータリア
クチュエータ36はグリッパ18の延出方向に直線移動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械の自動工具交換
装置に関し、特に、工具を着脱自在に支持する支持部を
備えて工作機械の工具保持部に配設される工具クランプ
装置と、工作機械外部の工具貯蔵部と工具クランプ装置
との間で工具を搬送する工具搬送装置とを具備した工具
交換装置において、工具搬送装置を多機能化して、工具
交換に要する工具の搬送動作と工具クランプ装置のクラ
ンプ動作とを、工具搬送装置が所定のプログラムに従っ
て自動遂行できるようにした工作機械の自動工具交換装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械、特にタレット旋盤やマシニン
グセンタ等の自動工作機械において、連続無人加工運転
を実施しようとする際に自動工具交換装置を備えること
は不可欠な要件である。自動工具交換装置では、工作機
械の工具保持部に配設されて工具を着脱自在に掛止する
工具クランプ装置と、工作機械外部の工具貯蔵部と工具
クランプ装置との間で工具を搬送する工具搬送装置と
を、所定のプログラムに従い正確に制御して、工具交換
に要する工具の搬送動作と工具クランプ装置のクランプ
動作とを所定順序で確実に自動遂行させる必要がある。
工作機械の工具保持部に設けられる工具クランプ装置
は、一般に、工具を着脱自在に掛止するための所定動作
(例えば複数のセグメントによる把持動作)を手動又は
自動で遂行するクランプ機構を備える。クランプ機構を
自動的に動作させるためには、通常は工作機械側にクラ
ンプ機構の駆動装置が設けられ、この駆動装置を外部の
工具搬送装置と協働作用させて自動工具交換を行ってい
る。したがって、工作機械側に工具クランプ装置のクラ
ンプ機構の駆動装置を持たない場合は、クランプ機構を
手動操作して工具クランプ装置への工具の着脱を行う。
【0003】このような手動操作を前提とした工具クラ
ンプ装置は、例えば、サンドビック社製のコロマントキ
ャプト(COROMANT CAPTO)システムにお
いて使用されている。このシステムにおける工具クラン
プ装置を、図3及び図4を参照して説明する。この工具
クランプ装置42は、工作機械の工具保持部に固定配置
される基台44を備え、基台44の上部には、工具T
(図3(a)参照)の基部に略円錐台状に突設された取
着凸部T1を受容する支持凹部46を備える。支持凹部
46は、基台44の上面から鉛直方向へ凹設され、工具
Tの取着凸部T1の外面に密着可能な傾斜支持面48を
有する。工具Tの取着凸部T1は軸線方向へ凹設された
ボアT2を有し、ボアT2の内周面に溝T3が形成され
る。工具クランプ装置42の支持凹部46には、工具T
の取着凸部T1のボアT2内周面の溝T3に係合可能な
突起50を先端に有した複数の可動クランプ部材52が
配置される。これら複数の可動クランプ部材52は、先
端部を工具Tの取着凸部T1のボアT2内へ突出させる
作動ロッド54の縮径部54aの周囲に配置され、枢支
板55によって突起50の反対側の端部にて支持凹部4
6内の所定位置に枢支される。この枢支により各可動ク
ランプ部材52は、工作機械の加工作動時に工具Tを所
定位置に固定する固定位置と工具交換時に工具Tを解放
する解放位置との間で移動可能となっている。また、こ
れらの可動クランプ部材52を包囲して、各可動クラン
プ部材52の内面と作動ロッド54の縮径部54aの外
面とを接触状態に保持する弾性リング56が配置され
る。作動ロッド54は、工具クランプ装置42の支持凹
部46に連続して基台44に凹設された収容部58内
に、軸線方向へ摺動可能に配置され、可動クランプ部材
52を固定位置と解放位置との間で移動させるクランプ
作動手段として作用する。作動ロッド54の先端部は、
複数の可動クランプ部材52の先端に当接するテーパ面
54cを有して拡径される。したがって、作動ロッド5
4が突出位置にあり、各可動クランプ部材52の内面と
作動ロッド54の縮径部54aの外面とが接触している
ときには、各可動クランプ部材52の先端の突起50は
工具Tの取着凸部T1のボアT2内周面の溝T3に係合
せず、工具Tは解放状態に置かれる(図4(b)参
照)。この状態から作動ロッド54を引込み位置へ摺動
させると、各可動クランプ部材52の先端が作動ロッド
54の先端部のテーパ面54cによって外方へ押し拡げ
られ、突起50が工具Tの溝T3に係合して工具Tを引
込み、工具Tの取着凸部T1の外面と工具クランプ装置
42の支持凹部46の傾斜支持面48とが密着して工具
Tを固定する(図4(a)参照)。このような作動ロッ
ド54の摺動動作は、作動ロッド54を軸線に直交する
方向へ貫通する貫通孔54d内に挿入された偏心カム6
0によって得られる。偏心カム60は、工具クランプ装
置42の基台44の側面から凹設したカム支持孔62に
回動可能に収容され、カム支持孔62の開口部62a
に、六角穴60aを有した端面を露出させるとともに、
カム面60bを作動ロッド54の貫通孔54dの上下い
ずれかの壁面に当接させる。作業者は、この六角穴60
aへ六角レンチ(図示せず)を挿入して手動で偏心カム
60を回動させ、それにより作動ロッド54を軸線方向
へ交互的に移動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば上記のような直
線動作する作動ロッドを備えた工具クランプ装置を使用
して、工具の自動交換を行う場合は、工作機械側に作動
ロッドの駆動装置を組込み、この駆動装置と外部の工具
搬送装置とを所定プログラムに従って制御して、工具交
換作業を遂行させていた。工作機械側に作動ロッドの駆
動装置を備えない場合は、工作機械の外部に別体の駆動
装置を設置する必要があるが、設置空間を要する課題
や、独立した装置である駆動装置と工具搬送装置とを正
確に制御する課題が残されている。しかしながら、上記
のような手動操作を前提とした工具クランプ装置を、工
作機械の外部に独立した作動ロッドの駆動装置を設置し
て自動化することは、使用者側で選択的に実施できる付
加要素であるとともに、コスト面でも工作機械側に新た
に駆動装置を設けるよりも有利であるので、そのような
外部の駆動装置の開発に対する要求が高まっている。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めに鋭意、工夫改善を施したものであり、その目的は、
工作機械側に工具クランプ装置のクランプ機構の駆動装
置を備えない場合でも、所定プログラムに従う制御の下
で工具の自動交換を容易かつ正確に実施可能なように、
工具クランプ装置の駆動装置と工具搬送装置とを工作機
械の外部に備えた自動工具交換装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、従来、工具や工作物を自動搬送するため
に工作機械の外部に工具搬送装置として配置されるロボ
ット装置に、工具の搬送動作と工具クランプ装置のクラ
ンプ機構の駆動動作とを所定のプログラムに従って実施
可能な多機能のハンドを装着することによって、正確か
つ容易に制御できる自動工具交換装置を構成するもので
ある。
【0007】したがって、本発明が提供する工作機械の
自動工具交換装置は、工具を着脱自在に支持する支持部
と、工作機械の加工作動時に支持部へ工具を固定する固
定位置と工具交換時に支持部から工具を解放する解放位
置との間で移動可能なクランプ部材と、所定動作の遂行
によりクランプ部材を固定位置と解放位置との間で移動
させるクランプ作動手段とを具備して、工作機械の工具
保持部に配設される工具クランプ装置と、工作機械外部
の工具貯蔵部と工具クランプ装置との間で工具を搬送す
る工具搬送装置とを具備した自動工具交換装置におい
て、上記工具搬送装置が、工具を握持するグリップ部、
及び上記工具クランプ装置のクランプ作動手段に上記所
定動作を遂行させる駆動部を備えた工具交換ハンドと、
この工具交換ハンドを装着し、所定のプログラムに従っ
て工具交換ハンドのグリップ部と駆動部とを操作して、
上記工具クランプ装置の支持部への工具の固定及び解
放、並びに上記工具クランプ装置と上記工具貯蔵部との
間での工具の搬送を自動遂行可能なロボット装置とを具
備したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】工具搬送装置のロボット装置に装着した工具交
換ハンドは、所定プログラムに従ってグリップ部と駆動
部とを作動して、工具クランプ装置に対する工具の固定
及び解放を遂行する。工具クランプ装置への工具供給時
には、ロボット装置の工具交換ハンドが、工作機械外部
の工具貯蔵部から所望の工具を取り出し、グリップ部に
握持した状態で工具クランプ装置へ搬送する。さらに工
具交換ハンドは、工具をグリップ部に握持したまま工具
クランプ装置の支持部へ配置させ、その状態で、駆動部
によって工具クランプ装置のクランプ作動手段を駆動す
る。それによりクランプ作動手段はクランプ部材を作動
するための所定動作を遂行し、クランプ部材を解放位置
から固定位置へ移動させて工具を固定する。工具クラン
プ装置からの工具抜脱時には、工具交換ハンドは、工具
をグリップ部に握持して、駆動部によって再び工具クラ
ンプ装置のクランプ作動手段を駆動し、クランプ部材を
固定位置から解放位置へ移動させて工具を解放する。以
上の作用は、全てロボット装置の制御によって遂行され
る。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明をその実
施例に基づきさらに詳細に説明する。図1は、本発明の
実施例による自動工具交換装置の工具搬送装置の斜視
図、図2は、図1の工具搬送装置に使用されるハンドの
分解斜視図、図3は、本発明の実施例による自動工具交
換装置に適用可能な従来の工具クランプ装置の部分断面
側面図及び正面図、図4は、図3の工具クランプ装置の
作動説明図、図5は、本発明の実施例による自動工具交
換装置を使用した工作機械の平面図である。
【0010】図1を参照すると、本発明の実施例による
自動工具交換装置の工具搬送装置10は、一般的な6軸
関節ロボット12と、ロボット12の手首部14に装着
される工具交換ハンド16とからなる。6軸関節ロボッ
ト12は、工作機械の外部に設置されて、後述するよう
に自動工具交換の他に工作物の供給やチャック交換等の
作業を、所定のプログラムに従って実施することができ
る。
【0011】工具交換ハンド16は、図2に詳細に示す
ように、工具Tを握持するグリッパ18を備えたグリッ
プ部と、前述の工具クランプ装置42の作動ロッド54
(図3参照)を駆動する六角レンチ20を備えた駆動部
とを具備する。グリッパ18は、工具交換ハンド16の
回転軸線Rに関して回転角180゜の2位置にそれぞれ
配置され、板ばね22を介して基板24上の対向位置に
各々固定される。各グリッパ18は、略平行に延出する
2本の指26と、これらの指26の間に引込み可能に突
出する複数の爪28とを備える。基板24は、フランジ
30を介してロボット12の手首部14へ連結される。
各グリッパ18を基板24へ連結する一対の板ばね22
は、後述する工具交換動作時に外力によって撓曲して、
グリッパ18と六角レンチ20及びグリッパ18とロボ
ット12の手首部14との間の軸線方向への相対変位を
吸収する。
【0012】基板24の、ハンド16の先端側すなわち
フランジ30の反対側の面には、一対のグリッパ18の
各指26の延出方向に平行に六角レンチ20を直線移動
させるエアリニアアクチュエータ32が固定される。六
角レンチ20は、一対のグリッパ18の各々に対して軸
線方向へ重畳する2位置にそれぞれ配置され、カップリ
ング34を介してエアロータリアクチュエータ36上の
対向位置に各々回転可能に連結される。エアロータリア
クチュエータ36は、連結部材38を介してエアリニア
アクチュエータ32の直動ロッド32aに連結されると
ともに、エアリニアアクチュエータ32の両側で基板2
4上に設置されたガイド部材40の摺動ブロック40a
に固定され、エアリニアアクチュエータ32の作動によ
って一対の六角レンチ20と共にグリッパ18の延出方
向に直線移動する。各六角レンチ20をエアロータリア
クチュエータ36へ連結する一対のカップリング34
は、後述する工具交換時に六角レンチ20を工具クラン
プ装置42の偏心カム60の六角穴60aへ挿入する際
に、レンチ20と穴60aとの軸線ずれを補正すること
ができる。
【0013】上記の工具交換ハンド16は、ロボット1
2の操作によって前述の構成を有する従来の工具クラン
プ装置42(図3参照)に対し作用して、独立した六角
レンチ(図示せず)を使用した手作業による工具交換に
代わって、ロボット12による自動工具交換を遂行する
ものである。工具クランプ装置42については重複する
説明を避けるが、自動工具交換装置としての適用に関連
して補足説明する。工具クランプ装置42は、基台44
の上面から凹設した支持凹部46と側面から凹設したカ
ム支持孔62とを、基台44内部で直交配置する。工具
Tは、その基部に突出形成した取着凸部T1の根元部分
に、工具交換ハンド16のグリッパ18が握持する握持
部T4を有する。握持部T4には、取着凸部T1の突出
方向に直交して延びる複数のスロットT5が形成され、
これらのスロットT5に、工具交換ハンド16のグリッ
パ18の複数の爪28が嵌合する。したがって、工具T
を工具クランプ装置42に取着したとき、工具Tの握持
部T4のスロットT5と偏心カム60の六角穴60aと
が相互に平行に延びることとなり、故に上述のように、
工具交換ハンド16の六角レンチ20は、グリッパ18
の延出方向に平行に延設され、かつ工具クランプ装置4
2の支持凹部46に工具Tの取着凸部T1を挿入及び抜
脱する際の障害とならないよう直線移動することが必要
となる。
【0014】上記構成を有する自動工具交換装置の工具
交換作用を、図5に示すタレット旋盤64への適用例に
従って以下に説明する。タレット旋盤64は、機台66
上に、工作物Wを支持する主軸68と、複数の工具Tを
保持する工具保持部であるタレット70とを配置する。
タレット70は、多角形状の外周部に複数の工具クラン
プ装置42を備え、各工具クランプ装置42のそれぞれ
に工具Tが固定されている。工具搬送装置10の6軸関
節ロボット12は、タレット旋盤64の外部の所定位置
に設置される。また、タレット旋盤64の外部には、複
数の工具Tを収容した工具貯蔵部72、複数のチャック
Cを収容したチャックマガジン74、並びに複数の工作
物Wを収容した工作物棚76が、適宜位置に配置され
る。
【0015】工具交換時に、ロボット12の工具交換ハ
ンド16は、工具貯蔵部72から選択された新たな工具
T′を、一方のグリッパ18の2本の指26によって握
持する。このとき、図示しないアクチュエータの作用に
より各指26の爪28が開閉して、工具T′の握持部T
4のスロットT5に嵌合する。タレット旋盤64のタレ
ット70は、交換すべき工具Tを固定した工具クランプ
装置42を、工具交換に適した位置(工具交換ハンド1
6の接近し易い位置)に割出し回転して配置する。次い
でロボット12の動作により、工具交換ハンド16をタ
レット70上の交換すべき工具Tへ接近させ、空いてい
る他方のグリッパ18の2本の指26を、同様に爪28
の作用によって工具Tの握持部T4に係合させる。この
状態で、工具交換ハンド16の六角レンチ20と工具ク
ランプ装置42の偏心カム60の六角穴60aとは、同
一直線上に整列配置される。したがって次に、工具交換
ハンド16のエアリニアアクチュエータ32の作動によ
り、六角レンチ20を六角穴60a方向へ直線移動させ
ると、六角レンチ20が六角穴60a内へ同心状に進入
する。ここでエアロータリアクチュエータ36を作動し
て、六角レンチ20を僅かに回転させると、六角レンチ
20と六角穴60aとの各面が整合して挿入が完了す
る。さらに六角レンチ20を回転し、偏心カム60を回
動させることにより、工具クランプ装置42の作動ロッ
ド54を、引込み位置(図4(a))から突出位置(図
4(b))へ摺動させる。これに伴い、前述のように可
動クランプ部材52が固定位置から解放位置へと移動し
て、可動クランプ部材52の先端の突起50と工具Tの
取着凸部T1のボアT2内周面の溝T3との係合が加除
され、工具Tが解放される。このとき同時に、工具Tは
図示のように工具クランプ装置42の上面から僅かに
(約1〜2mm)持ち上げられ、したがってグリッパ18
と六角レンチ20との間に軸線方向への相対変位が生じ
るが、上述のようにこの変位は、各グリッパ18を基板
24へ連結する一対の板ばね22の撓曲によって吸収さ
れる。次いで、工具交換ハンド16のエアリニアアクチ
ュエータ32の復動操作により、六角レンチ20を六角
穴60aから引抜き、さらにロボット12の作動によ
り、工具Tを工具クランプ装置42の支持凹部46から
抜脱する。その後、ロボット12の作動により工具交換
ハンド16を180゜回転し、新たな工具T′を工具ク
ランプ装置42に対向させる。そして上記の逆工程によ
って、工具Tを抜脱した工具クランプ装置42の支持凹
部46へ新たな工具T′を固定する。最後に、グリッパ
18の各指26の爪28を解放し、ロボット12の作動
によりグリッパ18を工具T′から離脱させる。
【0016】ロボット12は、このようにして交換の終
了した使用済の工具Tを工具貯蔵部72へ戻し、さら
に、工具交換ハンド16を他のハンドに付け換えること
によって、工作物棚76からの工作物Wの供給又は搬出
や、チャックマガジン74からのチャックCの交換等の
作業を、所定のプログラムに従って実施する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、従来、工具や工作物を自動搬送するために工作機械
の外部に工具搬送装置として配置されるロボット装置
に、工具を握持するグリップ部と工具クランプ装置のク
ランプ作動手段を駆動する駆動部とを備えて、工具の搬
送動作と工具クランプ装置のクランプ機構の駆動動作と
を所定のプログラムに従って実施可能な多機能の工具交
換ハンドを装着することによって、自動工具交換を遂行
する構成としたから、工作機械側に工具クランプ装置の
クランプ作動手段の駆動装置を備えない場合でも、所定
プログラムに従うロボット装置の制御の下で自動工具交
換が容易かつ正確に実施可能となる。さらにロボット装
置は、ハンドを交換することにより従来の工具や工作物
の自動搬送も遂行可能なので、自動工具交換を含む一連
の加工作業の自動化及び無人化が容易に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による自動工具交換装置の工具
搬送装置の斜視図である。
【図2】図1の工具搬送装置に使用される工具交換ハン
ドの分解斜視図である。
【図3】本発明の実施例による自動工具交換装置に適用
可能な従来の工具クランプ装置の図で、(a)部分断面
側面図、(b)正面図、である。
【図4】図3の工具クランプ装置の作動説明図である。
【図5】本発明の実施例による自動工具交換装置を使用
した工作機械を含んだワークステーションの平面図であ
る。
【符号の説明】
12…6軸関節ロボット 16…工具交換ハンド 18…グリッパ 20…六角レンチ 22…板ばね 26…指 28…爪 32…エアリニアアクチュエータ 36…エアロータリアクチュエータ 40…ガイド部材 42…工具クランプ装置 46…支持凹部 50…突起 52…可動クランプ部材 54…作動ロッド 60…偏心カム 60a…六角孔 64…タレット旋盤 70…タレット T…工具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を着脱自在に支持する支持部と、工
    作機械の加工作動時に該支持部へ工具を固定する固定位
    置と工具交換時に該支持部から工具を解放する解放位置
    との間で移動可能なクランプ部材と、所定動作の遂行に
    より前記クランプ部材を固定位置と解放位置との間で移
    動させるクランプ作動手段とを具備して、工作機械の工
    具保持部に配設される工具クランプ装置と、工作機械外
    部の工具貯蔵部と前記工具クランプ装置との間で工具を
    搬送する工具搬送装置とを具備した工作機械の自動工具
    交換装置において、 前記工具搬送装置は、 工具を握持するグリップ部、及び前記工具クランプ装置
    のクランプ作動手段に前記所定動作を遂行させる駆動部
    を備えた工具交換ハンドと、 前記工具交換ハンドを装着し、所定のプログラムに従っ
    て該ハンドの前記グリップ部と前記駆動部とを操作し
    て、前記工具クランプ装置の支持部への工具の固定及び
    解放、並びに該工具クランプ装置と前記工具貯蔵部との
    間での工具の搬送を自動遂行可能なロボット装置、とを
    具備したことを特徴とする工作機械の自動工具交換装
    置。
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