JP3512120B2 - 防水シール材及びその製造方法 - Google Patents
防水シール材及びその製造方法Info
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Description
製造方法に関し、たとえば、窓枠、戸枠、壁の開口の縁
構造部材としての枠材など、いわゆる建造物の外枠とし
て使用されるサッシ(以下「外枠用サッシ」という)の
防水シール材など外枠用サッシの構造部材である枠材と
枠材間の継ぎ目に挾着して雨の侵入、水漏れを防止する
ための用途に好適な防水シール材、あるいはその他の止
水用途に用いる防水シール材及びその製造方法に関す
る。
防水シール材を例に説明すると、一般に、外枠用サッシ
の枠材と枠材の継ぎ構造は、例えば図1に示すように縦
枠材31の平滑面に横枠材32の端面を防水シール材を
介して当接し、前記縦枠材31と横枠材32を締付けネ
ジ33で締め付けて防水シール材を介して縦枠材31と
横枠材32をしっかりと固定する。 一般に建造物は、
外壁などに僅かな隙間があると、この隙間から雨水の浸
透(以下「水漏れ」という)が生じる。特に風雨が激し
い場合は著しい。この現象は外枠用サッシにおいても同
様であり、従来の外枠用サッシにおける水漏れの原因の
殆どは外枠用サッシの枠材と枠材の継ぎ目から侵入する
ものであった。しかも、外枠用サッシの継ぎ目に防水シ
ール材を設けているにもかかわらず、防水シール材と枠
材の面との間の僅かな隙間から雨水が侵入するものであ
った。また、建造物の中には耐久性が60年と長いもの
があるので、外枠用サッシの防水シール材にも耐久性が
要求されていた。従来この種の防水シール材は、一般に
ゴム系及びオレフィン系のシートもしくは発泡体が使用
されていた。
等のクラックが発生し、このクラックは防水シール材の
分子鎖の切断による断層亀裂の原因となり、この断層亀
裂が水漏れの水路となり水漏れの原因となっていた。 (2) 表面に亀裂が入りやすく、また、高圧力により早期
に弾性が損失する。 (3) 防水シール材のゴムの弾性が強い場合、建造物の振
動により外枠用サッシの枠材の締付けネジ33が緩み、
また防水シール材の取り付け部位の固着具あるいは、接
着部が振動により緩み、アルミ型枠材とシール材の界面
に間隙が生じ、シール材のポンピング現象で浸水する。
また、外気温の熱変化により防水シール材に収縮応力が
生じるため、この収縮応力は防水シール材に歪や分子鎖
の切断時に発生する反応熱による熱酸化を起こす原因と
なり、これらの歪や熱酸化は防水シール材の劣化を促進
し、固定用ネジの締めつけトルクの管理、長期的な性能
の維持、シール材の位置決めや、アルミ型枠材の切断面
の精度などの用途における条件設定を困難にする要因で
あった。
シール材〕 (長所)収縮応力に優れるので外枠用サッシの締付けネ
ジ33の緩み対策として有効である。 (短所) (1) 経年劣化によりヘアラインクラック、亀甲クラック
等のクラックが発生し、このクラックは防水シール材の
断層亀裂の原因となり、この断層亀裂が水漏れの水路と
なり水漏れの原因であった〔前述のゴム系のシート(加
硫ゴム)の防水シール材と同様〕。 (2) 建造物の振動により防水シール材の発泡体のセルが
圧力の負荷及び解除によりポンピング(吸収)現象を起
こすため、このポンピング現象の滲透圧により雨水等の
水分を吸収しやすくなり水漏れの原因となった。 (3) スポンジゴムは外枠用サッシの枠材の端面のエッジ
によるナイフ効果により防水シール材を切断してしまう
恐れがあるので、外枠用サッシの締付けネジ33の締付
けトルクの調整に注意を要するものであった。すなわ
ち、スポンジゴムは枠材の組立て後の防水シール材の経
年劣化に伴って、外枠用サッシの枠材の端面の一般的に
極めて薄い肉厚(例えば1mm)のエッジにより、ネジの
締めつけトルクが強すぎた場合或いは、組付け後の歪み
による圧力の負荷で防水シール材の切断が生じる可能性
があり、外枠用サッシにおいては、これが防水シール材
の経年劣化による水漏れの原因となった。
水シール材〕 (長所)被着体への追従性(なじみ)に優れる。 (短所) (1) 特に半加硫ゴム系の場合、ゴムポリマーの架橋が不
完全で、熱もしくは溶剤により塑性変形が生じやすく、
厚みの維持が難しく、また寸法安定性に欠けるため、微
小な隙間の継ぎ目から漏水ないし浸水し、これらの防水
シール材には不向きであった。
オレフィン系の防水シール材〕 (長所) (1) 耐候性、耐溶剤性、耐薬品性に優れる。 (2) 経年劣化は少なく、安定した素材である。 (短所) (1) 熱可塑性樹脂であるゆえに温度依存性が高いため、
温度による変化が大きいので、防水シール材の厚さを安
定した寸法に維持することが難しい。したがって微小な
隙間の継ぎ目の防水シール材には不向きであった。 (2) PEフォームおよびPVCフォーム等のオレフィン
系の防水シール材は、その製造工程において結晶化樹脂
にセルを内包させて機械的に弾性をもたせたとしても、
その性質はゴムの弾性とは本質的に異なる。すなわち、
例えば、PE,PP,PVC等はポリマーとしては、結
晶体であり、これに多孔性を与えて弾性を得ているた
め、本質的に無方向性のゴムの弾性とは異なり、特に外
枠用サッシを締付けネジ33で締め付けて防水シール材
を加圧した場合、ゴムとは異なり早期からヘタリという
現象が生じるという問題点があった。また、上述各プラ
スッチック材料の熱可塑性は外気温が高くなったとき防
水シール材の水漏れの水路発生の要因となった。
泡体が結晶体の一体組成の場合、収縮が著しいので寸法
の安定性にかけるという問題点があった。収縮の原因と
しては経時による加硫、架橋構造のための収縮、また、
可塑剤および発泡剤のいわゆるオイル抜け、ガス抜け或
いはシート状にスライスする時の伸延性可塑性等による
収縮がある。特に、外枠用サッシの枠材等防水シール材
の取り付け部位の部材の断面形状に合わせた形状に加工
するために、例えば打ち抜き加工等による切断加工を施
すと従来の防水シール材は前述したように収縮が著しい
ため寸法不良の原因となった。
いては、以下に示すような水漏れの原因となる問題点が
あった。 1.経年劣化によるクラックが発生する。一般に、ゴム
は酸素や過酸化酸素で酸化され、また紫外線により歪、
亀裂が発生し、ハイドロパーオキサイドが生成されて加
速度的に連鎖反応により酸化が進んでいくのである。こ
の酸化の過程で深層クラックが発生し、この深層クラッ
クが水路となり水漏れの原因になる。 2.防水シール材のセルのポンピング現象による。 3.永久ヘタリが生じやすいので耐久性に欠ける。一般
に、ゴムの弾性は非結晶性を利用した分子鎖の緊張状態
から生じるもので、この分子鎖の緊張状態は微電流及び
熱の発生をもたらし、この微電流及び熱によりゴムの架
橋や酸化をさらに促進させるためにゴムの環境劣化が著
しくなり、結果としてゴムのヘタリとなって防水シール
材の界面より漏水が生じるのであった。 4.防水シール材に発生する収縮応力により外枠用サッ
シ等防水シール材の取り付け部位の固着具あるいは、接
着部に振動により緩みを生じさせる。一般的に、前述の
使用例における外枠用サッシの締付けネジの緩みや防水
シール材の取り付け部位の固着具あるいは、接着部の振
動による緩みは、防水シール材を構成するゴムの高弾性
による反発応力と建造物の振動から生じると推論されて
いるが、むしろゴムの酸化、架橋によるゴムの劣化のた
めにゴム自体に収縮現象が生じ、この収縮現象により防
水シール材と外枠用サッシの枠材との間の締付けネジ
の、あるいは防水シール材の取り付け部位の固着具の締
付力などの効果を失うことにより締付けネジが緩むもの
と考えられる。 5.外枠用サッシの枠材またその他の防水シール材の取
り付け部位の部材の端面エッジにより防水シール材が切
断される。 6.寸法の安定性に欠ける。
発されたもので、ガスバリヤー性及び非通水性に優れた
防水シール材を提供し、また、経年劣化によるクラック
が発生しにくい防水シール材を提供し、また、永久ヘタ
リが生じにくく耐久性に富む防水シール材を提供し、ま
た、収縮応力を吸収し且つ分散して収縮応力による締付
けネジの緩み防止を図る防水シール材を提供し、また、
寸法の安定性が高い防水シール材及びその製造方法を提
供することを目的とする。また、外枠用サッシの枠材や
その他防水シール材の取り付け部位の端面エッジによる
切断を防止する防水シール材を提供することを目的とす
る。
両面にガスバリヤー性を有する非通水性基材層13を形
成し、この非通水性基材層13の一面に弾性及び非通水
性を有する、無機材料粒子及び非結晶性ポリマーを原料
に含み、前記非結晶性ポリマーを主成分とするフィルム
層14をラミネートあるいはコーティング等で積層形成
したものである(図2)。 2.また、本発明の他の防水シール材20においては、
多孔質体12の両面にガスバリヤー性を有する非通水性
基材層13を形成し、この非通水性基材層13の一面に
弾性及び非通水性を有する、無機材料粒子及び非結晶性
ポリマーを原料に含み、前記非結晶性ポリマーを主成分
とするフィルム層14を形成すると共に、前記非通水性
基材層13の他面に粘着剤層28を介して剥離紙25を
積層したものである(図3)。
おける同様の製造工程は同符号の工程で記載する。 1. (工程A) 多孔質体12の両面にガスバリヤー
性を有する非通水性基材層13を形成する非通水性基材
層13形成工程と、 (工程B又はB’) 弾性及び非通水性を有する、無機
材料粒子及び非結晶性ポリマーを原料に含み、前記非結
晶性ポリマーを主成分とするフィルム層14を前記非通
水性基材層13形成工程で形成された非通水性基材層1
3の一面にコーティングあるいは (工程C) ラミネートして積層形成する工程とからな
ることを特徴とする。
(図2)の製造方法においては、 (工程A) 多孔質体12の両面にガスバリヤー性を有
する非通水性基材層13を形成する非通水性基材層13
形成工程と、 (工程B’) 剥離面を有するキャスティング材15の
前記剥離面に弾性及び非通水性を有する、無機材料粒子
及び非結晶性ポリマーを原料に含み、前記非結晶性ポリ
マーを主成分とするフィルム層14を形成するフィルム
層14形成工程と、 (工程C) 前記フィルム層14形成工程で形成された
キャスティング材15上のフィルム層14を、前記非通
水性基材層13形成工程で形成された非通水性基材層1
3の一面に転写して積層形成する工程とからなることを
特徴とする。
製造方法においては、上記(工程A)〜(工程C)に加
え、 (工程E) 前記非通水性基材層13の一面に粘着剤層
16,28を形成しこの粘着剤層に剥離紙25を積層す
る粘着剤層形成工程からなることを特徴とする。
て形成された防水シール材10,20,30に対して
(工程D)切断工程、例えば既知の打ち抜き加工により
外枠用サッシの枠材またその他の防水シール材の取り付
け部位の部材の断面形状等の所望の形状に切断する工程
を行なうことができる。
0又はその製造方法において、 1.前記多孔質体12について 前記多孔質体12としては、織布、編布、不織布等や合
成樹脂発泡体を用いることができるが、好ましくは織
布、編布、不織布等の繊維材料で成り、非通水性基材層
13を形成する含浸剤の浸透性が良好であるという点
で、不織布が特に望ましい。
径が太いと多孔質体12の両面に形成した非通水性基材
層13の面を平滑面にすることができず、非通水性基材
層13の表面が平滑面でないと防水シール材10の水漏
れ防止効果性(本明細書において、「止水性」とい
う。)に欠けるという問題が生じるので、繊維径は細い
ほど良く、繊維径が15デニール以下であることが望ま
しい。
の多孔質体12に用いる繊維としては、ポリエステル繊
維、ガラス繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊
維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレン/
ポリエチレンテレフタレート複合繊維、ポリパラフェニ
レンテレフタラミド繊維、ポリメタフェニレンテレフタ
ラミド繊維、ポリパラ/メタフェニレンテレフタラミド
繊維、6−ナイロン/ポリエチレンテレフタレート分割
型複合繊維、ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレ
ート複合繊維、6−ナイロン/ポリエチレンテレフタレ
ート芯鞘型複合繊維、アクリル繊維、ビニロン、レーヨ
ン、麻、絹、毛等を用いることができる。これらは単独
または2種以上混合して用いることができるが、耐熱・
耐薬品性に優れるという点で、縦糸、横糸に対してZ軸
方向の他の一本が絡む不織布に代表されるラジアル構成
のポリエステル繊維が特に望ましい。
シール材にかかる圧力を効率良く無方向に分散し得る。
のため、ポリエステル系繊維とガラス繊維、アスベス
ト、セラミックファイバー等の無機繊維を混合して形成
することが好ましい。多孔質体12に前記無機繊維を混
成することは、無機繊維が耐紫外線となって紫外線を吸
収し、熱交換の作用をするので、非通水性基材層13を
成す樹脂の環境劣化を阻止するという点で、好ましい。
パンボンド法不織布、メルトブロー法不織布、フラッシ
ュ紡糸法不織布、ニードルパンチング法不織布、浸漬法
不織布、抄紙法不織布等を使用され、これらの不織布
は、後加工によって着色しても良い。また、前記ニード
ルパンチング法不織布、浸漬法不織布、抄紙法不織布等
の不織布については、予め短繊維をスラリー状に水中に
分散後抄紙した後、不織布としたものでも良い。しか
し、防水シール材の変形を抑えて永久ヘタリを防止する
ために伸びが少ない不織布を形成できるという点で、ス
パンボンド法不織布が特に望ましい。
チル系ゴムで成る含浸剤を含浸して非通水性基材層13
を形成することができる。
を有する非通水性ブチル系ゴムおよび、炭酸カルシウ
ム、カーボン等の無機材料の分散配合物で成るブチル系
ゴム溶液の含浸剤を含浸して非通水性基材層13を形成
することもでき、非通水性基材層13内に前記無機材料
を混合することは、無機材料が耐紫外線となって紫外線
を吸収し、熱交換の作用をするので、非通水性基材層1
3を成す樹脂の環境劣化を阻止するという点で、好まし
い。前記炭酸カルシウムは粒径10〜250μのカプセ
ル形状のビーズに形成し好ましくは焼き入れしたものと
することができ、低コスト、軽量化するという点で好ま
しい。前記ブチル系ゴム溶液は、例えばガスバリヤー性
を有する非通水性のブチルゴムを18部、炭酸カルシウ
ムを18部、カーボンを2部、石油樹脂を1.5部、可
塑剤としてDOPを0.5部、揮発成分としてのトルエ
ンを60部で配合したものとすることができる。
性基材層13の含浸量は、総目付350g/m2 以下にな
るとピンホール等が生じるため防水シール材としての止
水性に問題が生じ、一方、含浸量が総目付900g/m2
を超えると、非通水性基材層13の安定した厚みの維持
が難しく、多孔質体12の縮みが生じ、乾燥速度が遅く
なり、材料コストがアップする等の問題が生じるという
点から、非通水性基材層13を総目付350〜900g/
m2 に形成することが望ましく、特に総目付500〜7
00g/m2 とすることが好ましい。
て 前記多孔質体12にガスバリヤー性を有する非通水性の
含浸剤を含浸して非通水性基材層13を形成する方法と
しては、ドクターナイフコーター、リバースロールコー
ター、キスコーター等で前記多孔質体12の両面にそれ
ぞれ前記含浸剤を塗布することができるが、不織布等の
繊維材料の多孔質体12への浸透性が良好であるという
点で、ディップコーティング法が特に好ましい。
を生じないようにすることができるという点で、多孔質
体12の両面に2回のディップコーティングを施して非
通水性基材層13を形成することもできる。
メルト型、無溶剤型(カレンダー法のとき)、溶剤型、
エマルジョン型の樹脂のいずれでもよいが、耐水性、耐
熱性に優れ且つ薄膜に製膜容易であるという点で、後述
転写によるラミネートでフィルム層14を形成する場合
は、溶剤型樹脂が望ましい。
ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、ニトリルゴム、ニ
トリルゴム/塩化ビニル重合、アクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム、クロロプレンゴム、フチレンブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、塩化天然ゴム、シリコーンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、エチレンプロピレン−ジエ
ンゴム、エチレン−酢酸ビニルゴム、アクリル系ゴム、
エチレンアクリルゴム、クロロフルホン化ポリエチレ
ン、塩素化ポリエチレン、多硫化ゴム、エピクロルヒド
リンゴム、ポリエーテルウレタンゴム、フッ化シリコー
ンゴム、軟質塩化ビニル系等の非結晶性ポリマーの樹脂
など、弾性及び非通水性を有するものであれば、ゴム
系、アクリル系、PVC系、オレフィン系、ウレタン系
の樹脂のいずれでもよいが、非通水性、応力(圧力)吸
収性、製膜性及び重合性に優れ、低コストであるという
点で、前述の非通水性基材層13と同系統のブチルゴム
系の樹脂が特に好ましい。但し、前記非通水性基材層1
3とフィルム層14の成分が同系統の樹脂に限定される
ものではない。
脂固形分100%を可塑剤と共に、加熱し、ドクターナ
イフコーター又は、リバースコーター等により直接非通
水性基材層13にコーティングすることができる。
紙、PEラミネート紙、PPラミネート紙、PET、P
P等のフィルムもしくは剥離処理フィルムであり、キャ
スティング材15の厚さは0.7〜1.5mmが望まし
い。
グ材15の剥離面17にフィルム層14を形成する製膜
方法は、エキストルージョン、カレンダー、ドクターナ
イフコーター、リバースコーター、エアーナイフコータ
ー、グラビヤコーター、キスコーター、エアーカーテン
コーターのいずれでもよい。
〜250μのカプセル形状のビーズに形成し好ましくは
焼き入れした炭酸カルシウム等の無機材料を混在するこ
とができる。前記無機材料はフィルム層14を成すフィ
ルム溶液21の乾燥速度を速くし、耐紫外線となって紫
外線を吸収し熱交換の作用をしてフィルム層14を成す
樹脂の環境劣化を阻止し、フィルム層14を低コスト、
軽量化するという点で好ましく、また、低コストにする
という点では粒径25〜50μの無機材料が望ましい。
溶液21としては、ガスバリヤー性を有する非通水性の
ブチルゴムを10〜18部、炭酸カルシウムを10〜1
8部、カーボン粉末を1〜3部、石油樹脂を2〜5部、
トルエンを50〜60部で配合したものとすることがで
きる。
50μであるが、コストを安価にし且つ防水シール材の
性能を向上するためには25〜60μが望ましい。
14の積層形成について、 前記非通水性基材層13の一面にフィルム層14を接着
剤層16を介してラミネートすることができる。この接
着剤は溶剤型、エマルジョン型、ホットメルト型、パウ
ダーラミ型、カレンダー型の接着剤のいずれでもよい。
層13及びフィルム層14は水の浸透と蒸気の侵入を止
め、且つ水や蒸気が侵入しないので防水シール材自体の
加水分解や劣化等を阻止することにもなる。
基材層13のクラック現象である分子鎖の切断反応や架
橋反応を遅延もしくは阻止し、経年劣化によるクラック
の発生を防ぐ。特にラジアル構成の繊維材料の多孔質体
12は深層クラックの発生防止作用が大きい。
分子鎖へのストレスを負担し、非通水性基材層13の分
子鎖へのストレスにより生じるゴムの環境劣化を阻止す
ることになり、永久ヘタリを生じにくくする。
層13内に無機材料を混在し、多孔質体12がラジアル
構成のポリエステル繊維で成る防水シール材10は、劣
化しにくいブチル系ゴムの弾性(非通水性基材層13)
を耐候性、耐熱性のあるポリエステル繊維(多孔質体1
2)で支える構造となるので、ラジアル構成の結晶化ポ
リエステル繊維でゴムの分子鎖のストレスを負担し、且
つゴムの分子鎖のストレスにより発生する微電流及び熱
を無機材料で吸収熱交換しゴムの環境劣化を阻止する。
ーの非通水性基材層13及びフィルム層14と方向性結
晶化ポリマーの多孔質体12にかかり、非通水性基材層
13及びフィルム層14の弾性は前記締付力による応力
を一部吸収し、一方、前記多孔質体12は前記応力を無
方向に分散するので前記非通水性基材層13自体の収縮
現象による寸法の不安定さは減少するため、防水シール
材と外枠用サッシの枠材またその他の防水シール材の取
り付け部位の接合部材との間に隙間が生じないので経年
に対し締付けネジの緩みが生じない。
シール材の取り付け部位の接合部材の端面エッジにより
防水シール材に切断力が生じたとしても、防水シール材
10における上記4.の説明の応力の分散作用により、
特に多孔質体12の結晶化したラジアル構造の繊維の強
度で耐えると共に、この多孔質体12で前記切断力を適
度に分散し、且つ非通水性基材層13及びフィルム層1
4のゴムの弾性力で前記切断力を適度に吸収する。
成る場合、非通水性基材層13の面は多孔質体12の繊
維により凹凸面となるが、この凹凸面にフィルム層14
を積層形成して平滑面を形成することにより、例えば、
通常の外枠用サッシの締付けネジによる締付トルク20
kgf ・ cmに対してのみならず、弱トルクの10kgf ・cm
に対してもフィルム層14と外枠用サッシの枠材との界
面からの水漏れが回避される。
質体12は非通水性基材層13の表面が平滑面となり防
水シール材10の止水性が向上する。
ム層の表面に粘着剤層を介して剥離紙を積層した防水シ
ール材を実際に使用する際、防水シール材から前記剥離
紙を剥がし、この防水シール材を前記粘着剤層を介して
たとえば外枠用サッシあるいはその他の防水シール材の
取り付け部位の接合部材の一方の枠材ないし部材の端面
に貼り付けた後、他の枠材を容易に組付ける。
体12は、非通水性基材層13を成す含浸剤の浸透性が
良好であり、非通水性基材層13に対する多孔質体12
の架橋状態は良好であるので、多孔質体12と非通水性
基材層13はそれぞれの長所により互いの短所を補い合
う。例えば、非通水性基材層13の分子鎖のストレスを
多孔質体12で支え、非通水性基材層13にかかる締付
力などによる圧力を多孔質体12で効率良く分散し、非
通水性基材層13で厚み寸法の安定性を図る。
ャスティング材15上に形成したフィルム層14を積層
形成する際、キャスティング材15は伸びないためフィ
ルム層14には張力がかからないので、フィルム層14
には収縮応力が生じない。したがって、防水シール材に
は従来のような収縮応力や歪等によるシワ、異層収縮、
カールなどの不良現象が生じない。打ち抜き加工時のパ
ンチング仕上げ精度が0.1mm単位まで確保される。
図1において、10は防水シール材で、本発明の一使用
例を示す外枠用サッシの縦枠材31と横枠材32の継ぎ
目にシール材として設けるもので、本実施例においては
防水シール材10は横枠材32の断面形状と同様の形状
に形成しているが、防水シール材10の形状は特に限定
されない。
材32の端面間の継ぎ目に防水シール材10を介して縦
枠材31と横枠材32を2本の締付けネジ33で締め付
けてしっかりと固定され組み立てられる。
は、基本的には図2に示すように、ガスバリヤー性を有
する非通水性の基体11と弾性及び非通水性を有するフ
ィルム層14とを積層形成したものであり、本実施例に
おいては基体11は多孔質体12の両面にガスバリヤー
性を有する非通水性基材層13を形成したものであり、
この基体11の前記非通水性基材層13の一面に前記フ
ィルム層14をコーティングあるいはラミネートしてい
る。
では、目付125g/m2 、厚さ7〜1.2mmの不織布
で、繊維径が3デニール(17μ)前後のポリエステル
繊維で成るスパンバンド法不織布である。
スバリヤー性を有する非通水性ブチル系ゴムで成り、ブ
チルゴムが主成分で、このブチルゴムの層内に炭酸カル
シウム、カーボン等の無機材料を混合している。なお、
非通水性基材層13は固形分(ゴム成分)重量375g/
m2 、総目付(不織布を入れた総量)500g/m2 で形成
している。
μ厚のフィルムで、弾性及び非通水性を有する非結晶性
ポリマーのゴムで成り、前記非通水性基材層13と同様
にブチルゴムを主成分とし、このブチルゴムの層内に炭
酸カルシウム、カーボン等の無機材料を混合している。
グ材で、防水シール材10の一製造工程においてフィル
ム層14を製膜するために使用されるものである。
に接着剤層16を介して前記フィルム層14を貼着し、
ラミネートしている。
レン系接着剤、天然ゴム糊、ネオプレン系、ニトリルゴ
ム系、アクリル系が使用できる。
本発明の防水シール材の他の実施例を示すもので、基本
的には図3において前述実施例の防水シール材10の非
通水性基材層13の表面に粘着剤層28を介して剥離紙
25をラミネートしたものである。他の構成は前述実施
例の防水シール材10と同様である。
ンペーパー、PPを用いており、層厚は、50〜100
μ、そして粘着剤層28は、ブチル系、ゴム系、アクリ
ル系、シリコン系、ビニール系の粘着剤で層厚15〜1
60μ、好ましくは、60μである。
を示すもので、基本的には図4において前述実施例の防
水シール材10の非通水性基材層13の表面に粘着剤層
28を介して剥離紙25をラミネートし、一方、前記防
水シール材10のフィルム層14の表面に粘着剤層38
を介して剥離紙35をラミネートしたものである。剥離
紙35及び粘着剤層38は、前述実施例の防水シール材
20の剥離紙25及び粘着剤層28と同様のものを用い
ることができる。
下、工程順に説明する。 (工程A) 非通水性基材層形成工程 図4において多孔質体12のロールから引出した多孔質
体12をローラ44、44を介して送り出し、この多孔
質体12をディップコーティング法により槽内のブチル
系ゴム溶液の液中を回転するアプリケータロール41、
42によって浸漬し、多孔質体12の両面にブチル系ゴ
ム溶液を含浸し非通水性基材層13を形成する。
125g/m2 、厚さ7〜1.2mmの不織布で、繊維径が
3デニール前後のポリエステル繊維で成るスパンバンド
法不織布である。なお、多孔質体12を構成する繊維の
繊維径が太いと多孔質体12の両面に形成した非通水性
基材層13の面を平滑面にすることができないので、繊
維径は細いほど良く、15デニール以下であることが望
ましい(非通水性基材層13の表面が平滑面でないと防
水シール材10の止水性に問題が生じるため)。
ガスバリヤー性を有する非通水性のブチルゴムを18
部、炭酸カルシウムを18部、カーボンを2部、石油樹
脂を1.5部、DOPを0.5部、トルエンを60部で
配合したものである。
2を互いに接離自在のスキーズロール43,43間を通
過させて非通水性基材層13の厚みを調整し基体11を
形成する。次いで、この基体11をダンサローラ49,
49を経て乾燥させロール状に巻き取る。
量375g/m2 、総目付500g/m2に形成している。な
お、非通水性基材層13の含浸量が総目付350g/m2
以下になるとピンホール等が生じるため防水シール材と
しての止水性に問題が生じ、一方、含浸量が総目付90
0g/m2 を超えると、基体11の厚みの維持が難しく、
多孔質体12の縮みが生じ、乾燥速度が遅くなり、材料
コストがアップする等の問題が生じるという点から、基
体11は非通水性基材層13を総目付350〜900g/
m2 に形成することが望ましく、総目付500〜700g
/m2 とすることが特に好ましい。
プコーティングで非通水性基材層13を形成することに
より非通水性基材層13内にピンホールを減少させるこ
とができる。
6へ送り出し、ロール46の外周面に摺接して通過する
基体11上に弾性及び非通水性を有するフィルム溶液2
1をドクターナイフ45でウエット100g/m2で均一
に塗布し、次いで乾燥機47内を通過させて乾燥してド
ライ40g/m2 、約40μ厚のフィルム層14を形成
し、このフィルム層14を形成した基体11をロール状
に巻き取る。
50μで良いが、コストを安価にし且つ防水シール材の
性能を向上するためには25〜60μが望ましい。
前記基体11の非通水性基材層13を形成する含浸剤と
同一系統のブチル系溶液で、ガスバリヤー性を有する非
通水性のブチルゴムを18部、炭酸カルシウムを18
部、カーボン粉末を2部、石油樹脂を2部、トルエンを
60部で配合したものである。
10μのカプセル形状のビーズに形成し焼き入れした無
機材料の粒子で、この無機材料の粒子をフィルム溶液2
1内に混合することによりフィルム溶液21の乾燥速度
を速くすることができ、フィルム層14のコストを低下
し、フィルム層14を軽くするという利点がある。な
お、前記無機材料の粒子はフィルム層14をより一層安
価にするという点で粒径50〜25μが望ましい。
5をローラ44を介してロール46へ送り出し、ロール
46の外周面に摺接して通過するキャスティング材15
の前記剥離面17上に弾性及び非通水性を有するフィル
ム溶液21をドクターナイフ45でウエット100g/m
2 で均一に塗布し、次いで乾燥機47内を通過させて
乾燥してドライ40g/m2 、約40μ厚のフィルム層1
4を形成し、このフィルム層14を形成したキャスティ
ング材15をロール状に巻き取る。
50μで良いが、コストを安価にし且つ防水シール材の
性能を向上するためには25〜60μが望ましい。
Eラミネート紙、PPラミネート紙、PET、PP等の
フィルムもしくは剥離処理フィルムである。
前述した(工程B)フィルム層形成工程1と同様に配合
したものであり、前記炭酸カルシウムは前述した(工程
B)フィルム層形成工程1と同様の無機材料の粒子であ
る。
程で形成された基体11を、接着剤22の液中を回転す
るグラビヤロール51と、このグラビヤロール51に圧
接するゴムロール52との間に通過させて基体11の非
通水性基材層13の一面に接着剤22を塗布した後、乾
燥機48で乾燥して接着剤層16を形成し、その後、前
記基体11の接着剤層16と前述した(工程B’)のフ
ィルム層形成工程で形成されたキャスティング材15の
フィルム層14とをスチールロール53、ゴムロール5
4間で圧着し、キャスティング材15の剥離面17上の
フィルム層14を基体11の非通水性基材層13の一面
に転写して防水シール材10を形成しこの防水シール材
10をロール状に巻き取る。或いは防水シール材10を
巻き取らないで、次工程の切断工程へ送る。一方、前記
キャスティング材15はロール状に巻き取り廃棄処分す
る。
型、ホットメルト型、パウダーラミ型、カレンダー型の
接着剤のいずれでも良い。
1の非通水性基材層13にラミネートしようとすると、
フィルム層14は弾性及び延伸性を有するので、ラミネ
ート時にフィルム層14にかかる張力によりフィルム層
14は伸びた状態ですなわちフィルム層14に収縮応力
や歪等が生じた状態で基体11の非通水性基材層13に
ラミネートされ防水シール材が形成される。したがっ
て、この防水シール材はフィルム層14の収縮応力や歪
等によりシワ、異層収縮、カール等が生じ、またフィル
ム層14と非通水性基材層13が接着剤層16から剥が
れるという事態も生じる。これらのシワ、異層収縮、カ
ール、接着剤層16からの剥離等は防水シール材に水漏
れを生じさせる水路の原因となる。さらに、前記防水シ
ール材を後述の(工程D)切断工程で、外枠用サッシの
枠材の断面形状に対応する形状に切断すると、切断後の
防水シール材はフィルム層14の収縮応力によって若干
収縮し、切断寸法精度のバラツキが大きくなり、寸法の
安定性に欠けていた。
接フィルム溶液をコーティングし又は、キャスティング
材15の剥離面17上にフィルム層14を形成し、この
キャスティング材15上のフィルム層14を基体11の
非通水性基材層13に転写することにより、キャスティ
ング材15はラミネート時の張力で伸びないのでフィル
ム層14は伸ばされることなく非通水性基材層13にラ
ミネートされ、前述したような水路の原因となる事態の
発生を避けることができ、又、切断寸法精度を向上する
ことができる。
記キャスティング材15の剥離面17上のフィルム層1
4の表面に接着剤層16を塗布形成し、このキャスティ
ング材15上のフィルム層14を接着剤層16を介して
基体11の非通水性基材層13の一面に転写することが
できる。
ル材10は、図1に示すような外枠用サッシの枠材の断
面形状に対応する形状に既知の打ち抜き加工方法により
抜き加工される。既知の打ち抜き加工方法には、例えば
ポンチとダイスの凹凸型により打ち抜いたり或いは製品
の輪郭形状を成すオス型の切断刃で防水シール材をゴム
等の弾性体の平面に押圧して、前記防水シール材に製品
の輪郭形状の切り込みを入れるなどがある。
図を参照して以下、工程順に説明する。なお、前述の防
水シール材10の製造工程と同様の工程は同じ符号で示
す。 (工程A) 非通水性基材層形成工程 前述の防水シール材10の(工程A)と同様である。図
4においてロール状の多孔質体12から引出した多孔質
体12にディップコーティング法によりブチル系ゴム溶
液を含浸し多孔質体12の両面に非通水性基材層13を
形成し、この基体11をロール状に巻き取る。
程で形成された基体11を、粘着剤の液中を回転するグ
ラビヤロール51aと、このグラビヤロール51aに圧
接するゴムロール52aとの間に通過させて基体11の
非通水性基材層13の一面に粘着剤を塗布した後、乾燥
機48aで乾燥して粘着剤層28を形成し、その後、前
記基体11の粘着剤層28と剥離紙25の剥離面27と
をスチールロール53、ゴムロール54間で圧着して基
体11aを形成しこの基体11aをロール状に巻き取
る。前記粘着剤層28は、ブチル系、ゴム系、アクリル
系、シリコン系、ビニール系のいずれかの粘着剤で層厚
15〜160μ、好ましくは、60μである。
図5において、剥離面17を有するキャスティング材1
5をロール46の外周面に摺接して通過させ、キャステ
ィング材15の前記剥離面17上に弾性及び非通水性を
有するフィルム溶液21をドクターナイフ45でウエッ
ト100g/m2で均一に塗布し、次いで乾燥機47内を
通過させて乾燥してドライ40g/m2、約40μ厚のフ
ィルム層14を形成し、このフィルム層14を形成した
キャスティング材15をロール状に巻き取る。
6において、前述の(工程D)粘着剤層形成工程で形成
された基体11aをグラビヤロール51とゴムロール5
2間に通過させて基体11aの非通水性基材層13の表
面(粘着剤層28を形成した面と反対の面)に接着剤2
2を塗布した後、乾燥機48で乾燥して接着剤層16を
形成する。その後、前記基体11aの接着剤層16と前
述した(工程B’)フィルム層形成工程で形成されたキ
ャスティング材15の剥離面17上のフィルム層14を
基体11の非通水性基材層13の一面に転写して図3に
示すような防水シール材20を形成しこの防水シール材
20をロール状に巻き取る。或いは防水シール材20を
巻き取らないで、次工程の切断工程へ送る。一方、前記
キャスティング材15はロール状に巻き取り廃棄処分す
る。
記の(工程C)ラミネート工程で形成された防水シール
材20を、図1に示すような外枠用サッシの枠材の断面
形状に合わせた形状に、既知の打ち抜き加工により抜き
加工するか又は切り込みを入れる。
いて図を参照して以下、工程順に説明する。なお、前述
の防水シール材10の製造工程と同様の工程は同じ符号
で示す。 (工程A) 非通水性基材層形成工程 前述の防水シール材10の(工程A)と同様である。図
4において多孔質体12にディップコーティング法によ
りブチル系ゴム溶液を含浸し多孔質体12の両面に非通
水性基材層13を形成し、この基体11をロール状に巻
き取る。
図5において、剥離面17を有するキャスティング材1
5の前記剥離面17上に弾性及び非通水性を有するフィ
ルム溶液21をドクターナイフ45で均一に塗布し、乾
燥機47で乾燥してドライ40g/m2、約40μ厚のフ
ィルム層14を形成しロール状に巻き取る。
6において、前述の(工程A)非通水性基材層形成工程
で形成された基体11の非通水性基材層13の一面に接
着剤22を塗布し乾燥機48で乾燥して接着剤層16を
形成する。この基体11の接着剤層16と前述した(工
程B’)フィルム層形成工程で形成されたキャスティン
グ材15の剥離面17上のフィルム層14を基体11の
非通水性基材層13の一面に転写して防水シール材10
を形成しこの防水シール材10をロール状に巻き取る。
或いは防水シール材10を巻き取らないで、次工程の切
断工程へ送る。一方、前記キャスティング材15はロー
ル状に巻き取り廃棄処分する。
された防水シール材10を、粘着剤の液中を回転するグ
ラビヤロール51bと、このグラビヤロール51bに圧
接するゴムロール52bとの間に通過させて防水シール
材10の非通水性基材層13の一面に粘着剤を塗布した
後、乾燥機48bで乾燥して粘着剤層28を形成し、そ
の後、前記防水シール材10の粘着剤層28と剥離紙2
5の剥離面27とをスチールロール53b、ゴムロール
54b間で圧着して図3に示すような防水シール材20
を形成しこの防水シール材20をロール状に巻き取る。
同様である。
シール材20の他の製造工程としては、前述した(工程
A)非通水性基材層形成工程と(工程B)フィルム層形
成工程を経て形成した防水シール材10を、さらに前述
した(工程F)粘着剤層形成工程を経て防水シール材2
0を形成することができる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)ガスバリヤー性及び非通水性に優れる。非通水性
基材層13及びフィルム層14はガスバリヤー性及び非
通水性を有するものであるので、必然的に防水シール材
10は水の浸透と蒸気の侵入を止めることになり、なお
且つ水や蒸気が侵入しないので防水シール材自体の加水
分解や劣化等を阻止することにもつながる。
ール材である比較例A,比較例B,比較例Cとを以下の
比較試験によるデータを示す。なお、比較例A,比較例
B,比較例Cはそれぞれ単なるゴムでなる防水シール材
である。本願例と比較例A,比較例B,比較例Cの防水
シール材の各試験片に対して以下の各性能試験を実施し
た。
水シール材の試験片を装着し、20kgf ・ cmのトルクで
締め付け、上枠の水槽の中に着色した水を入れ、16時
間放置して、漏水、滲み出しの有無を検査する。
水シール材の試験片を装着し、20kgf ・ cmのトルクで
締め付け、温度80゜Cの炉中に22時間放置した後、
標準状態に戻し、上記の水密性試験を実施する。
防水シール材の試験片を装着し、10kgf ・ cmのトルク
で締め付け、上記の水密性試験を実施する。
水シール材の試験片を装着し、20kgf ・ cmのトルクで
締め付けた後、10分間振動を与える。その後、外観の
目視検査を行ない、上記の水密性試験を実施する。
よび比較例Cはそれぞれ、水密性試験の各試験片におい
ては良好であったが、他の耐熱性試験、耐締付性試験、
振動後試験においてはいずれかの試験片に「異常あり」
で、漏水、滲み出しがあった。比較例Bは、耐締付性試
験、振動後試験の各試験片においては良好であったが、
他の水密性試験、耐熱性試験、においてはいずれかの試
験片に「異常あり」で、漏水、滲み出しがあった。比較
例Aおよび比較例B、比較例Cは防水シール材としての
信頼性が低いものであった。
において「異常なし」つまり漏水、滲み出しがなかっ
た。したがって、本願は防水シール材としての信頼性が
高い。
くい。一般に、ゴムは酸素や過酸化酸素で酸化され、ま
た紫外線により歪、亀裂が発生し、ハイドロパーオキサ
イドが生成されて加速度的に連鎖反応により酸化が進ん
でいくのである。この酸化の過程で深層クラックが発生
し、この深層クラックが水路となり水漏れの原因にな
る。
12の両面に非通水性基材層13を形成したことによ
り、前記多孔質体12はゴム等で成る非通水性基材層1
3のクラック現象である分子鎖の切断反応や架橋反応を
遅延もしくは阻止するので、前記深層クラックの発生を
防止する。多孔質体12が繊維材料で成る場合は前記深
層クラックの発生防止が良好であり、特にラジアル構成
のポリエステル繊維で混成された多孔質体12は前記深
層クラックの発生防止作用効果が大きい。
む。一般に、ゴムの弾性は非結晶性を利用した分子鎖の
緊張状態から生じるもので、この分子鎖の緊張状態は微
電流及び熱の発生をもたらし、この微電流及び熱により
ゴムの架橋や酸化をさらに促進させるためにゴムの環境
劣化が著しくなり、結果としてゴムのヘタリとなって防
水シール材の界面より漏水が生じるのであった。
3内に多孔質体12を形成したことにより、多孔質体1
2で非通水性基材層13の分子鎖へのストレスを負担す
るので、非通水性基材層13の劣化を阻止することにな
り、経年ヘタリの改善につながり、永久ヘタリを生じに
くくした。 また、ヘタリの主因が素材の劣化にあると
の観点からすると、前記非通水性基材層13がブチル系
ゴムを主成分とする場合は、ブチル系ゴムは弾性劣化の
しにくい成分であるので永久ヘタリを生じにくくする。
また、多孔質体12がポリエステル繊維で成る場合は、
ゴムより耐熱、耐薬品性に優れる。また、非通水性基材
層13内に無機材料を混合した場合、前記無機材料は耐
紫外線となり紫外線を吸収し熱交換の作用をする。な
お、多孔質体12に無機繊維を混成した場合も前記無機
材料と同様に、無機繊維が耐紫外線となり紫外線を吸収
し、熱交換の作用をする。
非通水性基材層13内に無機材料を混合し、多孔質体1
2がラジアル構成のポリエステル繊維で成る防水シール
材10は、弾性劣化のしにくいブチルゴムでなる非通水
性基材層13のゴム弾性を耐候性、耐熱性のあるポリエ
ステル繊維で支える構造となり、ラジアル構成の結晶化
ポリエステル繊維でゴムの分子鎖のストレスを負担し、
且つゴムの分子鎖のストレスにより発生する微電流及び
熱を無機材料で吸収熱交換をするのでゴムの環境劣化を
阻止することになる。
を混合した場合においても、上記の非通水性基材層13
内に無機材料を混合した場合と同様、前記無機材料の粒
子がフィルム層14の環境劣化を防止することになる。
の厚み変化について 本願例と比較例A,比較例B,比較例Cの防水シール材
の各試験片に対して以下の試験を実施した。枠材でなる
試験装置に各防水シール材の試験片を装着し、各試験片
に対してそれぞれ10kgf ・ cmトルクで締め付けて2時
間加圧した後、各試験片の厚みを計測し、次いでそれぞ
れの試験片に対して20kgf ・ cmのトルクで締め付けて
2時間加圧した後、各試験片の厚みを計測した。
と、図10の厚み変化曲線(グラフ1)のようになる。
付トルク10kgf ・ cmの厚み( T1)と締付トルク20kg
f ・ cmの厚み( T2)との差を初期厚み( T0)に対する厚
み変化率(以下、「圧縮疲労率」という)(%)=
〔(T1 −T2 )/T0 〕×100で表すと、次表3の
とおり、
び図10の厚み変化曲線(グラフ1)からも明らかなよ
うに、本願例の圧縮疲労率が表3に示すように、比較例
A、比較例B、比較例Cより顕著に低いことを示してい
る。一般にゴムの弾性による復元力が非結晶性を利用し
た分子鎖のストレス状態によるものであることを考慮す
ると、本願例の防水シール材において、締付トルク10
kgf・cmの厚み(T1)と締付トルク20kgf・cmの厚み(T
2)の変化、つまり防水シール材の厚み方向の復元力の差
が少ないことは、ゴム等で成る非通水性基材層13にお
ける分子鎖のストレスが少ないことを示しており、前述
したように非通水性基材層13の分子鎖のストレスを多
孔質体12で負担していることを示している。したがっ
て、非通水性基材層13の分子鎖のストレスが少ないこ
とは、前記ストレスによる微電流及び熱の発生による非
通水性基材層13の環境劣化が少ないので、経年ヘタリ
の改善になるのである。
応力による締付けネジの緩み防止効果がある。外枠用サ
ッシの締付けネジの緩みは、ゴムの酸化、架橋によるゴ
ムの劣化のためにゴム自体に収縮現象が生じ、この収縮
現象により防水シール材と外枠用サッシの枠材との間に
隙間が生じるので、締付けネジの締付力の効果を失うこ
とにより締付けネジが緩むものと考えられる。
マーの非通水性基材層13及びフィルム層14と方向性
結晶化ポリマーの多孔質体12との複合化により、締付
けネジの締付力は防水シール材10の非通水性基材層1
3及びフィルム層14と多孔質体12にかかり、非通水
性基材層13及びフィルム層14の弾性は前記締付力に
よる応力を一部吸収し、一方、前記多孔質体12は前記
応力を無方向に分散する。しかも、前記応力による多孔
質体12の動きは多孔質体12の両面に形成した非通水
性基材層13の弾性で保持され、さらに多孔質体自体の
寸法不安定な要素が非通水性基材層13により補われる
ので、経年に対し防水シール材10の寸法安定を維持で
きる。しかも、本発明の防水シール材10は、前述した
(3)項の理由から永久ヘタリが生じにくく耐久性に富
むので、ゴム自体の収縮現象を防止し防水シール材10
の寸法安定を維持できる。したがって、防水シール材と
外枠用サッシの枠材との間に隙間が生じないので経年に
対し締付けネジの緩みが生じない。
性結晶化ポリマー繊維で、非通水性基材層13及びフィ
ルム層14が無方向性ポリマーのゴムで成る場合は、前
記多孔質体12の両面に非通水性基材層13を形成して
多孔質体12の繊維を機械的に用い且つ混成架橋した複
合化により、前記非通水性基材層13及びフィルム層1
4の適度のゴム弾性が締付けネジの締付力を効率よく吸
収し、前記多孔質体12の高結晶化による耐オゾン性及
び機械的強度を図ったポリマー繊維のラジアル性が前記
締付力を効率よく無方向に分散する。
変化とその低下率について 本願例と比較例A,比較例Bの防水シール材のそれぞれ
3つの試験片に対して以下の試験を実施した。
試験片を装着し、各試験片に対してそれぞれ10kgf ・
cm、20kgf ・ cm、30kgf ・ cmのトルクで締め付け、
その後、1日経過毎に各試験片の締付トルクを計測し
た。なお、締付トルクの低下率のデータは、試験片装着
時の締付トルクに対し、試験片装着時から6日後の締付
トルクの低下率を示すものである。
と図11の締付トルク変化曲線(グラフ2)のようにな
る。
トルク10kgf・cm、20kgf・ cm、30kgf・cmにおける
試験片装着時から6日後の締付トルクの低下率は、次表
5のとおり、
率の比較および図11の締付トルク変化曲線(グラフ
2)からも明らかなように、本願例の締付けトルクの低
下率が比較例A、比較例Bより顕著に低いことを示して
おり、本願の防水シール材は従来の防水シール材より経
時変化が少ないことが明らかに認められる。
よる切断を防止する。外枠用サッシの枠材の端面エッジ
による防水シール材の切断を防止するには、防水シール
材にかかる外枠用サッシの枠材の端面エッジからの圧力
を分散することが重要であり、防水シール材10におけ
る圧力の分散作用は前述した(4)項で説明した作用と
同様であり、特に多孔質体12の結晶化したラジアル構
造の繊維の強度で耐えると共に、この多孔質体12で外
枠用サッシの枠材による切断力を適度に分散し、さらに
非通水性基材層13及びフィルム層14のゴムの弾性力
で前記切断力を適度に吸収する。
シール材10は、従来の防水シール材のように単なる伸
縮性に富むゴム、有機体の一体構造ではなく、多孔質体
12の両面に非通水性基材層13を形成して多孔質体1
2を非通水性基材層13の構造体として構成したことに
より、打ち抜き加工時のパンチング仕上げ精度を0.1
mm単位まで確保される。さらに、基体11上に直接フィ
ルム溶液をコーティングし又は、キャスティング材15
の剥離面17上にフィルム層14を形成し、このフィル
ム層14を基体11の非通水性基材層13に転写したの
で、フィルム層14内の収縮応力を極力抑えることがで
き、前述のパンチング仕上げ精度を向上することができ
た。
精度の向上と形状の安定性は、たとえ手作業による場合
であっても、外枠用サッシの枠材の組付け精度を向上す
ると共に、水漏れ防止に大きな良い影響を与える。
水性が向上する。一般に外枠用サッシの締付けネジによ
る締付トルクは通常20kgf・ cmであるが、弱トルクの
10kgf・ cmに対しても防水シール材と外枠用サッシの
枠材との界面からの水漏れを回避する必要がある。多孔
質体12の両面に形成した非通水性基材層13の面は、
特に多孔質体12が不織布等の繊維材料で成る場合、繊
維により凹凸面となって表れるので、この非通水性基材
層13の凹凸面では外枠用サッシの枠材との界面からの
水漏れを回避することができないが、前記非通水性基材
層13の凹凸面にフィルム層14をラミネートして平滑
面を形成することによりフィルム層14と外枠用サッシ
の枠材との界面の止水性が向上する。
で成る場合、この繊維が直径15デニール以下であるこ
とにより、非通水性基材層13の表面が平滑面となるの
で防水シール材10の止水性が向上する。
の表面に粘着剤層を介して剥離紙を積層したことによ
り、この防水シール材を実際に使用する際、防水シール
材から前記剥離紙を剥がし、前記粘着剤層を介して外枠
用サッシの一方の枠材の面に貼り付けた後、この枠材の
防水シール材に他の枠材を容易に組付けることができ
る。 また、前記防水シール材の非通水性基材層13の
表面及びフィルム層14の表面にそれぞれ粘着剤層を介
して剥離紙を積層した場合も上述の防水シール材と同様
に、外枠用サッシの枠材に貼付けて容易に組み立てるこ
とができる。
で成る不織布であるので、非通水性基材層13を成す含
浸剤が多孔質体12によく浸透し、多孔質体12と非通
水性基材層13が互いに密接な状態になるため、多孔質
体12と非通水性基材層13のそれぞれの長所が互いの
短所を補い合い、例えば非通水性基材層13の分子鎖の
ストレスを多孔質体12で支え、非通水性基材層13に
かかる締付力などによる圧力を多孔質体12で効率良く
分散するという作用が効率良く行なわれる。
0〜900g/m2 に形成されたので、非通水性基材層1
3内にピンホールが生じにくく非通水性基材層13の厚
みを安定したものとすることができた。
ャスティング材15上に形成したフィルム層14をラミ
ネートしたので、このラミネート時にかかる張力でキャ
スティング材15は伸びないためフィルム層14には張
力がかからないで非通水性基材層13に貼合される。し
たがって、前記ラミネート後に形成された防水シール材
は従来のような収縮応力や歪等によるシワ、異層収縮、
カールなどの不良現象が生じない。
50μの無機材料の粒子を混合したので、フィルム層1
4の低コスト、軽量化を図ることができた。
材を組付ける一例を示す斜視図である。
を示す全体図である。
はB’)を示す全体図である。
を示す全体図である。
を示す全体図である。
を示す全体図である。
を示す全体図である。
変化曲線(グラフ1)である。
トルク変化曲線(グラフ2)である。
Claims (11)
- 【請求項1】 多孔質体の両面に形成したガスバリヤー
性を有する非通水性基材層と、この非通水性基材層の一
面に形成した弾性及び非通水性を有する、無機材料粒子
及び非結晶性ポリマーを原料に含み、前記非結晶性ポリ
マーを主成分とするフィルム層と、前記非通水性基材層
の他面に粘着剤層を介して剥離紙を積層したことを特徴
とする防水シール材。 - 【請求項2】 多孔質体の両面にガスバリヤー性を有す
る非通水性基材層を形成する非通水性基材層形成工程
と、剥離面を有するキャスティング材の前記剥離面に弾
性及び非通水性を有する、無機材料粒子及び非結晶性ポ
リマーを原料に含み、前記非結晶性ポリマーを主成分と
するフィルム層を形成するフィルム層形成工程と、前記
フィルム層形成工程で形成されたキャスティング材上の
フィルム層を、前記非通水性基材層形成工程で形成され
た非通水性基材層の一面に転写して積層する工程と、前
記非通水性基材層の他面に粘着剤層を形成しこの粘着剤
層に剥離紙を積層する粘着剤層形成工程とからなること
を特徴とする防水シール材の製造方法。 - 【請求項3】 前記多孔質体にガスバリヤー性を有する
非通水性ブチル系ゴムを含浸して非通水性基材層を形成
した請求項2記載の防水シール材の製造方法。 - 【請求項4】 前記多孔質体がポリエステル系繊維で成
り、この繊維が直径15デニール以下である請求項1記
載の防水シール材。 - 【請求項5】 前記非通水性基材層が非結晶性ポリマー
の樹脂である請求項1記載の防水シール材。 - 【請求項6】 前記フィルム層がフィルム層厚5〜15
0μmである非通水性ブチル系ゴムで成る請求項1、4
又は5記載の防水シール材。 - 【請求項7】 前記フィルム層内に粒径10〜250μ
の炭酸カルシウム等の無機材料粒子を混合した請求項
1、4〜6いずれか1項記載の防水シール材。 - 【請求項8】 前記多孔質体がポリエステル系繊維で成
り、この繊維が直径15デニール以下である請求項2又
は3記載の防水シール材の製造方法。 - 【請求項9】 前記非通水性基材層が非結晶性ポリマー
の樹脂である請求項2、3又は8記載の防水シール材の
製造方法。 - 【請求項10】 前記フィルム層がフィルム層厚5〜1
50μ m である非通水性ブチル系ゴムで成る請求項2、
3、8又は9記載の防水シール材の製造方法。 - 【請求項11】 前記フィルム層内に粒径10〜250
μの炭酸カルシウム等の無機材料粒子を混合した請求項
2、3、8〜10いずれか1項記載の防水シール材の製
造方法。
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---|---|---|---|
JP17725194A JP3512120B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 防水シール材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17725194A JP3512120B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 防水シール材及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0842263A JPH0842263A (ja) | 1996-02-13 |
JP3512120B2 true JP3512120B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=16027810
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JP17725194A Expired - Lifetime JP3512120B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 防水シール材及びその製造方法 |
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JP (1) | JP3512120B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003082950A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-03-19 | Iwaki Sangyo Kk | サッシ用止水材 |
JP4699076B2 (ja) * | 2005-04-20 | 2011-06-08 | 日東電工株式会社 | 防水気密用粘着テープ |
JP6532623B1 (ja) * | 2019-03-12 | 2019-06-19 | イワキ化成株式会社 | サッシ取付枠の防水材 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3015666U (ja) | 1995-03-10 | 1995-09-05 | 廷▲均▼ 謝 | ガスケット |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP17725194A patent/JP3512120B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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JP3015666U (ja) | 1995-03-10 | 1995-09-05 | 廷▲均▼ 謝 | ガスケット |
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JPH0842263A (ja) | 1996-02-13 |
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