JP3509552B2 - 半導体装置 - Google Patents
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- Element Separation (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Description
縁分離用トレンチにより囲まれた島状領域を設けて、こ
の島状領域内に横型MOSFETを形成すると共に、そ
の島状領域の外側の領域であって、上記絶縁分離用トレ
ンチと隣接する他の島状領域のためのトレンチとに挟ま
れた領域に他の素子形成領域との間の電気的な干渉を防
止するためのバッファ領域を形成して成る半導体装置に
関する。
Tの例として、LDMOS(LateralDouble-diffused M
OS :横型二重拡散MOSFET)が知られているが、
このような高耐圧LDMOSを半導体基板上に複数個設
ける場合、或いはLDMOSと論理回路素子とを同一の
半導体基板上に混載してモノリシック化する場合などに
は、互いの間での電気的な干渉を防止するためのバッフ
ァ領域をLDMOSの周囲に設けることが行われてい
る。図10には上記のようなバッファ領域を設けた半導
体装置の一例が模式的な断面図により示され、図11に
は当該半導体装置の要部の概略的な平面レイアウト例が
示されている。
のLDMOSの例を示すものであり、シリコン層1は、
シリコン基板より成る支持基板2上に、絶縁分離膜とし
てのシリコン酸化膜3を介して配置されたSOI構造と
なっており、このシリコン層1には、トレンチ4によっ
て他の素子形成領域から分離された状態の島状シリコン
層1aが形成されている。尚、上記トレンチ4は、符号
を付して示していないが、絶縁分離用のシリコン酸化膜
及びポリシリコンによって埋め戻されている。上記島状
シリコン層1aのうち、シリコン酸化膜3に接する領域
には、低不純物濃度の電界緩和層5が形成されている。
この電界緩和層5は、実質的に真性半導体層として機能
するように不純物濃度が極めて低い状態とされている。
成るドリフト層6が形成されている。このドリフト層6
は低不純物濃度層として設けられるものであるが、上記
電界緩和層5よりは高い不純物濃度に設定されている。
ドリフト層6の表面側には、高濃度のP+層より成るド
レインコンタクト層7が形成されており、このドレイン
コンタクト層7上にはドレイン電極7aが設けられてい
る。
到達するリング形状のNウェル8a、リング形状とされ
たゲートポリシリコン9に対し自己整合的な位置に存す
る同じくリング形状のチャンネルNウェル8bが、それ
ぞれ前記ドレインコンタクト層7の周囲に同心状にレイ
アウトされており、そのNウェル8b内にはソース領域
となるリング形状のソース拡散層10(P+層)、並び
に当該Nウェル8bの電位を取るためのリング形状のソ
ース拡散層11(N+層)が形成されている。また、上
記ゲートポリシリコン9上にはゲート電極9aが設けら
れ、ソース拡散層10及び11上にはソース電極10a
が設けられている。
電極9a及びソース電極10aは、所謂第1アルミによ
り形成されるものであり、このため図11に示すよう
に、ソース電極10aの一部を切り欠いた状態とし、こ
の切欠部分を介してゲート電極9aを引き出す構成とし
ている。
は、電界緩和のためのLOCOS酸化膜12が形成され
ている。さらに、島状シリコン層1aの周囲には、シリ
コン層1上の他の横型MOSFET或いは論理回路素子
との間での電気的な干渉を防止するためのバッファ領域
13が、当該島状シリコン層1aを包囲した状態で形成
されている。このバッファ領域13は、シリコン層1に
例えばN型の不純物を所定の深さまで導入した構造とな
っており、その電位を取るためのN+拡散層14が形成
されている。また、上記N+拡散層14上にはバッファ
領域電極13aが設けられている。
ば、支持基板2並びにドレイン電極7aはグランドされ
て同電位となるように設定され、ソース電極10aには
プラス極性の高電圧が印加されるものである。また、バ
ッファ領域電極13aは、グランド電位状態とされる。
が極めて低い不純物濃度の半導体層であるため、ドリフ
ト層6及びドレインコンタクト層7(P型層)、電界緩
和層5(実質的なI層:真性半導体層)、Nウェル8a
及び8b(N型層)により、それらが実質的にPIN構
造を構成している。斯かる素子構造によれば、Pチャネ
ルMOSFETのソース電極10a及びドレイン電極7
a間に高電圧が印加された場合には、その印加電圧が、
電界緩和層5中に生ずる空乏層とシリコン酸化膜3とで
有効に分担されるようになり、これによって高耐圧が達
成されることになる。
の半導体装置において、支持基板2、ドレイン電極7a
及びバッファ領域電極13aをグランド電位とした状態
で、ソース電極10aにプラス極性の高電圧を印加した
ときの等電位分布曲線をシミュレーションにより求めた
結果が示されている。この特性図から明らかなように、
島状シリコン層1aにおけるソース拡散層10、11と
絶縁分離用トレンチ4との間の表面領域では、ソース拡
散層10、11とバッファ領域13との間の電位差に起
因して電界が集中する現象が発生するものであり、ソー
ス電極10aに210V程度以上の電圧が印加された状
態で、上記表面領域でアバランシェ降伏が生ずることが
判明した。このため、本来、上述したように電界緩和層
5中に生ずる空乏層及びシリコン酸化膜3による分担電
圧で規定されるべき耐圧が、上記ソース拡散層10、1
1と絶縁分離用トレンチ4との間の表面領域での耐圧に
より規定されてしまうものであり、結果的に、半導体装
置の耐圧低下を来たすという問題点があった。このよう
な問題点を回避するためには、上記トレンチ4とソース
拡散層10、11との間の距離を大きく設定して空乏層
が伸びる余裕を確保するという構成が考えられるが、こ
のような構成では素子密度が低下するという新たな問題
点を招くことになる。
めになされたものであり、その目的は、耐圧の向上を、
素子密度の低下を伴うことがない簡易な構成により実現
できるようになる半導体装置を提供することにある。
に請求項1に記載した手段を採用できる。この手段は、
半導体基板(21)にリング形状の絶縁分離用トレンチ
(25)により囲まれた島状領域(24a)を形成し、
この島状領域(24a)内にドレインコンタクト層(3
5)並びにこのドレインコンタクト層(35)の周囲に
同心状にレイアウトされたリング形状のソース拡散層
(32、33)を備えた横型MOSFET(45)を形
成すると共に、トレンチ(25)に囲まれた島状領域
(24a)の外側の領域であって、当該トレンチ(2
5)と隣接する他の島状領域のためのトレンチとに挟ま
れた領域に他の素子形成領域との間の電気的な干渉を防
止するためのバッファ領域(28)を設ける場合におい
て、半導体基板(21)上における前記ソース拡散層
(32、33)及び絶縁分離用トレンチ(25)間の表
面領域部分に電界が集中する現象を緩和できる位置であ
る前記絶縁分離用トレンチ(25)に上方から臨む位置
または当該位置の近傍位置に当該トレンチ(25)の形
状に対応したリング形状の補助電極膜(41)を配置
し、この補助電極膜(41)に対して、上記ソース拡散
層(32、33)と電気的に接続されるソース電極膜
(40)と同等レベルの電圧を印加する構成とした点に
特徴を有する。
(40)に高電圧が印加されるのに応じて、ソース拡散
層(32、33)と絶縁分離用トレンチ(25)との間
に、そのソース拡散層(32、33)及びバッファ領域
(28)間に生ずる電位差に起因した電界集中現象が発
生するものであるが、絶縁分離用トレンチ(25)に上
方から臨む位置または当該位置の近傍位置に配置された
前記補助電極膜(41)に対して上記ソース電極膜(4
0)と同等レベルの電圧が印加されている状態では、そ
の補助電極膜(41)によるフィールドプレート効果に
よって、半導体基板(21)の表面側での電界集中部分
が絶縁分離用トレンチ(25)側に移動するようにな
る。
ース拡散層(32、33)及び絶縁分離用トレンチ(2
5)間の表面領域部分に電界が集中する現象が緩和され
るようになる。このため、ソース拡散層(32、33)
及びドレインコンタクト層(35)間に高電圧が印加さ
れた状態においても、上記表面領域でアバランシェ降伏
が発生しにくくなって耐圧が向上するものである。特
に、補助電極膜(41)が絶縁分離用トレンチ(25)
に上方から臨む位置に配置された場合には、その補助電
極膜(41)の全体で良好なフィールドプレート効果が
得られるようになるから、耐圧がさらに向上するように
なる。これにより、補助電極膜(41)を設けるだけの
簡単な構成によって、耐圧の向上を実現できるようにな
る。また、絶縁分離用トレンチ(25)とソース拡散層
(32、33)との間の距離を大きく設定して空乏層が
伸びる余裕を確保する必要がないから、素子密度の低下
を伴うこともなくなる。しかも、上記補助電極膜(4
1)は、ソース電極膜(40)の外周側部位に絶縁分離
用トレンチ(25)の形状に対応したリング形状で配置
されているから、その補助電極膜(41)の全体で上述
したようなフィールドプレート効果が得られるようにな
り、この面からも耐圧が向上するようになる。
した手段を採用することもできる。この手段は、半導体
基板(21)にリング形状の絶縁分離用トレンチ(2
5)により囲まれた島状領域(24a)を形成し、この
島状領域(24a)内にソース拡散層(49、50)並
びにこのソース拡散層(49、50)の周囲に同心状に
レイアウトされたリング形状のドレインコンタクト層
(52)を備えた横型MOSFET(58)を形成する
と共に、トレンチ(25)に囲まれた島状領域(24
a)の外側の領域であって、当該トレンチ(25)と隣
接する他の島状領域のためのトレンチとに挟まれた領域
に他の素子形成領域との間の電気的な干渉を防止するた
めのバッファ領域(28)を設ける場合において、半導
体基板(21)上における前記ソース拡散層(32、3
3)及び絶縁分離用トレンチ(25)間の表面領域部分
に電界が集中する現象を緩和できる位置である絶縁分離
用トレンチ(25)に上方から臨む位置または当該位置
の近傍位置に当該トレンチ(25)の形状に対応したリ
ング形状の補助電極膜(55)を配置し、この補助電極
膜(55)に対して、上記ドレインコンタクト層(5
2)と電気的に接続されるドレイン電極膜(54)と同
等レベルの電圧を印加する構成とした点に特徴を有す
る。
(54)に高電圧が印加されるのに応じて、ドレインコ
ンタクト層(52)と絶縁分離用トレンチ(25)との
間に、そのドレインコンタクト層(52)及びバッファ
領域(28)間に生ずる電位差に起因した電界集中現象
が発生するものであるが、絶縁分離用トレンチ(25)
に上方から臨む位置または当該位置の近傍位置に配置さ
れた前記補助電極膜(55)に対して上記ドレイン電極
膜(54)と同等レベルの電圧が印加されている状態で
は、その補助電極膜(55)によるフィールドプレート
効果によって電界集中部分が絶縁分離用トレンチ(2
5)側に移動するようになる。
レインコンタクト層(52)及び絶縁分離用トレンチ
(25)間の表面領域部分に電界が集中する現象が緩和
されるようになる。このため、ドレインコンタクト層
(52)及びソース拡散層(49、50)間に高電圧が
印加された状態においても、上記表面領域でアバランシ
ェ降伏が発生しにくくなって耐圧が向上するものであ
る。特に、補助電極膜(55)が絶縁分離用トレンチ
(25)に上方から臨む位置に配置された場合には、そ
の補助電極膜(55)の全体で良好なフィールドプレー
ト効果が得られるようになるから、耐圧がさらに向上す
るようになる。これにより、補助電極膜(55)を設け
るだけの簡単な構成によって、耐圧の向上を実現できる
ようになる。また、絶縁分離用トレンチ(25)とドレ
インコンタクト層(52)との間の距離を大きく設定し
て空乏層が伸びる余裕を確保する必要がないから、素子
密度の低下を伴うこともなくなる。しかも、上記補助電
極膜(55)は、ドレイン電極膜(54)の外周側部位
に絶縁分離用トレンチ(25)の形状に対応したリング
形状で配置されているから、その補助電極膜(55)の
全体で上述したようなフィールドプレート効果が得られ
るようになり、この面からも耐圧が向上するようにな
る。
図6には本発明の第1実施例が示されており、以下これ
について説明する。図1にはSOI基板上に形成された
高耐圧LDMOS(横型二重拡散MOSFET)の模式
的な縦断面構造が示され、図2には当該LDMOSの主
要部についての第1アルミによる配線パターンの平面レ
イアウトが示され、図3には同主要部についての第1ア
ルミ及び第2アルミによる配線パターンの平面レイアウ
トが示され、図4には複数個の高耐圧LDMOSを論理
回路素子と共に1チップ上に搭載したモノリシックパワ
ーICの基本構造の実際の平面レイアウトが示されてい
る。尚、本発明をLDMOSに適用する場合、Nチャネ
ル型及びPチャネル型の何れでも成立するが、この実施
例ではPチャネル型を例にして説明する。
う半導体基板に相当)は、例えば単結晶シリコン基板よ
り成る支持基板22上に、シリコン酸化膜23を介して
単結晶シリコン層24を設けた構造となっており、この
単結晶シリコン層24には、リング形状をなす絶縁分離
用トレンチ25によって他の素子形成領域から分離され
た状態の島状シリコン層24a(本発明でいう島状領域
に相当)が形成されている。尚、上記単結晶シリコン層
24の膜厚は10μm程度に設定される。また、上記絶
縁分離用トレンチ25は、絶縁分離用のシリコン酸化膜
26及びポリシリコン27により埋め戻された状態とな
っている。
ける島状シリコン層24aの外周囲部分、つまり絶縁分
離用トレンチ25に隣接する外周囲部分は、バッファ領
域28として機能するように構成されている。
ン酸化膜23に接する領域には、低不純物濃度の電界緩
和層29が形成されている。この電界緩和層29は、ボ
ロン或いはリン、砒素、アンチモンなどの不純物濃度が
極めて低い状態(1×101 4/cm3程度以下)の単結
晶シリコン層で、実質的に真性半導体層として機能する
ものであり、その厚さは少なくとも1μm以上となるよ
うに設定される。
層より成るドリフト層30となっている。このドリフト
層30は、比較的高い抵抗が必要であるため低不純物濃
度層として設けられるものであるが、前記電界緩和層2
9より高い不純物濃度(例えば2.5×1015/cm3
前後)に設定されている。
0の表面側からN型の不純物を拡散することによって、
平面形状がリング形状(例えば長円形状)をなす二重ウ
ェル31が形成されている。この二重ウェル31は、前
記電界緩和層29内に達するNウェル31a及びその表
面側部位に上記Nウェル31aと連続するように位置さ
れたチャネル形成用のNウェル31bとにより構成され
ている。この場合、Nウェル31aは、不純物濃度(表
面濃度)が例えば4.0×1016/cm3前後に設定さ
れ、Nウェル31bは、不純物濃度(表面濃度)が例え
ば4.5×1016/cm3前後に設定される。尚、Nウ
ェル31bは、P+拡散層より成るソース拡散層32と
共に周知の二重拡散技術により形成されるものであり、
これにより、そのNウェル31bの表面部にPチャネル
領域が形成される構成となっている。
Nウェル31bの電位を取るためのN+拡散層より成る
ソース拡散層33が形成されている。この場合、上記N
ウェル31a、31b並びにソース拡散層32、33
は、その平面形状がリング形状に形成されているから、
上記Pチャネル領域の平面形状も同様のリング形状に形
成されることになる。このようにPチャネル領域をリン
グ形状にレイアウトした場合には、電界の集中を緩和し
て大電流を流し得るようになるFET構造を実現できる
ことになる。
なす前記ソース拡散層32、33の中心部に位置するよ
うにしてP型不純物を拡散したディープドレイン領域と
してのPウェル34が形成されている。このPウェル3
4は、前記Nウェル31aの接合深さと同程度の深さ
(本実施例では若干深い状態)に形成されている。ま
た、Pウェル34の表面部には、P+拡散層より成るド
レインコンタクト層35が形成されている。
ドリフト層30の不純物濃度及びドレインコンタクト層
35の不純物濃度の中間レベルに設定されるものであ
る。具体的には、ドリフト層30の不純物濃度(表面濃
度)が2.5×1016/cm3前後、ドレインコンタク
ト層35の不純物濃度(表面濃度)が1.0×1019
/cm3程度以上に設定されている場合、Pウェル34の
不純物濃度(表面濃度)は、例えば1.1×1017/
cm3前後に設定される。
を前記Nウェル31aと同じ接合深さに拡散した不純物
拡散層28aが形成されており、その表面部にはN+拡
散層より成るバッファ領域用コンタクト層36が形成さ
れている。
1bとドレインコンタクト層35との間、並びにNウェ
ル31bとバッファ領域28との間などの部位に、電界
緩和のためのLOCOS酸化膜37が形成されている。
また、Nウェル31bに形成される前記Pチャネル領域
と対応した部分には、ゲート用ポリシリコン膜38が図
示しないゲート酸化膜(シリコン酸化膜)を介して形成
されており、このゲート用ポリシリコン膜38の形状
は、上記Pチャネル領域に対応したリング形状に設定さ
れている。
述したソース拡散層32、33、ドレインコンタクト層
35、バッファ領域用コンタクト層36、LOCOS酸
化膜37、ゲート用ポリシリコン膜38などを覆うよう
にしてシリコン酸化膜より成る絶縁膜39が形成されて
いる。
な各電極膜が所謂第1アルミによって形成される。即
ち、ソース拡散層32、33と対応した位置には、当該
ソース拡散層32、33とコンタクトホールを介して電
気的に接続されるソース電極膜40が、図2及び図3に
示すようなリング形状に形成される。また、絶縁分離用
トレンチ25に上方から臨む位置には、上記ソース電極
膜40から一体に延出された状態の補助電極膜41が図
2及び図3に示すようなリング形状に形成される。
には、当該ドレインコンタクト層35とコンタクトホー
ルを介して電気的に接続されるドレイン電極膜42が図
2及び図3に示すような棒形状に形成される。また、ゲ
ート用ポリシリコン膜38と対応した位置には、当該ゲ
ートポリシリコン膜38とコンタクトホールを介して電
気的に接続されるゲート電極膜43が、図2及び図3に
示すようなリング形状に形成される。さらに、バッファ
領域用コンタクト層36と対応した位置には、当該バッ
ファ領域用コンタクト層36とコンタクトホールを介し
て電気的に接続されるバッファ領域電極膜44が、図4
に示すような矩形枠状に形成される。
助電極膜41及びゲート電極膜43が第1アルミによっ
てリング形状に形成されている関係上、そのゲート電極
膜43及びドレイン電極膜42は、図3に示すように第
2アルミを利用して外部に引き出されるようになってい
る。具体的には、ゲート電極膜43は、第2アルミより
成るゲート配線膜43a、43aにビアホール43b、
43bを介して接続され、ドレイン電極膜42は、第2
アルミより成るドレイン配線膜42aにビアホール42
bを介して接続されることになる。
コン層24a内に、ドレインコンタクト層35並びにこ
のドレインコンタクト層35の周囲に同心状にレイアウ
トされたリング形状のソース拡散層32、33を備えた
状態のドレインセンタータイプのPチャネル型LDMO
S45(本発明でいう横型MOSFETに相当)が形成
されることになる。この場合、上記LDMOS45にあ
っては、ドリフト層30、Pウェル34及びドレインコ
ンタクト層35(P型層)と、二重ウェル31(N型
層)と、電界緩和層29(実質的なI層)とにより、そ
れらが実質的にPIN構造を構成するようになってい
る。
すように、複数の島状シリコン層24a及び論理素子形
成領域46が形成されるものであり、各島状シリコン層
24a内にそれぞれLDMOS45が形成されると共
に、論理素子形成領域46にそれらLDMOS45の動
作制御用ICを構成する論理回路素子(図示せず)が形
成される構成となっている。尚、図4においては、LD
MOS45及び絶縁分離用トレンチ25の形成領域に斜
線帯を施した状態としている。
おいては、ソース電極膜40及び補助電極膜41にプラ
ス極性の電圧が印加されると共に、ドレイン電極膜42
及びバッファ領域電極膜44にグランド電位レベルの電
圧が印加されるものであり、ゲート電極膜43には所定
のゲートバイアス電圧が印加されるものである。また、
支持基板22は、例えばグランド電位レベルとなるよう
に接続される。
32、33に対しソース電極膜40を通じてプラス極性
の高電圧を印加した状態で、ゲート用ポリシリコン膜3
8に対しゲート電極膜43を通じてゲートバイアス電圧
を印加することによって、当該ゲートバイアス電圧に応
じたレベルの電流をソース拡散層32、33及びドレイ
ンコンタクト層35間に流すことができる。
は、ソース拡散層32、33と絶縁分離用トレンチ25
との間に、そのソース拡散層32、33とバッファ領域
28との間に生ずる電位差に起因した電界集中現象が発
生するようになるが、本実施例の構成によれば、絶縁分
離用トレンチ25上に配置された補助電極膜41に対し
て上記ソース電極膜40と同じレベルの電圧が印加され
るため、その補助電極膜41によるフィールドプレート
効果によって、単結晶シリコン層24の表面での電界集
中部分が絶縁分離用トレンチ25側に移動するようにな
る。
ァ領域28及びドレイン電極膜43をグランド電位とし
た状態でソース電極膜40にプラス極性の高電圧(この
例では210V)を印加したときの等電位分布曲線をシ
ミュレーションによって求めた結果が示されているが、
この図5の等電位分布特性を、従来構成における同様の
シミュレーション結果を示す前記図12と比較した場
合、単結晶シリコン層24の表面での電界集中部分が絶
縁分離用トレンチ25側に移動していることが分かる
(図5では、基板表面に7本の等電位線が通っている
が、図12の従来構成のものでは10本の等電位線が通
った状態となっている)。
結晶シリコン層24におけるソース拡散層32、33及
び絶縁分離用トレンチ25間の表面領域部分に電界が集
中する現象が緩和されるようになる。このため、ソース
拡散層32、33及びドレインコンタクト層35間に高
電圧が印加された状態においても、上記表面領域でアバ
ランシェ降伏が発生しにくくなって耐圧が向上するもの
である。つまり、補助電極膜41を設けるだけの簡単な
構成によって、耐圧の向上を実現できるようになる。
トレンチ25に上方から臨むリング形状に形成されてい
るから、その補助電極膜41の全体で上述したフィール
ドプレート効果が得られるようになり、この面からも耐
圧が向上するようになる。また、空乏層が伸びる余裕を
確保するために、絶縁分離用トレンチ25とソース拡散
層32、33との間の距離を大きく設定する必要がなく
なるから、素子密度の低下を伴うこともなくなる。さら
に、補助電極膜41はソース電極膜40と一体に構成さ
れたものであるから、当該補助電極膜41に電圧を印加
するために特別な手段が不要となり、この面からも構成
が簡単化するようになる。
ることによる効果を、所定サイズのLDMOS45につ
いて実際に測定した結果が示されている。この図6の横
軸はソース電極膜40からの補助電極膜41の延出量を
示し、縦軸はLDMOS45の耐圧及び絶縁分離トレン
チ25内の電位差を示すものであり、また、図6中の斜
線帯領域は絶縁分離トレンチ25の形成領域を示す。こ
の図6からは、補助電極膜41の延出長を大きくするの
に伴い耐圧が向上することが分かるものであり、本実施
例のように、補助電極膜41を絶縁分離用トレンチ25
に上方から臨む位置に配置する構成によれば、十分な耐
圧向上を期待できるものである。
縁分離用トレンチ25に上方から臨むように配置する構
成としたが、上記図6から理解できるように、補助電極
膜41を絶縁分離用トレンチ25に近接した位置に配置
すれば耐圧向上効果が得られるから、必ずしも補助電極
膜41を絶縁分離用トレンチ25に上方から臨む位置に
配置する必要はないものである。
2、33とバッファ領域28との間に電位差が加えられ
た状態となるドレインセンタータイプのPチャネル型L
DMOS45の場合について述べたが、ドレインセンタ
ータイプのNチャネル型LDMOSであっても、例えば
ドレインコンタクト層及びバッファ領域にグランド電位
レベルの電圧が印加され、ソース拡散層にマイナス極性
の高電圧が印加されるような使用状態とされた場合に
は、ソース拡散層とバッファ領域との間に大きな電位差
が加えられる状態となるから、斯様なNチャネル型LD
MOSに対しても本実施例のような補助電極膜41を設
ける構成を同様に適用できるものである。
2実施例が示されており、以下これについて前記第1実
施例と異なる部分のみ説明する。即ち、この第2実施例
は、本発明をソースセンタータイプのNチャネル型LD
MOSに適用した例を示すものである。図7において、
電界緩和層29及びN−拡散層より成るドリフト層47
が形成された島状シリコン層24aの中心部には、電界
緩和層29内に達するPウェル48a及びこのPウェル
48aと連続するように位置されたチャネル形成用のP
ウェル48bを備えた二重ウェル48が形成されてい
る。上記Pウェル48bは、N+拡散層より成るリング
形状のソース拡散層49と共に周知の二重拡散技術によ
り形成されるものであり、これにより、そのPウェル4
8bの表面部にリング形状のNチャネル領域が形成され
る構成となっている。また、Pウェル48bの表面側に
おける上記ソース拡散層49に囲まれた部位には、当該
Pウェル48bの電位を取るためのP+拡散層より成る
ソース拡散層50が形成されている。
散層49、50を包囲した位置(絶縁分離用トレンチ2
5に内側から隣接する位置)に、N型不純物を拡散した
ディープドレイン領域としてのNウェル51が形成され
ており、その表面部には、N+拡散層より成るリング形
状のドレインコンタクト層52が形成されている。ま
た、Pウェル48bに形成される前記Nチャネル領域と
対応した部分には、ゲート用ポリシリコン膜53が図示
しないゲート酸化膜(シリコン酸化膜)を介して形成さ
れており、このゲート用ポリシリコン膜53の形状は、
上記Nチャネル領域に対応したリング形状に設定されて
いる。
電極膜が第1アルミによって形成される。即ち、ドレイ
ンコンタクト層52と対応した位置には、当該ドレイン
コンタクト層52とコンタクトホールを介して電気的に
接続されるドレイン電極膜54がリング形状に形成され
る。また、絶縁分離用トレンチ25に上方から臨む位置
には、上記ドレイン電極膜54から一体に延出された状
態の補助電極膜55がリング形状に形成される。
は、ソース拡散層49、50とコンタクトホールを介し
て電気的に接続されるソース電極膜56が例えば棒形状
に形成される。また、ゲート用ポリシリコン膜53と対
応した位置には、当該ゲートポリシリコン膜53とコン
タクトホールを介して電気的に接続されるゲート電極膜
57がリング形状に形成される。尚、バッファ領域用コ
ンタクト層36と対応した位置にはバッファ領域電極膜
44が形成されるものである。
コン層24a内に、ソース拡散層49、50並びにこれ
らソース拡散層49、50の周囲に同心状にレイアウト
されたリング形状のドレインコンタクト層52を備えた
状態のソースセンタータイプのNチャネル型LDMOS
58(本発明でいう横型MOSFETに相当)が形成さ
れることになる。
いては、ドレイン電極膜54及び補助電極膜55にプラ
ス極性の電圧が印加されると共に、ソース電極膜56及
びバッファ領域電極膜44にグランド電位レベルの電圧
が印加されるものであり、ゲート電極膜57には所定の
ゲートバイアス電圧が印加されるものである。また、支
持基板22は、例えばグランド電位レベルとなるように
接続される。
タクト層52に対しドレイン電極膜54を通じてプラス
極性の高電圧を印加した状態で、ゲート用ポリシリコン
膜53に対しゲート電極膜57を通じてゲートバイアス
電圧を印加することによって、当該ゲートバイアス電圧
に応じたレベルの電流をドレインコンタクト層52及び
ソース拡散層49、50間に流すことができる。
は、ドレインコンタクト層52と絶縁分離用トレンチ2
5との間に、そのドレインコンタクト層52とバッファ
領域28との間に生ずる電位差に起因した電界集中現象
が発生するようになるが、本実施例の構成によれば、絶
縁分離用トレンチ25上に配置された補助電極膜55に
対して上記ドレイン電極膜54と同じレベルの電圧が印
加されるため、その補助電極膜55によるフィールドプ
レート効果によって、単結晶シリコン層24の表面での
電界集中部分が、前記第1実施例と同様に絶縁分離用ト
レンチ25側に移動するようになる。
実施例と同様に、単結晶シリコン層24におけるドレイ
ンコンタクト層52及び絶縁分離用トレンチ25間の表
面領域部分に電界が集中する現象が緩和されるようにな
る。このため、ドレインコンタクト層52及びソース拡
散層49、50間に高電圧が印加された状態において
も、上記表面領域でアバランシェ降伏が発生しにくくな
って耐圧が向上するものである。つまり、補助電極膜5
5を設けるだけの簡単な構成によって、耐圧の向上を実
現できるようになるなど、前述した第1実施例と同様の
効果を奏することができる。
を絶縁分離用トレンチ25に上方から臨むように配置す
る構成としたが、前記第1実施例と同一の理由により、
補助電極膜55を絶縁分離用トレンチ25に近接した位
置に配置すれば耐圧向上効果が得られるから、必ずしも
補助電極膜55を絶縁分離用トレンチ25に上方から臨
む位置に配置する必要はないものである。
タクト層52とバッファ領域28との間に電位差が加え
られた状態となるソースセンタータイプのNチャネル型
LDMOS48の場合について述べたが、ソースセンタ
ータイプのPチャネル型LDMOSであっても、例えば
ドレインコンタクト層にマイナス極性の高電圧が印加さ
れ、ソース拡散層及びバッファ領域にグランド電位レベ
ルの電圧が印加されるような使用状態とされた場合に
は、ドレインコンタクト層とバッファ領域との間に大き
な電位差が加えられた状態となるから、斯様なPチャネ
ル型LDMOSに対しても本実施例のような補助電極膜
55を設ける構成を同様に適用できるものである。
前記第1実施例と同様の効果を奏する本発明の第3実施
例が示されており、以下これについて第1実施例と異な
る部分のみ説明する。即ち、この第3実施例は、第1実
施例と基本的に同一の素子構造(ドレインセンタータイ
プのPチャネル型LDMOS)を有するもので、相違点
は、第1アルミより成る補助電極膜59を、ソース電極
膜40とは別体に形成した点にある。この場合、上記補
助電極膜59は、絶縁分離用トレンチ25に上方から臨
むように配置されたリング形状に形成される。また、こ
の補助電極膜59には、図示しない配線パターンを通じ
てソース電極膜40と同等レベルの電圧が印加されるも
のである。
を包囲した形態とされる補助電極膜59が第1アルミに
よってリング形状に形成されている関係上、そのソース
電極膜40、ドレイン電極膜42及びゲート電極膜43
は、図9に示すように第2アルミを利用して外部に引き
出されるようになっている。具体的には、ソース電極膜
40は、第2アルミより成るソース配線膜40a、40
aにビアホール40b、40bを介して接続される。ま
た、第1実施例と同様に、ドレイン電極膜42は、第2
アルミより成るドレイン配線膜42aにビアホール42
bを介して接続され、ゲート電極膜43は、第2アルミ
より成るゲート配線膜43a、43aにビアホール43
b、43bを介して接続されることになる。
した実施例に限定されるものではなく、次のような変形
または拡張が可能である。第2実施例のようなソースセ
ンタータイプのLDMOSに対して、第3実施例と同一
の技術思想、つまり、補助電極膜をドレイン電極膜と別
体に設け、この補助電極膜にドレイン電極膜と同等レベ
ルの電圧を印加する構成を採用することもできる。第1
ないし第3実施例では、何れもディープドレイン構造
(Pウェル34、Nウェル51)を採用したが、このよ
うなディープドレイン構造は必要に応じて設ければ良い
ものである。第1、第3実施例では、リング形状のソー
ス電極膜40を設け、第2実施例では、同じくリング形
状のドレイン電極膜54を設ける構成としたが、対応す
るソース拡散層32、33及びドレインコンタクト層5
2がリング形状であったとしても、これらソース電極膜
40及びドレイン電極膜54は必ずしもリング形状に形
成する必要はないものである。
断面図
パターンを示す平面レイアウト図
ルミによる配線パターンを示す平面レイアウト図
ト図
より求めた特性図
断面図
断面図
ルミによる配線パターンを示す平面レイアウト図
により求めた特性図
3はシリコン酸化膜、24は単結晶シリコン層、24a
は島状シリコン層(島状領域)、25は絶縁分離用トレ
ンチ、28はバッファ領域、30はドリフト層、32、
33はソース拡散層、35はドレインコンタクト層、3
6はバッファ領域用コンタクト層、38はゲート用ポリ
シリコン膜、39は絶縁膜、40はソース電極膜、41
は補助電極膜、42はドレイン電極膜、43はゲート電
極膜、44はバッファ領域電極膜、45はLDMOS
(横型MOSFET)、47はドリフト層、49、50
はソース拡散層、52はドレインコンタクト層、53は
ゲート用ポリシリコン膜、54はドレイン電極膜、55
は補助電極膜、56はソース電極膜、57はゲート電極
膜、58はLDMOS(横型MOSFET)、59は補
助電極膜を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体基板(21)にリング形状の絶縁
分離用トレンチ(25)により囲まれた島状領域(24
a)を形成し、その島状領域(24a)内に、ドレイン
コンタクト層(35)並びにこのドレインコンタクト層
(35)の周囲に同心状にレイアウトされたリング形状
のソース拡散層(32、33)を備えた横型MOSFE
T(45)を形成すると共に、 前記半導体基板(21)における前記トレンチ(25)
に囲まれた島状領域(24a)の外側の領域であって、
当該トレンチ(25)と隣接する他の島状領域のための
トレンチとに挟まれた領域に他の素子形成領域との間の
電気的な干渉を防止するためのバッファ領域(28)を
形成して成る半導体装置において、 前記半導体基板(21)上に絶縁膜(39)を介して設
けられ、前記ソース拡散層(32、33)と対応した位
置に当該ソース拡散層(32、33)と電気的に接続さ
れた状態で形成されるソース電極膜(40)と、 前記半導体基板(21)上における前記ソース電極膜
(40)の外周側部位に絶縁膜(39)を介して設けら
れ、前記ソース拡散層(32、33)及び絶縁分離用ト
レンチ(25)間の表面領域部分に電界が集中する現象
を緩和できる位置である前記絶縁分離用トレンチ(2
5)に上方から臨む位置または当該位置の近傍位置に当
該トレンチ(25)の形状に対応したリング形状で配置
される補助電極膜(41)とを備え、 前記補助電極膜(41)に対して前記ソース電極膜(4
0)と同等レベルの電圧を印加する構成としたことを特
徴とする構成としたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記補助電極膜(41)は、前記ソース
電極膜(40)と一体に形成されたものであることを特
徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記ソース電極膜(40)は、前記ソー
ス拡散層(32、33)の形状に対応したリング形状に
形成されることを特徴とする請求項1または2記載の半
導体装置。 - 【請求項4】 半導体基板(21)にリング形状の絶縁
分離用トレンチ(25)により囲まれた島状領域(24
a)を形成し、その島状領域(24a)内に、ソース拡
散層(49、50)並びにこのソース拡散層(49、5
0)の周囲に同心状にレイアウトされたリング形状のド
レインコンタクト層(52)を備えた横型MOSFET
(58)を形成すると共に、 前記半導体基板(21)における前記トレンチ(25)
に囲まれた島状領域(24a)の外側の領域であって、
当該トレンチ(25)と隣接する他の島状領域のための
トレンチとに挟まれた領域に他の素子形成領域との間の
電気的な干渉を防止するためのバッファ領域(28)を
形成して成る半導体装置において、 前記半導体基板(21)上に絶縁膜(39)を介して設
けられ、前記ドレインコンタクト層(52)と対応した
位置に当該ドレインコンタクト層(52)と電気的に接
続された状態で形成されるドレイン電極膜(54)と、 前記半導体基板(21)上における前記ドレイン電極膜
(54)の外周側部位に絶縁膜(39)を介して設けら
れ、前記ソース拡散層(32、33)及び絶縁分離用ト
レンチ(25)間の表面領域部分に電界が集中する現象
を緩和できる位置である前記絶縁分離用トレンチ(2
5)に上方から臨む位置または当該位置の近傍位置に当
該トレンチ(25)の形状に対応したリング形状で配置
される補助電極膜(55)とを備え、 前記補助電極膜(55)に対して前記ドレイン電極膜
(54)と同等レベルの電圧を印加する構成としたこと
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 前記補助電極膜(55)は、前記ドレイ
ン電極膜(54)と一体に形成されたものであることを
特徴とする請求項4記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記ドレイン電極膜(54)は、前記ド
レインコンタクト層(52)の形状に対応したリング形
状に形成されることを特徴とする請求項4または5記載
の半導体装置。
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