JP3507082B2 - 透過型スクリーン - Google Patents

透過型スクリーン

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JP3507082B2
JP3507082B2 JP53135698A JP53135698A JP3507082B2 JP 3507082 B2 JP3507082 B2 JP 3507082B2 JP 53135698 A JP53135698 A JP 53135698A JP 53135698 A JP53135698 A JP 53135698A JP 3507082 B2 JP3507082 B2 JP 3507082B2
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sheet
transparent
lens sheet
transmissive screen
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英樹 宮田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • G03B21/625Lenticular translucent screens

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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はビデオプロジェクタやスライドプロジェクタ
等の背面投写式のプロジェクタに主として用いられる透
過型スクリーンに関する。
背景技術 従来、この種の透過型スクリーンとしては、ポリメチ
ルメタクリレート等の合成樹脂材料を基材とし、ガラス
や水酸化アルミニウム等の無機材料、ポリメチルメタク
リレートやポリスチレン等の有機ビーズを添加したレン
チキュラーレンズシートを単独または他のレンズシート
と組み合わせて用いるものが知られている。このような
透過型スクリーンにおいては、例えばCRT等の光源によ
り映像光を投影して観察していた。
近年、光源としては、CRTに加えて、LCDやDMD、ILA等
の単管の投射光源が用いられるようになってきている。
また、投影される映像も、ハイビジョン等の高精細なも
のとなってきている。
発明の開示 上述した従来の透過型スクリーンにおいては、NTSCや
PAL等の通常の放送方式の映像においても問題となって
いたが、特に高精細な映像を表示した場合に、映像にザ
ラツキが生じ、具体的にはスクリーン表面が非常に目の
細かい網で覆われたように見え、映像劣化が確認される
という問題があった。なお、この問題は、単管構成の映
像光源を用いた場合にさらに悪化することが知られてい
る。
また、従来の透過型スクリーンにおいては、金属等の
光沢感が直視管のようには再現されず、コントラストが
低く、特に強い外光の下で絵が白っぽく感じられ、映像
のシャープ感が不足するという問題があった。
さらに、従来の透過型スクリーンにおいては、スクリ
ーン表面に細かい傷(スクラッチ)がつきやすく、この
傷により、上述したような問題がさらに悪化することも
知られている。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであ
り、ザラツキがなく、光沢感が忠実に再現され、コント
ラストが良好でシャープ感のある映像を与える透過型ス
クリーンを提供することを目的とする。
また本発明は、スクリーン表面の細かい傷により映像
の劣化が生じることを防止する透過型スクリーンを提供
することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、単管構成の映像光源から投影
された高精細な映像を表示する透過型スクリーンにおい
て、光の集光または拡散等の光学的機能を有するレンズ
シートまたはフラットシートであって、その出光側の表
面に微小な荒れが形成されたレンズシートまたはフラッ
トシートと、微小な荒れが形成された前記レンズシート
またはフラットシートの出光側の表面のうち少なくとも
映像光透過部に透明材料をコーティングすることにより
設けられた透明平滑層とを備え、前記透明平滑層は、当
該透明平滑層の出光側の表面での表面粗さRaが0μm≦
Ra≦0.40μmとなるようにして、前記レンズシートまた
はフラットシートの出光側の表面のうち少なくとも映像
光透過部の表面を平滑化していることを特徴とする透過
型スクリーンである。
本発明の第1の特徴において、前記レンズシートまた
はフラットシートは拡散剤を有し、この拡散剤により前
記レンズシートまたはフラットシートの出光側の表面に
微小な荒れが形成されていることが好ましい。さらに、
前記透明平滑層は、前記レンズシートまたはフラットシ
ートの基材の材料よりも屈折率の低い透明材料からなる
ことが好ましく、また前記透明材料は、その屈折率を
n、膜厚をd、理論設計波長をλとしたときに、d=λ
/4nの関係を満たす膜厚dでコーティングされることが
好ましい。さらにまた、前記透明平滑層は、前記レンズ
シートまたはフラットシートの基材の材料よりも硬度の
高い透明材料からなることが好ましい。なお、前記レン
ズシートまたはフラットシートの出光側の表面のうち前
記映像光透過部以外の部分に遮光層が設けられているこ
とが好ましく、また前記透明平滑層は前記遮光層上に設
けられていることが好ましい。
本発明の第2の特徴は、単管構成の映像光源から投影
された高精細な映像を表示する透過型スクリーンにおい
て、光の集光または拡散等の光学的機能を有する複数の
レンズシートまたはフラットシートであって、少なくと
も最も観察側に配置されたシートの出光側の表面に微小
な荒れが形成された複数のレンズシートまたはフラット
シートと、前記複数のレンズシートまたはフラットシー
トのうち微小な荒れが形成された前記最も観察側に配置
されたシートの出光側の表面のうち少なくとも映像光透
過部に透明材料をコーティングすることにより設けられ
た透明平滑層とを備え、前記透明平滑層は、当該透明平
滑層の出光側の表面での表面粗さRaが0μm≦Ra≦0.40
μmとなるようにして、前記最も観察側に配置されたシ
ートの出光側の表面のうち少なくとも映像光透過部の表
面を平滑化していることを特徴とする透過型スクリーン
である。
本発明の第1および第2の特徴によれば、レンズシー
トまたはフラットシートの出光側の表面のうち少なくと
も映像光透過部の表面を平滑化するので、ザラツキがな
く、光沢感が忠実に再現され、コントラストが良好でシ
ャープ感のある映像を与えることができる。また、映像
光透過部の表面をレンズシートまたはフラットシートの
基材の材料よりも硬度の硬い透明材料でコーティングし
て平滑化するので、表面の細かい傷による映像の劣化を
防止することができる。
図面の簡単な説明 図1Aは本発明による透過型スクリーンの第1の実施の
形態を示す図である。
図1Bは一般的な透過型スクリーンを示す図である。
図2A乃至図2Dは本発明による透過型スクリーンの第2
の実施の形態を示す図である。
図3は本発明による透過型スクリーンの第3の実施の
形態を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳
細に説明する。図1Aは本発明による透過型スクリーンの
第1の実施の形態を示す図である。
図1Aに示すように、透過型スクリーン10は、光源側に
レンチキュラーレンズ11aが形成されるとともに内部に
拡散剤13が分散されたレンチキュラーレンズシート11
と、レンチキュラーレンズシート11の観察側に設けられ
た透明平滑層12とを備えている。
ここで比較のために、一般的な透過型スクリーンにつ
いて説明する。図1Bに示すように、一般的な透過型スク
リーン10−1は、光源側にレンチキュラーレンズ11aが
形成されるとともに内部に拡散剤13が分散されたレンチ
キュラーレンズシート11を用いている。
このような透過型スクリーン10−1においては、光の
集光または拡散等の光学的機能を有するレンズシートま
たはフラットシートのうち最も観察側に配置されたシー
ト(図1Bに示すような単体のレンチキュラーレンズシー
ト11を備えた透過型スクリーン10−1ではレンチキュラ
ーレンズシート11)の出光部の表面に微小な凹凸がある
と、映像光の一部が出光部で全反射し、映像光が出射し
ない部分に部分的な暗部が生じる(図1Bの一部拡大図参
照)。このような暗部は画面上で黒点として観察され、
その結果、上述したような映像のザラツキが生じる。
ここで、透過型スクリーン10−1に投影される映像が
高精細になった場合には、画面上に生じる黒点が画素の
大きさに近くなり、黒点がさらに大きくなった場合に
は、一画素が完全に欠落した状態となり、欠陥として認
識されやすくなる。
また、CRTのような三管構成の場合には、ある一方向
からの入射光で全反射が発生しても、他の二方向からの
入射光が出射する。しかしながら、光源がLCDのような
単管構成の場合には、映像光が一方向からのみ入射する
ので、この入射光について全反射が発生した場合には、
映像光は一切出射しないことになり、画面上に生じる黒
点が非常に目立つことになる。
さらに、レンズシートまたはフラットシートの出光部
での平滑性の欠如は外光の散乱反射を生じさせ、映像を
白っぽくし、その結果、映像の光沢感やクリア感を失わ
せる。
このため、図1Aに示す透過型スクリーン10において
は、レンチキュラーレンズシート11の観察側に透明平滑
層12を設け、レンチキュラーレンズシート11の出光側の
表面を平滑化することにより、上述したような映像のザ
ラツキ等の問題を改善している。
なお、図1Bに示す一般的な透過型スクリーン10−1に
おいては、レンチキュラーレンズシート11の出光面に成
形時の微小な荒れ等が残っていて平滑性が悪く、また拡
散剤13が出光面の極めて近くに存在しているので、散乱
反射と鏡面反射とがレンチキュラーレンズシート11の出
光面近傍のほぼ同じ位置で発生してしまう。これに対し
て、図1Aに示す透過型スクリーン10においては、散乱反
射がレンチキュラーレンズシート11の出光面近傍で発生
し、鏡面反射が透明平滑層12の出光面で発生する。すな
わち、散乱反射と鏡面反射とが異なった位置で発生する
ので、鏡面反射成分が目立ち、これにより映像の光沢感
やクリア感を得ることができる。
なお、レンチキュラーレンズシート11の出光側の表面
の表面粗さRa(接触式測定器による微小な凹凸の振幅に
関する中心線平均粗さ)について、粗さの異なる幾つか
のスクリーンサンプルを用いて評価を行ったところ、Ra
=0.40μm以下となったときに映像のザラツキが急激に
弱くなることが分かった。
ここで透明平滑層12は、レンチキュラーレンズシート
11の出光面を透明樹脂(透明材料)でコーティングする
ことにより形成される。
通常、レンズシート等のスクリーンシートの出光面の
鏡面化は、出光部位に凹凸がない金型を用いて射出成形
法やプレス成形法、キャスト成形法等の転写性の高い成
形方法により成形を行うことにより達成される。しかし
ながら、このような転写性の高い成形方法では逆に、金
型の表面に細かな荒れが残っているときに荒れを忠実に
再現してしまうので、このような荒れが生じないよう細
心の注意を払って金型を作製しなければならない。
一方、スクリーンシートの一般的な成形方法として
は、上述した成形方法以外に押し出し成形法があるが、
この成形方法では、生産性は高いが、金型の転写性が低
く、出光面に大きな荒れが生じやすい。
このように一般には、スクリーンシートの出光面を成
形により平滑化することはかなり難しい。これに対し
て、図1Aに示す透過型スクリーン10においては、レンチ
キュラーレンズシート11の出光面を透明樹脂でコーティ
ングすることにより透明平滑層12を設けているので、レ
ンチキュラーレンズシート11の出光側の表面を容易に平
滑化することができる。
なお、図1Aに示す透過型スクリーン10においては、レ
ンチキュラーレンズシート11の出光面の全面に透明平滑
層12が設けられているので、出光部(映像光透過部)の
みに平滑層を設けた場合に比べて、映像のザラツキや、
外光の乱反射により生じる映像の白っぽさ等を抑えるこ
とができる。また、レンチキュラーレンズシート11の出
光面の全面を覆う透明平滑層12により鏡面反射を際立た
せるので、映像の光沢感をより一層高めることができ
る。
ここで透明平滑層12は、レンチキュラーレンズシート
11の基材の材料よりも屈折率の低い透明材料(低屈折率
材料)によって形成するとよい。このことにより、映像
のザラツキを抑えて映像に光沢感を与えるとともに、出
光部の表面における反射を低減させてコントラストやシ
ャープ感を高めることができる。
このとき透明平滑層12は、低屈折率材料の屈折率を
n、膜厚をd、理論設計波長をλとしたときに、d=λ
/4nの関係を満たすよう膜厚dを設定するとよい。この
ことにより、外光の反射は最低となり、コントラストが
非常に良好でシャープ感のある映像を得ることができ
る。
なお、このような低屈折率の透明平滑層12と、レンチ
キュラーレンズシート11との間に屈折率の異なる幾つか
の層を設け、レンチキュラーレンズシート11の出光面に
多層構成の低反射層を形成するようにしてもよい。
また、図1Aに示す透過型スクリーン10においては、レ
ンチキュラーレンズシート11の出光面をレンチキュラー
レンズシート11の基材の材料よりも硬度の高い透明樹脂
でコーティングして平滑化するとよい。このことによ
り、表面硬度が高くなり、出光面に異物が接触した場合
であっても傷がつくことがなく、映像のザラツキ等の問
題を新たに引き起こす原因となる表面の荒れを生じさせ
ることがない。
なお、上述した第1の実施の形態においては、透明平
滑層12として透明樹脂をコーティングすることによりレ
ンチキュラーレンズシート11の出光側の表面を平滑化し
ているが、これに限らず、例えば射出成形法やプレス成
形法、キャスト成形法等の転写性の高い成形方法により
レンチキュラーレンズシート11を成形し、コーティング
を施すことなくレンチキュラーレンズシート11の出光面
を平滑化するようにしてもよい。
また、上述した第1の実施の形態においては、単体の
レンチキュラーレンズシート11を備えた透過型スクリー
ン10について説明したが、これに限らず、光の集光また
は拡散等の光学的機能を有する複数のレンズシートまた
はフラットシートを備えた透過型スクリーンにも同様に
して適用することができる。なお、この場合には、複数
のレンチキュラーレンズシートまたはフラットシートの
うち少なくとも最も観察側に配置されたシートの出光側
の表面をコーティングや転写性の高い成形方法等により
平滑化するとよい。
第2の実施の形態 図2A乃至図2Dは本発明による透過型スクリーンの第2
の実施の形態を示す図である。
図2Aに示すように、透過型スクリーン20は、光源側に
レンチキュラーレンズ21aが形成されたレンチキュラー
レンズシート21と、レンチキュラーレンズシート21の観
察側の全面に設けられた透明平滑層22と、レンチキュラ
ーレンズ21aの非出光部(凸部の頂部)に設けられた遮
光層(ブラックストライプ)24とを備えている。
このような透過型スクリーン20においては、レンチキ
ュラーレンズシート21の出光側の表面の一部に遮光層24
が設けられているので、上述した第1の実施の形態に比
べてコントラストを飛躍的に向上させることができる。
また、レンチキュラーレンズシート21の出光部(映像光
透過部)を透明平滑層22により平滑化しているので、上
述した第1の実施の形態と同様に映像のザラツキを抑え
ることができる。
図2B、図2Cおよび図2Dは図2Aに示す透過型スクリーン
20の変形例を示す図である。
図2Bに示すように、透過型スクリーン20Aは、遮光層2
4が非出光部に設けられ、透明平滑層22Aがレンチキュラ
ーレンズ21aの主たる出光部である出光側レンチキュラ
ーレンズ面のみに設けられている。
また図2Cに示すように、透過型スクリーン20−1は、
遮光層24が非出光部に設けられ、透明平滑層22が出光部
に設けられている。
さらに図2Dに示すように、透過型スクリーン20A−1
は、遮光層24がレンチキュラーレンズ21aの非出光部に
設けられ、遮光層24が設けられた後に遮光層24を覆うよ
う観察側の全面に透明平滑層22Aが設けられている。
図2A乃至図2Dのものはいずれも、主たる出光部である
出光側レンチキュラーレンズ面が平滑化されているの
で、映像のザラツキを抑えるとともに、出光部での散乱
反射を抑えることができる。
また、図2A、図2Cおよび図2Dのものは、図2Bのものと
比較して、主たる出光部である出光側レンチキュラーレ
ンズ面以外の部分も平滑化されている。この部分は本
来、映像光が出射されない部分であるが、レンチキュラ
ーレンズシートの内部の拡散剤の影響でごく僅かではあ
るが映像光が出射される。この部分から出射する光は正
面方向に対して大きな角度をもって出射されるので、正
面視での効果は変わらないが、斜めから観察した場合に
おける映像のザラツキを効果的に抑えることができる。
図2Aのものと図2Cのものとは性能面での差はないが、
図2Cのような形態をとるためには、非出光部(凸部の頂
部)にマスキング処理を行って透明平滑層22を形成した
後、このマスキングを剥離して遮光層24を設けるように
すればよい。
図2Dのものは、図2A乃至図2Cのものと比較して、遮光
層24上にも透明平滑層22Aが設けられている。遮光層24
では映像光の大半が吸収されるが、若干の反射光は残っ
ており、この反射光が白っぽさの原因になる。このた
め、遮光層24上に透明平滑層22Aを設けることにより、
遮光層24の表面の荒れによる散乱反射を抑えることがで
き、このため映像の白っぽさを一層低減することができ
る。
第3の実施の形態 図3は本発明による透過型スクリーンの第3の実施の
形態を示す図である。
図3に示すように、透過型スクリーン300は、フレネ
ルレンズシート310と、レンチキュラーレンズシート320
と、フラットシート330とを組み合わせたものである。
このうちフレネルレンズシート310は、出光側の表面
にフレネルレンズ311aが形成されるとともにフレネルレ
ンズ311aの出光部(映像光透過部)に透明平滑層312が
形成されたものである。またレンチキュラーレンズシー
ト320は、光源側にレンチキュラーレンズ321aが形成さ
れたものであり、レンチキュラーレンズ321aの非出光部
(凸部の頂部)には遮光層324が設けられ、レンチキュ
ラーレンズシート321の観察側の出光部と遮光層324上に
は透明平滑層322が形成されている。さらにフラットシ
ート330は、平坦なフラットシート331の出光側の表面に
透明平滑層332が形成されたものである。
ここで、映像のザラツキ等は、透過型スクリーンの最
も観察側のレンズシートまたはフラットシートにおける
微小な凹凸での全反射による影響を最も強く受ける。し
かしながら、最も観察側のレンズシート等以外のレンズ
シート等から映像光が出射する場合にも全反射により黒
点が生じる。これらの黒点は、そのレンズシート等より
も出光側に配置されたレンズシート等を通過するときの
拡散効果により弱くはなるが、完全にはなくならず、こ
のようにして残った黒点は画面上で映像の荒れとして観
察される。
本発明の第3の実施の形態によれば、透過型スクリー
ン300を構成するレンズシート310,320およびフラットシ
ート330の出光面全てに透明平滑層312,322,332を設けて
いるので、最も観察側のフラットシート330以外のレン
ズシート310,320における黒点の発生をも抑え、最終的
に観察される映像のザラツキをより効果的に抑えること
ができる。
実施例 第1の実施例 次に、上述した透過型スクリーンの具体的実施例につ
いて述べる。なお、以下に述べる実施例はいずれも上述
した第1の実施の形態に対応しており、フレネルレンズ
シートおよびレンチキュラーレンズシートという2つの
レンズシートを備え、光源側にフレネルレンズシートが
配置され、観察側にレンチキュラーレンズシートが配置
された透過型スクリーンを対象する。
第1の実施例は、上述した第1の実施の形態のうち、
光源側および観察側の両方のレンズシートをコーティン
グを施すことなく平滑化した場合に対応している。
すなわち第1の実施例では、プレス成形法により成形
した厚さ2mmのフレネルレンズシート(表面粗さRa=0.2
0μm)と、キャスティング成形法により成形した厚さ
1.5mmのレンチキュラーレンズシート(レンズピッチ0.5
0mm、表面粗さRa=0.38μm)とを組み合わせて透過型
スクリーンを作製した。このうちフレネルレンズシート
は、屈折率n=1.59、平均粒径11μmのスチレンビーズ
を0.4重量部含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート
(住友化学工業(株)製、屈折率n=1.51)から作製し
た。またレンチキュラーレンズシートは、屈折率n=1.
53、平均粒径15μmのガラスビーズを1.3重量部含む耐
衝撃性ポリメチルメタクリレート(住友化学工業(株)
製、屈折率n=1.51)から作製した。なお本明細書中に
おいて、スチレンビーズやガラスビーズ等の拡散剤の量
(重量部)は拡散剤が分散されるポリメチルメタクリレ
ート(基材)100重量部に対する値である。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキがなく、光沢感があ
り、コントラストが良好でシャープ感のある映像が観察
された。
第2の実施例 第2の実施例は、上述した第1の実施の形態のうち、
光源側および観察側のレンズシートの両方を平滑化(光
源側のレンズシートはコーティングを施すことなく平滑
化し、観察側のレンズシートはコーティングにより平滑
化)した場合に対応している。
すなわち第2の実施例では、プレス成形法により成形
した厚さ2mmのフレネルレンズシート(表面粗さRa=0.2
1μm)と、押し出し成形法により成形した厚さ1mmのレ
ンチキュラーレンズシート(レンズピッチ0.75mm)とを
組み合わせて透過型スクリーンを作製した。このうちフ
レネルレンズシートは、屈折率n=1.59、平均粒径11μ
mのスチレンビーズを0.4重量部含む耐衝撃性ポリメチ
ルメタクリレート(住友化学工業(株)製、屈折率n=
1.51)から作製した。またレンチキュラーレンズシート
は、屈折率n=1.53、平均粒径13μmのガラスビーズを
2.0重量部含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート(住
友化学工業(株)製、屈折率n=1.51)から作製し、そ
の表面にアクリル系透明樹脂をコーティングして表面を
平滑化した(表面粗さRa=0.35μm)。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキがなく、光沢感が非
常にあり、コントラストが良好でシャープ感のある映像
が観察された。
第3の実施例 第3の実施例は、上述した第1の実施の形態のうち、
観察側のレンズシートのみをコーティングにより平滑し
た場合に対応している。
すなわち第3の実施例では、フレネルレンズ面をブラ
スト処理により荒らした金型(表面粗さRa=0.45μm)
を用いたプレス成形法により成形した厚さ2mmのフレネ
ルレンズシート(表面粗さRa=0.43μm)と、押し出し
成形法により成形した厚さ1mmのレンチキュラーレンズ
シート(レンズピッチ0.75mm)とを組み合わせて透過型
スクリーンを作製した。このうちフレネルレンズシート
は、屈折率n=1.59、平均粒径11μmのスチレンビーズ
を0.4重量部含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート
(住友化学工業(株)製、屈折率n=1.51)から作製し
た。またレンチキュラーレンズシートは、屈折率n=1.
53、平均粒径13μmのガラスビーズを2.0重量部含む耐
衝撃性ポリメチルメタクリレート(住友化学工業(株)
製、屈折率n=1.51)から作製し、その表面にアクリル
系透明樹脂をコーティングして表面を平滑化した(表面
粗さRa=0.35μm)。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキが弱く、光沢感があ
り、コントラストが良好でシャープ感のある映像が観察
された。
第4の実施例 第4の実施例は、上述した第1の実施の形態のうち、
光源側および観察側のレンズシートの両方をコーティン
グにより平滑した場合に対応している。
すなわち第4の実施例では、フレネルレンズ面をブラ
スト処理により荒らした金型(表面粗さRa=0.45μm)
を用いたプレス成形法により成形した厚さ2mmのフレネ
ルレンズシート(表面粗さRa=0.44μm)と、押し出し
成形法により成形した厚さ1mmのレンチキュラーレンズ
シート(レンズピッチ0.75mm)とを組み合わせて透過型
スクリーンを作製した。このうちフレネルレンズシート
は、屈折率n=1.59、平均粒径11μmのスチレンビーズ
を0.4重量部含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート
(住友化学工業(株)製、屈折率n=1.51)から作製
し、その表面にアクリル系透明樹脂をコーティングして
表面を平滑化した(表面粗さRa=0.15μm)。またレン
チキュラーレンズシートは、屈折率n=1.53、平均粒径
13μmのガラスビーズを2.0重量部含む耐衝撃性ポリメ
チルメタクリレート(住友化学工業(株)製、屈折率n
=1.51)から作製し、その表面にアクリル系透明樹脂を
コーティングして表面を平滑化した(表面粗さRa=0.35
μm)。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキがなく、光沢感が非
常にあり、コントラストが良好でシャープ感のある映像
が観察された。
第5の実施例 第5の実施例は、上述した第1の実施の形態のうち、
光源側および観察側のレンズシートの両方を平滑化(光
源側のレンズシートはコーティングを施すことなく平滑
化し、観察側のレンズシートはコーティングにより平滑
化)した場合であって観察側のコーティング材料の屈折
率を基材の屈折率よりも低くした場合に対応している。
すなわち第5の実施例では、プレス成形法により成形
した厚さ2mmのフレネルレンズシート(表面粗さRa=0.2
0μm)と、押し出し成形法により成形した厚さ1mmのレ
ンチキュラーレンズシート(レンズピッチ0.75mm)とを
組み合わせて透過型スクリーンを作製した。このうちフ
レネルレンズシートは、屈折率n=1.59、平均粒径11μ
mのスチレンビーズを0.4重量部含む耐衝撃性ポリメチ
ルメタクリレート(住友化学工業(株)製、屈折率n=
1.51)から作製した。またレンチキュラーレンズシート
は、屈折率n=1.53、平均粒径13μmのガラスビーズを
2.0重量部含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート(住
友化学工業(株)製、屈折率n=1.51)から作製し、そ
の表面にフッ素系透明樹脂(旭硝子(株)製のCYTOP、
屈折率n=1.34)を膜厚d=11μmでコーティングして
表面を平滑化した(表面粗さRa=0.37μm)。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキがなく、光沢感があ
り、コントラストが非常に良好でシャープ感のある映像
が観察された。
第6の実施例 第6の実施例は、上述した第1の実施の形態のうち、
光源側および観察側のレンズシートの両方を平滑化(光
源側のレンズシートはコーティングを施すことなく平滑
化し、観察側のレンズシートはコーティングにより平滑
化)した場合であって観察側の低屈折率のコーティング
材料の膜厚dをd=λ/4n(n:低屈折率材料の屈折率、
λ:理論設計波長)の関係を満たすよう設定した場合に
対応している。
すなわち第6の実施例では、プレス成形法により成形
した厚さ2mmのフレネルレンズシート(表面粗さRa=0.2
0μm)と、押し出し成形法により成形した厚さ1mmのレ
ンチキュラーレンズシート(レンズピッチ0.75mm)とを
組み合わせて透過型スクリーンを作製した。このうちフ
レネルレンズシートは、屈折率n=1.59、平均粒径11μ
mのスチレンビーズを0.4重量部含む耐衝撃性ポリメチ
ルメタクリレート(住友化学工業(株)製、屈折率n=
1.51)から作製した。またレンチキュラーレンズシート
は、屈折率n=1.53、平均粒径13μmのガラスビーズを
2.0重量部含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート(住
友化学工業(株)製、屈折率n=1.51)から作製し、そ
の表面にフッ素系透明樹脂(旭硝子(株)製のCYTOP、
屈折率n=1.34)を膜厚d=λ/4n=103nm(理論設計波
長をλ=550nmと設定した場合)でコーティングして表
面を平滑化した(表面粗さRa=0.38μm)。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキがなく、光沢感があ
り、コントラストが極めて良好でシャープ感のある映像
が観察された。
第7の実施例 第7の実施例は、上述した第1の実施の形態のうち、
光源側および観察側のレンズシートの両方を平滑化(光
源側のレンズシートはコーティングを施すことなく平滑
化し、観察側のレンズシートは、コーテイングにより平
滑化)した場合であって観察側のコーティング材料の硬
度を基材の硬度よりも高くした場合に対応している。
すなわち第7の実施例では、プレス成形法により成形
した厚さ2mmのフレネルレンズシート(表面粗さRa=0.2
5μm)と、押し出し成形法により成形した厚さ1mmのレ
ンチキュラーレンズシート(レンズピッチ0.75mm)とを
組み合わせて透過型スクリーンを作製した。このうちフ
レネルレンズシートは、屈折率n=1.59、平均粒径11μ
mのスチレンビーズを0.4重量部含む耐衝撃性ポリメチ
ルメタクリレート(住友化学工業(株)製、屈折率n=
1.51)から作製した。またレンチキュラーレンズシート
は、屈折率n=1.53、平均粒径13μmのガラスビーズを
2.0重量部含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート(住
友化学工業(株)製、屈折率n=1.51)から作製し、そ
の表面にUV硬化型ハードコート剤をコーティングしてUV
キュアを行って表面を平滑化した(表面粗さRa=0.35μ
m)。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキがなく、光沢感が非
常にあり、コントラストが良好でシャープ感のある映像
が観察された。また、表面硬度は2Hとなり、耐スクラッ
チ性の向上が確認された。
第1の比較例 次に、上述した第1乃至第7の実施例に対する比較例
について述べる。
第1の比較例としては、プレス成形法により成形した
厚さ2mmのフレネルレンズシート(表面粗さRa=0.25μ
m)と、押し出し成形法により成形した厚さ1mmのレン
チキュラーレンズシート(レンズピッチ0.75mm、表面粗
さRa=0.54μm)とを組み合わせて透過型スクリーンを
作製した。このうちフレネルレンズシートは、屈折率n
=1.59、平均粒径11μmのスチレンビーズを0.4重量部
含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート(住友化学工業
(株)製、屈折率n=1.51)から作製した。またレンチ
キュラーレンズシートは、屈折率n=1.53、平均粒径13
μmのガラスビーズを1.8重量部含む耐衝撃性ポリメチ
ルメタクリレート(住友化学工業(株)製、屈折率n=
1.51)から作製した。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキがあり、光沢感もな
く、またコントラストが悪くてシャープ感にも欠ける映
像が観察された。
第2の比較例 第2の比較例としては、フレネルレンズ面をブラスト
処理により荒らした金型(表面粗さRa=0.45μm)を用
いたプレス成形法により成形した厚さ2mmのフレネルレ
ンズシート(表面粗さRa=0.44μm)と、押し出し成形
法により成形した厚さ1mmのレンチキュラーレンズシー
ト(レンズピッチ0.75mm、表面粗さRa=0.56μm)とを
組み合わせて透過型スクリーンを作製した。このうちフ
レネルレンズシートは、屈折率n=1.59、平均粒径11μ
mのスチレンビーズを0.4重量部含む耐衝撃性ポリメチ
ルメタクリレート(住友化学工業(株)製、屈折率n=
1.51)から作製した。またレンチキュラーレンズシート
は、屈折率n=1.53、平均粒径13μmのガラスビーズを
1.8重量部含む耐衝撃性ポリメチルメタクリレート(住
友化学工業(株)製、屈折率n=1.51)から作製した。
なお、このようにして作製された透過型スクリーンに
対してLCDプロジェクタにより映像を投影して映像の評
価を行ったところ、映像のザラツキが非常にあり、光沢
感もなく、またコントラストが悪くてシャープ感にも欠
ける映像が観察された。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−69619(JP,A) 特開 昭50−96226(JP,A) 特開 平8−43948(JP,A) 特開 平8−22077(JP,A) 特開 平7−28170(JP,A) 特開 平7−28169(JP,A) 特開 平6−18991(JP,A) 特開 平1−224736(JP,A) 実開 昭57−148101(JP,U) 実開 平3−18530(JP,U) 特公 昭47−27733(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/62

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単管構成の映像光源から投影された高精細
    な映像を表示する透過型スクリーンにおいて、 光の集光または拡散等の光学的機能を有するレンズシー
    トまたはフラットシートであって、その出光側の表面に
    微小な荒れが形成されたレンズシートまたはフラットシ
    ートと、 微小な荒れが形成された前記レンズシートまたはフラッ
    トシートの出光側の表面のうち少なくとも映像光透過部
    に透明材料をコーティングすることにより設けられた透
    明平滑層とを備え、 前記透明平滑層は、当該透明平滑層の出光側の表面での
    表面粗さRaが0μm≦Ra≦0.40μmとなるようにして、
    前記レンズシートまたはフラットシートの出光側の表面
    のうち少なくとも映像光透過部の表面を平滑化している
    ことを特徴とする透過型スクリーン。
  2. 【請求項2】前記レンズシートまたはフラットシートは
    拡散剤を有し、この拡散剤により前記レンズシートまた
    はフラットシートの出光側の表面に微小な荒れが形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1記載の透過型スク
    リーン。
  3. 【請求項3】前記透明平滑層は、前記レンズシートまた
    はフラットシートの基材の材料よりも屈折率の低い透明
    材料からなることを特徴とする、請求項1又は2記載の
    透過型スクリーン。
  4. 【請求項4】前記透明材料は、その屈折率をn、膜厚を
    d、理論設計波長をλとしたときに、d=λ/4nの関係
    を満たす膜厚dでコーティングされることを特徴とす
    る、請求項3記載の透過型スクリーン。
  5. 【請求項5】前記透明平滑層は、前記レンズシートまた
    はフラットシートの基材の材料よりも硬度の高い透明材
    料からなることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれ
    か一項に記載の透過型スクリーン。
  6. 【請求項6】前記レンズシートまたはフラットシートの
    出光側の表面のうち前記映像光透過部以外の部分に遮光
    層が設けられていることを特徴とする、請求項1乃至5
    のいずれか一項に記載の透過型スクリーン。
  7. 【請求項7】前記透明平滑層は前記遮光層上に設けられ
    ていることを特徴とする、請求項6記載の透過型スクリ
    ーン。
  8. 【請求項8】単管構成の映像光源から投影された高精細
    な映像を表示する透過型スクリーンにおいて、 光の集光または拡散等の光学的機能を有する複数のレン
    ズシートまたはフラットシートであって、少なくとも最
    も観察側に配置されたシートの出光側の表面に微小な荒
    れが形成された複数のレンズシートまたはフラットシー
    トと、 前記複数のレンズシートまたはフラットシートのうち微
    小な荒れが形成された前記最も観察側に配置されたシー
    トの出光側の表面のうち少なくとも映像光透過部に透明
    材料をコーティングすることにより設けられた透明平滑
    層とを備え、 前記透明平滑層は、当該透明平滑層の出光側の表面での
    表面粗さRaが0μm≦Ra≦0.40μmとなるようにして、
    前記最も観察側に配置されたシートの出光側の表面のう
    ち少なくとも映像光透過部の表面を平滑化していること
    を特徴とする透過型スクリーン。
  9. 【請求項9】前記最も観察側に配置されたシートは拡散
    剤を有し、この拡散剤により前記最も観察側に配置され
    たシートの出光側の表面に微小な荒れが形成されている
    ことを特徴とする、請求項8記載の透過型スクリーン。
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