JP3506300B2 - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JP3506300B2
JP3506300B2 JP05615796A JP5615796A JP3506300B2 JP 3506300 B2 JP3506300 B2 JP 3506300B2 JP 05615796 A JP05615796 A JP 05615796A JP 5615796 A JP5615796 A JP 5615796A JP 3506300 B2 JP3506300 B2 JP 3506300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法およ
び装置に関し、例えば、新聞、広告またはカタログに、
人物や製品を掲載する際に、基礎となる人物等を含む画
像情報を、新聞等の紙面構成に基づいて予め定められる
背景を表す画像情報の所定位置に大きさを変換したうえ
で合成できる画像処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞紙面上には、人物部分のみが異な
り、サイズと背景とが同一である人物写真が頻繁に列挙
される。典型的な例としては、選挙時に立候補者の写真
を列挙する場合である。かかる場合、人物の大きさおよ
び人物の配置位置が、すべての人物写真にわたって揃っ
ていることが要求される。以前は、この大きさおよび配
置位置を揃わせる作業をオペレータの手作業に頼ってい
た。しかし、画像処理技術の進歩に伴い、オペレータの
負担を軽減させるため、上記作業を実行する画像処理装
置が開発され、使用されている。
【0003】図10は、従来の画像処理装置で実行され
る画像処理を説明するための図である。図10(a)
は、オペレータが新聞の紙面構成に基づいて、予め作成
しておく画像データ(以下、額縁データと称する)80
1を示している。額縁データ801は、上記人物写真に
おける背景部分に相当する画像データであって、第1参
照点A,B,CおよびDが規定されている。この第1参
照点は、人物部分が合成される位置を特定するものであ
り、2次元座標値(X,Y)を有する。この2次元座標
値の座標原点Oは、一般的に図10(a)に示すよう
に、額縁データ801の左下端部に設定される。なお、
参照点Aは人物の頭頂、参照点Bは人物の右耳、参照点
Cは人物の左耳、参照点Dは人物の顎の部分が配置され
る位置を規定するものである。
【0004】図10(b)は、額縁データ801と合成
される部分を作成するための基礎となる画像データ(以
下、基礎データと称する)802を示している。この基
礎データ802は、予め用意された証明写真等の原稿画
像をスキャナ等(図示せず)で画像処理装置内に読み込
んで作成される。図10(b)に示す基礎データ802
は、画像処理の過程において、画像処理装置が有するポ
インティングデバイス(マウス、デジタイザ等)で、合
成される部分を切り抜かれる。以下、この切り抜かれた
画像データ(点線内参照)を切抜データ803と称す
る。この切抜データ803では、上記第1参照点A〜D
がそれぞれ対応する第2参照点A’〜D’をポインティ
ングデバイス等で指示され、切抜データ803に関連づ
けられる。
【0005】図11は、この画像処理の手順を示すフロ
ーチャートである。以下、従来の画像処理装置における
画像処理を図10および図11を参照して説明する。
【0006】オペレータは、額縁データ801を作成
し、画像処理装置の内部に設けられたデータ記憶部(図
示せず)に格納するように指示する。これに応じて、デ
ータ記憶部は額縁データ801を記憶する(ステップS
91)。
【0007】次に、オペレータは、予めスキャナ等(図
示せず)によって読み込まれ、データ記憶部に記憶され
ている基礎データ802を画像表示部(図示せず)に表
示させ、当該基礎データ802の人物部分において額縁
データ801と合成される部分の輪郭を、ポインティン
グデバイス等でなぞっていく。画像処理装置は、なぞら
れた輪郭の内部を切抜データ803としてデータ記憶部
に格納する。さらに、オペレータは、基礎データ802
において、当該人物の頭頂(点A’参照)、左右の耳
(点B’およびC’参照)および顎(点D’参照)の位
置を指示する。これに応じて、画像処理装置は、点A’
〜D’の2次元座標値を切抜データ802と関連づけて
データ記憶部に格納する(ステップS92)。
【0008】この後、画像処理装置の画像合成部(図示
せず)は、額縁データ801に基づいて、点Aと点Dと
の間のY軸方向の距離ADを求め、また切抜データ80
3とに基づいて、点A’と点D’との間のy軸方向の距
離A’D’とを求める。この後、2つの距離ADとA’
D’との比(AD/A’D’)を演算し、これを変倍率
とする。画像合成部は、この変倍率を、切抜データ80
3(ただし、第2参照点を除く)に乗じ、切抜データ8
03の大きさを相似変換する。そして、画像合成部は、
点B’と点C’との中点のx座標が、点Bと点Cとの中
点のX座標に一致するように、大きさが変換された切抜
データ803を、額縁データ801内に配置する(ステ
ップS93)。その後、画像処理装置は、内部に設けら
れた画像表示部(図示せず)に、切抜データ803と額
縁データ801とを合成した結果を表示させ(ステップ
S94)、オペレータに確認させる。上記ステップS9
1〜S94の処理が終了すると、紙面に掲載される1つ
の人物写真が完成したこととなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
画像処理装置では、オペレータは、ステップS92の処
理でポインティングデバイスを操作して、頭頂、顎およ
び左右の耳を指示する必要があった。この4点は、切抜
データを額縁データと合成する際の基準となるため、正
確に指示されなければならない。そのため、オペレータ
に煩わしい操作を強いるという問題点があった。かかる
問題は、合成する人物写真が1つの場合は、さほど気に
ならないが、例えば、選挙時のように人物写真を新聞紙
面上に多数列挙する場合に深刻な事態を引き起こす。な
ぜなら、オペレータがポインティングデバイスを操作す
る回数が多くなるため、装置自体の作業を大幅に低下さ
せてしまうからである。
【0010】それゆえに、本発明の目的は、オペレータ
の作業に係る負担を少なくし、結果として、画像処理の
作業効率を向上することのできる、画像処理方法および
それを用いた画像処理装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、画像原稿から読み取られた画像情報(以下、第
1の画像情報と称す)を、予め準備された背景の画像情
報(以下、第2の画像情報と称す)と合成するための方
法であって、第2の画像情報は、背景内の所定領域を規
定するためのパラメータを含み、第1の画像情報に対し
て指示された画像の輪郭を規定するための輪郭情報を生
成し格納する第1ステップと、輪郭情報に基づいて、第
1の画像情報から、第2の画像情報と合成すべき部分の
画像情報(以下、第3の画像情報と称す)を切り抜いて
格納する第2ステップと、輪郭情報により規定される輪
郭上に位置し、合成する際に参照される参照点を輪郭情
報から検出する第3ステップと、パラメータおよび参照
点に基づいて、第3の画像情報を所定領域と適合する大
きさに変換するための倍率を求める第4ステップと、第
4ステップで求められた倍率に基づいて、第3の画像情
報の大きさを変換し、第2の画像情報と合成する第5ス
テップとを備える。
【0012】 上述の第1の発明によれば、従来、オペ
レータの判断によって、背景の画像情報と合成すべき部
分の画像情報が指示された後、さらに参照点が指示され
ていたのに対し、第1ステップで作成された輪郭情報に
基づいて、参照点が第ステップで自動的に検出され
る。これによって、オペレータの作業に係る負担を少な
くし、結果として、画像処理の作業効率が向上する。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、パラ
メータおよび参照点に基づいて、第2の画像情報の所定
領域に対する第3の画像情報のオフセット量を求める第
6ステップをさらに備え、第5ステップは、倍率に基づ
いて第3の画像情報の大きさを変換した後、オフセット
量に基づいて当該第3の画像情報の位置をシフトし、第
2の画像情報と合成することを特徴とする。
【0014】前述した第1の発明では、第5ステップ
は、第4ステップによって求められた倍率に基づいて、
第3の画像情報の大きさを変換し、第2の画像情報と合
成するだけであるため、第3の画像情報を第2の画像情
報の所定領域にはめ込むことができない場合が生じう
る。それに対して、上述の第2の発明では、第5ステッ
プは、オフセット量に基づいて第3の画像情報をシフト
するようにしている。したがって、第3の画像情報を、
その状態にかかわらず、第2の画像情報と合成すること
ができる。
【0015】 第3の発明は、画像原稿から読み取られ
た画像情報(以下、第1の画像情報と称す)を、予め準
備された背景の画像情報(以下、第2の画像情報と称
す)と合成するための装置であって、背景内の所定領域
を規定するためのパラメータを含む、第2の画像情報を
格納する背景格納手段と、第1の画像情報に対して指示
された画像の輪郭を規定するための輪郭情報を生成し格
納する輪郭情報生成/格納手段と、輪郭情報に基づい
て、第1の画像情報から、第2の画像情報と合成すべき
部分の画像情報(以下、第3の画像情報と称す)を切り
抜いて格納する部分画像格納手段と、輪郭情報により規
定される輪郭上に位置し、合成する際に参照される参照
点を輪郭情報から検出する参照点検出手段と、パラメー
タおよび参照点に基づいて、第3の画像情報を所定領域
と適合する大きさに変換するための倍率を演算する倍率
演算手段と、倍率演算手段で演算された倍率に基づい
て、第3の画像情報の大きさを変換し、第2の画像情報
と合成する合成手段とを備える。
【0016】上述の第3の発明によって、従来、オペレ
ータの判断によって、背景の画像情報と合成すべき部分
の画像情報が指示された後、さらに参照点が指示されて
いたのに対し、輪郭情報生成/格納手段で作成された輪
郭情報に基づいて、参照点が参照点検出手段で自動的に
検出される。これによって、オペレータの作業に係る負
担を少なくし、結果として、画像処理の作業効率が向上
する。
【0017】第4の発明は、第3の発明において、パラ
メータおよび参照点に基づいて、第2の画像情報の所定
領域に対する第3の画像情報のオフセット量を演算する
オフセット量演算手段をさらに備え、 合成手段は、倍
率に基づいて第3の画像情報の大きさを変換した後、オ
フセット量に基づいて当該第3の画像情報の位置をシフ
トし、第2の画像情報と合成することを特徴とする。
【0018】前述した第3の発明では、倍率演算手段に
よって演算された倍率に基づいて、第3の画像情報の大
きさを変換し、第2の画像情報と合成するだけであるた
め、第3の画像情報を第2の画像情報の所定領域にはめ
込むことができない場合が生じうる。それに対し、上述
の第4の発明では、オフセット量に基づいて第3の画像
情報をシフトするようにしている。したがって、第3の
画像情報を、その状態にかかわらず、第2の画像情報と
合成することができる。
【0019】
【発明の他の態様】本発明は、以下のような他の態様も
含んでいる。第1の態様は、コンピュータシステムの中
央処理装置(CPU)によって実行されることによっ
て、画像原稿から読み取られた画像情報(以下、第1の
画像情報と称す)を、予め準備された背景の画像情報
(以下、第2の画像情報と称す)と合成するためのアル
ゴリズムを格納した可搬型記録媒体であって、第2の画
像情報は、背景内の所定領域を規定するためのパラメー
タを含み、第1の画像情報に対して指示された画像の輪
郭を規定するための輪郭情報を生成し格納する第1ステ
ップと、輪郭情報に基づいて、第1の画像情報から、第
2の画像情報と合成すべき部分の画像情報(以下、第3
の画像情報と称す)を切り抜いて格納する第2ステップ
と、輪郭情報から、合成する際に参照される参照点を検
出する第3ステップと、パラメータおよび参照点に基づ
いて、第3の画像情報を所定領域と適合する大きさに変
換するための倍率を求める第4ステップと、第4ステッ
プで求められた倍率に基づいて、第3の画像情報の大き
さを変換し、第2の画像情報と合成する第5ステップと
を実行するアルゴリズムを格納する。
【0020】第2の態様は、第1の態様において、パラ
メータおよび参照点に基づいて、第2の画像情報の所定
領域に対する第3の画像情報のオフセット量を求める第
6ステップをさらに実行し、第5ステップは、倍率に基
づいて第3の画像情報の大きさを変換した後、オフセッ
ト量に基づいて当該第3の画像情報の位置をシフトし、
第2の画像情報と合成することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態に係る画
像処理装置の構成および動作を説明する前に、当該画像
処理装置が実行する画像処理の原理について説明する。
本実施形態における画像処理とは、基礎となる画像デー
タ(以下、基礎データと称する)からの切抜部分を、予
め設定された背景に該当する画像データ(以下、額縁デ
ータと称する)の所定領域内に変倍して配置する処理の
ことをいう。
【0022】図1は、額縁データを示す図である。図1
において、額縁データ111は、上記のように背景部分
に該当し、当該背景の大きさは横サイズXと縦サイズY
とによって規定される。また、この額縁データ111
は、通常、一様な濃度を有するいわゆる平網である。さ
らに、上記切抜部分を所定領域内に合成することができ
るように、左右両方の空き領域である横空きサイズf、
上方の空き領域である天空きサイズgおよび下方の空き
領域である喉空きサイズhが規定されている。したがっ
て、人物の顔(上記切抜部分)は、額縁データ111内
における点線内部にはめ込まれる。なお、上記各パラメ
ータの値を規定するための2次元座標原点Oは、いずれ
の位置であってもよいが、本実施形態では額縁データ1
11の左下端部とする。
【0023】図2は、基礎データの第1の例および当該
基礎データからの切抜部分を規定するマスクデータを示
す図である。図2(a)は、基礎データ112を示して
いる。図2(a)において、基礎データ112は、額縁
データ111と合成される人物部分を含む画像データで
ある。本画像処理の過程においては、基礎データ112
からの切抜部分COを示すマスクデータ113が作成さ
れる。図2(b)は、マスクデータ113を示してい
る。マスクデータ113は、切抜部分COの輪郭を示し
た線データ114に基づいて作成される。基礎データ1
12をマスクデータ113でマスクすることによって、
基礎データ112からの切抜部分COのみを示すことと
なる(図3に示す切抜画像CI参照)。この切抜画像C
Iを額縁データ111の所定領域にはめ込むためには、
基礎データ112およびマスクデータ113の大きさを
変換するだけでなく、額縁データ111の所定領域に正
確に配置可能に、基礎データ112およびマスクデータ
113の2次元座標値を変換する必要がある。以下の説
明において、かかる座標変換のために必要なパラメータ
をオフセット量と称することとする。また、切抜画像C
Iを表すために必要な基礎データ112とマスクデータ
113とを併せて切抜データ119と称することとす
る。
【0024】また、上記線データ114からは、切抜デ
ータ119の2次元座標値を変換するために、人物部分
における頭頂と左右両端(原則的には、左右の耳の部
分)とが検出され、当該頭頂と左右両端とに相当する3
点は参照点として使用される。図2(a)に示す線デー
タ114では、参照点a1 (xa1,ya1)は頭頂に該当
し、参照点b1 (xb1,yb1)は右耳に該当し、参照点
1 (xc1,yc1)は左耳に該当する。これら3つの参
照点は、座標原点O’1 を基準とした2次元座標で表さ
れる。
【0025】上記のように、本画像処理の過程では、切
抜データ119を額縁データ111の所定領域内にはめ
込み可能な大きさに変換するための倍率M1 を求めなけ
ればならない。この倍率M1 は、図1に示す所定領域の
横方向の長さを、図2に示す線データ114の左右両端
の横方向の長さで除したものである。この所定領域の横
方向の長さは、{X−(2×f)}で、また、左右両端
の横方向の長さ(すなわち、参照点bとcとの間の横方
向の距離)は、(xc1 −xb1)で求められる。したが
って、倍率M1 は、次式(1)で求められる。 M1 ={X−(2×f)}/(xc1 −xb1)…(1) そして、切抜データ119(基礎データ112およびマ
スクデータ113)は、この倍率M1 によって変倍され
る。以下の説明において、この変倍された切抜データ1
19を、変倍切抜データ119’と称することとする。
【0026】変倍切抜データ119’は、オフセット量
に基づいて、その位置が補正される。図4は、上記のオ
フセット量を説明するための図である。図4には、変倍
切抜データ119’(座標原点O’1 )と、額縁データ
111(座標原点O)とが示されている。変倍切抜デー
タ119’は、基礎データ112に基づいて作成される
こととなるので、その座標原点はO’1 のままである。
ところが、前述したように、額縁データ111は、独立
の座標原点Oを有しているため、変倍切抜データ11
9’を額縁データ111にはめ込むためには、オフセッ
ト量(xoff ,y off )を求め、変倍切抜データ11
9’の位置を補正する必要がある。すなわち、横方向の
オフセット量であるxoff を求めるためには、変倍切抜
データ119’における両耳の横方向に関する中点から
所定領域の横方向中点を減算すればよい。したがって、
オフセット量xoff は、次式(2)で求められる。 xoff =−〔{(xc +xb )/2}×M1 −(X/2)〕…(2) また、縦方向のオフセット量であるyoff を求めるため
には、変倍切抜データ119’における頭頂の位置から
所定領域の上端の位置(すなわち(Y−g))を減算す
ればよい。したがって、yoff は、次式(3)で求めら
れる。 yoff =−{ya ×M1 −(Y−g)}…(3) 変倍切抜データ119’に、このオフセット量
(xoff ,yoff )を加算することによって、当該切抜
データ119’は、その位置が補正される。その結果と
して、変倍切抜データ119’は、額縁データ111の
所定領域内に合成配置され、図5に示す合成画像118
が得られる。
【0027】また、人物によっては、必ずしも頭部の左
右両端が左右の耳に該当しない場合もある。例えば、ロ
ングヘアを有する人である。かかる場合、一般的に頭部
の左右両端は頭髪の部分となるが、当該頭髪部分を基準
として倍率を検出すると、合成後の人物写真において顔
の部分は他の人物写真より小さくなる。かかる場合、例
外として、以下のようにして倍率M2 を求める。図6
は、基礎データの第2の例を示す図である。基礎データ
112も、図2の場合と同様、額縁データ111と合成
される人物部分を含む画像データである。この基礎デー
タ112からの切抜画像の輪郭を示す線データ114か
らは、人物部分における頭頂と左右両端とが検出され、
加えてオペレータがポインティングデバイス55(後
述)を操作することによって顎の位置が特定される。頭
頂と左右両端と顎の位置とに該当する4点は参照点とし
て使用される。図6においては、参照点a2 (xa2,y
a2)は頭頂に該当し、参照点b2 (xb2,yb2)は右端
に該当し、参照点c2 (xc2,yc2)は左端に該当し、
参照点d2 (xd2,yd2)は顎に該当する。これら4つ
の参照点は、図2における説明と同様に、基礎データ1
12に基づくため、額縁データ111の座標原点Oとは
異なる座標原点O’2 を基準として規定される。なお、
図6に示す第2の例においても、前述した第1の例の場
合と同様に、線データ114に基づいて、マスクデータ
が作成される。そして、マスクデータで基礎データ11
2がマスクされ、前述したような切抜データ119が得
られる。
【0028】上記のように、図6に示す基礎データ11
2に基づく切抜データ119についても、前述と同様
に、本画像処理の過程において、額縁データ111の所
定領域内にはめ込み可能な大きさに変換するための倍率
2 を求めなければならない。この倍率M2 は、図1に
示す所定領域の縦方向の長さを、図6に示す上下両端
(頭頂から顎の部分までの長さ)の縦方向の長さで除し
たものである。この所定領域の縦方向の長さは、{Y−
(g+h)}で、また、上下両端の縦方向の長さ(すな
わち、両耳間の距離)は、(ya2−yd2)である。した
がって、倍率M2 は、次式(4)で求められる。 M2 ={Y−(g+h)}/(ya2 −yd2)…(4)
【0029】なお、図6に示す基礎データ112に基づ
く切抜データ119のような場合においても、オフセッ
ト量を検出するための原理は、上述と同様であるため、
その説明を省略する。
【0030】次に、上述した原理に基づいて、本発明の
第1の実施形態に係る画像処理装置の構成および動作を
説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る画像
処理装置の構成を示すブロック図である。図7におい
て、読み出しおよび書き込みが可能な第1記憶装置51
(例えば、RAM)と、読み出し専用の第2記憶装置5
2(例えば、ROM)と、CPU53と、モニタ54
と、ポインティングデバイス55と、キーボード56と
がシステムバス57を介して接続されている。
【0031】第1記憶装置51は、額縁データ111
(図1参照)と、基礎データ112(図2(a)参照)
と、マスクデータ119(図2(b)参照)と、線デー
タ114(図2(a)参照)とを記憶する。
【0032】第2記憶装置52は、参照点検出アルゴリ
ズム521と、倍率演算アルゴリズム522と、オフセ
ット量演算アルゴリズム523と、合成アルゴリズム5
24とを記憶する。参照点検出アルゴリズム521は、
参照点(図2または図4参照)を検出するためのアルゴ
リズムである。倍率演算アルゴリズム522は、額縁デ
ータ111に規定される各パラメータと参照点とに基づ
いて、切抜データ119の大きさを変換する倍率M1
たはM2 を求めるためのアルゴリズムである。オフセッ
ト量演算アルゴリズム523は、上記倍率M1 またはM
2 と上記パラメータと参照点とに基づいて、変倍切抜デ
ータ119’のオフセット量(xoff ,yoff )を求め
るためのアルゴリズムである。合成アルゴリズム524
は、切抜データ119に上記倍率M1 またはM2 を乗算
し、大きさを変換したうえで、変倍切抜データ119’
に、上記オフセット量を加算し、それによって合成する
ためのアルゴリズムである。
【0033】CPU53は、画像処理を実行するとき、
上記各アルゴリズムに基づいて、切抜データ119を額
縁データ111と合成する。ポインティングデバイス5
5は、オペレータの操作に基づき、基礎データ112に
おける切り抜くべき部分とそれ以外の部分との境界(図
2点線部参照)を特定し、また各種の指示をCPU53
に通知する。キーボード56もまた、オペレータの操作
に基づき、各種の指示をCPU53に通知する。モニタ
54は、CRT(Cathode Ray Tube)
ディスプレイ等で構成され、切抜データ119や額縁デ
ータ111や合成画像118を表示する。
【0034】図8は、図7に示す画像処理装置における
画像処理の手順を示すフローチャートである。以下、図
1〜図8を参照して、本画像処理の手順について説明す
る。
【0035】まず、オペレータは、スキャナ(図示せ
ず)等を用いて基礎データ112を第1記憶装置51に
格納しておく。次に、オペレータは、新聞紙面等に人物
写真を掲載した場合を想定して、ポインティングデバイ
ス55やキーボード56を操作し、当該人物写真の背景
部分に該当する額縁データ111を作成する。次に、オ
ペレータは、ポインティングデバイス55等を操作し
て、完成した額縁データ111を第1記憶装置51に格
納するよう指示する。これに応じて、CPU53は、第
1記憶装置51に完成した額縁データ111を格納する
(ステップS601)。
【0036】次に、オペレータは、ポインティングデバ
イス55等を操作して、第1記憶装置51から基礎デー
タ112を読み出す旨をCPU53に通知する。これに
応じて、CPU53は、基礎データ112を第1記憶装
置51から読み出し、当該基礎データ112をモニタ5
4に表示させる。オペレータは、表示された基礎データ
112において、切り抜くべき部分とそれ以外の部分と
の境界をポインティングデバイス55を操作して指示
し、それによって線データ114を生成する。この後、
CPU53は、指示された領域内、すなわち人物部分の
領域を表すマスクデータ113(図2(b)参照)を第
1記憶装置51に格納する。また、CPU53は、上記
境界部分にかかる線データ114をも第1記憶装置51
に格納する(ステップS602)。なお、この線データ
114は、2次元座標値を有する点の集合である。
【0037】次に、CPU53は、オペレータに対し、
線データ114から参照点の検出が容易か困難かを問い
合わせる(ステップS603)。オペレータは、このと
きモニタ54に表示されている基礎データ112を見
て、この問い合わせに対する回答をポインティングデバ
イス55等を操作して入力する。この入力に応じて、C
PU53は、ステップS604またはステップS609
の処理に移行する。なお、上記の容易か困難かの判断
は、左右両耳が頭部における左右両端になるか否かで判
断される。
【0038】最初に、オペレータが線データ114から
参照点の検出が容易である(すなわち、図2に示すよう
な基礎データ112である)旨を示す回答を入力した場
合について説明する。
【0039】ステップS604での処理において、CP
U53は、参照点検出アルゴリズム521に基づいて、
線データ114から参照点を検出する(ステップS60
4)。CPU53は、まず、線データ114からy座標
値が最大の点を検出し、この最大y座標値を有する点の
データを参照点a1 と規定する。次に、CPU53は、
参照点a1 のx座標値よりも原点側に分布する線データ
114について、点a 1 からy座標値が減少する方向へ
と、線データ114を構成する点ごとに走査し、そのx
座標値を検出するという動作を繰り返し実行する。その
とき検出したx座標値が、前回検出したx座標値よりも
減少していれば、さらにy座標値が減少する方向へ走査
し続ける。CPU53は、この処理の過程において、検
出したx座標値が前回検出したx座標値よりも増加した
とき、前回検出したx座標値を参照点の候補として保持
する。CPU53は、さらにy座標値が減少する方向へ
と走査し、x座標値を検出し続ける。このとき、CPU
53は、保持された参照点の候補のx座標値から、予め
設定された所定量までx座標値の増加傾向が続くか否か
を調べる。CPU53は、増加傾向が上記所定量以上続
いた場合、保持された参照点の候補を正式に参照点b1
(人物の右耳)として規定し、処理を打ち切る。一方、
CPU53は、増加傾向が上記所定量以上続かなかった
場合、保持された参照点の候補を解除した後、再度上記
の処理を実行し、検出したx座標値が前回検出したx座
標値よりも増加する点を検索する。上記のような処理を
繰り返し実行し、CPU53は参照点b1 を検出する。
ここで、所定量以上としたのは、一般的に、人物の頭の
形状は、図2に示されるように凹凸を有しているので
(頭髪のスタイル等による)、所定量以下の変化であれ
ば、頭髪のスタイル等による凹凸であると判断させるた
めである。また、CPU53は、今度は点a1 のx座標
値よりも原点と反対側に分布する線データ114につい
て、同様の手順を実行し、当該データから参照点c
1 (人物の左耳)を検出する。CPU53は、この規定
した参照点a1 、b1 およびc1 を線データ114に関
連づけて第1記憶装置51に格納する。
【0040】次に、CPU53は、第2記憶装置52の
倍率演算アルゴリズム522に基づいて、倍率を演算す
る(ステップS605)。ステップS603での処理に
おいてオペレータが容易との判断をした場合、CPU5
3は、まず、額縁データ111から横サイズXと横空き
サイズfとを抽出し、参照点c1 のx座標値xc1および
1 のx座標値xb1を抽出する。CPU53は、抽出し
たパラメータと抽出したxc1およびb1に基づき、前述の
式(1)に示される演算を実行し、倍率M1 を求める。
【0041】次に、CPU53は、オフセット量演算ア
ルゴリズム523に基づいて、オフセット量を演算する
(ステップS606)。CPU53は、まず、額縁デー
タ111から横サイズXを抽出し、線データ114から
検出した参照点b1 のx座標値xb1および参照点c1
x座標値xc1を抽出する。さらに、ステップS605で
求めた倍率M1 を抽出する。CPU53は、抽出したパ
ラメータ等に基づき、前述の式(2)に示される演算を
実行し、x座標軸方向に関するオフセット量x off を求
める。次に、CPU53は、額縁データ111から縦サ
イズYと天空きサイズgとを抽出し、線データ114か
ら参照点a1 のy座標値ya1を抽出する。さらに、ステ
ップS605で求めた倍率M1 を抽出する。CPU53
は、抽出したパラメータおよび倍率M1 に基づき、上式
(3)に示される演算を実行し、y座標軸方向に関する
オフセット量yoff を求める。
【0042】次に、CPU53は、第2記憶装置52の
合成アルゴリズム524に基づいて、切抜データ119
を額縁データ111と合成する(ステップS607)。
このとき、CPU53は、ステップS604で求めた倍
率M1 を切抜データ119に乗ずる。これによって、切
抜データ119の大きさが相似変換される。前述したよ
うに、切抜データ119と額縁データ111とは互いに
独立した座標原点を有しているため、CPU53は、オ
フセット量xoff およびyoff を、それぞれ大きさが変
換された切抜データ119に加算する。これによって、
切抜データ119は、正確に額縁データ111のパラメ
ータで規定される所定位置に合成配置されることとな
る。
【0043】上述したステップS602〜S607での
画像処理が終了すると、切抜データ119を額縁データ
111にはめ込んだ画像(合成画像118)が完成す
る。その後、CPU53は、オペレータに対して、すべ
ての基礎データ112について画像処理が終了したか否
かを問い合わせる(ステップS608)。これに応じ
て、オペレータが肯定的な回答をポインティングデバイ
ス55等で入力した場合、CPU53は、他の基礎デー
タ112について再度S602〜S607での画像処理
を実行する。また、CPU53は、否定的な回答をオペ
レータが入力した場合には、画像処理を終了する。
【0044】上述したように、本実施形態に係る画像処
理装置では、基礎データ112から切抜データ119を
作成する際、ポインティングデバイス55を操作して当
該基礎データ112の切り抜くべき部分とそれ以外の部
分との境界を指示する。CPU53は、この時作成され
る線データ114に基づいて、参照点a1 、b1 および
1 を検出する。そのため、上記ポインティングデバイ
ス55による操作後に、参照点をオペレータが改めて指
示する必要がなくなる。これによって、本画像処理にか
かるオペレータの負担が軽減する。その結果、作業効率
も向上することとなる。
【0045】次に、ステップS603における処理で、
オペレータが線データ114から参照点の検出が困難で
ある旨を示す回答を入力した場合、CPU53はステッ
プS609での処理を実行する。以下、かかる場合につ
いて説明する。
【0046】まず、CPU53は、オペレータに対し
て、モニタ54に表示されている切抜データ119(図
4参照)の所定の参照点(本実施形態においては顎の位
置)を指示するよう促す。これに応じて、オペレータ
は、ポインティングデバイス55を操作して、基礎デー
タ112上の顎の位置を指示し、参照点d2 として設定
する。次に、CPU53は、ステップS604での処理
と同様に他の3つの参照点(図6に示す点a2 、b2
2 参照)を検出する(ステップS609)。ただし、
図6に示す例では、参照点b2 および参照点c2 とを検
出するとき、それぞれの参照点の候補を保持し、正式な
参照点として規定するための処理を実行する必要がな
く、単に線データ114から最小値および最大値を有す
る点を検出する処理を実行すればよい。CPU53は、
この検出した点a2 、b2 、c2 およびd2 を線データ
114に関連づけて第1記憶装置51を格納する。
【0047】次に、CPU53は、倍率演算アルゴリズ
ム522に基づいて、倍率M2 を求める(ステップS6
05)。このとき、CPU53は、まず、額縁データ1
11から縦サイズYと天空きサイズgと顎空きサイズh
とを抽出し、切抜データ119からは頭頂に該当する点
2 のy座標値ya2および顎に該当する点d2 のy座標
値yd2 を抽出する。CPU53は、抽出したパラメー
タ等に基づき、前式(4)に示される演算を実行し、倍
率M2 を求める。
【0048】以降の処理ステップS606〜S608に
ついては、前述した処理と同様であるため、その説明を
省略する。
【0049】次に、本発明の第2の実施形態に係る画像
処理装置について説明する。図9は、本実施形態に係る
画像処理装置の構成を示すブロック図である。図9にお
いて、本実施形態の画像処理装置は、図7に示す画像処
理装置における第2記憶装置52に代えて、ディスクド
ライブ701と第3記憶装置703が設けられている。
それ以外の構成は、図1に示す画像処理装置と同様であ
るため、相当する部分については、同一の参照番号を付
し、その説明を省略する。ディスクドライブ701に
は、所定のアルゴリズムを記憶する可搬型記録媒体70
2が装着される。ディスクドライブ701は、CPU5
3からの指示に基づいて、可搬型記録媒体702から所
定のアルゴリズムを読み出す。ここで、所定のアルゴリ
ズムとは、第1の実施形態において説明した参照点検出
アルゴリズム521、倍率演算アルゴリズム522、オ
フセット量演算アルゴリズム523および合成アルゴリ
ズム524である。また、可搬型記録媒体702の例と
しては、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクが
ある。したがって、ディスクドライブ701は、例示し
た可搬型記録媒体702を駆動しうる、磁気ディスクド
ライブ、光ディスクドライブ、または光磁気ディスクド
ライブである。第3記憶装置703は、読み出しおよび
書き込み可能な記憶装置(例えば、RAM)であって、
ディスクドライブ701が読み出したアルゴリズムを記
憶する。
【0050】上記構成において、オペレータは、画像処
理を実行するとき、まず、可搬型記録媒体702をディ
スクドライブ701にセットし、当該可搬型記録媒体7
02に格納されている各アルゴリズムを第3記憶装置7
03にダウンロードを実行する旨をポインティングデバ
イス55等を操作してCPU53に指示する。これに応
じてCPU53は、ディスクドライブ701によって読
み出されたアルゴリズムを第3記憶装置703に格納す
る(この処理は、一般的にインストールと呼ばれてい
る)。なお、このインストールは、1度行えばよい。
【0051】上記のようにして、第3記憶装置703に
は、上記アルゴリズムが格納されることとなる。以降の
処理は、前述した第1の実施形態と同様であるので、そ
の説明を省略する。ただし、CPU53は、第3記憶装
置703に格納されたアルゴリズムに基づいて動作を実
行するという点が、前述の第1の実施形態と異なってい
る。
【0052】なお、上述した実施形態においては、人物
についてのみ説明してきた。しかし、広告やカタログに
掲載する商品についても、上述した画像処理を適用する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理に用いられ
る、額縁データ111を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像処理に用いられ
る、基礎データ112およびマスクデータ113の第1
の例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像処理に用いられ
る、切抜画像を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る画像処理に用いられる
オフセット量を説明するための図である。
【図5】本発明の実施形態に係る画像処理の結果得られ
る合成画像を示す図である。
【図6】本発明の実施形態にかかる画像処理に用いられ
る、基礎データの第2の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す画像処理装置における処理の手順を
示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】従来の画像処理装置で実行される画像処理を
説明するための図である。
【図11】従来の画像処理の手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
111…額縁データ 112…基礎データ 113…マスクデータ 114…線データ 118…合成画像 119…切抜データ 51…第1記憶装置 52…第2記憶装置 521…参照点検出アルゴリズム 522…倍率演算アルゴリズム 523…オフセット量演算アルゴリズム 524…合成アルゴリズム 53…CPU 54…モニタ 55…ポインティングデバイス 56…キーボード 57…システムバス 701…ディスクドライブ 702…可搬型記録媒体 703…第3記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−230168(JP,A) 特開 平4−216266(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 3/00 G06T 11/60 H04N 1/387

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像原稿から読み取られた画像情報(以
    下、第1の画像情報と称す)を、予め準備された背景の
    画像情報(以下、第2の画像情報と称す)と合成するた
    めの方法であって、 前記第2の画像情報は、背景内の所定領域を規定するた
    めのパラメータを含み、 前記第1の画像情報に対して指示された画像の輪郭を規
    定するための輪郭情報を生成し格納する第1ステップ
    と、 前記輪郭情報に基づいて、前記第1の画像情報から、前
    記第2の画像情報と合成すべき部分の画像情報(以下、
    第3の画像情報と称す)を切り抜いて格納する第2ステ
    ップと、 前記輪郭情報により規定される輪郭上に位置し、合成す
    る際に参照される参照点を前記輪郭情報から検出する第
    3ステップと、 前記パラメータおよび前記参照点に基づいて、前記第3
    の画像情報を前記所定領域と適合する大きさに変換する
    ための倍率を求める第4ステップと、 前記第4ステップで求められた倍率に基づいて、前記第
    3の画像情報の大きさを変換し、前記第2の画像情報と
    合成する第5ステップとを備える、画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記パラメータおよび前記参照点に基づ
    いて、前記第2の画像情報の所定領域に対する前記第3
    の画像情報のオフセット量を求める第6ステップをさら
    に備え、 前記第5ステップは、前記倍率に基づいて前記第3の画
    像情報の大きさを変換した後、前記オフセット量に基づ
    いて当該第3の画像情報の位置をシフトし、前記第2の
    画像情報と合成することを特徴とする、請求項1に記載
    の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 画像原稿から読み取られた画像情報(以
    下、第1の画像情報と称す)を、予め準備された背景の
    画像情報(以下、第2の画像情報と称す)と合成するた
    めの装置であって、 背景内の所定領域を規定するためのパラメータを含む、
    前記第2の画像情報を格納する背景格納手段と、 前記第1の画像情報に対して指示された画像の輪郭を規
    定するための輪郭情報を生成し格納する輪郭情報生成/
    格納手段と、 前記輪郭情報に基づいて、前記第1の画像情報から、前
    記第2の画像情報と合成すべき部分の画像情報(以下、
    第3の画像情報と称す)を切り抜いて格納する部分画像
    格納手段と、 前記輪郭情報により規定される輪郭上に位置し、合成す
    る際に参照される参照点を前記輪郭情報から検出する参
    照点検出手段と、 前記パラメータおよび前記参照点に基づいて、前記第3
    の画像情報を前記所定領域と適合する大きさに変換する
    ための倍率を演算する倍率演算手段と、 前記倍率演算手段で演算された倍率に基づいて、前記第
    3の画像情報の大きさを変換し、前記第2の画像情報と
    合成する合成手段とを備える、画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータおよび前記参照点に基づ
    いて、前記第2の画像情報の所定領域に対する前記第3
    の画像情報のオフセット量を演算するオフセット量演算
    手段をさらに備え、 前記合成手段は、前記倍率に基づいて前記第3の画像情
    報の大きさを変換した後、前記オフセット量に基づいて
    当該第3の画像情報の位置をシフトし、前記第2の画像
    情報と合成することを特徴とする、請求項3に記載の画
    像処理装置。
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