JP2001307122A - 顔写真画像切り抜き方法 - Google Patents

顔写真画像切り抜き方法

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JP2001307122A
JP2001307122A JP2000120001A JP2000120001A JP2001307122A JP 2001307122 A JP2001307122 A JP 2001307122A JP 2000120001 A JP2000120001 A JP 2000120001A JP 2000120001 A JP2000120001 A JP 2000120001A JP 2001307122 A JP2001307122 A JP 2001307122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔の画像部分を写真の中心線上に位置させな
がら、バランスよく容易に顔写真を切り抜くことが可能
な顔写真画像切り抜き方法を提供すること。 【解決手段】 原画像から顔写真を切り抜く顔写真画像
切り抜き方法において、顔写真に現されるべき人物の顔
の位置を与える所定部位の第1の座標を指定するステッ
プS1〜S3と、前記第1の座標に対して所定の位置関
係を有する楕円状の図形が、前記人物の顔の輪郭に近似
するように、前記第1の座標を基準として前記顔写真の
切り抜き枠を規定する第2の座標を指定するステップS
4〜S6とを含む。これにより、顔の位置を基準として
切り抜き枠が決定される。したがって、顔の画像部分を
写真の中心線上に位置させながら、バランスよく容易に
顔写真を切り抜くことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラや
スキャナなどから取得した画像から顔写真を切り抜く顔
写真画像切り抜き方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、証明写真やIDカード用の顔写真
を作成するための技術として、デジタルカメラやスキャ
ナなどの機材により取得した画像データから写真を作成
する技術が知られている。例えば、顔写真入りのIDカ
ードを作成する場合、デジタルカメラで人物の顔写真を
撮り、これにより取得された画像データをパソコンなど
の情報処理装置に取り込む。そして、この情報処理装置
に接続されたカードプリンタにより顔写真をIDカード
に直接的にプリントする。この技術によれば、例えば原
画像を拡大・縮小したり配色を変更するなど、原画像に
対して多様な表現上の加工を任意に施すことが可能とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、顔写真の場
合、そのサイズは使用目的に応じて多種多様である上、
顔写真の中心線上に顔の画像部分を位置させる必要があ
る。そこで、原画像から顔写真を切り抜く場合、例えば
顔写真の切り抜き枠の左上隅の位置を決めた後、切り抜
き枠の対角線に沿って右下隅の位置を移動させ、切り抜
き枠を適当な大きさにまで広げて切り抜きサイズを決め
ていた。
【0004】しかしながら、この方法によれば、切り抜
き枠の対角線上の2隅の位置を指定してサイズを決める
ものであるため、顔の画像部分が必ずしも顔写真の中心
線上になく、顔写真の左右や上下のバランスを調整する
ことが困難であった。
【0005】また、切り抜いた顔写真の大きさを使用目
的に応じたサイズに合わせるため、横方向や縦方向に拡
大処理や縮小処理などの画像処理を施すと、縦横比が原
画像とは異なったものとなり、顔の画像部分が変形して
しまう。さらに、顔写真の使用目的に応じて、顔の画像
部分と首から下の画像部分との割合が異なるのが通例で
あり、所望の割合で顔と首から下の画像部分を顔写真の
切り抜き枠内に収めることが困難であった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、顔の画像部分を写真の中心線上に位置させながら、
バランスよく容易に顔写真を切り抜くことが可能な顔写
真画像切り抜き方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を有する。すなわち、本発明
は、原画像から顔写真を切り抜く顔写真画像切り抜き方
法において、(a)顔写真に現されるべき人物の顔の位
置を与える所定部位の第1の座標を指定する第1のステ
ップ(例えば後述するステップS3に相当する要素)
と、(b)前記第1の座標に対して所定の位置関係を有
する楕円状の図形が、前記人物の顔の輪郭に近似するよ
うに、前記第1の座標を基準として前記顔写真の切り抜
き枠を規定する第2の座標を指定する第2のステップ
(例えば後述するステップS6に相当する要素)と、を
含むことを特徴とする。
【0008】この方法によれば、第1の座標を指定する
ことにより、顔の位置が決定され、続いて第1の座標を
基準として第2の座標を指定することにより、切り抜き
枠が決定される。すなわち、顔の位置を基準として切り
抜き枠が決定される。したがって、第1の座標と第2の
座標との間の位置関係を予め取り決めておけば、切り抜
き枠の所望の位置に顔を位置させ、しかも任意の割合で
顔と首から下の部分を顔写真内に収めることが可能とな
る。よって、顔の画像部分を写真の中心線上に位置させ
ながら、バランスよく容易に顔写真を切り抜くことが可
能となる。
【0009】上記顔写真画像切り抜き方法において、前
記所定部位は、例えば、前記人物の目と目との間(例え
ば眉間)であることを特徴とする。上記顔写真画像切り
抜き方法において、前記所定部位は、例えば、前記人物
の鼻であることを特徴とする。上記顔写真画像切り抜き
方法において、前記第1の座標は、例えば、ドラッグ操
作の起点として指定され、前記第2の座標は、前記ドラ
ッグ操作の終点として指定されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1に、この実施の形態に
かかる顔写真画像切り抜き装置100の構成を示す。同
図において、符号10は、原画像の画像データを記憶す
る画像データ記憶部である。この画像データ記憶部10
には、予め顔写真に現すべき人物の顔写真の原画像のデ
ータが格納されている。符号20は、画像データ記憶部
10から画像デーを読み出して、原画像の表示制御を行
う原画像表示制御部である。符号30は、後述のガイド
用枠の生成および表示の制御を行うガイド用枠生成表示
制御部である。このガイド用枠は原画像上に表示され、
切り抜き枠を原画像の画面上で視覚的に表すものであ
る。
【0011】符号40は、切り抜き枠の座標を演算する
切り抜き枠座標演算部である。符号50は、装置全体の
動作を管理制御するシステム制御部である。符号60
は、上述の原画像表示制御部20やガイド用枠生成表示
制御部30の制御の下に原画像やガイド用枠を表示する
ための表示部である。符号70は、外部から情報を入力
するための入力部であり、例えばキーボードやマウスで
ある。これらの構成要素は、データバス80を介して相
互に接続され、パソコンなどの情報処理装置上にソフト
ウェアやハードウェアとして実現される。
【0012】以下、図2に示すフローチャートに沿っ
て、この実施の形態にかかる顔写真画像切り抜き装置の
動作(顔写真画像切り抜き方法)を説明する。 ステップS1:まず、表示部60上に原画像の表示を行
う。すなわち、原画像表示制御部20は、画像データ記
憶部10に記憶された画像データを読み出して、図3
(a)に示すように、表示部60に原画像Pを表示させ
る。この図3(a)に示す例では、原画像Pには、人物
Jの上半身が現されており、顔の部分と首から下の部分
が、ほぼ2対3の割合となっている。
【0013】ステップS2:続いて、切り抜きサイズ
と、首から下の部分の割合とをパラメータとして設定す
る。具体的には、この装置の利用者は、切り抜きサイズ
として、顔写真の横のサイズおよび縦のサイズ(以下、
「サイズパラメータ」と称す)を入力部70から入力す
る。このサイズパラメータに加えて、顔と首から下の部
分との割合(以下、「割合パラメータ」と称す)を入力
する。これらのパラメータは、ガイド用枠生成表示制御
部30に与えられる。
【0014】ステップS3:続いて、この装置の利用者
は、入力部70のマウスを操作して、図3(a)に示す
ように、画面に表示された原画像P上の人物Jの目と目
との間(所定部位)AにカーソルCを合わせ、所定部位
Aの座標(第1の座標)を指定する。所定部位Aは、後
述するように、顔写真上での人物の顔の位置を規定し、
この所定部位Aの座標は入力部70のマウスによるドラ
ッグ操作の起点として指定される。
【0015】ステップS4:所定部位Aの座標の指定が
行われると、続いて、図3(b)に示すように、原画像
Pに重ねて、ガイド用枠Fの生成および表示が行われ
る。このガイド用枠Fは、原画像上で切り抜き枠を視覚
的に表示するためのもので、顔の部分を表す楕円状の図
形Faと、首から下の胴体部分を表す図形Fbとを含
む。ここで、図形Faが表す顔の目と目との間の位置
は、原画像上の人物の顔の所定部位A(すなわち人物J
の目と目との間)の座標に固定される。
【0016】これらガイド用枠Fおよび図形Fa,Fb
は、上述のサイズパラメータおよび割合パラメータに基
づき生成される。すなわち、ガイド用枠Fの縦横比はサ
イズパラメータから決定され、ガイド用枠Fはこの縦横
比を保ちながらカーソルCの位置に応じて大きさが変化
する。このとき、所定部位Aに対応する図形Fa上の部
位が、先に指定された所定部位Aの座標に固定された状
態で、ガイド用枠の大きさが変化する。図3(b)に示
す例では、所定位置Aを指定した後のカーソルCの位置
がガイド用枠Fの左下隅の位置を規定しており、所定部
位Aを指定した後にマウスをドラッグ操作してカーソル
Cを移動させることにより、所定部位Aの座標を起点と
してガイド用枠Fの大きさが変化する。
【0017】また、図形Faと図形Fbとの割合(縦方
向の大きさの割合)は、上述の割合パラメータにより規
定され、これら図形Fa,Fbの大きさは、ガイド用枠
Fに従って変化する。ここで、図形Faは、上述の所定
部位Aの座標に対し所定の位置関係を有し、顔の輪郭の
中心位置と所定部位Aとの間のズレ分に応じて、所定部
位Aの座標に対し図形Faが偏心して表示される。これ
は、所定部位Aとして例えば「鼻」などを指定するもの
とした場合、所定部位Aが必ずしも顔の輪郭の中心と一
致しないことに対応させたものである。ただし、この実
施の形態では、目と目との間の位置は、顔の輪郭の中心
と一致するものとし、従って図形Faの中心は所定部位
Aの座標に設定される。
【0018】ステップS5:続いて、この装置の利用者
が、入力部70のマウスを操作して、ガイド用枠Fとし
て表示される切り抜き枠の調整を行う。具体的には、図
3(c)に示すように、図形Faが人物Jの顔の輪郭に
近似するように(すなわち概ね重なるように)、ガイド
用枠Fの右下隅の位置を調整する。このとき、ガイド用
枠生成表示制御部30は、ガイド用枠Fの横方向と縦方
向の各サイズの数値をも表示部60の画面上に表示す
る。したがって、この装置の利用者は、表示部60に表
示される数値を参照すれば、切り抜き枠のサイズを正確
に指定することができる。
【0019】ステップS6:続いて、利用者は、調整が
行われたガイド用枠Fを切り抜き枠として決定し、入力
部70のマウスを操作して、所定部位Aの座標(第1の
座標)を基準として顔写真の切り抜き枠を規定する座標
(第2の座標)を指定する。具体的には、図形Faが人
物Jの顔の輪郭に概ね重なって近似したときのカーソル
Cの座標を指定する。この顔写真の切り抜き枠を規定す
る座標(第2の座標)は、入力部70のマウスによるド
ラッグ操作の終点として指定される。この後、切り抜き
枠座標演算部40は、ステップ3で指定された座標(第
1の座標)と、ステップ6で指定された座標(第2の座
標)とを取り込み、これらの座標情報から切り抜き枠の
座標を演算する。 以上により、一連の画像の切り抜き処理が終了する。
【0020】上述の処理の後、入力部70から利用者が
顔写真の印刷を指示すると、システム制御部50は、切
り抜き枠座標演算部40の演算結果に基づいて、画像デ
ータ記憶部10から画像データを読み出し、図示しない
プリンタに顔写真を印刷させる。図3(d)に、上述の
処理により切り抜かれた顔写真の一例を示す。この例で
は、顔の位置が写真の中心線上に位置し、顔と首から下
の胴体部分との割合が略2対1となっており、バランス
のとれた顔写真が得られている。
【0021】ここで、顔の位置が中心線上に位置する理
由は、顔の中心線上にある目と目との間(眉間)を所定
部位Aとして指定して切り抜き枠を規定したためであ
る。また、顔と首から下の部分との割合は、上述の割合
パラメータに応じて決定され、顔写真の横方向のサイズ
と縦方向のサイズとの比率は、上述のサイズパラメータ
に応じて決定されるので、これらのパラメータを顔写真
の使用目的に応じて設定しておけば、所望の顔写真を容
易に作成することができる。
【0022】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本
発明に含まれる。例えば、上述の実施の形態では、所定
部位Aの座標(第1の座標)として、目と目との間の位
置を指定するものとしたが、これに限らず、例えば人物
の「鼻」や「口」を指定するものとしてもよく、顔の輪
郭に対して所定の位置関係を有するものであればどのよ
うな部位を指定してもよい。例えば「鼻」を指定するも
のとした場合、上述の図形Faは、「鼻」に対して所定
の位置関係を有するものとして規定され、目と目の間と
顔の輪郭の中心とのズレ分に応じて、図形Faが上下方
向に偏心して表示される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
顔写真に現されるべき人物の顔の位置を与える所定部位
の第1の座標を指定し、前記第1の座標に対して所定の
位置関係を有する楕円状の図形が前記人物の顔の輪郭に
近似するように、前記第1の座標を基準として前記顔写
真の切り抜き枠を規定する第2の座標を指定するように
したので、顔の画像部分を写真の中心線上に位置させな
がら、バランスよく容易に顔写真を切り抜くことが可能
となる。また、ポインティング・デバイスとしてマウス
を使用した場合、1アクションの操作(マウスボタンの
押し下げ→ドラッグ→ボタン離す)のみで、座標の指定
を完了させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る顔写真画像切り抜
き方法が適用された顔写真画像切り抜き装置の構成を示
す図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る顔写真画像切り抜
き装置の動作(顔写真画像切り抜き方法)の流れを示す
フローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態に係る顔写真画像切り抜
き装置の表示画面を示す図である。
【符号の説明】
10:画像データ記憶部 20:原画像表示制御部 30:ガイド用枠生成表示制御部 40:切り抜き枠座標演算部 50:システム制御部 60:表示部 70:入力部 80:データバス 100:顔写真画像切り抜き装置 S1〜S6:ステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像から顔写真を切り抜く顔写真画像
    切り抜き方法において、 (a)顔写真に現されるべき人物の顔の位置を与える所
    定部位の第1の座標を指定する第1のステップと、 (b)前記第1の座標に対して所定の位置関係を有する
    楕円状の図形が、前記人物の顔の輪郭に近似するよう
    に、前記第1の座標を基準として前記顔写真の切り抜き
    枠を規定する第2の座標を指定する第2のステップと、 を含むことを特徴とする顔写真画像切り抜き方法。
  2. 【請求項2】 前記所定部位は、前記人物の目と目との
    間であることを特徴とする請求項1に記載された顔写真
    画像切り抜き方法。
  3. 【請求項3】 前記所定部位は、前記人物の鼻であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載された顔写真画像切り抜
    き方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の座標は、ドラッグ操作の起点
    として指定され、前記第2の座標は、前記ドラッグ操作
    の終点として指定されることを特徴とする請求項1に記
    載された顔写真画像切り抜き方法。
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CN113095119A (zh) * 2020-01-09 2021-07-09 北京君正集成电路股份有限公司 一种修正人脸裁剪框的人脸识别系统

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