JP2893277B2 - 画像データの拡大・縮小処理機能を備えた電子フアイリング装置 - Google Patents

画像データの拡大・縮小処理機能を備えた電子フアイリング装置

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JP2893277B2
JP2893277B2 JP1305802A JP30580289A JP2893277B2 JP 2893277 B2 JP2893277 B2 JP 2893277B2 JP 1305802 A JP1305802 A JP 1305802A JP 30580289 A JP30580289 A JP 30580289A JP 2893277 B2 JP2893277 B2 JP 2893277B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、パーソナルコンピユータやオフイスコン
ピユータ、DPS(データ・プロセツシング・システ
ム)、その他各種の画像データの拡大・縮小処理機能を
備えた電子フアイリング装置の改良に係り、特に、画像
データの拡大・縮小処理に際し、ポインテイングデバイ
ス等の位置指示装置を使用して表示画面上に処理後の大
きさに対応する領域を指定することにより拡大・縮小倍
率を決定する倍率設定方式のフアイリングシステムにお
いて、設定された領域の枠を表示すると共に、この枠内
に、拡大・縮小後の実際の画像サイズをハツチング等の
属性を付けた領域を表示することにより、画像データの
拡大・縮小処理の編集時の操作性を向上させた電子フア
イリング装置に関する。
従来の技術 従来から、パーソナルコンピユータ等の画像データ処
理システムでは、イメージスキヤナによつて読込んだ画
像データについて、その画像データの所望の一部領域
を、そのままの大きさ(実サイズ)で切出したり、所望
の倍率による拡大あるいは縮小処理を行つて切出す画像
の処理機能、いわゆる画像編集機能が設けられている。
このような画像データの拡大・縮小処理に際しては、
編集対象とする元画像データについて、その領域と、拡
大・縮小処理の倍率とを設定する必要がある。
まず、従来の画像データの拡大・縮小処理機能を備え
た電子フアイリングシステムの一例として、パーソナル
コンピユータについて、その構成を説明する。
第4図は、従来の電子フアイリング装置について、そ
の要部構成の一例を示す機能ブロツク図である。図面に
おいて、1はCPU、2はROM、3はRAM、4はキーボード
コントローラ、5はキーボード、6はポインテイングデ
バイス・コントローラ、7はポインテイングデバイス
(位置入力装置)、8はスキヤナコントローラ、9はイ
メージスキヤナ、10は通信制御部、11はCRTコントロー
ラ、12はCRTデイスプレイユニツト、13は表示用メモリ
(VRAM)、14は画像データ拡大・縮小処理部、15はプリ
ンタコントローラ、16はプリンタ、17はFDD・HDDコント
ローラ、18はフロツピー・デイスク、19はハード・デイ
スク、20は光デイスクコントローラ、21は光デイスク、
22はシステムバスを示す。
CPU1と、ROM2と、RAM3は、電子フアイリング装置のシ
ステム制御部を構成している。
すなわち、ROM2には、システムを制御するプログラム
やキヤラクタパターンデータ等が格納されており、ま
た、RAM3は、必要なデータを格納するシステムメモリで
ある。
CPU1は、第4図のシステム全体を制御する。例えば、
キーボード5からのキー情報を受取り、それに対応した
処理動作や制御指令の出力等を行い、また、キー入力情
報に基づいて、CRTデイスプレイ12やプリンタ16へデー
タを出力したり、イメージスキヤナ9から画像データを
入力し、さらに、フロツピー・デイスク18や、ハード・
デイスク19をアクセスし、通信制御部10を介してデータ
の授受を行う等の各種の制御を司る。
キーボード5は、システムの起動その他の命令や、必
要な文字情報等を入力する入力手段である。このキーボ
ード5から入力された情報は、キーボードコントローラ
4、システムバス22を介して、コンピユータ側へ送出さ
れる。
ポインテイングデバイス7は、表示画面上の位置を指
示するポインタカーソルの入力手段(位置入力装置)で
あり、その入力情報も、ポインテイングデバイス・コン
トローラ6、システムバス22を介して、同じくコンピユ
ータ側へ送出される。
イメージスキヤナ9は、画像の入力手段で、読取られ
た画像情報は、スキヤナコントローラ8を介して、同様
にコンピユータ側へ送出される。
通信制御部10は、他の通信端末装置との間で授受する
情報の制御を司る。
CRTデイスプレイユニツト12は、作成中や作成済み文
書等の文字・数字情報や画像情報、さらに、操作に必要
なガイダンス等を、その画面上に、ドツトパターンで可
視表示する表示手段である。
このCRTデイスプレイユニツト12には、CRTコントロー
ラ11が接続されており、CRTデイスプレイ12の画面上に
表示されるデータが記憶される表示用メモリ(VRAM)13
から、表示タイミングでデータが読出されて、ドツトパ
ターンに展開されたデータやガイダンスを、画面表示す
るよう制御する。
画像データ拡大・縮小処理部14は、画像データの編集
時に、CRTデイスプレイ12の画面上に表示された元画像
データに対して、指示された倍率で拡大あるいは縮小処
理を行う機能を有している。
プリンタ16は、レーザビーム・プリンタや、通電加熱
式のヘツドを有する熱転写型印刷装置、いわゆるサーマ
ルドツト・プリンタ、インクジエツト・プリンタ、プラ
ンジヤーマグネツト型プリンタ等のようなドツトイメー
ジの印刷装置で、作成されたデータにより、文書や伝
票、画像等をドツトパターンによって印字する。
このプリンタ16には、システムバス22、プリンタコン
トローラ15を介して、コンピユータ側から、作成された
文字・数字等のデータや画像情報、書式情報その他の制
御情報が与えられ、ハードコピーを作成する。
フロツピー・デイスク18と、ハード・デイスク19は、
外部記憶装置、あるいはシステム本体に内蔵されている
記憶装置であり、読出された情報は、FDD・HDDコントロ
ーラ17、システムバス22を介して、コンピユータ側へ送
出される。
光デイスク21は、同様に、外部記憶装置であり、読出
された情報は、光デイスクコントローラ20、システムバ
ス22を介して、コンピユータ側へ送出される。
パーソナルコンピユータ等の画像データの拡大・縮小
処理機能を備えた電子フアイリングシステムは、この第
4図のような構成である。
そして、すでに述べたように、画像データの拡大・縮
小処理に際しては、編集対象とする元画像データについ
て、その対象とする領域と、拡大・縮小処理の倍率とを
設定する。
処理対象とする元画像データの領域の設定は、ポイン
テイングデバイス等によつて行われ、また、倍率の設定
は、大別して、二つの方式によつて行われる。
まず、従来から行われている倍率設定の第1の方法
は、キー入力等によつて、その倍率値を指示する方式で
ある。
この倍率設定方式は、極めて簡単であるが、拡大ある
いは縮小処理後の画像データの状態(画像サイズ)を、
画面上から直接判断することができない、という難点が
ある。
従来の第2の方法は、ポインテイングデバイス等の位
置指示装置を使用し、表示画面上の元画像データと離れ
た位置へ、拡大・縮小処理後の大きさに対応する領域の
枠を指定する方式である。
この第2の倍率設定方式によれば、画面上に、拡大・
縮小後の画像データのサイズが、その領域を示す枠とし
て表示される。
この表示画面上に、拡大・縮小後の領域を示す枠が表
示されている状態で、ポインテイングデバイス等の操作
によるカーソル移動により、表示されている拡大・縮小
処理後の枠の大きさを変更すれば、所望の画像サイズが
得られる倍率を設定することができる。
なお、この第2の倍率設定方式では、拡大・縮小処理
の倍率は、元画像データの横,縦サイズと、設定された
表示エリア(拡大・縮小処理後の領域を示す枠)の横,
縦サイズ、とによつて演算される。
したがつて、表示画面を見ることによつて、拡大・縮
小後の画像データのサイズを容易に知ることができる、
という利点がある。
ところで、この第2の方式による倍率の設定に際して
は、予め設定された特定の倍率を選択する場合と、任意
の倍率を設定する場合とによつて、倍率設定のための枠
の領域の変化状態が異なる。
そして、一般の画像データ処理システムでは、装置の
構成上の制約から任意の倍率による拡大・縮小処理は不
可能で、特定の倍率による処理しかできない、というケ
ースが多い。
例えば、n/8,8/n,n/16,16/nのように、選択可能な倍
率が、装置によつて予め設定されている。
ところが、選択可能な倍率が予め設定されている場合
には、拡大・縮小後の領域を示す枠の大きさ(画像サイ
ズ)を変化させるために、カーソル操作を行つても、あ
る範囲(ある座標点)までは枠が変化せず、その範囲を
超えると、突然次の大きさに変化する。縮小倍率を設定
する場合も、同様である。
すなわち、処理後の画像サイズを示す枠が、予め設定
された倍率に応じて、段階的に大きくなつたり小さくな
つたりする。
そのため、この設定方式を採用すれば、拡大・縮小処
理後の領域を示す枠と、処理後の実際の画像サイズとが
必ず一致している、という利点がある。
しかし、画像サイズを示す枠の表示エリアが、段階的
に変化するということは、反面で、ポインテイングデバ
イス等のカーソル操作に追従しないという問題が生じる
ので、オペレータのカーソル操作と実際に設定される倍
率との間に、違和感が存在して操作性が良くない、とい
う不都合が生じる。
これに対して、拡大・縮小の倍率が任意の設定できる
高級機種の場合には、ポインテイングデバイス等による
カーソル操作に追従して、拡大・縮小後の画像領域を示
す枠の大きさ(表示エリア)も変化する。
しかしながら、この場合には、拡大・縮小処理の倍率
を、元画像の横,縦サイズと、設定された拡大・縮小後
の領域を示す枠の横,縦サイズ、とによつて演算する必
要がある。
そのため、倍率の演算時に生じる計算誤差によつて、
拡大・縮小後の領域を示す枠の表示エリアのサイズと、
実際に拡大・縮小処理された画像のサイズ、との間に不
一致が発生する、という不都合がある。
このように、表示画面上の元画像データと離れた位置
へ、拡大・縮小処理後の大きさに対応する領域の枠を指
定する方式(第2の倍率設定方式)によれば、画面上で
拡大・縮小処理後の状態が判断できるので、操作性が良
くなるが、倍率が予め設定されているときは、領域を示
す枠が段階的に変化し、また、任意の倍率が設定可能な
ときは、倍率計算上の誤差によつて、処理後の領域を示
す枠の表示エリアと処理された後の実際の画像サイズと
の間に不一致が生じる、という不都合があつた。
発明が解決しようとする課題 この発明では、従来の画像データの拡大・縮小処理機
能を備えた電子フアイリング装置において、拡大・縮小
後の画像データの領域を示す枠の大きさをカーソル操作
により倍率を指示する倍率設定方式において生じるこの
ような不都合、すなわち、拡大・縮小処理の倍率が予め
設定されているときは、領域を示す枠が段階的に変化さ
れることにより、また、任意の倍率が設定可能なとき
は、倍率計算上の誤差によつて、処理後の領域を示す枠
の表示エリアと処理された後の実際の画像サイズとの間
に不一致が生じることにより、操作性が低下する、とい
う不都合を解決し、ポインテイングデバイス等の操作に
追従して、拡大・縮小後の領域を示す枠の表示エリアが
変化されるように制御すると共に、拡大・縮小後の実際
の画像サイズの領域を、指定された枠の表示エリアと区
別できる状態で(例えばハツチング等を付けたり、反転
表示等の属性表示によつて)表示することにより、拡大
・縮小処理後の実際の画像サイズが瞬時に判断できるよ
うにして、編集時の操作能率を向上させることを目的と
する。
課題を解決するための手段 この発明では、 画像データ等を表示する表示手段と、前記表示手段の
画面上における画像データの座標位置を入力する座標位
置手段と、該座標位置手段によつて指示された矩形領域
の枠を表示する枠領域表示手段と、画像データを拡大・
縮小する拡大・縮小処理手段と、前記矩形領域の枠の座
標情報と元画像データの切出し領域の座標情報とから拡
大・縮小の倍率を算出する倍率算出手段とを具備し、画
像データ編集機能を備えた電子フアイリングシステムに
おいて、 前記倍率算出手段によつて算出される倍率によつて拡
大・縮小処理された後の画像データの実際の画像領域を
設定する実画像領域設定手段と、 該実画像領域設定手段によつて設定された実際の画像
サイズに対応する領域を、他の領域と容易に区別可能な
ハツチング等で表示するハツチング領域表示手段を備
え、 前記座標位置手段によつて矩形領域の枠を形成する二
点が指示されたとき、前記枠領域表示手段によつて矩形
の枠領域を表示すると共に、前記実画像領域設定手段に
よつて設定された実際の画像領域の大きさが、前記矩形
の枠領域の大きさと異なるとき、前記ハツチング領域表
示手段によつて前記実際の画像領域を、他の領域と容易
に区別可能なハツチング等で表示するように構成してい
る。
実 施 例 次に、この発明の画像データの拡大・縮小処理機能を
備えた電子フアイリング装置について、図面を参照しな
がら、その実施例を詳細に説明する。
理解を容易にするために、最初に、この発明の電子フ
アイリング装置による拡大・縮小倍率の設定方法につい
て説明する。
第2図は、この発明の画像データの拡大・縮小処理機
能を備えた電子フアイリング装置において、拡大・縮小
倍率を演算するための領域指定時における画面上の表示
状態を説明する図である。図面において、dxは元画像の
横サイズ、dyは元画像の縦サイズ、S1は拡大・縮小画像
領域として設定される矩形領域の始点、S2は同じく矩形
領域の終点、Δxは矩形領域の横サイズ、Δyは矩形領
域の縦サイズ、mは横方向の倍率、nは縦方向の倍率、
PCはポインテイングデバイス・カーソルを示し、また、
斜線部は実際に設定される拡大・縮小処理後の画像領域
(ハツチング領域)を示す。
この第2図に示すように、表示画面上に、横サイズd
x、縦サイズdyの元画像データが表示されているとき、
ポインテイングデバイス等の操作によりカーソルPCの位
置を移動させて、拡大・小縮領域として設定したい矩形
領域の始点S1を指定する。
次に、終点S2の位置を指定するために、ポインテイン
グデバイスを操作する。
この場合に、カーソルPCは、ポインテイングデバイス
等の操作に追従してその座標が変化される。
このようなカーソル操作によつて、拡大・縮小領域と
して設定したい矩形領域の始点S1が指示されると、現在
のカーソルPCの位置が終点S2と判断されて、第2図の右
側に示す矩形領域の枠が表示される。
そして、この始点S1と終点S2との座標情報から、拡大
・縮小の倍率が算出される。
まず、矩形領域の横サイズΔxと、縦サイズΔyとを
求める。
次に、編集対象の元画像データの横サイズdxと、縦サ
イズdyとによつて、矩形領域の横方向の倍率mと、縦方
向の倍率nとが演算される。
すなわち、横方向の倍率mは、 m=Δx/dx ……(1) 縦方向の倍率nは、 n=Δy/dy ……(2) である。
この演算結果に基いて、矩形の始点(左上)から、横
方向へ(dx)×m、縦方向へ(dy)×nの領域をハツチ
ングする。
以上の処理によつて、ポインテイングデバイスによる
始点S1,終点S2の対角指示に対応した領域の枠の表示
と、拡大・縮小処理後の実際の画像サイズを示すハツチ
ング領域(網かけ領域)の枠が表示される。
この第2図の表示画面は、ポインテイングデバイスの
動きに追従してカーソルPCの座標が変化されると、同時
に、ハツチング領域の枠も変化される。
厳密にいえば、ハツチング領域の枠の表示エリアは、
イクスクルーシブ・オア(排他的論理和:XOR)処理され
るので、カーソルPCの移動時には、移動前に表示されて
いた領域を示す枠を再表示することで、移動前の枠が消
去されて移動後の新しい枠が表示されることになる。
この場合に、ハツチング領域は、指定された枠の大き
さと、算出されたハツチング領域の大きさとが異なると
きだけ表示される。
このようなハツチング領域の表示に際しては、その領
域の演算時、換言すれば、倍率の演算時に、端数を切り
捨てる演算処理を行えば、最大値のときには指定された
枠と一致し、それ以外のときには、常に、指定された枠
内に納まる大きさのハツチング領域が設定される。
例えば、カーソルの移動時に実行される拡大・縮小倍
率の算出では、 横方向の倍率mは、上記の式(1)から、 m=Δx/dx =〔S2(x)−S1(x)〕/dx 縦方向の倍率nは、上記の式(2)から、 n=Δy/dy =〔S2(y)−S1(y)〕/dy となる。
ここで、dx=15,dy=47,また、S1=(200,100),S2=
(390,400)とすれば、 m=(390−200)/15 =12.66…≒12(切り捨て) n=(400−100)/47 =6.3829…≒6(切り捨て) となる。
この倍率m,nに基いて、ハツチング領域のエリア座標
を求めると、ハツチング領域の始点はS1(200,100)、
終点はS2(380,382)となる。
終点はS2の算出式は、 S2(x)=200+15×12=380 S2(y)=100+47×6=382 である。
このような演算処理によつて、指定された枠領域か
ら、拡大・縮小の倍率を算出する場合に、実際上は、拡
大・縮小処理後の画像サイズ(ハツチング領域)と、指
定された枠の大きさとが異なるため、この発明の電子フ
アイリング装置では、拡大・縮小処理後の画像サイズに
ハツチングを付けて両者を区別すると共に、画面上でも
見易い表示が得られるようにしている。
そして、このハツチング領域は、倍率が変化したとき
のみ(すなわち、カーソルの移動があつたとき)、消
去、再表示される。
以上の第2図に関連して説明した処理、すなわち、こ
の発明の画像データの拡大・縮小処理機能を備えた電子
フアイリング装置による倍率の設定と、拡大・縮小処理
後の実際の画像サイズを示すハツチング表示領域の変更
処理は、次に述べる第1図の機能によつて実現される。
第1図は、この発明の画像データの拡大・縮小処理機
能を備えた電子フアイリング装置について、その要部構
成の一実施例を示す機能ブロツク図である。図面におい
て、31はポインテイングデバイス制御部、32はカーソル
表示部、33は矩形領域枠表示部、34は拡大・縮小領域表
示部、35は表示装置である。
この第1図の各部の機能は、概略次のとおりである。
ポインテイングデバイス制御部31は、ポインテイング
デバイスの移動、イベント等を制御し、カーソル表示部
32へ現在のカーソルポジシヨンを通知する。
カーソル表示部32は、通知されたカーソルポジシヨン
に対応して、表示装置35にカーソルを表示する。
矩形領域枠表示部33は、ポインテイングデバイスから
矩形の始点を示すイベントが通知されると、枠領域の表
示を行うために、カーソル表示部32からカーソルポジシ
ヨンの情報を読出し、その座標を矩形領域の終点とした
枠を表示する。
その後も、ポインテイングデバイスの移動に伴つて、
その大きさを変化させながら、指定された始点,終点の
枠が表示されるように制御する。
拡大・縮小領域表示部34は、矩形領域枠表示部33と同
様に、矩形領域のX方向の長さ、Y方向の長さの情報に
基いて、拡大・縮小処理後の画像サイズの倍率を算出
し、算出した倍率によつて矩形領域をハツチング表示す
る。
以後も同様で、ポインテイングデバイスの操作による
カーソルの移動が行われる毎に、そのカーソルポジシヨ
ンに対応する倍率を求め、ハツチング表示の領域を変更
する。
なお、以上の実施例では、任意の倍率が設定可能な場
合について説明した。
しかし、選択可能な倍率が予め設定されているとき
は、のみが変化し、ハツチング領域は、予め設定された
倍率と一致したときに、変化されることになる。
そして、この場合でも、指定された領域を示す枠は、
カーソル操作に追従して変化されるので、従来のよう
に、カーソル操作と枠領域の変化との間に、違和感が生
じることがないので、操作性が改善される。
次に、この発明の画像データの拡大・縮小処理機能を
備えた電子フアイリング装置について、フローチヤート
を参照しながら、拡大・縮小倍率の設定と、実際に処理
される画像サイズのハツチング表示を行う動作について
説明する。
第3図は、この発明の電子フアイリング装置につい
て、画像データの拡大・縮小倍率設定時の主要な処理の
流れを示すフローチヤートである。図面において、#1
〜#15はステツプを示す。
まず、ステツプ#1で、ポインテイングデバイスによ
つて矩形領域(拡大・縮小領域)の始点が指示されたか
否かについて判断する。
もし、このステツプ#1の矩形領域の始点が指示され
たか否かの判断で、指示されていなければ、再びフロー
のスタートへ戻る。
矩形領域の始点が指示されていれば、次のステツプ#
2で、横,縦の率倍を初期化する(率倍=0とする)。
ステツプ#3で、始点座標を枠終点座標として、枠を
XOR処理して表示する(この状態では、始点と終点の座
標が同じであるから、CRT画面上では見えない)。
ステツプ#4へ進み、現在のカーソル座標を読込む。
ステツプ#5で、枠を再表示する(枠はXOR処理で表
示されているので、一旦消去される)。
ステツプ#6で、現在のカーソル座標を終点とし、先
の始点との座標情報によつて、表示画面上に矩形の枠を
表示する。
ステツプ#7で、元画像の横,縦サイズと、設定され
た矩形領域の横,縦サイズによつて、横,縦の拡大・縮
小倍率を算出する。
次のステツプ#8で、今回算出された倍率が、前回算
出された倍率と同じであるか否かについて判断する。
もし、ステツプ#8での倍率判断の結果、前回算出さ
れた倍率と異なるときは、次のステツプ#9で、画像領
域を再ハツチング表示する(ハツチング領域も枠と同様
にXOR処理で表示されているので、ハツチングが一旦消
去される。なお、倍率=0のときはハツチングしな
い)。
ステツプ#10で、今回算出された倍率を、横,縦の倍
率として記憶する。
次のステツプ#11で、新たに記憶された横,縦の倍率
に対応する領域をハツチングする。
ステツプ#12で、領域が確定されたか否か判断する。
もし、ステツプ#12の判断で、まだ領域確定の入力が
なければ、再び先のステツプ#4へ戻り、領域が確定さ
れるまで、同様の処理を繰返えす。
ステツプ#12の判断で、領域確定の指示入力があつた
ことを検知すると、次のステツプ#13へ進み、枠を再表
示するすることによつて枠を消去する。
ステツプ#14で、再びハツチング表示を行いハツチン
グを消去する。
ステツプ#15で、設定された倍率によつて、処理対象
の元画像データに対して拡大・縮小処理する。
以上のステツプ#1〜ステツプ#15の処理によつて、
この発明の電子フアイリング装置による画像データの拡
大・縮小の処理が終了する。
発明の効果 この発明の画像データの拡大・縮小処理機能を備えた
電子フアイリング装置によれば、指定された枠と共に、
ハツチング等の属性表示によつて、拡大・縮小処理後の
画像サイズで表示される。
すなわち、拡大・縮小の処理対象となる元画像データ
の領域と、拡大・縮小の倍率を指示する枠の領域(矩形
領域)の表示とは別に、ハツチング表示等によつて実際
の倍率を示す領域が表示される。
したがつて、倍率の設定時に、表示画面上のハツチン
グ表示の領域から、拡大・縮小処理後の実際の画像サイ
ズ(実サイズ)を瞬時に判断することが可能になる。
しかも、拡大・縮小の倍率に制限がある電子フアイリ
ング装置の場合でも、ポインテイングデバイスの操作に
追従して、一方の枠領域の大きさがスムーズに変化さ
れ、予め設定された倍率になつた時点では、実際に書込
まれる大きさはハツチング領域で知ることができるの
で、操作性が著しく向上される、等の多くの優れた効果
が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の画像データの拡大・縮小処理機能
を備えた電子フアイリング装置について、その要部構成
の一実施例を示す機能ブロツク図、 第2図は、この発明の画像データの拡大・縮小処理機能
を備えた電子フアイリング装置において、拡大・縮小倍
率を演算するための領域指定時における画面上の表示状
態を説明する図、 第3図は、この発明の電子フアイリング装置について、
画像データの拡大・縮小倍率設定時の主要な処理の流れ
を示すフローチヤート、 第4図は、従来の電子フアイリング装置について、その
要部構成の一例を示す機能ブロツク図。 図面において、31はポインテイングデバイス制御部、32
はカーソル表示部、33は矩形領域枠表示部、34は拡大・
縮小領域表示部、35は表示装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データ等を表示する表示手段と、前記
    表示手段の画面上における画像データの座標位置を入力
    する座標位置手段と、該座標位置手段によつて指示され
    た矩形領域の枠を表示する枠領域表示手段と、画像デー
    タを拡大・縮小する拡大・縮小処理手段と、前記矩形領
    域の枠の座標情報と元画像データの切出し領域の座標情
    報とから拡大・縮小の倍率を算出する倍率算出手段とを
    具備し、画像データ編集機能を備えた電子フアイリング
    システムにおいて、 前記倍率算出手段によつて算出される倍率によつて拡大
    ・縮小処理された後の画像データの実際の画像領域を設
    定する実画像領域設定手段と、 該実画像領域設定手段によつて設定された実際の画像サ
    イズに対応する領域を、他の領域と容易に区別可能なハ
    ツチング等で表示するハツチング領域表示手段を備え、 前記座標位置手段によつて矩形領域の枠を形成する二点
    が指示されたとき、前記枠領域表示手段によつて矩形の
    枠領域を表示すると共に、前記実画像領域設定手段によ
    つて設定された実際の画像領域の大きさが、前記矩形の
    枠領域の大きさと異なるとき、前記ハツチング領域表示
    手段によつて前記実際の画像領域を、他の領域と容易に
    区別可能なハツチング等で表示することを特徴とする電
    子フアイリング装置。
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