JPS62269274A - イメ−ジデ−タ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、絵まじり文書の作成が可能なオフィスコン
ピュータや、パーソナルコンピュータ、スモールビジネ
スコンピュータ、日本語や欧文のワードプロセッサ、テ
レテックス、その他各種のデータ処理装置のコンソール
等で使用するのに好適なイメージデータ処理装置に係り
、特に、イメージスキャナによって読取ったイメージデ
ータの全部またはその任意の一部分を切出して、絵まじ
り文書を作成するために、ドツトピッチ（解像度）が異
なる２つの出力装置を使用するイメージ情報処理システ
ムに関する。

具体的にいえば、比較的低い解像度の表示装置によって
編集を行い、それよりも高い解像度の印刷装置によって
印刷物を得るとき、あるいは逆に５比較的高い解像度の
表示装置によって編集を行い、それよりも低い解像度の
印刷装置によって印刷物を得るに際して、２つの出力装
置の解像度の違いによって生じる切出し可能領域のイメ
ージデータ量の差を、特に意識する必要なしに、それぞ
れの出力装置へ最適なドツト解像度のイメージデータが
出力できるようにすることにより、絵まじり文書の編集
・作成のためのオペレータの負担を軽減し、アプリケー
ションで必要とする切出し領域が簡単に設定できるよう
にして、操作性を向上させたイメージデータ処理装置に
関する。

従来１地 従来、イメージデータの処理は、大型コンピュータを使
用した処理システムによって行われていた。

大型コンピュータを使用したイメージデータ処理システ
ムの場合、ドツトピッチ（解像度）が異なる２つの出力
装置１例えば表示装置と印刷装置とが接続されていても
、一方のイメージデータの解像度の情報等を基にして変
倍処理を行うことが容易であるから、それぞれの出力装
置で必要とする解像度のイメージデータを、比較的高速
度で作成することができる。

その理由は、一般に、大型コンピュータで処理されるイ
メージデータ処理システムに接続される表示装置は、そ
の解像度が比較的高く、また、印刷装置も、例えばレー
ザービームプリンタのように、その解像度を選択するこ
とが可能な機能を有する印刷装置が使用されているから
である。

しかし、近年、中小型のコンピュータを使用したイメー
ジデータ処理装置も種々提案されている。

例えば、入力されたイメージ情報の全領域から任意の一
部領域のイメージ情報を取出す切出し処理機能、および
絵まじり文書の作成が可能なオフィスコンピュータや、
パーソナルコンピュータ、スモールビジネスコンピュー
タ等の絵まじり文書の編集・作成機能を有するイメージ
データ処理装置が実用化される傾向にある。

ところが、このような中小型のコンピュータを使用する
イメージデータ処理装置の場合には、表示装置の解像度
が低く、また、印刷装置のドツトピッチ（解像度）も固
定式となっているため、大型コンピュータを使用したイ
メージデータ処理システムとは異なる対応が要求される
。

すなわち、中小型のコンピュータを使用するイメージデ
ータ処理装置の場合、それぞれ解像度が異なる表示装置
と印刷装置へ、イメージスキャナによって読取ったイメ
ージデータの全部もしくはその任、念の一部分を切出し
て出力する場合、イメージ情報の変倍処理が複雑なため
、第１に、処理装置が複雑かつ大型化し、第２に、処理
ロジックも複雑なため処理速度が遅くなり、第３に、処
理装置も専用となるので汎用性が少なく、第４に、処理
が複雑なため、専門的知識が必要で操作も容易でない、
等の多くの不都合がある。

このように、大型コンピュータを用いず、入力されたイ
メージ情報の全領域から任意の一部の領域のイメージ情
報を取出す切出し処理機能、および絵まじり文書の編集
・作成機能を有するイメージデータ処理装置では、解像
度が異なる２つの出力装置、すわなち表示装置と印刷装
置へ、イメージスキャナにより読取ったイメージデータ
の全部もしくは任意の一部分を差込んで、編集のための
画面表示と作成された絵まじり文書の印刷とを行いたい
とき、出力装置の解像度の違いが妨げとなり、簡単に対
応できない、という問題がある。

第１１図は、従来から使用されている入力されたイメー
ジ情報の全領域から任意の一部の領域のイメージ情報を
取出す切出し処理機能、および絵まじり文書の編集・作
成機能を有するイメージデータ処理装置について、その
要部構成の一例を示す機能ブロック図である。図面にお
いて、１は中央処理装置、２はキーボード、３はイメー
ジ入力装置、４は外部記憶装置、５はＣＲＴ、６はプリ
ンタを示す。

各部の機能は、概路次のとおりである。

中央処理装置１は、ＣＰＵと、システム全体を制御する
プログラムを格納するＲＯＭ、その他のデータを格納す
るＲ　Ａ　Ｍ等のデータメモリから構成され、イメージ
データ処理装置の全体を制御する。

キーボード２は、文字データや制御データ等を入力する
入力手段である。なお、ボインティング・デバイス等を
併設することもできる。

イメージ入力装置３は、イメージスキャナ等が用いられ
、イメージ画像の原稿を読取り、読取った画素データを
中央処理装置１へ転送する。この場合に、白黒の２階調
で原稿を読取ることも、例えば１６６階調ような多階調
でａ淡差を表現するように読取ることもできる。さらに
、読取り密度や読取り位置等の指定も可能である。

外部記憶装置４は、ディスク、フロッピー、磁気テープ
、その他の大容呈の記憶装置である。

ＣＲＴ５は、ビットマツプ方式の表示装置で、その画面
上に、文字データやイメージデータをドツトパターンで
可視表示する表示手段である。

プリンタ６は、ドツトイメージの印刷装置で、ドツトパ
ターンによる印刷を行う。

絵まじり文書の作成が可能なオフィスコンピュータ等の
イメージデータ処理装置は、この第１１図のような構成
である。

一般に、イメージスキャナ等のイメージ入力表［３によ
って読取ることができる原稿の大きさは、Ａ４サイズ程
度であるが、アプリケーションプログラムで必要とする
イメージデータは、それよりも小さい成る一部分の領域
である。

そこで、読込んだイメージデータについて、必要とする
部分の取出し、すなわち切出し処理が行われている。

ところが、通常、イメージデータ処理装置の出力装置で
あるコンソールとプリンタとでは、そのドツトピッチ、
すなわち解像度が異なり、一般的に、プリンタの解像度
の方が高い。

そのため、スキャナ等で読取った同じ文章あるいは同じ
イメージ画像のデータを、コンソールとプリンタとの２
つの出力装置へ出力する場合、それぞれの出力装置の解
像度の違いによって、差込み可能なイメージデータのド
ツト数（画素数）は。

コンソールの方が少なくなる。

その結果、編集操作のために表示するコンソールと、作
成された絵まじり文書を印刷するプリンタとでは、それ
ぞれのイメージデータのドツト数が異なる。すなわち、
コンソールのＣＲＴ画面上で編集したイメージデータと
、プリントされたハードコピーのイメージデータとの間
に、データの大きさくデータ量）にズレが生じるので、
オペレータは、アプリケーションにおいて、このような
解像度の違いを考慮しなければ、所望の絵まじり文書を
作成することができない。

第１２図（１）と（２）は、第１１図に示した従来のイ
メージデータ処理装置におけるイメージデータの差込み
状態の比較を示す図で、（１）はコンソールのＣＲＴ５
に表示された桧まじり文書の一表示例、（２）はプリン
タ６によって印刷されたハードコピーの一例である。

この第１２図（１）と（２）とを対比すれば明らかなよ
うに、従来のイメージデータ処理装置では１表示装置で
あるＣＲＴ５の解像度と、プリンタ６の解像度とが異な
っているため、同じレイアウトでも、そのデータ量、す
なわちイメージデータのドツト数が異なってしまう。

例えば、ＷＰ等で差込みを行う場合に、解像度の低いコ
ンソールのＣＲＴ画面で編集を行って。

プリンタに出力すると、ＣＲＴ画面では、第１２図（１
）に示すように表示となるが、解像度の高いプリンタの
印刷結果は、第１２図（２）のようになる。

このように、ＣＲＴ画面上で編集したイメージデータと
、プリントされたハードコピーとの間に、大きさくドツ
ト数）のズレが生じ、感じの違うプリントが得られるの
で、所望の絵まじり文書の作成は容易でない、という不
都合があった。

これに対して、大型のコンピュータを使用したイメージ
データ処理システムでは、すでに説明したように、この
ような不都合を変倍処理等の高度技術によって解消し、
コンソールとプリンタとの間に、イメージデータの量に
ズレが生じないように、編集操作を行っている。

しかし、中小型のコンピュータを使用するイメージデー
タ処理装置では、このような対応は不可能に近い。

□１−一」亙 そこで、この発明のイメージデータ処理装置では、特に
、中小型のコンピュータを使用し、絵まじり文書の編集
・作成機能を有する従来のイメージデータ処理装置にお
けるこのような不都合、すなわち２つの出力装置の解像
度の違いにより１例えばコンソールの編集画面とプリン
ト出方との間に差が生じることによって、コンソールの
表示画面を見ただけでは、イメージデータ差込みを含む
編集操作が簡単に行えない、という不都合を解決するこ
とを目的とする。

具体的にいえば、解像度が異なる２つの出力装置１例え
ばコンソール用とプリンタ用のいずれが一方について、
切出し処理により差込みデータを設定するだけで、コン
ソールとプリンタのいずれか一方の出力装置へ差込みデ
ータを出力するに際して、対象とする出力装置のドツト
解像度に対応した差込み用のイメージデータが自動的に
変倍処理できるようにすることにより、両方の出力装置
の解像度の差を意識する必要なく、編集操作が行えるよ
うにして、オペレータの負担を軽減するとともに、アプ
リケーションプログラムにおいて必要なイメージデータ
が迅速に得られるようにして。

イメージデータ処理装置の操作性を向上させることを目
的とする。

ｖｔ　　　呪 そのために、この発明のイメージデータ処理装置では、
文字情報や制御情報の入力手段と、イメージ情報の入力
手段と、解像度が異なる第１と第２の出力装置と、入力
された文字情報やイメージ情報を記憶する文字・イメー
ジ情報記憶手段と、これらの各部を制御する中央処理装
置とを具備し、前記イメージ情報の入力手段から入力さ
れたイメージ情報の全領域から任意の一部領域のイメー
ジ情報を取出す切出し処理機能、および絵まじり文書の
編集・作成機能を有するイメージ情報処理システムにお
いて、前記文字・イメージ情報記憶手段に記憶された各
イメージ情報毎に、該イメージ情報が前記第１と第２の
出力装置のいずれの出力装置用であるかを示す出力装置
の種類に関する情報を記憶する出力装置の種類情報記憶
手段と、前記第１と第２の出力装置の解像度に応じて第
１の出力装置用のイメージ情報を第２の出力装置用のイ
メージ情報に、第２の出力装置用のイメージ情報を第１
の出力装置用のイメージ情報にそれぞれ変倍処理する変
倍処理手段と、前記出力装置の種類情報記憶手段に記憶
された出力装置の種類情報を判別する種類情報判別手段
とを設け、前記文字・イメージ情報記憶手段に記憶され
たイメージ情報を前記第１または第２の出力装置に対し
て差込み処理するに際して、前記種類情報判別手段によ
り、前記出力装置の種類情報記憶手段に記憶されている
該イメージ情報が第１と第２の出力装置のいずれの出力
装置用であるかの種類に関する情報を判別し、該イメー
ジ情報と出力装置とが同じであるときは、そのまま出力
し、該イメージ情報と出力装置とが異なるときは、前記
変倍処理手段を介して出力するように構成している。

実施例としては、第１の出力装置がビットマツプ方式の
表示装置で、第２の出力装置がドツトイメージの印刷装
置の場合、を中心に説明している。

しかし、第１の出力装置をドツトイメージの印刷装置と
し、第２の出力装置をビットマツプ方式の表示装置とす
ることもできる。

また、実施例に示すイメージデータ処理装置において、
両出力装置の解像度に関する情報（ドツトピッチ比）を
プログラマブルに設定できるように構成することで、ど
のような解像度を有するコンソールやプリンタ等の出力
デバイスについても、そのまま使用できるようにして、
大量生産を可能にしている。

次に、この発明のイメージデータ処理装置について、図
面を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。

第１ＩＩＩＪは、この発明のイメージデータ処理装圓の
一実施例について、その要部構成を示す機能ブロック図
である。図面における符号は第１１図と同様であり、ま
た、１１は切出し情報設定部、１２は読込み情報設定部
、Ｉ３はスキャナ制御部。

工４はデータ読込み制御部、１５はファイル制御部を示
す。

各部の機能は、概路次のとおりである。

切出し情報設定部１１は、原稿の読取り部分の位置およ
びそのサイズをプログラマブルに設定することが可能な
機能を有し、設定した情報をスキャナ制御部１３へ出力
する。

読込み情報設定部１２は、読取り密度、読取り濃度、読
取り階調等の情報をプログラマブルに設定することが可
能な機能を有し、設定した情報をスキャナ制御部１３へ
出力する。

スキャナ制御部１３は、イメージスキャナ３へ設定され
た情報を出力して、スキャナ３の制御を行う。

データ読込み制御部１４は、イメージスキャナ３から転
送されてくるイメージデータを読取り、ファイル制御部
１５へ出力する。

ファイル制御部１５は、ファイルの転送を制御し、デー
タ読込み制御部１４から転送されてくるイメージデータ
を、ディスクその他の大容量の記憶装置である外部記憶
装置４へ記憶させる。

次の第２図は、この発明のイメージデータ処理装置の一
実施例について、表示装置に表示されたイメージデータ
から、その任意の一部分を読込む部分の要部構成を示す
機能ブロック図である。図面における符号は第１図およ
び第１１図と同様であり、また、２１はキー人力部、２
２はキーデータ判定部、２３は切出し制御部、２４は切
出し領域設定部、２５は切出し領域移動部、２６は切出
し領域設定終了制御部、２７は切出し領域設定部を示す
。

各部の機能は、概路次のとおりである。

キー人力部２１は、キーボード２等の入力手段から入力
されたデータを読取り、次のキーデータ判定部２２へ出
力する。

キーデータ判定部２２は、キー人力部２１から与えられ
た入力キーデータを解析し、各制御部に対して、信号お
よびデータを出力する。

切出し制御部２３は、イメージデータの切出しを制御し
、切出し領域設定部２４と、切出し領域移動部２５を起
動する。

切出し領域設定部２４は、オペレータのキー人力によっ
て切出し領域の設定を行う。

切出し領域移動部２５は、キー人力によって切出し領域
の全体を上下左右に移動させる。

切出し領域設定終了制御部２６は、キー人力によって、
現在設定されている切出し領域を切出し設定領域として
設定し、次の切出し領域設定部２７へその情報を出力す
る。

切出し領域設定部２７は、切出し領域設定終了制御部２
６からの切出し領域の設定情報をセットする。

データ読込み制御部１４は、第１図に関連して説明した
機能の他に、設定された切出し領域の情報を読込み、次
のファイル制御部１５へ出力する。

第３図は、この発明のイメージデータ処理装置の一実施
例について、外部記憶装置４から読込んだイメージデー
タを変倍処理して表示装置やプリンタへ差込み出力する
部分の要部構成を示す機能ブロック図である。図面にお
ける符号は第１図、第２図および第１１図と同様であり
、また、３１は差込み位置レジスタ、３２は出力装置レ
ジスタ、３３は表示装置レジスタ、３４は印刷装置レジ
スタ、３５は表示装置差込み制御部、３６は印刷装置差
込み制御部、３７は変倍率制御部、３８は変倍制御部、
３９はファイル読込み制御部、４０は表示制御部、４１
は印刷制御部を示す。

各部の機能は、概路次のとおりである。

差込み位置レジスタ３１は、表示装置と印刷装置のどの
位置に差込むかの情報をセットするレジスタで１例えば
何ライン目の何カラムというような差込み位置の情報を
セーブしている。

出力装置レジスタ３２は、外部記憶装置４から読込むデ
ータが、表示装置用のものか印刷装置用のものかの情報
をセーブしている。

表示装置レジスタ３３は、表示装置の解像度、例えばｌ
ライン、１カラムが何ドツトであるか、という情報をセ
ーブしている。

印刷装置レジスタ３４は、印刷装置の解像度の情報をセ
ーブしている。

表示装置差込み制御部３５は、表示装置へ差込みを行う
場合に、変倍率制御部３７と変倍制御部３８とを起動さ
せる。

印刷装置差込み制御部３６は、印刷装置へ差込みを行う
場合に、変倍率制御部３７と変倍制御部３８とを起動さ
せる。その機能は、表示装置差込み制御部３５と同様で
ある。

変倍率制御部３７は、出力装置レジスタ３２にセーブさ
れている情報、すなわち外部記憶装置４から読込むデー
タが、表示装置用のものが印刷装置用のものかの情報を
入力し、また、表示装置レジスタ３３と印刷装置レジス
タ３４から、それぞれの解像度の情報を入力し、それら
の情報により変倍率を算出して、変倍制御部３８へ出力
する。

変倍制御部３８は、データを読込み、表示制御部４０と
印刷制御部４１の指定された方へはデータを変倍して出
力し、他方へはデータをそのまま出力する。

ファイル読込み制御部３９は、外部記憶装置４からイメ
ージデータを読込み、変倍制御部３８へ出力する。

表示制御部４０は、変倍制御部３８から入力されたデー
タを、差込み位置レジスタ３１の内容に従って差込み１
表示装置へ表示する。

印刷制御部４１の機能も１表示制御部４０と同様で、変
倍制御部３８から入力されたデータを。

差込み位置レジスタ３１の内容に従って差込み。

印刷装置へ出力して印刷する。

この発明のイメージデータ処理装置の主要部の構成は、
これらの第１図から第３図に示すとおりであり、特に、
ワードプロセッサの場合を中心に示している。

第４図は、第１図に示したこの発明のイメージデータ処
理装置におけるファイル構造とへラダー情報の内容の一
例を示す図である。図面において、ＬＥＮＧはファイル
のレコードレングス、ａはデータ指定情報で、例えば「
０」が表示装置用データ、「１」が印刷装置用データ、
ＸとＹは切出し領域のサイズで、単位はドツト数、ＬＩ
ＮとＣ○Ｌは、データ指定情報ａで指定される出力装置
へ表示または印刷したとき、何ライン何カラムの表示ま
たは印刷となるかを示す情報を示す。

この第４図に示すように、この発明のイメージデータ処
理装置では、切出し処理を行って得られた各イメージデ
ータをファイルに格納するに際して、各イメージデータ
毎に、そのデータが印刷装置用であるか表示装置用であ
るかの情報を、データ指定情報ａとして付加しておく。

そして、差込み処理に際しては、出力装置の種類に対応
して、そのイメージデータがファイルに格納された出力
装置と同じであるとき、すなわち正規の出力装置のとき
は、そのまま出力する。

これに対して、ファイルに格納されている出力装置用と
異なるときは、再出力装置の解像度の情報によって変倍
処理を行った後に、出力する。

なお、印刷装置と表示装置の解像度の比は、プログラミ
ングに指定できるように構成すれば、どのような解像度
の印刷装置と表示装置に対しても対応が可能となる。

次に、この発明のイメージデータ処理装置におけるイメ
ージデータの切出し処理と差込み処理について、図面を
参照しながら説明する。

第５図は、第１図に示したこの発明のイメージデータ処
理装置におけるイメージデータの処理について、その切
出し処理の動作を説明するためのフローチャートである
。

次の第６図は、同じく第１図に示したこの発明のイメー
ジデータ処理装置におけるイメージデータの処理につい
て、その差込み処理の動作を説明するためのフローチャ
ートである。

第７図（１）と（２）は、第１図に示したこの発明のイ
メージデータ処理装置において、イメージデータの切出
し処理時における表示装置の表示例である。

まず、切出し領域を設定する場合の操作を説明する。

第１１図に示したイメージスキャナ等のイメージ入力装
置３からデータを読込むと、ＣＲＴ５の画面上には、第
７図（１）のような表示が行われる。

そして、第５図の切出し処理のフローがスタートする。

この第７図（１）の表示状態で、切出し領域を、キーボ
ード２からのキー人力によって設定する。

このとき、イメージデータが、表示装置用か印刷装置用
かを指定すると、切出し領域のサイズの情報と、出力装
置の解像度の情報とから、指定された出力装置における
切出し領域の大きさが演算される。

この場合の計算式は、 Ｌ　ＩＮ＝Ｙ／１ラインの縦ドツト数 ここで、Ｙ＝切出し領域の縦サイズ Ｃ０Ｌ＝Ｘ／１カラムの横ドツト数 ここで、Ｘ＝切出し領域の横サイズ によって算出される。なお、小数点以下は、切上げる。

このようにして、その出力装置におけるライン数とカラ
ム数とが得られる。

切出し領域の大きさを確認すると、その領域の設定を終
了し、その八ツグー情報とイメージデータとを、第４図
に示したように、ファイルに書込む。

この場合には、第７図（２）のように切出し領域を設定
したものとし、その切出し領域の縦サイズＹが４００（
ドツト）、切出し領域の横サイズＸが３００（ドツト）
であるとする。また、このデータは印刷装置用として指
定され、印刷装置の解像度は、１ラインが４０（ドツト
）、１カラムが２０　（ドツト）であるとする。

したがって、この場合の解像度は、 ＬＩＮ＝４００／４０ ＝１０　（ライン） ＣＯＬ＝３００／２０ ＝１５　（カラム） となる。

このような情報が、第４図のファイルのヘッダーに書込
まれる。

次に、切出し領域のイメージデータを差込む場合の操作
を説明する。

第８図は、この発明のイメージデータ処理装置において
、イメージデータの差込み処理時における表示例である
。

ここでは、表示装置の解像度は、１ラインが２０（ドツ
ト）、１カラムが１０（ドツト）であるとする。

そして、第８図に示すように、イメージデータを差込む
ものとする。

通常は、表示装置によって編集操作を行い、その確認を
行ってから印刷装置へ出力して印刷を行う。

そこで、まず、表示装置に差込みを行う。この場合には
、第６図の差込み処理のフローがスタートする。

最初に、ファイルのへラダー情報を読込み、イメージデ
ータの大きさくＬＩＮ、ＣＯＬの情報）を得る。

そして、これらのＬＩＮ、ＣＯＬの情報に従って、枠あ
け処理を行う。

次に、この枠あけを行ったエリアに、イメージデータの
差込みを行う。

その際、ファイルに格納されているイメージデータが５
表示装置用であれば、そのままの倍率で表示を行えばよ
いに れに対して、イメージデータが印刷装置用のときは、変
倍処理を行う必要がある。

この実施例の場合には、イメージデータは印刷装置用の
データであるから、変倍処理を行わなければならない。

そこで、まず、変倍率を算出する。

そのために、表示装置と印刷装置の解像度の情報を得る
。この解像度の情報は、各装置に合せて予め設定されて
いる。

変倍率は、横方向と縦方向について、別々に算出する。

ここで、イメージデータの正規の出力装置の解像度を、
横方向がＸｌ、縦方向が７＋、変倍処理が必要な出力装
置の解像度を、横方向がＸ２．縦方向がｙ２．であると
する。

この実施例の場合には、印刷装置の解像度は、横方向Ｘ
ｌが４０で、縦方向ｙ１が２０、また、表示装置の解像
度は、横方向ｘ２が２０で、縦方向ｙ２が１０、となる
。

横方向の変倍率ΔＸと、縦方向の変倍率Δｙは、それぞ
れ次の式によって算出される。

Δ）（＝ｚｚ／ｘｌ ＝２０／４０＝１／２ Δｙ＝ｙｚ　／ｙ＋ ＝１０／２０＝１／２ 要するに、横方向と縦方向いずれも、１／２にイメージ
データを圧縮する必要があることになる。

第９図は、この発明のイメージデータ処理装置において
、変倍制御部で行うイメージデータの変倍処理のデータ
例である。図面のＸは解像度が高い出力装置用の１ライ
ン分のドツト数を示し、また、「１」は例えばオンのド
ツト情報、「０」はオフのドツト情報を示す。

そこで、イメージデータをファイルから読込み、表示装
置に表示する際、まず、Ｘドツト分のデータを読込み、
そのデータを１ドツト間隔で拾いあげ、その間隔を縮め
て、第９図に示すように、１／２のデータに圧縮する。

そして、そのＸ／２ドツト分のイメージデータを表示装
置へ出力し、次の行のＸドツト分のデータは２表示され
ないように制御する。

このような処理を、ファイルの終りまで繰返えせば、印
刷装置用のイメージデータが、表示装置用のイメージデ
ータに変倍処理され、表示装置へ差込まれて表示される
ことになる。

第１０図（１）と（２）は、第１図に示したこの発明の
イメージデータ処理装置におけるイメージデータの差込
み状態の比較を示す図で、（１）は表示装置のＣＲＴに
表示された絵まじり文書の一表示例。

（２）はプリンタによって印刷されたハードコピーの一
例である。

このような変倍処理を行って、表示装置へ差込むと、第
１０図（１）のような表示が得られる。

そして、編集操作終了した後、印刷する場合には、この
イメージデータは印刷装置用であるから、何らの変倍処
理も必要でなく、そのまま差込み印刷を行うことができ
、第１０図（２）のような印刷物が得られる。

以上のように、この発明のイメージデータ処理装置によ
れば、表示装置の画面上で編集したときと同じイメージ
の印刷結果を得ることができるので、オペレータは、編
集操作に際して、表示装置と印刷装置との解像度の違い
を意識する必要なしに、イメージデータの切出し処理や
差込み処理を行うことが可能になる。

このプリンタとコンソールの解像度の比は、プログラミ
ングに指定できるように構成されており、どのような解
像度のプリンタとコンソールに対しても対応が可能であ
る。

なお１以上の実施例では、解像度が高い印刷装置用のイ
メージデータをファイルに記憶する場合について説明し
た。

しかし、解像度が低い表示装置用のイメージデ−タをフ
ァイルに記憶させておき、解像度が高い印刷装置用のイ
メージデータに変倍処理を行って、印刷を行うことも可
能であり、この場合には、変倍制御部によって、例えば
１ドツト毎に、「０」のドツト情報を挿入すればよい。

したがって、必ずしも、解像度が高い出力装置用のイメ
ージデータをファイルに記憶させる必要はない。

以上に詳細に説明したとおり、この発明のイメージデー
タ処理装置では、文字情報や制御情報の入力手段と、イ
メージ情報の入力手段と、解像度が異なる第１と第２の
出力装置と、入力された文字情報やイメージ情報を記憶
する文字・イメージ情報記憶手段と、これらの各部を制
御する中央処理装置とを具備し、前記イメージ情報の入
力手段から入力されたイメージ情報の全領域から任意の
一部領域のイメージ情報を取出す切出し処理機能、およ
び絵まじり文書の編集・作成機能を有するイメージ情報
処理システムにおいて、前記文字・イメージ情報記憶手
段に記憶された各イメージ情報毎に、該イメージ情報が
前記第１と第２の出力装置のいずれの出力装置用である
かを示す出力装置の種類に関する情報を記憶する出力装
置の種類情報記ｔα手段と、前記第１と第２の出力装置
の解像度に応して第１の出力装置用のイメージ情報を第
２の出力装置用のイメージ情報に、第２の出力装置用の
イメージ情報を第１の出力装置用のイメージ情報にそれ
ぞれ変倍処理する変倍処理手段と、前記出力装置の種類
情報記憶手段に記憶された出力装置の種類情報を判別す
る種類情報判別手段とを設け、前記文字・イメージ情報
記憶手段に記憶されたイメージ情報を前記第１または第
２の出力装置に対して差込み処理するに際して、前記種
類情報判別手段により、前記出力装置の種類情報記憶手
段に記憶されている該イメージ情報が第１と第２の出力
装置のいずれの出力装置用であるかの種類に関する情報
を判別し、該イメージ情報と出力装置とが同じであると
きは、そのまま出力し。

該イメージ情報と出力装置とが異なるときは、前記変倍
処理手段を介して出力するよう↓こ構成している。

実施例としては、解像度が異なる２つの出力装置として
、第１の出力装置がビットマツプ方式の表示装置で、第
２の出力装置がドツトイメージの印刷装置の場合、を中
心に説明した。

しかし、第１の出力装置をドツトイメージの印刷装置と
し、第２の出力装置をビットマツプ方式の表示装置とす
ることもできる。

また、実施例に示すイメージデータ処理装置において１
両出力装置の解像度に関する情報（ドツトピッチ比）を
プログラマブルに設定できるように構成することで、ど
のような解像度を有するコンソールやプリンタ等の出力
デバイスについても、そのまま使用できるようにして、
大量生産を可能にしている。

効　　　果 したがって、この発明のイメージデータ処理装置によれ
ば、解像度が異なる２つの出力装置１例えばコンソール
用とプリンタ用のいずれか一方について、切出し処理に
より差込みデータを設定するだけで、コンソールとプリ
ンタのいずれか一方の出力装置へ差込みデータを出力す
るに際して、対象とする出力装置のドツト解像度に対応
した差込み用のイメージデータが自動的に変倍処理され
るので、オペレータは、両方の出力装置の解像度の差を
意識する必要なしに、所望のイメージデータの切出し処
理と差込み処理とを含む編集操作が可能となる。

その結果、オペレータの編集操作上の負担が著しく軽減
され、また、アプリケーションプログラムにおいて必要
なイメージデータを迅速に得る二とができるので、イメ
ージデータ処理装置の操作性が著しく向上される。

さらに、実施例として説明した第１図から第３図に示し
たイメージデータ処理装置において、両出力装置の解像
度に関する情報（ドツトピッチ比）をプログラマブルに
設定できるように構成すれば、どのような解像度を有す
るコンソールやプリンタ等の出力デバイスについても、
共通に使用できるため、大量生産が可能となり、コスト
ダウンが実現される１等の多くの優れた効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明のイメージデータ処理装置の一実施
例について、その要部構成を示す機能ブロック図。 第２図は、この発明のイメージデータ処理装置の一実施
例について１表示装置に表示されたイメージデータから
、その任意の一部分を読込む部分の要部構成を示す機能
ブロック図、 第３図は、この発明のイメージデータ処理装置の一実施
例について、外部記憶装置４から読込んだイメージデー
タを変倍処理して表示装置やプリンタへ差込み出力する
部分の要部構成を示す機能ブロック図、 第４図は、第１図に示したこの発明のイメージデータ処
理装置におけるファイル構造とヘッダー情報の内容の一
例を示す図。 第５図は、第１図に示したこの発明のイメージデータ処
理装置におけるイメージデータの処理について、その切
出し処理の動作を説明するためのフローチャート、 第６図は、同じく第１図に示したこの発明のイメージデ
ータ処理装置におけるイメージデータの処理について、
その差込み処理の動作を説明するためのフローチャート
、 第７図（１）と（２）は、第１図に示したこの発明のイ
メージデータ処理装置において、イメージデータの切出
し処理時における表示装置の表示例、第８図は、この発
明のイメージデータ処理装置において、イメージデータ
の差込み処理時における表示例、 第９図は、この発明のイメージデータ処理装置において
、変倍制御部で行うイメージデータの変倍処理のデータ
例、 第１０図（１）と（２）は、第１図に示したこの発明の
イメージデータ処理装置におけるイメージデータの差込
み状態の比較を示す図で、（１）は表示装置のＣＲＴに
表示された絵まじり文書の一表示例、（２）はプリンタ
によって印刷されたハードコピーの一例。 第１１図は、従来から使用されている入力されたイメー
ジ情報の全領域から任意の一部の領域のイメージ情報を
取出す切出し処理機能、および絵まじり文書の帽ト作成
機能を有するイメージデータ処理装置について、その要
部構成の一例を示す機能ブロック図、 第１２図（１）と（２）は、第１１図に示した従来のイ
メージデータ処理装置におけるイメージデータの差込み
状態の比較を示す図で、（１）はコンソールのＣＲＴ５
に表示された絵まじり文書の一表示例、（２）はプリン
タ６によって印刷されたハードコピーの一例。 図面において、１は中央処理装置、２はキーボード、３
はイメージ入力装置、４は外部記憶装置、５はＣＲＴ、
６はプリンタ、１１は切出し情報設定部、１２は読込み
情報設定部、１３はスキャナ制御部、１４はデータ読込
み制御部、１５はファイル制御部、２１はキー人力部、
２２はキーデータ判定部、２３は切出し制御部、２４は
切出し領域設定部、２５は切出し領域移動部、２６は切
出し領域設定終了制御部、２７は切出し領域設定部、３
１は差込み位置レジスタ、３２は出力装置レジスタ、３
３は表示装置レジスタ、３４は印刷装置レジスタ、３５
は表示装置差込み制御部、３６は印刷装置差込み制御部
、３７は変倍率制御部、３８は変倍制御部、３９はファ
イル読込み制御部、４０は表示制御部、４１は印刷制御
部。 オ　　７　（２） 碑　９Ｉ２１ 仲　１１　　図 神　１２　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、文字情報や制御情報の入力手段と、イメージ情報の
   入力手段と、解像度が異なる第１と第２の出力装置と、
   入力された文字情報やイメージ情報を記憶する文字・イ
   メージ情報記憶手段と、これらの各部を制御する中央処
   理装置とを具備し、前記イメージ情報の入力手段から入
   力されたイメージ情報の全領域から任意の一部領域のイ
   メージ情報を取出す切出し処理機能、および絵まじり文
   書の編集・作成機能を有するイメージ情報処理システム
   において、前記文字・イメージ情報記憶手段に記憶され
   た各イメージ情報毎に、該イメージ情報が前記第１と第
   ２の出力装置のいずれの出力装置用であるかを示す出力
   装置の種類に関する情報を記憶する出力装置の種類情報
   記憶手段と、前記第１と第２の出力装置の解像度に応じ
   て第１の出力装置用のイメージ情報を第２の出力装置用
   のイメージ情報に、第２の出力装置用のイメージ情報を
   第１の出力装置用のイメージ情報にそれぞれ変倍処理す
   る変倍処理手段と、前記出力装置の種類情報記憶手段に
   記憶された出力装置の種類情報を判別する種類情報判別
   手段とを備え、前記文字・イメージ情報記憶手段に記憶
   されたイメージ情報を前記第１または第２の出力装置に
   対して差込み処理するに際して、前記種類情報判別手段
   により、前記出力装置の種類情報記憶手段に記憶されて
   いる該イメージ情報が第１と第２の出力装置のいずれの
   出力装置用であるかの種類に関する情報を判別し、該イ
   メージ情報と出力装置とが同じであるときは、そのまま
   出力し、該イメージ情報と出力装置とが異なるときは、
   前記変倍処理手段を介して出力することを特徴とするイ
   メージデータ処理装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載のイメージデータ処理装
   置において、第１の出力装置はビットマップ方式の表示
   装置であり、第２の出力装置はドットイメージの印刷装
   置であることを特徴とするイメージデータ処理装置。 ３、特許請求の範囲第１項記載のイメージデータ処理装
   置において、第１の出力装置はドットイメージの印刷装
   置であり、第２の出力装置はビットマップ方式の表示装
   置であることを特徴とするイメージデータ処理装置。