JP4517903B2 - 印刷データ生成装置、印刷データ生成方法及び印刷データ生成プログラム - Google Patents

印刷データ生成装置、印刷データ生成方法及び印刷データ生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷データをプリンタに出力する印刷データ生成装置、印刷データ生成方法、印刷データ生成プログラムに関する。
従来、ユーザがPCを用いて印刷する範囲を描画領域として指定してプリンタで印刷を行わせる場合、PCのアプリケーションプログラムで行われる描画データ生成処理の段階や、プリンタで行われる印刷処理の段階などの各段階において計算精度が異なるなどの理由により、描画領域の境界付近にある描画オブジェクトが実際には出力されないことがあった。図14はPCのディスプレイ上に示される図形と描画領域境界202を示す。図14の図形は中央の図と、その周りを縁取る線分1501a〜1501dで形成されており、PCのディスプレイ上では線分1501a〜1501dは描画領域境界202と重なるように表示されている。図15(a)は図14の描画データを印刷出力した場合の出力結果である。この画像は、計算精度の問題やPCのディスプレイの解像度や表示と印刷の解像度の差等により、図形の一部が欠落してしまっている。このように、縁取りの線1501a〜1501dなどが描画領域の境界202付近に存在する場合、その線が図15(a)のように欠落することがあり、それが印刷されるか印刷されないかでは大きく印象が変わってくる。このような場合、本来印刷したかった描画オブジェクトが印刷されるように、その印刷結果に基づいて描画領域を少し広げるなどして調整していた。
しかし、描画領域をそれ以上広げられない場合が存在する。例えば、用紙サイズが予め決まっており、さらに描画領域を印刷可能領域いっぱいに広げている場合、描画領域をそれ以上広げることができない。また、ユーザが描画領域をそれ以上広げたくない場合も存在する。例えば、観賞用に印刷した印刷物を額に入れて飾りたいとき等は、額の大きさが予め決まっており、描画領域を額の大きさよりも大きくできない。このような場合には、印刷したい描画オブジェクトを予め決められた描画領域内にすべて収める必要がある。そのためには出力する画像のサイズを少し縮小して印刷することが考えられる。例えば、特許文献1および特許文献2には画像のサイズが印刷可能領域よりも大きくなる場合に、自動で画像全体のサイズを縮小して印刷する技術が開示されている。
特開平5−244398号公報 特開平2−277676号公報
しかしながら、これら画像全体を縮小する方法では、描画領域の境界付近に存在する描画オブジェクトは印刷されるが、意図した大きさよりも全体的に小さく印刷されるという問題点があった。
また、ユーザがPCの画面上で、描画オブジェクトが描画領域に含まれるように描画領域を指定する場合、人の目の限界や、PCのディスプレイの解像度の限界により、画面上では描画領域の境界上に重なって存在するように見える描画オブジェクトが、実際には描画領域内に存在しない場合もある。このような問題により出力されなくなってしまう範囲は、わずか数ピクセルのオーダである。このような場合においても、ユーザが意図したとおりの出力結果を得るためには、ユーザが何らかの措置を講じなければならない。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、印刷時に欠落してしまう描画領域の境界付近にある描画オブジェクトを描画領域内に自動的に移動させ、ユーザがPCで出力を指示したときに意図した出力結果を得られるようにすることを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の印刷データ生成装置は、画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて、出力装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成装置であって、前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定手段と、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に存在する描画オブジェクトである線分または線分の一部を、前記描画領域内に移動させた印刷データを生成する印刷データ生成手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2記載の印刷データ生成装置は、前記印刷データ生成手段が、前記拡張領域に存在する線分または線分の一部を前記描画領域の境界上に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項3記載の印刷データ生成装置は、前記印刷データ生成手段が、前記拡張領域に存在する線分または線分の一部を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の境界より内側に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項4記載の印刷データ生成装置は、前記印刷データ生成手段が、前記拡張領域の四隅領域に存在する線分または線分の一部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項5記載の印刷データ生成装置は、前記印刷データ生成手段が、前記描画オブジェクトを構成する線分を前記拡張領域でクリップし、クリップされた線分を前記描画領域内に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項6記載の印刷データ生成装置は、前記印刷データ生成手段が、前記描画領域の境界と交差し、且つ前記描画拡張領域外に端点が存在する線分に対して、該線分の前記描画領域内の部分についての印刷データを生成し、該線分の前記描画領域からはみ出した部分についての印刷データを生成しないことを特徴とする。
また、請求項7記載の印刷データ生成方法は、画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて印刷装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成方法であって、前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定工程と、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に存在する描画オブジェクトである線分または線分の一部を、前記描画領域内に移動させた印刷データを生成する印刷データ生成工程により印刷データが生成される。
また、請求項8記載の印刷データ生成方法は、前記印刷データ生成工程で、前記拡張領域に存在する線分または線分の一部を前記描画領域の境界上に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。これにより、前記拡張領域に存在する線分または線分の一部を、前記描画領域の境界上に移動させた印刷データを生成することができる。
また、請求項9記載の印刷データ生成方法は、前記印刷データ生成工程で、前記拡張領域に存在する線分または線分の一部を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の境界より内側に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項10記載の印刷データ生成方法は、前記印刷データ生成工程で、前記拡張領域の四隅領域に存在する線分または線分の一部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項11記載の印刷データ生成方法は、前記描画データ生成工程で、前記描画オブジェクトを構成する線分を前記拡張領域でクリップし、クリップされた線分を前記描画領域内に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項12記載の印刷データ生成方法は、前記印刷データ生成工程では、前記描画領域の境界と交差し、且つ前記描画拡張領域外に端点が存在する線分に対して、該線分の前記描画領域内の部分についての印刷データを生成し、該線分の前記描画領域からはみ出した部分についての印刷データを生成しないことを特徴とする。
また、請求項13記載の印刷データ生成プログラムは、画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて出力装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成装置としてコンピュータを機能させるための印刷データ生成プログラムであって、前記コンピュータを、前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定手段と、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に存在する描画オブジェクトである線分または線分の一部を、前記描画領域内に移動させた印刷データを生成する印刷データ生成手段として機能させる。
また、請求項14記載の印刷データ生成プログラムは、前記印刷データ生成手段が、前記拡張領域に存在する線分または線分の一部を前記描画領域の境界上に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項15記載の印刷データ生成プログラムは、前記印刷データ生成手段が、前記拡張領域に存在する線分または線分の一部を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の境界より内側に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項16記載の印刷データ生成プログラムは、前記印刷データ生成手段が、前記拡張領域の四隅領域に存在する線分または線分の一部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成することを特徴とする。
また、請求項17記載の印刷データ生成プログラムは、前記印刷データ生成手段が、前記描画オブジェクトを構成する線分を前記拡張領域でクリップし、クリップされた線分を前記描画領域内に移動させたことを特徴とする。
また、請求項18記載の印刷データ生成プログラムは、前記印刷データ生成手段が、前記描画領域の境界と交差し、且つ前記描画拡張領域外に端点が存在する線分に対して、該線分の前記描画領域内の部分についての印刷データを生成し、該線分の前記描画領域からはみ出した部分についての印刷データを生成しないことを特徴とする。
以上説明したことから明らかなように、請求項1記載の印刷データ生成装置、及び請求項7記載の印刷データ生成方法、及び請求項13記載の印刷データ生成プログラムでは、描画領域よりも広い領域である描画拡張領域が設定され、拡張領域に存在する線分または線分の一部を描画領域内に移動させた印刷データが生成されるので、前記拡張領域に存在する該線分や該線分の一部が欠落してしまうことなく、描画領域内に該線分や該線分の一部を出力した印刷結果を得ることができる。また、画像全体のサイズを変更することも行わないので、ユーザが意図したとおりの出力結果を得ることができる。
また、請求項2記載の印刷データ生成装置、及び請求項8記載の印刷データ生成方法、及び請求項14記載の印刷データ生成プログラムでは、拡張領域に存在する線分または線分の一部を描画領域上に移動させた印刷データが生成されるので、拡張領域に存在する線分や線分の一部が、欠落してしまうことなく描画領域の境界上に出力された印刷結果を得ることができ、ユーザが意図したとおりの出力結果を得ることができる。
また、請求項3記載の印刷データ生成装置、及び請求項9記載の印刷データ生成方法、及び請求項15記載の印刷データ生成プログラムでは、拡張領域に存在する線分または線分の一部を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の境界より内側に移動させた印刷データが生成されるので、拡張領域に存在する線分や線分の一部が、欠落してしまうことなく該線分の線幅の半分の幅だけ描画領域内部に出力された印刷結果を得ることができ、ユーザが意図したとおりの出力結果を得ることができる。
また、請求項4記載の印刷データ生成装置、及び請求項10記載の印刷データ生成方法、及び請求項16記載の印刷データ生成プログラムでは、拡張領域の四隅領域に存在する線分または線分の一部を描画領域の対応する角に移動させた印刷データが生成されるので、拡張領域の四隅領域に存在する線分や線分の一部が、欠落してしまうことなく描画領域内の対応する角に出力された印刷結果を得ることができ、ユーザが意図したとおりの出力結果を得ることができる。
また、請求項5記載の印刷データ生成装置、及び請求項11記載の印刷データ生成方法、及び請求項17記載の印刷データ生成プログラムでは、拡張領域でクリップされた線分を描画領域内に移動させた印刷データが生成されるので、線分や線分の一部が、欠落してしまうことなく描画領域内に出力された印刷結果を得ることができ、ユーザが意図したとおりの出力結果を得ることができる。
また、請求項6記載の印刷データ生成装置、及び請求項12記載の印刷データ生成方法、及び請求項18記載の印刷データ生成プログラムでは、前記描画領域の境界と交差し、且つ前記描画拡張領域外に端点が存在する線分に対して、該線分の前記描画領域内の部分についての印刷データを生成し、該線分の前記描画領域からはみ出した部分についての印刷データを生成しないので、ユーザが印刷を意図しなかったものであるとみなされる描画領域からはみ出した部分は、描画領域内に移動させないので、ユーザが意図したとおりの出力結果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の印刷データ生成装置の一実施例を示すブロック図である。
印刷データ生成装置101は、PC10とプリンタ20との間に接続される。
PCとプリンタの間に接続された印刷データ生成装置101は、入力I/F部102、CPU103、ROM104、RAM105、出力I/F部106、バス107からなる。入力I/F部102、CPU103、ROM104、RAM105、出力I/F部106はそれぞれバス107を介して繋がっている。
PC10と印刷データ生成装置101との間でデータの送受信が、入力I/F部102を介して行われる。
印刷データ生成装置101とプリンタ20との間でデータの送受信が、出力I/F部106を介して行われる。
CPU103は、ROM104に記憶された印刷データ生成プログラム104aを読み出し実行して、PC10から送られてRAM105に記憶された描画データから、プリンタ20へ出力するための印刷データを生成し、RAM105に一時的に記憶する。
ROM104は、CPU103を描画拡張領域設定手段及び、印刷データ生成手段として機能させるための印刷データ生成プログラム104aを記憶している。
RAM105は、PC10から入力I/F部102を介して送られてくる描画データを記憶する描画データ記憶領域105a、出力I/F部106を介してプリンタ20へと送られる印刷データを記憶する印刷データ記憶領域105b、印刷データを生成するための作業領域105cを有する。
以上のように構成された印刷データ処理装置101において、PC10から送られてきた描画データに基づいて、プリンタ20へ送信するための印刷データを生成する処理手順について説明する。
ユーザがPC10のアプリケーションプログラムで印刷の実行を指示すると、PC10から印刷データ生成装置101に描画データが送信される。印刷データ生成装置101が入力I/F部102を介してPCから描画データを受信すると、受信した描画データはCPU103によりRAM105の描画データ記憶領域105aに記憶される。
ここで、描画データとは、画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとから構成されたデータであり、ユーザがPCのアプリケーションプログラムを実行して作成したデータである。描画オブジェクトとは画像を形成する一つの要素である。描画データはその描画オブジェクトに対応する描画オブジェクトデータを、描画オブジェクトの数だけ有している。描画オブジェクトデータとしては、始点と終点の座標と幅の情報からなる線分データと、デジタルカメラ等で撮影された写真などのビットマップ形式のデータなどがある。また、描画領域とは、画像をプリンタ20で印刷出力する際の画像の印刷範囲を示したものである。すなわち描画領域内に納まっている画像だけが印刷出力されることになり、描画領域からはみ出した部分については印刷出力されないことになる。描画データはこの描画領域の情報である描画領域データを有している。
また、印刷データとは、後述する処理手順にしたがって、ユーザが意図した画像がプリンタ20によって印刷出力されるように描画オブジェクトを一部修正して生成した印刷データである。印刷データは、描画データと同様に描画オブジェクトデータと描画領域データからなるデータである。
次に、描画データがRAM105の描画データ記憶領域105aに記憶された後、印刷データ生成装置101のCPU103は図3に示されるフローチャートの処理手順にしたがって、印刷データを生成する。
図3のフローチャートで示される処理手順では、画像を形成する描画オブジェクトが複数ある場合、描画オブジェクトを一つずつ順番に処理を行う。そして、全ての描画オブジェクトについて処理が終了した時点で、全ての処理手順が終了したこととなる。
まず、CPU103は描画データ記憶領域105aに記憶された描画データの示す描画領域よりも広い描画拡張領域をRAM105内の作業領域105cに設定する(S300)。本実施形態では、描画拡張領域の設定は、描画領域よりも上下左右それぞれ2ピクセル広げた領域とする。
図2は描画拡張領域と描画領域200との位置関係を示した図である。描画拡張領域は、描画拡張領域境界203の内部の領域である。描画拡張領域のうち、描画領域境界202と描画拡張領域境界203とで挟まれた領域を拡張領域204とする。また、拡張領域204のうち、描画領域境界202の4辺の境界線を延長した直線と、描画拡張領域境界203とで挟まれ、且つ描画拡張領域の四隅に位置する領域を四隅領域205a〜205dとする。また、描画領域には4つの角206a〜206dがある。角206a〜206dは、四隅領域205a〜205dの角にそれぞれ対応している。
描画拡張領域が設定されると、RAM105の描画データ記憶領域105aに記憶されている描画データに処理されていない描画オブジェクトデータが存在するか否かを判断する(ステップ301、以下ステップをSと称す)。未処理の描画オブジェクトデータが存在せず(S301:NO)、作業領域105cに既に生成されている印刷データ用の描画オブジェクトデータがあれば(S302:YES)、それを印刷データ記憶領域105bに記憶し(S303)、処理を終了する。作業領域105cに既に生成されている印刷データ用の描画オブジェクトデータがなければ(S302:NO)、そのまま処理を終了する。処理されていない描画オブジェクトデータがある場合は(S301:YES)、該描画オブジェクトデータが線描画のデータであるか否かが判断される(S304)。線描画でない場合は(S304:NO)、該線描画でない描画オブジェクトの描画オブジェクトデータが、RAM105の作業領域105cに生成され(S305)、S301へ戻る。
描画オブジェクトが線描画である場合は(S304:YES)、S306へ進むことになる。便宜上、この後の処理手順で処理される線分を、線分ABと呼び、線分ABの端点をそれぞれ端点A、端点Bとする。線分の2つの端点のうち、どちらの端点を端点Aもしくは端点Bとするかは任意である。また、線分ABが描画領域境界202と交点を二つ有する場合、端点Aに近い側の交点をXとし、端点Bに近い側の交点をXとする。線分ABと描画領域境界202との交点が一つの場合、この端点はX=Xとする。この関係を図4に示す。
S304において、描画オブジェクトが線描画であると判断されると(S304:YES)、線分ABのうち描画領域200に位置する線分ABもしくは線分ABの一部分の描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される(S306)。すなわち、図5の線分401aのように描画領域境界202との交点XAa及び交点XBaを有する線分の場合、描画領域200に位置する点XAa、点XBaを両端点に持つ線分501aの描画オブジェクトデータが生成される。また、図5の401bのように端点Bが描画領域境界202の外側にあり、交点XBb(=XAb)を有する線分の場合、描画領域200に位置する点A、点XBbを両端点に持つ線分501bの描画オブジェクトデータが生成される。また、図5の401cのように端点Aが描画領域境界202の外側にあり、交点XAc(=XBc)を有する線分の場合、描画領域200に位置する点XAc、点Bを両端点に持つ線分501cの描画オブジェクトデータが生成される。また、図5の501dのように描画領域200にあり、描画領域境界202との交点を有しない線分の場合、描画領域200に位置する線分501dの描画オブジェクトデータが生成される。以下、このように所定の領域内に存在する線分の抽出を、クリップと称す。
線分ABが描画領域でクリップされ、その描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成されると、次に、線分ABの端点A及び端点Bが共に拡張領域204に存在するか否かを判断する(S307)。そして端点A及び端点Bが共に拡張領域204に存在する場合は(S307:YES)、端点Aに対する描画領域境界202上の点A´(図7参照)の座標が算出され(S308)、端点Bに対する描画領域境界202上の点B´(図7参照)の座標が算出される(S309)。
ここで、描画領域境界202上の点P´(この場合、A´若しくはB´)の算出について、図6のフローチャートを用いて説明する。まず、端点P(この場合、A若しくはB)が拡張領域の四隅領域205a〜205dにあるかどうか判断される(S601)。端点Pが四隅領域205a〜205dにない場合(S601:NO)、端点Pを一番近い描画領域の境界線と直行する方向に移動させた位置にある描画領域境界202上の点を、点P´とする(S602)。端点Pが四隅領域205a〜205dに存在する場合は(S601:YES)、端点Pに対応する描画領域の角206a〜206dを点P´とする(S603)。例えば、図7の線分701の端点Aのように、四隅領域205a〜205d以外の拡張領域204に位置する端点の場合は次のようになる。まず、S601で「NO」と判断される。そして、S602において端点Aを一番近い描画領域境界線と直行する向きに移動させた、描画領域境界202上の点A´を求める。また、線分601の端点Bのように、四隅領域205bに位置する端点の場合は次のようになる。まず、S601で「YES」と判断される。そして、S603において端点Bを四隅領域205bに対応する描画領域の角206bに、点B´を求める。このようにして、S308、S309で、線分701の端点に対する描画領域境界202上の点が求められる。描画領域境界202上の点P´の求め方は、S317、S320においても同様である。
S308、S309で線分ABの端点に対応する描画領域境界202上の点が求められた後、線分ABが交点X及び交点X(X=Xを含む)を有するか否かを判断する(S310)。交点X及び交点X有りと判断された場合は(S310:YES)、次に後述する例で示すように線分A´X及び線分XB´の描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される(S311)。そして該線分ABについての処理が終了すると、次の描画オブジェクトデータの処理を行うためにS301へ戻る。S310において、交点を有しないと判断された場合は、線分ABが四隅領域205a〜205dのいずれかを横切るか否かを判断する(S312)。横切ると判断された場合は(S312:YES)、横切った四隅領域に対応する角Cを求め(S313)、線分A´C及び線分CB´の描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される(S314)。横切ると判断されなかった場合は(S312:NO)、線分A´B´の描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される(S315)。そしてS301へ戻る。
S307において、端点A及び端点Bが共に拡張領域204に存在しないと判断された場合(S307:NO)、端点Aのみが拡張領域204に存在し、かつ線分ABが交点Xを有するか否かが判断される(S316)。端点Aのみが拡張領域204に存在し、かつ線分ABが交点Xを有する場合は(S316:YES)、端点Aに対する描画領域境界202上の点A´の座標が算出される(S317)。そして、線分A´Xの描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成され(S318)、S301に戻る。
S316において、端点Aが拡張領域204に無い、もしくは交点Xが存在しないと判断された場合は(S316:NO)、端点Bのみが拡張領域204に存在し、かつ線分ABが交点Xを有するか否かが判断される(S319)。端点Bのみが拡張領域204に存在し、かつ線分ABが交点Xを有する場合は(S319:YES)、端点Bに対する描画領域境界202上の点B´の座標が算出される(S320)。そして、線分XB´の描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成され(S321)、S301に戻る。S319において「NO」と判断された場合は、S301に戻る。
図8は描画データ生成装置101において処理される描画オブジェクトの一例を示したものである。以下、図8に示す描画オブジェクト801a〜801eの描画オブジェクトデータから、図3のフローチャートの処理手順に基づいて、図9に示す描画オブジェクト901a〜901dの描画オブジェクトデータが生成される様子を説明する。図8で示される画像は、線分801a〜801eの5つの線分に関する描画オブジェクトからなる。図9の線分901a、901a、901aは、図8の線分801aに対応する。また、線分901bは図8の線分801bに対応する。また、線分901c、901cは図8の線分801cに対応する。また、線分901d、901dは図8の線分801dに対応する。
図8の各描画オブジェクトの処理の順番は、線分801aから線分801dの順番で処理が行われる。
線分801aは図10に示すように、端点Aと端点Bとの両方の端点を拡張領域204に有しており、また、描画領域境界202との交点Xと交点Xとを持つ線分である。図3のフローチャートが開始されると、線分801a〜801eが存在するので、S301で「YES」と判断される。次に、線分801aは線描画であるので、S304において「YES」と判断される。そしてS306において、線分801aを描画領域200でクリップし、端点Xと端点Xとを有する線分901aの描画オブジェクトデータがRAM105の作業領域105cに生成される。そしてS307において、線分801aは端点A、端点Bを共に拡張領域204に有するので、「YES」と判断され、S308、S309へ進み、図10に示されるように線分801aの端点A、端点Bに対応する描画領域境界202上の点A´、点B´がそれぞれ算出される。そしてS310において、線分801aは交点X及び交点Xを有するので、「YES」と判断される。そしてS311において端点A´と端点Xとを有する線分901a及び端点Xと端点B´とを有する線分901aの描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される。すなわち、元の線分801aに対して線分901a、線分901a、線分901aの3つの線分の描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成されたことになる。その後、S301に戻り、次の線分801bについて処理が行われる。
線分801bは図11に示すように、端点Aと端点Bの両方の端点を拡張領域204に有しており、また、描画領域境界202と交点を持たずに、四隅領域205a〜205dを横切らない線分である。先の線分801aと同様に、S301で「YES」、S304で「YES」と判断され、S306に到達する。しかし、S306において線分801bは描画領域200に該線分の一部が存在しないので、クリップされた線分がないため、S306では何も行わず次のS307へ進む。線分801bは端点A、端点Bを共に拡張領域204に有するので、S307で「YES」と判断され、S308、S309において、図11に示されるように端点A、端点Bに対応する描画領域境界202上の点A´、点B´がそれぞれ算出される。次に、線分801bは交点X及び交点Xを有さないので、S310において「NO」と判断され、S312において、線分ABがどの四隅領域205a〜205dも横切らないため「NO」と判断され、S315において図11のように端点A´と端点B´とを有する線分901bの描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される。すなわち、元の線分801bに対して線分901bの描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成されたことになる。その後、S301に戻り、次の線分801cについて処理が行われる。
線分801cは図12に示すように、端点Aと端点Bの両方の端点を拡張領域204に有しており、また、描画領域境界202と交点を持たずに、四隅領域205cを横切る線分である。S312までは先の線分801bと同様の流れである。しかしS312において線分801cは四隅領域205cを横切るので「YES」と判断され、S313において四隅領域205cの対象となる点C(角206c)を求め、S314において、図12のように端点A´と端点Cとを有する線分901c及び端点Cと端点B´とを有する線分901cの描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される。すなわち、元の線分801cに対して線分901c、線分901cの2つの線分の描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成されたことになる。その後、S301に戻り、次の線分801dについて処理が行われる。
線分801dは図13に示すように、端点Aを拡張領域204に有し、端点Bを描画拡張領域境界203より外の領域に有する線分であり、描画領域境界204との交点Xと交点Xとを持つ線分である。他の線分データと同様に、S301で「YES」、S304で「YES」と判断され、S306に到達する。S306では線分801dが描画領域200でクリップされ、端点Xと端点Xを有する線分901dの描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される。そして、S307で「NO」と判断され、S316に到達する。S316では、端点Aのみ拡張領域204に有しており、かつ線分801dは描画領域境界202との交点Xを有するので、「YES」と判断され、S317において図12のように端点Aに対応する描画領域境界202上の点A´が算出され、S318において端点A´と端点Xとを有する線分901dの描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成される。すなわち、元の線分801cに対して線分901d、線分901dの2つの線分の描画オブジェクトデータが作業領域105cに生成されたことになる。その後、S301に戻り、次の線分801eについて処理が行われる。
線分801eは端点Aを描画拡張領域境界203より外の領域に有し、端点Bを拡張領域204に有する線分であり、描画領域境界202との交点を持たない線分である。S307までは先の線分801bと同様の流れである。しかしS307において端点A及び端点Bは共に拡張領域204に有しないため「NO」と判断され、S316において端点Aが拡張領域204に有しないため「NO」と判断され、S319において端点Bが拡張領域204に有するが、線分ABが描画領域境界202との交点を有しないため「NO」と判断される。すなわち、元の線分801eに対する描画オブジェクトデータは生成されないことになる。
その後、S301に戻り、S301にて次の描画オブジェクトデータが存在するか否かが判断されるが、すでに全ての描画オブジェクトデータについて処理が完了したので、S301で「NO」と判断されS302へ進み、これまでの処理でRAM105の作業領域105cに生成された全ての描画オブジェクトデータを印刷データとして印刷データ記憶領域105bに記憶し、全ての処理が終了する。
以上のように、全ての線分について順番に処理が行われ、図9に示される描画オブジェクトの描画オブジェクトデータを有する印刷データが生成される。
図15(a)に示す図14の描画データを、印刷データ生成装置101を介さずに印刷した出力結果には、図形の一部が欠落してしまっているが、これに対し、図15(b)は印刷データ生成装置101を介して印刷出力した場合の出力結果であるが、図15(b)の出力結果は印刷データ生成装置101により生成された印刷データに基づくものであるので、描画領域境界付近の図形が欠けることなくユーザが印刷を意図した図形が印刷されている。
尚、この実施例では、描画オブジェクトが、線描画の描画オブジェクトか否かを判断することにより、ビットマップ形式のデータとして扱われるデジタルカメラで撮影された写真などの描画オブジェクトについては、描画領域からはみ出した部分を描画領域内に移動する処理を行わないようにしている。なぜなら、カメラで撮影された写真などの描画オブジェクトの描画領域からはみ出した部分を描画領域内に移動させると、連続画像でなくなるために違和感を与え、画像が少し欠落しただけではユーザが意図した画像と異なる印象を与えることが少ないからである。即ち、無駄な処理を行わないので処理が早く行われる。
第2の実施例として、線分の線幅を考慮した場合の実施例について説明する。
図16の線分1701は、端点Bを拡張領域204に有し、端点Aを描画領域200に有する描画データの描画オブジェクトを示したものである。線分1701は線幅dを持つ。図16の線分1702及び線分1703は、第1の実施例に基づき線分1701から生成された印刷データ用の描画オブジェクトデータを示す。線分1703については、線幅の半分だけしか描画領域内には存在していない。これは第1の実施例では線分の線幅を考慮していないためである。すなわち、印刷出力を行えば、線分1703については、本来の太さの半分の太さの線となって印刷されてしまう。そこで、線分1703についても、本来の線幅dを持つ線分として印刷したい場合は次のようにする。
基本的なアルゴリズムは第1の実施例と同じであるが、図3のフローチャートの処理手順におけるS306で、線分ABを描画領域200でクリップするのではなく、該線分ABの線幅dの半分だけ描画領域を狭めた領域で線分ABをクリップする。つまり、交点Xまたは交点Xを、線分ABの中心線と該線分ABの線幅dの半分だけ描画領域200の内部に移動させた仮想境界1804との交点とし、これらの交点でクリップする。
また、S308、S309、S317、S320で点A´もしくは点B´を算出するときは、端点P(端点Aまたは端点B)に対応する点を、描画領域境界202上に移動させるのではなく、該線分の線幅dの半分だけ描画領域の内部に移動させた仮想境界1804上に、端点Pを移動させた位置に、点P´(点A´または点B´)を求めるようにする。
このようにして第2の実施例により、図16の描画データに基づいて生成された印刷データを図17に示す。線分1701は端点Bを拡張領域204に有し、端点Aを描画領域200に有する線幅dの線分である。線分1802及び線分1803は、線分1701に基づき生成された印刷データの描画オブジェクトである。仮想境界1804は、線分1701と描画領域境界202からd/2だけ描画領域の内部に移動した位置にある境界である。交点Xは線分1701の中心線と境界1804との交点である。点B´は線分1701の端点Bを仮想境界1804上の、仮想境界線1804と直行する方向に移動させた位置にある。すなわち、端点B´と端点Xとを有する線分1803は、描画領域200に全て納まっている。したがって、本来の線幅dを持つ線が印刷された出力結果を得ることができる。
以上のように、本実施例では、描画拡張領域の設定は描画領域よりも2ピクセル広げた領域としたが、他の形態としては、描画領域より1mm広げる、印刷データの大きさに対してX%とする、解像度に対してY%とするなどして、固定値だけ描画領域よりも広げる方法や、ユーザI/Fを設けユーザが任意に設定する方法で設定してもよい。
また、本実施例では、印刷データ生成装置101が生成する印刷データは、描画オブジェクトデータと描画領域データからなるデータであるとしたが、ビットマップ形式のデータでプリンタに出力しても良い。
また、本実施例では、PC10とプリンタ20の間に印刷データ生成装置101を繋げた形態で説明したが、プリンタ20の中に直接組み込まれたものであっても良い。
また、本実施例では、図8の線分801dや線分801eのように、端点を描画拡張領域境界203より外の領域に有する線分の場合、該端点から描画領域境界203との交点までの線分の部分については、描画領域境界203上に移動はされないが、これについても描画領域境界203上に移動させるようにしても良い。
本発明の第1の実施例における、印刷データ生成装置のブロック図である。 描画領域と描画拡張領域との位置関係を示す図である。 本発明の第1の実施例における、印刷データを生成する処理手順を示すフローチャートである。 線分ABと描画領域境界との交点を説明する図である。 線分ABが描画領域でクリップされた様子を示す図である。 本発明の実施例における、拡張領域にある点Pに対する描画領域境界上の点P´算出の処理手順を示すフローチャートである。 四隅領域に存在する端点を有する線分の移動の様子を示す図である。 本発明の第1の実施例で処理される前の描画オブジェクトの一例を示す図である。 図8の描画オブジェクトに対して、本発明の第1の実施例で処理された後の描画オブジェクトを示す図である。 端点A及び端点Bを拡張領域に有し、描画領域境界との交点を有する線分ABの処理の過程を示す図である。 端点A及び端点Bを拡張領域に有し、描画領域境界との交点を有さず、四隅領域を横切らない線分ABの処理の過程を示す図である。 端点A及び端点Bを拡張領域に有し、描画領域境界との交点を有さず、四隅領域を横切る線分ABの処理過程を示す図である。 端点Aを拡張領域に有し、端点Bを描画拡張領域境界より外の領域に有し、描画領域境界との交点を有する線分ABの処理の過程を示す図である。 PCのディスプレイ上に表示される描画領域境界を示す図である。 (a)従来の方法で得た出力結果を示す図である (b)本発明を利用して得た出力結果を示す図である。 本発明の第1の実施例における、線幅dの線分ABを処理するときの説明図である。 本発明の第2の実施例における、線幅dの線分ABを処理するときの説明図である。
符号の説明
101 印刷データ生成装置
102 入力I/F部
103 CPU
104 ROM
105 RAM
105a 描画データ記憶領域
105b 印刷データ記憶領域
106 出力I/F部
107 バス
200 描画領域
202 描画領域境界
204 拡張領域
205 描画拡張領域境界
206 角
401 クリップされる線分
501 描画領域でクリップされた線分
801 処理前の描画オブジェクト
901 処理後の描画オブジェクト
1501 ディスプレイ上に表示される描画領域境界
1601 本処理により表示される描画領域境界
1803 線幅を保持するよう移動された線分

Claims (15)

  1. 画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて、出力装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成装置において、
    前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い所定の領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定手段と、
    描画オブジェクトである線分であって、
    一部が前記描画領域に存在する線分については、当該描画領域からはみ出す部分を、前記描画領域の境界上に、射影させた印刷データを生成し、
    前記描画領域に一部も存在せず、かつ、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に一部または全部が存在する線分については、当該線分の全部を、前記描画領域の境界上に、射影させた印刷データを生成する印刷データ生成手段とを有することを特徴とする印刷データ生成装置。
  2. 画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて、出力装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成装置において、
    前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い所定の領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定手段と、
    描画オブジェクトである線分であって、
    一部が前記描画領域に存在する線分については、当該描画領域からはみ出す部分を、前記描画領域の境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成し、
    前記描画領域に一部も存在せず、かつ、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に一部または全部が存在する線分については、当該線分の全部を、前記描画領域の境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成する印刷データ生成手段とを有することを特徴とする印刷データ生成装置。
  3. 前記描画領域および前記描画拡張領域は、短形形状を有する領域であって、
    前記印刷データ生成手段は、
    一部が前記拡張領域の四隅領域に存在する線分については、当該一部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成し、
    全部が前記四隅領域内に存在する線分については、当該線分の全部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷データ生成装置。
  4. 前記印刷データ生成手段が、前記描画オブジェクトを構成する線分を前記拡張領域でクリップし、クリップされた線分を前記描画領域の境界上、または、当該境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成することを特徴とする請求項1から請求項3いずれかに記載の印刷データ生成装置。
  5. 前記印刷データ生成手段が、前記描画領域の境界と交差し、且つ前記描画拡張領域外に端点が存在する線分に対して、該線分の前記描画領域内の部分についての印刷データを生成し、該線分の前記描画領域からはみ出した部分についての印刷データを生成しないことを特徴とする請求項1から請求項4いずれかに記載の印刷データ生成装置。
  6. 画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて印刷装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成装置による印刷データ生成方法において、
    前記印刷データ生成装置は、描画拡張領域設定手段と、印刷データ生成手段と、を備え、
    前記描画拡張領域設定手段により、前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い所定の領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定工程と、
    前記印刷データ生成手段により、描画オブジェクトである線分であって、
    一部が前記描画領域に存在する線分については、当該描画領域からはみ出す部分を、前記描画領域の境界上に、射影させた印刷データを生成し、
    前記描画領域に一部も存在せず、かつ、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に一部または全部が存在する線分については、当該線分の全部を、前記描画領域の境界上に、射影させた印刷データを生成する印刷データ生成工程とからなる印刷データ生成方法。
  7. 画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて印刷装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成装置による印刷データ生成方法において、
    前記印刷データ生成装置は、描画拡張領域設定手段と、印刷データ生成手段と、を備え、
    前記描画拡張領域設定手段により、前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い所定の領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定工程と、
    前記印刷データ生成手段により、描画オブジェクトである線分であって、
    一部が前記描画領域に存在する線分については、当該描画領域からはみ出す部分を、前記描画領域の境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成し、
    前記描画領域に一部も存在せず、かつ、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に一部または全部が存在する線分については、当該線分の全部を、前記描画領域の境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成する印刷データ生成工程とからなる印刷データ生成方法。
  8. 前記描画領域および前記描画拡張領域は、短形形状を有する領域であって、
    前記印刷データ生成工程で、前記印刷データ生成手段により、
    一部が前記拡張領域の四隅領域に存在する線分については、当該一部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成し、
    全部が前記四隅領域内に存在する線分については、当該線分の全部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成することを特徴とする請求項6または請求項7記載の印刷データ生成方法。
  9. 前記印刷データ生成工程で、前記印刷データ生成手段により、前記描画オブジェクトを構成する線分を前記拡張領域でクリップし、クリップされた線分を前記描画領域の境界上、または、当該境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成することを特徴とする請求項6から請求項8いずれかに記載の印刷データ生成方法。
  10. 前記印刷データ生成工程では、前記印刷データ生成手段により、前記描画領域の境界と交差し、且つ前記描画拡張領域外に端点が存在する線分に対して、該線分の前記描画領域内の部分についての印刷データを生成し、該線分の前記描画領域からはみ出した部分についての印刷データを生成しないことを特徴とする請求項6から請求項9いずれかに記載の印刷データ生成方法。
  11. 画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて出力装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成装置としてコンピュータを機能させるための印刷データ生成プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い所定の領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定手段と、
    描画オブジェクトである線分であって、
    一部が前記描画領域に存在する線分については、当該描画領域からはみ出す部分を、前記描画領域の境界上に、射影させた印刷データを生成し、
    前記描画領域に一部も存在せず、かつ、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に一部または全部が存在する線分については、当該線分の全部を、前記描画領域の境界上に、射影させた印刷データを生成する印刷データ生成手段として機能させるための印刷データ生成プログラム。
  12. 画像を形成する描画オブジェクトの情報である描画オブジェクトデータと前記画像の印刷範囲を示す描画領域の情報である描画領域データとからなる描画データに基づいて出力装置に出力するための印刷データを生成する印刷データ生成装置としてコンピュータを機能させるための印刷データ生成プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記描画領域データに基づく描画領域よりも広い所定の領域の描画拡張領域を設定する描画拡張領域設定手段と、
    描画オブジェクトである線分であって、
    一部が前記描画領域に存在する線分については、当該描画領域からはみ出す部分を、前記描画領域の境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成し、
    前記描画領域に一部も存在せず、かつ、前記描画領域と前記描画拡張領域の間に挟まれた領域である拡張領域に一部または全部が存在する線分については、当該線分の全部を、前記描画領域の境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成する印刷データ生成手段として機能させるための印刷データ生成プログラム。
  13. 前記描画領域および前記描画拡張領域は、短形形状を有する領域であって、
    前記印刷データ生成手段は、
    一部が前記拡張領域の四隅領域に存在する線分については、当該一部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成し、
    全部が前記四隅領域内に存在する線分については、当該線分の全部を前記描画領域の対応する角に移動させた印刷データを生成することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の印刷データ生成プログラム。
  14. 前記印刷データ生成手段が、前記描画オブジェクトを構成する線分を前記拡張領域でクリップし、クリップされた線分を前記描画領域の境界上、または、当該境界を該線分の線幅の半分の幅だけ前記描画領域の内部に移動させた仮想境界上に、射影させた印刷データを生成することを特徴とする請求項11から請求項13いずれかに記載の印刷データ生成プログラム。
  15. 前記印刷データ生成手段が、前記描画領域の境界と交差し、且つ前記描画拡張領域外に端点が存在する線分に対して、該線分の前記描画領域内の部分についての印刷データを生成し、該線分の前記描画領域からはみ出した部分についての印刷データを生成しないことを特徴とする請求項11から請求項14いずれかに記載の印刷データ生成プログラム。
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