JPH0969165A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0969165A
JPH0969165A JP7224116A JP22411695A JPH0969165A JP H0969165 A JPH0969165 A JP H0969165A JP 7224116 A JP7224116 A JP 7224116A JP 22411695 A JP22411695 A JP 22411695A JP H0969165 A JPH0969165 A JP H0969165A
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JP
Japan
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image
point
coordinate value
magnification
area
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Pending
Application number
JP7224116A
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English (en)
Inventor
Masahiro Inazuka
昌弘 稲塚
Yutaka Ogawa
豊 小河
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH0969165A publication Critical patent/JPH0969165A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取処理すべき原稿画像の読取走査領域
と、この読取走査領域を所望する大きさに拡大・縮小す
る際の出力倍率を自動的に算出することができる画像読
取装置における画像処理装置を提供することである。 【解決手段】 CPU32は、輪郭データ演算部42に
基づいて、原稿画像における肖像物領域の輪郭部分から
特徴点に対応する参照点の座標値を抽出する。次に、C
PU32は、横倍率演算部44および縦倍率演算部45
に基づいて、ファイルに格納されている特徴点の座標値
および様式に基づく大きさと、特徴点に対応する参照点
の座標値とを参照して、様式におけるモデル図形に原稿
画像における肖像物を合致させるための倍率を算出す
る。次に、CPU32は、入力座標演算部45および入
力終点演算部46に基づいて、特徴点の座標値と参照点
の座標値および倍率とを参照して、原稿画像における切
り取り領域の座標値を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、より特定的には、原稿画像から読み取った画像を既
定された様式に合致させるためのパラメータを自動的に
算出する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置は、白黒・カラー原稿や写
真原稿などの画像(以下、原稿画像と称する)を光学的
に走査することによって、これらの画像を読み取る。画
像読取装置は、原稿画像を読み取る前に、この原稿画像
のどの領域を読み取るか(以下、この領域を読取走査領
域と称する)や、出力形態(たとえば、変換倍率など)
を設定する必要がある。オペレータなどは、これらの設
定をキーボードやデジタイザなどを用いて画像読取装置
に入力していた。
【0003】たとえば、新聞紙面上には、人物の肖像写
真などを掲載する機会が多い。特に選挙時などは、同一
サイズの肖像写真が多数掲載される。このとき、新聞紙
面を作成するものは、全人物の肖像写真について不揃い
にならないよう配慮して掲載する必要がある。しかしな
がら、その原稿画像となる肖像写真の人物部分は、不揃
いであることが極めて多い。そのため、画像読取装置で
肖像写真の画像を読み取る際、オペレータなどは、すべ
ての肖像写真について拡大・縮小率を計算し、これに応
じた読取走査領域をデジタイザなどを用いて指示しなけ
ればならなかった。このことは、オペレータなどにとっ
て大きな負担となっていた。この問題点を解決するため
に「特公平5−23665」号公報に開示された画像パ
ラメータ処理装置などがある。以下、「特公平5−23
665」号公報に開示された画像パラメータ処理装置を
図面を参照し、その概略を説明する。
【0004】「特公平5−23665」号公報に開示さ
れた画像パラメータ処理装置では、予め新聞などに掲載
される画像の大きさと、その中に格納される肖像物の領
域などの出力寸法を既定し、登録バッファメモリに記憶
させておく(以下、この処理を出力寸法登録処理と称す
る)。図11は、登録バッファメモリに記憶させたファ
イルを、画像処理装置の画像表示部(図示せず)に表示
させた際の画面140(上記公報では、顔写真パラメー
タ設定画像と記載されている)を示す図である。画面1
40は、出力寸法の縦サイズ(図12,縦サイズ145
参照)を規定する縦サイズ格納部141と、出力寸法の
横サイズ(図12,横サイズ146参照)を規定する横
サイズ格納部142と、出力される肖像写真において
「顔」に該当する部分の寸法(図12,「顔」の長さ1
47参照)を規定するための「顔」サイズ格納部143
と、出力される肖像写真において頭上の空白部分に該当
する寸法(図12,空白148参照)を規定するための
「頭上」寸法格納部144とを備える。
【0005】図12は、出力されるべき肖像写真149
の各出力寸法を示す概念図である。肖像写真149は、
この肖像写真149の縦サイズ145と横サイズ146
と、出力される肖像写真において、「顔」に該当する部
分の寸法である「顔」の長さ147と頭上の空白部分に
該当する寸法である空白148とを備える。
【0006】オペレータなどは、出力寸法登録処理を実
行するために、図11に示す画面140を画像パラメー
タ処理装置の図示しないCRT(Cathode−Ra
yTube)画面上にデジタイザユニットなどを用いて
呼び出す。
【0007】オペレータなどは、既定された肖像写真1
49の出力形態に基づいて、縦サイズ格納部141と、
横サイズ格納部142と、「顔」サイズ格納部143
と、「頭上」寸法格納部144とに、それぞれに該当す
る寸法値(図12参照)をデジタイザユニットなどを用
いて入力する。画像パラメータ処理装置は、これらの寸
法値を登録バッファメモリに格納する。
【0008】出力寸法登録が終了した後、画像パラメー
タ処理装置は、オペレータなどの操作によって、画像を
読み取るべき肖像写真の読取走査領域の決定処理を実行
する。以下、読取走査領域の決定処理について、その概
略を説明する。
【0009】オペレータなどは、デジタイザユニットを
用いて画面140を呼び出す。オペレータなどは、現在
読取走査領域の決定処理をすべき肖像写真をキャリアシ
ート部(図示せず)に固定的に載置する。その後、オペ
レータなどは、キャリアシート部に載置された肖像写真
の「頭部」および「顎部」をデジタイザユニットを用い
て指示することによって、「頭部」および「顎部」の2
次元座標値を入力する。
【0010】画像パラメータ処理装置は、前述した寸法
値(図12参照)と「頭部」および「顎部」の2次元座
標値とを参照し、画像パラメータ処理装置の計算ユニッ
ト(図示せず)に格納されているアルゴリズムに基づい
て読取走査領域を算出する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記画像パラメータ処
理装置では、オペレータなどが現在読取走査領域の決定
処理をすべき肖像写真の「頭部」および「顎部」などの
参照点をデジタイザユニットの用いて指示するようにし
ている。そのため、画像パラメータ処理装置がより正確
に読取走査領域を算出するためには、オペレータなど
は、画像読取処理すべき肖像写真の「頭部」および「顎
部」を正確に指示しなければならない。このことは、オ
ペレータなどの作業の高効率化という点で問題である。
逆に、オペレータなどが作業の高効率化を図るために
は、肖像写真の「頭部」および「顎部」を素早く指示す
ること必要となる。しかしながら、「頭部」および「顎
部」を素早く指示するとなれば、必然的に正確な指示が
できなくなるという問題点が生じる。この問題点に関し
ては、常に膨大な量の製品を掲載するカタログの作成に
携わるオペレータなどには、とりわけ多大な負担とな
る。
【0012】それゆえに、本発明の目的は、画像読取処
理すべき原稿の読取走査領域と、画像読取処理すべき原
稿の読取走査領域を所望する大きさに拡大・縮小する際
の出力倍率とを正確かつ自動的に算出することができる
画像処理装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、原稿から読み取った画像を既定された様式に合
致させるためのパラメータを自動的に求める画像処理装
置であって、様式として、モデルとなる図形の3以上の
特徴点の座標値と、当該モデル図形がはめ込まれている
出力画像領域のサイズとを格納するための様式格納手段
と、原稿画像における肖像物の輪郭部分を抽出するため
の輪郭抽出手段と、原稿画像における肖像物の輪郭部分
から、特徴点に対応する参照点の座標値を抽出するため
の参照点抽出手段と、特徴点の座標値と、参照点の座標
値とに基づいて、様式におけるモデル図形に原稿画像に
おける肖像物を合致させるための倍率を算出するための
倍率算出手段と、原稿画像の肖像物を出力画像領域には
め込むために、特徴点の座標値と、参照点の座標値と、
倍率算出手段で算出された倍率と、出力画像領域のサイ
ズとに基づいて、原稿画像における切り取り領域の座標
値を算出するための座標値算出手段とを備える。様式格
納手段は、モデル図形の特徴点の座標値と、モデル図形
がはめ込まれている出力画像領域のサイズを格納する。
参照点抽出手段は、原稿画像における肖像物の輪郭部分
から参照点を抽出する。倍率算出手段は、特徴点および
参照点に基づいて、モデル図形に原稿画像における肖像
物を合致させるための倍率を算出する。座標値算出手段
は、特徴点、参照点、倍率および出力画像領域のサイズ
に基づいて、原稿画像の肖像物を出力画像領域にはめ込
むために、原稿画像における切り取り領域を規定する座
標値を算出する。したがって、オペレータなどが特徴点
に対応する参照点を指示する必要がなくなり、切り取り
領域を規定する座標値および倍率とを短時間で算出する
ことができる。これによって、オペレータなどの作業効
率が向上する。しかも、特徴点に対応する参照点を指示
する動作がなくなることによって、オペレータなどの負
担を軽減することができる。
【0014】第2の発明は、原稿から読み取った画像を
既定された様式に合致させるためのパラメータを自動的
に求める画像処理装置であって、モデルとなる図形に接
する矩形領域である第1矩形領域の対角2点の座標値を
特徴点として抽出する特徴点抽出手段と、当該モデル図
形がはめ込まれている出力画像領域のサイズを抽出する
サイズ抽出手段と、様式として、特徴点抽出手段が抽出
した特徴点の座標値と、サイズ抽出手段が抽出した出力
画像領域のサイズとを格納するための様式格納手段と、
原稿画像における肖像物に接する矩形領域である第2矩
形領域の対角2点の座標値を参照点として抽出する参照
点抽出手段と、特徴点の座標値と、参照点の座標値とを
参照して、様式における第1矩形領域に、原稿画像にお
ける第2矩形領域を合致させるための倍率を算出する倍
率算出手段と、原稿画像の肖像物を出力画像領域にはめ
込むために、特徴点の座標値と、参照点の座標値と、倍
率と、出力画像領域のサイズとに基づいて、原稿画像に
おける切り取り領域の座標値を算出するための座標値算
出手段とを備える。様式格納手段は、特徴点抽出手段が
抽出した特徴点の座標値と、サイズ抽出手段が抽出した
出力画像領域のサイズとを格納する。参照点抽出手段
は、原稿画像における肖像物に接する矩形領域である第
2矩形領域の対角2点の座標値を参照点として抽出す
る。倍率算出手段は、特徴点の座標値と、参照点の座標
値とを参照して、様式における第1矩形領域に、原稿画
像における第2矩形領域を合致させるための倍率を算出
する。座標値算出手段は、原稿画像の肖像物を出力画像
領域にはめ込むために、特徴点の座標値と、参照点の座
標値と、倍率と、出力画像領域のサイズとに基づいて、
原稿画像における切り取り領域の座標値を算出する。し
たがって、オペレータなどが特徴点に対応する参照点を
指示する必要がなくなり、切り取り領域を規定する座標
値および倍率とを短時間で算出することができる。これ
によって、オペレータなどの作業効率が向上する。しか
も、特徴点に対応する参照点を指示する動作がなくなる
ことによって、オペレータなどの負担を軽減することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例に係る画像
処理装置31の構成・動作などの詳細な説明に先立ち、
まず画像処理装置31における読取走査領域と出力倍率
との算出の概念などを詳細に説明する。画像処理装置3
1は、大きさなどが不揃いの原稿画像を、オペレータな
どが予め作成しておく様式に、合致させるために必要と
なるパラメータを自動的に得ることのできる構成を有す
る。
【0016】図1は、オペレータなどが、予め作成して
おく様式を説明するための参考図である。以下、モデル
図形の一例として「靴」を取りあげ、図1に示す様式に
ついて説明する。画像10は、モデル図形である「靴」
の領域11(図1斜線部参照,以下、モデル領域11と
称する)と、モデル図形がはめ込まれる領域12(以
下、出力画像領域12と称する)とを備える。画像10
には、縦出力サイズOY 1 と、横出力サイズOX1 と、
基準特徴点O(X0 ,Y0 )と、縦特徴点PA1(XA1
A1)と、横特徴点PB1(XB1,YB1)とが規定されて
いる。これら3点の座標値は、出力原点(0,0)から
の座標値とする。本実施例においては、出力原点は、出
力画像領域12における左下端の点とする。
【0017】縦出力サイズOY1 および横出力サイズO
1 は、それぞれ出力画像領域12の縦方向および横方
向の長さを表す。基準特徴点O、縦特徴点PA1および横
特徴点PB1は、モデル領域11における特徴的な個所で
ある。この3つの点は2次元座標値で表現される。基準
特徴点O、縦特徴点PA1および横特徴点PB1について
は、後で詳細に説明する。
【0018】図2は、肖像物の一例である「靴」の原稿
画像20における要部を説明するための参考図である。
図2において、「靴」の原稿画像20は、肖像物領域2
1と、切り取り領域22とを備える。
【0019】肖像物領域21は、原稿画像20の肖像物
である「靴」の部分であり、基準参照点O’(X0 ’,
0 ’)と、縦参照点PA1’(XA1’,YA1’)と、横
参照点PB1’(XB1’,YB1’)とを含む。基準参照点
O’、縦参照点PA1’および横参照点PB1’は、モデル
領域11(図1参照)における基準特徴点O,縦特徴点
A1および横特徴点PB1それぞれ対応する点である。な
お、この対応づけについての詳細な説明は後述する。
【0020】切り取り領域22は、入力始点P
S1(XS1,YS1)と、入力終点PE1(XE1,YE1)とを
含み、入力始点PS1および入力終点PE1を対角2点とす
る矩形領域である。画像読取装置は、切り取り領域22
について画像読取処理を実行する。入力始点PS1は、画
像読取装置が「靴」の原稿画像20を読み取る際の始点
となり、入力終点PE1は終点となる。
【0021】前述したとおり、画像処理装置31は、原
稿画像を様式に合致させなければならない。そのために
必要となるパラメータは、入力始点PS1(XS1,YS1
と、入力終点PE1(XE1,YE1)と、横倍率MX1と縦倍
率MY1である。横倍率MX1は、切り取り領域22の横方
向の長さを横出力サイズOX1 に合致させるための係数
であり、本実施例においては、下式(1)で与えられ
る。縦倍率MY1は、切り取り領域22の縦方向の長さを
縦出力サイズOY1 に合致させるための係数であり、本
実施例においては、下式(2)で与えられる。 MX1=(XB1−X0 )/(XB1’−X0 ’)…(1) MY1=(YA1−Y0 )/(YA1’−Y0 ’)…(2)
【0022】基準特徴点OのX座標値X0 と出力原点の
X座標値「0」との差は、基準参照点O’のX座標値X
0 ’と入力始点PS1のX座標値XS1との差に横倍率MX1
を乗算したものと等しくなければならない。すなわち、 X0 −0=(X0 ’−XS1)×MX1 が成り立つ。ゆえに、入力始点PS1のX座標値XS1は、
下式(3)で与えられる。同様にして、入力始点PS1
Y座標値YS1は、下式(4)で与えられる。 XS1=(X0 ’−X0 /MX1)…(3) YS1=(Y0 ’−Y0 /MY1)…(4)
【0023】入力終点PE1のX座標値XE1と入力始点P
S1のX座標値XS1との差に横倍率M X1を乗算したもの
は、横出力サイズOX1 と等しくなければならない。す
なわち、 (XE1−XS1)×MX1=OX1 が成り立つ。ゆえに、入力終点PE1のX座標値XE1は、
下式(5)で与えられる。同様にして、入力終点PE1
Y座標値YE1は、下式(6)で与えられる。 XE1=(XS1+OX1 /MX1)…(5) YE1=(YS1+OY1 /MY1)…(6)
【0024】以下、本発明の第1の実施例に係る画像処
理装置31の構成・動作などについて図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図3は、画像処理装置31の全体構
成を示すブロック図である。図3において、画像処理装
置31には、CPU32と、アルゴリズム格納部33
と、データ格納部34と、ファイル格納部35、画像表
示部36と、データ入力部38とが、データバス41を
介して接続されている。画像表示部36は、画像表示部
I/F37を介してデータバス41に接続されており、
データ入力部38は、データ入力部I/F39を介して
データバス41に接続されている。また、画像読取装置
が、I/F40を介して画像処理装置31に接続されて
いる。以下、画像処理装置31の各構成部および画像読
取装置について説明する。
【0025】CPU32は、オートトリム設定処理とオ
ートトリム処理とを統括的に制御する。オートトリム処
理とは、オペレータなどが登録したファイル50(図4
参照)に基づいて、入力始点PS1および入力終点P
E1と、横倍率MX1および縦倍率M Y1とを求める処理であ
る。オートトリム設定処理とは、オペレータなどが予め
作成しておく様式に基づいて、この様式のデータをファ
イル50に設定し、ファイル格納部35に格納する処理
である。なお、ファイル50については、後で説明す
る。
【0026】アルゴリズム格納部33は、ROM(Re
ad Only Memory)などで構成されてお
り、輪郭データ演算部42と、横倍率演算部43と、縦
倍率演算部44と、入力始点演算部45と、入力終点演
算部46とを含む。輪郭データ演算部42は、原稿画像
におけるモデル領域の輪郭を表す画像輪郭データを演算
するためのアルゴリズムを格納する。なお、画像輪郭デ
ータの作成方法は、「特公平6−48496」号公報な
どに開示されている。そのため、本実施例においては、
その詳細な説明を略する。
【0027】横倍率演算部43は、CPU32がデータ
格納部34(後述)から抽出する座標値X0 ,XB1,X
0 ’およびXB1’に基づいて、上式(1)で与えられる
横倍率MX1を求めるためのアルゴリズムを格納する。縦
倍率演算部44は、CPU32がデータ格納部34(後
述)から抽出する座標値Y0 ,YB1,Y0 ’および
B1’に基づいて、上式(2)で与えられる縦倍率MY1
を求めるためのアルゴリズムを格納する。
【0028】入力始点演算部45は、CPU32がデー
タ格納部34(後述)から抽出する基準特徴点O
(X0 ,Y0 )と、基準特徴点O’(X0 ’,Y0 ’)
と、横倍率MX1および縦倍率MY1とに基づいて、上式
(3)および上式(4)で与えられる入力始点PS1(X
S1,YS1)を求めるためのアルゴリズムを格納する。
【0029】入力終点演算部46は、CPU32がデー
タ格納部34(後述)から抽出する横出力サイズO
1 ,縦出力サイズOY1 ,横倍率MX1,縦倍率MY1
よび入力始点PS1(XS1,YS1)に基づいて、上式
(5)および上式(6)に与えられる入力終点PE1(X
E1,YE1)を求めるためのアルゴリズムを格納する。
【0030】データ格納部34は、読み書き可能な記憶
装置で構成されており、CPU32がオートトリム設定
処理とオートトリム処理とを実行する際に必要となるデ
ータを保持する。
【0031】ファイル格納部35もまた、読み書き可能
な記憶装置で構成されており、オートトリム設定処理を
実行する際に、オペレータなどが予め作成する様式のデ
ータを以下に説明するようなファイル形式にて格納す
る。
【0032】図4は、オートトリム設定処理によって作
成されるファイル50の構成例を示す図である。図4に
おいて、ファイル50は、縦出力サイズ格納部51と、
横出力サイズ格納部52と、基準特徴点座標格納部53
と、縦特徴点座標格納部54と、横特徴点座標格納部5
5とを含む。以下、ファイル50の構成について図1お
よび図4を参照して詳細に説明する。
【0033】縦出力サイズ格納部51は、縦出力サイズ
OY1 (図1参照)を格納する。横出力サイズ格納部5
2は、横出力サイズOX1 (図1参照)を格納する。基
準特徴点座標格納部53は、基準特徴点O(図1参照)
の座標値(X0 ,Y0 )を格納する。縦特徴点座標格納
部54は、縦特徴点PA1(図1参照)の座標値(XA1
A1)を格納する。横特徴点座標格納部55は、横特徴
点PB1(図1参照)の座標値(XB1,YB1)を格納す
る。これら基準特徴点座標格納部53,縦特徴点座標格
納部54および横特徴点座標格納部55は、さらにそれ
ぞれが格納する点がモデル領域11において如何なる部
分に該当するかを指定するための特徴点抽出条件を格納
する。
【0034】ここで、特徴点抽出条件について説明す
る。画像処理装置31では、基準特徴点O、縦特徴点P
A1および横特徴点PB1とを設定することによって、縦倍
率MY1および横倍率MX1を自由に設定することができ
る。しかしながら、肖像物領域21における基準特徴点
O、縦特徴点PA1および横特徴点PB1が、モデル領域1
1の如何なる部分に該当するかを既定しておかなけれ
ば、オートトリム処理を実行する際に、抽出する基準参
照点O’、縦参照点PA1’および横参照点PB1’との対
応がとれず、正確な縦倍率MY1および横倍率MX1を演算
することができない。これは、上式(1)および(2)
より明らかである。
【0035】そこで、特徴点抽出条件として、最左点
と、最右点と、最上点と、最下点とを定義する。最左点
とは、モデル領域11の輪郭において左端に位置する
点、すなわちX座標値が最小となる点である。最右点と
は、モデル領域11の輪郭において最も右側に位置する
点、すなわちX座標値が最大の点である。最上点とは、
モデル領域11の輪郭において最も上側に位置する点、
すなわちY座標値が最大である点である。最下点とは、
モデル領域11の輪郭において最も下側に位置する点、
すなわちY座標値が最小である点である。少なくとも、
上記の4つの点を特徴点抽出条件として既定すれば、自
動的に縦倍率MY1および横倍率MX1と、入力始点P
S1(XS1,YS1)および入力終点PE1(XE1,YE1)と
を求めることができるなお、この4つの点以外に、重心
点などを設定してもよい。重心点とは、モデル領域11
の最左点と最右点との中間点および最上点と最下点との
中間値とを適用した点である。なお、ファイル格納部3
5には、複数のファイル50を格納することが可能であ
る。オペレータなどは、各ファイル50にファイル名や
ファイル番号を付与し、選択容易にしておけばよい。
【0036】再び図3に戻り、画像表示部36は、たと
えばCRT(Cathode−Ray Tube)ディ
スプレイなどで構成されており、ファイル50(図2参
照)などを表示する。データ入力部38は、デジタイザ
やキーボードなどで構成されている。オペレータなど
は、オートトリム設定処理およびオートトリム処理の実
行に必要なコマンドなどをデータ入力部38を操作して
入力する。
【0037】画像読取装置は、スキャナなどで構成され
ており、画像読取処理を実行し、原稿画像の画像データ
を生成する。画像データは、2次元座標値を関連づけて
生成される。なお、この2次元座標値との関連づけにつ
いては、画像データは画素単位で生成されることから容
易にできるためその詳細な説明を略する。この画像デー
タは、I/F40を介して画像処理装置31に入力し、
データ格納部34に格納される。
【0038】前述したように、オートトリム処理は、フ
ァイル50に基づいて実行される。このオートトリム処
理に先立って、オペレータなどは、画像処理装置31に
オートトリム設定処理を実行させる。以下、オートトリ
ム設定処理について、図1,図2および図3を参照して
説明する。
【0039】オペレータなどは、オートトリム設定処理
を実行する旨を示すコマンドをデータ入力部38を操作
して入力する。これに応じて、CPU32は、ファイル
格納部35から新たなファイル50を読み出し、これを
画像表示部36に表示させる(図3参照)。オペレータ
などは、予め作成した様式にしたがって縦出力サイズO
1 および横出力サイズOX1 と、基準特徴点座標値
(X0 ,Y0 )、縦特徴点座標値(XA1,YA1)および
横特徴点座標値(XB1,YB1)と、それぞれに対応する
特徴点抽出条件をデータ入力部38を操作して入力す
る。本実施例においては、図1に示す画像10について
ファイル50を作成したものとし、基準特徴点Oに対応
する特徴点抽出条件は最左点と、縦特徴点に対応する特
徴点抽出条件は最上点と、横特徴点に対応する特徴点抽
出条件は最右点とする。
【0040】図5は、オートトリム処理を実行する際の
画像処理装置31における動作手順を示すフローチャー
トである。以下、図1,図2,図3,図4および図5を
参照して画像処理装置31におけるオートトリム処理を
説明する。
【0041】オペレータなどは、オートトリム処理を実
行する際に、まずオペレータなどが所望する様式を含む
ファイル50を選択する(ステップS61)。オペレー
タなどは、オートトリム処理を実行する旨を示すコマン
ドをデータ入力部38を操作して入力する。これに応じ
て、CPU32は、ファイル格納部35に格納されてい
るファイルをオペレータなどが一覧することができるよ
うに画像表示部36に表示する。オペレータは、このと
きデータ入力部38を操作して、ファイル格納部35に
格納されている複数のファイルからファイル50を選択
する(本実施例においては、図1に示す画像10に関す
るファイルである)。これに応じて、CPU32は、フ
ァイル50に設定されている情報(縦出力サイズOY1
など)をデータ格納部34に格納する。同時に、ファイ
ル50が選択されたことをオペレータに通知するために
画像表示部36にこれを表示する。これに応じて、オペ
レータなどはデータ入力部38を操作して、ファイル5
0に基づいてオートトリム処理を実行する旨を示すコマ
ンドを入力する。これに応じて、CPU32はオートト
リム処理を実行する。
【0042】まず、CPU32は、「画像読取装置に原
稿画像をセットして下さい。」などと画像表示部36に
表示することによって、オペレータなどに原稿画像を画
像読取装置にセットするように促す。オペレータなど
は、これに応じて、画像読取装置に「靴」の原稿画像2
0(図2参照)を画像読取装置にセットする。オペレー
タなどは、原稿画像を画像読取装置にセットした旨を示
すコマンドをデータ入力部38を操作して入力する。
【0043】CPU32は、これに応じて画像読取装置
に「粗スキャン」を実行するように通知する。ここで、
「粗スキャン」とは、図2に示す原稿画像20から入力
始点PS1,入力終点PE1,基準参照点O’,縦参照点P
A1' および横参照点PB1' を抽出するために実行する補
助的な画像読取処理である。このとき、実行される「粗
スキャン」は、上記5つの点を検出できる程度の解像度
で十分であるため、粗い解像度でよい。また、読取倍率
は100%(原稿画像の原寸倍率)でよい。なぜなら、
「粗スキャン」を実行するための時間を短縮でき、かつ
「粗スキャン」によって生成される画像データのデータ
量も小さくなるからである。これによって、オートトリ
ム処理が時間的に効率的なものとなる。また、画像読取
装置は原稿位置認識機能を有している。そのため、画像
読取処理に際し、オペレータなどは画像読取装置上に詳
細に原稿画像位置を設定する必要もない。
【0044】CPU32から「粗スキャン」を実行する
ように通知された、画像読取装置は、上記のような解像
度および読取倍率によって、図2に示す原稿画像20の
「粗スキャン」を実行し(ステップS62)、画像デー
タを作成する。画像読取装置は、2次元座標値が関連づ
けられた画像データ(以下、参照点算出データと称す
る)を画像処理装置31に出力する。この参照点算出デ
ータは、I/F40を介して画像処理装置31に入力
し、データ格納部34に格納される。
【0045】次に、CPU32は、肖像物領域21にお
ける基準参照点O’,縦参照点PA1’および横参照点P
B1’の座標をデータ格納部34に格納された参照点算出
データから抽出する(ステップS63)。このときCP
U32は、輪郭データ演算部42に格納されている画像
輪郭データを演算するアルゴリズムを読み出し、これに
基づいてデータ格納部34に格納されている参照点算出
データから、「靴」の輪郭部分に該当する参照点算出デ
ータだけを抽出する。CPU32は、「靴」の輪郭部分
に該当する参照点算出データから、データ格納部34に
格納されている基準特徴点O,縦特徴点PA1および横特
徴点PB1それぞれの特徴点抽出条件に基づいて、基準参
照点O’,縦参照点PA1’および横参照点PB1’を選択
する。
【0046】前述したようにファイル50には、基準特
徴点Oは最左点,縦特徴点PA1は最上点,横特徴点PB1
は最右点と特徴点抽出条件がそれぞれ設定されている。
したがって、CPU32は、基準参照点O’としてX軸
座標値が最小である参照点算出データを、縦参照点
A1’としてY軸座標値が最大である参照点算出データ
を、横参照点PB1’としてX軸座標値が最大である参照
点算出データを抽出する。各点を抽出したCPU32
は、これらをデータ格納部34に格納する。
【0047】ステップS64に移行したCPU32は、
横倍率演算部43に格納されているアルゴリズムを読み
出し、データ格納部34から基準特徴点OのX座標値X
0 ,横特徴点PB1のX座標値XB1,基準参照点O’のX
座標値X0 ’および横参照点PB1’のX座標値XB1’を
抽出する。CPU32は、これらを参照して、上式
(1)に基づいて横倍率MX1を演算する(ステップS6
4)。CPU32は、この横倍率MX1をデータ格納部3
4に格納する。
【0048】横倍率MX1を求めたCPU32は、縦倍率
演算部44に格納されているアルゴリズムを読み出し、
データ格納部34から基準特徴点OのY座標値Y0 ,横
特徴点PB1のY座標値YB1,基準参照点O’のY座標値
0’および横参照点PB1’のY座標値YB1’を抽出す
る。CPU32は、これらを参照して、上式(2)に基
づいて縦倍率MY1を演算する(ステップS65)。CP
U32は、この縦倍率MY1をデータ格納部34に格納す
る。
【0049】縦倍率MY1を求めたCPU32は、入力始
点演算部45に格納されているアルゴリズムを読み出
し、データ格納部34に格納されている基準特徴点O
(X0 ,Y0 ),基準参照点O’(X0’ ,Y0’ ),
横倍率MX1および縦倍率MY1とを抽出する。CPU32
は、これらを参照して、上式(3)および(4)に基づ
いて、入力始点PS1(XS1,YS1)を演算する(ステッ
プS66)。CPU32は、この入力始点PS1をデータ
格納部34に格納する。
【0050】入力始点PS1を求めたCPU32は、入力
終点演算部46に格納されているアルゴリズムを読み出
し、データ格納部34から横出力サイズOX1 ,縦出力
サイズOY1 ,横倍率MX1,縦倍率MY1,入力始点PS1
を抽出する。CPU32は、これらを参照して、上式
(5)および(6)に基づいて、入力終点PE1(XE1
E1)を演算する(ステップS67)。CPU32は、
この入力終点PE1をデータ格納部34に格納する。
【0051】CPU32は、上記のようにして求めた横
倍率MX1,縦倍率MY1,入力始点P S1(XS1,YS1),
入力終点PE1(XE1,YE1)をI/F40を介して画像
読取装置に通知する(ステップS68)。これに応じて
画像読取装置は、図2に示す「靴」の原稿画像20の画
像読取処理を実行する。これによって、オペレータなど
は、原稿画像20を所望するサイズに倍率変換し、かつ
所望の出力画像領域を有する画像を得ることができる。
【0052】上記の実施例に係る画像処理装置31にお
いては、予めオペレータなどが様式を作成し、これをフ
ァイル50に設定しファイル格納部35に格納する。画
像処理装置31は、原稿画像の出力倍率(縦倍率MY1
よび横倍率MX1)と、切り取り領域22(入力始点(X
S1,YS1)および入力終点(XE1,YE1)で規定され
る)とをファイル50に基づいて求める。これに基づい
て、画像読取装置は、原稿画像において(入力始点(X
S1,YS1)および入力終点(XE1,YE1)から画像読取
処理すべき読取走査領域を認識し、縦倍率MY1および横
倍率MX1に基づいて原稿画像の倍率変換する。しかしな
がら、この出力画像は歪んだりする可能性がある。しか
しながら、画像処理装置31は、相関性のある形状を有
する肖像物をカタログやパンフレットに多数列挙させる
ことを目的としている。したがって、肖像物「靴」の出
力画像が、図3に示すファイル50に基づいて作成され
たものであるならば、その出力画像は大きな誤差を伴っ
て出力されることは少ない。これによって、画像処理装
置31は、画像読取処理すべき原稿画像の読取走査領域
を正確かつ自動的に検出することができ、さらに、画像
読取処理すべき原稿画像の読取走査領域に対する最適な
読取倍率をも検出することができる。なお、このこと
は、以下に記述する第2の実施例に係る画像処理装置9
1についてもいえることである。
【0053】次に、本発明の第2の実施例に係る画像処
理装置91について詳細に説明する。以下の説明におい
ても、まず画像処理装置91における切り取り領域と出
力倍率との算出の概念を説明する。
【0054】図6は、オペレータなどが予め作成してお
く様式を説明するための参考図である。以下の説明にお
いては、モデル図形の一例として「靴」を取りあげ、図
6に示す様式について説明する。画像70は、第1矩形
領域71(斜線部参照)と、出力画像領域72とを備え
る。
【0055】第1矩形領域71は、モデル図形である
「靴」に外接する矩形で表され、第1特徴点P
A2(XA2,YA2)と、第2特徴点PB2(XB2,YB2)と
を含む。第1特徴点PA2と、第2特徴点PB2とは、第1
矩形領域71における対角2点である。第1特徴点PA2
および第2特徴点PB2は、後述する縦倍率MY2および横
倍率MX2を求める際に用いられる。
【0056】出力画像領域72は、画像70においてモ
デル図形がはめ込まれる領域である。出力画像領域72
には、縦出力サイズOY2 と、横出力サイズOX2 とが
パラメータとして規定される。縦出力サイズOY2 およ
び横出力サイズOX2 は、それぞれ出力画像領域72の
縦方向および横方向の長さを表すパラメータである。縦
出力サイズOY2 および横出力サイズOX2 は、後述す
る図7の入力始点PS2(XS2,YS2)および入力終点P
E2(XE2,YE2)を求める際に用いられる。この2点の
座標値は、出力原点(0,0)からの座標値とする。出
力原点は、第2の実施例においても、出力画像領域72
における左下端の点とする。縦出力サイズOY2 および
横出力サイズOX2 と第1特徴点PA2および第2特徴点
B2とが規定された画像70は、ファイル格納部95に
格納される(詳細については後述する)。
【0057】図7は、「靴」の原稿画像80における要
部を説明するための参考図である。図7において、
「靴」の原稿画像80は、第2矩形領域81(斜線部参
照)と、切り取り領域82とを備える。
【0058】第2矩形領域81は、原稿画像80の肖像
物である「靴」に外接する矩形で表され、第1参照点P
A2’(XA2’,YA2’)と、第2参照点PB2
(XB2’,Y B2’)とを含む。第1参照点PA2’と、第
2参照点PB2’とは、第2矩形領域81における対角2
点である。第1参照点PA2’および第2参照点PB2
は、後述する縦倍率MY2および横倍率MX2を求める際に
用いられる。第1参照点PA2’および第2参照点PB2
は、第1矩形領域71(図6参照)における第1特徴点
A2および第2特徴点PB2それぞれ対応する点である。
なお、この対応づけについての詳細な説明は後述する。
【0059】切り取り領域82は、入力始点PS2と、入
力終点PE2とを含み、入力始点PS2および入力終点PE2
を対角2点とする矩形領域である。画像読取装置は、切
り取り領域82について画像読取処理を実行する。入力
始点PS2は、画像読取装置が「靴」の原稿画像80を読
み取る際の始点となり、入力終点PE2は終点となる。
【0060】第2の実施例においても第1の実施例と同
様に、画像処理装置91は、原稿画像を様式に合致させ
なければならない。そのために必要となるパラメータ
は、入力始点PS2(XS2,YS2)と、入力終点PE2(X
E2,YE2)と、横倍率MX2と縦倍率MY2である。横倍率
X2および縦倍率MY2は、それぞれ下式(7)および下
式(8)で与えられる。 MX2=(XB2−XA2)/(XB2’−XA2’)…(7) MY2=(YB2−YA2)/(YB2’−YA2’)…(8)
【0061】第1特徴点PA2のX座標値XA2と出力原点
のX座標値「0」との差は、第1参照点PA2’のX座標
値XA2’と入力始点PS2のX座標値XS2との差に横倍率
X2を乗算したものと等しくなければならない。すなわ
ち、 XA2−0=(XA2’−XS2)×MX2 が、成り立つ。ゆえに、入力始点PS2のX座標値X
S2は、下式(9)で与えられる。同様にして、入力始点
S2のY座標値YS2は、下式(10)で与えられる。 XS2=(XA2’−XA2/MX2)…(9) YS2=(YA2’−YA2/MY2)…(10)
【0062】入力終点PE2のX座標値XE2と入力始点P
S2のX座標値XS2との差に横倍率M X2を乗算したもの
は、横出力サイズOX2 と等しくなければならない。す
なわち、 (XE2−XS2)×MX2=OX2 が、成り立つ。ゆえに、入力終点PE2のX座標値X
E2は、下式(11)で与えられる。同様にして、入力終
点PE2のY座標値YE2は、下式(12)で与えられる。 XE2=(XS2+OX2 /MX2)…(11) YE2=(YS2+OY2 /MY2)…(12)
【0063】以下、本発明の第2の実施例に係る画像処
理装置91の構成・動作などについて図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図8は、画像処理装置91の全体構
成を示すブロック図である。図8において、画像処理装
置91には、CPU92と、アルゴリズム格納部93
と、画像データ格納部94と、ファイル格納部95と、
画像表示部96と、データ入力部98とが、データバス
101を介して接続されている。画像表示部96は、画
像表示部I/F97を介して、データバス101に接続
されており、データ入力部98は、データ入力部I/F
99を介して、データバス101に接続されている。ま
た、画像読取装置が、I/F100を介して、画像処理
装置91に接続されている。以下、画像処理装置91の
各構成部および画像読取装置について説明する。
【0064】CPU92は、オートトリム設定処理とオ
ートトリム処理との実行を統括的に制御する。オートト
リム処理とは、オペレータなどが登録したファイル(こ
のファイルについては後述する)に基づいて、入力始点
S2および入力終点PE2と、横倍率MX2および縦倍率M
Y2とを求める処理である。オートトリム設定処理とは、
オペレータなどが予め作成しておく様式に基づいて、こ
の様式のデータをファイルとして、ファイル格納部95
に格納する処理である。なお、ファイルについては、後
で説明する。
【0065】アルゴリズム格納部93は、横倍率演算部
102と、縦倍率演算部103と、入力始点演算部10
4と、入力終点演算部105と、孤立点除去部106
と、ファイル作成部107と、参照点抽出部108とを
含む。
【0066】横倍率演算部102は、CPU92がデー
タ格納部94(後述)から抽出する座標値XB2,XA2
B2’およびXA2’に基づいて、上式(7)で与えられ
る横倍率MX2を求めるためのアルゴリズムを格納する。
縦倍率演算部103は、CPU92がデータ格納部94
(後述)から抽出する座標値YB2,YA2,YB2’および
A2’に基づいて、上式(8)で与えられる縦倍率MY2
を求めるためのアルゴリズムを格納する。
【0067】入力始点演算部104は、CPU92がデ
ータ格納部94(後述)から抽出する座標値(XA2,Y
A2)および(XA2’,YA2’)と、横倍率MX2および縦
倍率MY2とに基づいて、上式(9)および上式(10)
で与えられる入力始点PS2(XS2,YS2)を求めるため
のアルゴリズムを格納する。
【0068】入力終点演算部105は、CPU92がデ
ータ格納部94(後述)から抽出する横出力サイズOX
2 および縦出力サイズOY2 と、横倍率MX2および縦倍
率M Y2と、入力始点PS2(XS2,YS2)とに基づいて、
上式(11)および上式(12)で与えられる入力終点
E2(XE2,YE2)を求めるためのアルゴリズムを格納
する。
【0069】画像読取装置が画像を読み取り、生成した
画像データは、原稿画像にはないノイズを局所的に有す
ることがある。孤立点除去部106は、局所的なノイズ
に該当する画像データを近傍の画像データと置き換える
ためのアルゴリズムを格納する。この孤立点除去につい
ては、周知の技術であるためその詳細な説明を略する。
【0070】ファイル作成部107は、CPU92が後
述するオートトリム設定処理時に得る画像データに基づ
いて、第1特徴点PA2および第2特徴点PB2と、縦出力
サイズOY2 および横出力サイズOX2 とを抽出するた
めのアルゴリズムを格納する。なお、詳細については後
述する。
【0071】参照点抽出部108は、CPU92が後述
するオートトリム処理時に得る画像データに基づいて、
第1参照点PA2’および第2参照点PB2’を抽出するた
めのアルゴリズムを格納する。なお、詳細については後
述する。
【0072】画像データ格納部94は、読み書き可能な
記憶装置で構成されており、CPU92が制御するオー
トトリム設定処理とオートトリム処理とに必要となるデ
ータを保持する。ファイル格納部95もまた、読み書き
可能な記憶装置で構成されている。ファイル格納部95
は、オートトリム設定処理(後述)の際に、予めオペレ
ータなどが作成する様式のデータ(図6参照)をファイ
ル形式で格納する。なお、詳細については後述する。
【0073】画像表示部96は、たとえばCRT(Ca
thode−Ray Tube)ディスプレイなどで構
成されており、ファイル(図6参照)などを表示する。
データ入力部98は、キーボードなどで構成されてい
る。オペレータなどは、オートトリム設定処理およびオ
ートトリム処理に必要なコマンドをデータ入力部98を
操作して入力する。
【0074】画像読取装置は、スキャナなどで構成され
ており、原稿画像などの画像読取処理を実行し、原稿画
像の画像データを生成する。この画像データは、第1の
実施例に記述したのと同様2次元座標値と関連づけて生
成される。画像読取装置で生成された画像データは、I
/F100を介して画像処理装置91に入力し、データ
格納部94に格納される。ここで、第2の実施例に係る
画像読取装置では、原稿読取領域補正機能を有すること
が望ましい。以下、この原稿読取領域補正機能につい
て、説明する。
【0075】図9は、原稿読取領域補正機能の手順を説
明するための参考図である。図9(a)は、画像読取装
置の画像読取処理における光学的な走査の方向について
説明するための参考図である。図9(a)において、原
稿画像80は、画像読取装置は、セットされた原稿画像
80を、図9(a)に示すようにX軸方向に1ライン光
学的に走査し、これが終了するとY軸方向に所定量ずら
した位置から再度X軸方向に1ライン光学的に走査す
る。このような動作を繰り返すことによって画像読取処
理が実行される。このとき図9(b)に示すように原稿
画像80の各々の辺がX軸あるいはY軸と垂直であれば
問題なく画像読取装置を実行することができる。しかし
ながら、図9(c)に示すように原稿画像80の各々の
辺がX軸あるいはY軸と垂直でない場合(オペレータな
どが図9(b)に示すように原稿画像80を画像読取装
置にセットすることは困難であるため、大抵の場合は図
9(c)に示すようにセットされることとなる)は、斜
めにセットされた原稿画像80に外接する領域について
画像読取処理を実行する。これによって、原稿画像80
全体にわたって確実に画像読取処理を実行することが可
能となる。
【0076】上記のような構成を有する第2の実施例に
係る画像処理装置91は、以下に説明するように動作す
る。前述したように、オートトリム処理は、オペレータ
などが登録したファイルに基づいて実行される。このオ
ートトリム処理に先立って、オペレータなどは、画像処
理装置91にオートトリム設定処理を実行させる。以
下、オートトリム設定処理について、図面を参照して説
明する。
【0077】オペレータなどは、オートトリム設定処理
を実行する旨を示すコマンドをデータ入力部98を操作
して入力する。CPU92は、ファイル格納部95に登
録する画像70(図6参照)を画像読取装置にセットす
る旨を画像表示部96などに表示することによってオペ
レータなどに通知する。オペレータなどは、画像70
(図6参照)を画像読取装置にセットする。オペレータ
などは、オートトリム設定処理を開始する旨を含むコマ
ンドをデータ入力部98を操作して入力する。
【0078】これに応じて、画像読取装置は、まずオー
トトリム設定処理におけるプリスキャン(以下、「第1
プリスキャン」と称する)を実行する。「第1プリスキ
ャン」とは、画像読取処理を実行する領域を規定するた
めの補助的な画像読取処理である。そのため、第1の実
施例における「粗スキャン」同様、粗い解像度でよく、
また、読取倍率は100%でよい。画像読取装置は、
「第1プリスキャン」を実行する際、このような条件で
画像読取処理を実行する。このとき、画像読取装置は、
前述した原稿位置補正処理を実行し、これに基づく画像
データを出力する。画像データは、I/F100を介し
て画像処理装置91に入力し、データ格納部94に格納
される。
【0079】次に、CPU92は、この画像データに基
づいてファイルを作成する。このときCPU92は、孤
立点除去部106に格納されている孤立点除去アルゴリ
ズムを読み出し、前述した孤立点を除去する。
【0080】CPU92は、孤立点除去が終了すると、
ファイル作成部107に格納されているファイル作成ア
ルゴリズムを読み出し、これに基づいてデータ格納部9
4に格納されている画像データから、X座標値とY座標
値との最大値を検出し、このY座標値を縦出力サイズO
2 と規定し、このX座標値を横出力サイズOX2 と規
定する。次に、CPU92は、図6に示す「靴」のモデ
ル領域に該当する画像データだけを抽出する。CPU9
2は、この抽出された画像データの中からX座標値が最
大である画像データと、最小である画像データを抽出す
る。CPU92は、Y座標値についても同様に、最大値
および最小値である画像データを抽出する。CPU92
は、XおよびY座標値の最小値で規定される点を第2特
徴点PB2と規定し、さらにXおよびY座標値の最大値で
規定される点を第1特徴点PA2と規定する。CPU92
は、縦出力サイズOY2 と、横出力サイズOX2 と、第
1特徴点PA2と第2特徴点PB2ともに画像データをファ
イル格納部95に格納する。これによって、図6に示す
画像70のファイルが作成されることとなる。
【0081】図10は、オートトリム処理を実行する際
の画像処理装置における動作手順を示すフローチャート
である。以下、図6,図7,図8および図10を参照し
て画像処理装置におけるオートトリム処理を説明する。
【0082】オペレータなどは、オートトリム処理を実
行する旨を含むコマンドをデータ入力部98を操作して
入力する。これに応じて、CPU92は、ファイル格納
部95に格納されているすべてのファイルを画像表示部
96に表示する。オペレータなどは、所望するレイアウ
トに該当するファイルを選択し(ステップS121)、
データ入力部98を操作してこの旨を含むコマンドを入
力する。このとき、オペレータなどは図6に示す画像7
0のファイルを選択したものとする。
【0083】これに応じて、CPU92は、画像70の
ファイルに設定されている縦出力サイズOY2 と、横出
力サイズOX2 と、第1特徴点PA2の座標値と、第2特
徴点PB2とを読み出し、これらをデータ格納部94に格
納する。同時に、画像70のファイルが選択されたこと
をオペレータなどに通知するために画像表示部96に画
像70のファイルを表示する。
【0084】次に、CPU92は、「画像読取装置に原
稿画像をセットして下さい。」などと画像表示部96に
表示することによって、原稿画像を画像読取装置にセッ
トするように促す。オペレータなどは、原稿画像80
(図7参照)を画像読取装置にセットする。オペレータ
などは、原稿画像を画像読取装置にセットした旨を示す
コマンドをデータ入力部98を操作して入力する。
【0085】CPU92は、これに応じて画像読取装置
にオートトリム処理におけるプリスキャン(以下、第2
プリスキャンと称する)を実行するように通知する。こ
れに応じて、画像読取装置は、上記「第1プリスキャ
ン」と同様に設定された解像度および読取倍率によっ
て、原稿画像80の「第2プリスキャン」を実行し(ス
テップS122)、画像データを作成する。画像読取装
置は、画像データとこの画像データの2次元座標値とが
関連づけられたデータ(以下、参照点算出データと称す
る)を画像処理装置に出力する。この参照点算出データ
は、I/F100を介して、データ格納部94に格納さ
れる。
【0086】次に、CPU92は、原稿画像80におけ
る第1参照点PA2’および第2参照点PB2’の座標をデ
ータ格納部94に格納された参照点算出データから抽出
する(ステップS123)。このときCPU92は、孤
立点除去部106に格納されている孤立点除去アルゴリ
ズムを読み出し、前述した孤立点を除去する。
【0087】CPU92は、孤立点除去が終了すると、
参照点抽出部108に格納されている参照点抽出アルゴ
リズムを読み出し、これに基づいてデータ格納部94に
格納されている参照点算出データから、「靴」のモデル
領域に該当する参照点算出データだけを抽出する。CP
U92は、「靴」のモデル領域に該当する参照点算出デ
ータから、X座標値が最大である参照点算出データを抽
出する。また、X座標値が最小である参照点算出データ
を抽出する。CPU92は、Y座標値が最大である参照
点算出データと、最小である参照点算出データを抽出す
る。CPU92は、XおよびY座標値の最大値で規定さ
れる点を第1参照点PA2’と、さらにXおよびY座標値
の最小値で規定される点を第2参照点PB2’と規定して
この画像データをデータ格納部94に格納する。
【0088】ステップS124に移行したCPU92
は、横倍率演算部102に格納されているアルゴリズム
を読み出し、データ格納部94に格納されている第1特
徴点P A2のX座標値XA2および第2特徴点PB2のX座標
値XB2と、第1参照点PA2' のX座標値XA2’および第
2参照点PB2' のX座標値XB2’を抽出する。CPU9
2は、これらを参照して、上式(7)に基づいて横倍率
X2を演算する(ステップS124)。CPU92は、
この横倍率MX2をデータ格納部94に格納する。
【0089】横倍率MX2を求めたCPU92は、縦倍率
演算部103に格納されているアルゴリズムを読み出
し、データ格納部94に格納されている第1特徴点PA2
のY座標値YA2および第2特徴点PB2のY座標値Y
B2と、第1参照点PA2’のY座標値YA2’および第2参
照点PB2’のY座標値YB2’を抽出する。CPU92
は、これらを参照して、上式(8)に基づいて横倍率M
X2を演算する(ステップS125)。CPU92は、こ
の横倍率MX2をデータ格納部94に格納する。
【0090】縦倍率MY2を求めたCPU92は、入力始
点演算部104に格納されているアルゴリズムを読み出
し、データ格納部94に格納されている第2特徴点PB2
(XB2,YB2)と、および第2参照点PB2
(XB2 ,YB2’) と、横倍率MX2および縦倍率MY2
とを抽出する。CPU92は、これらを参照して、上式
(9)および(10)に基づいて、入力始点P
S2(XS2,YS2)を演算する(ステップS126)。C
PU92は、この入力始点PS2をデータ格納部94に格
納する。
【0091】入力始点PS2を求めたCPU92は、入力
終点演算部105に格納されているアルゴリズムを読み
出し、データ格納部94に格納されている横出力サイズ
OX 2 ,縦出力サイズOY2 ,横倍率MX2,縦倍率
Y2,入力始点PS2を抽出する。CPU92は、これら
を参照して、上式(11)および(12)に基づいて、
入力終点PE2(XE2,YE2)を演算する(ステップS1
27)。CPU92は、この入力終点PE1をデータ格納
部94に格納する。
【0092】CPU92は、上記のようにして求めた横
倍率MX2,縦倍率MY2,入力始点P S2(XS2,YS2),
入力終点PE2(XE2,YE2)をI/F100を介して画
像読取装置に通知する(ステップS128)。これに応
じて画像読取装置は、図7に示す「靴」の原稿画像の画
像読取処理を実行する。これによって、オペレータなど
は、原稿画像80を所望するサイズに倍率変換し、かつ
所望の出力画像領域を有する画像を得ることができる。
【0093】なお、第2の実施例においては、オートト
リム処理において1つの原稿画像を画像読取装置にセッ
トするようにしているが、複数一括的に画像読取処理を
実行させることも可能である。オペレータなどは、オー
トトリム処理を実行する前に、オートトリム処理を実行
したい複数の原稿画像をキャリアシートに貼付する。こ
のとき、少なくともキャリアシートと各原稿画像との色
が異なるようにする。色が似通っている場合、画像読取
装置は、キャリアシートの領域と各原稿画像の領域とを
区別することができないからである。オペレータなどは
第2プリスキャンにおいて、このキャリアシートを画像
読取装置にセットする。画像読取装置は、このキャリア
シートの画像データをデータ格納部94に格納する。C
PU92は、データ格納部94に格納された画像データ
からの原稿領域補正を実行するとともにキャリアシート
に何枚の原稿画像が貼付されているかを検出する。CP
U92は、各原稿画像に識別値を付与するなどして、各
原稿画像について別個に上述したステップS122〜ス
テップS128の処理(図10参照)を実行する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像処理装置31
において、オペレータなどが、予め作成しておく様式を
説明するための参考図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る画像処理装置31
において、肖像物の一例である「靴」の原稿画像20に
おける要部を説明するための参考図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る画像処理装置31
の全体構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す画像処理装置31が実行するオート
トリム設定処理によって作成されるファイル50の構成
例を示す図である。
【図5】図3に示す画像処理装置31が実行するオート
トリム処理の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例に係る画像処理装置91
において、オペレータなどが予め作成しておく様式を説
明するための参考図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る画像処理装置91
において、オートトリム処理を実行する「靴」の原稿画
像80における要部を説明するための参考図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る画像処理装置91
の全体構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す画像処理装置91における画像読取
装置が有する原稿読取領域補正機能の手順を説明するた
めの参考図である。
【図10】図8に示す画像処理装置91が実行するオー
トトリム処理の動作手順を示すフローチャートである。
【図11】従来の画像パラメータ処理装置に係る出力寸
法登録説明するための参考図であるである。
【図12】従来の画像パラメータ処理装置における画像
読取装置が出力する肖像写真19を示す図である。
【符号の説明】
10,70…画像 11…モデル領域 21…肖像物領域 71…第1矩形領域 81…第2矩形領域 22,82…切り取り領域 12,72…出力画像領域 20,80…原稿画像 31,91…画像処理装置 32,92…CPU 33,93…アルゴリズム格納部 34,94…データ格納部 35,95…ファイル格納部 36,96…画像表示部 37,97…画像表示部I/F 38,98…データ入力部 39,99…データ入力部I/F 40,100…I/F 41,101…データバス 42…輪郭データ演算部 43,102…横倍率演算部 44,103…縦倍率演算部 45,104…入力始点演算部 46,105…入力終点演算部 106…孤立点除去部 107…ファイル作成部 108…参照点抽出部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像処理装置31
において、オペレータなどが、予め作成しておく様式を
説明するための図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】本発明の第1の実施例に係る画像処理装置31
において、肖像物の一例である「靴」の原稿画像20に
おける要部を説明するための図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】本発明の第2の実施例に係る画像処理装置91
において、オペレータなどが予め作成しておく様式を説
明するための図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】本発明の第2の実施例に係る画像処理装置91
において、オートトリム処理を実行する「靴」の原稿画
像80における要部を説明するための図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】図8に示す画像処理装置91における画像読取
装置が有する原稿読取領域補正機能の手順を説明するた
の図である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】従来の画像パラメータ処理装置に係る出力寸
法登録説明するための図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から読み取った画像を既定された様
    式に合致させるためのパラメータを自動的に求める画像
    処理装置であって、 前記様式として、モデルとなる図形の3以上の特徴点の
    座標値と、当該モデル図形がはめ込まれている出力画像
    領域のサイズとを格納するための様式格納手段と、 原稿画像における肖像物の輪郭部分を抽出するための輪
    郭抽出手段と、 原稿画像における肖像物の輪郭部分から、前記特徴点に
    対応する参照点の座標値を抽出するための参照点抽出手
    段と、 前記特徴点の座標値と、前記参照点の座標値とに基づい
    て、前記様式におけるモデル図形に原稿画像における肖
    像物を合致させるための倍率を算出するための倍率算出
    手段と、 原稿画像の肖像物を前記出力画像領域にはめ込むため
    に、前記特徴点の座標値と、前記参照点の座標値と、前
    記倍率算出手段で算出された倍率と、前記出力画像領域
    のサイズとに基づいて、原稿画像における切り取り領域
    の座標値を算出するための座標値算出手段とを備える、
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿から読み取った画像を既定された様
    式に合致させるためのパラメータを自動的に求める画像
    処理装置であって、 モデルとなる図形に接する矩形領域である第1矩形領域
    の対角2点の座標値を特徴点として抽出する特徴点抽出
    手段と、 当該モデル図形がはめ込まれている出力画像領域のサイ
    ズを抽出するサイズ抽出手段と、 前記様式として、特徴点抽出手段が抽出した特徴点の座
    標値と、サイズ抽出手段が抽出した出力画像領域のサイ
    ズとを格納するための様式格納手段と、 原稿画像における肖像物に接する矩形領域である第2矩
    形領域の対角2点の座標値を参照点として抽出する参照
    点抽出手段と、 前記特徴点の座標値と、前記参照点の座標値とを参照し
    て、前記様式における前記第1矩形領域に、原稿画像に
    おける第2矩形領域を合致させるための倍率を算出する
    倍率算出手段と、 原稿画像の肖像物を前記出力画像領域にはめ込むため
    に、前記特徴点の座標値と、前記参照点の座標値と、前
    記倍率と、前記出力画像領域のサイズとに基づいて、原
    稿画像における切り取り領域の座標値を算出するための
    座標値算出手段とを備える、画像処理装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7848598B2 (en) 2002-09-19 2010-12-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Image retrieval processing to obtain static image data from video data
US7873905B2 (en) 2002-09-19 2011-01-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing system
JP2013200774A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 数値計算装置

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