JP3505507B2 - 磁気ディスクの情報消去装置 - Google Patents

磁気ディスクの情報消去装置

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JP3505507B2 JP2000393771A JP2000393771A JP3505507B2 JP 3505507 B2 JP3505507 B2 JP 3505507B2 JP 2000393771 A JP2000393771 A JP 2000393771A JP 2000393771 A JP2000393771 A JP 2000393771A JP 3505507 B2 JP3505507 B2 JP 3505507B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みのハード
ディスクや、不要となったハードディスク、またはパソ
コンを起動して情報を読み書きする通常の方法では情報
の記録や読み取りができなくなり使用できなくなったハ
ードディスクに記録された情報を消去する方法および装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、使用済みのハードディスク
や、不要となったハードディスク、またはパソコンを起
動して情報を読み書きする通常の方法では情報の記録や
読み取りができなくなり使用できなくなったハードディ
スクを処分する際はそのまま破棄するか、もしくは機密
情報の記録されたものについては機械的に破壊して処分
を行っていた。また、フレキシブルディスクを消磁する
方法として特開平4−85703号が公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械的
に破壊する方法では破壊された磁気ディスクの断片から
でも電子顕微鏡などを使用して磁気の配列などが読み取
ることが可能であることから、これらの方法では記録さ
れた機密情報を確実に消去できないという課題があっ
た。このため、機密情報の記録された磁気記録媒体を外
部に持ち出せず、容易に処分できないという不都合もあ
った。
【0004】また、特開平4−85703号に記載のフ
レキシブルディスクの消磁方法は、本発明が対象として
いるハードディスクの磁気ディスクに関するものではな
く、フレキシブルディスクの品質管理が可能な磁気記録
媒体の試験方法および装置に関するものであり、その方
法はディスクを回転させながらそれと交差する磁界にさ
らして磁気ディスクを消磁する方法である。磁気ディス
クの記録方向はディスクの円周方向に沿っており、水平
記録を垂直磁界で消磁することは不可能であるため、デ
ィスクを回転させるか、もしくは磁石の移動で水平成分
を出す必要がある。そのため機構が複雑になり、すべて
消磁するまでに時間がかかるという課題があった。
【0005】また、特開平4−85703号にはDCバ
ルクイレーズ法という先行技術が開示されている。しか
しこの方法ではハードディスクの磁気記録媒体を消磁す
るには信頼性の点で問題があるため、信頼性を上げるた
めに強磁界を必要とし、また磁束密度が場所によって均
等ではないため効果が安定しないという課題があった。
【0006】 本発明は上記の課題を解決するために、
情報の記録された磁気ディスクを破棄する際、容易でし
かも瞬時にその情報を消去でき、安定した効果を発揮し
て磁気ディスクの情報を完全に消去できる装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば磁気ディ
スクのディスク面と水平方向に直流磁界を印加して磁気
ディスクをディスク面に対して水平に移動することによ
り、情報が記録された磁気ディスク面が水平磁界中を移
動することができ、瞬時にその情報を消去することがで
き、しかも安定して完全に消去することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施例に基
づき図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の方
法の一実施例を示した図である。1a、1bは永久磁
石、2は情報を消去する対象となる磁気ディスクであ
る。3は磁気ディスク2に記録された磁気情報を表す。
永久磁石1aと1bを相反する極性を対向させ、図1の
ようにz軸方向にずらして配置する。説明のため永久磁
石1aはS極、永久磁石1bはN極をそれぞれ対向する
向きにしているが、これらの極性の組み合わせはこれと
反対にすることも可能である。
【0009】図1に示すように永久磁石1a及び1bの
間には磁界Bができる。このとき双方の永久磁石1a及
び1bはそれぞれz軸方向にずらして配置しているた
め、磁界Bはy軸方向成分Byとz軸方向成分Bzに分
けることができる。磁気ディスク2に記録された磁気情
報3は図示のとおり磁気ディスク面の円周方向に沿って
記録されており、磁界Bのy軸方向成分Byの影響を受
けない。
【0010】図2は図1においてX−X方向より永久磁
石1a及び1bを見たときの図である。図2に示すよう
に本発明のように永久磁石1aと1bをz軸方向にずら
して配置することにより、磁気ディスク2のディスク面
に対して水平な磁界Bzを作ることができる。
【0011】図3は磁気ディスクの記録情報を模式的に
表した図である。図3(a)に示すように磁気ディスク
2に記録された磁気情報3はディスク面に円周方向に沿
っており、これに直流磁界Bzを印加することにより図
3(b)に示す磁気情報3’のように磁界Bzの方向に
揃えることができる。
【0012】また、図1において、磁気ディスク2を4
の方向にスライドさせ、永久磁石1a及び1bの間隙の
間を通過させることにより、図3(b)に示すように、
磁気ディスク2の全面に渡って磁気情報3’を磁界Bz
の向きに揃えることができる。図4(a)は図3(a)
におけるX’−X’から見た断面図であり、図4(b)
は図3(b)におけるX”−X”から見た断面図であ
る。
【0013】図5は本発明にかかる装置の一実施例であ
る。5は磁気ディスク2を保持するための保持装置、
5’は磁気保持装置5を4の方向に移動させるための把
持部、6は本装置を収納する図示しない箱体の内面に取
り付けられたレール、7は前記レール6の軌道に沿って
保持装置5を移動させるための車輪である。
【0014】まず、使用済みのハードディスクや、不要
となったハードディスク、またはパソコンを起動して情
報を読み書きする通常の方法では情報の記録や読み取り
ができなくなり使用できなくなったハードディスクより
磁気ディスクを取り出し、磁気ディスク保持装置5にセ
ットする。続いて把持部5’を握り、4の方向に磁気保
持装置5ごと磁気ディスク2をスライドさせ、永久磁石
1a及び1bの間を通過させる。このとき、永久磁石1
a及び1bの間にはz軸方向の磁界があり、磁気ディス
ク2に記録された磁気情報は1回の操作で瞬時に消去さ
れる。
【0015】次に磁気ディスクの情報を消去した際に、
磁気ディスクにマーキングを行うマーキング機構につい
て説明を行う。図6に示すものは、マーキング機構の一
実施例である。8はケガキ、9はケガキノブ、10はバ
ネであり、バネ10の両端はケガキノブ9から伸びるア
ーム11と図示しない箱体に取り付けられている。
【0016】ケガキノブ9を持ち、図6(b)に示すよ
うに右にスライドさせると、磁気ディスク2にはケガキ
8によってマーキングがなされる。
【0017】まず、図7(b)に示すように磁気ディス
ク2をセットした保持装置5を奥までスライドさせ磁気
ディスクに記録された情報を消去する。このとき、保持
装置5に取り付けられたツメ13はケガキノブ9から伸
びるアーム11の端部12に引っ掛かり、保持装置5は
ロックされ磁気ディスク2は取り出せなくなる。
【0018】次に、図7(c)に示すように、ケガキノ
ブ9をスライドさせると、磁気デイスク2にマーキング
を行うと同時に保持装置5のロックが解除され、図7
(d)に示すように保持装置5をスライドさせ磁気ディ
スクを取り出すことができる。このように、記録された
情報を消去する際に磁気ディスクにマーキングをしない
と取り出すことができないため、複数の磁気ディスクを
処理する際に、消去済みであるかそうでないかを容易に
判断することができる。
【0019】本発明で使用する磁石は直流磁界を生成す
る磁石であれば良いが、磁石が磁気ディスクに密接して
いるためそれほど強い磁力を必要としない。そのため電
源を必要としない永久磁石であるほうが望ましい。
【0020】図6は磁気ディスクの表面を電子光学顕微
鏡を使って1000倍に拡大した写真であり、図6
(a)は磁気データの消去前の状態を示し、図6(b)
は本発明による磁気データの消去後の状態を示したもの
である。
【0021】
【発明の効果】本発明の方法によれば、磁気ディスクの
ディスク面と水平方向に直流磁界を印加して磁気配列を
一方向に整列させるので瞬時に磁気情報を消去すること
ができる。また、磁気ディスクに対し水平方向の直流磁
界と同一方向へ前記磁気ディスクを移動させて情報を消
去するので磁気ディスクの全面に渡って磁気情報を消去
することができる。
【0022】また、本発明にかかる装置によれば、簡単
な構成でディスク面に対し水平磁界を発生でき、ディス
ク面と水平方向に移動する移動手段を設けたことによ
り、1回の操作で瞬時に磁気情報を消去でき、また同じ
強さの磁界をディスク面が移動するので安定した結果が
得られ信頼性にも優れているという効果を奏する。本発
明に従えば、簡単な方法及び構成で磁気ディスクに記録
された磁気情報を消去でき安定した信頼性の高い結果が
得られるため、機密情報等の情報が記録された磁気記録
媒体を処分する際にも情報の消去のために外部に持ち出
すことなく安心して処理をおこなうことができる。ま
た、磁気ディスクの情報を消去した際に、磁気ディスク
にマーキングをしないと磁気ディスクを取り出せないよ
うにしたので、複数の磁気ディスクの情報を消去する際
に情報を消去したディスクが一目でわかるという効果も
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一実施例を説明する図である。
【図2】図1においてX方向から見た図である。
【図3】磁気ディスクに記録された磁気情報の磁気配列
の模式図である。
【図4】図3においてX’−X’およびX”−X”方向
から見た図である。
【図5】本発明の装置の一実施例を説明する図である。
【図6】マーキング機構の一実施例を説明する図であ
る。
【図7】図6のマーキング機構を取り付けた場合の動作
を説明する図である。
【図8】本発明実施前および実施後の磁気ディスク面に
おける磁気情報の状態を示す図である。
【符号の説明】
1aおよび1b.永久磁石 2.磁気ディスク 3および3’.磁気情報 4.磁気ディスクの移動方向 5.磁気ディスクの保持装置 6.レール 7.車輪 8.ケガキ 9.ケガキノブ 10.バネ 11.アーム 12.アーム端部 13.ツメ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 博政 神奈川県足柄上郡中井町境781 グリー ンテクなかい 日立コンピュータ機器株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−229704(JP,A) 特開2001−331904(JP,A) 特開 平7−29106(JP,A) 特開 平4−85703(JP,A) 特開 平2−152001(JP,A) 特開 昭61−224108(JP,A) 実開 平7−6901(JP,U) 実開 平6−19103(JP,U) 実開 昭60−127606(JP,U) 実開 昭60−16247(JP,U) 国際公開98/49674(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/024

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードディスクの磁気ディスクに記録さ
    れた情報を消去する装置において、 直流磁界をつくる磁石と、磁気ディスクを保持する保持
    装置とを備え、前記磁石は、磁気ディスク面を挟んで相
    反する極性を対向させるとともに、磁気ディスク面に平
    行な方向にずらして配置されることを特徴とする 磁気デ
    ィスクの情報消去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスクの情報消
    装置において、上記保持装置をディスク面と水平方向に移動させる移動
    手段を有する ことを特徴とする磁気ディスクの情報消去
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の磁気ディスクの情報消
    去装置において、上記 保持装置水平方向移動させる際に該保持装置を
    ロックするロック機構と、前記磁気ディスクにマーキン
    グをするマーキング機構と、マーキング時に前記ロック
    を解除するロック解除機構とを有することを特徴とする
    磁気ディスクの情報消去装置。
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