JPH0721706A - ディスクファイル装置 - Google Patents

ディスクファイル装置

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JPH0721706A
JPH0721706A JP16467393A JP16467393A JPH0721706A JP H0721706 A JPH0721706 A JP H0721706A JP 16467393 A JP16467393 A JP 16467393A JP 16467393 A JP16467393 A JP 16467393A JP H0721706 A JPH0721706 A JP H0721706A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic attraction
disk
file device
permanent magnet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16467393A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Yamada
朋良 山田
Toru Kimihira
徹 公平
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータの外部記憶装置に用いられ、ヘ
ッドを搭載するアクチュエータのロック機構を有するデ
ィスクファイル装置に関し、簡易機構でロック位置付近
のデータゾーン制御に影響を与えずに大きなロック力を
得ることを目的とする。 【構成】 磁気ヘッド38a,38bが磁気ディスク3
4のデータゾーン34cで位置決め制御されているとき
には、キャリッジ36に設けられたキャリッジ鉄片45
と、永久磁石51とが押し棒53により離間した位置と
される。そして、パーキングゾーン34aの位置のとき
には、バネ54により永久磁石51が移動して該キャリ
ッジ鉄片45を磁気吸着固定する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの外部記
憶装置に用いられ、ヘッドを搭載するアクチュエータの
ロック機構を有するディスクファイル装置に関する。
【0002】近年、ディスクファイル装置のうち、例え
ば記録媒体に磁気ディスクを用い、浮動型の磁気ヘッド
により記録再生を行う場合、磁気ヘッドのCSS(コン
タクト・ストップ・スタート)等の際に磁気ディスクの
データゾーンの損傷を回避するために、ディスク停止時
に該磁気ヘッドを磁気ディスクのインナゾーン又はアウ
タゾーンのパーキングゾーンに退避させる。
【0003】そして、退避後に、衝撃等より保護するた
めに、退避した磁気ヘッドを保持するアクチュエータロ
ック機構が必要となり、大きなロック力で保持できるこ
とが望まれる。
【0004】
【従来の技術】従来、浮動型磁気ヘッドが用いられ、ア
クチュエータロック機構を備える磁気ディスク装置は、
上述のCSSの場合はもちろん、CSSを行わない負圧
スライダ(ゼロロードスライダ)を備える装置において
も外部からの衝撃が加わった際の磁気ヘッドと磁気ディ
スクとの衝突を避けるために、退避とアクチュエータロ
ック機構によるロック動作が必要となる。
【0005】また、アンロード機構を備える装置では、
電源切断時にリトラクト機構により確実にアンロード位
置に磁気ヘッドを移動させるためのアンロード力を発生
させ、その位置にロックするアクチュエータロック機構
が必要となる。
【0006】アクチュエータロック機構は、例えばIC
メモリカードと同一外形寸法をもつ可搬型磁気ディスク
装置では、パーソナルコンピュータから取り出した状態
で落下等の衝撃が加わる場合を想定し、例えば500G
の加速度でも外れないような、かなり大きなロック力が
必要とされる。一方において、このような小型装置で
は、消費電力の制約が厳しく、十分なリトラクト力やロ
ック動作力および解除力を電源から供給することは困難
であるから、パーソナルコンピュータ等のメモリカード
用スロットからの取り出し動作に連動するロック動作が
必要である。
【0007】また、耐衝撃性を高めるために、アンロー
ド機構を備える装置の場合、アンロード・ストロークに
おいてアンロード機構を動作させる力(例えばランプ・
ローディング機構の場合には、摩擦力および持ち上げの
力の分力)が必要になる。
【0008】従来、アクチュエータロック機構としては
種々の方法があるが、比較的低消費電力でロック力が大
きい磁気力を利用するものがあり、例えば米国特許(U
SP)5025335公報等に記載されたものがある。
【0009】そこで、図9に、従来の磁気力によるアク
チュエータロック機構の説明図を示す。図9に示すアク
チュエータ機構11は、ディスク12(インナゾーン1
2a,データゾーン12b,アウタゾーン12c)に対
し、その半径方向に、アーム13より支持ばね機構13
aを介してその先端に搭載したヘッド14を軸15によ
り移動させる。移動は、アクチュエータ機構11に設け
られたコイル16に通電することにより軸15を中心に
アーム13を回動させる。
【0010】また、アクチュエータ機構11には、コイ
ル16側で共に回動する回動部材17a,17bが設け
られ、回動部材17aの先端に磁性材で形成された爪1
8が設けられる。なお、19はアクチュエータ機構11
の回動を規制するストッパである。
【0011】一方、回動部材17a,17bの回動方向
の該ストッパ19と反対方向に、ヨーク20に保持部2
1が取り付けられ、該保持部21の前記爪18の回動軌
跡上にエアギャップで磁気回路を形成するマグネット2
2が設けられる。これら回動部材17a,17b,爪1
8、保持部21及びマグネット22によりアクチュエー
タロック機構が構成される。
【0012】なお、アクチュエータ機構11は、図示し
ないが、ディスク停止時にヘッド14をディスク12の
インナゾーン12a(パーキングゾーン)に退避させる
リトラクト機構を備えている。
【0013】すなわち、アクチュエータ機構11により
ヘッド14をディスク12のデータゾーン12bを移動
させてデータの記録又は再生を行った後のディスク停止
時に、ヘッド14がインナゾーン12aに退避される
と、回動部材17aの先端の爪18が、保持部21のマ
グネット22で形成される磁気回路のエアギャップ内に
位置され、その磁気力により吸着固定される。このマグ
ネット22の磁気吸着力でアクチュエータ機構11をロ
ック状態とするもので、外部からの衝撃に対してヘッド
14がデータゾーンに飛び出し、データゾーンを損傷す
るのを防止するものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、加速度500Gの衝撃でもロックが外れないように
するには、マグネット22による大きな磁気吸着力(ロ
ック力)が必要となることから、該マグネット22のロ
ック力を大きくすると、マグネット22の磁気吸着力の
影響でディスク12におけるインナゾーン12aのロッ
ク位置付近のデータゾーン12bでアクチュエータ機構
11による制御が不安定になるという問題がある。
【0015】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、簡易機構でロック位置付近のデータゾーン制御
に影響を与えずに大きなロック力(磁気の吸着力)を得
るディスクファイル装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ヘッドをデ
ィスク媒体上で移動位置決めして情報の記録、再生を行
うと共に、該ディスク媒体の停止時に該ヘッドを該ディ
スク媒体の所定退避領域に移動させる機構を備えるディ
スクファイル装置において、前記ヘッドの移動に伴って
移動する第1の磁気吸着部材を有する第1の磁気吸着手
段と、移動自在であり、該ヘッドが前記ディスク媒体の
退避領域位置で、該第1の磁気吸着手段と閉磁路を形成
して該第1の磁気吸着部材を吸着固定させる第2の磁気
吸着手段と、該第1の磁気吸着手段との吸着固定又は吸
着解除の際に、該第2の磁気吸着手段を移動させる移動
手段と、を有する構成とすることにより解決される。
【0017】
【作用】上述のように、ヘッドがディスク媒体上の退避
領域に位置されたときに、第1及び第2の磁気吸着手段
が閉磁路を形成して吸着固定され、該ヘッドが退避領域
上でロックされる。
【0018】この場合、第2の磁気吸着手段は移動自在
であり、移動手段が、ヘッド退避領域位置のときの吸着
固定の際に、第1の磁気吸着手段方向に該第2の磁気吸
着手段を移動させ、吸着解除の際に該第2の磁気吸着手
段を第1の磁気吸着手段の反対方向に移動させる。
【0019】これにより、ヘッドを退避領域上でロック
させる際のロック位置付近におけるディスク媒体のデー
タゾーンにおけるアクチュエータ制御に影響を与えずに
簡易機構で大きなロック力を得ることが可能となる。
【0020】
【実施例】図1に、本発明の第1実施例の構成図を示
す。図1(A)は内部平面図であり、図1(B)は断面
図である。図1に示すディスクファイル装置31は、デ
ィスク媒体に磁気ディスクを用い、磁気ディスクに対し
て情報の記録、再生を磁気ヘッドで行うものとしてい
る。この場合、磁気ディスクのインナゾーンを磁気ヘッ
ドのパーキングゾーンとする。
【0021】図1において、エンクロージャ32を構成
するシャーシベース32a上に、スピンドルモータ33
が配置され、該スピンドルモータ33に磁気ディスク3
4(パーキングゾーン34a)が固定される。また、シ
ャーシベース32a上の磁気ディスク34の外側には軸
35を支点に回転(揺動)自在なキャリッジ36が取り
付けられる。
【0022】キャリッジ36の一方には、磁気ディスク
34の上面及び下面にそれぞれ配置されるアーム37
a,37bが取り付けられ、該アーム37a,37bの
先端に磁気ヘッド38a,38b(38bは図示せず)
が搭載される。
【0023】また、キャリッジ36に取り付けられたア
ーム37a,37bと反対側に突部39aが一体形成さ
れた支持板39と、巻回されたコイル40とが設けられ
る。この支持板39付近にはリトラクト機構41が設け
られている。また、コイル40の下方には、S,N極の
2つのマグネット42a,42bが並設される。
【0024】なお、リトラクト機構41は、支持板に取
り付けられたマグネット41aと、固定側にマグネット
41aを挟むように設けられ、テーパ状にその間隔が変
化するヨーク(図に表われず)とから構成されている。
すなわち、マグネット41aがヨークのテーパの狭い方
向に吸引されることを利用した機構である。
【0025】そして、マグネット42a,42b、コイ
ル40、支持板39を挟むようにヨーク43a,43b
が配設される。さらに、キャリッジ36の回動による支
持板39の最大移動位置を規制するストッパ44a,4
4bが設けられる。また、支持板39の突部39aには
第1の磁気吸着部材であるキャリッジ鉄片45が取り付
けられる。
【0026】なお、シャーシベース32a上には、プリ
ント配線板46が配置され、ヘッド駆動用IC47等が
実装され、キャリッジ36との間でフレキシブル配線板
48により接続される。このプリント配線板46の端部
(キャリッジ36が配設された反対側)は端子群49が
形成され、例えばICメモリカード用に規格化されたコ
ネクタ50と電気的に接続される。
【0027】すなわち、キャリッジ36等でアクチュエ
ータ機構を構成し、コイル40に流す電流の極性によっ
てマグネット42a,42bの吸引、反発でキャリッジ
36が軸35を支点に回動する。この場合、コイル40
に電流が流れない状態では、リトラクト機構41によ
り、磁気ヘッド38a,38bが磁気ディスク34のパ
ーキング領域34a上に除々に移動される。
【0028】一方、磁気ヘッド38a,38bが退避領
域であるパーキングゾーン34aに位置されたときの該
キャリッジ鉄片45の位置に対応して第2の磁気吸着部
材である永久磁石51が移動自在な基体52に設けられ
る。
【0029】すなわち、図2に示すように、基体52に
取り付けられる永久磁石51には、磁路形成部材のポー
ルピース51a,51bが設けられており、ポールピー
ス51a,51b間にキャリッジ鉄片45が吸着固定さ
れる。この永久磁石51とポールピース51a,51b
により第2の磁気吸着手段を構成する。
【0030】また、基体52には、コネクタ50の側面
から延出する解除部材である押し棒53が取り付けられ
ると共に、一端がシャーシベース32aに固定された弾
性部材であるバネ54の一端が取り付けられる。
【0031】押し棒53は、コネクタ50側面の先端に
爪53aが形成され、ストッパ55で曲折して基体52
に取り付けられる。この押し棒53及びバネ54により
移動手段を構成する。すなわち、バネ54の付勢力によ
り、押し棒53のストッパ55位置(キャリッジ鉄片4
5との吸着位置)まで永久磁石51を移動させ、押し棒
53により永久磁石51をバネ54が縮む方向に移動さ
せる。
【0032】なお、上述の第1の磁気吸着部材としてキ
ャリッジ鉄片45を永久磁石とし、第2の磁気吸着部材
としてポールピース51a,51c間に鉄片を配設して
もよい。この場合、キャリッジ36上にヨーク等が必要
となることから重量の関係で適宜選択される。
【0033】そして、シャーシベース32上にカバー3
2bが取り付けられて、厚さ数mm程度でICメモリカ
ードと同一外形のディスクファイル装置31となり、例
えばパーソナルコンピュータ等のメモリカードスロット
に挿入して用いられる。
【0034】そこで、図2に、図1のロックの動作の説
明図を示し、その動作原理を説明する。図2(A)にお
いて、ディスクファイル装置31が上述のメモリカード
スロットに挿入される場合、コネクタ50がスロット内
に進入するが、その側面に位置される押し棒53の爪5
3aが当該スロットに挿入されずに、その入口端で押さ
れる状態となる。これにより、永久磁石51及びポール
ピース51a,51bが取り付けられた基体52がバネ
54を縮ませる方向に移動され、キャリッジ鉄片45と
の磁気吸着固定状態を解除する。
【0035】そして、キャリッジ36を制御して、磁気
ヘッド38a,38bによる磁気ディスク34のデータ
ゾーン(パーキングゾーン34aと、アウタゾーン34
bとの間に位置される領域)34cでの所定の位置決め
を行い、情報の記録、再生が行われる。
【0036】この場合、磁気ヘッド38a,38bが、
パーキングゾーン34a付近のデータゾーン34cを位
置決め制御されても、図2(A)に示すように、キャリ
ッジ鉄片45と、永久磁石51とは離間した状態である
ことから、位置決め制御に永久磁石51の磁力が影響を
及ぼすことがない(図3において説明する)。
【0037】そして、磁気ヘッド38a,38bによる
データゾーン34cでの記録、再生が終了した後、磁気
ディスク34を停止する操作が行われてコイル40への
電流供給が停止されると、リトラクト機構41により、
スピンドルモータ33の停止前に磁気ヘッド38a,3
8bがパーキングゾーン34aに退避される。
【0038】この後、図2(B)に示すように、ディス
クファイル装置31をメモリカードスロットから取り出
すと、押し棒53の爪53aが解除され、バネ54の復
元力により基体53が押し戻され、永久磁石51が押し
棒53のストッパ55まで移動される。
【0039】このとき、磁気ヘッド38a,38bがパ
ーキングゾーン34aに位置されることから、キャリッ
ジ鉄片45は退避位置であり、該鉄片45と永久磁石5
1、ポールピース51a,51bとが閉磁路を形成し、
該キャリッジ鉄片45が磁気吸着固定されるものであ
る。
【0040】これにより、外部から衝撃が加えられて
も、磁気ヘッド58a,58bが磁気ディスク34のデ
ータゾーン34cに接触することを防止することができ
るものである。
【0041】そして、図2(A)で説明したように、再
び使用する際にメモリカードスロットに挿入される。こ
のとき、キャリッジ鉄片45と永久磁石51との磁気吸
着固定力(ロック力)は、当該ディスクファイル装置3
1を挿入する力より弱く容易に引き離される程度に設定
されると共に、ばね54の復元力がコネクタ50の接続
状態を押し戻してスロットより脱落しないような十分に
弱く設定されるが、ロック力は500Gの衝撃力におい
ても保持できる十分な強さで設定される。
【0042】また、図3に、磁気吸引力とギャップ距離
との関係のグラフを示す。ここで、磁気吸引力とは、キ
ャリッジ鉄片45と永久磁石51との吸着力のことであ
り、キャップ距離とはキャリッジ鉄片45とポールピー
ス51a,51bとの距離のことである。
【0043】図3(A)は吸着力の発生トルク(gf−
cm)とキャップ距離(mm)との関係のグラフであ
り、図3(B)はポールピース51a,51b間のポー
ル磁束密度(T)とギャップ距離(mm)との関係のグ
ラフである。
【0044】図3(A),(B)からも明らかなよう
に、磁気吸引力(磁束密度)は、ギャップ距離により急
激に弱くなることから、磁気ヘッド38a,38bが磁
気ディスク34のパーキングゾーン34a付近における
データゾーン34bの制御を行っても、該磁気吸引力が
キャリッジ鉄片45に殆ど影響を及ぼさないことから、
キャリッジ鉄片45と永久磁石51とのロック力を上述
の範囲で大きくすることができるものである。
【0045】次に、図4に、第1実施例の変形例の図を
示す。
【0046】図4(A)は、第2の磁気吸着手段を、永
久磁石51とヨーク56とにより形成し、該ヨーク56
に押し棒53を取り付けたもので、ポールピース51
a,51bを省略し、基体52をヨーク56に代えたも
のである。この場合、図4(A)に示すように、着磁方
向と吸引方向とを平行にして永久磁石51とキャリッジ
鉄片45を対向させて閉磁路を形成するキャップ型磁気
回路となるが、ギャップのない閉磁路より若干吸引力が
低下する。
【0047】図4(B)は、磁気ヘッド38a,38b
がパーキングゾーン34aの位置のときのキャリッジ鉄
片45及び永久磁石51、ポールピース51a,51b
間に閉磁路の一部を形成する固定部材であるヨーク部材
57を介在させたものである。このヨーク部材57はポ
ールピース51a,51bに対応した位置に非磁性部材
との間に積層される。
【0048】このヨーク部材57は、キャリッジ鉄片4
5と永久磁石51及びポールピース51a,51bの移
動の際のストッパとしての役割をさせるもので、これに
より、図1におけるストッパ44a,55を省略するこ
とができる。また、二つのストッパ44a,55による
相互位置差で生じるガタをなくすことができる。
【0049】また、図4(C)は、永久磁石51及びポ
ールピース51a,51bの移動方向であって、ヨーク
部材57より離れるに従って下り斜面となるテーパ面を
有する磁性部材58を、該ヨーク部材58近傍のシャー
シベース32a上に設けたものである。
【0050】すなわち、永久磁石51が磁性部材58と
の間に生じる磁気吸引力でヨーク部材57方向に移動
し、近づくに従い磁気吸引力が増加して加速度的に移動
させるものである。
【0051】これによれば、押し棒53が解除による移
動においてバネ54を省略することができる。
【0052】次に、図5に本発明の第2実施例の構成を
示し、図6に図5の部分図を示す。図5は内部平面図、
図6(A)は部分側部断面図、図6(B)は図6(A)
の後方断面図を示している。
【0053】図5及び図6(A),(B)において、デ
ィスクファイル装置31は、第2の磁気吸着手段のハウ
ジング61を設け、このハウジング61内に所定数のポ
ールピース51a,51bが配置される。ポールピース
51a,51b間には、該ポールピース51a,51b
より長い長穴62を形成し、この長穴62内に押し棒5
3の端部と永久磁石51を移動自在に配置したもので、
他の構成は図1と同様である。
【0054】この場合、永久磁石51が長穴62内の、
キャリッジ鉄片45と反対方向に位置したときに、該永
久磁石51とポールピース51a,51bの端面とが若
干掛る状態で位置される。
【0055】また、ハウジング61はポリアセタール等
の摺動性の良好な樹脂材料が用いられ、ポールピース5
1a,51bをインサート成形することで作製される。
同様に、永久磁石51においても摺動性を良好にするた
めにテフロン等で表面がコーティングされる。また、永
久磁石51が片側のポールピース51a(51b)に吸
着するのを防止するために、隙間と同程度のコーティン
グ層が設けられる。
【0056】そこで、図7に、図5のロック動作の説明
図を示す。図7(A)は、ディスクファイル装置31が
上述のメモリカードスロットに挿入された状態を示して
おり、押し棒53により永久磁石51がポールピース5
1a,51bを外れた位置となる。この状態では、閉磁
路が形成されないことから、キャリッジ鉄片45に対し
て永久磁石51の影響は及ばない。
【0057】そして、ディスクファイル装置31がメモ
リカードスロットより取り出されると、押し棒53によ
る固定が解除される状態となる。このとき、永久磁石5
1をポールピース51a,51bの端面とが近接してい
ることから、永久磁石51は、キャリッジ鉄片45側に
吸引される力が与えられて移動して、図7(B)に示す
ようにポールピース51a,51b内に位置される。
【0058】これにより、永久磁石51及びポールピー
ス51a,51bと、キャリッジ鉄片45とにより閉磁
路が形成され、該ポールピース51a,51bにキャリ
ッジ鉄片45が吸着固定されるものである。
【0059】このように、永久磁石51を移動させるこ
とで、パーキングゾーン34a付近のデータゾーン34
cにおける磁気ヘッド38a,38bの制御に影響を与
えずに大きなロック力を得ることができるものである。
【0060】また、ハウジング61を設けることによ
り、エンクロージャ32内を密閉状態とすることがで
き、外部からの塵埃の進入や押し棒53の摺動により発
生する微粉末の進入を防止することができる。
【0061】さらに、押し棒53を永久磁石51(基体
52)と連結させる必要がなく、組立が容易であり、か
つ寸法公差を緩和することができるものである。
【0062】次に、図8に、本発明の第3実施例の要部
構成図を示す。図8は第2の磁気吸着手段と移動手段の
部分を示したもので、他の構成は図1と同様である。
【0063】図8において、ポールピース51bを分割
して永久磁石51を固定し、2つのギャップ63a,6
3bを形成させて非磁性体のポールピース51aが配置
される。一方、ギャップ63b側には、軟磁性体で形成
した基体52が押し棒の端部と連結されて配置されると
共に、基体52に上述のバネ54の一端が取り付けられ
るものである。
【0064】すなわち、押し棒53がディスクファイル
装置のメモリカードスロットからの着脱に連動して移動
させるときに、挿入時はバネ54を縮ませる方向で押し
棒53により基体52がギャップ63bより離れること
で閉磁路を形成させないようにして、キャリッジ鉄片4
5に永久磁石51の影響を及ぼさないようにしている。
【0065】また、ディスクファイル装置31の取り出
し時には押し棒53が解除されて基体52がギャップ6
3bに移動して接触することにより、ギャップ63aの
キャリッジ鉄片45とで閉磁路が形成されて該キャリッ
ジ鉄片45を吸着固定させるものである。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ヘッド
がディスク媒体のデータ領域で位置制御されるときには
第1の磁気吸着手段と第2の磁気吸着手段とを離間状態
とし、退避領域位置のときには第2の磁気吸着手段を移
動手段により移動させて第1及び第2の磁気吸着手段を
吸着固定させることにより、簡易機構でロック位置付近
のデータ領域での制御に影響を与えずに大きなロック力
を得ることができ、小型で信頼性の高いディスクファイ
ル装置を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】図1のロック動作の説明図である。
【図3】磁気吸引力とギャップ距離との関係のグラフで
ある。
【図4】第1実施例の変形例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例の構成図である。
【図6】図5の部分図である。
【図7】図5のロック動作の説明図である。
【図8】本発明の第3実施例の要部構成図である。
【図9】従来の磁気力によるアクチュエータロック機構
の説明図である。
【符号の説明】
31 ディスクファイル装置 32 エンクロージャ 33 スピンドルモータ 34 磁気ディスク 35 軸 36 キャリッジ 37a,37b アーム 38a,38b 磁気ヘッド 39 支持板 39a 突部 45 キャリッジ鉄片 51 永久磁石 51a,51b ポールピース 52 基体 53 押し棒 53a 爪 54 バネ 55 ストッパ 57 ヨーク部材 58 磁性部材 61 ハウジング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド(38a,38b)をディスク媒
    体(34)上で移動位置決めして情報の記録、再生を行
    うと共に、該ディスク媒体の停止時に該ヘッドを該ディ
    スク媒体(34)の所定退避領域(34a)に移動させ
    る機構を備えるディスクファイル装置において、 前記ヘッド(38a,38b)の移動に伴って移動する
    第1の磁気吸着部材(45)を有する第1の磁気吸着手
    段(45)と、 移動自在であり、該ヘッド(38a,38b)が前記デ
    ィスク媒体(34)の退避領域(34a)位置で、該第
    1の磁気吸着手段(45)と閉磁路を形成して該第1の
    磁気吸着部材(45)を吸着固定させる第2の磁気吸着
    手段(51,51a,51b)と、 該第1の磁気吸着手段(45)との吸着固定又は吸着解
    除の際に、該第2の磁気吸着手段(51,51a,51
    b)を移動させる移動手段(53,54)と、 を有することを特徴とするディスクファイル装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の磁気吸着手段(51,51
    a,51b)は、第2の磁気吸着部材(51)と、前記
    第1の磁気吸着部材(45)及び該第2の磁気吸着部材
    (51)で前記閉磁路を形成させるための磁路形成部材
    (51a,51b)とにより構成されることを特徴とす
    る請求項1記載のディスクファイル装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記第2の磁気吸着部
    材(51)、及び前記磁路形成部材(51a,51b)
    の全部若しくは一部のうち、少くとも何れか一つを移動
    させることを特徴とする請求項2記載のディスクファイ
    ル装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、前記第2の磁気吸着手
    段(51,51a,51b)を前記第1の磁気吸着手段
    (45)の方向に移動させる弾性部材(54)若しくは
    磁性部材(58)と、該第1及び第2の磁気吸着手段
    (45,51,51a,51b)間の吸着固定を解除さ
    せる解除部材(53)とにより構成されることを特徴と
    する請求項1乃至3記載のディスクファイル装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド(38a,38b)の前記デ
    ィスク媒体(34)の退避領域(34a)位置で、前記
    第1及び第2の磁気吸着手段(45,51,51a,5
    1b)が吸着される位置における該第1及び第2の磁気
    吸着手段(45,51,51a,51b)間に、前記閉
    磁路の一部を形成させる固定部材(57)を介在させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のディスクファイ
    ル装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346904A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Samsung Electronics Co Ltd ディスクドライブのアクチュエータラッチ装置
JP2021037171A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社三笠 装着具
JP2023061923A (ja) * 2021-10-20 2023-05-02 株式会社Boutlet ソックス

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