JPS63222354A - 光磁気記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はレーザ光を用いて、情報の記録再生消去を行う
光磁気記録装置に関するものである。

従来の技術 光デイスクメモリは、大容量、高速アクセス等の点から
、従来の磁気ディスクメモリに代わる新規なメモリとし
て有望視されている。中でも光磁気記録媒体を用いた光
磁気ディスクは書き替え可能な光デイスク装置として多
（の提案がすでになされている。

従来より知られている光磁気ディスクの構成は、ガラス
もしくは樹脂を用いたａ！板に、同心円状もしくは、渦
巻き状の溝を設け、この基板上に基板に対して垂直方向
に磁化を有する垂直磁化膜から成る光磁気記録層を形成
したものである。また基板上に設けられた溝は、記録媒
体への情報の記録。

再生、消去に用いるレーザスポット光のトラッキングに
用いられるものである。

以下図面を参照しながら従来の光磁気記録装置の一例に
ついて説明する。

第３図および第４図は従来の光磁気媒体の記録および消
去の過程を示す主要部分の断面図である。

第３図において、２１は光磁気記録層、２２はレーザ光
束、２３は外部磁界を示す磁束線、２４はレーザ光照射
領域以外の光磁気記録層からの反磁界を示す磁束線、６
は基板、８はり１部磁界発生装置である。

以下その動作について説明する。

まず、光磁気記録装置による光磁気媒体への記録は、第
３図に示すごとく、レーザおよび情報に応じてレーザを
発振させるレーザ発振装置（図示せず）と、初期着磁方
向２５と逆方向の磁界２３を発生させる外部磁界発生装
置２日から成る記録手段により、光磁気記録層２１への
レーザ光２２の照射と外部磁界２３の印加による磁化反
転によって行われる。すなわち光磁気記録層２１をレー
ザ光照射によりキエーり温度以上に昇温し、同時に磁化
反転方向（初期着磁方向と逆方向）に外部磁界を印加し
、磁化反転ビットを形成する。このとき、レーザ光照射
領域周辺の光磁気記録層２１が発生する反磁界２４はレ
ーザ光照射領域の磁化反転も助ける方向、すなわち、初
期着磁方向と逆方向に働く、このため、記録時の外部磁
界２３の大きさは小さくて良い。

光磁気記録装置による光磁気媒体の消去は、第４図に示
すごとく、レーザ及びレーザ発光装置（図示ぜす）と初
期着磁方向３５の磁界３３を発生させる外部磁界発生装
置３８から成る消去手段により、光磁気記録層３１への
レーザ光３２の照射と外部磁界３３の印加により行われ
る。すなわち光磁気記録層３１をレーザ光照射によりキ
エーリ温度以上に昇温し、同時に初期着磁方向に外部磁
界を印加し、レーザ光照射領域を初期着磁方向に磁化す
る。このときレーザ光照射領域周辺の光磁気記録層３１
が発生する反磁界３４は記録時と同様にレーザ光照射領
域を初期着磁方向と逆方向に磁化させる方向、すなわち
、消去時の外部磁界印加方向と逆方向に働く、そのため
、消去時に必要な外部磁界は、上記反磁界に打勝ち、レ
ーザ光照射領域が完全に初期着磁方向に磁化できる大き
さが必要になり、記録時に必要な外部磁界よりも絶対値
の大きな外部磁界印加となる。

この欠点を緩和する方法の一つとして、たとえば特開昭
６１−１８２６５１号公報に示されるように、記録情報
の記録領域以外の領域に設けられた光磁気記録層の磁化
状態を消磁状態にし、レーザ光照射領域周辺の光磁気記
録層が発生する反磁界を少なくすることにより、消去時
の必要外部磁界の大きさを小さくすることが考えられて
いる。

しかしながら、この方法は、記録情報の記録領域以外の
領域に設けられた光磁気記録層の磁化状態を消磁状態に
するため、記録領域以外の領域にトラッキングを行うト
ラッキング手段が別に必要となることや、第５図に示す
ごとくレーザ光４２の照射領域以外の光磁気記録層４１
が発生する反磁界４４は全体としてレーザ光照射領域を
初期着磁方向と逆方向に磁化させる方向、すなわち、消
去時の外部磁界印加方向と逆方向に働くため、やはり、
消去時の外部磁界は上記磁界に打勝ち、レーザ光照射領
域が完全に初期着磁方向に磁化できる大きさが必要にな
り、記録時に必要な外部磁界よりも絶対値の大きな外部
磁界印加が必要になる。

発明が解決しようとする問題点 上記のような構成では、外部磁界を電磁石などコイルに
電流を流すことにより発生させる磁界発生装置では、記
録時に比べ消去時の方が大きな磁界が必要であると、消
去時の必要最大外部磁界の大きさが大きいほど、磁界発
生装置も、大型になり磁界発生電力も多くなるという欠
点をもつ、また、消磁状態をつ（るために記録領域以外
の領域にもトラッキングを行う必要があるなど、複雑な
操作が必要となるなどの欠点を有している。

本発明は上記問題に鑑み、消去時と記録時に必要な外部
磁界をほぼ同程度にでき、かつ必要最大外部磁界の大き
さも小さくでき、そのため、磁界発生装置も小型化でき
、また、消磁を行うに必要な記録領域以外の領域にトラ
ッキングを行うなど複雑な操作を必要としない光磁気記
録装置を提供するものである。

゛問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の光磁気記録装置は
、全面を第１の磁化方向に初期着磁された記録媒体に情
報記録領域内を第１の磁化方向と逆の第２の磁化方向に
磁化する消去手段と情報に応じて上記情報記録領域内を
部分的に第１の磁化方向に磁化する記録手段を有するも
のである。

作用 本発明は上記した消去・記録手段を有することにより、
レーザ光照射領域以外の光磁気記録層が発生する反磁界
の影響を全体としてほとんどなくすることができるもの
である。

実施例 以下本発明の一実施例の光磁気記録装置について、図面
を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例における光磁気記録装置の
記録媒体の消去方法を示す断面図である。

第１図において、１は光磁気記録層、２はレーザ光束、
３は外部磁界を示すｉｆｆ束線、４はレーザ光照射領域
以外の光磁気記録層からの反磁界を示す磁束線、６は基
板、７は保護膜、８は初期着磁方向５の磁界を発生させ
る外部磁界発生装置である。

光磁気記録層１を矢印５に示す方向に初期着磁した光磁
気ディスクに対して、まず、情報記録領域を消去する。

この場合、第１図に示すごとく、レーザおよびレーザ発
光装置（図示せず）と、初期着磁力向５と逆方向の磁界
３を発生させる外部磁界発生装置８から成る消去手段に
より、情報記録領域全体にわたり、初期着磁方向５と、
逆方向に磁化する。このとき、レーザ光照射領域周辺の
光磁気記録層１が発生する反磁界４はレーザ光照射領域
の磁化反転を助ける方向、すなわち消去する方向に働く
ため、外部磁界３は小さくでよい。

この情報記録領域を消去した光ディスクに対して、情報
を記録する場合は、第２図に示すごとく、レーザ及び情
報に応じてレーザを発振させるレーザ発振装置（図示せ
ず）と、初期磁化方向１５の磁界３を発生させる外部磁
界発生装置１８から成る記録手段により、初期磁化方向
に磁化されたビットを形成する。このとき、レーザ光照
射領域周辺の光磁気記録層１が発生する反磁界４は、情
報記録領域とそれ以外の領域では磁化方向が逆であるた
め、各々打消し、レーザ光照射領域にはほとんど影響を
及ぼさない、このため、光磁気記録層１１に情報を記録
するために必要な外部磁界の大きさは、従来の消去時に
必要であった外部磁界の大きさに比べ、小さくて良い。

また、情報記録済の領域を再度消去する場合も、第１図
に示すごとく、レーザおよびレーザ発光装置（図示せず
）と、初期着磁方向５と逆方向の磁界３を発生させる外
部磁界発生装置８から成る消去手段により、レーザ光照
射領域を初期着磁方向５と逆方向に磁化する。このとき
、レーザ光照射領域周辺の光磁気記録層１が発生する反
磁界４は、情報記録領域と、それ以外の領域では磁化方
向が逆であるため各々打消し、レーザ光照射領域にはほ
とんど影響をおよぼさない、このため、光磁気記録層ｌ
を再消去するために必要な外部磁界は、記録時とは逆向
きで、大きさは同程度のもので良い。この場合の必要外
部磁界の大きさは、従来の消去時に必要であった外部磁
界の大きさに比ベレーザ光照射領域以外からの反磁界の
影響がほとんどないため小さくて良い。

発明の効果 以上のように本発明は、情報記録領域内を初期磁化方向
と逆方向に磁化する消去手段と、初期磁化方向に情報に
応じてを部分的に磁化する記録手段を有することにより
、記録消去時に必要な外部磁界の大きさは、同程度にな
り、かつ従来の必要最大外部磁界の大きさより小さくす
ることができる。このため、磁界発生装置の発生磁界の
大きさも小さくなり、磁界発生装置自体小型化でき、必
要電力も少なくなる。また、従来の消磁を行うに必要で
あった記録領域以外の領域にもトラッキングを行うなど
複雑な操作もする必要がなくなる。

以上、本発明の実施例について説明したが、この発明は
上記実施例に限定されるものではない。

たとえば、外部磁界発生装置は、電磁石を用いたもの、
永久磁石を用いたものでもよく、記録消去における最大
必要磁界の大きさが小さくなれば、外部磁界発生装置は
小型化される点で効果は変わらない、また、光磁気記録
層の初期磁化方向および、記録媒体の形状も限定される
ものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例における光磁気記録装置の
記録媒体の消去方法を示す断面図、第２図は、本発明の
一実施例における光磁気配１３ｖｔ置の記録媒体の記録
方法を示す断面図、第３図は従来の光磁気記録装置の記
録媒体の記録方法を示す断面図、第４図９第５図は従来
の光磁気記録装置の記録媒体の消去方法を示す断面図で
ある。 ｌ・・・・・・光磁気記録層、２・旧・・レーザ光束、
３・・・・・・外部磁界を示す磁束線、４・・・・・・
レーザ光照射領域以外の光磁気記録層からの反磁界を示
す磁束線、６・・・・・・基板、７・・・・・・保護膜
、８・・・・・・外部磁界発生装置。 代理人の氏名　弁理士　中足敏男　はか１名ｌ　−光ａ
気詔鐘層 ２−　レープ光束 ３′・−鉾＠磁界に示す磁束線 ４−　レーザ光！＠自ｒ＃ｍν外の 光磁気ｊ？、り孝層からの ７−　保」膜 ８・−外部磁界発生装置 第２図 第　３　図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 全面を第１の磁化方向に初期着磁した記録媒体に、情報
   記録領域内を、第１の磁化方向に対して逆向きの第２の
   磁化方向に磁化する消去手段と情報に応じて上記情報記
   録領域内を部分的に第１の磁化方向に磁化する記録手段
   とを有することを特徴とする光磁気記録装置。