JP3245190B2 - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JP3245190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光あるいは磁気などを
用いて、大容量化を可能とする情報記憶装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば磁気記録装置においては、
情報記録媒体の保磁力を向上させる,ヘッド部と情報記
録媒体との間隔を小さくする,また、ヘッド部のギャッ
プ長を小さくする,トラック幅を小さくする,などの技
術を組み合わせることにより情報の高密度化を図り、経
済的に大容量記憶を実現している。情報記録媒体は材料
あるいは作成法を工夫することにより年々保磁力を向上
させ、より雑音が低く記録密度が高いものを提供してき
た。また、情報記録媒体の高性能化とともにヘッド部に
おいては情報記録媒体を十分に飽和させるため、より飽
和磁束密度の高い材料を用いたり、記録電流を高くした
り、より効率の高い設計をしてきた。
【0003】図3は従来の光記録方式の構成図である。
対物レンズ13で絞られた光束106は透明保護膜12
を通過して情報記録媒体である磁性部11に当たる。そ
の際、光の持っているエネルギが磁性部11に加わり、
局所的に光の当る部分105が熱せられる。そこで、キ
ューリー点に近づくまで熱せられた状態で外部磁場10
の方向に磁化が配列する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気記
録方式では、情報が記録される磁性部の保磁エネルギー
を増加することは、より低雑音で高密度記録を実現する
上で本質的なものと考えられる。材料特性として考える
と、すなわち、より高い保磁力を有する磁性部をいかに
安定に実現するかという問題になる。そのため、従来酸
化鉄の粒子を塗布して作成していたが、現在では磁気デ
ィスクあるいは家庭用のVTRテープにおいても、スパ
ッタ技術などの薄膜作成技術を応用して、より保磁力の
高い材料を作成できるようになってきている。理論的に
は現在の数倍の保磁力を有する情報記録媒体を作ること
が可能となってきている。
【0005】しかし、ヘッド部からの漏洩磁束はヘッド
材料の飽和の問題があり、強くする上で限度がある。す
なわち、漏洩磁束を強くするためにヘッドコイルに流す
電流を上げていくとヘッド材料が飽和し、そのため材料
の透磁率が下がるのである。この飽和現象は、一般的に
磁束の集中する磁性部に面したギャップ部において一番
顕著に起こる。そのため、飽和が起こるとヘッド先端部
の漏洩磁束の分布が急峻でなくなり、磁性部に急峻な記
録ができなくなる。すなわち、高密度記録ができなくな
る。ヘッド材料としては、従来フェライト材料が用いら
れてきたが、最近の薄膜ヘッドにおいてより飽和磁束密
度の高いパーマロイが用いられているのは、この材料固
有の限界を破ろうとするものである。しかし、材料の理
論的限界は、現在薄膜ヘッドに用いられているパーマロ
イの高々2倍である。ヘッドの記録能力の限界のため、
今後、高保磁力媒体を充分に生かすことができなくなる
ことが予測されるという問題点があった。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたもので、ヘッド部により記録する時にのみ磁性
部の保磁力を低下させる等により大容量の記録を可能と
した情報記憶装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明にかかる情報記録
装置は、記録時に垂直異方性を有する情報記録媒体の記
録部の温度を上げるための光照射手段を設け、かつ前記
ヘッド部の先端部の大きさを前記光照射手段による光照
射面積よりも小さくしたものである。
【0008】
【作用】本発明においては、光源から出た光をヘッド部
で記録したいところの周辺に照射して、その部位を温度
上昇させて弱い磁束で記録したり、ピット形成により記
録することが可能になり、大容量の記録が得られる。ま
た、記録動作後は光照射手段からの照射を切ることによ
り情報記録媒体は保磁力の高い状態等の元の状態に戻
る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成図で、磁
気記録方式に適用した例を示す。レーザなどの光源1か
ら出た光は、凸レンズ2を通過し対物レンズ3で再び絞
られ、透明な支持板6を通過して情報記録媒体である磁
性部7の表面上に当たる。その結果、磁性部7とその基
板8の光が照射された部分104は、光のパワーと照射
時間、さらに磁性部7の表面反射率、吸収係数で決まる
温度まで上昇する。なお、光源1から出た光束は、凸レ
ンズ2の周辺部を通過した101から102までの部分
は磁性部7の表面まで到達するが、凸レンズ2の中心部
を通過する光束103からより中心部の光束は支持板6
の上に位置されている不透明膜4で遮られる。そのた
め、記録に用いられる磁性体からなるヘッド部5には光
が照射されない。従って、ヘッド部5はその磁気的性質
を損なうことなく動作可能となる。図1では、磁性媒体
として垂直記録を考えているので、磁性部7は垂直異方
性を有するものとなる。また、本図中のコイル9は記録
時に磁場を発生させるためにある。透明な支持板6はヘ
ッド部5を支える役割も果している。
【0010】このように、本発明は、光照射手段により
レーザなどの光ビームを磁性部7の記録したいところに
照射することにより記録する部分の周辺の温度を上昇さ
せ、媒体材料の保磁力が温度上昇とともに低下する性質
を利用して低保磁力化させ、弱い磁束でも記録可能なら
しめる。記録動作後、照射されている光源1を切ること
により温度は室温に戻り、磁性部7は再び保磁力の高い
状態になる。再生時は、従来の磁気記録装置の再生方式
を用いる。本発明を用いることにより、保磁力が高い材
料に対しても容易に記録することが可能となり、ヘッド
部5の飽和領域が少ない状態で記録が可能となる。すな
わち、ヘッド部5からの漏洩磁束を絞り込むことが可能
となるため、急峻な磁束を情報記録媒体に加えることが
でき、その結果、高密度記録が可能となるのである。同
時に、高保持力の情報記録媒体を用いるため低雑音の記
録再生が可能となる。
【0011】本発明の場合、記録密度を決定するビット
の大きさは、ヘッド部5の先端部での磁束分布の鋭さで
決定され、光照射を受けている面積はこのビットの大き
さ以上であればよく、記録密度を決定する支配要因には
ならない。この原理の逆が光磁気記録だと理解できる
が、光磁気記録の場合は図3で説明したように、光の絞
り込みの大きさでピットの大きさが決まる。この場合、
光の波長限界があり、一般的に波長の半分程度が限界だ
とされている。一方、本発明においては、図1への適用
においては垂直記録の限界にまで適用可能であるため、
原理的には光ディスクの100倍以上の記録密度が可能
となる。
【0012】なお、上記の実施例では垂直磁気記録に本
発明を適用する場合について説明したが、本発明はそれ
に限定される訳ではなく、例えば図1において磁性部7
を熱により粘度が下がる有機体とし、上記で説明したの
と同じ機構で記録すべき範囲を含む周辺部の温度を上
げ、粘度が下がったところで先の鋭い針を有するヘッド
部5を磁気力などを利用して情報記録媒体に押し当てピ
ットを形成することも可能である。この場合は、記録密
度を決定するピットの大きさは針の先端部の鋭さで決定
される。
【0013】図2は、図1の磁性部7の保磁力Hcの温
度特性を示している。通常、室温では数百エールステッ
ドから千数百エールステッドの保磁力を有するが、温度
がキューリー点に近づくにつれ減少する。通常の情報記
録媒体に用いられている材料では約100度で半分程度
になる。図2ではA点で表している。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録時に垂直異方性を有する情報記録媒体の記録部の温
度を上げるための光照射手段を設けたので、情報記録媒
体の大容量化がはかれるため、高密度記録が経済的に実
現することができる。また、前記ヘッド部の先端部の大
きさを前記光照射手段による光照射面積よりも小さくし
たので、ヘッド部の先端部によって情報記録媒体上に記
録するピットの大きさを光の波長限界以下にすることが
できるため、光の絞り込みの大きさでピットの大きさが
決まる光磁気記録に比べて記録密度を高密度にすること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】媒体の磁気特性を示すブラフである。
【図3】従来の光記録方式の構成図である。
【符号の説明】
1 光源 2 凸レンズ 3 対物レンズ 4 不透明膜 5 ヘッド部 6 支持板 7 磁性部 8 基板 9 コイル 10 外部磁場 11 磁性部 12 透明保護膜 101 光束 102 光束 103 光束 104 高温部 105 光の当る部分 106 光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−310840(JP,A) 「強磁性体の物理」(近角聡信著、裳 華房、1984年) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/02 G11B 11/20 G11B 11/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を磁気的に保持しうる垂直異方性を
    有する情報記録媒体と、この情報記録媒体に対して磁場
    あるいは磁束を利用して記録し、また、再生する機能を
    有するヘッド部からなる情報記憶装置において、 記録時に前記情報記録媒体の記録部の温度を上げるため
    の光照射手段を設け、かつ前記ヘッド部の先端部の大き
    さが前記光照射手段による光照射面積よりも小さいこと
    を特徴とする情報記憶装置。
JP15620791A 1991-05-31 1991-05-31 情報記憶装置 Expired - Fee Related JP3245190B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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「強磁性体の物理」(近角聡信著、裳華房、1984年)

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