JP3505471B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP3505471B2 JP2000143684A JP2000143684A JP3505471B2 JP 3505471 B2 JP3505471 B2 JP 3505471B2 JP 2000143684 A JP2000143684 A JP 2000143684A JP 2000143684 A JP2000143684 A JP 2000143684A JP 3505471 B2 JP3505471 B2 JP 3505471B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、食器等の被洗浄物
を洗浄する食器洗い機に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】例え
ば、家庭用の食器洗い機では、被洗浄物を洗浄するため
の密閉可能な箱状の洗浄室が設けられ、この洗浄室内で
食器は食器カゴに保持される。また、洗浄室に食器を出
し入れするために、洗浄室の前面には、開口と、この開
口を覆う開閉扉とが設けられている。従来から、食器洗
い機は、開閉扉が開いた状態で洗浄水が噴射される水飛
びを防止するために、開閉扉の開閉状態を検知する検知
スイッチを有している。この検知スイッチは、例えば洗
浄室に設けられたマイクロスイッチであり、これに対応
して、開閉扉の裏面から突出する棒状の操作部材が設け
られている。開閉扉が閉じられるのに伴い、操作部材が
変位し、マイクロスイッチ側にある相手部材を接触しつ
つ押し動かして、マイクロスイッチの内部回路のオンオ
フを切り換える。これにより開閉扉の開閉状態を検知す
ることができる。 【0003】ところで、本願出願人は、開閉扉を、上下
に並ぶ上扉および下扉とにより構成し、上扉をその上部
に設けられた支軸の回りに回動させて上方に開くように
し、下扉をその下部に設けられた支軸の回りに回動させ
て下方に開くようにした新規な食器洗い機を提案してい
る(例えば、特願2000−22460)。この食器洗
い機では、食器を出し入れし易く、しかも、流し台の上
の狭いスペースにも無理なく設置できる。例えば、食器
洗い機を、流し台の流しの側方となる上面に、開閉扉が
流しに向くようにして横向きで設置することができる。 【0004】この新規な食器洗い機では、水飛びを防止
するために、上扉に設けた操作部材と、マイクロスイッ
チとによる上述の構成とすると、上扉の開閉状態を正し
く検知できなくなる虞がある。すなわち、上扉は、上方
に開いた状態から閉じる際には、その自重により閉じる
方向に付勢されて回動する傾向にある。その結果、万
一、上扉が開いた状態から不意に閉じる方向に回動する
場合には、大きな力が集中してかかり、操作部材等が破
損することが想定される。 【0005】また、破損しないように、操作部材、相手
部材等の強度を十分に高めることが考えられるが、その
結果、相手部材等は大型化してしまい、ユーザが不用意
に相手部材を操作することが可能になる。仮に相手部材
が操作されると、上扉の開閉状態を正しく検知できず、
水飛びを生じる虞がある。さらに、上扉の裏面の周縁部
や洗浄室の前面は、万一上扉が不意に閉じることを想定
するときにも、ユーザに不安感を与えない形状とするの
が好ましい。 【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、開閉扉の開閉を確実に検知でき、しかも、
ユーザに安心感を付与することもできる食器洗い機を提
供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に記載の発明は、前面に開口を有して内部で被洗浄物
を洗浄するための洗浄室と、この洗浄室の開口を覆う開
閉扉と、開閉扉の開閉状態を検知する検知機構とを有す
る食器洗い機において、上記開閉扉は、上下方向に並ん
で設けられた上扉および下扉を有し、上扉および下扉
は、上記開口を開放する開成状態と開口を覆う閉成状態
とにそれぞれ回動変位可能とされ、検知機構は、開閉扉
の開閉状態を検知するための、予め定める操作部材の接
近に応答し内部回路のオンオフを切り換える非接触型近
接スイッチを含み、上記近接スイッチは、磁石を含む操
作部材に応答する磁気感応型近接スイッチを含み、洗浄
室および上扉をそれぞれ外装する外装部材が設けられ、
これら外装部材により外装体が構成され、外装体は、近
接スイッチの近傍を覆いつつ磁性体を含む部分を有し、
外装体には、操作部材以外の磁石の付着を防止するため
に、外側に突出する付着防止部が設けられていることを
特徴とする食器洗い機を提供する。 【0008】 この発明によれば、開閉扉が閉じられた
ときに、近接スイッチは操作部材との間を離間させた状
態にできるので、万一開閉扉が不意に閉じるとしても、
近接スイッチの破損を防止できる。また、近接スイッチ
は指に応答しないようにできる。従って、開閉扉の開閉
状態を確実に検知できる。また、近接スイッチと操作部
材とを離間させておくことができるので、両者の配置の
自由度を高くすることもできる。ひいては、洗浄室およ
び開閉扉の互いに対向する面同士を略平坦な形状にする
こともできる。その結果、このような面により例えば突
起のある形状に比べて、ユーザに安心感を付与できる。
さらに、外装体は、磁性体で近接スイッチの近傍を覆う
ので、操作部材以外の磁石(マグネットという。)の磁
気による悪影響を抑制できる。また、付着防止部によ
り、マグネットが近接スイッチの近傍に付着されること
を防止できる。その結果、マグネットによる悪影響をよ
り一層抑制できる。従って、マグネットに起因する近接
スイッチの誤検知を防止できる。 【0009】 ここで、非接触型の近接スイッチは、予
め定める操作部材と対で用いられ、この操作部材が近接
スイッチから所定距離に離れた位置に接近することによ
り、操作部材と近接スイッチとの非接触を維持しつつ、
近接スイッチの内部回路のオンオフを切り換え可能とさ
れたスイッチである。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の食
器洗い機を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す食器洗い機の概略
構成の側面断面図である。図2は、図1の食器洗い機の
正面図である。また、以下の各図には、方向を示す矢印
を必要に応じて図示している。食器洗い機1は、外形を
形成するキャビネット2を有し、このキャビネット2の
内部に配置されて食器等の被洗浄物(図1に食器Pを図
示)を洗浄するための洗浄室3と、この洗浄室3の内部
に着脱自在に収容されて被洗浄物を保持する食器カゴ4
とを有している。洗浄室3は、前面31に開口30を有
し、この開口30を通じて被洗浄物を出し入れすること
ができる。また。洗浄室3は、開口30を覆う開閉扉5
を有している。この開閉扉5により、洗浄時には開口3
0が密閉される。洗浄室3の内部には、食器カゴ4の下
方に、複数の噴射口8を有するアーム形ノズル7が配置
されている。アーム形ノズル7の各噴射口8から洗浄水
が噴射される。 【0018】洗浄室3には、水道等の外部の給水設備
(図示せず)から洗浄水が供給され、このための管や弁
等(図示せず)が洗浄室3の下方に設けられている。洗
浄室3の底部32は、容器状に形成されており、ここに
洗浄水を溜めることができる。洗浄室3の底部32は一
段低い水溜め部33を有し、この水溜め部33の上には
フィルタ6が設けられると共に、水溜め部33は管9を
介して洗浄ポンプ10に接続され、この洗浄ポンプ10
の吐出口は、管11,12を介してアーム形ノズル7へ
とつながっている。モータ13により洗浄ポンプ10が
運転されると、洗浄水は、洗浄室3の水溜め部33から
吸い込まれてアーム形ノズル7へ圧送される。アーム形
ノズル7は、鉛直軸回りに回転自在に支持されており、
洗浄水が噴射されるときの反力、特にその水平方向成分
により回転しながら、噴射口8から洗浄水を食器に吹き
付けて、食器をむらなく洗浄する。その後、洗浄水は洗
浄室3の底部32に戻り、洗浄ポンプ10、アーム形ノ
ズル7へと循環しながら、洗浄が行われる。洗浄後、洗
浄水は、排水ポンプ14により排水管15を通して排水
される。 【0019】ところで、本食器洗い機1の外形は、平面
視で略長方形の薄型に形成されている。外形の長方形
は、前後方向(矢印Y参照)に短く、左右方向(矢印X
参照)に長い。また、食器洗い機1の外形に合わせて、
洗浄室3および食器カゴ4も、平面視で略長方形の薄型
に形成されている。長手方向に沿う一方の側面は、やや
上向きに傾斜しており、前面とされ、ここに開閉扉5が
設けられている。また、一方向に長い洗浄室3に対応し
て、アーム形ノズル7は、長手方向となる左右方向に並
ぶ複数箇所、例えば2箇所に設けられている。上述の管
11が分岐して、2つのアーム形ノズル7と洗浄ポンプ
10の吐出口とをつないでいる。 【0020】このように一方向に長い平面形状とするこ
とにより、薄型の食器洗い機1を実現できるので、従来
の平面視での外形がほぼ正方形の食器洗い機では設置で
きないような、狭隘なスペースに設置することができ
る。例えば、本食器洗い機1を、流し台の流しの側方
に、開閉扉5を流しに向くように横向きに設置できる。
開閉扉5を上下に二分割した上扉16および下扉17に
より構成し、開閉のためのスペースを低減するととも
に、下扉17に食器カゴ4を載せられるようにして、食
器を出し入れし易くしている。また、食器カゴ4の底部
には、車輪29が設けられ、下扉17の上に引き出し易
くされている。 【0021】開閉扉5は、上下方向に並んで設けられた
上述の上扉16および下扉17とを有している。上扉1
6および下扉17は、開口30を開放する開成状態と開
口30を覆う閉成状態とにそれぞれ回動変位可能とされ
ている。また、上扉16の下部および下扉17の上部
に、把手18,19が設けられている。開閉扉5は、開
閉自在に支持されている。すなわち、上扉16の上部5
1を回動自在に支持する上扉支持機構24と、下扉17
の下部52を回動自在に支持する下扉支持機構25とが
設けられている。下扉支持機構25は、下扉17の下部
52に設けられた回転軸22および支持金具23とを有
し、これらは蝶番として機能し、回転軸22を中心にし
て下扉17を下方に開くようになっている。上扉支持機
構24は、上扉16の上部51に設けられた支軸20お
よび支持部材21を含み、これらは蝶番を構成し、支軸
20を中心に上扉16を上方へ開くようになっている。 【0022】また、食器洗い機1は、開閉扉5の開閉状
態を検知する検知機構40と、この検知機構40により
検知された状態に応じて洗浄ポンプ10等の動作を制御
するための制御部39と、制御部39に接続されて運転
操作するための操作パネル38(図6参照)とを有して
いる。制御部39は、例えばマイクロコンピュータ(C
PU)、RAM、ROM等を含み、予め記憶されたプロ
グラムや、検知機構40等からの信号に基づいて、モー
タ13等を制御する。 【0023】開閉扉5が開いていることが検知機構40
により検知されると、制御部39はモータ13を停止さ
せる。例えば、洗浄運転中であれば、モータ13が停止
され、洗浄水の噴射も止まる。また、運転前であれば、
操作パネル38が操作されたとしても、モータ13は駆
動されない。検知機構40は、下扉17の開閉状態を検
知するための一対の検知スイッチ41,42と、上扉1
6の開閉状態を検知するための検知スイッチ43とを有
している。 【0024】検知スイッチ41,42は、マイクロスイ
ッチである。検知スイッチ41は、下扉17の左側縁部
に対応して洗浄室3の左側面部に設けられている。検知
スイッチ42は、下扉17の右側縁部に対応して洗浄室
3の右側面部に設けられている。下扉17の左右縁部に
は、後方に向けて延びる一対の棒状の操作部材(図示せ
ず)が設けられている。各操作部材の先端が、検知スイ
ッチ41,42をそれぞれ操作して、下扉17の開閉状
態に応じて、各検知スイッチ41,42の内部回路のオ
ンオフを切り換える。 【0025】検知スイッチ43は、予め定める操作部材
44(図3参照)の接近に応答し内部回路48のオンオ
フを切り換える非接触型近接スイッチである。この非接
触型近接スイッチは、磁石を含む操作部材44に応答す
る磁気感応型近接スイッチである。磁気感応型近接スイ
ッチとしては、ホール素子、磁気抵抗素子、リードスイ
ッチ等を例示できる。特に、リードスイッチは、構造が
簡素で安価である。リードスイッチは、図3に示すよう
に、一対の舌片46をガラス製の封止部材47内に封入
したものである。封止部材47内には空洞が形成され、
この空洞内に一対の舌片46の一端がそれぞれ対向して
支持されている。一対の舌片46の一端は、互いに接触
および離反することにより回路をオンオフする接点とな
る。また、一対の舌片46の他端は、封止部材47から
外へ導出され、制御部39等の外部の回路(図示せず)
につなげられている。一対の舌片46は、磁性および弾
性を有している。リードスイッチに操作部材44の磁石
を近づけると、両舌片46が互いに引き寄せ合って接触
し、内部回路48は通電許容状態(オン)となる。リー
ドスイッチから磁石を離すと、両舌片46はその弾性復
元力により互いに離反して、内部回路48の接点が離れ
て通電しない状態(オフ)となる。 【0026】操作部材44は、永久磁石からなり、上扉
16内に埋設状態で配置されている。操作部材44は、
閉じたときの上扉16において、検知スイッチ43の前
方となる位置に検知スイッチ43に対向するように配置
されている。上扉16が閉じたときには、検知スイッチ
43と操作部材44とは所定距離を隔てた状態で、操作
部材44が検知スイッチ43の前方に位置し、検知スイ
ッチ43の内部回路48が閉じて通電可能となり、上扉
16が閉じられたことが検知される。また、上扉16が
開くと、操作部材44は検知スイッチ43から遠ざか
り、内部回路48はオフされて、上扉16が開かれたこ
とが検知される。 【0027】図4は、上扉16および洗浄室3の側面図
である。図5は、上扉16および洗浄室3の平面図であ
る。検知スイッチ43は洗浄室3の側方に固定されてい
る。検知スイッチ43は、その直前、直上方および、直
下方を、洗浄室3に立設された樹脂材料製のリブ36に
より取り囲まれている。また、検知スイッチ43を覆う
以下の各部が設けられている。すなわち、洗浄室3を外
装する外装部材としての上述のキャビネット2と、上扉
16を外装する外装部材としての上扉16の前面部54
と、洗浄室3の側面の内面35に設けられてこの内面3
5を形成する内装部材34とが設けられている。キャビ
ネット2および上扉16の前面部54により外装体55
が構成されている。 【0028】キャビネット2、上扉16の前面部54お
よび内装部材34は、磁性体を含み、例えば、フェライ
ト系ステンレス鋼等の磁性を有するステンレス鋼により
形成され、検知スイッチ43を覆っている。これによ
り、操作部材44以外の磁石の磁気が検知スイッチ43
に作用することを抑制できる。ここで、この作用を得る
には、外装体55は、検知スイッチ43の近傍を覆いつ
つ磁性体を含む部分56を有していればよい。 【0029】上扉16の閉じた状態で検知スイッチ43
の前には、後から前に向かって順に、樹脂製の洗浄室3
のリブ36、上扉16の樹脂製の裏面部、操作部材44
の磁石、および上扉16の磁性材製の前面部54が並ん
でいる。検知スイッチ43と操作部材44との間には、
樹脂製部材が配置されるので、磁石の接近を検知し易く
されている。また、検知スイッチ43の後方は、磁性材
製のキャビネット2で覆われている。また、検知スイッ
チ43の外側となる右側に、磁性材製のキャビネット2
が配置されている。検知スイッチ43の内側となる左側
に、洗浄室3の樹脂製の右側面部、さらにその左側に磁
性材製の内装部材34が配置されている。このように、
検知スイッチ43は、磁性体で取り囲まれている。 【0030】また、上扉16の裏面の周縁部53および
洗浄室3の開口30の周縁部となる前面31は、突起が
ない形状、例えば平坦面を有している。これにより、仮
に、上扉16が不意に閉じることがあったとしても、突
起がある場合に比べて安全な上扉16を実現できる。ま
た、外装体55には、図6の斜視図に示すように、操作
部材44以外の磁石の付着を防止するために、外側に突
出する付着防止部58が設けられている。 【0031】付着防止部58は、上扉16に設けられ
て、キャビネット2の前端部57よりも左右の側方に張
り出して、上扉16の側部での把手となる張出部59
と、キャビネット2の右側面部に形成された突起部60
とを含む。突起部60は、検知スイッチ43の近傍に形
成された、上下方向に延びる断面略半円形の凸条であ
る。突起部60は、複数、例えば2カ所に形成されてい
る。また、凸条は、キャビネット2の剛性を高めること
ができる。 【0032】張出部59は、上扉16の側面に、左右両
側に形成されている。右側の張出部59が、付着防止部
58と把手との両方として機能し、左側の張出部59
は、把手としてのみ機能する。張出部59は、上扉16
の上下方向の下端部から略中間部にまで形成され、その
上端部は、検知スイッチ43の上下方向の略中間部にま
で達している。張出部59の上端部をさらに上方まで延
ばしても良い。また、張出部59は、キャビネット2の
前端部57よりも、左右の外側に張り出している。ま
た、張出部59は、キャビネット2の突起部60の突出
した先端とほぼ同程度に、左右に張り出している。 【0033】このように本発明の実施の形態によれば、
開閉扉5、例えば上扉16の開閉状態の検知用の検知ス
イッチ43に、非接触型近接スイッチを利用することに
より、閉じた状態で近接スイッチと操作部材44とを離
間させた状態にできるので、万一上扉16が不意に閉じ
るとしても、近接スイッチの破損を防止できる。また、
近接スイッチはユーザの指に触れないように配置でき
る。万一ユーザの指が近接スイッチに不用意に触れるこ
とがあるとしても、近接スイッチは指に応答しない。従
って、上扉16の開閉状態を確実に検知できる。 【0034】ここで、非接触型近接スイッチは、予め定
める操作部材44と対で用いられ、この操作部材44が
近接スイッチから所定距離に離れた位置に接近すること
により、操作部材44と近接スイッチとの非接触を維持
しつつ、近接スイッチの内部回路48のオンオフを切り
換え可能とされたスイッチである。また、検知スイッチ
43に非接触型近接スイッチを利用することにより、近
接スイッチと操作部材44とを離間させておくことがで
きるので、両者の配置の自由度を高くすることができ
る。ひいては、互いに対向する面同士、例えば洗浄室3
の前面31および上扉16の裏面の周縁部53を上述の
ように略平坦な形状にすることができる。 【0035】このように、上扉16の裏面の周縁部53
は、突起がない形状とされているので、突起のある形状
に比べて、ユーザに安心感を確実に付与できる。また、
突起のない周縁部53は、掴み易いので、食器洗い機1
を横向きで設置する場合に、上扉16を扱い易くでき
る。さらに、周縁部53および前面31が突起がない形
状であれば、仮に上扉16が不意に閉じる場合であって
も、上扉16の周縁部53と洗浄室3の前面31との間
にかかる力を分散させることができ、破損し難くでき
る。ここで、突起がない形状とは、周縁部53の場合、
上扉16が閉じた状態で前方に凹む凹部のあることを許
容された略平坦な面である。 【0036】特に、非接触型近接スイッチを上扉16用
に利用するのが好ましい。というのは、万一上扉16が
不意に閉じるとしても、それによる破損を防止できる本
発明が好ましく、また、上扉16は、下扉17よりも開
閉時の回動角度が大きいことから、開閉し易い本発明が
好ましい。また、検知スイッチ43は、磁石を含む操作
部材44に応答する磁気感応型近接スイッチとされてい
るので、上述の非接触型近接スイッチによる作用効果
を、確実に得られ、しかも構造を簡素化できる。 【0037】また、外装体55は磁性を有するので、マ
グネットを利用した台所用品、例えばマグネットの磁力
により吸着支持されるメモ用紙ホルダや、タオルハンガ
等を利用できて、便利である。その一方で、上述の台所
用品の支持用マグネットの磁気により、磁気感応型近接
スイッチの誤検知、すなわち、上扉16が開いているに
もかかわらず上扉16が閉じていると検知することが想
定される。例えば検知スイッチ43の近傍にマグネット
があると、このマグネットの磁気が操作部材44の磁気
と同様に検知スイッチ43に作用するので、上扉16が
開いていても、検知スイッチ43は、上扉16が閉じて
いると検知するのである。万一、この状態で操作パネル
38の操作により洗浄動作が開始されると、水飛びが生
じる虞がある。これに対して、本実施の形態では、以下
のように水飛びは防止されている。 【0038】外装体55が、磁性体を含み、検知スイッ
チ43の近傍を覆うので、操作部材44以外の磁石であ
る上述のマグネットの磁束が外装体55の磁性体を通過
し易く、検知スイッチ43を通過し難くなり、その結
果、マグネットの磁気による悪影響を抑制できる。ま
た、付着防止部58により、マグネットが検知スイッチ
43の近傍に付着されることを防止できる。その結果、
マグネットによる悪影響をより一層抑制できる。従っ
て、マグネットに起因する検知スイッチ43の誤検知を
防止でき、上述のような水飛びの虞はない。 【0039】また、張出部59により、キャビネット2
の前端部57とにまたがって、マグネットを付着させ難
くできる。また、キャビネット2の前端部57にマグネ
ットが付着している場合であっても、上扉16を閉じる
動作に伴って、張出部59によりマグネットを検知スイ
ッチ43の近傍から押し退けて排除できる。その結果、
マグネットによる悪影響をより一層抑制できる。ここ
で、張出部59は、検知スイッチ43の前方の少なくと
も略半分を覆うように設けられていれば、実用上、誤検
知を防止するのに十分である。 【0040】また、把手18に加えて張出部59を掴め
るので、食器洗い機1を横向きで設置する場合に、上扉
16を正面(側面に対向する方向)から操作し易い。ま
た、突起部60により、マグネットが検知スイッチ43
の近傍に付着されることを確実に防止できる。検知スイ
ッチ43は、洗浄室3の側部に配置するのが、上扉16
の開閉状態を検知するのに好ましい。すなわち、上扉1
6の開閉に伴った操作部材44と検知スイッチ43とが
接近離反する距離を大きくすることができるので、上扉
16の開閉状態を確実に検知することができる。換言す
れば、検知スイッチ43の内部回路のオンオフを切り換
えるための、操作部材44と検知スイッチ43との距離
のばらつきが大きい精度の低い検知スイッチであって
も、利用することができ、部品コスト、組立コストの低
減を図ることができる。また、検知スイッチ43と制御
部39との接続配線の構造を簡素化することができる。 【0041】また、磁性を有する内装部材34およびキ
ャビネット2は、検知スイッチ43の両側に配置されて
いるので、上述のマグネットからの磁気に起因する検知
スイッチ43への悪影響を確実に防止できる。また、ス
テンレス鋼製の内装部材34およびキャビネット2は、
錆び難く、清潔感を長く維持できて、食器洗い機1に好
ましい。また、左右方向に長くて前後方向に短い洗浄室
3の食器洗い機1に本発明は好ましい。というのは、こ
のような食器洗い機1は、横向きに設置されて、把手1
8,19だけでなく開閉扉5の周縁部が掴まれて、開閉
扉5が操作されることが想定される。このときに、上扉
16の周縁部を掴んで操作し易いからである。 【0042】また、洗浄室3を薄型にできるので、例え
ば、正面から見たときに流しの側方にあるスペースの幅
が狭い場合にも設置できる食器洗い機1を実現できる。
さらに、開閉扉5を上扉16と下扉17とに分けたの
で、開ける際に、下扉17が流しの蛇口や水栓とぶつか
ることや、上扉16が流しの上方に設けられた戸棚とぶ
つかることを防止できる。なお、上述の実施形態の食器
洗い機1は、薄型の洗浄室3を有していたが、これには
限定されず、例えば、平面形状が略正方形の洗浄室を有
してもよい。 【0043】また、リードスイッチを上扉16の検知用
に利用していたが、下扉17の検知用に利用してもよ
い。この場合、下扉17の裏面の周縁部を平坦にできる
ので、下扉17を操作し易くできて、横向きで設置する
食器洗い機をより一層操作し易くできる。その他、本発
明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこと
が可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態を示す食器洗い機の概略
構成の側面断面図である。 【図2】図1に示す食器洗い機の正面図であり、水路の
概略構成も図示されている。 【図3】リードスイッチの模式図である。 【図4】図1に示す食器洗い機の前上部の右側面一部断
面図である。 【図5】図1に示す食器洗い機の前上部の平面一部断面
図である。 【図6】図1に示す食器洗い機の外観斜視図である。 【符号の説明】 1 食器洗い機 2 キャビネット(洗浄室を外装する外装部材) 3 洗浄室 5 開閉扉 16 上扉 17 下扉 20 支軸 22 回転軸 30 洗浄室の前面の開口 31 洗浄室の前面 34 内装部材 35 洗浄室の内面 40 検知機構 43 検知スイッチ(非接触型近接スイッチ) 44 操作部材 48 内部回路 51 上扉の上部 52 下扉の下部 53 上扉の裏面の周縁部 54 上扉の前面部(上扉を外装する外装部材) 55 外装体 56 キャビネットの部分(近接スイッチの近傍を覆う
部分) 57 キャビネットの前端部(外装部材の前端部) 58 付着防止部 59 張出部 60 突起部 X 左右方向(軸方向) Y 前後方向(相対変位の方向) P 食器(被洗物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 哲夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 竹内 晴美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−164102(JP,A) 特開 平10−211149(JP,A) 特開 平11−290260(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】前面に開口を有して内部で被洗浄物を洗浄
    するための洗浄室と、この洗浄室の開口を覆う開閉扉
    と、開閉扉の開閉状態を検知する検知機構とを有する食
    器洗い機において、 上記開閉扉は、上下方向に並んで設けられた上扉および
    下扉を有し、上扉および下扉は、上記開口を開放する開
    成状態と開口を覆う閉成状態とにそれぞれ回動変位可能
    とされ、 検知機構は、開閉扉の開閉状態を検知するための、予め
    定める操作部材の接近に応答し内部回路のオンオフを切
    り換える非接触型近接スイッチを含み、 上記近接スイッチは、磁石を含む操作部材に応答する磁
    気感応型近接スイッチを含み、 洗浄室および上扉をそれぞれ外装する外装部材が設けら
    れ、これら外装部材により外装体が構成され、 外装体は、近接スイッチの近傍を覆いつつ磁性体を含む
    部分を有し、 外装体には、操作部材以外の磁石の付着を防止するため
    に、外側に突出する付着防止部が設けられている ことを
    特徴とする食器洗い機。
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