JP3505350B2 - マットレス装置 - Google Patents

マットレス装置

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JP3505350B2
JP3505350B2 JP16451897A JP16451897A JP3505350B2 JP 3505350 B2 JP3505350 B2 JP 3505350B2 JP 16451897 A JP16451897 A JP 16451897A JP 16451897 A JP16451897 A JP 16451897A JP 3505350 B2 JP3505350 B2 JP 3505350B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は起床式ベッドに用
いるのに好適するマットレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マットレス装置は、多数のコイ
ルスプリングを行列状に配置し、隣り合うコイルスプリ
ングの上下端面部をそれぞれヘリカル線によって結合し
て形成された矩形状のスプリングユニットを有する。
【0003】上記スプリングユニットの上下面の少なく
とも上面にはシ−ト状の弾性材を積層し、その積層体を
袋状に縫製された布製の外装体によって被覆することで
上記マットレス装置が構成される。
【0004】上記スプリングユニットの上下面周縁部に
は、コイルスプリングの連結度合が少ない周辺部に位置
するコイルスプリングを補強したり、マットレスの外形
状を維持するなどのために、硬い線材によって形成され
た枠線を設けるようにしている。
【0005】このように構成されたマットレス装置は、
ベッドの基体に設けられた床板上に載置して用いられ
る。ベッドには、病人や老人などのように自力で起き上
がることが困難な人が利用する、いわゆる起床式ベッド
がある。
【0006】起床式ベッドは床板が複数の床部に分割さ
れ、各床部のうち、利用者の背部に対応する床部、つま
り背上げ床部が回動自在に設けられている。この背上げ
床部は駆動装置によって起伏駆動される。したがって、
上記床板上にマットレス装置を介して仰臥した利用者
は、背上げ床部が起上方向に駆動されることで、上半身
が起されるようになっている。
【0007】このような起床式ベッドに用いられるマッ
トレス装置は、上記床板の背上げ床部の起上に応じて屈
曲する構造でなければならない。しかしながら、上述し
たようにスプリングユニットは、矩形状に配置されたコ
イルスプリングの隣り合う上下の端面部がヘリカル線に
よって結合されている。
【0008】したがって、利用者の上半身を起すために
背上げ床部を起上方向に駆動すると、それにともなって
屈曲されるマットレス装置のスプリングユニットには、
厚さ方向下面側に大きな引張力が発生するから、その引
張力に対し隣り合うコイルスプリングの端面を結合した
ヘリカル線に大きな抗力が生じる。そのため、背上げ床
部を起上させても、上記スプリングユニット、つまりマ
ットレス装置を円滑に屈曲させることができないという
ことがある。
【0009】しかも、スプリングユニットを屈曲させる
際、その上面側は隣り合うコイルスプリングの端面がぶ
つかるため、そのこともマットレス装置を円滑に屈曲さ
せることのできない原因となる。さらに、スプリングユ
ニットの上下面の周縁部に枠線が設けられているため、
その枠線もマットレス装置の円滑な屈曲を阻止するとい
うことがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
ットレス装置は、行列状に配置されたコイルスプリング
の隣り合う端面をヘリカル線によって結合し、しかもス
プリングユニットの上下面周縁部には枠線を取付けてス
プリングユニットを形成していたので、このスプリング
ユニットによって形成されたマットレス装置を起床式ベ
ッドに用いた場合などには、床板の起上にともなって円
滑に屈曲させることができないということがあった。
【0011】この発明の目的は、たとえば起床式ベッド
などに用いた場合に、床板の起上に応じて円滑に湾曲さ
せることができるようにしたマットレス装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スプ
リングユニットと、このスプリングユニットの上下面の
少なくとも上面に積層された弾性部材と、上記スプリン
グユニットと弾性部材との積層体を被覆した外装体とを
具備し、上記スプリングユニットは、折り曲げ可能な矩
形状の保持シ−トと、多数の円錐状コイルスプリングを
行列状に配置するとともに大径な端面が上記保持シ−ト
の下面に接合保持された下部ユニットと、多数の円錐状
コイルスプリングを行列状に配置するとともに大径な端
面が上記保持シ−トの上面に接合保持された上部ユニッ
トとからなることを特徴とするマットレス装置にある。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記スプリングユニットの上下面の少なくとも一方
の面の周縁部には、長手方向中途部の少なくとも一部を
除く部分に枠線が設けられていることを特徴とするマッ
トレス装置にある。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記弾性部材には、上記スプリングユニットと接合
する面に、このスプリングユニットの各円錐状コイルス
プリングの端部が入り込む凹部が形成されていることを
特徴とするマットレス装置にある。
【0015】請求項1の発明によれば、円錐形コイルス
プリングを行列状に配置して下部ユニットと上部ユニッ
トとし、これらユニットを保持シ−トの上下面に配置
し、各ユニットの大径な端面を上記保持シ−トに接合保
持してスプリングユニットを形成したことで、各ユニッ
トの隣り合う円錐形コイルスプリング間にはスプリング
ユニットの上面と下面とに開放したそれぞれ楔状の空間
部が形成される。
【0016】そのため、スプリングユニットを屈曲させ
ても、上記空間部によって隣り合う円錐形コイルスプリ
ングがぶつかり合うのを防止できるから、上記空間部の
範囲内でスプリングユニットを屈曲させることができ
る。
【0017】請求項2の発明によれば、スプリングユニ
ットの上下面の周縁部の長手方向中途部の少なくとも一
部を除く部分に枠線を設けたことで、上記枠線によって
スプリングユニットの所定の部位での屈曲性を損なうこ
となく、周辺部の形状や硬さの維持を計ることができ
る。
【0018】請求項3の発明によれば、スプリングユニ
ットに積層される弾性部材に樽形コイルスプリングの端
部が入り込む凹部を形成したことで、樽形コイルスプリ
ングが軸線方向の中途部だけしか連結されていなくと
も、上記弾性部材によって軸線方向と交差する方向に不
要に揺れ動くのを阻止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1乃至図5はこの発明の第1
の実施の形態を示し、図5は起床式ベッド1を示してい
る。この起床式ベッド1は、矩形枠状に形成され、長手
方向一端にヘッドボ−ド2a、他端にフットボ−ド2b
が設けられた基体2を備えている。この基体2の下面四
隅部には、基体2を走行自在に支持したストッパ付きの
キャスタ3が設けられ、上面には長手方向に対して複数
に分割された床板4が設けられている。この実施の形態
では、上記床板4は第1乃至第4の4つの床板部4a〜
4dに分割されている。
【0020】床板4の、上記ヘッドボ−ド2a側から2
枚目の第2の床板部4bは基体2の幅方向に架設された
2本の横桟5のうちの一方に固定されている。この床板
部4bの両端には第1の床板部4aと第3の床板部4c
とが枢着され、この第3の床板部4cには第4の床板部
4dが枢着されている。
【0021】上記一対の横桟5には、その長手方向に所
定間隔で離間したそれぞれ一対のア−ム6(一方のみ図
示)の一端が固着されている。各横桟5の一対のア−ム
6には第1の軸7と第2の軸8とが回動自在に支持され
ている。ヘッドボ−ド2a側に位置する第1の軸7には
第1のレバ−9の一端が固着され、第2の軸8には第2
のレバ−11の一端が固着されている。各レバ−9、1
1の他端にはロ−ラ12が回転自在に設けられている。
【0022】第1のレバ−9に設けられたロ−ラ12は
第1の床板部4aの下面に設けられた第1の斜面13に
転接し、第2のレバ−11に設けられたロ−ラ12は第
3の床板部4cの下面に設けられた第2の斜面14に転
接している。さらに、第4の床板部4dの下面には第3
のレバ−15の一端が枢着されている。この第3のレバ
−15の他端は上記基体2に枢着されている。
【0023】上記基体2の下面側には鎖線で示す駆動装
置16が設けられている。この駆動装置16は、上記第
1の軸7と第2の軸8とを回動駆動する。第1の軸7が
矢印で示す時計方向に駆動されれば、それに連動する第
1のレバ−9によって床板4の第1の床板部4aが起立
方向に駆動され、第2の軸8が矢印で示す反時計方向に
駆動されれば、それに連動する第2のレバ−11によっ
て第3の床板部4cが起立方向に駆動される。この第3
の床板部4cに連動して第4の床板部4dも起立方向に
駆動され、第3の床板部4cとでほぼ山形状をなすよ
う、上記第3のレバ−15によって保持されている。
【0024】このような構成の起床式ベッド1の床板4
上にはこの発明に係わるマットレス装置20が載置され
る。このマットレス装置20は、図2と図3に示すよう
に平面形状が矩形状をなした、スプリングユニット21
を備えている。このスプリングユニット21は、折り曲
げ可能な矩形状の保持シ−ト22の下面に下部ユニット
23と、上面に上部ユニット24を設け、これらを外装
体30で被覆して構成されている。
【0025】上記保持シ−ト22は天然繊維や合成樹脂
繊維を立体的に絡ませた繊維シ−ト、あるいはサイザ
ル、パ−ムロック、フェルトなどからなるシ−ト、また
は合成樹脂シ−ト(網目状でもよい)などが用いられ
る。つまり、保持シ−ト22は、この下面と上面に設け
られる下部ユニット23と上部ユニット24とを一体的
に保持することができる剛性と、折り曲げることのでき
る柔軟性とを備えた材料が用いられる。
【0026】上記下部ユニット23は、図1に示すよう
に多数の円錐状コイルスプリング25が大径端面25a
を上側にし、小径端面25bを下側にして行列状に配置
されるとともに、小径端面25b側の周縁部には下部枠
線26がクリップ27によって連結されている。そし
て、この下部ユニット23は大径端面25a側の上面を
上記保持シ−ト22の下面に接合させている。
【0027】上記上部ユニット24は、図1に示すよう
に多数の円錐状コイルスプリング28が大径端面28a
を下側にし、小径端面28bを上側にして行列状に配置
されるとともに、小径端面28a側の周縁部には上部枠
線29がクリップ27によって連結されている。そし
て、この上部ユニット24は大径端面28a側の下面を
上記保持シ−ト22の上面に接合させている。
【0028】上記下部ユニット23と上部ユニット24
との上記保持シ−ト22に接合された大径端面25a、
28aは、この保持シ−ト22に一体的に結合されてい
る。この実施の形態では上記大径端面25a、28aは
上記保持シ−ト22にクリップ31によって結合されて
いる。なお、クリップ31に代わり、大径端面25a、
28aを上記保持シ−ト22に接着固定してもよい。
【0029】上記下部枠線26と上部枠線29は、図3
(a)に示すように一対のコ字状部32aと一対の直杆
部32bとからなり、それによってスプリングユニット
21の長手方向両側中途部には一対のコ字状部32aの
両端と直杆部32bの両端との間に枠線26、29が設
けられていない2箇所の開放部33が形成されている。
【0030】下部ユニット23の下面周縁部と、上部ユ
ニット24の上面周縁部とに、それぞれ枠線26、29
を設けることで、スプリングユニット21の下面と上面
との周縁部が補強される。しかも、枠線26、29はス
プリングユニット21の長手方向両側では連続しておら
ず、少なくとも中途部の一部が枠線26、29が設けら
れていない開放部33に形成されているから、スプリン
グユニット21は上記開放部33の箇所で屈曲させるこ
とができる。
【0031】また、上記枠線26、29は、図3(b)
に示すように一対のコ字状部32aだけとし、スプリン
グユニット21の長手方向両側中途部のコ字状部32a
の両端間の全長を枠線26、29が設けられていない開
放部33に形成するようにしてもよい。
【0032】なお、下部ユニット23と上部ユニット2
4とには枠線を26、29を設けなくても差し支えな
い。上記スプリングユニット21の上下面、つまり上部
ユニット24の上面と下部ユニット23の下面には、そ
れぞれ不織布、フェルトあるいはPPクロスなどからな
る保護シ−ト34と、ウレタンフォ−ムなどのシ−ト状
の弾性部材35とが順次積層されている。
【0033】上記スプリングユニット21、保護シ−ト
34および弾性部材35の重合体は上記外装体30によ
って被覆されている。この外装体30は上記スプリング
ユニット21の外周面を覆うまち地37aと、上記下部
ユニット23の下面を覆う下鏡地37bおよび上部ユニ
ット24の上面を覆う上鏡地37cとからなり、各鏡地
37b、37cの周辺部は上記まち地37aの上下端部
にそれぞれテ−プ38によって縫合されている。
【0034】上記各鏡地37b、37cの内面周辺部に
はフランジ布39の一端が縫合されている。各フランジ
布39の他端は下部ユニット23と上部ユニット24の
外周面にそれぞれ導かれ、上記枠線26、29とともに
クリップ27によって円錐状コイルスプリング25、2
8に連結されている。それによって、フランジ布39は
保護シ−ト34と弾性部材35とがスプリングユニット
21上でずれ動くのが阻止されているとともに、外装体
28が上記スプリングユニット21に対してずれ動くの
も阻止している。
【0035】上記クリップ27は、上記スプリングユニ
ット21の上下面に設けられた上記保護シ−ト34の周
辺部も上記フランジ布39と一緒に各ユニット23、2
4の円錐状コイルスプリング25、28に連結してい
る。
【0036】なお、保護シ−ト34は、クリップ27に
代わり、下部ユニット23の下面と上部ユニット24の
上面に、それぞれ接着剤によって一体的に結合するよう
にしてもよい。
【0037】保護シ−ト34を上述した手段で下部ユニ
ット23および上部ユニット24にそれぞれ一体的に結
合すれば、各ユニット23、24の小径端面25b、2
8bは上記保護シ−ト34によって保持されるから、各
円錐状コイルスプリング25、28が軸線方向と交差す
る方向に振れるのを規制することができる。
【0038】上記構成の起床式ベッド1によれば、マッ
トレス装置20上に仰臥した利用者の上半身を起こすた
めに駆動装置16を作動させ、第1の床板部4aを起上
させると、その起上に応じて床板4上のマットレス装置
20が長手方向中途部から湾曲される。
【0039】上記マットレス装置20を構成するスプリ
ングユニット21の下部ユニット23と上部ユニット2
4は円錐状コイルスプリング25、28からなり、これ
ら円錐状コイルスプリング25、28は大径端面25
a、28aを保持シ−ト22に接合させて保持されてい
る。
【0040】上記各ユニット23、24の隣り合う円錐
形コイルスプリング25、28の間には、上記円錐形コ
イルスプリング25、28の円錐形状に応じて側面形状
が楔状をなした空間部Sが形成されている。そのため、
スプリングユニット21が長手方向中途部から湾曲され
ても、上記空間部Sにより隣り合う円錐形コイルスプリ
ング25、28がぶつかり合うことなく揺動できるか
ら、スプリングユニット21を、大きな反力を発生する
ことなく容易かつ確実に湾曲させることができる。
【0041】つまり、スプリングユニット21は下部ユ
ニット23と上部ユニット24との円錐形コイルスプリ
ング25、28の大径端面25a、28aが結合された
保持シ−ト22を中心にして上面側と下面側とに円滑に
湾曲させることができる。
【0042】しかも、下部ユニット23と上部ユニット
24には枠線26、29が設けられているが、各ユニッ
ト23の長手方向両側の中途部には、枠線26、29が
設けられていない開放部33が形成されているから、枠
線26、29がスプリングユニット21の円滑な湾曲の
妨げとなることもない。
【0043】図6はこの発明の第2の実施の形態を示
す。この実施の形態は、スプリングユニット21の上下
面に弾性部材35を保護シ−ト34を介さずに直接、積
層させるとともに、この弾性部材35の上記スプリング
ユニット21と接合する面には円錐形コイルスプリング
25、28の小径端面25b、28bが入り込む凹部3
5aが形成されている。この凹部35aは個々の円錐形
コイルスプリング25、28の端部形状に対応する円形
状やスプリングユニット21の幅方向あるいは長手方向
に沿う溝形状など、どちらの形状であっても差し支えな
い。
【0044】弾性部材35に凹部35aを形成し、その
凹部35aに円錐形コイルスプリング25、28の端部
を係合保持させれば、上記第1の実施の形態のように保
護シ−ト34を用いなくとも、円錐形コイルスプリング
25、28が軸線方向と交差する方向に不用意に振れる
のを規制することができる。
【0045】この実施の形態は弾性部材35に凹部35
aが形成されているという点以外では上記一実施の形態
とほぼ同じであるが、下部ユニット23の下面周縁部と
上部ユニット24の上面周縁部とには枠線が設けられて
おらず、一端を外装体30の内面に縫着したフランジ布
39の他端が各円錐形コイルスプリング25、28の軸
方向中途部にクリップ41によって結合されているとい
う点で相違している。
【0046】また、この発明は上記各実施の形態に限定
されず、たとえばスプリングユニットの上面側だけに弾
性部材を設け、下面側には設けない構成であっても差し
支えない。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、円錐形コイル
スプリングを行列状に配置して下部ユニットと上部ユニ
ットとし、これらユニットを保持シ−トの上下面に配置
し、各ユニットの大径な端面を上記保持シ−トに接合保
持してスプリングユニットを形成した。
【0048】そのため、下部ユニットと上部ユニットと
の隣り合う円錐形コイルスプリング間にはスプリングユ
ニットの上面と下面とに開放したそれぞれ楔状の空間部
が形成されるから、スプリングユニットを屈曲させて
も、上記空間部によって隣り合う円錐形コイルスプリン
グがぶつかり合うのを防止できる。つまり、上記空間部
の範囲内で円錐形コイルスプリングを揺動させることが
できるから、スプリングユニットを容易かつ確実に屈曲
させることができる。
【0049】請求項2の発明によれば、スプリングユニ
ットの上下面の周縁部の長手方向中途部の少なくとも一
部を除く部分に枠線を設けたことで、上記枠線によって
スプリングユニットの所定の部位での屈曲性を損なうこ
となく、周辺部の形状や硬さの維持を計ることができ
る。
【0050】請求項3の発明によれば、スプリングユニ
ットに積層される弾性部材に円錐形コイルスプリングの
端部が入り込む凹部を形成したことで、円錐形コイルス
プリングが保持シ−トに大径端面だけしか連結されてい
なくとも、上記弾性部材によって軸線方向と交差する方
向に不要に揺れ動くのを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すマットレス
装置の一部断面した側面図。
【図2】同じくマットレス装置の一部断面した平面図。
【図3】(a)、(b)は同じくスプリングユニットの
平面図。
【図4】同じく円錐形コイルスプリングの斜視図。
【図5】同じくこの発明のマットレス装置が用いられた
起床式ベッドの側面図。
【図6】この発明の第2の実施の形態を示すマットレス
装置の一部断面した側面図。
【符号の説明】
20…外装体 21…スプリングユニット 22…保持シ−ト 23…下部ユニット 24…上部ユニット 25、28…円錐状コイルスプリング 26…下部枠線 29…上部枠線 35…弾性部材 35a…凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−121983(JP,A) 実開 昭61−163565(JP,U) 実公 昭57−36053(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 27/04 A47C 27/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリングユニットと、 このスプリングユニットの上下面の少なくとも上面に積
    層された弾性部材と、 上記スプリングユニットと弾性部材との積層体を被覆し
    た外装体とを具備し、 上記スプリングユニットは、折り曲げ可能な矩形状の保
    持シ−トと、多数の円錐状コイルスプリングを行列状に
    配置するとともに大径な端面が上記保持シ−トの下面に
    接合保持された下部ユニットと、多数の円錐状コイルス
    プリングを行列状に配置するとともに大径な端面が上記
    保持シ−トの上面に接合保持された上部ユニットとから
    なることを特徴とするマットレス装置。
  2. 【請求項2】 上記スプリングユニットの上下面の少な
    くとも一方の面の周縁部には、長手方向中途部の少なく
    とも一部を除く部分に枠線が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のマットレス装置。
  3. 【請求項3】 上記弾性部材には、上記スプリングユニ
    ットと接合する面に、このスプリングユニットの各円錐
    状コイルスプリングの端部が入り込む凹部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のマットレス装置。
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DE202005002906U1 (de) * 2005-02-22 2005-05-04 Spiroplex GmbH i.G. Polsterfedereinrichtung
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