JP3503803B2 - 糸交換型の整経機における外された糸の迅速回収システム - Google Patents

糸交換型の整経機における外された糸の迅速回収システム

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JP3503803B2
JP3503803B2 JP29701497A JP29701497A JP3503803B2 JP 3503803 B2 JP3503803 B2 JP 3503803B2 JP 29701497 A JP29701497 A JP 29701497A JP 29701497 A JP29701497 A JP 29701497A JP 3503803 B2 JP3503803 B2 JP 3503803B2
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    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02HWARPING, BEAMING OR LEASING
    • D02H3/00Warping machines
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸交換システム、
即ち一度に一本の糸、を用いて整経準備を行う整経機の
糸外しのためのシステムに関し、スズキワーパー社やヘ
ルゲス社の整経機あるいはそれに相当する機械と同様
に、見本布地製造のために、織機のビームに巻き取られ
る経糸の準備をおこなうためのシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記したスズキワーパー社製糸交換タイ
プの整経機によって現在行われている整経動作の理解を
助けるために、図1〜9は当該整経機を含む装置の現在
の構造を非常に概略的に示す。
【0003】図1は、上記整経機の配置を示す図面で、
回転状即ちコイル状に巻かれた糸は、整経後にビームに
移されるものである。図2は上記したプラントの配置を
示す図面である。図3は、図2のIII−III線の矢
視図である。図4は、図2の矢印fIVによって示され
た部分の拡大詳細図である。図5は、図2の矢印fVに
よる側面図である。図6は、図5のVI−VI線による
図面である。図7は、図2のVII−VII線による部
分断面図である。図8は、図7のVIII−VIII線
による断面の2つの詳細図である。図9は、図5の矢印
FIXによって示された部分の詳細図で、糸外し装置の
動作を示す。図10は、図1と同様にヘルゲス社の装置
の配置を概略的に示す図面である。
【0004】図1〜9おいて、符号1は、ボビン保持部
材を示す。3はクリールを示し、該クリールはボビン5
から整経機9へ既知のシステム7によって適宜供給され
る糸を送り出すものである。該整経機は整経後にビーム
11に巻きつけられる糸の回転巻きを行うために糸を断
続的にキャッチする(図11を参照)。
【0005】種々の糸F1,F2,F3...FNは、
該クリール3と、符号13で示されかつ該整経機に含ま
れる糸保持供給部材集合体との間に、比較的長いスパン
を形成している。該糸F1,F2,F3...FNの各
々は、フリーなスパン内において、糸通し孔を具備しか
つ垂直ガイド17に沿って移動自在なディスク15(図
2及び図3を参照)を有する貯蔵型の個々の糸回収シス
テムと組合わされており、その結果各ディスク15の重
さにより糸休止時及び糸送り時の双方において個々の糸
に対して適度な張りを持たせることができる。
【0006】次の段階において、ビーム11に移される
経糸の形成のために、該整経機には円筒状支持体19及
び糸保持アーム23が設置されている。
【0007】該糸保持アーム23は、該円筒状支持体1
9の水平軸と関連するボールベアリング21を介して回
転可能に設けられ、かつその端部に糸巻き用フック、即
ち簡単に言えば、糸ガイド25を有している。該糸ガイ
ド25は供給される糸を係止することにより、該円筒状
支持体19上に回転巻きつけSを形成するために糸を円
周軌道となるように運動せしめる。
【0008】該円筒状支持体19には一連の連続するベ
ルト19Aが設けられている。該ベルト19Aは該円筒
状支持体19の水平軸の長手方向に平行して設けられて
いる。上記回転巻きつけSは該ベルト19Aの外周面上
に形成される。整経動作中にはこれらの連続ベルト19
Aは矢印FVが示すように前記水平軸に対して平行に移
動する。その結果、形成された回転巻きつけSの全体が
置換され、該円筒状支持体19の端部に新しい回転巻き
つけを形成するためのスペースが形成される。該糸ガイ
ド25とともに該糸保持アーム23は該円筒状支持体1
9の端部に隣接して回転せしめられる。
【0009】形成される経糸のプログラミングによって
予め設定された数の回転巻きつけを形成するために、適
切な軌道F1,F2,F3...FNに沿ってクリール
3から糸を引き出すことを目的として、該糸ガイド25
は、供給される糸をその軌道に沿ってキャッチするよう
になっている。その際、糸ガイド25による円周運動の
間のフリーなスパンの変動に従ってガイド17に沿って
運動するディスク15によって代表される貯蔵手段によ
ってスパンFYの軌道変動は補償される。
【0010】孔開きディスク15の上下動の速度は、糸
保持アーム23の回転数に依存する。これらのディスク
15の加速及び減速は該糸保持アーム23の比較的高い
回転速度の場合にもまた比較的制限される。
【0011】該円筒状支持体19には交差システム(図
2,7及び8)が組み合わされている。該交差システム
はステム29上に少なくとも1回又はそれ以上の回転巻
きつけを形成する。該ステム29は移動ベルト19Aの
外面側に平行して設けられかつ各々のステム29はその
端部に符号29A及び29Bで示される糸キャッチシス
テムを有し付属部材29Aの周期的な移動に従って反対
方向に移動する。この移動により、2つのベルト19A
間の長さに対応してステム29(図7に特に示されるよ
うに)上に交差状態で回転巻きつけが形成される。
【0012】上記した回転巻きつけSの交差配置は、運
動休止中及び円筒状支持体19に沿って長手方向に移動
する間に糸同士が重なることを防ぐものである。
【0013】クリールと該糸保持部材集合体13との間
のフリーなスパンの端部にある糸保持部材集合体13に
は、クリールから糸保持部材集合体13に達する糸をガ
イドするためのチャンネルを形成する板体31とガイド
軸33とのアセンブリが設けられている。
【0014】該板体31とガイド軸33とにより形成さ
れるチャンネルと組み合わされて振動フック35が設け
られている。該振動フックは、符号35S(図5参照)
によって示されるソノレイド装置の制御の下に、休止位
置35Aから中間位置を通り反対位置35Bへと動くこ
とが可能とされている。
【0015】図4及び6においてFXで示されている糸
は糸保持アーム23に具備された糸ガイド25の軌道か
ら外され、ボールベアリング21のまわりを回転する。
一方、休止位置35Aから反対位置35Bへ動く振動フ
ック35により交換された糸FYは、プログラムにより
設定された数の糸FYの回転巻きつけを形成するように
円筒状支持体19の周囲を回転する糸ガイド25により
ピックアップされる。
【0016】糸がキャッチされた後、該糸ガイド25に
より保持されている糸FYの誘導を確実にするため、円
筒状支持体19の円周に沿ってかつ糸の把持のための糸
保持部材集合体13の領域において、2つのカム37及
び39が設置されている。
【0017】これらのカム37,39は、一般には「糸
カム又は糸ガイドカム」又は「糸ガイド」及び「サーベ
ルカム」と称されている。該カムの活動端面に沿って、
糸FYは、糸ガイド25によってピックアップされかつ
運動せしめられる時にスライドせしめられる。符号41
は、角度的に移動可能な部材を具備した糸外しシステム
(図5及び図6参照)である。該糸外しシステムは矢印
FAで示されている回転巻きつけの巻きつけ方向に関し
て、糸保持部材集合体13の下流に設置されている。
【0018】これは、糸ガイドチャンネルを形成しかつ
振動フック35と協働する個々の板体31及びガイド軸
33から所定間隔をおいて設けられた単一の糸外しシス
テムである。
【0019】この糸外しシステムが活動位置に移動する
と、矢印FBにより図9に特に示されているように、糸
ガイド25から糸FYを外すために、回転する糸保持ア
ーム23の糸ガイド25によって運動せしめられる糸F
Yと該糸外しシステムが係合することとなる。
【0020】該糸外しシステム41はスパンF1,F
2...FNの端部で糸保持及び位置決め部材集合体1
3に達する全ての糸に対して一つだけでありかつ該糸外
しシステムはこの糸保持及び位置決め部材集合体13か
ら所定距離をおいて設けられる必要があるので、回転す
る糸保持アーム23の糸ガイド25から外された糸は、
FXで示される位置に回収される必要がある。この糸
は、糸ガイド25により外された後、糸ガイド25によ
り既に回転せしめられた糸の軌道の端部と板体31及び
ガイド軸33により形成されるチャンネルとの間の間隔
の2倍の長さを示すこととなる。
【0021】今までは、この糸の長さ分を回収するため
に、孔開きディスク15のシステムに頼る必要があっ
た。このシステムによれば、糸ガイド25によって外さ
れたばかりの糸のディスク15は糸外しシステム41の
動きによって回転巻きつけに起因する定期的な振動の速
度より速い速度で下降せしめられる。このディスク15
の下降は、次の回転巻きつけを形成しかつ位置35Bに
移動する振動フック35によりちょうどよく位置づけら
れるための種々の糸を糸ガイド25がピックアップ可能
状態となる前に糸を回収しそして糸をFXの位置に位置
させるためのものである。
【0022】結論としては、糸保持アーム23の回転速
度は比較的制限され、その糸保持アーム23は、(糸外
しシステム41によって)回転巻きつけをやめている糸
を外した後、先に外された糸が休止状態となる前に、1
回転或いはそれ以上回転することが必要である。
【0023】そして、その結果、円筒状支持体19上に
回転巻きつけを形成し始める糸と係合する振動フック3
5は、位置35Bに振動フック35自身で動き、これに
より当該糸は前記部材集合体13の前方に位置する糸ガ
イドの軌道の一つにおいて糸ガイド25によりキャッチ
される。
【0024】この操作は、操作時間が比較的長くかか
り、整経機の生産性の制約の原因となる。何故ならば、
糸保持アーム23の回転速度は、或る程度制約され、ま
た該糸保持アーム23は、振動フック35の交換作業の
ために新しい糸を保持する状態に達する迄一定数の空転
をせねばならないからである。
【0025】本発明の目的は、上述した欠点を克服し整
経機の生産性を向上するために、上述のシステムの整経
機に糸の迅速回収のシステムを提供することである。
【0026】同じ問題は、ヘルゲス社の整経機において
もまた存在している(一層顕著に)。図10に、ヘルゲ
ス社の整経機の概略図を示す。
【0027】ヘルゲス社の整経機においては、上述しか
つ19で示した円筒状支持体の代わりに、回転巻きつけ
のための支持体は、所定間隔をおいて設けられたドラム
119Bと119Cの間で、駆動される1セットのベル
ト119Aから構成されている。クリールから送られて
くる糸の供給及び保持部材集合体113は、ドラム11
9Cの周囲に沿って設けられ、そこからベルト119A
は駆動され、そして、それらの部材には、前に示したシ
ステムの部材集合体13の31及び33により示される
部材に相当する部材が設けられている。
【0028】ヘルゲス社の整経機は、異なった形の支持
体を有しており、その支持体は、円筒状ではなく実質上
垂直である。この場合、糸保持フック(25に相当す
る)は、ドラム119B及び119Cに同軸の垂直支持
体の両端部に設けられた2つのプーリーの間を動くベル
トに取りつけられている。
【0029】また、この場合、モーター駆動ベルトの構
成は、支持体の垂直配置に対して直角に配置されてお
り、ベルト19Aと同様に、支持体の垂直配置に対し、
水平方向に経糸を回転させるようにしている。
【0030】上述した既存の装置の、もう一つの欠点
は、部材集合体13或いは113に設けられた装置によ
り保持され得る糸の数が、巻かれる糸の交換の間に回収
される糸の長さを出来るだけ制約するために、比較的制
限されざるを得ないことである。糸数が制限されると、
部材集合体13或いは相当する部材集合体113の符号
31、33及び35により示される部材のような保持及
び交換手段の両端部の糸は両端の間で比較的小さな、異
なった挙動をする。このような挙動は、整経パターンの
形成の可能性を制限するものである。
【0031】本発明は、既知の装置の、これらの欠点を
克服するものである。
【0032】結論として、既存のシステム(図1〜1
0)においては、整経は厳密に連続した特徴のある操作
によってなされる。つまり、整経を行う異種の糸Fが互
いに接近して順序良く配列された回転巻きつけSの形態
で支持体19、119に巻かれ、そして整経機は連続的
に行われる異なる操作により異種の糸を巻く。異種の糸
は整経パターンをつくるために決められた順序に従い整
経機に巻きつける時にのみ貯蔵システム(ボビン保持ク
リール3)からピックアップされる。糸交換の数、異な
る糸の数、一般的には、異なる色の数及びその順序、糸
をピックアップする頻度は、次の織り工程において織ら
れる織物の整経のデザインを反映する整経工程プログラ
ムにより決定される。
【0033】後で述べる本発明の有用性と新規性を示す
ために、糸交換工程、即ち、新しい糸の要求時に整経機
によって行われる操作の概略を以下に記載する。
【0034】このような状況下においては、最後に回転
巻きつけを形成した糸は、糸保持フック25から外さ
れ、そのチャンネル31,33内に振動フック35によ
り、再び所定位置に配置され、そしてその後にのみ整経
に必要な新しい糸がアーム23の糸ガイド25上に振動
フック35によって捕捉される必要がある。上述した作
業は、整経工程(支持体の上に糸を巻く)を再び始める
前に順序通りに行われねばならない。
【0035】上記操作は、糸の交換毎に行われるもの
で、所定の時間を必要とする。糸交換の速度は、整経の
全長、整経に必要な糸本数及び製造される織物のタイプ
に関連する模様や色の特徴によって決まる。この要求さ
れる時間の合計は、ビーム11の総製造時間のうちの主
要な部分である。
【0036】スズキワーパー社及びヘルゲス社の整経機
の両方に共通な従来のシステムは、糸保持フック25か
らの糸外しを行うための一つのシステム41及び整経機
に設けられたチャンネルの数と対応する複数個の糸供給
システム31,33,35を有している。該糸外しシス
テム41は、回転アーム23(又はヘルゲス社タイプの
ベルト)の糸保持フック25から糸を引き出す作業をす
るものである。一方、糸供給システム31,33,35
は糸保持フック25によりピックアップされる糸を送り
出すためのものである。糸保持フック25は、糸係合及
び糸外しの操作に関して、純粋に受動的な作用を行う。
その作用は整経支持体19又は119に沿って糸を巻く
ことによって糸を配列することのみである。
【0037】糸外しシステム41は、整経支持体の円周
に沿ってかつ部材集合体13から所定距離離れた固定点
に位置しているので、前述した糸係合及び糸外し工程に
費やされる無駄な時間を外された糸のループの回収のた
めの時間に加えることが必要である。このループは、糸
外しシステムが整経機の供給チャンネルから離れた所に
位置しているために形成されるものである。更に、この
ループは糸外し装置からの該チャンネルの離間距離によ
って変動する長さを有し、そして該離間距離が大きくな
るにつれてさらに長くなる。
【0038】前述の無駄な時間は、糸保持フック23,
25が、糸掛け及び糸外し操作と比較して、全体的に働
いていないので、運動方向に提供されるどの糸も、前の
糸の完全な回収の前に、その軌道上で全ての糸、つま
り、新しい糸も前の糸も糸巻きフック25と係合する。
【0039】現在使用されているシステムでは、この糸
のループはボビン保持クリールの方向(整経作業中のク
リール3と部材集合体13の間のフリーなスパンに沿っ
てなされる糸の通常のスライドの方向とは反対の方向)
に糸をスライドすることによって消失する。
【0040】この様な操作は、糸を通すための孔開きデ
ィスク15によって行われる。このディスク15は、糸
ループの回収の工程においては、レール17に沿って上
から下の垂直方向へスライドし、そして糸のピックアッ
プと整経の初期においては、逆方向にスライドする。こ
のディスク15が上端部に位置するか下端部に位置する
かは、整経のために使用された糸又は不使用でかつ使用
待機状態にある糸の状態に対応する。
【0041】ディスク15の動きは、重力のみに起因す
る。したがって、糸ループの回収速度はディスク15の
重さによってのみ決まる。無駄な時間を減らすために
は、ディスク15の重量を大きくすることが必要とな
る。しかし、この様な方法には当該糸の慣性を非常に増
幅させ、このことは、運動範囲の両端までディスクを運
動させなければならず、そして糸の強さにより制限され
てしまうという欠点がある。
【0042】さらに、このような操作は、糸保持フック
による糸の係合の順序として、糸が固定位置から迅速に
スライドする位置に運動する場合のような非常に緻密な
工程中になされる。該ディスクが高いスライドの速度に
より高慣性の状態となると、糸の最大引っ張り強さ以上
の応力に起因して糸切れを生ずる可能性がある。
【0043】作業者は、したがって、それらの異なる特
性のいくつかの必要条件を充足する必要がある。その必
要条件とは、 −高い糸スライドの速度(アーム又は糸保持ベルトの高
い回転速度); −機械の生産性を改善するためのかなり重い糸ガイドデ
ィスク15の使用(糸ループを急速に回収するため); −重い糸ガイドディスクは糸切れの可能性を増すので、
糸の応力の制限及びディスク15の重さの制限; である。
【0044】相反する必要条件を満たすには、過度に重
いディスクを使用することなしで糸ループの回収が出来
るように糸保持フック25に対して少なくとも1回もし
くはそれ以上の空転を導入することである。回転の速度
が速いと空転の回数はそれに比例して多くなる。
【0045】しかし、糸交換は頻繁におこなわれる操作
であるので、上記した方法は、導入される空転の回数を
増やせば増やす程整経の生産性がおちるという欠点があ
る。
【0046】また整経過程でアーム23(あるいは糸保
持ベルト)の通常速度よりも遅い速度で1回もしくはそ
れ以上の空転をプログラム設定することも考えられる。
【0047】また、糸ループを回収する必要性が、整経
機中に同時に存在する多数のチャンネル31,33の使
用を制限するという事実も考慮されるべきである。
【0048】この様なチャンネル31,33は、糸保持
フック25の動きの範囲内の糸軌道に沿って、現実には
必然的に配設されるため、糸外し位置41からの距離は
次第に増していくこととなる。その結果、各チャンネル
は無駄時間の連続的増加に伴い、糸外し位置からのチャ
ンネルの距離が長くなればなる程大きいサイズのループ
を形成する。
【0049】本発明の目的を定義する前に、以下のこと
を明確にしておくことは有用である。従来の装置では、
糸外し部材41の動き及び糸供給システム35の動き
は、電気制御を具備した機械システム、代表的なもの
は、直線又は回転動作を行うソレノイド、によりおこな
われる。
【0050】既知のシステムでは、1つのソノレイドの
みが糸外しのために存在しており、チャンネルと同数の
供給のための多数のソレノイドが整経機に設けられてい
る。
【0051】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した欠
点を徹底的に解消するものである。以下の説明を読むこ
とによって本発明の種々の目的が明らかとなる。
【0052】本発明は、整経作業の生産性を増大するた
め、無駄な時間を減らし、整経工程の能率化、整経され
る糸の色数をも同時に増やすことを目的とする。
【0053】本発明は、整経パターンが前に巻きつけら
れた糸以外の糸の供給を必要とする都度整経糸の取外し
を行いかつ該外された整経糸は休止状態又は待機状態に
戻るようにした糸交換を行うタイプの整経機に用いられ
るシステムの改良を提供する。
【0054】
【課題を解決するための手段】本発明は、糸を巻きつけ
るための支持体19又は119と、該支持体19又は1
19上に糸を巻き付けかつ回転糸巻きつけSを形成する
ため連続運動を行う糸ガイド25を具備した糸保持部材
23と、クリールから導出される糸の操作を各々が行う
ように取りつけられている複数個の部材31,33,3
5を具えかつ複数の糸を保持し供給し及び該糸保持部材
23,25から複数の糸を回収するための部材集合体1
3と、該糸保持部材23の糸ガイド25から糸を外すた
めのシステムとを有し、適切にプログラムされた糸交換
整経システムにおいて、糸巻きつけの形成後見本織機用
のビーム上に巻きつけられる回転糸巻きつけにおける糸
の迅速な回収のためのシステムに関する。
【0055】本発明において、前記糸を外すためのシス
テムが、前記部材集合体の前記部材31,33,35に
近接し関連して設けられた複数個の糸外し装置51,5
1Sを有するものである。
【0056】本発明のシステムは、前記部材集合体の設
置数及び供給される複数の糸の本数と同数の糸外し装置
を有してよいし、あるいは前記部材集合体の設置数及び
供給される複数の糸の本数より少ないか又は同数とする
こともできる。
【0057】前記糸外し装置の各々はフック部材によっ
て形成可能であり、該フック部材は、フック部材によっ
てピックアップされた糸を捕捉する振動フック部材35
又はその同等部材と同期して、ソレノイドアクチュエー
ター又はその同等品によって制御されかつ停止位置から
前記糸が糸ガイド25から外される位置に移動せしめら
れ及びその逆の動きを行うことも可能である。
【0058】したがって、本発明の装置は、糸供給及び
糸外しの2つの機能をなす手段を具備している前記複数
のチャンネルを設けるようにしたものであり、言いかえ
ると、糸の捕捉及び外し機能を行う自己内蔵型チャンネ
ルのシステムである。このようなシステムは、唯一つの
糸外し装置のみを使用する現行の糸外し装置の集中型機
能に取って代わるものである。
【0059】本発明は、下記の説明及び添付図面により
さらによく理解される。説明及び添付図面は本発明の実
用例を示すもので、制限的な例示となるものではない。
【0060】図1〜10は、上述した従来の解決手段を
示す。図11は、本発明の配置の詳細を示す図5と同様
の図面である。図12は、図11の部分拡大図である。
図13,14,15,16及び17は、糸巻き付けサイ
クルにおける種々の工程を示す図4と同様の図面であ
る。図18,19及び20は本発明のシステムの他の具
体例の様々な整経工程を示す。図11及びそれ以降の図
は、図1〜9に関して記載されたものと同じ部材を示
す。
【0061】本発明においては、従来の単一の糸外しシ
ステム41は、添付図面に例示されているように、部材
集合体13の全てに対して複数の糸外し部材51に置き
換えられている。該部材集合体13は、各々相互に非常
に近接して配置されかつ複数個の部材31,33,35
の間に挿入されかつ前記部材集合体31,33及び35
の各々に対して1個となるような個数だけ設けられる。
【0062】図11及びそれ以降の図に示されるよう
に、ソノレイド制御51S付の対応するアクチュエータ
ー51Sにより、例えば、直線運動(或いは斜め)に駆
動される糸外し部材51のための部材集合体31,3
3,35の各々を並んで設けても良い。しかし、例え
ば、空気式の別種のアクチュエーターの設置を排除する
ものではない。
【0063】したがって、駆動部材51の各々は、図1
2,13及び17に実線で示されている位置、または図
14に示されている上昇した糸外し位置、または図15
及び16に示された第3の糸渡し位置をとることができ
る。該糸渡し装置は休止位置と糸外し位置の中間となっ
ている。
【0064】図13は、糸FYを示す。該糸FYは、糸
保持アーム23の糸巻きつけフック又は糸ガイド25に
より駆動され、一方、他の糸は待機位置にあり、その時
糸外し部材51は下降位置にある。
【0065】巻き戻される糸FYによりなされる回転巻
きつけの形成の終了時に、当該糸に関連する糸外し装置
51は図14に示される上昇した糸外し位置にあり、一
方振動フック35は、所定の糸ピックアップ位置に移動
する。
【0066】糸ガイド25が部材集合体13の前方に移
動した時に、糸FYは、糸ガイドフック25から糸を取
り外す糸外し装置51により捕らえられる。前記糸ガイ
ドがその運動を続けそして円筒状支持体19の周りの回
転を行う前と後の両方でさらにもう1本の糸を受け取る
ことが出来る。
【0067】糸FYが糸ガイド25から取り外され且つ
また糸外し装置51によりキャッチされた後すぐに、こ
の糸外し装置51は図15に示される位置FZまで糸F
Yを駆動させることによって、該糸外し装置51は図1
5に示されている中間位置まで降下する。
【0068】この時、振動フック35は図15に示され
ている位置から図15及び16の矢印fn方向に図16
に示されている位置まで動く。その結果、糸FZがこの
振動フック35によりキャッチされ且つまた図17にあ
る待機位置FXまで駆動される。一方、糸外し装置51
は、またフリーとなってさらに降下し、図17に示す待
機位置に達する。図17は図13に示されたものと同じ
状態の部材35及び51を示すものである。
【0069】糸FY(円筒状支持体19上への最後の回
転巻きつけを行う)のために前もって設置された部材3
1,33及び35に隣接する糸外し部材51の作動によ
り、図1〜10に図示されている従来の解決方法の場合
のような、前記糸は回収に必要な長さを必要としていな
いことが上述の記載から認識されるであろう。しかし、
前記した関連する孔開きディスク15の介在に起因して
該糸に対する不必要なテンションは残されたままとされ
ている。
【0070】最も有利な配置は、関連するアクチュエー
ター51Sを具備した糸外し装置51が部材31,3
3,35と同じ数であり、したがって、ボビンにより供
給される異種の糸とも同数であるような配置をとること
である。しかしながら、実質的に同等の結果を得るため
には、一群の31,33,35の数よりも、つまり、ボ
ビンにより供給される糸の数よりも該糸外し装置51の
数を少なくして該糸外し装置51を設けることも可能で
あることは排除されない。
【0071】その結果は、符号41に示されているよう
な単一の糸外し部材を削除すること及び一群の複数個の
部材31,33,35にごく接近して設けられ符号51
で示される糸外し部材の存在から導かれる。該糸外し部
材は一群の部材の各々に対して1個設けるように構成す
ることができる。
【0072】図面に示すごとく、いわゆるサーベルカム
39は削除されかつ糸ガイド37は部材35に対する休
止面を形成するために変形されている。
【0073】本発明の利点は、前述した単一の糸外し装
置を用いる従来のシステムと比べてみれば明らかであ
る。
【0074】さらに、生産コストの増加は比較的穏当で
ある点にも注目するべきである。これは整経機により多
くの糸外し装置51,51Sを設置する必要があるのみ
であり、しかもこの糸外し装置51,51Sはソノレイ
ド又は他の低コストのアクチュエーターによって作られ
るものであるからである。
【0075】コストの増加は、追加のソノレイドのコス
トおよび作動されるべき比較的単純なメカニズム51の
コストに制限される。この操作運動部分も適当な形をし
たワイヤーからなるコントロール部材51に限定される
ので、極めて単純である。
【0076】追加アクチュエーター51Sを制御する電
気回路のロジックレベルは、必ずしも複雑となるもので
もない。何故なら、使用するチャンネルに関する全ての
情報がコントロールロジック内に既に存在するからであ
る。
【0077】これらの条件下では、電気回路における増
加は各アクチュエーターの駆動手段のみとなる。
【0078】多くの利点が得られることは上記したとこ
ろから明らかであり、その主な効果は、次のように要約
される。 − 糸外し工程の間に回収されるべき糸の全てのループ
の最小限化又は不存在。 − 糸回収時間を殆ど零まで減少させることの可能性。
【0079】− 慣性の連続的減少により、糸回収のた
めの重いディスク15の不要化。ディスク15の重さの
減少の可能性に起因する糸の慣性の減少の結果として、
糸保持フック25の高い回転速度を使用できる可能性。
これらの条件の下、アーム23及び糸保持フック25の
最大回転速度は、糸の強さの特性によってのみ決められ
ることとなる。
【0080】− 糸交換操作毎の空転の排除、又は、1
回の空転のみに減少させることの可能性。 − 無駄時間、非生産時間を最小にするための糸交換工
程における速度増大の可能性。
【0081】− 糸のループの抑制の結果として、実質
上無制限な数のチャンネルの導入の可能性及び糸供給及
び糸保持装置31,33,35の集合体13を受けるた
めの前部材としてかなりの程度のアーク部材使用の可能
性。
【0082】これらの利点の前もっての評価として整経
条件及び糸の種類が同じであれば、30%の生産性増大
が見込まれる。
【0083】図13において、符号Fは供給段階での糸
を示し、図12〜17では、BPは部材35の運動範囲
の限界点における固定受け部材を示す。
【0084】図18〜20に示した本発明の他の具体例
によれば、各糸外し装置51は、外される糸の通過区域
に凸状面が面するように凸状エッジ部511を設けて形
成された上部部材510を有し、フレア状の凹部512
は回転糸ガイド25から外される糸のための前記凸状エ
ッジ部510上に形成され、そして、後で詳述するよう
に、糸供給ボビンに面している部材51の側において、
部材51から突き出ている所定の高さの付属物513と
協動して作用する。
【0085】第1部分251を有する付属部材250
は、前記したボビンに面している側にある回転糸ガイド
25から突出している。
【0086】該第1部分は糸ガイド25の軸から分岐し
ている。そして、該付属部材250には、第2部分25
2がさらに設けられている。該第2部分は該第1部分に
対して適度に湾曲して連続し、該糸ガイド25の回転軸
に実質上直角な平面に伸びるように形成されている。
【0087】糸ガイド25の運動方向に関して付属部材
250の前端部の所定位置に、糸ガイドに保持され且つ
また整経胴に巻かれる糸の保持を改善するように働く小
寸法の凹部が設けられている。
【0088】糸ガイド25の軸に関して付属部材250
の第1部分251の分岐角度、該第1部分251の高さ
及び付属部材250の前端部上の凹部253の位置は、
全て選択され、その結果、糸ガイドからの糸外しの際
に、糸ガイド25の自由端部と前記凹部との間の糸の部
分KKは、部分511と糸外し状態で配置される糸外し
部材51の付属部材513との間の空間に強制的に配置
されるようになっている。
【0089】図18には、糸ガイド25からの糸の取り
外しを含まず、したがって、休止している部材51及び
35を具備しかつ、部材51及び35によって動かされ
る糸をキャッチすることなしに該部材51及び35に対
応して作動して糸ガイド25を具備した1つのチャンネ
ルの場合が図示されている。
【0090】図19は、回転糸ガイド25への糸の供給
を示している。この場合、部材35は働いており、即
ち、上昇した状態であり、一方、糸外し部材51は休止
状態である。
【0091】各々の回転マグネット35Sによって作動
状態に駆動される部材35により、関連した糸は糸ガイ
ド25によってキャッチされる位置に達する。該糸ガイ
ド25は、チャンネルの前方を通過し、したがって、何
の障害もなしに、チャンネルによって保持され且つチャ
ンネルに沿って駆動されることができる。
【0092】位置Aでは、糸ガイド25は糸供給部材3
5の上流にあり、それ故未だ糸を持っていない。位置B
では、糸ガイド25は既に、部材35からの糸を受けて
いる。図20は、回転している糸ガイド25から糸が外
される工程を示している。部材35及び51の両方は働
いており、つまり上昇した状態である。
【0093】チャンネルの前方にある糸ガイド25の通
路にはクリールに面している糸の部分Kが部材51の付
属部材513と接する。
【0094】同時に、該糸の部分KKは、部材510の
エッジ511の下を通り、凹部512に向かって誘導さ
れる。
【0095】このようにして、糸外しが容易であるよう
な回転糸ガイド25の自由端部の特徴的な形状、部材5
1の端部511によりなされるガイド動作及び512の
凹部によりなされる糸保持に起因して、糸が糸ガイド2
5より外されるのである。
【0096】この工程における糸ガイド25の付属部材
250の下部エッジ254は、集合部材51の部材51
0及び513の間のスペースに糸が留まるための対応す
る部分を形成する。それにより、糸が付属部材513を
通り過ぎてしまうことを防ぐ。
【0097】糸に抵抗を持たせるテンションに起因し
て、前記付属部材250の部分252は、部材35の上
端部の下に糸を置くことができる。このように部材35
と51の両方を引き続いて降下させることにより、回転
糸ガイド25への継続的な糸の供給に対する正しくかつ
安全な位置に糸が常に誘導されることが確保される。
【0098】AAに示されているものは、外されるべき
糸を持っている回転糸ガイド25であり、BBに示され
ているものは、糸を外す時の糸ガイド25であり、そし
てCCは糸を外した後の糸ガイド25である。
【0099】部材35と51の制御方法が、前述した整
経工程の実質的な変更とならない回転型の代わりに、直
線型であることを評価すべきである。
【0100】この図面は実施例としてのみ表される本発
明の例を示すもので、本発明は本発明のベースとなった
着想の範囲から外れることなく形や配列の変更を加える
ことは可能である。
【0101】添付の特許請求の範囲の符号は読解し易い
ようにする目的のもので、特許請求の範囲により表され
る保護の範囲を制限するものではない。
【0102】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明の糸交換型の
整経機における外された糸の迅速回収システムによれ
ば、整経作業の生産性を増大するため、無駄な時間を減
らし、整経工程の能率化、整経される糸の色数をも同時
に増やすことができるという著大な効果を奏する。
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の整経機の配置を示す図面である。
【図2】従来のプラントの配置を示す図面である。
【図3】図2のIII−III線の矢視図である。
【図4】図2の矢印fIVによって示された部分の拡大
詳細図である。
【図5】図2の矢印fVによる側面図である。
【図6】図5のVI−VI線による図面である。
【図7】図2のVII−VII線による部分断面図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIII線による断面の2つ
の詳細図である。
【図9】図5の矢印FIXによって示された部分の詳細
図で、糸外し装置の動作を示す。
【図10】図1と同様にヘルゲス社の装置の配置を概略
的に示す図面である。
【図11】本発明の配置の詳細を示す図5と同様の図面
である。
【図12】図11の部分拡大図である。
【図13】糸巻き付けサイクルにおける一つの工程を示
す図4と同様の図面である。
【図14】糸巻き付けサイクルにおける他の工程を示す
図4と同様の図面である。
【図15】糸巻き付けサイクルにおけるさらに他の工程
を示す図4と同様の図面である。
【図16】糸巻き付けサイクルにおける別の工程を示す
図4と同様の図面である。
【図17】糸巻き付けサイクルにおけるさらに別の工程
を示す図4と同様の図面である。
【図18】本発明のシステムにおける他の具体例の一つ
の整経工程を示す。
【図19】本発明のシステムにおける他の具体例の他の
整経工程を示す。
【図20】本発明のシステムにおける他の具体例の別の
整経工程を示す。
【符号の説明】
1:ボビン保持部材、3:クリール、11:ビーム、1
3:部材集合体、15:ディスク、17:垂直ガイド又
はレール、19:シリンダー、19,119:支持体、
19A:ベルト、21:ボールベアリング、23:糸保
持部材、糸保持アーム又は糸保持フック、25:糸ガイ
ド又は糸保持フック、29:ステム、29A:付属部
材、29A,29B:糸キャッチシステム、31:板
体、33:ガイド軸、35:振動フック部材、31,3
3:チャンネル、31,33,35:複数個の部材又は
糸供給システム、35S:ソレノイド装置又は回転マグ
ネット、35A:休止位置、35B:反対位置、37:
糸ガイド、37,39:カム、41:糸外しシステム、
51:糸外し部材又はコントロール部材、51S:アク
チュエーター、51,51S:糸外し装置、113:部
材集合体、119A:ベルト、119B,119C:ド
ラム、250:付属部材、251:第1部分、252:
第2部分、253:凹部、254:下部エッジ、51
0:上部部材、511:凸状エッジ部、512:フレア
状の凹部、513:付属物、BP:固定受け部材、F:
糸、K,KK:糸の部分、S:回転巻きつけ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸を巻きつけるための支持体(19,1
    19)と、該支持体(19,119)上に糸を巻き付け
    かつ回転糸巻きつけ(S)を形成するため連続運動を行
    う糸ガイド(25)を具備した糸保持部材(23)と、
    クリール(1,3)から導出される糸の操作を各々が行
    うように取りつけられている複数個の部材(31,3
    3,35)を具えかつ複数の糸を保持し供給し及び該糸
    保持部材(23)から複数の糸を回収するための部材集
    合体(13)と、該糸保持部材(23)の糸ガイド(2
    5)から糸を外すためのシステムとを有し適切にプログ
    ラムされた糸交換整経システムにおいて、糸の迅速な回
    収のためのシステムであり前記糸を外すためのシステム
    が、前記部材集合体(13)の前記部材(31,33,
    35)に近接し関連して設けられた複数個の糸外し装置
    (51,51S)を有し、該糸外し装置(51,51
    S)の各々が複数本の糸の少なくとも一本の取り外しを
    行うために選択的に制御され、該糸外し装置(51,5
    1S)の一つが、糸を操作するため一セットの前記部材
    (31,33,35)のすぐ下流〔糸保持部材(23)
    の運動方向に関して〕に設けられていることを特徴とす
    るシステム。
  2. 【請求項2】 前記部材(31,33,35)の設置数
    及び供給される糸の本数と同数の糸外し装置(51,5
    1S)を有することを特徴とする請求項1記載のシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記部材(31,33,35)の設置数
    及び供給される糸の本数よりも少ない数の糸外し装置
    (51,51S)を有することを特徴とする請求項1記
    載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記部材(31,33,35)の設置数
    及び供給される糸の本数の半分に等しい糸外し装置(5
    1,51S)を有することを特徴とする請求項1記載の
    システム。
  5. 【請求項5】 前記装置(51,51S)の各々が糸外
    し部材(51)を有し、該糸外し部材(51)が、ソノ
    レイドタイプ又はその同等品のアクチュエーター(51
    S)によって制御され、かつフック部材(51)によっ
    てピックアップされかつ該フック部材(51)の中間位
    置に移動せしめられた糸を捕らえる振動フック部材(3
    5)又はその同等部材と同期して、休止位置から前記糸
    が前記糸ガイド(25)から外される位置に移動せしめ
    られおよびその逆の動きを行うことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 糸カム又は糸ガイドカム又は糸ガイド
    (37)を有し、前記糸ガイド(37)が、前記振動フ
    ック部材(35)に対する接合点を形成するため、少な
    くともチャンネル(31,33)の範囲内において、
    をガイドすることができるように支持体(19)から
    距離だけ離れた位置に設けられていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1項記載のシステム。
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