JP3503802B2 - 防音壁 - Google Patents

防音壁

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JP3503802B2
JP3503802B2 JP29287697A JP29287697A JP3503802B2 JP 3503802 B2 JP3503802 B2 JP 3503802B2 JP 29287697 A JP29287697 A JP 29287697A JP 29287697 A JP29287697 A JP 29287697A JP 3503802 B2 JP3503802 B2 JP 3503802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音壁に関し、よ
り詳しくは、所定間隔を保持して互いに並列する2枚の
壁部材と、これら両壁部材間に位置してこれら両壁部部
材を所定間隔に保持して連結する枠部材と、前記両壁部
材間に位置してこれら両壁部材にて仕切られた一方から
他方への音の伝達を遮断すべく機能する多孔質防音部材
からなる防音壁に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の各部屋を仕切る防音壁として、
例えば、石膏ボードからなる2枚の壁部材を所定間隔を
保持して互いに並列して設置してこれら両壁部材間に防
音部材を介在させて構成してなる、遮音機能を向上させ
た防音壁がある。かかる防音壁の両壁部材間に介在させ
る防音部材としては、例えば特開平1−165850号
公報に示されているようにグラスウール、特開平1−1
37044号公報に示されているようにハニカム状コ
ア、特開昭55−36566号公報に示されているよう
にヘルムホルツの共鳴部位を有する部材等が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種形式の防音壁においては、比較的低周波領域での各壁
部材と両壁部材間の空気バネとの共振に起因する共鳴透
過、および、比較的高周波領域でのコインシデンス周波
数に対しては、複雑な構成で高いコストの遮音対策がな
されている。
【0004】従って、本発明の目的は、比較的低周波領
域での共鳴透過、および比較的高周波領域でのコインシ
デンス周波数に対する遮音対策を、低コストの単一の防
音部材にて行うことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は防音壁に関し、
当該防音壁は、所定間隔を保持して互いに並列する2枚
の壁部材と、これら両壁部材間に位置してこれら両壁部
部材を所定間隔に保持して連結する枠部材と、前記両壁
部材間に位置してこれら両壁部材にて仕切られた一方か
ら他方への音の伝達を遮断すべく機能する多孔質防音部
材からなる防音壁であって、該多孔質防音部材が下記の
ごとく構成されていることを特徴とするものである。
【0006】すなわち、当該防音壁において、多孔質防
音部材は、前記両壁部材間の振動モードの腹となる部位
に介在して前記両壁部材の内面に当接する制振部と、前
記両壁部材間の振動モードの腹と節間となる部位に介在
して前記両壁部材の内面間に位置する吸音部を一体的に
備え、前記制振部、前記吸音部、またはこれら制振部お
よび吸音部の両者に、これら制振部および吸音部より比
重の大きいマスが埋設されていることを特徴とするもの
である。
【0007】また、本発明に係る防音壁は、前記多孔質
防音部材が、前記両壁部材間の振動モードの腹となる部
位に介在してこれら両壁部材の内面に当接する制振部を
備え、該制振部より比重の大きいマスが該制振部に埋設
されていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る防音壁においては、
前記多孔質防音部材の制振部が柱状を呈して前記両壁部
材間に圧縮状態で介在し、かつ前記吸音部が板状を呈し
て前記両壁部材とは離間した状態で両壁部材間に介在し
ていること構成とすることができる。なお、本発明に係
る防音壁においては、前記マスを1個のブロック状に形
成して前記多孔質防音部材の制振部に埋設する構成とす
るとすることができ、前記制振部を複数備えている場合
には、各制振部にブロック状のマスをそれぞれ埋設する
こと、前記各マスを互いに重量を異にするように形成す
ることができる。また、前記マスを1個のブロック部と
該ブロック部と一体のプレート部とにより構成して、前
記ブロック部を前記制振部内に位置させ、かつ前記プレ
ート部を前記吸音部内に位置させる構成とすることがで
きる。
【0009】本発明に係る防音壁を構成する壁部材とし
ては、石膏ボード、鉄、アルミ、硬質樹脂等の薄板状の
部材を好適に採用することができる。また、枠部材とし
ては、木材、各種の金属、樹脂、硬質ゴム等を好適に採
用することがで、枠部材は一方または両方の壁部材の内
面に一体に形成されていてもよい。また、多孔質防音部
材としては、ウレタンフォーム等の多孔質弾性体、多孔
質繊維成形体を好適に採用することができ、マスとして
は各種の金属製の材料のものを好適に採用することがで
きる。
【0010】
【発明の作用・効果】かかる構成の防音壁においては、
多孔質防音部材を両壁部材間に介在させた状態では、制
振部が両壁部材間の振動モードの腹となる部位に介在し
て両壁部材の振動を規制し、比較的低周波領域での各壁
部材と両壁部材間の空気バネとの共振に起因する共鳴透
過を遮断する。また、制振部と一体の吸音部は、両壁部
材間の振動モードの腹と節間となる部位に介在して吸音
機能を発揮し、比較的高周波領域でのコインシデンス周
波数に対して効果的に遮音する。
【0011】当該防音壁においては、特に、多孔質防音
部材の制振部および吸音部より比重の大きいマスが埋設
されているため、このマスが埋設されている部位がダイ
ナミックダンパーとして機能して、低周波領域での高い
制振機能を発揮する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例1)図1および図2には本発明の実施例1に係
る防音壁の一部が示されている。当該防音壁10aは、
木枠11と、木枠11の両面側に貼着された石膏ボード
からなる2枚の壁部材12,13と、木枠11の各枠体
11aが形成する区画部11b内にて両壁部材12,1
3間に介在する防音部材14とにより構成されている。
【0013】防音部材14は、連続気泡の弾力性を有す
るウレタンフォームからなる方形状の平板部14aと、
平板部14aの中央に位置する円柱状突起部14bを備
え、円柱状突起部14bの中央部にブロック状のマス1
4cが埋設されている。なお、防音部材14の平板部1
4aおよび円柱状突起部14bは、独立気泡の弾力性を
有するウレタンフォームにて形成されていてもよい。
【0014】防音部材14において、平板部14aは本
発明における吸音部を構成し、かつ円柱状突起部14b
は本発明における制振部を構成するもので、マス14c
はウレタンフォームより比重の大きい金属材料にて構成
されている。防音部材14の平板部14aは、木枠11
の各区画部11bと略同一の形状および大きさで、各区
画部11bの厚みの略1/3の厚みに形成されており、
円柱状突起部14bは所定の直径で各区画部11bの厚
みよりわずかに長く形成されている。
【0015】各防音部材14は、木枠11の各区画部1
1b内に嵌合された状態で、両壁部材12,13にてわ
ずかに押圧された状態で挟持されていて、平板部14a
の外周縁が各枠体11aに接触しており、円柱状突起部
14bの先端面にて各壁部材12,13の内壁面に固着
されている。当該防音壁10aにおいては、各区画部1
1bを構成する枠体11aが振動モードの節となって各
区画部11bの中央部が腹となるが、円柱状突起部14
bは振動モードの腹の部位である区画部11bの中央部
に介在し、かつ、平板部14aは振動モードの節と腹間
の部位である区画部11bの空間部に介在している。
【0016】かかる構成の防音壁10aにおいては、防
音部材14を両壁部材12,13間に介在させた状態で
は、制振部として機能する円柱状突起部14bが両壁部
材12,13間の振動モードの腹となる部位に介在して
両壁部材12,13の振動を規制し、比較的低周波領域
での各壁部材12,13と両壁部材12,13間の空気
バネとの共振に起因する共鳴透過を遮断する。また、吸
音部として機能する平板部14aは、両壁部材12,1
3間の振動モードの腹と節間となる部位に介在して吸音
機能を発揮し、比較的高周波領域でのコインシデンス周
波数に対して効果的に遮音する。
【0017】しかして、当該防音壁10aの防音部材1
4においては、特に、円柱状突起部14bに金属製のマ
ス14cが埋設されているため、このマス14cが埋設
されている円柱状突起部14bがダイナミックダンパー
として機能して、低周波領域での高い制振機能を発揮す
る。 (実施例2)図3および図4には、本発明の実施例2に
係る防音壁の一部が示されている。当該防音壁10b
は、採用している防音部材15を除き上記した防音壁1
0aと同様の構成部材にて同様に構成されている。
【0018】しかして、防音部材15は、上記した防音
部材14と同一の素材で形成されているもので、方形状
の平板部15aと、平板部15aの所定の部位にて同一
の間隔を保持して位置する複数の円柱状突起部15b
と、各円柱状突起部15bに埋設された複数のブロック
状のマス15c1,15c2とにより構成されている。当
該防音部材15においては、合計5個の円柱状突起部1
5bが形成されており、平板部15aの中央部に位置す
る円柱状突起部15bを中心に、縦横方向に各1個づつ
位置している。また、各マス15c1、15c2において
は、マス15c1の重量がマス15c2の重量に比較して
大きく形成されている。
【0019】かかる構成の防音壁10bにおいては、防
音部材15が上記した防音部材14と同様に、円柱状突
起部15bが制振部として機能するとともに、平板部1
5aが吸音部として機能するが、振動モードの腹が区画
部11b内にて、防音部材15の円柱状突起部15bに
対応する数だけ存在する防音壁10bに対して極めて有
効である。
【0020】しかして、当該防音部材10bにおいて
は、特に、各円柱状突起部15bに金属製のマス15c
1,15c2が埋設されているため、これらのマス15c
1,15c2が埋設されている円柱状突起部15bがそれ
ぞれ異なる特性のダイナミックダンパーとして機能し
て、低周波領域での高い制振機能を発揮する。 (実施例3)図5には、本発明の実施例3に係る防音壁
の一部が示されている。当該防音壁10cは、採用して
いる防音部材16を除き上記した防音壁10aと同様の
構成部材にて同様に構成されている。
【0021】当該防音壁10cにおいては、防音部材1
6が上記した防音部材14と同一の素材で形成されてい
るもので、方形状の平板部16aと、平板部16aの中
央部に位置する円柱状突起部16bと、金属製のマス1
6cにて構成されている。マス16cは、平板部16a
に対応するプレート部16c1と、プレート部16c1の
中央部に位置し円柱状突起部16bに対応するブロック
部16c2とからなり、プレート部16c1が平板部16
aに埋設され、かつブロック部16c2が円柱状突起部
16bに埋設されている。
【0022】当該防音部材10cにおいては、特に、マ
ス16cが平板部16aおよび円柱状突起部16bに埋
設されているため、マス16cが埋設されている平板部
16aおよび円柱状突起部16bがそれぞれ特性を異に
する複数のダイナミックダンパーとして機能して、異な
る幅広い低周波領域で高い制振機能を発揮する。 (実施例4)図6には、本発明の実施例4に係る防音壁
の一部が示されている。当該防音壁10dは、採用して
いる防音部材17を除き上記した防音壁10bと同様の
構成部材にて同様に構成されている。
【0023】当該防音壁10dにおいては、防音部材1
7が上記した防音部材15と同一の素材で形成されてい
るもので、防音部材15と同様に、方形状の平板部17
aと、複数の円柱状突起部17bと、金属製のマス17
cにて構成されている。マス17cは、平板部17aに
対応するプレート部17c1と、各円柱状突起部17b
に対応する複数のブロック部17c2とからなり、プレ
ート部17c1が平板部17aに埋設され、かつ各ブロ
ック部17c2が各円柱状突起部17bに埋設されてい
る。
【0024】当該防音部材10dにおいては、特に、マ
ス17cが平板部17aおよび各円柱状突起部17bに
埋設されているため、マス17cが埋設されている平板
部17aおよび各円柱状突起部17bがそれぞれ特性を
異にする複数のダイナミックダンパーとして機能して、
異なる幅広い低周波領域での高い制振機能を発揮する。 (実施例5)図7には、本発明の実施例5に係る防音壁
の一部が示されている。当該防音壁10eは、採用して
いる防音部材18を除き上記した防音壁10aと同様の
構成部材にて構成されている。しかして、防音部材18
は上記した防音部材14を構成する円柱状突起部14b
に対応する円柱状を呈していて、円柱状本体18aの外
周には多数の凹凸部が形成されていて、外周面部18b
が吸音部に構成されている。また、円柱状本体18aに
は、ブロック状のマス18cが埋設されている。
【0025】かかる防音部材18は、両壁部材12,1
3における区画部11bの中央部に対応する部位に圧縮
状態で固着されていて、円柱状本体18aが制振機能を
発揮し、かつ外周面部18bが吸音機能を発揮するとと
もに、全体としてダイナミックダンパーとして機能し
て、幅広い低周波領域で高い制振機能を発揮する。 (実施例6)図8には、本発明の実施例6に係る防音壁
の一部が示されている。当該防音壁20は、上記した各
防音壁10a〜10eとは異なる形式のもので、採用し
ている両壁部材21,22は図示しない枠部材にて、所
定間隔を保持して一体的に連結されているが、各壁部材
21,22の壁部21a,22aの内面には、多数の突
出部21b,22bが形成されている。また、採用して
いる防音部材23は、上記した防音部材14と同一材料
で形成された平板状のもので、両壁部材21,22間に
介在されている。
【0026】両壁部材21,22の各突出部21b,2
2bは、所定間隔を保持して互いに対向していて、両壁
部材21,22間の中央部に介在された防音部材23を
両側から所定に力で挟持している。この挟持状態にある
防音部材23においては、その挟持部23aはわずかに
圧縮された状態にあり、また非挟持部23bは隣り合う
突出部21b,22bの間に位置して解放された状態に
ある。マス23cは、各非挟持部23bに対応するプレ
ート部23c1と、各挟持部23bに対応する複数のブ
ロック部23c2とからなり、プレート部23c1が非挟
持部23bに埋設され、かつブロック部23c2が挟持
部23aに埋設されている。
【0027】従って、当該防音部材23においては、挟
持部23aが制振部を構成して制振機能を発揮し、かつ
非挟持部23bが吸音部を構成して吸音機能を発揮する
とともに、特に、マス23cが挟持部23aおよび非挟
持部23bに埋設されているため、マス23cが埋設さ
れている挟持部23aおよび非挟持部23bがそれぞれ
特性を異にする多数のダイナミックダンパーとして機能
して、異なる幅広い低周波領域での高い制振機能を発揮
する。
【0028】なお、両壁部材21,22の各突出部21
b,22bは、壁部21a,22aの内面に一体的に形
成してもよく、また、別部材にて形成して壁部21a,
22aの内面に固着してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る防音壁の一部切欠き部
分斜視図である。
【図2】実施例1の防音壁における図1の矢印2−2線
方向の横断平面図である。
【図3】本発明の実施例2に係る防音壁の一部切欠き部
分斜視図である。
【図4】実施例2の防音壁における図3の矢印4−4線
方向の横断平面図である。
【図5】本発明の実施例3に係る防音壁の部分横断平面
図である。
【図6】本発明の実施例4に係る防音壁の部分横断平面
図である。
【図7】本発明の実施例5に係る防音壁の部分横断平面
図である。
【図8】本発明の実施例6に係る防音壁の部分横断平面
図である。
【符号の説明】
10a,10b,10c,10d,10e…防音壁、1
1…木枠、11a…枠体、11b…区画部、12,13
…壁部材、14…防音部材、14a…平板部、14b…
円柱状突起部、14c…マス、15……防音部材、15
a…平板部、15b…円柱状突起部、15c1,15c2
…マス、16…防音部材、16a…平板部、16b…円
柱状突起部、16c…マス、16c1…プレート部、1
6c2…ブロック部、17…防音部材、17a…平板
部、17b…円柱状突起部、17c…マス、17c1…
プレート部、17c2…ブロック部、18…防音部材、
18a…円柱状本体、18b…外周面部、18c…マ
ス、20…防音壁、21,22…壁部材、21a,22
a…壁部、21b,22b…突出部、23…防音部材、
23a…挟持部、23b…非挟持部、23c…マス、2
3c1…プレート部、23c2…ブロック部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 11/16 E04B 1/86

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を保持して互いに並列する2枚
    の壁部材と、これら両壁部材間に位置してこれら両壁部
    部材を所定間隔に保持して連結する枠部材と、前記両壁
    部材間に位置してこれら両壁部材にて仕切られた一方か
    ら他方への音の伝達を遮断すべく機能する多孔質防音部
    材からなる防音壁であり、 前記多孔質防音部材は、前記両壁部材間の振動モードの
    腹となる部位に介在して前記両壁部材の内面に当接する
    制振部と、前記両壁部材間の振動モードの腹と節間とな
    る部位に介在して前記両壁部材の内面間に位置する吸音
    部を一体的に備え、前記制振部、前記吸音部、またはこ
    れら制振部および吸音部の両者に、これら制振部および
    吸音部より比重の大きいマスが埋設されていることを特
    徴とする防音壁。
  2. 【請求項2】 前記多孔質防音部材の制振部は柱状を呈
    して前記両壁部材間に圧縮状態で介在し、かつ前記吸音
    部は板状を呈して前記両壁部材とは離間した状態で両壁
    部材間に介在している請求項1に記載の防音壁。
  3. 【請求項3】 前記マスは1個のブロックからなり、前
    記制振部に埋設されている請求項1に記載の防音壁。
  4. 【請求項4】 前記多孔質防音部材は前記制振部を複数
    備え、各制振部にブロック状のマスがそれぞれ埋設され
    ている請求項1に記載の防音壁。
  5. 【請求項5】 前記各マスは互いに重量を異にしている
    請求項4に記載の防音壁。
  6. 【請求項6】 前記マスは1個のブロック部と該ブロッ
    ク部と一体のプレート部とからなり、前記ブロック部は
    前記制振部内に位置し、かつ前記プレート部は前記吸音
    部内に位置している請求項1に記載の防音壁。
  7. 【請求項7】 前記多孔質防音部材は平板状を呈してい
    て、前記両壁部材間に介在してこれら両壁部材の各内面
    に設けた突出部にて両側から挟持され、これら両突出部
    にて挟持された挟持部が制振部を構成し、かつ非挟持部
    が吸音部を構成している請求項1に記載の防音壁。
  8. 【請求項8】 所定間隔を保持して互いに並列する2枚
    の壁部材と、これら両壁部材間に位置して両壁部材を所
    定間隔に保持して連結する枠部材と、前記両壁部材間に
    位置してこれら両壁部材にて仕切られた一方から他方へ
    の音の伝達を遮断すべく機能する多孔質防音部材からな
    る防音壁であり、 前記多孔質防音部材は、前記両壁部材間の振動モードの
    腹となる部位に介在してこれら両壁部材の内面に当接す
    る制振部を備え、該制振部より比重の大きいマスが該制
    振部に埋設されていることを特徴とする防音壁。
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