JP3503592B2 - ネットワークシステム及び情報機器 - Google Patents

ネットワークシステム及び情報機器

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JP3503592B2
JP3503592B2 JP2000356384A JP2000356384A JP3503592B2 JP 3503592 B2 JP3503592 B2 JP 3503592B2 JP 2000356384 A JP2000356384 A JP 2000356384A JP 2000356384 A JP2000356384 A JP 2000356384A JP 3503592 B2 JP3503592 B2 JP 3503592B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報機器が
ネットワークに動的に参加する環境において、ある情報
機器が保持する情報の内容を他の機器から利用する際、
自機以外が保持する情報を可能な限り新しい内容にする
ようなネットワークシステム及び情報機器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンピュータ等の複数の情報
機器をネットワーク接続し、各情報機器で情報を共有し
て活用するシステムが利用されている(例えば、特開2
000−112802号公報、特開2000−1633
00号公報、特開平4−75439号公報、特開平4−
257039号公報、特開平7−114495号公報、
特開平9−54719号公報、特開平9−114714
号公報、特開平10−111825号公報、特開200
0−222268号公報、特開2000−267921
号公報参照)。ところで、ネットワークに接続される情
報機器が一定ではない環境、例えば、家庭内ネットワー
クのように、情報機器の電源が任意のタイミングでオン
・オフされ、かつ、情報機器が物理的にもしばしばネッ
トワークから切断されるような環境では、一般的なサー
バ・クライアントシステムのように、共有情報が常にサ
ーバに保持されていることを前提とすると、前記サーバ
がダウンしたときに共有情報を利用することができなく
なる。また、家庭内ネットワークのように、複数のパー
ソナルコンピュータで構成され、無線のような低速回線
で接続する部分を含む環境では、パーソナルコンピュー
タ上で複数のアプリケーションソフトウェアが同時に動
作しており、共有情報を同期させる処理を同時に行うに
は処理能力が不足したり、通信処理が高負荷になるとア
プリケーションソフトウェアの動作に支障を来したりす
るおそれがある。
【0003】また、特開2000−222268号公報
には、2台以上のコンピュータのファイル群の同期処理
において、各コンピュータで異なる可能性があるデータ
ベース管理部からの独立性を高めること、及び、コンピ
ュータ間の通信時間を抑えることを目的として、マスタ
ー及びスレーブとなる機器構成を前提として、マスター
は共有データのスーパーセットを保持し、スレーブは共
有データのサブセットを保持するような環境で、複数の
スレーブ機器におけるデータ更新をマスターの共有デー
タに反映させるような適用形態を採用している。これに
より、マスター及びスレーブとなる機器構成を前提とし
て、いわゆるサーバ・クライアント型のシステム構成
で、共有データの同期を実現している。
【0004】また、特開2000−267921号公報
には、ネットワークを介して接続された複数計算機に格
納された共有関係にあるデータファイルを処理対象とす
るプログラムが、ネットワークにおいて常に同一内容の
データファイルを対象として動作できるネットワークフ
ァイル透過システムを得ること、計算機間でのネットワ
ーク接続が不能状態でも、各計算機に格納されたプログ
ラムがネットワーク接続不能状態になる直前までの最新
内容のデータファイルで動作できるネットワークファイ
ル透過システムを得ること、及び、共有関係にあるデー
タファイルが更新される毎に処理を行う必要のあるプロ
グラムがネットワーク接続された複数の計算機上に格納
されている場合でも、処理対象のデータファイルの更新
状況を監視および管理する機能をプログラムごとに実装
する必要のない簡略化されたネットワークファイル透過
システムを得ることを目的として、ネットワークに接続
された複数の計算機の内部に、ネットワークファイル管
理部、ネットワークファイル転送部、データファイル、
プログラムを有しており、ネットワークファイル管理部
は、その内部に、オンライン透過部、ダウンロード透過
部、プログラム起動部を有している。係る構成によって
所期の目的を達成するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−222268号公報に記載された発明では、マ
スターとなる情報機器が不在であるようなシステム構成
では、共有データの同期を実現することができないとい
う問題がある。また、特開2000−267921号公
報に記載された発明では、ネットワーク内の機器構成を
自動的に取得して、自情報機器内の共有情報と他情報機
器内の共有情報を別々に管理でき、ネットワークへの接
続、切断が動的に行われるような適用形態では、共有情
報の更新管理が困難という問題があった。また、ある情
報機器が他情報機器内の共有情報のどのバージョンまで
の複製を保持しているかまでを管理することができない
ため、オリジナルの共有情報を保持する情報機器がネッ
トワークから離脱している場合には、ネットワーク内の
情報機器のうち、最も新しい情報を利用することができ
ないという問題がある。
【0006】本発明は、ネットワークに接続される情報
機器が一定ではない環境等においても、ネットワークに
接続された各情報機器が最も新しい共有情報を利用する
ことができるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
情報機器が接続されたネットワークシステムにおいて、
前記各情報機器内に、情報機器間の通信処理を制御する
ネットワークインタフェースと、前記ネットワークイン
タフェースと共有情報同期のための処理を行う要素との
情報交換を制御する通信処理部と、ネットワークに接続
されている情報機器名を取得し機器リスト情報として保
存する機器リスト取得部と、前記通信処理部を介して他
機が保存する共有情報の更新状態を取得し更新状態情報
として保存する更新状態情報取得部と、前記通信処理部
を介して自機がネットワークに接続されたことをネット
ワーク内の情報機器に通知する接続通知部と、自機で更
新を管理する共有情報である自機共有情報が更新された
ときに前記通信処理部を介して他機に更新を通知する自
機情報管理部と、前記通信処理部を介して他機が保持す
る共有情報を取得し他機共有情報として保存する他機情
報取得部とを備えて成ることを特徴とするネットワーク
システムが提供される。ネットワークインタフェースは
情報機器間の通信処理を制御する。通信処理部は、前記
ネットワークインタフェースと共有情報同期のための処
理を行う要素との情報交換を制御する。機器リスト取得
部は、ネットワークに接続されている情報機器名を取得
し機器リスト情報として保存する。更新状態情報取得部
は、前記通信処理部を介して他機が更新を管理する共有
情報の更新状態を取得し更新状態情報として保存する。
接続通知部は、前記通信処理部を介して自機がネットワ
ークに接続されたことをネットワーク内の情報機器に通
知する。自機情報管理部は、自機内で更新を管理する共
有情報である自機共有情報が更新されたときに前記通信
処理部を介して他機に更新を通知する。他機情報取得部
は、前記通信処理部を介して他機が保持する共有情報を
取得し他機共有情報として保存する。
【0008】ここで、前記自機情報管理部の代わりに、
自機が保持する共有情報とその更新差分である自機差分
情報とを保持し管理する自機情報差分付き管理部を有
し、前記共有情報取得部の代わりに、共有情報の差分情
報を取得して他機共有情報を更新する他機情報差分付き
取得部を有するように構成してもよい。また、所定条件
が満たされたときに、前記共有情報取得部が共有情報を
取得するように制御する他機情報取得制御部をさらに有
するように構成してもよい。また、所定条件が満たされ
たときに、前記他機情報差分付き取得部が他機の共有情
報及びその差分情報を取得するように制御する他機差分
情報取得制御部をさらに有するように構成してもよい。
また、前記他機情報差分付き取得部の代わりに、取得し
た差分情報に基づいて他機共有情報を更新するタイミン
グを制御する他機情報管理部を有するように構成しても
よい。また、前記更新状態情報取得部の代わりに、前記
通信処理部を介して他機が保持する共有情報の更新状態
を取得し更新状態情報として保存すると共に、どの情報
機器が最新の共有情報のコピーを保持しているかの判定
結果を受け取り、前記判定結果に含まれる最新コピーの
状態が自機が保持する最新コピーの状態よりも新しいこ
とを示す場合は、受け取った判定結果の送信元である機
器が保持する他機共有情報から、該当する機器の共有情
報のコピーを取得する第2の更新状態情報取得部を有す
るように構成してもよい。
【0009】また、本発明によれば、情報機器間の通信
処理を制御するネットワークインタフェースと、前記ネ
ットワークインタフェースと共有情報同期のための処理
を行う要素との情報交換を制御する通信処理部と、ネッ
トワークに接続されている情報機器名を取得し機器リス
ト情報として保存する機器リスト取得部と、前記通信処
理部を介して他機が保存する共有情報の更新状態を取得
し更新状態情報として保存する更新状態情報取得部と、
前記通信処理部を介して自機がネットワークに接続され
たことをネットワーク内の情報機器に通知する接続通知
部と、自機で更新を管理する共有情報である自機共有情
報が更新されたときに前記通信処理部を介して他機に更
新を通知する自機情報管理部と、前記通信処理部を介し
て他機が保持する共有情報を取得し他機共有情報として
保存する他機情報取得部とを備えて成ることを特徴とす
る情報機器が提供される。ネットワークインタフェース
は情報機器間の通信処理を制御する。通信処理部は、前
記ネットワークインタフェースと共有情報同期のための
処理を行う要素との情報交換を制御する。機器リスト取
得部は、ネットワークに接続されている情報機器名を取
得し機器リスト情報として保存する。更新状態情報取得
部は、前記通信処理部を介して他機が更新を管理する共
有情報の更新状態を取得し更新状態情報として保存す
る。接続通知部は、前記通信処理部を介して自機がネッ
トワークに接続されたことをネットワーク内の情報機器
に通知する。自機情報管理部は、自機内で更新を管理す
る共有情報である自機共有情報が更新されたときに前記
通信処理部を介して他機に更新を通知する。他機情報取
得部は、前記通信処理部を介して他機が保持する共有情
報を取得し他機共有情報として保存する。
【0010】ここで、前記自機情報管理部の代わりに、
自機が保持する共有情報とその更新差分である自機差分
情報とを保持し管理する自機情報差分付き管理部を有
し、前記共有情報取得部の代わりに、共有情報の差分情
報を取得して他機共有情報を更新する他機情報差分付き
取得部を有するように構成してもよい。また、所定条件
が満たされたときに、前記共有情報取得部が共有情報を
取得するように制御する他機情報取得制御部をさらに有
するように構成してもよい。また、所定条件が満たされ
たときに、前記他機情報差分付き取得部が他機の共有情
報及びその差分情報を取得するように制御する他機差分
情報取得制御部をさらに有するように構成してもよい。
また、前記他機情報差分付き取得部の代わりに、取得し
た差分情報に基づいて他機共有情報を更新するタイミン
グを制御する他機情報管理部を有するように構成しても
よい。また、前記更新状態情報取得部の代わりに、前記
通信処理部を介して他機が保持する共有情報の更新状態
を取得し更新状態情報として保存すると共に、どの情報
機器が最新の共有情報のコピーを保持しているかの判定
結果を受け取り、前記判定結果に含まれる最新コピーの
状態が自機が保持する最新コピーの状態よりも新しいこ
とを示す場合は、受け取った判定結果の送信元である機
器が保持する他機共有情報から、該当する機器の共有情
報のコピーを取得する第2の更新状態情報取得部を有す
るように構成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態を詳細に
説明するに先立ってその概要を説明すると、コンピュー
タ等の複数の情報機器がネットワークに動的に参加する
環境において、ある情報機器が保持する情報の内容を他
の情報機器から利用する際、自機以外が保持する新しい
内容を自機内に取得するような情報共有型のネットワー
クシステム及び情報機器に関するものである。ここで、
動的な環境とは、一般的なクライアント・サーバ型では
なく、どの情報機器がネットワークに接続されているか
及びネットワークから切断されているかが一定でない環
境であり、例えば、複数のパーソナルコンピュータ、携
帯型端末、セットトップボックス等で構成されるホーム
ネットワークのようなものである。また、ネットワーク
は有線及び無線によるネットワークのいずれであっても
よい。
【0012】本発明に係る実施の形態は、ネットワーク
内で取得可能な最新の共有情報を取得するために、共有
情報の更新履歴情報及び更新ステータス情報を用いるこ
と、及び、自機内の共有情報とネットワークに接続され
ている機器内の共有情報との新旧を比較する手段を有
し、その比較結果を用いてネットワーク内で取得可能な
最新の共有情報を取得することを基本的な特徴としてい
る。また、ネットワーク内から取得可能な最新の共有情
報の全部もしくは一部を取得するタイミングを制御する
要素を有することをも特徴としている。本発明に係る実
施の形態が適用される環境は、共有すべき情報を保持す
る複数の情報機器がネットワークで接続され、各機器が
自機内で更新を管理するデータに加えて、他機が保持す
る共有情報のコピーも保持するようなものである。ここ
で、他機が保持する共有情報のコピーも保持する理由
は、本発明で想定する環境では、各機器がネットワーク
に常に参加しているとは限らず、どの機器がネットワー
クから切断されても、切断された機器が保持する共有情
報の内容を他機で利用可能にするためである。このよう
にして、同一構成された複数の情報機器を接続したネッ
トワークシステムを構成し、各情報機器の保有するデー
タ等の共有情報を最新の同一のものにする、即ち、各情
報機器の有する共有情報を同期させるものである。
【0013】図1は、本発明の実施の形態に係るネット
ワークシステムの全体構成を示す図で、5台の情報機器
101〜105がネットワークで接続されている例であ
る。各情報機器101〜105は、自機内で更新を管理
する共有情報の他に、他の各機器で更新管理される共有
情報のコピーを保持する。例えば、情報機器101は、
機器101自身が更新を管理する共有情報D1(情報機
器101の自機共有情報)を保持し、さらに、機器10
2〜機器105が各々更新を管理する共有情報D2〜D
5(機器102〜機器105の自機共有情報)のコピー
であるD2’〜D5’を保持する。ここで、共有情報に
付された「’」は、コピーされた共有情報であることを
示している。本発明の実施の形態が適用される環境とし
ては、図1のように複数台(2台以上)の情報機器がネ
ットワークに参加しているものまで想定しているが、情
報を共有する方法及びシステムを実現するために各情報
機器が備える構成及び各情報機器の動作は、2台の情報
機器が接続された環境で説明できるので、以下説明する
各実施の形態の説明においては、主に2台の情報機器が
ネットワークで接続されている場合について述べる。以
下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
ネットワークシステムのブロック図である。図2に示す
ように、同一構成の複数の情報機器100がネットワー
クで接続された環境において、各情報機器内に、機器間
の通信処理を制御するネットワークインタフェース11
0と、ネットワークインタフェース110と共有情報同
期のための処理を行う要素との情報交換を制御する通信
処理部120と、ネットワークに接続されている情報機
器の機器名を取得し、機器リスト情報1300として保
存する機器リスト取得部130と、前記通信処理部12
0を介して他機が保持する共有情報の更新状態を取得
し、更新状態情報1400として保存する更新状態情報
取得部140と、前記通信処理部120を介して自機が
ネットワークに接続されたことをネットワーク内の機器
に通知する接続通知部150と、自機が更新を管理する
共有情報を自機共有情報1600として管理し、自機共
有情報1600が更新されたときに通信処理部120を
介して他機に更新を通知する自機情報管理部160と、
通信処理部120を介して他機が更新を管理する共有情
報を取得し、他機共有情報1700として保存する他機
情報取得部170を有する。機器リスト取得部130、
更新状態情報取得部140、接続通知部150、自機情
報管理部160、他機情報取得部170は、共有情報同
期のための処理を行う要素である。なお、以下では、2
台の情報機器100を区別するため、一方を100a、
他方を100bとする。また、各機器内の要素を区別し
て表現する場合は、各要素にaもしくはbを付して、例
えば130a、140bのように記すこととし、各機器
内の要素の動作が共通しており区別が不要である場合
は、100、110のように機器を区別せずに表記す
る。さらに付言すると、情報機器100aと情報機器1
00bは同一構成となっている。
【0015】以下、第1の実施の形態の動作を詳細に説
明する。先ず、ある情報機器100がネットワークに接
続されたとき、ネットワークインタフェース110は、
ネットワークに接続されたことを検知し、接続を示す信
号を通信処理部120を介して接続通知部150に伝え
る。接続通知部150は、自機がネットワークに接続さ
れたことを示す信号を受けて、機器リスト取得部130
に機器リスト取得指示を送る。機器リスト取得指示を受
けた機器リスト取得部130は、ネットワークに参加し
ている機器のリストを取得し、機器リスト情報1300
として保存する。例えば、マイクロソフト・ウィンドウ
ズ・オペレーティング・システム(以下、ウィンドウズ
と記す)を塔載するパーソナルコンピュータであれば、
ウィンドウズの持つアプリケーション・インタフェース
(以下、APIと記す)を利用して、ネットワーク内の
機器名を逐次的に取得することによって、機器のリスト
を得ることができる。
【0016】機器リスト情報1300は、例えば、
{(“機器1”, 1),(“機器2”,1),(“機器
3”,0),...}のように、機器名の文字列と接続
状態(1は接続されていること、0は切断されているこ
とを示す)を組にしたリストとして記述される。既に接
続されていた情報機器100がネットワークから切断さ
れた場合、ネットワークインタフェース110が切断検
出機能を有していれば、切断された機器内では、機器リ
スト情報1300内に記されている自機以外の機器の接
続状態を1から0に変更する。切断された機器以外、す
なわちネットワークに継続して参加している機器内で
は、機器リストを定期的に取得する機能を機器リスト取
得部130に持たせることにより、ネットワークに参加
している機器のリストを取得して、機器リスト情報13
00を更新する。
【0017】次に、図2において、情報機器100bに
おいて、自己が管理する自機共有情報1600の更新が
発生したとする。この更新とは、例えば、情報機器10
0bがパーソナルコンピュータであり、共有すべき情報
が特定のフォルダ下のファイルである場合、ファイルの
新規作成、削除、更新等である。あるいは、共有すべき
情報がデータベースファイルである場合は、レコードの
追加、削除、修正等が該当する。情報機器100bで更
新が発生すると、情報機器100b内では、自機情報管
理部160bが更新を検知し、通信処理部120b及び
ネットワークインタフェース110bを介して、更新が
発生したことをネットワーク内の他機に通知する。この
動作は、例えば、100bがマイクロソフト・ウィンド
ウズ・オペレーティング・システムの動作するパーソナ
ルコンピュータであり、情報機器100a及び情報機器
100bがIPネットワークで接続されている場合であ
れば、ファイルシステムの変更を検知するウィンドウズ
APIを利用して情報機器100bは更新を検知するこ
とができ、Winsockのような通信処理用APIを
用いてネットワークにブロードキャストすることによっ
て情報機器100bは情報機器100aに更新を通知す
ることができる。情報機器100bは、更新を通知する
際、更新通知として、例えば、更新ファイル名、更新日
時、更新バージョン等を送信する。情報機器100bが
更新通知をネットワークに送信すると、情報機器100
aは、ネットワークインタフェース110a及び通信処
理部120aによって、情報機器100bが発した更新
通知を受け取る。通信処理部120aは、100bから
の更新通知を更新状態情報取得部140aに送る。更新
状態情報取得部140aは、情報機器100bからの更
新通知から、情報機器100b内における更新状態を取
得し、更新状態情報1400aとして保存する。
【0018】更新状態情報1400aは、ネットワーク
に接続された各情報機器が保持する共有情報の更新状態
を示すテーブルであり、例えば、図8のようなものであ
る。図8に示すように、情報機器100a内部の更新状
態情報1400aは、ネットワークに接続されたことが
ある各情報機器内の共有情報ごとに、最新状態と最新コ
ピー状態とを保持する。ここで、最新状態とは、各情報
機器が保持する自機共有情報1600の最終更新日時も
しくは最新バージョンであり、最新コピー状態とは、情
報機器100aが保持する他機共有情報1700aの最
終更新日時もしくはバージョンである。ネットワークに
接続されたことがある機器の名前は、前記機器リスト情
報1300aから得ることができる。情報機器100a
は、情報機器100bからの更新通知によって、情報機
器100a内の更新状態情報1400aを図8から図9
のように変更する。図8及び図9における更新状態情報
1400aの違いは、ここでは、情報機器100bの最
新状態が日時表現であれば「2000.09.25 18:00」から
「2000.10.01 09:30」に、バージョン表現であれば「00
000004」から「00000005」に変わっている例を示してい
る。
【0019】更新状態取得部140aは、更新状態情報
1400aを変更して保存した後、更新状態情報140
0aに含まれる最新状態と最新コピー状態を比較し、最
新状態がより新しいことを示す場合には、通信処理部1
20aを介して情報機器100bが保持する共有情報す
なわち情報機器100bの自機共有情報1600bを取
得するように、他機情報取得部170aに取得指示を伝
える。他機情報取得部170aは、この取得指示を受け
て、通信処理部120a及びネットワークインタフェー
ス110aを介して情報機器100bに共有情報160
0bの送信を要求する。
【0020】情報機器100bへの共有情報1600b
の送信要求は、ネットワークインタフェース110b及
び通信処理部120bを介して自機情報管理部160b
に送られ、自機情報管理部160bが自機共有情報16
00bを通信処理部120b及びネットワークインタフ
ェース110bを介して情報機器100aに送信する。
情報機器100aの他機情報取得部170aは、ネット
ワークインタフェース110a及び通信処理部120a
を介して情報機器100bの共有情報を受け取り、他機
共有情報1700aの一部として保存する。ここで、一
部としたのは、図1における情報機器101が情報機器
100aに、情報機器102が情報機器100bに相当
するような場合、情報機器100b内の共有情報のコピ
ーはD2’であり、情報機器100aが保持する他機共
有情報1700aは、他にもD3’、D4’、D5’も
含み得るためである。以上の動作によって、情報機器1
00aはその内部に、情報機器100bが保持する共有
情報1600bのコピーを作成し更新する。
【0021】尚、前記説明では、機器リスト情報130
0と更新状態情報1400を別々に保持したが、もちろ
ん、実際の保存形態としては、ひとつのファイルとして
保存しても良い。その場合、図8及び図9に示したよう
な更新状態情報1400の内容がひとつのファイルとし
て保存され、機器名の部分を機器リスト情報1300と
しても用いることになる。本第1の実施の形態によれ
ば、情報機器がネットワークに動的に参加する環境にお
いて、どの機器がネットワークから切断されても、その
機器が管理している共有情報が他機からまったく利用で
きなくなるという問題を回避することができる。また、
ある機器が切断されていた間に、その機器内の共有情報
が更新される可能性がある場合でも、その機器が再びネ
ットワークに接続されると、共有情報の更新状態が他機
に伝えられ、他機においては共有情報のコピーを更新す
るか否かを判断できるので、通信処理を行うための負荷
及びネットワーク負荷の浪費を防止できる。
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態に係るネ
ットワークシステムのブロック図である。図3に示すよ
うに、本発明の第2の実施の形態においては、前記第1
の実施の形態における自機情報管理部160の代わり
に、自機が更新して管理する自機共有情報1600とそ
の更新差分である自機差分情報1601も保持及び管理
する自機情報差分付き管理部161を有すること、及
び、共有情報取得部170の代わりに、共有情報の差分
情報1701も取得して他機共有情報1700を更新す
る他機情報差分付き取得部171を有することが、前記
第1の実施の形態と異なっている。よって、以下では、
主に自機情報差分付き管理部161及び他機情報差分付
き取得部171の動作について説明する。
【0023】図3において、情報機器100bで自機共
有情報1600への更新が発生すると、自機情報差分付
き管理部161bは、自機共有情報1600bへの更新
を行う際、その差分を自機差分情報1601bとして別
に保存する。例えば、自機共有情報1600bがデータ
ベースファイルであるような場合に、データベースファ
イルそのものを更新するとともに、更新差分として、新
規追加、削除、もしくは修正を行ったレコードの情報を
記録する。更新差分であるレコードの情報としては、少
なくとも、機器名、最新状態を示す情報及びレコード番
号を保存し、修正を行った場合は、フィールドを指定す
る情報と修正内容も保存する。さらに、自機差分情報1
601bは、更新差分をリストとして保存し、リストの
各要素は、例えば{“100b”,最新状態,レコード
番号,修正内容,(機器1,0),(機器2,
0),...}のように、ネットワーク内のどの機器に
更新の伝達が完了したかを示す情報も保持する。ここ
で、リスト各要素内の機器名と最新状態は、前述の第1
の実施例における更新状態情報と同様のものである。
【0024】自機共有情報1600b及び自機差分情報
1601bの更新と保存が完了した後、自機情報差分付
き管理部161bは、通信処理分120b及びネットワ
ークインタフェース110bを介して、更新通知をネッ
トワーク内の他機、ここでは100aに送信する。更新
通知としては、上述の自機差分情報1601bのリスト
要素のうち、機器名、最新状態、レコード番号及び修正
内容等を含む。情報機器100aにおいては、ネットワ
ークインタフェース110a及び通信処理分120aを
介して、他機情報差分付き取得部171aが情報機器1
00b内での共有情報更新の通知を受けとる。次いで、
他機情報差分付き取得部171aは、他機共有情報17
00aの中に情報機器100bの共有情報のコピーが存
在するかどうかを調べ、存在しない場合は、ネットワー
クインタフェース110a及び通信処理分120aを介
して、情報機器100bに自機共有情報1600bを要
求することを示す情報を送信する。
【0025】他機共有情報1700aの中に機器100
bの共有情報のコピーが存在する場合、他機情報差分付
き取得部171aは、他機差分情報1701aの中に存
在する情報機器100bの差分情報の最新コピー状態
と、情報機器100bから受け取った更新通知が含む最
新状態を比較し、他機差分情報1701aに含まれる差
分情報よりも新しい差分情報を送信するよう、機器10
0bに要求する。ここで、他機差分情報1701aの内
容は、上述の100b内における自機差分情報1601
bと同様の形式とする。また、機器100aは、差分情
報を要求する場合には、差分情報を要求することを示す
情報と、他機差分情報1701aに含まれる機器100
bの差分情報の最新コピー状態の値とを機器100bに
送る。
【0026】他機情報差分付き取得部171aから情報
機器100bに共有情報もしくは差分情報を送信するよ
う要求されると、情報機器100bにおいては、自機共
有情報差分付き管理部161bが、ネットワークインタ
フェース110b及び通信処理分120bを介して、情
報機器100aからの要求を検知し、自機共有情報16
00bもしくは自機差分情報1601bを機器100a
に送信する。機器100aからの要求が自機共有情報1
600bの送信を示す場合、機器100bにおいては、
自機情報差分付き管理部161bが、ネットワークイン
タフェース110b及び通信処理部120bを介して、
自機共有情報1600bを機器100aに送る。これは
共有情報をそのままコピーする処理であるので、第1の
実施例と同様の処理となる。
【0027】情報機器100aからの要求が自機差分情
報1601bの送信を示す場合、自機情報差分付き管理
部161bは、機器100aから受け取った最新コピー
状態の値よりも新しいことを示す自機差分情報1601
b内の要素を、情報機器100aに送信する。情報機器
100aにおいては、他機情報差分付き管理部171a
が情報機器100bからの送信内容を受け取り、他機差
分情報1701aに追加する。また、他機情報差分付き
管理部171aは、情報機器100bから得られた差分
情報が含む更新を、順次、他機共有情報1700aに適
用し、他機共有情報1700aを更新する。以上の動作
により、情報機器100aは、情報機器100bで発生
した共有情報の更新を自機内の共有情報のコピーに反映
させることができる。
【0028】本第2の実施の形態によれば、他機の更新
を差分のみで伝えることを可能にする。これにより、共
有情報のサイズが非常に大きい場合に、共有情報の全部
をコピーする第1の実施の実施の形態よりも通信処理の
負荷を軽減することができる。ただし、通信量を低減さ
せるかわりに、情報機器内部では、差分の保存、差分に
よる共有情報コピーの更新等、前記第1の実施の形態よ
りも処理は増えることになる。つまり、本第2の実施の
形態は、機器の処理能力が高い場合、ネットワークの帯
域に制約がある場合等に適したものであり、前記第1の
実施の形態とは適する環境が異なるものである。
【0029】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図4は、本発明の第3の実施の形態に係るネ
ットワークシステムのブロック図である。図4に示すよ
うに、本発明の第3の実施の形態においては、共有情報
取得部170が共有情報を取得する動作を制御する他機
情報取得制御部180が加わった点が前記第1の実施の
形態の動作と異なる。よって、以下では、主に他機情報
取得制御部180の動作について説明する。本第3の実
施の形態は、前記第1の実施の形態と同様の動作をする
が、情報機器100aが情報機器100bから更新通知
を受け取った後、他機情報取得制御部180aが、情報
機器100bから最新の共有情報1600bを取得する
タイミングを制御する。つまり、他機情報取得制御部1
80aが情報機器100bからの更新通知を最初に受け
取り、他機情報取得制御部180a内で共有情報の取得
開始を決定し、他機情報取得部170aに取得開始を指
示する。
【0030】他機情報取得制御部180a内では、所定
条件が満たされたときに共有情報の取得開始を決定す
る。前記所定条件としては、例えば、タイマーによって
定期的な取得開始タイミングを設ける、情報機器100
aの処理負荷を監視して、処理負荷が既定値以下になっ
たら取得開始して良いと判定する、ネットワークの通信
負荷を監視して通信負荷が既定値以下になったら取得開
始して良いと判定する、あるいはユーザによる取得開始
操作等により、取得開始を決定する。他機情報取得制御
部180aが取得開始を指示した後の動作は、前記第1
の実施の形態の動作と同様である。本第3の実施の形態
によれば、ネットワーク内の機器で更新が発生した直後
に共有情報のコピーを開始するのではなく、他機情報取
得制御部180が決定するタイミングでコピーを行う。
これにより、更新が頻繁に発生するような場合に、共有
情報を取得するための通信処理や機器内の更新処理が非
常に大きな負荷となって、各機器におけるアプリケーシ
ョンソフトウェアの動作に支障を来すといった問題を回
避することが可能になる。
【0031】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図5は、本発明の第4の実施の形態に係るネ
ットワークシステムのブロック図である。図5に示すよ
うに、本発明の第4の実施の形態においては、前記第2
の実施の形態において、他機情報差分付き取得部171
が他機の共有情報及びその差分情報を取得する動作を制
御する他機差分情報取得制御部190が加わったもので
あり、他機差分情報取得制御部190が加わったことに
よる動作が、前記第2の実施の形態の動作と異なってい
る。よって、以下では、主に他機差分情報取得制御部1
90の動作について説明する。
【0032】本第4の実施の形態は、前記第2の実施の
形態と同様の動作をするが、情報機器100aが情報機
器100bから更新通知を受け取った後、他機差分情報
取得制御部190aが、情報機器100bから最新の差
分情報を取得するタイミングを制御する。つまり、他機
差分情報取得制御部190aが機器100bからの更新
通知を最初に受け取り、他機差分情報取得制御部190
a内で差分情報の取得開始を決定し、他機情報差分付き
管理部171aに取得開始を指示する。他機差分情報取
得制御部190a内では、所定条件が満たされたときに
差分情報の取得開始を決定する。前記所定条件として
は、前記第3の実施の形態において、他機情報取得制御
部180が共有情報の取得開始を決定する方法と同様で
ある。他機差分情報取得制御部190aが差分取得の開
始を決定した後の動作は、前記第2の実施の形態と同様
である。本第4の実施の形態によれば、前記第2の実施
の形態の効果、すなわち更新内容を差分で伝えることに
よる通信負荷の低減に加えて、通信処理の負荷及び機器
内の処理負荷が集中もしくは持続することが回避可能に
なる。
【0033】次に、本発明の第5の実施の形態及び第6
の実施の形態について説明する。図6及び図7は、各
々、本発明の第5の実施の形態、第6の実施の形態に係
るネットワークシステムのブロック図である。図6及び
図7に示すように、本第5の実施の形態及び本第6の実
施の形態においては、各々、前記第2の実施の形態及び
第4の実施の形態において、他機情報差分付き取得部1
71の代わりに、取得した差分情報に基づいて他機共有
情報1700を更新するタイミングを制御する他機情報
管理部172を有しており、他機情報差分付き取得部1
71の代わりに他機情報管理部172を有することによ
る動作が、前記第2の実施の形態、第4の実施の形態の
動作と異なっている。よって、以下では、主に他機情報
管理部172の動作について説明する。
【0034】本第5の実施の形態及び本第6の実施の形
態において、情報機器100bにおける更新発生から差
分情報を取得するまでの動作は、各々、第2の実施の形
態、第4の実施の形態の動作と同様である。ただし、差
分情報を取得しても、即座に差分情報に基づいて他機共
有情報1700aを更新することはせず、他機情報管理
部172aが他機共有情報1700aの更新タイミング
を制御する。つまり、他機情報管理部172aは、情報
機器100bから差分情報を取得した後、前記第3の実
施の形態における他機情報取得制御部180と同様の方
法で、所定条件が満たされたときに、差分情報を他機共
有情報1700aに反映させるタイミングを決定する。
他機共有情報1700aの更新開始を決定した後の他機
情報管理部172aの動作は、各々、第2の実施の形
態、第4の実施の形態における他機情報差分付き管理部
171aの動作と同様である。本第5の実施の形態及び
第6の実施の形態によれば、各々、前記第2の実施の形
態、第4の実施の形態の効果に加えて、機器内の処理負
荷をより高精度に制御することが可能になる。
【0035】次に、本発明の第7の実施の形態について
説明する。図8は、本発明の第7の実施の形態に係るネ
ットワークシステムのブロック図である。図8に示すよ
うに、本発明の第7の実施の形態においては、前記第1
〜第6の実施の形態において、更新状態情報取得部14
0の代わりに、第2の更新状態情報取得部141を有し
ている点が、第1〜第6の実施の形態と異なっている。
よって、以下では、主に第2の更新状態情報取得部14
1の動作について説明する。
【0036】第2の更新状態情報取得部141は、更新
状態情報取得部140の機能に加えて、更新状態情報1
400を情報機器間で比較したり、ネットワークから切
断されている情報機器が管理する共有情報のコピーとし
て、どの情報機器が保持するコピーが最も新しいかを決
定したりする。第2の更新状態情報取得部141は、前
記第1の実施の形態で説明したように、機器リスト取得
部130が機器リスト情報1300を更新すると、更新
状態情報1400から、ネットワークから切断された情
報機器が管理していた共有情報を検索し、切断された情
報機器以外で、どの情報機器が最新の共有情報のコピー
を保持しているかを判定する。判定後、第2の更新状態
情報取得部141は、判定結果として、切断された情報
機器名と最新コピー状態、及び自機名をネットワークに
通知する。
【0037】第2の更新状態情報取得部141は、ネッ
トワークインタフェース110及び通信処理部120を
介して、他機が送信した判定結果を受け取り、判定結果
に含まれる最新コピー状態が自機が保持する最新コピー
状態よりも新しいことを示す場合は、受け取った判定結
果の送信元である機器が保持する他機共有情報1700
から、該当する機器の共有情報のコピーを取得する。本
第7の実施の形態によれば、いずれかの情報機器がネッ
トワークから突然切断されても、残った情報機器が保持
する共有データコピーのうち、最も新しいものを利用可
能にすることが可能になる。これにより、ネットワーク
への情報機器の接続及び切断が頻繁かつ任意のタイミン
グで発生し得るような環境において、各機器が保持する
共有情報コピーの最新状態がばらばらになるような場合
に、各情報機器内の共有情報コピーを、ネットワークに
参加している機器で得られる限り最新の共有情報もしく
は共有情報コピーで一致させることが可能になる。尚、
前記各実施の形態において、情報機器として、コンピュ
ータ、携帯型情報端末装置等、ネットワークに接続可能
な各種情報機器が使用できる。
【0038】以上述べたように前記各実施の形態によれ
ば、サーバとなるような常時サービスを行う機器を必須
とせず、ホームネットワークのように、動的にネットワ
ークの機器構成が変化する場面でも、共有情報を可能な
限り更新し、各機器から利用することが可能になる。ま
た、無線LAN(Local Area Network)のようなアドホ
ックな系の場合にも共有情報の有効利用が可能である。
また、機器リスト取得部、接続通知部を有することによ
って、ネットワーク内の機器構成を自動的に取得するこ
とができ、さらに、自機情報管理部、他機情報管理部、
自機共有情報、他機共有情報等と更新状態情報取得部の
機能によって、自機内の共有情報と他機内の共有情報を
別々に管理でき、ネットワークへの接続・切断が動的に
行われるような適用形態でも、共有情報の更新管理がし
やすくなるという効果を奏する。また、ある機器が他機
内の共有情報のどのバージョンまでの複製を保持してい
るかまでを管理することができるので、オリジナルの共
有情報を保持する機器がネットワークから離脱している
場合でも、ネットワーク内の機器のうち、最も新しいコ
ピーを利用することが可能になる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、例えば家庭内ネットワ
ークのように、ネットワークに接続される情報機器が一
定ではない環境や、複数のパーソナルコンピュータが無
線のような低速回線で接続されるような環境において
も、ネットワークに接続された各情報機器が、最も新し
い共有情報を利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にネットワークシステム
の全体構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クシステムのブロック図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係るネットワー
クシステムのブロック図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態に係るネットワー
クシステムのブロック図である。
【図5】 本発明の第4の実施の形態に係るネットワー
クシステムのブロック図である。
【図6】 本発明の第5の実施の形態に係るネットワー
クシステムのブロック図である。
【図7】 本発明の第6の実施の形態に係るネットワー
クシステムのブロック図である。
【図8】 本発明の第7の実施の形態に係るネットワー
クシステムのブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態において共有情報の更新
状態を表すテーブルであ。
【図10】 本発明の実施の形態において共有情報の更
新状態を表すテーブルであ。
【符号の説明】
100a、100b、101〜105・・・情報機器 110・・・ネットワークインタフェース 120・・・通信処理部 130・・・機器リスト取得部 140・・・更新状態情報取得部 141・・・第2の更新状態情報取得部 150・・・接続通知部 160・・・自機情報管理部 161・・・自機情報差分付き管理部 170・・・他機情報取得部 171・・・他機情報差分付き管理部 172・・・他機情報管理部 1300・・・機器リスト情報 1400・・・更新状態情報 1600・・・自機共有情報 1601・・・自機差分情報 1700・・・他機共有情報 1701・・・他機差分情報 180・・・他機情報取得制御部 190・・・他機差分情報取得制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04L 29/08 H04L 13/00 307A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 - 12/44 H04L 29/00 - 29/14 G06F 12/00 - 12/00 549 G06F 13/00 351 - 357

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報機器が接続されたネットワー
    クシステムにおいて、前記各情報機器内に、情報機器間
    の通信処理を制御するネットワークインタフェースと、
    前記ネットワークインタフェースと共有情報同期のため
    の処理を行う要素との情報交換を制御する通信処理部
    と、ネットワークに接続されている情報機器名を取得し
    機器リスト情報として保存する機器リスト取得部と、前
    記通信処理部を介して他機が保存する共有情報の更新状
    態を取得し更新状態情報として保存する更新状態情報取
    得部と、前記通信処理部を介して自機がネットワークに
    接続されたことをネットワーク内の情報機器に通知する
    接続通知部と、自機で更新を管理する共有情報である自
    機共有情報が更新されたときに前記通信処理部を介して
    他機に更新を通知する自機情報管理部と、前記通信処理
    部を介して他機が保持する共有情報を取得し他機共有情
    報として保存する他機情報取得部とを備えて成ることを
    特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記自機情報管理部の代わりに、自機が
    保持する共有情報とその更新差分である自機差分情報と
    を保持し管理する自機情報差分付き管理部を有し、前記
    他機情報取得部の代わりに、共有情報の差分情報を取得
    して他機共有情報を更新する他機情報差分付き取得部を
    有することを特徴とする請求項1記載のネットワークシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 所定条件が満たされたときに、前記他機
    情報取得部が共有情報を取得するように制御する他機情
    報取得制御部をさらに有することを特徴とする請求項1
    記載のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 所定条件が満たされたときに、前記他機
    情報差分付き取得部が他機の共有情報及びその差分情報
    を取得するように制御する他機差分情報取得制御部をさ
    らに有することを特徴とする請求項2記載のネットワー
    クシステム。
  5. 【請求項5】 前記他機情報差分付き取得部の代わり
    に、取得した差分情報に基づいて他機共有情報を更新す
    るタイミングを制御する他機情報管理部を有することを
    特徴とする請求項2又は4記載のネットワークシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記更新状態情報取得部の代わりに、前
    記通信処理部を介して他機が保持する共有情報の更新状
    態を取得し更新状態情報として保存すると共に、どの情
    報機器が最新の共有情報のコピーを保持しているかの判
    定結果を受け取り、前記判定結果に含まれる最新コピー
    の状態が自機が保持する最新コピーの状態よりも新しい
    ことを示す場合は、受け取った判定結果の送信元である
    機器が保持する他機共有情報から、該当する機器の共有
    情報のコピーを取得する第2の更新状態情報取得部を有
    することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記
    載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 情報機器間の通信処理を制御するネット
    ワークインタフェースと、前記ネットワークインタフェ
    ースと共有情報同期のための処理を行う要素との情報交
    換を制御する通信処理部と、ネットワークに接続されて
    いる情報機器名を取得し機器リスト情報として保存する
    機器リスト取得部と、前記通信処理部を介して他機が保
    存する共有情報の更新状態を取得し更新状態情報として
    保存する更新状態情報取得部と、前記通信処理部を介し
    て自機がネットワークに接続されたことをネットワーク
    内の情報機器に通知する接続通知部と、自機で更新を管
    理する共有情報である自機共有情報が更新されたときに
    前記通信処理部を介して他機に更新を通知する自機情報
    管理部と、前記通信処理部を介して他機が保持する共有
    情報を取得し他機共有情報として保存する他機情報取得
    部とを備えて成ることを特徴とする情報機器。
  8. 【請求項8】 前記自機情報管理部の代わりに、自機が
    保持する共有情報とその更新差分である自機差分情報と
    を保持し管理する自機情報差分付き管理部を有し、前記
    他機情報取得部の代わりに、共有情報の差分情報を取得
    して他機共有情報を更新する他機情報差分付き取得部を
    有することを特徴とする請求項7記載の情報機器。
  9. 【請求項9】 所定条件が満たされたときに、前記他機
    情報取得部が共有情報を取得するように制御する他機情
    報取得制御部をさらに有することを特徴とする請求項7
    記載の情報機器。
  10. 【請求項10】 所定条件が満たされたときに、前記他
    機情報差分付き取得部が他機の共有情報及びその差分情
    報を取得するように制御する他機差分情報取得制御部を
    さらに有することを特徴とする請求項8記載の情報機
    器。
  11. 【請求項11】 前記他機情報差分付き取得部の代わり
    に、取得した差分情報に基づいて他機共有情報を更新す
    るタイミングを制御する他機情報管理部を有することを
    特徴とする請求項8又は10記載の情報機器。
  12. 【請求項12】 前記更新状態情報取得部の代わりに、
    前記通信処理部を介して他機が保持する共有情報の更新
    状態を取得し更新状態情報として保存すると共に、どの
    情報機器が最新の共有情報のコピーを保持しているかの
    判定結果を受け取り、前記判定結果に含まれる最新コピ
    ーの状態が自機が保持する最新コピーの状態よりも新し
    いことを示す場合は、受け取った判定結果の送信元であ
    る機器が保持する他機共有情報から、該当する機器の共
    有情報のコピーを取得する第2の更新状態情報取得部を
    有することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一
    に記載の情報機器。
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