JP2003177992A - 差分通信システム、差分通信装置及び差分通信プログラム、並びに差分通信方法 - Google Patents

差分通信システム、差分通信装置及び差分通信プログラム、並びに差分通信方法

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JP2003177992A
JP2003177992A JP2001376126A JP2001376126A JP2003177992A JP 2003177992 A JP2003177992 A JP 2003177992A JP 2001376126 A JP2001376126 A JP 2001376126A JP 2001376126 A JP2001376126 A JP 2001376126A JP 2003177992 A JP2003177992 A JP 2003177992A
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直樹 萱原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動的に構成されるネットワークにおいて差分
通信を行うのに好適な差分通信システムを提供する。 【解決手段】 携帯端末100〜120は、自己が保持
する基準情報に基づいて送信対象情報から差分情報を生
成し、生成した差分情報を目的の携帯端末に送信する。
また、差分情報を受信したときは、差分情報の送信元が
保持する基準情報と自己が保持する基準情報とが同一で
あるか否かを判定し、基準情報が同一でないと判定した
ときは、差分情報の送信元が保持する基準情報を取得
し、取得した基準情報に基づいて、受信した差分情報か
ら送信対象情報を復元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差分通信を行うシ
ステム、装置およびプログラム並びに方法に係り、特
に、動的に構成されるネットワークにおいて差分通信を
行うのに好適な差分通信システム、差分通信装置および
差分通信プログラム、並びに差分通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】送信装置と受信装置との間で通信を行う
場合に、送信装置および受信装置で共通の基準情報を保
持しておき、送信装置において、平文情報と基準情報と
の差分をとった差分情報を受信装置に送信し、受信装置
において、受信した差分情報と基準情報とから元の平文
情報を復元することにより、送信装置と受信装置との間
での通信において通信量の削減や秘匿性の向上を図るこ
とができる。これを差分通信と呼ぶ。
【0003】従来、差分通信を行う技術としては、例え
ば、特開平7-175662号公報に開示されたリモートメンテ
ナンス方式(以下、第1の従来例という。)、特開平11
-265309号公報に開示された部分抽出型リモートメンテ
ナンス方式(以下、第2の従来例という。)、および特
開2000-048106号公報に開示された金融取引処理システ
ム(以下、第3の従来例という。)があった。第1の従
来例では、ホストコンピュータとリモートコンピュータ
とがネットワークを介して接続されている。ホストコン
ピュータでは、まず、変更履歴生成部により、リモート
コンピュータから変更を指示された記憶装置内の旧ソー
スプログラムの変更履歴を生成する。修正プログラム記
憶部は、修正行情報を加えた変更履歴を記憶する。編集
情報生成部は、通信単位の編集情報を生成する。送信部
は、それを通信単位ごとに遠隔地のリモートコンピュー
タに送信する。リモートコンピュータでは、まず、受信
部により、通信単位ごとに編集情報を受信して記憶装置
の旧ソースプログラムの変更履歴を組立てる。プログラ
ム更新部は、その変更履歴と旧ソースプログラムとから
新ソースプログラムを生成する。翻訳部は、新ソースプ
ログラムを翻訳して、新実行形式プログラムを生成す
る。
【0004】これにより、送信するデータ量を最小限に
留めてシステム運用に影響を及ぼすことなく、遠隔地の
コンピュータに対するプログラムの更新を容易に実施す
ることができる。第2の従来例では、ホストコンピュー
タとリモートコンピュータとがネットワークを介して接
続されている。ホストコンピュータは、ホストコンピュ
ータ側で記憶されるデータが変更された場合にそのデー
タの変更前の内容と変更後の内容とを比較してその差分
情報を抽出する差分情報抽出部と、変更内容に関する検
証コードを生成する検証コード生成部と、差分情報より
なる変更情報と検証コードをリモートコンピュータに配
信する配信部とを備えている。リモートコンピュータ
は、自端末に記憶されるデータの内容を変更情報に基づ
き更新し、変更情報に基づき自端末のデータを変更した
内容から検証コードを生成し、生成した検証コードをホ
ストコンピュータ側から送信された検証コードをチェッ
クする検証コードチェック部を備えている。
【0005】これにより、ホストコンピュータ側のデー
タの更新に伴いリモートコンピュータ側のデータを更新
するために送信されるデータ量を削減し、リモートコン
ピュータ側で更新データの内容を検証することができ
る。第3の従来例では、決済サーバとクライアントとが
ネットワークを介して接続されている。クライアント
は、金融機関名テーブルの更新日時および支店名テーブ
ルの更新日時を決済サーバに送信し、送信内容に応じた
決済サーバから送信されてくる差分データを利用して、
金融機関名テーブルと支店名テーブルを更新するととも
に、その内容を決済サーバに送信する。
【0006】これにより、ネットワークを利用した銀行
取引において、取引を行なう時点で取引可能なすべての
金融機関名と支店名を選択できるとともに、取引中のデ
ータ通信量を最小限にすることで取引処理時間を短縮す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、第1ない
し第3の従来例にあってはいずれも、送信装置と受信装
置とがネットワークを介して接続されているため、送信
装置および受信装置に共通の基準情報が保持されている
ことを前提として差分通信を行うことができる。しか
し、換言すれば、送信装置および受信装置に共通の基準
情報が存在しない場合は差分通信を行うことはできな
い。
【0008】例えば、ブルートゥースのように、所定範
囲内にいる通信装置同士が動的にネットワークを構成し
て通信を行うような場合は、無線通信が主体となるた
め、通信量の削減および秘匿性の向上は重要な課題であ
り、差分通信を積極的に採用したいところであるが、動
的に構成されるネットワークでは、送信装置および受信
装置に共通の基準情報が存在しないため、差分通信を行
うのは非常に困難である。
【0009】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、動的に構成されるネットワークにおいて差分通信を
行うのに好適な差分通信システム、差分通信装置および
差分通信プログラム、並びに差分通信方法を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の差分通信システムは、
第1通信装置と第2通信装置とを通信可能に接続し、前
記第1通信装置と前記第2通信装置との間で差分通信を
行うシステムであって、差分通信を行うにあたって前記
第1通信装置および前記第2通信装置が利用する基準情
報が同一となるように、前記第1通信装置および前記第
2通信装置の一方または両方の基準情報を変更し、前記
基準情報に基づいて生成した差分情報を用いて前記第1
通信装置と前記第2通信装置との間で差分通信を行うよ
うになっている。
【0011】このような構成であれば、第1通信装置と
第2通信装置とが通信可能に接続されると、差分通信を
行うにあたって第1通信装置および第2通信装置が利用
する基準情報が同一となるように、第1通信装置および
第2通信装置の一方または両方の基準情報が変更され、
基準情報に基づいて生成された差分情報を用いて第1通
信装置と第2通信装置との間で差分通信が行われる。こ
こで、第1通信装置が利用する基準情報としては、第1
通信装置が保持しているもののほか、例えば、第1通信
装置と通信可能に接続する他の通信装置が保持している
ものも含まれる。すなわち、基準情報は、第1通信装置
が利用可能となっていれば第1通信装置が保持している
必要はない。このことは、第2通信装置が利用する基準
情報について同じである。以下、請求項20記載の差分
通信方法において同じである。
【0012】また、基準情報の変更は、差分通信前に行
うようにしてもよいし、差分通信後に行うようにしても
よい。前者の場合、基準情報を変更した後に差分通信を
行うので、受信側では、差分情報を受信すると、受信側
が利用する基準情報に基づいて差分情報から元の情報を
復元する。後者の場合は、差分通信を行った後に基準情
報を変更するので、受信側では、差分情報を受信する
と、基準情報が変更されるのを待って、受信側が利用す
る基準情報に基づいて差分情報から元の情報を復元す
る。以下、請求項20記載の差分通信方法において同じ
である。
【0013】また、本システムは、第1通信装置および
第2通信装置だけで実現するようにしてもよいし、さら
に複数の通信装置を通信可能に接続したネットワークシ
ステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、
各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、
複数の通信装置のうちどの通信装置に属していてもよ
い。さらに、本発明に係る請求項2記載の差分通信シス
テムは、送信装置と受信装置とを通信可能に接続し、前
記送信装置と前記受信装置との間で差分通信を行うシス
テムであって、差分通信を行うにあたって前記送信装置
および前記受信装置が利用する基準情報が同一であるか
否かを判定する一致判定手段と、前記一致判定手段の判
定結果に基づいて前記送信装置および前記受信装置が利
用する基準情報が同一となるように前記送信装置および
前記受信装置の一方または両方の基準情報を変更する基
準情報変更手段とを備え、前記送信装置は、当該送信装
置が利用する基準情報に基づいて送信対象情報から差分
情報を生成する差分情報生成手段と、前記差分情報生成
手段で生成した差分情報を前記受信装置に送信する送信
手段とを有し、前記受信装置は、前記送信装置からの差
分情報を受信する受信手段と、当該受信装置が利用する
基準情報に基づいて前記受信手段で受信した差分情報か
ら前記送信対象情報を復元する情報復元手段とを有す
る。
【0014】このような構成であれば、送信装置と受信
装置とが通信可能に接続されると、一致判定手段によ
り、差分通信を行うにあたって送信装置および受信装置
が利用する基準情報が同一であるか否かが判定され、基
準情報変更手段により、その判定結果に基づいて送信装
置および受信装置が利用する基準情報が同一となるよう
に送信装置および受信装置の一方または両方の基準情報
が変更される。一方、送信装置では、差分情報生成手段
により、送信装置が利用する基準情報に基づいて送信対
象情報から差分情報が生成され、送信手段により、生成
された差分情報が受信装置に送信される。
【0015】受信装置では、受信手段により送信装置か
らの差分情報を受信すると、情報復元手段により、受信
装置が利用する基準情報に基づいて、受信した差分情報
から送信対象情報が復元される。ここで、一致判定手段
または基準情報変更手段は、送信装置または受信装置に
設けることもできる。一致判定手段または基準情報変更
手段を送信装置または受信装置に設けた構成としては、
次の4つの構成が考えられる。
【0016】第1の構成は、一致判定手段および基準情
報変更手段を送信装置に設ける構成である。この場合、
例えば、一致判定手段による判定は、受信装置との通信
により行い、基準情報変更手段による変更は、受信装置
が利用する基準情報またはこれと同一のものを取得する
ことにより、または送信装置が利用する基準情報を受信
装置に提供することにより行えばよい。第2の構成は、
一致判定手段および基準情報変更手段を受信装置に設け
る構成である。この場合、例えば、一致判定手段による
判定は、送信装置との通信により行い、基準情報変更手
段による変更は、送信装置が利用する基準情報またはこ
れと同一のものを取得することにより、または受信装置
が利用する基準情報を送信装置に提供することにより行
えばよい。
【0017】第3の構成は、一致判定手段を送信装置に
設け、基準情報変更手段を受信装置に設ける構成であ
る。この場合、例えば、一致判定手段による判定は、受
信装置との通信により行い、基準情報変更手段による変
更は、送信装置から判定結果の通知を受けて、送信装置
が利用する基準情報またはこれと同一のものを取得する
ことにより、または受信装置が利用する基準情報を送信
装置に提供することにより行えばよい。
【0018】第4の構成は、一致判定手段を受信装置に
設け、基準情報変更手段を送信装置に設ける構成であ
る。この場合、例えば、一致判定手段による判定は、送
信装置との通信により行い、基準情報変更手段による変
更は、受信装置から判定結果の通知を受けて、受信装置
が利用する基準情報またはこれと同一のものを取得する
ことにより、または送信装置が利用する基準情報を受信
装置に提供することにより行えばよい。
【0019】また、送信装置が利用する基準情報として
は、送信装置が保持しているもののほか、例えば、送信
装置と通信可能に接続する他の通信装置が保持している
ものも含まれる。すなわち、基準情報は、送信装置が利
用可能となっていれば送信装置が保持している必要はな
い。このことは、受信装置が利用する基準情報について
同じである。以下、請求項8ないし13記載の差分通信
装置、並びに請求項14ないし19記載の差分通信プロ
グラムにおいて同じである。
【0020】また、基準情報変更手段は、基準情報の変
更を差分通信前に行うようになっていてもよいし、差分
通信後に行うようになっていてもよい。前者の場合、基
準情報を変更した後に差分通信を行うので、受信装置で
は、差分情報を受信すると、受信装置が利用する基準情
報に基づいて差分情報から元の情報を復元する。後者の
場合は、差分通信を行った後に基準情報を変更するの
で、受信装置では、差分情報を受信すると、基準情報が
変更されるのを待って、受信装置が利用する基準情報に
基づいて差分情報から元の情報を復元する。以下、請求
項8ないし13記載の差分通信装置、並びに請求項14
ないし19記載の差分通信プログラムにおいて同じであ
る。
【0021】また、本システムは、送信装置および受信
装置だけで実現するようにしてもよいし、さらに複数の
通信装置を通信可能に接続したネットワークシステムと
して実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要
素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の通
信装置のうちどの通信装置に属していてもよい。さら
に、本発明に係る請求項3記載の差分通信システムは、
請求項2記載の差分通信システムにおいて、前記受信装
置は、当該受信装置が利用する基準情報と前記送信装置
が利用する基準情報とが同一であるか否かを判定する一
致判定手段と、前記一致判定手段で同一でないと判定し
たときは前記送信装置が利用する基準情報またはこれと
同一のものを取得する基準情報取得手段とを有し、前記
情報復元手段は、前記基準情報取得手段で取得した基準
情報に基づいて、前記受信手段で受信した差分情報から
前記送信対象情報を復元するようになっている。
【0022】このような構成であれば、送信装置では、
差分情報生成手段により、送信装置が利用する基準情報
に基づいて送信対象情報から差分情報が生成され、送信
手段により、生成された差分情報が受信装置に送信され
る。受信装置では、受信手段により送信装置からの差分
情報を受信すると、一致判定手段により、受信装置が利
用する基準情報と送信装置が利用する基準情報とが同一
であるか否かが判定される。その結果、基準情報が同一
でないと判定されると、基準情報取得手段により、送信
装置が利用する基準情報またはこれと同一のものが取得
され、情報復元手段により、取得された基準情報に基づ
いて、受信した差分情報から送信対象情報が復元され
る。
【0023】ここで、基準情報取得手段は、送信装置が
利用する基準情報を取得するようになっていてもよい
し、送信装置が利用する基準情報と同一のものを取得す
るようになっていてもよい。前者の場合は、例えば、送
信装置から取得することができ、後者の場合は、例え
ば、送信装置と通信可能に接続する他の通信装置等であ
って送信装置が自己の利用する基準情報を提供している
装置から取得することができる。以下、請求項9および
10記載の差分通信装置において同じである。
【0024】また、基準情報取得手段は、基準情報の取
得を差分情報の受信前に行うようになっていてもよい
し、差分情報の受信後に行うようになっていてもよい。
以下、請求項9および10記載の差分通信装置において
同じである。さらに、本発明に係る請求項4記載の差分
通信システムは、請求項3記載の差分通信システムにお
いて、前記差分情報生成手段は、前記送信装置が利用す
る基準情報を特定するための基準情報IDを前記差分情
報に付加し、前記一致判定手段は、前記受信手段で受信
した差分情報から前記基準情報IDを取得し、取得した
基準情報IDにより特定される基準情報と前記受信装置
が利用する基準情報とが同一であるか否かを判定するよ
うになっている。
【0025】このような構成であれば、送信装置では、
差分情報生成手段により、送信装置が利用する基準情報
を特定するための基準情報IDが差分情報に付加され、
送信手段により、生成された差分情報が受信装置に送信
される。受信装置では、受信手段により送信装置からの
差分情報を受信すると、一致判定手段により、受信した
差分情報から基準情報IDが取得され、取得された基準
情報IDにより特定される基準情報と受信装置が利用す
る基準情報とが同一であるか否かが判定される。その結
果、基準情報が同一でないと判定されると、基準情報取
得手段により、送信装置が利用する基準情報またはこれ
と同一のものが取得され、情報復元手段により、取得さ
れた基準情報に基づいて、受信した差分情報から送信対
象情報が復元される。
【0026】さらに、本発明に係る請求項5記載の差分
通信システムは、請求項2記載の差分通信システムにお
いて、前記送信装置は、当該送信装置が利用する基準情
報と前記受信装置が利用する基準情報とが同一であるか
否かを判定する一致判定手段と、前記一致判定手段で同
一でないと判定したときは前記受信装置が利用する基準
情報またはこれと同一のものを取得する基準情報取得手
段とを有し、前記差分情報生成手段は、前記基準情報取
得手段で取得した基準情報に基づいて前記送信対象情報
から前記差分情報を生成するようになっている。
【0027】このような構成であれば、送信装置では、
一致判定手段により、送信装置が利用する基準情報と受
信装置が利用する基準情報とが同一であるか否かが判定
される。その結果、基準情報が同一でないと判定される
と、基準情報取得手段により、受信装置が利用する基準
情報またはこれと同一のものが取得され、差分情報生成
手段により、取得された基準情報に基づいて送信対象情
報から差分情報が生成され、送信手段により、生成され
た差分情報が受信装置に送信される。
【0028】受信装置では、受信手段により送信装置か
らの差分情報を受信すると、情報復元手段により、受信
装置が利用する基準情報に基づいて、受信した差分情報
から送信対象情報が復元される。ここで、基準情報取得
手段は、受信装置が利用する基準情報を取得するように
なっていてもよいし、受信装置が利用する基準情報と同
一のものを取得するようになっていてもよい。前者の場
合は、例えば、受信装置から取得することができ、後者
の場合は、例えば、受信装置と通信可能に接続する他の
通信装置等であって受信装置が自己の利用する基準情報
を提供している装置から取得することができる。以下、
請求項11および13記載の差分通信装置において同じ
である。
【0029】さらに、本発明に係る請求項6記載の差分
通信システムは、請求項2ないし5のいずれかに記載の
差分通信システムにおいて、前記送信装置および前記受
信装置は、ネットワークを動的に構成可能となってお
り、前記ネットワークにより通信可能に接続されたとき
に、前記ネットワークを介して差分通信を行うようにな
っている。このような構成であれば、送信装置および受
信装置によりネットワークが動的に構成され、送信装置
および受信装置がネットワークにより通信可能に接続さ
れると、送信装置と受信装置との間では、ネットワーク
を介して差分通信が行われる。
【0030】さらに、本発明に係る請求項7記載の差分
通信システムは、請求項2ないし6のいずれかに記載の
差分通信システムにおいて、差分通信を行うにあたって
前記送信装置と前記受信装置との間で通信されるデータ
量が小さくなるように前記基準情報を生成する基準情報
生成手段を備える。このような構成であれば、基準情報
生成手段により、差分通信を行うにあたって送信装置と
受信装置との間で通信されるデータ量が小さくなるよう
に基準情報が生成される。
【0031】ここで、送信装置と受信装置との間で通信
されるデータ量としては、差分情報のデータ量だけを考
慮してもよいし、差分情報のデータ量のほか、基準情報
を送受信する場合は、差分情報および基準情報のデータ
量を考慮してもよい。一方、上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項8記載の差分通信装置は、請求
項3記載の差分通信システムにおける受信装置と差分通
信を行う装置であって、当該装置が利用する基準情報に
基づいて前記送信対象情報から前記差分情報を生成する
差分情報生成手段と、前記差分情報生成手段で生成した
差分情報を前記受信装置に送信する送信手段とを備え
る。
【0032】このような構成であれば、請求項3記載の
差分通信システムにおける受信装置と通信可能に接続さ
れると、差分情報生成手段により、本装置が利用する基
準情報に基づいて送信対象情報から差分情報が生成さ
れ、送信手段により、生成された差分情報が受信装置に
送信される。さらに、本発明に係る請求項9記載の差分
通信装置は、請求項3記載の差分通信システムにおける
送信装置と差分通信を行う装置であって、前記送信装置
からの差分情報を受信する受信手段と、当該装置が利用
する基準情報と前記送信装置が利用する基準情報とが同
一であるか否かを判定する一致判定手段と、前記一致判
定手段で同一でないと判定したときは前記送信装置が利
用する基準情報またはこれと同一のものを取得する基準
情報取得手段と、前記基準情報取得手段で取得した基準
情報に基づいて前記受信手段で受信した差分情報から前
記送信対象情報を復元する情報復元手段とを備える。
【0033】このような構成であれば、請求項3記載の
差分通信システムにおける送信装置と通信可能に接続さ
れ、受信手段により送信装置からの差分情報を受信する
と、一致判定手段により、本装置が利用する基準情報と
送信装置が利用する基準情報とが同一であるか否かが判
定される。その結果、基準情報が同一でないと判定され
ると、基準情報取得手段により、送信装置が利用する基
準情報またはこれと同一のものが取得され、情報復元手
段により、取得された基準情報に基づいて、受信した差
分情報から送信対象情報が復元される。
【0034】さらに、本発明に係る請求項10記載の差
分通信装置は、請求項3記載の差分通信システムにおけ
る送信装置および受信装置と差分通信を行う装置であっ
て、当該装置が利用する基準情報に基づいて前記送信対
象情報から前記差分情報を生成する差分情報生成手段
と、前記差分情報生成手段で生成した差分情報を前記受
信装置に送信する送信手段と、前記送信装置からの差分
情報を受信する受信手段と、当該装置が利用する基準情
報と前記送信装置が利用する基準情報とが同一であるか
否かを判定する一致判定手段と、前記一致判定手段で同
一でないと判定したときは前記送信装置が利用する基準
情報またはこれと同一のものを取得する基準情報取得手
段と、前記基準情報取得手段で取得した基準情報に基づ
いて前記受信手段で受信した差分情報から前記送信対象
情報を復元する情報復元手段とを備える。
【0035】このような構成であれば、請求項3記載の
差分通信システムにおける受信装置と通信可能に接続さ
れると、差分情報生成手段により、本装置が利用する基
準情報に基づいて送信対象情報から差分情報が生成さ
れ、送信手段により、生成された差分情報が受信装置に
送信される。また、請求項3記載の差分通信システムに
おける送信装置と通信可能に接続され、受信手段により
送信装置からの差分情報を受信すると、一致判定手段に
より、本装置が利用する基準情報と送信装置が利用する
基準情報とが同一であるか否かが判定される。その結
果、基準情報が同一でないと判定されると、基準情報取
得手段により、送信装置が利用する基準情報またはこれ
と同一のものが取得され、情報復元手段により、取得さ
れた基準情報に基づいて、受信した差分情報から送信対
象情報が復元される。
【0036】さらに、本発明に係る請求項11記載の差
分通信装置は、請求項5記載の差分通信システムにおけ
る受信装置と差分通信を行う装置であって、当該装置が
利用する基準情報と前記受信装置が利用する基準情報と
が同一であるか否かを判定する一致判定手段と、前記一
致判定手段で同一でないと判定したときは前記受信装置
が利用する基準情報またはこれと同一のものを取得する
基準情報取得手段と、前記基準情報取得手段で取得した
基準情報に基づいて前記送信対象情報から前記差分情報
を生成する差分情報生成手段と、前記差分情報生成手段
で生成した差分情報を前記受信装置に送信する送信手段
とを備える。
【0037】このような構成であれば、請求項5記載の
差分通信システムにおける受信装置と通信可能に接続さ
れると、一致判定手段により、本装置が利用する基準情
報と受信装置が利用する基準情報とが同一であるか否か
が判定される。その結果、基準情報が同一でないと判定
されると、基準情報取得手段により、受信装置が利用す
る基準情報またはこれと同一のものが取得され、差分情
報生成手段により、取得された基準情報に基づいて送信
対象情報から差分情報が生成され、送信手段により、生
成された差分情報が受信装置に送信される。
【0038】さらに、本発明に係る請求項12記載の差
分通信装置は、請求項5記載の差分通信システムにおけ
る送信装置と差分通信を行う装置であって、前記送信装
置からの差分情報を受信する受信手段と、当該装置が利
用する基準情報に基づいて前記受信手段で受信した差分
情報から前記送信対象情報を復元する情報復元手段とを
備える。このような構成であれば、請求項5記載の差分
通信システムにおける送信装置と通信可能に接続され、
受信手段により送信装置からの差分情報を受信すると、
情報復元手段により、本装置が利用する基準情報に基づ
いて、受信した差分情報から送信対象情報が復元され
る。
【0039】さらに、本発明に係る請求項13記載の差
分通信装置は、請求項5記載の差分通信システムにおけ
る送信装置および受信装置と差分通信を行う装置であっ
て、当該装置が利用する基準情報と前記受信装置が利用
する基準情報とが同一であるか否かを判定する一致判定
手段と、前記一致判定手段で同一でないと判定したとき
は前記受信装置が利用する基準情報またはこれと同一の
ものを取得する基準情報取得手段と、前記基準情報取得
手段で取得した基準情報に基づいて前記送信対象情報か
ら前記差分情報を生成する差分情報生成手段と、前記差
分情報生成手段で生成した差分情報を前記受信装置に送
信する送信手段と、前記送信装置からの差分情報を受信
する受信手段と、当該装置が利用する基準情報に基づい
て前記受信手段で受信した差分情報から前記送信対象情
報を復元する情報復元手段とを備える。
【0040】このような構成であれば、請求項5記載の
差分通信システムにおける受信装置と通信可能に接続さ
れると、一致判定手段により、本装置が利用する基準情
報と受信装置が利用する基準情報とが同一であるか否か
が判定される。その結果、基準情報が同一でないと判定
されると、基準情報取得手段により、受信装置が利用す
る基準情報またはこれと同一のものが取得され、差分情
報生成手段により、取得された基準情報に基づいて送信
対象情報から差分情報が生成され、送信手段により、生
成された差分情報が受信装置に送信される。
【0041】また、請求項5記載の差分通信システムに
おける送信装置と通信可能に接続され、受信手段により
送信装置からの差分情報を受信すると、情報復元手段に
より、本装置が利用する基準情報に基づいて、受信した
差分情報から送信対象情報が復元される。一方、上記目
的を達成するために、本発明に係る請求項14記載の差
分通信プログラムは、コンピュータからなる請求項8記
載の差分通信装置に実行させるプログラムであって、当
該装置が利用する基準情報に基づいて前記送信対象情報
から前記差分情報を生成する差分情報生成手段、および
前記差分情報生成手段で生成した差分情報を前記受信装
置に送信する送信手段として実現される処理を実行させ
るためのプログラムである。
【0042】このような構成であれば、差分通信装置に
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従って差分通信装置が処理を実行すると、請求項8
記載の差分通信装置と同等の作用が得られる。さらに、
本発明に係る請求項15記載の差分通信プログラムは、
コンピュータからなる請求項9記載の差分通信装置に実
行させるプログラムであって、前記送信装置からの差分
情報を受信する受信手段、当該装置が利用する基準情報
と前記送信装置が利用する基準情報とが同一であるか否
かを判定する一致判定手段、前記一致判定手段で同一で
ないと判定したときは前記送信装置が利用する基準情報
またはこれと同一のものを取得する基準情報取得手段、
および前記基準情報取得手段で取得した基準情報に基づ
いて前記受信手段で受信した差分情報から前記送信対象
情報を復元する情報復元手段として実現される処理を実
行させるためのプログラムである。
【0043】このような構成であれば、差分通信装置に
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従って差分通信装置が処理を実行すると、請求項9
記載の差分通信装置と同等の作用が得られる。さらに、
本発明に係る請求項16記載の差分通信プログラムは、
コンピュータからなる請求項10記載の差分通信装置に
実行させるプログラムであって、当該装置が利用する基
準情報に基づいて前記送信対象情報から前記差分情報を
生成する差分情報生成手段、前記差分情報生成手段で生
成した差分情報を前記受信装置に送信する送信手段、前
記送信装置からの差分情報を受信する受信手段、当該装
置が利用する基準情報と前記送信装置が利用する基準情
報とが同一であるか否かを判定する一致判定手段、前記
一致判定手段で同一でないと判定したときは前記送信装
置が利用する基準情報またはこれと同一のものを取得す
る基準情報取得手段、および前記基準情報取得手段で取
得した基準情報に基づいて前記受信手段で受信した差分
情報から前記送信対象情報を復元する情報復元手段とし
て実現される処理を実行させるためのプログラムであ
る。
【0044】このような構成であれば、差分通信装置に
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従って差分通信装置が処理を実行すると、請求項1
0記載の差分通信装置と同等の作用が得られる。さら
に、本発明に係る請求項17記載の差分通信プログラム
は、コンピュータからなる請求項11記載の差分通信装
置に実行させるプログラムであって、当該装置が利用す
る基準情報と前記受信装置が利用する基準情報とが同一
であるか否かを判定する一致判定手段、前記一致判定手
段で同一でないと判定したときは前記受信装置が利用す
る基準情報またはこれと同一のものを取得する基準情報
取得手段、前記基準情報取得手段で取得した基準情報に
基づいて前記送信対象情報から前記差分情報を生成する
差分情報生成手段、および前記差分情報生成手段で生成
した差分情報を前記受信装置に送信する送信手段として
実現される処理を実行させるためのプログラムである。
【0045】このような構成であれば、差分通信装置に
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従って差分通信装置が処理を実行すると、請求項1
1記載の差分通信装置と同等の作用が得られる。さら
に、本発明に係る請求項18記載の差分通信プログラム
は、コンピュータからなる請求項12記載の差分通信装
置に実行させるプログラムであって、前記送信装置から
の差分情報を受信する受信手段、および当該装置が利用
する基準情報に基づいて前記受信手段で受信した差分情
報から前記送信対象情報を復元する情報復元手段として
実現される処理を実行させるためのプログラムである。
【0046】このような構成であれば、差分通信装置に
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従って差分通信装置が処理を実行すると、請求項1
2記載の差分通信装置と同等の作用が得られる。さら
に、本発明に係る請求項19記載の差分通信プログラム
は、コンピュータからなる請求項13記載の差分通信装
置に実行させるプログラムであって、当該装置が利用す
る基準情報と前記受信装置が利用する基準情報とが同一
であるか否かを判定する一致判定手段、前記一致判定手
段で同一でないと判定したときは前記受信装置が利用す
る基準情報またはこれと同一のものを取得する基準情報
取得手段、前記基準情報取得手段で取得した基準情報に
基づいて前記送信対象情報から前記差分情報を生成する
差分情報生成手段、前記差分情報生成手段で生成した差
分情報を前記受信装置に送信する送信手段、前記送信装
置からの差分情報を受信する受信手段、および当該装置
が利用する基準情報に基づいて前記受信手段で受信した
差分情報から前記送信対象情報を復元する情報復元手段
として実現される処理を実行させるためのプログラムで
ある。
【0047】このような構成であれば、差分通信装置に
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従って差分通信装置が処理を実行すると、請求項1
3記載の差分通信装置と同等の作用が得られる。一方、
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項20記
載の差分通信方法は、第1通信装置と第2通信装置とを
通信可能に接続し、前記第1通信装置と前記第2通信装
置との間で差分通信を行う方法であって、差分通信を行
うにあたって前記第1通信装置および前記第2通信装置
が利用する基準情報が同一となるように、前記第1通信
装置および前記第2通信装置の一方または両方の基準情
報を変更し、前記基準情報に基づいて生成した差分情報
を用いて前記第1通信装置と前記第2通信装置との間で
差分通信を行う。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照しながら説明する。図1ないし図11は、
本発明に係る差分通信システム、差分通信装置および差
分通信プログラム、並びに差分通信方法の実施の形態を
示す図である。本実施の形態は、本発明に係る差分通信
システム、差分通信装置および差分通信プログラム、並
びに差分通信方法を、図1に示すように、複数の携帯端
末100〜120が動的に無線ネットワークを構成し、
複数の携帯端末100〜120が無線ネットワークを介
して差分通信を行う場合について適用したものである。
【0049】まず、本発明を適用するネットワークシス
テムの構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本
発明を適用するネットワークシステムの構成を示す図で
ある。図1において、各携帯端末100〜120は、所
定の通信エリア内(例えば、半径10[m]の領域内)に
いる他の携帯端末と動的に無線ネットワークを構成し、
無線ネットワークを介して通信可能に接続されている。
図1の例では、携帯端末100と携帯端末110とが通
信エリア190内に属し相互に通信が可能となってお
り、携帯端末110と携帯端末120とが通信エリア1
92内に属し相互に通信が可能となっている。
【0050】ここで、動的に無線ネットワークを構成す
ることとしては、携帯端末100〜120の各ユーザが
町中、学校、職場等で出会い、他の携帯端末100〜1
20に関する固有の設定を行うことなくその場で無線ネ
ットワークを構成するという事例を挙げることができ
る。次に、携帯端末100の構成を図2を参照しながら
詳細に説明する。図2は、携帯端末100の構成を示す
ブロック図である。なお、各携帯端末100〜120
は、いずれも同一機能を有して構成されているため、以
下、携帯端末100の構成について説明し、携帯端末1
10,120の構成についてはRAM内のデータ構造を
除き説明を省略する。
【0051】携帯端末100は、図2に示すように、制
御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御
するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の
制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM
32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で
必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装
置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構
成されており、これらは、データを転送するための信号
線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続さ
れている。
【0052】I/F38には、外部装置として、他の携
帯端末110,120と無線通信により通信を行う無線
通信装置40と、ヒューマンインターフェースとして複
数のキーによりデータの入力が可能なキーパネル42
と、画像信号に基づいて画面を表示するLCD(Liquid
Crystal Display)44とが接続されている。RAM3
4には、図3に示すように、携帯端末100のユーザに
関するプロファイルAと、基準情報Aとが格納されてい
る。図3は、プロファイルAおよび基準情報Aのデータ
構造を示す図である。
【0053】プロファイルAは、図3(a)に示すよう
に、ユーザIDを登録したフィールド300と、ユーザ
の名前を登録したフィールド302と、ユーザの年齢を
登録したフィールド304と、ユーザの職業を登録した
フィールド306と、ユーザの住所を登録したフィール
ド308とを含んで構成されている。図3(a)の例で
は、フィールド300にはユーザIDとして「000
1」が、フィールド302には名前として「A」が、フ
ィールド304には年齢として「30」が、フィールド
306には職業として「教師」が、フィールド308に
は住所として「諏訪」がそれぞれ登録されている。
【0054】プロファイルAは、図4に示すように、例
えば、各設定項目ごとに所定の開始タグと終了タグとの
間に設定値を記述するいわゆるXML(eXtensible Mar
kupLanguage)形式で構成することができる。このこと
は、プロファイルAに限らず、基準情報A,Bおよびプ
ロファイルB,Cについて同じである。図4は、XML
形式によるプロファイルAのデータ構造を示す図であ
る。基準情報Aは、携帯端末100が差分通信を行うに
あたって差分情報を生成するために利用する情報であっ
て、図3(b)に示すように、フィールド300に対応
するフィールド310と、フィールド302に対応する
フィールド312と、フィールド304に対応するフィ
ールド314と、フィールド306に対応するフィール
ド316と、フィールド308に対応するフィールド3
18と、基準情報を特定するための基準情報IDを登録
したフィールド320とを含んで構成されている。図3
(b)の例では、フィールド310には「0097」
が、フィールド312には「X」が、フィールド314
には「30」が、フィールド316には「弁護士」が、
フィールド318には「諏訪」が、フィールド320に
は基準情報IDとして「0001」がそれぞれ登録され
ている。なお、フィールド310〜318の内容はラン
ダム等で作成されているため、内容的に無意味なもので
あり、通信課程において漏洩しまたは盗聴されても秘匿
性にはまったく影響を与えない。
【0055】一方、携帯端末110のRAMには、図5
に示すように、携帯端末110のユーザに関するプロフ
ァイルBと、基準情報Bとが格納されている。図5は、
プロファイルBおよび基準情報Bのデータ構造を示す図
である。プロファイルBは、図5(a)に示すように、
ユーザIDを登録したフィールド330と、ユーザの名
前を登録したフィールド332と、ユーザの年齢を登録
したフィールド334と、ユーザの職業を登録したフィ
ールド336と、ユーザの住所を登録したフィールド3
38とを含んで構成されている。図5(a)の例では、
フィールド330にはユーザIDとして「0002」
が、フィールド332には名前として「B」が、フィー
ルド334には年齢として「35」が、フィールド33
6には職業として「医者」が、フィールド338には住
所として「松本」がそれぞれ登録されている。
【0056】基準情報Bは、携帯端末110が差分通信
を行うにあたって差分情報を生成するために利用する情
報であって、図5(b)に示すように、フィールド33
0に対応するフィールド340と、フィールド332に
対応するフィールド342と、フィールド334に対応
するフィールド344と、フィールド336に対応する
フィールド346と、フィールド338に対応するフィ
ールド348と、基準情報を特定するための基準情報I
Dを登録したフィールド350とを含んで構成されてい
る。図5(b)の例では、フィールド340には「00
98」が、フィールド342には「Y」が、フィールド
344には「35」が、フィールド346には「教師」
が、フィールド348には「松本」が、フィールド32
0には基準情報IDとして「0002」がそれぞれ登録
されている。なお、フィールド340〜348の内容は
ランダム等で作成されているため、内容的に無意味なも
のであり、通信課程において漏洩しまたは盗聴されても
秘匿性にはまったく影響を与えない。
【0057】一方、携帯端末120のRAMには、図6
に示すように、携帯端末120のユーザに関するプロフ
ァイルCが格納されている。図6は、プロファイルCの
データ構造を示す図である。プロファイルCは、図6
(a)に示すように、ユーザIDを登録したフィールド
360と、ユーザの名前を登録したフィールド362
と、ユーザの年齢を登録したフィールド364と、ユー
ザの職業を登録したフィールド366と、ユーザの住所
を登録したフィールド368とを含んで構成されてい
る。図6(a)の例では、フィールド360にはユーザ
IDとして「0003」が、フィールド362には名前
として「C」が、フィールド364には年齢として「3
5」が、フィールド366には職業として「弁護士」
が、フィールド368には住所として「諏訪」がそれぞ
れ登録されている。
【0058】一方、図2に戻り、CPU30の構成およ
びCPU30において実行される処理を説明する。CP
U30は、マイクロプロセッシングユニットMPU等か
らなり、ROM32の所定領域に格納されている所定の
プログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図7
ないし図9のフローチャートに示す差分情報送信処理、
差分情報受信処理および基準情報送信処理をそれぞれ時
分割で実行するようになっている。
【0059】初めに、差分情報送信処理を図7を参照し
ながら詳細に説明する。図7は、差分情報送信処理を示
すフローチャートである。差分情報送信処理は、RAM
34の基準情報に基づいて送信対象情報から差分情報を
生成し、生成した差分情報を他の携帯端末110,12
0に送信する処理であって、CPU30において実行さ
れると、まず、ステップS100に移行するようになっ
ている。
【0060】ステップS100では、他の携帯端末11
0,120への送信要求があったか否かを判定し、送信
要求があったと判定したとき(Yes)は、ステップS10
2に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、送
信要求があるまでステップS100で待機する。ステッ
プS102では、RAM34から基準情報を読み出し、
ステップS104に移行して、読み出した基準情報に基
づいて送信対象情報から差分情報を生成し、ステップS
106に移行して、生成した差分情報に基準情報IDを
付加し、ステップS108に移行して、基準情報IDを
付加した差分情報を目的の携帯端末に送信し、一連の処
理を終了して元の処理に復帰させる。
【0061】次に、差分情報受信処理を図8を参照しな
がら詳細に説明する。図8は、差分情報受信処理を示す
フローチャートである。差分情報受信処理は、他の携帯
端末110,120から差分情報を受信し、RAM34
の基準情報に基づいて差分情報から送信対象情報を復元
する処理であって、CPU30において実行されると、
まず、ステップS200に移行するようになっている。
【0062】ステップS200では、差分情報を受信し
たか否かを判定し、差分情報を受信したと判定したとき
(Yes)は、ステップS202に移行するが、そうでない
と判定したとき(No)は、差分情報を受信するまでステッ
プS200で待機する。ステップS202では、差分情
報から基準情報IDを取得し、ステップS204に移行
して、取得した基準情報IDとRAM34の基準情報の
基準情報IDとが一致しているか否かを判定し、それら
基準情報IDが一致していないと判定したとき(No)は、
ステップS206に移行して、差分情報の送信元となる
携帯端末に基準情報の提供要求を送信し、ステップS2
08に移行する。
【0063】ステップS208では、基準情報を受信し
たか否かを判定し、基準情報を受信したと判定したとき
(Yes)は、ステップS210に移行するが、そうでない
と判定したとき(No)は、基準情報を受信するまでステッ
プS208で待機する。ステップS210では、受信し
た基準情報をRAM34に記憶し、ステップS212に
移行して、基準情報に基づいて、受信した差分情報から
送信対象情報を復元し、一連の処理を終了して元の処理
に復帰させる。
【0064】一方、ステップS204で、取得した基準
情報IDとRAM34の基準情報の基準情報IDとが一
致していると判定したとき(Yes)は、ステップS214
に移行して、取得した基準情報IDにより特定される基
準情報をRAM34から読み出し、ステップS212に
移行する。次に、基準情報送信処理を図9を参照しなが
ら詳細に説明する。図9は、基準情報送信処理を示すフ
ローチャートである。
【0065】基準情報送信処理は、基準情報の提供要求
に応じてRAM34の基準情報を送信する処理であっ
て、CPU30において実行されると、まず、ステップ
S300に移行するようになっている。ステップS30
0では、基準情報の提供要求を受信したか否かを判定
し、提供要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステ
ップS302に移行するが、そうでないと判定したとき
(No)は、提供要求を受信するまでステップS300で待
機する。
【0066】ステップS302では、提供要求に係る基
準情報をRAM34から読み出し、ステップS304に
移行して、読み出した基準情報を目的の携帯端末に送信
し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。次
に、本実施の形態の動作を図10を参照しながら説明す
る。図10は、携帯端末100〜120の間で通信され
る差分情報を示す図である。ここでは、例えば、図1に
示すように、携帯端末100と携帯端末110とが通信
可能に、携帯端末110と携帯端末120とが通信可能
に接続されている場合において、携帯端末100のユー
ザが、諏訪に住んでいる35才の人を検索する場合を例
にとって説明する。
【0067】携帯端末100のユーザは、まず、携帯端
末100において、検索対象者の年齢として「35」
を、検索対象者の住所として「諏訪」をキーパネル42
から入力し、検索要求を入力する。携帯端末100で
は、検索対象者に関する情報とともに検索要求が入力さ
れると、ユーザID、名前および職業が「*」、年齢が
「35」、住所が「諏訪」として設定された検索条件情
報が作成される。ここで、ユーザID、名前および職業
について「*」の指定は、いわゆるワイルドカード指定
であり、すべてのユーザID、名前および職業が検索条
件を満足することを意味している。
【0068】次いで、ステップS100〜S104を経
て、基準情報AがRAM34から読み出され、読み出さ
れた基準情報Aに基づいて、送信対象情報としての検索
条件情報から差分情報が生成される。差分情報は、検索
条件情報と基準情報Aとを比較して異なる部分を抽出す
ることにより生成する。抽出規則としては、ユーザI
D、名前、年齢、職業または住所が同じ場合は省略し、
ユーザID、名前、職業または住所が異なる場合はその
ままとし、年齢が異なる場合は年齢差を算出する。この
抽出規則に従うと、差分情報は、図10(a)に示すよ
うになる。まず、検索条件情報のユーザID、名前およ
び職業がいずれも「*」であり、基準情報AのユーザI
D、名前および職業が「0097」、「X」および「弁
護士」であり、それらが異なっているので、ユーザI
D、名前および職業として「*」が設定されている。ま
た、検索条件情報の年齢が「35」であり、基準情報A
の年齢が「30」であり、それらが異なっているので、
年齢差として「+5」が設定されている。また、検索条
件情報の住所が「諏訪」であり、基準情報Aの住所が
「諏訪」であり、それらが同じであるので、その項目に
ついては省略されている。
【0069】差分情報は、図11に示すように、例え
ば、各設定項目ごとに所定の開始タグと終了タグとの間
に設定値を記述するいわゆるXML形式で構成すること
ができる。図11は、XML形式による差分情報のデー
タ構造を示す図である。そして、ステップS106,S
108を経て、基準情報Aの基準情報IDが「000
1」であるので、基準情報ID「0001」が差分情報
に付加され、基準情報IDが付加された差分情報が携帯
端末110に送信される。
【0070】携帯端末110では、差分情報を受信する
と、ステップS200〜S204を経て、受信した差分
情報から基準情報IDが取得され、取得された基準情報
IDと、RAMに格納されている基準情報Bの基準情報
IDとが一致するか否かが判定される。このとき、取得
された基準情報IDが「0001」であり、基準情報B
の基準情報IDが「0002」であるので、それらが一
致しないと判定される。不一致であると判定されると、
ステップS206を経て、基準情報の提供要求が携帯端
末100に送信される。
【0071】携帯端末100では、基準情報の提供要求
を受信すると、ステップS300〜S304を経て、基
準情報AがRAMから読み出され、読み出された基準情
報Aが携帯端末110に送信される。携帯端末110で
は、基準情報Aを受信すると、ステップS210,S2
12を経て、受信した基準情報AがRAMに記憶され、
受信した基準情報Aに基づいて差分情報から検索条件情
報が復元される。
【0072】検索条件情報は、差分情報と基準情報Aと
を比較して異なる部分を抽出することにより復元する。
抽出規則としては、ユーザID、名前、年齢、職業また
は住所については、差分情報に項目が存在すれば差分情
報の設定を採用し、差分情報に項目が存在しなければ基
準情報Aの設定を採用する。また、年齢については、差
分情報に項目が存在すれば、基準情報の設定値にその設
定値を加算したものを採用し、差分情報に項目が存在し
なければ基準情報Aの設定を採用する。この抽出規則に
従うと、元の検索条件情報を復元することができる。
【0073】次いで、検索条件情報が復元されると、検
索条件情報に基づいて、プロファイルBがその検索条件
に適合するか否かが判定される。このとき、検索条件情
報の年齢が「35」であり、プロファイルBの年齢が
「30」であり、それらが異なっているので、それらが
一致しないと判定される。不一致であると判定される
と、携帯端末110が通信可能な他の携帯端末120に
同様の検索条件情報が転送される。
【0074】携帯端末110では、検索条件情報を転送
すると判定されると、ステップS100〜S104を経
て、基準情報A,Bのうち基準情報BがRAM34から
読み出され、読み出された基準情報Bに基づいて、送信
対象情報としての検索条件情報から差分情報が生成され
る。ここで、基準情報A,Bのうち基準情報Bを読み出
すのは、秘匿性を向上する観点から同じ基準情報を極力
使用しないようにするためである。
【0075】差分情報は、検索条件情報と基準情報Bと
を比較して異なる部分を抽出することにより生成する。
この場合、差分情報は、図10(b)に示すようにな
る。まず、検索条件情報のユーザID、名前および職業
がいずれも「*」であり、基準情報BのユーザID、名
前および職業が「0098」、「Y」および「教師」で
あり、それらが異なっているので、ユーザID、名前お
よび職業として「*」が設定されている。また、検索条
件情報の年齢が「35」であり、基準情報Bの年齢が
「35」であり、それらが同じであるので、その項目に
ついては省略されている。また、検索条件情報の住所が
「諏訪」であり、基準情報Bの住所が「松本」であり、
それらが異なっているので、住所として「諏訪」が設定
されている。
【0076】そして、ステップS106,S108を経
て、基準情報Bの基準情報IDが「0002」であるの
で、基準情報ID「0002」が差分情報に付加され、
基準情報IDが付加された差分情報が携帯端末120に
送信される。携帯端末120では、差分情報を受信する
と、ステップS200,S202を経て、受信した差分
情報から基準情報ID「0002」が取得される。この
とき、RAMには基準情報が存在しないので、ステップ
S206を経て、基準情報の提供要求が携帯端末110
に送信される。
【0077】携帯端末110では、基準情報の提供要求
を受信すると、ステップS300〜S304を経て、基
準情報BがRAMから読み出され、読み出された基準情
報Bが携帯端末120に送信される。携帯端末120で
は、基準情報Bを受信すると、ステップS210,S2
12を経て、受信した基準情報BがRAMに記憶され、
受信した基準情報Bに基づいて差分情報から検索条件情
報が復元される。
【0078】次いで、復元された検索条件情報に基づい
て、プロファイルCがその検索条件に適合するか否かが
判定される。このとき、検索条件情報の年齢および住所
が「35」および「諏訪」であり、プロファイルCの年
齢および住所が「35」および「諏訪」であり、それら
が同じであるので、それらが一致していると判定され
る。一致であると判定されると、基準情報Bに基づいて
プロファイルCから差分情報が生成される。
【0079】差分情報は、プロファイルCと基準情報B
とを比較して異なる部分を抽出することにより生成す
る。この場合、差分情報は、図10(c)に示すように
なる。まず、プロファイルCのユーザID、名前、職業
および住所が「0003」、「C」、「弁護士」および
「諏訪」であり、基準情報BのユーザID、名前、職業
および住所が「0098」、「Y」、「教師」および
「松本」であり、それらが異なっているので、ユーザI
D、名前、職業および住所として「0003」、
「C」、「弁護士」および「諏訪」が設定されている。
また、プロファイルCの年齢が「35」であり、基準情
報Bの年齢が「35」であり、それらが同じであるの
で、その項目については省略されている。
【0080】そして、ステップS106,S108を経
て、基準情報Bの基準情報IDが「0002」であるの
で、基準情報ID「0002」が差分情報に付加され、
基準情報IDが付加された差分情報が携帯端末110に
送信される。携帯端末110では、差分情報を受信する
と、ステップS200〜S204を経て、受信した差分
情報から基準情報IDが取得され、取得された基準情報
IDと、RAMに格納されている基準情報Bの基準情報
IDとが一致するか否かが判定される。このとき、取得
された基準情報IDが「0002」であり、基準情報B
の基準情報IDが「0002」であるので、それらが一
致すると判定される。一致であると判定されると、ステ
ップS214,S212を経て、基準情報BがRAMか
ら読み出され、読み出された基準情報Bに基づいて差分
情報からプロファイルCが復元される。
【0081】次いで、プロファイルCが復元されると、
基準情報AがRAMから読み出され、読み出された基準
情報Aに基づいてプロファイルCから差分情報が生成さ
れる。差分情報は、プロファイルCと基準情報Aとを比
較して異なる部分を抽出することにより生成する。この
場合、差分情報は、図10(d)に示すようになる。ま
ず、プロファイルCのユーザIDおよび名前が「000
3」および「C」であり、基準情報AのユーザIDおよ
び名前が「0097」および「X」であり、それらが異
なっているので、ユーザIDおよび名前として「000
3」および「C」が設定されている。また、プロファイ
ルCの年齢が「35」であり、基準情報Aの年齢が「3
0」であり、それらが異なっているので、年齢差として
「+5」が設定されている。また、プロファイルCの職
業および住所が「弁護士」および「諏訪」であり、基準
情報Aの職業および住所が「弁護士」および「諏訪」で
あり、それらが同じであるので、その項目については省
略されている。
【0082】そして、ステップS106,S108を経
て、基準情報Aの基準情報IDが「0001」であるの
で、基準情報ID「0001」が差分情報に付加され、
基準情報IDが付加された差分情報が携帯端末100に
送信される。携帯端末100では、差分情報を受信する
と、ステップS200〜S204を経て、受信した差分
情報から基準情報IDが取得され、取得された基準情報
IDと、RAM34に格納されている基準情報Aの基準
情報IDとが一致するか否かが判定される。このとき、
取得された基準情報IDが「0001」であり、基準情
報Bの基準情報IDが「0001」であるので、それら
が一致すると判定される。一致であると判定されると、
ステップS214,S212を経て、基準情報AがRA
M34から読み出され、読み出された基準情報Aに基づ
いて差分情報からプロファイルCが復元される。
【0083】そして、復元されたプロファイルCがLC
D42に表示される等して、携帯端末100のユーザ
は、目的の人が索出されたことおよびその詳細について
把握することができる。なお、以上では、携帯端末12
0から携帯端末100にプロファイルCを送信するよう
にしたが、これに限らず、目的の人が索出されたこと
を、携帯端末110を介して携帯端末100に通知する
ようにしてもよい。このとき、携帯端末120の位置等
を併せて通知してもよい。
【0084】このようにして、本実施の形態では、携帯
端末100〜120は、自己が保持する基準情報に基づ
いて送信対象情報から差分情報を生成し、生成した差分
情報を目的の携帯端末に送信する一方、差分情報を受信
したときは、差分情報の送信元が保持する基準情報と自
己が保持する基準情報とが同一であるか否かを判定し、
基準情報が同一でないと判定したときは、差分情報の送
信元が保持する基準情報を取得し、取得した基準情報に
基づいて、受信した差分情報から送信対象情報を復元す
るようになっている。
【0085】これにより、差分通信を行うにあたって携
帯端末100〜120が保持する基準情報が共通となる
ので、動的に構成されるネットワークにおいて、携帯端
末100〜120の間で差分通信を行うことができる。
そのため、携帯端末100〜120の間では差分情報が
通信されるので、プロファイルA〜Cの通信について秘
匿性を向上することができる。さらに、本実施の形態で
は、携帯端末100〜120は、自己が保持する基準情
報の基準情報IDを差分情報に付加して送信する一方、
受信した差分情報から基準情報IDを取得し、取得した
基準情報IDにより特定される基準情報と自己が保持す
る基準情報とが同一であるか否かを判定するようになっ
ている。
【0086】これにより、携帯端末100〜120で
は、差分情報を受信するだけで、差分情報の送信元が保
持する基準情報と自己が保持する基準情報とが同一であ
るか否かを把握することができる。したがって、一致を
判定するために差分情報の送信元に問い合わせるプロセ
スが不要となるので、通信手順が比較的簡単になる。さ
らに、本実施の形態では、携帯端末100〜120は、
情報を転送するときは、その情報の送信時に使用する基
準情報として、その情報の受信時に使用した基準情報と
は異なるものを選択するようになっている。
【0087】これにより、同一の基準情報が連続して使
用される可能性が低減されるので、通信の秘匿性を比較
的向上することができる。上記第1の実施の形態におい
て、携帯端末100〜120は、請求項1若しくは20
記載の第1通信装置、請求項1若しくは20記載の第2
通信装置、請求項2ないし4、6、9、10、15若し
くは16記載の送信装置、または請求項2ないし4、
6、8、10、14若しくは16記載の受信装置に対応
している。また、ステップS104,S106は、請求
項2、4、8、10、14または16記載の差分情報生
成手段に対応し、ステップS108は、請求項2、8、
10、14または16記載の送信手段に対応し、ステッ
プS202,S204は、請求項2ないし4、9、1
0、15または16記載の一致判定手段に対応してい
る。
【0088】また、上記第1の実施の形態において、ス
テップS206,S208は、請求項2記載の基準情報
変更手段、または請求項3、9、10、15若しくは1
6記載の基準情報取得手段に対応し、ステップS200
は、請求項2ないし4、9、10、15または16記載
の受信手段に対応し、ステップS212は、請求項2、
3、9、10、15または16記載の情報復元手段に対
応している。次に、本発明の第2の実施の形態を図面を
参照しながら説明する。図12は、本発明に係る差分通
信システム、差分通信装置および差分通信プログラム、
並びに差分通信方法の実施の形態を示す図である。
【0089】本実施の形態は、本発明に係る差分通信シ
ステム、差分通信装置および差分通信プログラム、並び
に差分通信方法を、図12に示すように、複数のクライ
アント端末C1〜C3がサーバ端末Sと動的に無線ネット
ワークを構成し、複数の携帯端末100〜120が無線
ネットワークを介してサーバ端末Sと差分通信を行う場
合について適用したものである。まず、本発明を適用す
るネットワークシステムの構成を図12を参照しながら
説明する。図12は、本発明を適用するネットワークシ
ステムの構成を示す図である。
【0090】図12において、各クライアント端末C1
〜C3は、所定の通信エリア内(例えば、半径10[m]
の領域内)にいるサーバ端末Sと動的に無線ネットワー
クを構成し、無線ネットワークを介してサーバ端末Sと
通信可能に接続されている。サーバ端末Sは、サーバ端
末Sおよびクライアント端末C1〜C3の周辺を縦方向5
つ横方向5つの合計25個の矩形領域に区分し、各区分
領域を最小単位として各クライアント端末C1〜C3の位
置を管理するようになっている。図12の例では、サー
バ端末Sは、座標(2,2)に位置し、クライアント端
末C1〜C3は、それぞれ座標(3,3)(1,4)およ
び(5,1)に位置している。
【0091】また、サーバ端末Sおよびクライアント端
末C1〜C3は、CPU、ROM、RAMおよびI/F等
をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有し
て構成されており、差分通信を行うにあたって、図7な
いし図9のフローチャートに示す処理に相当する処理を
実行するようになっている。なお、基準情報には、サー
バ端末Sの位置座標を使用し、基準情報IDには、計算
機で一般的に使用されているタイムスタンプを使用す
る。タイムスタンプは、所定の基準時(例えば、「0
0:00:00,Jan 1, 1970」)から経過
した秒数の累計で表す。例えば「100011031
9」というタイムスタンプは、「17:25:19,S
ep 10, 2001」を意味する。
【0092】次に、本実施の形態の動作を図面を参照し
ながら説明する。ここでは、サーバ端末Sおよびクライ
アント端末C1〜C3が図12の位置に存在している場合
を例にとって説明する。また、クライアント端末C1
2は、あらかじめ基準情報を保持しており、クライア
ント端末C3は、基準情報を保持していないものとす
る。サーバ端末Sでは、各クライアント端末C1〜C3
位置情報を更新するために、現在の位置情報を通知すべ
き要求を各クライアント端末C1〜C3にブロードキャス
ト送信する。具体的には、ステップS100〜S104
を経て、基準情報がRAMから読み出され、読み出され
た基準情報に基づいて、送信対象情報としての通知要求
から差分情報が生成される。そして、ステップS10
6,S108を経て、基準情報IDが差分情報に付加さ
れ、基準情報IDが付加された差分情報が各クライアン
ト端末C1〜C3に送信される。
【0093】クライアント端末C1,C2では、差分情報
を受信すると、ステップS200〜S204を経て、受
信した差分情報から基準情報IDが取得され、取得され
た基準情報IDと、RAMに格納されている基準情報の
基準情報IDとが一致するか否かが判定される。このと
き、両方の基準情報は同一のものであるので、それらが
一致すると判定される。一致であると判定されると、基
準情報がRAMから読み出され、読み出された基準情報
(2,2)に基づいて差分情報から通知要求が復元さ
れ、現在の位置情報を通知すべきことがサーバSから要
求されたことを把握する。したがって、クライアント端
末C1,C2では、RAMの基準情報(2,2)に基づい
て、クライアント端末C1,C2の現在の位置座標(3,
3)、(1,4)を示す位置情報から差分情報(1,
1)、(−1,2)が生成され、基準情報IDが差分情
報に付加され、基準情報IDが付加された差分情報がサ
ーバ端末Sに送信される。
【0094】サーバ端末Sでは、差分情報を受信する
と、ステップS200〜S204を経て、受信した差分
情報から基準情報IDが取得され、取得された基準情報
IDと、RAMに格納されている基準情報の基準情報I
Dとが一致するか否かが判定される。このとき、両方の
基準情報は同一のものであるので、それらが一致すると
判定される。一致であると判定されると、ステップS2
14,S212を経て、基準情報がRAMから読み出さ
れ、読み出された基準情報(2,2)に基づいて差分情
報(1,1)、(−1,2)からクライアント端末
1,C2の位置情報(3,3)、(1,4)が復元され
る。これにより、クライアント端末C1,C2の位置情報
が最新のものに更新される。
【0095】一方、クライアント端末C3では、差分情
報を受信すると、ステップS200,S202を経て、
受信した差分情報から基準情報IDが取得される。この
とき、RAMには基準情報が存在しないので、ステップ
S206を経て、基準情報の提供要求がサーバ端末Sに
送信される。サーバ端末Sでは、基準情報の提供要求を
受信すると、ステップS300〜S304を経て、基準
情報がRAMから読み出され、読み出された基準情報
(2,2)がクライアント端末C3に送信される。
【0096】クライアント端末C3では、基準情報を受
信すると、ステップS210,S212を経て、受信し
た基準情報がRAMに記憶され、受信した基準情報
(2,2)に基づいて差分情報から通知要求が復元さ
れ、現在の位置情報を通知すべきことがサーバSから要
求されたことを把握する。したがって、クライアント端
末C 3では、RAMの基準情報(2,2)に基づいて、
クライアント端末C3の現在の位置座標(5,1)を示
す位置情報から差分情報(3,−1)が生成され、基準
情報IDが差分情報に付加され、基準情報IDが付加さ
れた差分情報がサーバ端末Sに送信される。
【0097】サーバ端末Sでは、差分情報を受信する
と、ステップS200〜S204を経て、受信した差分
情報から基準情報IDが取得され、取得された基準情報
IDと、RAMに格納されている基準情報の基準情報I
Dとが一致するか否かが判定される。このとき、両方の
基準情報は同一のものであるので、それらが一致すると
判定される。一致であると判定されると、ステップS2
14,S212を経て、基準情報がRAMから読み出さ
れ、読み出された基準情報(2,2)に基づいて差分情
報(3,−1)からクライアント端末C3の位置情報
(5,1)が復元される。これにより、クライアント端
末C3の位置情報が最新のものに更新される。
【0098】なお、以上では、サーバ端末Sが現在の位
置情報を通知すべき要求を各クライアント端末C1〜C3
に送信する場合を示したが、クライアント端末C1〜C3
をカーナビゲーションシステム等として利用する場合
に、サーバ端末Sが各クライアント端末C1〜C3の移動
先を指示するときにも上記と同じ要領で行うことができ
る。このようにして、本実施の形態では、サーバ端末S
およびクライアント端末C 1〜C3は、自己が保持する基
準情報に基づいて送信対象情報から差分情報を生成し、
生成した差分情報を目的の端末に送信する一方、差分情
報を受信したときは、差分情報の送信元が保持する基準
情報と自己が保持する基準情報とが同一であるか否かを
判定し、基準情報が同一でないと判定したときは、差分
情報の送信元が保持する基準情報を取得し、取得した基
準情報に基づいて、受信した差分情報から送信対象情報
を復元するようになっている。
【0099】これにより、差分通信を行うにあたってサ
ーバ端末Sおよびクライアント端末C1〜C3が保持する
基準情報が共通となるので、動的に構成されるネットワ
ークにおいて、サーバ端末Sおよびクライアント端末C
1〜C3の間で差分通信を行うことができる。そのため、
サーバ端末Sと各クライアント端末C1〜C3との間では
相対座標が通信されるので、クライアント端末C1〜C3
の現在位置について秘匿性を向上することができる。
【0100】さらに、本実施の形態では、サーバ端末S
およびクライアント端末C1〜C3は、自己が保持する基
準情報の基準情報IDを差分情報に付加して送信する一
方、受信した差分情報から基準情報IDを取得し、取得
した基準情報IDにより特定される基準情報と自己が保
持する基準情報とが同一であるか否かを判定するように
なっている。これにより、サーバ端末Sおよびクライア
ント端末C1〜C3では、差分情報を受信するだけで、差
分情報の送信元が保持する基準情報と自己が保持する基
準情報とが同一であるか否かを把握することができる。
したがって、一致を判定するために差分情報の送信元に
問い合わせるプロセスが不要となるので、通信手順が比
較的簡単になる。
【0101】上記第2の実施の形態において、サーバ端
末Sおよびクライアント端末C1〜C3は、請求項1若し
くは20記載の第1通信装置、請求項1若しくは20記
載の第2通信装置、請求項2ないし4、6、9、10、
15若しくは16記載の送信装置、または請求項2ない
し4、6、8、10、14若しくは16記載の受信装置
に対応している。また、ステップS104,S106
は、請求項2、4、8、10、14または16記載の差
分情報生成手段に対応し、ステップS108は、請求項
2、8、10、14または16記載の送信手段に対応
し、ステップS202,S204は、請求項2ないし
4、9、10、15または16記載の一致判定手段に対
応している。
【0102】また、上記第2の実施の形態において、ス
テップS206,S208は、請求項2記載の基準情報
変更手段、または請求項3、9、10、15若しくは1
6記載の基準情報取得手段に対応し、ステップS200
は、請求項2ないし4、9、10、15または16記載
の受信手段に対応し、ステップS212は、請求項2、
3、9、10、15または16記載の情報復元手段に対
応している。なお、上記第1の実施の形態において、携
帯端末100〜120は、自己が保持する基準情報に基
づいて送信対象情報から差分情報を生成し、生成した差
分情報を目的の携帯端末に送信する一方、差分情報を受
信したときは、差分情報の送信元が保持する基準情報と
自己が保持する基準情報とが同一であるか否かを判定
し、基準情報が同一でないと判定したときは、差分情報
の送信元が保持する基準情報を取得し、取得した基準情
報に基づいて、受信した差分情報から送信対象情報を復
元するように構成したが、これに限らず、次のように構
成することもできる。
【0103】携帯端末100〜120は、差分情報の送
信先が保持する基準情報と自己が保持する基準情報とが
同一であるか否かを判定し、基準情報が同一でないと判
定したときは、差分情報の送信先が保持する基準情報を
取得し、取得した基準情報に基づいて送信対象情報から
差分情報を生成し、生成した差分情報を目的の携帯端末
に送信する。また、差分情報を受信したときは、自己が
保持する基準情報に基づいて、受信した差分情報から送
信対象情報を復元する。
【0104】この場合において、携帯端末100〜12
0は、請求項1記載の第1通信装置、請求項1記載の第
2通信装置、請求項2、5、12、13、18若しくは
19記載の送信装置、または請求項2、5、11、1
3、17若しくは19記載の受信装置に対応し、ステッ
プS104,S106は、請求項2、5、11、13、
17または19記載の差分情報生成手段に対応してい
る。また、ステップS108は、請求項2、11、1
3、17または19記載の送信手段に対応し、ステップ
S200は、請求項2、12、13、18または19記
載の受信手段に対応し、ステップS202,S204
は、請求項2、5、11、13、17または19記載の
一致判定手段に対応している。
【0105】また、ステップS206,S208は、請
求項2記載の基準情報変更手段、または請求項5、1
1、13、17若しくは19記載の基準情報取得手段に
対応し、ステップS212は、請求項2、12、13、
18または19記載の情報復元手段に対応している。ま
た、上記第2の実施の形態において、サーバ端末Sおよ
びクライアント端末C1〜C3は、自己が保持する基準情
報に基づいて送信対象情報から差分情報を生成し、生成
した差分情報を目的の携帯端末に送信する一方、差分情
報を受信したときは、差分情報の送信元が保持する基準
情報と自己が保持する基準情報とが同一であるか否かを
判定し、基準情報が同一でないと判定したときは、差分
情報の送信元が保持する基準情報を取得し、取得した基
準情報に基づいて、受信した差分情報から送信対象情報
を復元するように構成したが、これに限らず、次のよう
に構成することもできる。
【0106】サーバ端末Sおよびクライアント端末C1
〜C3は、差分情報の送信先が保持する基準情報と自己
が保持する基準情報とが同一であるか否かを判定し、基
準情報が同一でないと判定したときは、差分情報の送信
先が保持する基準情報を取得し、取得した基準情報に基
づいて送信対象情報から差分情報を生成し、生成した差
分情報を目的の携帯端末に送信する。また、差分情報を
受信したときは、自己が保持する基準情報に基づいて、
受信した差分情報から送信対象情報を復元する。
【0107】この場合において、サーバ端末Sおよびク
ライアント端末C1〜C3は、請求項1記載の第1通信装
置、請求項1記載の第2通信装置、請求項2、5、1
2、13、18若しくは19記載の送信装置、または請
求項2、5、11、13、17若しくは19記載の受信
装置に対応している。また、ステップS104,S10
6は、請求項2、5、11、13、17または19記載
の差分情報生成手段に対応し、ステップS108は、請
求項2、11、13、17または19記載の送信手段に
対応し、ステップS200は、請求項2、12、13、
18または19記載の受信手段に対応している。
【0108】また、ステップS202,S204は、請
求項2、5、11、13、17または19記載の一致判
定手段に対応し、ステップS206,S208は、請求
項2記載の基準情報変更手段、または請求項5、11、
13、17若しくは19記載の基準情報取得手段に対応
している。また、ステップS212は、請求項2、1
2、13、18または19記載の情報復元手段に対応し
ている。また、上記第1の実施の形態においては、基準
情報をあらかじめ作成しておく場合を説明したが、これ
に限らず、携帯端末100〜120は、差分通信を行う
にあたって通信されるデータ量が小さくなるように基準
情報を生成するように構成してもよい。
【0109】この場合において、携帯端末100〜12
0は、請求項7記載の送信装置、または請求項7記載の
受信装置に対応している。また、上記第2の実施の形態
においては、基準情報としてサーバ端末Sの位置座標を
使用するように構成したが、これに限らず、サーバ端末
Sおよびクライアント端末C1〜C3は、差分通信を行う
にあたって通信されるデータ量が小さくなるように基準
情報を生成するように構成してもよい。
【0110】この場合において、サーバ端末Sおよびク
ライアント端末C1〜C3は、請求項7記載の送信装置、
または請求項7記載の受信装置に対応している。また、
上記第1および第2の実施の形態においては、基準情報
の送受信をそのまま行うように構成したが、これに限ら
ず、基準情報を暗号化して送信するように構成してもよ
い。これにより、基準情報の送受信においても秘匿性を
向上することができるので、通信全体の秘匿性をさらに
向上することができる。
【0111】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、プロファイルまたは位置座標を通信するのに
差分通信を適用したが、このほかにも、例えば、商取引
情報、人事情報、システムアクセス/ログイン情報を通
信するのに差分通信を適用することもできる。また、上
記第1および第2の実施の形態において、図7ないし図
9のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては
いずれも、ROM32にあらかじめ格納されている制御
プログラムを実行する場合について説明したが、これに
限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された
記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込ん
で実行するようにしてもよい。
【0112】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、本
発明に係る差分通信システム、差分通信装置および差分
通信プログラム、並びに差分通信方法を、動的に構成さ
れた無線ネットワークにおいて差分通信を行う場合につ
いて適用したが、これに限らず、インターネット、LA
Nその他のネットワークにおいて差分通信を行う場合に
も適用することができる。
【0113】また、上記第1の実施の形態においては、
本発明に係る差分通信システム、差分通信装置および差
分通信プログラム、並びに差分通信方法を、図1に示す
ように、複数の携帯端末100〜120が動的に無線ネ
ットワークを構成し、複数の携帯端末100〜120が
無線ネットワークを介して差分通信を行う場合について
適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない
範囲で他の場合にも適用可能である。
【0114】また、上記第2の実施の形態においては、
本発明に係る差分通信システム、差分通信装置および差
分通信プログラム、並びに差分通信方法を、図12に示
すように、複数のクライアント端末C1〜C3がサーバ端
末Sと動的に無線ネットワークを構成し、複数の携帯端
末100〜120が無線ネットワークを介してサーバ端
末Sと差分通信を行う場合について適用したが、これに
限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも
適用可能である。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の差分通信システムによれば、差分通信を行う
にあたって第1通信装置および第2通信装置が利用する
基準情報が共通となるので、第1通信装置と第2通信装
置とが動的にネットワークを構成して通信を行うような
場合でも、第1通信装置と第2通信装置との間で差分通
信を行うことができるという効果が得られる。
【0116】さらに、本発明に係る請求項2ないし6記
載の差分通信システムによれば、差分通信を行うにあた
って送信装置および受信装置が利用する基準情報が共通
となるので、送信装置と受信装置とが動的にネットワー
クを構成して通信を行うような場合でも、送信装置と受
信装置との間で差分通信を行うことができるという効果
が得られる。さらに、本発明に係る請求項4記載の差分
通信システムによれば、差分情報に基準情報IDが付加
されているので、受信装置では、差分情報を受信するだ
けで、送信装置が利用する基準情報と受信装置が利用す
る基準情報とが同一であるか否かを把握することができ
る。したがって、一致を判定するために送信装置に問い
合わせるプロセスが不要となるので、通信手順が比較的
簡単になるという効果も得られる。
【0117】さらに、本発明に係る請求項6記載の差分
通信システムによれば、動的に構成されるネットワーク
において差分通信を行うことができるという効果も得ら
れる。さらに、本発明に係る請求項7記載の差分通信シ
ステムによれば、送信装置と受信装置との間で通信され
るデータ量が小さくなることが期待できるので、通信量
の削減を図ることができるという効果も得られる。
【0118】一方、本発明に係る請求項8ないし10記
載の差分通信装置によれば、請求項3記載の差分通信シ
ステムと同等の効果が得られる。さらに、本発明に係る
請求項11ないし13記載の差分通信装置によれば、請
求項5記載の差分通信システムと同等の効果が得られ
る。一方、本発明に係る請求項14記載の差分通信プロ
グラムによれば、請求項8記載の差分通信装置と同等の
効果が得られる。
【0119】さらに、本発明に係る請求項15記載の差
分通信プログラムによれば、請求項9記載の差分通信装
置と同等の効果が得られる。さらに、本発明に係る請求
項16記載の差分通信プログラムによれば、請求項10
記載の差分通信装置と同等の効果が得られる。さらに、
本発明に係る請求項17記載の差分通信プログラムによ
れば、請求項11記載の差分通信装置と同等の効果が得
られる。
【0120】さらに、本発明に係る請求項18記載の差
分通信プログラムによれば、請求項12記載の差分通信
装置と同等の効果が得られる。さらに、本発明に係る請
求項19記載の差分通信プログラムによれば、請求項1
3記載の差分通信装置と同等の効果が得られる。一方、
本発明に係る請求項20記載の差分通信方法によれば、
請求項1記載の差分通信システムと同等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するネットワークシステムの構
成を示す図である。
【図2】 携帯端末100の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 プロファイルAおよび基準情報Aのデータ構
造を示す図である。
【図4】 XML形式によるプロファイルAのデータ構
造を示す図である。
【図5】 プロファイルBおよび基準情報Bのデータ構
造を示す図である。
【図6】 プロファイルCのデータ構造を示す図であ
る。
【図7】 差分情報送信処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】 差分情報受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】 基準情報送信処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】 携帯端末100〜120の間で通信される
差分情報を示す図である。
【図11】 XML形式による差分情報のデータ構造を
示す図である。
【図12】 本発明を適用するネットワークシステムの
構成を示す図である。
【符号の説明】
100,110,120 携帯端末 190,192 通信エリア 30 CPU 32 ROM 34 RAM 38 I/F 40 無線通信装置 42 キーパネル 44 LCD

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1通信装置と第2通信装置とを通信可
    能に接続し、前記第1通信装置と前記第2通信装置との
    間で差分通信を行うシステムであって、 差分通信を行うにあたって前記第1通信装置及び前記第
    2通信装置が利用する基準情報が同一となるように、前
    記第1通信装置及び前記第2通信装置の一方又は両方の
    基準情報を変更し、前記基準情報に基づいて生成した差
    分情報を用いて前記第1通信装置と前記第2通信装置と
    の間で差分通信を行うようになっていることを特徴とす
    る差分通信システム。
  2. 【請求項2】 送信装置と受信装置とを通信可能に接続
    し、前記送信装置と前記受信装置との間で差分通信を行
    うシステムであって、 差分通信を行うにあたって前記送信装置及び前記受信装
    置が利用する基準情報が同一であるか否かを判定する一
    致判定手段と、前記一致判定手段の判定結果に基づいて
    前記送信装置及び前記受信装置が利用する基準情報が同
    一となるように前記送信装置及び前記受信装置の一方又
    は両方の基準情報を変更する基準情報変更手段とを備
    え、 前記送信装置は、当該送信装置が利用する基準情報に基
    づいて送信対象情報から差分情報を生成する差分情報生
    成手段と、前記差分情報生成手段で生成した差分情報を
    前記受信装置に送信する送信手段とを有し、 前記受信装置は、前記送信装置からの差分情報を受信す
    る受信手段と、当該受信装置が利用する基準情報に基づ
    いて前記受信手段で受信した差分情報から前記送信対象
    情報を復元する情報復元手段とを有することを特徴とす
    る差分通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記受信装置は、当該受信装置が利用する基準情報と前
    記送信装置が利用する基準情報とが同一であるか否かを
    判定する一致判定手段と、前記一致判定手段で同一でな
    いと判定したときは前記送信装置が利用する基準情報又
    はこれと同一のものを取得する基準情報取得手段とを有
    し、 前記情報復元手段は、前記基準情報取得手段で取得した
    基準情報に基づいて、前記受信手段で受信した差分情報
    から前記送信対象情報を復元するようになっていること
    を特徴とする差分通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記差分情報生成手段は、前記送信装置が利用する基準
    情報を特定するための基準情報IDを前記差分情報に付
    加し、 前記一致判定手段は、前記受信手段で受信した差分情報
    から前記基準情報IDを取得し、取得した基準情報ID
    により特定される基準情報と前記受信装置が利用する基
    準情報とが同一であるか否かを判定するようになってい
    ることを特徴とする差分通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記送信装置は、当該送信装置が利用する基準情報と前
    記受信装置が利用する基準情報とが同一であるか否かを
    判定する一致判定手段と、前記一致判定手段で同一でな
    いと判定したときは前記受信装置が利用する基準情報又
    はこれと同一のものを取得する基準情報取得手段とを有
    し、 前記差分情報生成手段は、前記基準情報取得手段で取得
    した基準情報に基づいて前記送信対象情報から前記差分
    情報を生成するようになっていることを特徴とする差分
    通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれかにおいて、 前記送信装置及び前記受信装置は、ネットワークを動的
    に構成可能となっており、前記ネットワークにより通信
    可能に接続されたときに、前記ネットワークを介して差
    分通信を行うようになっていることを特徴とする差分通
    信システム。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれかにおいて、 差分通信を行うにあたって前記送信装置と前記受信装置
    との間で通信されるデータ量が小さくなるように前記基
    準情報を生成する基準情報生成手段を備えることを特徴
    とする差分通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の差分通信システムにおけ
    る受信装置と差分通信を行う装置であって、 当該装置が利用する基準情報に基づいて前記送信対象情
    報から前記差分情報を生成する差分情報生成手段と、前
    記差分情報生成手段で生成した差分情報を前記受信装置
    に送信する送信手段とを備えることを特徴とする差分通
    信装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の差分通信システムにおけ
    る送信装置と差分通信を行う装置であって、 前記送信装置からの差分情報を受信する受信手段と、当
    該装置が利用する基準情報と前記送信装置が利用する基
    準情報とが同一であるか否かを判定する一致判定手段
    と、前記一致判定手段で同一でないと判定したときは前
    記送信装置が利用する基準情報又はこれと同一のものを
    取得する基準情報取得手段と、前記基準情報取得手段で
    取得した基準情報に基づいて前記受信手段で受信した差
    分情報から前記送信対象情報を復元する情報復元手段と
    を備えることを特徴とする差分通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の差分通信システムにお
    ける送信装置及び受信装置と差分通信を行う装置であっ
    て、 当該装置が利用する基準情報に基づいて前記送信対象情
    報から前記差分情報を生成する差分情報生成手段と、前
    記差分情報生成手段で生成した差分情報を前記受信装置
    に送信する送信手段と、前記送信装置からの差分情報を
    受信する受信手段と、当該装置が利用する基準情報と前
    記送信装置が利用する基準情報とが同一であるか否かを
    判定する一致判定手段と、前記一致判定手段で同一でな
    いと判定したときは前記送信装置が利用する基準情報又
    はこれと同一のものを取得する基準情報取得手段と、前
    記基準情報取得手段で取得した基準情報に基づいて前記
    受信手段で受信した差分情報から前記送信対象情報を復
    元する情報復元手段とを備えることを特徴とする差分通
    信装置。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の差分通信システムにお
    ける受信装置と差分通信を行う装置であって、 当該装置が利用する基準情報と前記受信装置が利用する
    基準情報とが同一であるか否かを判定する一致判定手段
    と、前記一致判定手段で同一でないと判定したときは前
    記受信装置が利用する基準情報又はこれと同一のものを
    取得する基準情報取得手段と、前記基準情報取得手段で
    取得した基準情報に基づいて前記送信対象情報から前記
    差分情報を生成する差分情報生成手段と、前記差分情報
    生成手段で生成した差分情報を前記受信装置に送信する
    送信手段とを備えることを特徴とする差分通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項5記載の差分通信システムにお
    ける送信装置と差分通信を行う装置であって、 前記送信装置からの差分情報を受信する受信手段と、当
    該装置が利用する基準情報に基づいて前記受信手段で受
    信した差分情報から前記送信対象情報を復元する情報復
    元手段とを備えることを特徴とする差分通信装置。
  13. 【請求項13】 請求項5記載の差分通信システムにお
    ける送信装置及び受信装置と差分通信を行う装置であっ
    て、 当該装置が利用する基準情報と前記受信装置が利用する
    基準情報とが同一であるか否かを判定する一致判定手段
    と、前記一致判定手段で同一でないと判定したときは前
    記受信装置が利用する基準情報又はこれと同一のものを
    取得する基準情報取得手段と、前記基準情報取得手段で
    取得した基準情報に基づいて前記送信対象情報から前記
    差分情報を生成する差分情報生成手段と、前記差分情報
    生成手段で生成した差分情報を前記受信装置に送信する
    送信手段と、前記送信装置からの差分情報を受信する受
    信手段と、当該装置が利用する基準情報に基づいて前記
    受信手段で受信した差分情報から前記送信対象情報を復
    元する情報復元手段とを備えることを特徴とする差分通
    信装置。
  14. 【請求項14】 コンピュータからなる請求項8記載の
    差分通信装置に実行させるプログラムであって、 当該装置が利用する基準情報に基づいて前記送信対象情
    報から前記差分情報を生成する差分情報生成手段、及び
    前記差分情報生成手段で生成した差分情報を前記受信装
    置に送信する送信手段として実現される処理を実行させ
    るためのプログラムであることを特徴とする差分通信プ
    ログラム。
  15. 【請求項15】 コンピュータからなる請求項9記載の
    差分通信装置に実行させるプログラムであって、 前記送信装置からの差分情報を受信する受信手段、当該
    装置が利用する基準情報と前記送信装置が利用する基準
    情報とが同一であるか否かを判定する一致判定手段、前
    記一致判定手段で同一でないと判定したときは前記送信
    装置が利用する基準情報又はこれと同一のものを取得す
    る基準情報取得手段、及び前記基準情報取得手段で取得
    した基準情報に基づいて前記受信手段で受信した差分情
    報から前記送信対象情報を復元する情報復元手段として
    実現される処理を実行させるためのプログラムであるこ
    とを特徴とする差分通信プログラム。
  16. 【請求項16】 コンピュータからなる請求項10記載
    の差分通信装置に実行させるプログラムであって、 当該装置が利用する基準情報に基づいて前記送信対象情
    報から前記差分情報を生成する差分情報生成手段、前記
    差分情報生成手段で生成した差分情報を前記受信装置に
    送信する送信手段、前記送信装置からの差分情報を受信
    する受信手段、当該装置が利用する基準情報と前記送信
    装置が利用する基準情報とが同一であるか否かを判定す
    る一致判定手段、前記一致判定手段で同一でないと判定
    したときは前記送信装置が利用する基準情報又はこれと
    同一のものを取得する基準情報取得手段、及び前記基準
    情報取得手段で取得した基準情報に基づいて前記受信手
    段で受信した差分情報から前記送信対象情報を復元する
    情報復元手段として実現される処理を実行させるための
    プログラムであることを特徴とする差分通信プログラ
    ム。
  17. 【請求項17】 コンピュータからなる請求項11記載
    の差分通信装置に実行させるプログラムであって、 当該装置が利用する基準情報と前記受信装置が利用する
    基準情報とが同一であるか否かを判定する一致判定手
    段、前記一致判定手段で同一でないと判定したときは前
    記受信装置が利用する基準情報又はこれと同一のものを
    取得する基準情報取得手段、前記基準情報取得手段で取
    得した基準情報に基づいて前記送信対象情報から前記差
    分情報を生成する差分情報生成手段、及び前記差分情報
    生成手段で生成した差分情報を前記受信装置に送信する
    送信手段として実現される処理を実行させるためのプロ
    グラムであることを特徴とする差分通信プログラム。
  18. 【請求項18】 コンピュータからなる請求項12記載
    の差分通信装置に実行させるプログラムであって、 前記送信装置からの差分情報を受信する受信手段、及び
    当該装置が利用する基準情報に基づいて前記受信手段で
    受信した差分情報から前記送信対象情報を復元する情報
    復元手段として実現される処理を実行させるためのプロ
    グラムであることを特徴とする差分通信プログラム。
  19. 【請求項19】 コンピュータからなる請求項13記載
    の差分通信装置に実行させるプログラムであって、 当該装置が利用する基準情報と前記受信装置が利用する
    基準情報とが同一であるか否かを判定する一致判定手
    段、前記一致判定手段で同一でないと判定したときは前
    記受信装置が利用する基準情報又はこれと同一のものを
    取得する基準情報取得手段、前記基準情報取得手段で取
    得した基準情報に基づいて前記送信対象情報から前記差
    分情報を生成する差分情報生成手段、前記差分情報生成
    手段で生成した差分情報を前記受信装置に送信する送信
    手段、前記送信装置からの差分情報を受信する受信手
    段、及び当該装置が利用する基準情報に基づいて前記受
    信手段で受信した差分情報から前記送信対象情報を復元
    する情報復元手段として実現される処理を実行させるた
    めのプログラムであることを特徴とする差分通信プログ
    ラム。
  20. 【請求項20】 第1通信装置と第2通信装置とを通信
    可能に接続し、前記第1通信装置と前記第2通信装置と
    の間で差分通信を行う方法であって、 差分通信を行うにあたって前記第1通信装置及び前記第
    2通信装置が利用する基準情報が同一となるように、前
    記第1通信装置及び前記第2通信装置の一方又は両方の
    基準情報を変更し、前記基準情報に基づいて生成した差
    分情報を用いて前記第1通信装置と前記第2通信装置と
    の間で差分通信を行うことを特徴とする差分通信方法。
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