JP2003219094A - データ送受信システムおよびその方法 - Google Patents

データ送受信システムおよびその方法

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JP2003219094A
JP2003219094A JP2002013111A JP2002013111A JP2003219094A JP 2003219094 A JP2003219094 A JP 2003219094A JP 2002013111 A JP2002013111 A JP 2002013111A JP 2002013111 A JP2002013111 A JP 2002013111A JP 2003219094 A JP2003219094 A JP 2003219094A
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Takashi Asano
貴史 浅野
Tomokazu Kanamaru
智一 金丸
Nobuteru Tominaga
宣輝 富永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ送信装置から送信する直接的通信を用
いたデータ通信が中断した時に、データ受信装置に対し
て不足したデータの補充を自動的あるいは利用者の許可
に基づいてデータ送受信するデータ送受信システムおよ
びその方法を提供する。 【解決手段】 データ送信装置1およびデータ受信装置
2は、近距離無線通信手段を利用して直接的通信Xを行
い、共にアクセス可能なネットワーク上の中継ホスト3
および4に、データをアップロードおよびダウンロード
することができる。そして、上記直接的通信Xがデータ
通信途中で中断した場合、データ送信装置1は、送受信
できなかったデータを中継ホスト3あるいは4にアップ
ロードし、データ受信装置2は、上記直接的通信が不可
能である場合、必要に応じて中継ホスト3あるいは4か
らデータをダウンロードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送受信シス
テムおよびその方法に関し、より特定的には、装置間で
行われる近距離無線通信およびネットワーク上の中継ホ
ストを介したデータ通信を用いたデータ送受信システム
およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器間、特に小型携帯端末の
無線通信を用いてデータをやり取りするには、分類する
と次の第1〜第3の方法がある。なお、上記小型携帯端
末としては、例えばPDA(Personal Dig
ital Assistant)、デジタルカメラ、携
帯電話端末、メール処理端末、EMD(Electro
nic Music Distribution)端末
等がある。
【0003】第1の方法は、近距離無線通信手段を利用
し、携帯端末を用いて直接無線通信を行う方法(以下、
「直接的通信」とする)である。ここで、近距離無線通
信とは、数メートルを最大伝送距離とした無線通信手段
であり、例えば、赤外線通信、無線LAN、およびBl
uetooth(登録商標)方式等が用いられる方法で
ある。このBluetoothとは、上記近距離無線通
信技術の呼称であり、最大データ伝送速度が1Mbps
(実効的には721Kbps)、最大伝送距離が10m
程度の近距離無線通信網を構築してデータ通信を行う方
式である。
【0004】第2の方法は、データの送信側および受信
側端末が共にアクセス可能なネットワーク上のホスト
(以下、中継ホストとする)に、送信側端末がデータを
アップロードし、受信側端末が当該中継ホストからデー
タをダウンロードする方法(以下、「間接的通信」とす
る)である。図12は、上記間接的通信のデータ送受信
の流れを示した概略図である。図12において、上記
「間接的通信」では、送信側端末101から中継ホスト
103を介してデータが受信側端末102に送信され
る。まず、送信側端末101からアップロード処理S1
02により、送信データを中継ホスト103にアップロ
ードする。そして、受信側端末102からのデータ要求
処理S103により、中継ホスト103にデータの要求
を送り、中継ホスト103からのダウンロード処理S1
04により、送信側端末101が送信した送信データが
中継ホスト103から受信側端末102にダウンロード
される。例えば、インターネットのサーバを利用した電
子メールは、上記「間接的通信」を利用した代表的なも
のである。なお、上述した「直接的通信」は、近距離無
線通信手段を用いて直接無線通信を行う方法であるた
め、図12では、近距離無線通信処理S101で示され
る。
【0005】第3の方法は、上記中継ホストを利用する
点で上記「間接的通信」と共通するが、さらに中継ホス
トにデータの転送機能を持たす方法(以下、「間接的転
送通信」とする)である。図12で説明すると、受信側
端末102から中継ホスト103へのデータ要求処理S
103を除いたものが「間接的転送通信」となり、自動
的に送信側端末101から中継ホスト103に送信され
たデータが、受信側端末102に転送される。しかし、
この「間接的転送通信」を実現するためには、中継ホス
ト103が受信側端末102の位置等の様々な情報を得
ることが必要である。この「間接的転送通信」を用いた
データ送受信システムを携帯端末間に適用した技術が、
特開平8−317447号公報で開示されている。
【0006】上記第1〜第3の方法の中で、上記第1の
方法である「直接的通信」は、「直接的通信」が提供す
る手軽さもあり、機器間、特に 小型携帯端末の無線通
信を用いてソフトウェアプログラム等のデータの送受信
を頻繁に行うことが可能となる。その理由として、「直
接的通信」の手軽さとは、データを送受信する機器間が
自動的に互いを認識しあうことで、ユーザは通信の設定
などの手間がなくなり、送受信する機器間を近づけさえ
すれば通信可能になることを意味する。また、一般的に
「直接的通信」を提供する近距離無線通信手段は、デー
タ通信のために通信費用がかかることはない。したがっ
て、ユーザは、比較的大きなデータでも気軽にデータ交
換等を行えるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
「直接的通信」を用いて小型携帯端末で無線通信する環
境では、受信側の小型携帯端末が送信側端末の最大伝送
距離から外れる場合(赤外線通信では、赤外線が遮蔽物
等で遮断された場合)等、「直接的通信」が切断される
可能性が比較的高い。また、データの受信側端末が小型
携帯機器である場合、大量のデータを格納するだけの十
分な資源がない等の資源制約の問題があるため、ある程
度のデータ量で通信を打ち切る必要性が発生し得る。
【0008】このように、上記「直接的通信」では様々
な要因によって通信切断が発生するため、通信切断後の
対処が必要である。これは、「直接的通信」の切断後で
も、データの受信側端末から受信できなかったデータの
取得を要求されるからである。その理由は、上述した
「直接的通信」の通信切断によるデータの不足が第一に
挙げられるが、それ以外にも、オンデマンドなデータ送
受信機能の利用が挙げられる。このオンデマンドなデー
タ送受信機能とは、送信側端末が最初の通信で必要最小
限なデータを送信し、その後受信側端末が必要に応じ
て、データ要求を出力する仕組みである。上記送受信機
能は、受信側の小型携帯機器の資源制約や近距離無線通
信手段の不十分な通信速度の面から考えて、小型携帯機
器を利用した無線通信でのデータの送受信で広く使われ
ることが予想される。これは、Java(R)言語で記
述されたクラスファイルのダウンロード機能でも利用さ
れている。
【0009】具体的には、家庭内でPC(パーソナルコ
ンピュータ)から上記近距離無線通信として「直接的通
信」するBluetooth方式により送信し、小型携
帯端末でスケジュール管理ソフトウェアをダウンロード
して利用する場合を考える。ただし、上記スケジュール
管理ソフトウェアに含まれているメモ機能および電卓機
能等の諸機能は、常時必要ではないために、必要に応じ
て上記PCからBluetooth方式を用いて、ダウ
ンロードして利用する形態を取っているとする。このよ
うな場合、上記小型携帯端末がBluetooth方式
によって「直接的通信」する最大伝送距離の範囲外(例
えば、屋外)に位置された時に、予めダウンロードして
いないメモ機能等が必要となると、上記最大伝送距離の
範囲外ではBluetooth方式で上記PCからのダ
ウンロードは不可能であり、メモ機能等の予めダウンロ
ードしていない機能は利用できないことになってしま
う。
【0010】一方、上記「直接的通信」が不可能な場
合、上記「直接的通信」より最大伝送距離の範囲が広い
上記「間接的通信」を利用することにより、受信側端末
が必要なデータの受信が可能であるが、受信側端末に追
加データが必要になる毎に、送信側端末から上記中継ホ
ストへのアップロード処理および上記中継ホストから受
信側端末へのダウンロード処理が必要になり、ユーザに
よる操作が複雑になる。
【0011】なお、特開平8−317447号公報で
は、上記「間接的転送通信」を用いた移動携帯型端末間
でのデータ送受信の技術が開示されているが、上述した
通信障害や資源制約の問題等による「直接的通信」の切
断への対処が考慮されていない。また、上記「間接的転
送通信」は、上記中継ホストにデータの転送機能を持た
せる必要がある。さらに、上記転送機能は、小型携帯端
末のような移動を伴う機器間のデータ転送を行うには、
上記中継ホストが常時小型携帯端末へのアクセス手段を
確保する必要があり、上記「間接的通信」により通信に
伴う処理が複雑である。
【0012】それ故に、本発明の目的は、データ送信装
置から送信する上記直接的通信を用いたデータ通信が中
断した時に、データ受信装置に対して不足したデータの
補充を、自動的あるいは利用者の許可に基づいてデータ
の送受信を行うデータ送受信システムおよびその方法を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特
徴を有している。第1の発明は、データ送信装置および
データ受信装置が、互いに近距離に配置され直接的に無
線通信する近距離無線通信、および少なくとも一つのネ
ットワーク上の中継ホストを介して互いにデータ通信を
行う機能を備えたデータ送受信システムであって、デー
タ送信装置は、近距離無線通信およびデータ通信を選択
的に切り替えてデータの送受信を行う送信側通信制御部
と、データ受信装置との間のデータ送受信に関する送信
側通信履歴を、そのデータ送受信の状況に応じて更新す
る送信側通信履歴制御部とを備え、データ受信装置は、
近距離無線通信およびデータ通信を選択的に切り替えて
データの送受信を行う受信側通信制御部と、データ送信
装置との間のデータ送受信に関する受信側通信履歴を、
そのデータ送受信の状況に応じて更新する受信側通信履
歴制御部とを備え、送信側通信制御部および受信側通信
制御部は、近距離無線通信を用いて送受信しなかったデ
ータを再度送受信するとき、近距離無線通信が不可能の
場合、近距離無線通信を用いて送受信しなかったデータ
を、送信側通信履歴および受信側通信履歴に基づいて自
動的に中継ホストに対してデータ通信を用いて送受信す
ることを特徴とする。
【0014】第1の発明によれば、自動的に近距離無線
通信とネットワーク上の中継ホストを介したデータ通信
との切り替えを行い、かつデータ送受信装置間で共通に
利用する中継ホストを上記データ通信に用いることで、
近距離無線通信を用いたデータ送受信処理がその途中で
中断したり、頻繁に移動を伴うデータ受信装置でも、デ
ータ送受信が行われていないデータに対して上記データ
通信を用いてデータ送受信が可能であるため、ユーザの
受信に対する操作を容易にでき、データの送受信を確実
にかつ効率的に行うことができる。
【0015】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、データ送信装置は、データ受信装置に送信す
るデータの少なくとも一部をデータ通信を介して中継ホ
ストにアップロードするアップロード制御部をさらに備
え、データ受信装置は、データ送信装置がアップロード
したデータをデータ通信を介して中継ホストからダウン
ロードするダウンロード制御部をさらに備え、アップロ
ード制御部は、近距離無線通信を用いたデータの送受信
で送信しなかったデータを、送信側通信履歴に基づいて
中継ホストに対してデータ通信を用いてアップロード
し、ダウンロード制御部は、近距離無線通信を用いたデ
ータの送受信で受信しなかったデータを、受信側通信履
歴に基づいて中継ホストに対してアップロードされたデ
ータから少なくとも一部をデータ通信を用いてダウンロ
ードすることを特徴とする。
【0016】第2の発明によれば、近距離無線通信で送
受信しなかったデータをデータ送信装置が中継ホストに
アップロードすることによって、上記近距離無線通信が
不可能な場合、データ受信装置へのデータ再送を上記中
継ホストで処理することができるため、データ送信装置
の処理負担を軽減することができる。
【0017】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、送信側通信制御部および受信側通信制御部の
間の近距離無線通信を用いたデータの送受信で送受信し
なかったデータは、近距離無線通信の通信路の切断によ
るデータ送受信の中断によって発生することを特徴とす
る。
【0018】第3の発明によれば、近距離無線通信を用
いたデータ送受信処理が、通信路の切断によってその途
中で中断した場合でも、データの送受信を確実に、かつ
効率的に行うことができる。
【0019】第4の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、データ受信装置は、さらにデータ通信可能な
中継ホストを検出し、受信中継ホスト情報として管理す
る受信側中継ホスト情報制御部を備え、データ送信装置
は、さらにデータ通信可能な中継ホストを検出し、送信
中継ホスト情報として管理する送信側中継ホスト情報制
御部と、受信側中継ホスト情報制御部で管理されている
受信中継ホスト情報を受信し、送信中継ホスト情報と受
信中継ホスト情報との間で共通する中継ホストを検出す
ることによって共通中継ホスト情報を作成する共通中継
ホスト情報制御部とを備え、データ送信装置およびデー
タ受信装置がデータ通信する中継ホストは、共通中継ホ
スト情報から選択されることを特徴とする。
【0020】第5の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、データ送信装置は、さらにデータ通信可能な
中継ホストを検出し、送信中継ホスト情報として管理す
る送信側中継ホスト情報制御部を備え、データ受信装置
は、さらにデータ通信可能な中継ホストを検出し、受信
中継ホスト情報として管理する受信側中継ホスト情報制
御部と、送信側中継ホスト情報制御部で管理されている
送信中継ホスト情報を受信し、受信中継ホスト情報と送
信中継ホスト情報との間で共通する中継ホストを検出す
ることによって共通中継ホスト情報を作成する共通中継
ホスト情報制御部とを備え、データ送信装置およびデー
タ受信装置がデータ通信する中継ホストは、共通中継ホ
スト情報から選択されることを特徴とする。
【0021】第4および第5の発明によれば、データ送
信装置およびデータ受信装置に対して共通して通信可能
な中継ホストを、互いに通信可能な中継ホスト情報を照
合することによって、容易に検出することができる。ま
た、上記中継ホストを検出することによって、確実にそ
の中継ホストを用いたデータ通信が可能となる。
【0022】第6の発明は、第4あるいは5の発明に従
属する発明であって、共通中継ホスト情報に設定された
全ての中継ホストは、データ送信装置およびデータ受信
装置がデータ通信を行う順番を示す通信優先度が付与さ
れ、データ送信装置がおよびデータ受信装置がデータ通
信する中継ホストは、通信優先度の順番で選択されるこ
とを特徴とする。
【0023】第6の発明によれば、共通中継ホスト情報
に付与される通信優先度を、近距離で、課金が課せられ
ない、高速なネットワークほど高く設定する等、データ
送受信装置のデータ通信において効率を考慮した通信優
先度を設定することによって、データ通信に関して効率
の良い最適な中継ホストを優先的に用いてデータ通信す
ることができる。
【0024】第7の発明は、第6の発明に従属する発明
であって、中継ホストは、受信したデータを他の中継ホ
ストに転送するデータ転送制御部を備え、アップロード
制御部は、データ受信装置に送信するデータと共に共通
中継ホスト情報を中継ホストに送信し、データ転送制御
部は、相対的に通信優先度が低い共通中継ホスト情報に
設定された他の中継ホストに対して、データを転送する
ことを特徴とする。
【0025】第7の発明によれば、共通中継ホスト情報
に中継ホストが複数設定されている場合、中継ホスト間
でデータの受渡しを行わせることを可能とする。つま
り、データ送信装置は、最も通信優先度の高いホストに
データをアップロードするだけで、他の中継ホストには
中継ホスト間のデータ転送によってデータが送信される
ので、データ送信装置が全ての中継ホストにデータをア
ップロードすることによる処理負荷と、アップロード先
における課金とを低減することができる。
【0026】第8の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、受信側通信制御部は、データ受信装置のユー
ザの必要に応じて、近距離無線通信を用いて送受信しな
かったデータの中からユーザから要求されたデータを受
信するために、中継ホストに対してデータ通信すること
を特徴とする。
【0027】第8の発明によれば、近距離無線通信を用
いて送受信しなかったデータの中からデータ受信装置の
ユーザの必要に応じてデータ通信を用いて中継ホストか
らデータを受信するため、上記近距離無線通信が不可能
な場合でも、自動的にデータ送受信装置間でのオンデマ
ンドなデータの送受信に対応することができる。
【0028】第9の発明は、データ送信側およびデータ
受信側が、互いに近距離に配置され直接的に無線通信す
る近距離無線通信、および少なくとも一つのネットワー
ク上の中継ホストを介して互いにデータ通信を行う機能
を含むデータ送受信方法であって、データ送信側は、近
距離無線通信およびデータ通信を選択的に切り替えてデ
ータの送受信を行う送信側通信制御ステップと、データ
受信側との間のデータ送受信に関する送信側通信履歴
を、そのデータ送受信の状況に応じて更新する送信側通
信履歴制御ステップとを含み、データ受信側は、近距離
無線通信およびデータ通信を選択的に切り替えてデータ
の送受信を行う受信側通信制御ステップと、データ送信
側との間のデータ送受信に関する受信側通信履歴を、そ
のデータ送受信の状況に応じて更新する受信側通信履歴
制御ステップとを含み、送信側通信制御ステップおよび
受信側通信制御ステップは、近距離無線通信を用いて送
受信しなかったデータを再度送受信するとき、近距離無
線通信が不可能の場合、近距離無線通信を用いて送受信
しなかったデータを、送信側通信履歴および受信側通信
履歴に基づいて自動的に中継ホストに対してデータ通信
を用いて送受信することを特徴とする。
【0029】第10の発明は、第9の発明に従属する発
明であって、データ送信側は、データ受信側に送信する
データの少なくとも一部をデータ通信を介して中継ホス
トにアップロードするアップロード制御ステップをさら
に含み、データ受信側は、データ送信側がアップロード
したデータをデータ通信を介して中継ホストからダウン
ロードするダウンロード制御ステップをさらに含み、ア
ップロード制御ステップは、近距離無線通信を用いたデ
ータの送受信で送信しなかったデータを、送信側通信履
歴に基づいて中継ホストに対してデータ通信を用いてア
ップロードし、ダウンロード制御ステップは、近距離無
線通信を用いたデータの送受信で受信しなかったデータ
を、受信側通信履歴に基づいて中継ホストに対してアッ
プロードされたデータから少なくとも一部をデータ通信
を用いてダウンロードすることを特徴とする。
【0030】第11の発明は、第10の発明に従属する
発明であって、送信側通信制御ステップおよび受信側通
信制御ステップの間の近距離無線通信を用いたデータの
送受信で送受信しなかったデータは、近距離無線通信の
通信路の切断によるデータ送受信の中断によって発生す
ることを特徴とする。
【0031】第12の発明は、第10の発明に従属する
発明であって、データ受信側は、さらにデータ通信可能
な中継ホストを検出し、受信中継ホスト情報として管理
する受信側中継ホスト情報制御ステップを含み、データ
送信側は、さらにデータ通信可能な中継ホストを検出
し、送信中継ホスト情報として管理する送信側中継ホス
ト情報制御ステップと、受信側中継ホスト情報制御ステ
ップで管理されている受信中継ホスト情報を受信し、送
信中継ホスト情報と受信中継ホスト情報との間で共通す
る中継ホストを検出することによって共通中継ホスト情
報を作成する共通中継ホスト情報制御ステップとを含
み、データ送信側およびデータ受信側がデータ通信する
中継ホストは、共通中継ホスト情報から選択されること
を特徴とする。
【0032】第13の発明は、第10の発明に従属する
発明であって、データ送信側は、さらにデータ通信可能
な中継ホストを検出し、送信中継ホスト情報として管理
する送信側中継ホスト情報制御ステップを含み、データ
受信側は、さらにデータ通信可能な中継ホストを検出
し、受信中継ホスト情報として管理する受信側中継ホス
ト情報制御ステップと、送信側中継ホスト情報制御ステ
ップで管理されている送信中継ホスト情報を受信し、受
信中継ホスト情報と送信中継ホスト情報との間で共通す
る中継ホストを検出することによって共通中継ホスト情
報を作成する共通中継ホスト情報制御ステップとを含
み、データ送信側およびデータ受信側がデータ通信する
中継ホストは、共通中継ホスト情報から選択されること
を特徴とする。
【0033】第14の発明は、第12あるいは13の発
明に従属する発明であって、共通中継ホスト情報に設定
された全ての中継ホストは、データ送信側およびデータ
受信側がデータ通信を行う順番を示す通信優先度が付与
され、データ送信側がおよびデータ受信側がデータ通信
する中継ホストは、通信優先度の順番で選択されること
を特徴とする。
【0034】第15の発明は、第14の発明に従属する
発明であって、中継ホストは、受信したデータを他の中
継ホストに転送するデータ転送制御ステップを含み、ア
ップロード制御ステップは、データ受信側に送信するデ
ータと共に共通中継ホスト情報を中継ホストに送信し、
データ転送制御ステップは、相対的に通信優先度が低い
共通中継ホスト情報に設定された他の中継ホストに対し
て、データを転送することを特徴とする。
【0035】第16の発明は、第9の発明に従属する発
明であって、受信側通信制御ステップは、データ受信側
のユーザの必要に応じて、近距離無線通信を用いて送受
信しなかったデータの中からユーザから要求されたデー
タを受信するために、中継ホストに対してデータ通信す
ることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
データ送受信装置の通信方法を示す概略図であり、図2
はそれぞれの通信方法の通信可能範囲を示す概略図であ
る。以下、図1および図2を用いて、当該実施形態に係
るデータ送受信装置の通信方法を説明する。
【0037】図1において、データ送信装置1およびデ
ータ受信装置2は、複数の通信方法を用いて互いにデー
タ通信することができる。まず、データ送信装置1は、
データ受信装置2に対して近距離無線通信手段を利用し
て直接無線通信(以下、「直接的通信」とする)を行
い、データ送信装置1およびデータ受信装置2が共にア
クセス可能なネットワーク上のホスト(以下、中継ホス
トとする。ここでは、中継ホスト3および4)に、デー
タ送信装置1がデータをアップロードすることができ
る。また、データ受信装置2は、データ送信装置1から
近距離無線通信手段を利用して直接的通信を行い、中継
ホスト3および4を介して、データ送信装置1がアップ
ロードしたデータをダウンロードする(以下、「間接的
通信」とする)ことができる。つまり、データ送信装置
1およびデータ受信装置2は、互いに近距離無線通信を
用いた直接的通信X、中継ホスト3を介した間接的通信
Y1およびY2、および中継ホスト4を介した間接的通
信Z1およびZ2を用いて通信することができる。
【0038】ここで、近距離無線通信とは、数メートル
を最大伝送距離とした無線通信手段であり、例えば、赤
外線通信およびBluetooth方式等が用いられる
方法である。このBluetoothとは、上記近距離
無線通信技術の呼称であり、最大データ伝送速度が1M
bps(実効的には721Kbps)、最大伝送距離が
10m程度の近距離無線通信網を構築してデータ通信を
行う方式であり、ここでは「直接的通信」としてBlu
etooth方式を想定して説明する。一方、中継ホス
ト3を介した間接的通信Y1およびY2は、無線LAN
を想定し、中継ホスト4を介した間接的通信Z1および
Z2は、インターネットを介した通信を想定して説明す
る。
【0039】図2において、上述したデータ送信装置1
およびデータ受信装置2が互いにデータ通信が可能な3
つの通信方法は、それぞれ固有の通信可能範囲を持って
いる。それぞれの通信可能範囲は含有関係にあり、最も
狭い直接的通信で用いられるBluetooth方式の
通信可能範囲A1は、中継ホスト3で用いられる無線L
ANの通信可能範囲A2に含まれる。また、中継ホスト
3で用いられる無線LANの通信可能範囲A2は、中継
ホスト4で用いられるインターネットを介した通信の通
信可能範囲A3に含まれる。
【0040】次に、データ送信装置1の構成について説
明する。具体的には、後述するデータ受信装置2にデー
タを送信する情報処理装置であり、他にもデジタルカメ
ラ等自身のデータ記憶容量が少ない小型情報端末等にも
適用可能である。図3は、データ送信装置1の機能構成
を示した機能ブロック図である。以下、図3を参照し
て、データ送信装置1の機能構成について説明する。
【0041】図3において、当該データ送受信装置を構
成するデータ送信装置1は、主制御部11、記憶装置1
2、および外部入出力装置13を備えている。
【0042】主制御部11は、データ要求制御部11
1、アップロード制御部112、通信履歴制御部11
3、および中継ホスト情報制御部114を含んでいる。
データ要求制御部111は、データ受信装置2から外部
入出力装置13を介して要求されたデータに応じて、そ
のデータを外部入出力装置13に出力し、送信中の通信
路の状況を監視する。アップロード制御部112は、特
定されたデータを中継ホスト3あるいは4に対してアッ
プロード処理を行う。通信履歴制御部113は、外部入
出力装置13の通信状況を管理する。中継ホスト情報制
御部114は、データ送信装置1およびデータ受信装置
2の互いに共通の中継ホスト3および4および中継ホス
ト3および4への接続手段(以後、中継ホスト情報)を
検出する。
【0043】記憶装置12は、中継ホスト情報リスト1
21およびアップロードリスト122を格納している。
中継ホスト情報リスト121は、上記中継ホスト情報制
御部114が検出した中継ホスト情報をデータテーブル
として格納し、アップロードリスト122は、上記アッ
プロード制御部112のアップロード処理の状況をデー
タテーブルとして格納している。それぞれのデータテー
ブルの詳細な構成は、後述する。
【0044】外部入出力装置13は、通信制御装置13
1および入力装置132で構成される。通信制御装置1
31は、主制御部21と上述した直接的通信で用いられ
るBluetooth方式、中継ホスト3で用いられる
無線LAN、および中継ホスト4で用いられるインター
ネットを介した通信とのデータ送受信を主制御部11の
指示に応じて切り替え、それぞれのデータ通信方式で送
受信する。入力装置132は、典型的にはキーSWやマ
ウス等で構成され、ユーザからの指示がデータ送信装置
1に与えられる。
【0045】次に、データ受信装置2の構成について説
明する。具体的には、当該データ受信装置2は小型携帯
端末であり、例えばPDA(Personal Dig
ital Assistant)、携帯電話端末、メー
ル処理端末、EMD(Electronic Musi
c Distribution)端末等であり、上述し
たデータ送信装置1が自身のデータ記憶容量が少ない小
型情報端末である場合、データ受信装置2は自身のデー
タ記憶容量に優れた情報処理装置である。図4は、当該
データ受信装置2の機能構成を示した機能ブロック図で
ある。以下、図4を参照して、データ受信装置2の機能
構成について説明する。
【0046】図4において、当該データ送受信装置を構
成するデータ受信装置2は、主制御部21、記憶装置2
2、および外部入出力装置23を備えている。
【0047】主制御部21は、データ要求制御部21
1、ダウンロード制御部212、通信履歴制御部21
3、および中継ホスト情報制御部214を含んでいる。
データ要求制御部211は、データ送信装置1に対して
要求するデータを外部入出力装置23に出力し、受信中
の通信路の状況を監視する。ダウンロード制御部212
は、要求するデータを中継ホスト3あるいは4からダウ
ンロード処理を行う。通信履歴制御部213は、外部入
出力装置23の通信状況を管理する。中継ホスト情報制
御部214は、データ送信装置1およびデータ受信装置
2の中継ホスト情報を検出する。
【0048】記憶装置22は、中継ホスト情報リスト2
21およびダウンロードリスト222を格納している。
中継ホスト情報リスト221は、上記中継ホスト情報制
御部214が検出した上記中継ホスト情報をデータテー
ブルとして格納し、ダウンロードリスト222は、上記
ダウンロード制御部212のダウンロード処理の状況を
データテーブルとして格納している。それぞれのデータ
テーブルの詳細な構成は、後述する。
【0049】外部入出力装置23は、通信制御装置23
1および入力装置232で構成される。通信制御装置2
31は、主制御部21と上述した直接的通信で用いられ
るBluetooth方式、中継ホスト3で用いられる
無線LAN、および中継ホスト4で用いられるインター
ネットを介した通信とのデータ送受信を主制御部21の
指示に応じて切り替え、それぞれのデータ通信方式で送
受信する。入力装置232は、典型的にはキーSWやマ
ウス等で構成され、ユーザからの指示がデータ受信装置
2に与えられる。
【0050】次に、中継ホスト3および4の構成につい
て説明する。図5は、中継ホスト3の機能構成を示した
機能ブロック図である。なお、中継ホスト4の機能構成
は、中継ホスト3と同様であるので、説明を省略する。
以下、図5を参照して、中継ホスト3の機能構成につい
て説明する。
【0051】図5において、中継ホスト3は、主制御部
31、記憶装置32、および通信制御装置33を備えて
いる。主制御部31は、データ送信装置1およびデータ
受信装置2からの要求に対して制御する。記憶装置32
は、主制御部31の制御に応じてデータを格納する。通
信制御装置33は、無線LAN(中継ホスト4の場合、
インターネットを介した通信)を介して、データ送信装
置1およびデータ受信装置2と通信を行う。また、主制
御部31は、データ格納要求制御部311およびデータ
送信要求制御部312を含んでいる。データ格納要求制
御部311は、データ送信装置1からのデータ格納要求
に対応して、そのデータを記憶装置32に格納する。デ
ータ送信要求制御部312は、データ受信装置2からの
データ送信要求に対応するデータを、記憶装置32から
取得し、通信制御装置33を介して送信する。
【0052】次に、データ送信装置1の動作について説
明する。図6は、データ受信装置2からデータ送信要求
があった場合の、データ送信装置1の動作を示すフロー
チャートである。なお、データ送信装置1の動作は、デ
ータ受信装置2、中継ホスト3および4の動作に関連す
る処理が行われるが、データ受信装置2、中継ホスト3
および4の詳細な動作については、後述する。
【0053】図3および図6において、データ送信装置
1は、上記Bluetooth等の直接的通信を介し
て、データ受信装置2からデータ送信要求を受信する
(ステップS11)。ここで、上記データ送信要求は、
直接的通信を介して通信制御装置131で受信され、主
制御部11のデータ要求制御部111に送られる。そし
て、処理は次のステップに進む。
【0054】次に、データ要求制御部111は、上記デ
ータ送信要求が、データ受信装置2から過去に一度以上
データ送信要求され、その要求されたデータを一部受信
による中断あるいは通信路の切断等による中断によっ
て、再度データ受信装置2が受信できなかった残りのデ
ータを送信する要求(以下、再送要求とする)か、初め
てデータを送信する要求かを判断する(ステップS1
2)。そして、上記データ送信要求が、初めてのデータ
を送信する要求の場合、処理は次のステップS13に進
み、再送要求の場合、処理は次のステップS22に進
む。
【0055】次に、上記データ送信要求が、初めてのデ
ータを送信する要求の場合、データ送信装置1は、初め
てのデータ送信としてデータ受信装置2と直接的通信を
用いて通信を開始し(ステップS13)、データ送信装
置1およびデータ受信装置2が共に通信可能な中継ホス
トとその接続手段(以下、中継ホスト情報)を示す共通
中継ホスト情報リストを作成する(ステップS14)。
なお、図7はデータ送信装置1が処理する上記ステップ
S14の詳細な動作を示すサブルーチンであり、図8は
その動作で用いる中継ホスト情報の一例である。以下、
図7および図8を用いて、上記ステップS14の詳細な
動作について説明する。
【0056】図7において、中継ホスト情報制御部11
4は、データ送信装置1自体が通信可能な中継ホスト情
報を、ユーザが入力装置132を用いて入力することに
よって、その入力結果を通信可能な中継ホストおよびそ
の通信手段のリスト(以下、送信中継ホスト情報リスト
とする)として作成し、記憶装置12に格納する(ステ
ップS141)。図8(a)は、中継ホスト情報制御部
114が上記ステップS141で作成する送信中継ホス
ト情報リストの一例である。図8(a)で示した送信中
継ホスト情報リストは、上述した図2で説明したネット
ワーク環境で通信可能な中継ホスト3および4に加え
て、データ送信装置1が中継ホストα〜γに対しても通
信可能な場合に作成される一例である。この送信中継リ
スト情報リストは、データ送信装置1が中継ホスト3、
4、およびα〜γと通信可能であり、中継ホスト3、α
およびγが無線LANを通信手段として設定され、中継
ホスト4およびγがインターネットを通信手段として設
定されている。そして、処理は次のステップS142に
進む。
【0057】次に、データ送信装置1は、データ受信装
置2から直接的通信を用いて、データ受信装置2が通信
可能な中継ホスト情報を示す、通信可能な中継ホストお
よびその通信手段のリスト(以下、受信中継ホスト情報
リストとする)を受信し、記憶装置12に格納する(ス
テップS142)。図8(b)は、データ送信装置1が
データ受信装置2から受信する受信中継ホスト情報リス
トの一例である。図8(b)で示した受信中継ホスト情
報リストは、上述した図2で説明したネットワーク環境
で通信可能な中継ホスト3および4に加えて、データ受
信装置2が中継ホストX〜Zに対しても通信可能な場合
に作成される一例である。この受信中継リスト情報リス
トは、データ受信装置2が中継ホスト3、4、およびX
〜Zと通信可能であり、中継ホスト3、XおよびYが無
線LANを通信手段として設定され、中継ホスト4およ
びZがインターネットを通信手段として設定されてい
る。そして、処理は次のステップS143に進む。
【0058】次に、中継ホスト情報制御部114は、記
憶装置12に格納された送信中継ホスト情報リストおよ
び受信中継ホスト情報リストを照合することによって、
共通の中継ホストを検出し、共通の通信可能な中継ホス
ト、その通信手段、および通信優先度のリストを作成
し、共通中継ホスト情報リスト121として記憶装置1
2に格納する(ステップS143)。図8(c)は、上
記図8(a)の送信中継ホスト情報リストおよび図8
(b)の受信中継ホスト情報リストを用いて、中継ホス
ト情報制御部114が作成する共通中継ホスト情報リス
ト121の一例である。この共通中継ホスト情報リスト
121は、図8(a)の送信中継ホスト情報リストおよ
び図8(b)の受信中継ホスト情報リストで共通な中継
ホスト3および4が、それぞれ無線LANおよびインタ
ーネットを通信手段として設定されている。なお、共通
中継ホスト情報リスト121には、他の中継ホスト(す
なわち、中継ホストα〜γおよびX〜Z)は設定されな
い。また、共通中継ホスト情報リスト121に設定され
た中継ホスト3および4には、それぞれ通信優先度が付
与される。この通信優先度とは、優先的に通信に使用す
る中継ホストの順位付けであり、例えば効率的にアクセ
スできる中継ホストが上位に選ばれる。図8(c)の共
通中継ホスト情報リスト121の場合、通信手段を比較
することによって無線LANをインターネットより高い
優先度に設定する。したがって、中継ホスト3および4
には、それぞれ通信優先度1および2が設定される。な
お、説明を簡単にするために、上述した説明では、上記
図8の中継ホストの区別を参照符号で示したが、実際の
中継ホストの識別には、IPアドレス等のネットワーク
上の識別情報が用いられる。そして、処理は次のステッ
プS144に進む。
【0059】次に、中継ホスト情報制御部114は、上
記ステップS143で作成した共通中継ホスト情報リス
ト121にインターネットを通信手段とする中継ホスト
があるか否かを判断する(ステップS144)。そし
て、中継ホスト情報制御部114は、共通中継ホスト情
報リスト121にインターネットを通信手段とする中継
ホストがある場合、処理を次のステップS145に進
め、共通中継ホスト情報リスト121にインターネット
を通信手段とする中継ホストがない場合、ステップS1
46に進み、特定のインターネット経由でアクセスでき
る中継ホストを共通中継ホスト情報リスト121に追加
(ステップS146)後、次のステップS145に処理
を進める。これは、データ送信装置1あるいはデータ受
信装置2の移動を考慮にいれ、送信あるいは受信中継ホ
スト情報リストの動的変化に対応して、必ずアクセスで
きるインターネット上の中継ホストを少なくとも一つは
設定するためのものである。なお、上記ステップS14
6で追加される中継ホストは、インターネット上のホス
トでなくても、データ送信装置1あるいはデータ受信装
置2の移動に影響を受けない、それぞれの装置が必ずア
クセスできるネットワークであれば、他のネットワーク
でもかまわない。
【0060】次に、データ送信装置1は、記憶装置12
に格納された共通中継ホスト情報リスト121を、通信
制御装置131を介して直接的通信を用いて、データ受
信装置2に送信し(ステップS145)、当該フローを
終了する。なお、上述した説明では、共通中継ホスト情
報リストの作成をデータ送信装置1で行ったが、データ
送信装置1の上記送信中継ホスト情報リストをデータ受
信装置2に送信し、データ受信装置2で共通中継ホスト
情報リストを作成してもかまわない。この場合、データ
送信装置1は、データ受信装置2から作成された共通中
継ホスト情報リストを受信することによって、同様の共
通中継ホスト情報リストがそれぞれの装置に設定される
ことは、言うまでもない。また、データ送信装置1およ
びデータ受信装置2が、それぞれ上記送信中継ホスト情
報リストおよび受信中継ホスト情報リストを他方に送信
することによって、それぞれが共通中継ホスト情報リス
トを作成してもかまわない。この場合、データ送信装置
1およびデータ受信装置2に、同様の中継ホスト情報リ
ストが設定され、共通中継ホスト情報リストの送受信が
不要になることは言うまでもない。
【0061】図6に戻り、中継ホスト情報制御部114
は、ステップS14で作成した共通中継ホスト情報リス
ト121および送信するデータの情報を、記憶装置12
に格納されているアップロードリスト122に書き込む
(ステップS15)。図9(a)は、上記ステップS1
5で設定されるアップロードリスト122の一例であ
る。このアップロードリスト122に書き込まれる項目
は、上記共通中継ホスト情報リストの項目と同じ「中継
ホスト」、「通信手段」、および「通信優先度」、要求
されたデータを受信する装置を示す「送信先」、要求さ
れたデータ全体を示す「データ識別子」、データ識別子
のデータの内訳を示す「データ内容」、および「送信
先」への送信済データを示す「通信履歴」である。図9
(a)は、上記ステップS15では、上述した共通中継
ホスト情報リスト121が「中継ホスト」、「通信手
段」、および「通信優先度」に書き込まれ、送信するデ
ータの情報として「送信先」をデータ受信装置2、「デ
ータ識別子」をfile1、「データ内容」をa〜fが
書き込まれ、「通信履歴」には上述した初めてデータを
送信する要求の場合(すなわち、上記ステップS12で
「no」が選択されている場合)、書き込まれていな
い。なお、上記再送要求の場合(すなわち、上記ステッ
プS12で「yes」が選択されている場合)について
は後述する。そして、処理は次のステップS16に進
む。
【0062】次に、アップロード制御部112は、記憶
装置12に格納されているアップロードリスト122に
基づいて、直接的通信を用いて要求されたデータをデー
タ受信装置2に送信する(ステップS16)。このと
き、通信履歴制御部113は、既に公知であるデータ受
信装置2から送信される受信可信号(RR:Recei
ve Ready)等を用いて、記憶装置12に格納さ
れているアップロードリスト122の「通信履歴」を更
新し、随時データ受信装置2が受信完了したデータを書
き込む。そして、処理は次のステップS17に進む。
【0063】次に、通信履歴制御部113は、直接的通
信がデータ通信途中で中断せず(ステップS17)、ア
ップロードリスト122の「データ内容」に書き込まれ
たデータが全て送信されたか否かを判断する(ステップ
S18)。上記ステップS17では、データ要求制御部
111が通信路の監視をしており、例えば、データ受信
装置2から上記受信可信号の送信が予め設定された時間
以上ない場合(タイムオーバ)や、データ受信装置2と
のリンクが切断された場合等、既に公知の技術を用い
て、Bluetooth等の直接的通信が用いている通
信路の監視を行っている。上記ステップS18では、通
信履歴制御部113が、アップロードリスト122の
「データ内容」および「通信履歴」に書き込まれたデー
タを比較し、図9(b)に示すアップロードリスト12
2のようにそれぞれ一致する場合、データ受信装置2か
ら要求されたデータが全て受信されたと判断する。そし
て、通信履歴制御部113が、上記ステップS18でデ
ータ受信装置2から要求されたデータが全て受信された
と判断した場合、アップロード制御部112は、記憶装
置12に格納されたアップロードリスト122を削除し
(ステップS19)、当該フローを終了する。
【0064】一方、上記ステップS17で直接的通信が
データ通信途中で中断する、あるいは上記ステップS1
8でデータ受信装置2がデータの一部を受信して通信を
終了(データ受信装置2が、オンデマンドなデータ受信
機能を用いた場合等)した場合、通信履歴制御部113
は、アップロードリスト122を中断時点の通信履歴に
更新し(ステップS20)、アップロード制御部112
は、データ受信装置2が受信していないデータを、中継
ホストに対してアップロード処理する(ステップS2
1)。ここで、アップロード制御部112は、データ受
信装置2が受信していないデータを、アップロードリス
ト122の「データ内容」および「通信履歴」を比較し
て判断する。例えば、図9(c)に示すアップロードリ
スト122に、上記中断時点で更新された場合、「デー
タ内容」に書き込まれているa〜fから「通信履歴」に
書き込まれているa、bを除くことによって、データc
〜fがデータ受信装置2が受信していないデータと判断
する。このように検出されたデータ受信装置2が受信し
ていないデータに対して、アップロード制御部112
は、共通中継ホスト情報リストに設定された中継ホスト
に対してアップロード処理する。このアップロード処理
は、自動、あるいはユーザの許可のもとに行われる。ア
ップロード先となる中継ホストは、上記ステップS14
により通信優先度付けされている場合は、その順序でア
ップロード処理する。ただし、共通中継ホスト情報リス
トにあるホストに全てアップロード処理する必要はない
が、データ受信装置2が移動することを前提にしている
場合は、全ての中継ホストに対してアップロード処理す
る。図9(c)に示したアップロードリスト122の例
では、アップロード制御部112は、少なくとも中継ホ
スト3に対して、無線LANを介して、データc〜fを
アップロード処理する。そして、アップロード制御部1
12は、記憶装置12に格納されているアップロードリ
スト122を削除して(ステップS19)、当該フロー
を終了する。
【0065】上述のデータ送信装置1の動作の説明で
は、データ受信装置2から初めてデータを送信する要求
がされた場合について述べたが、次にデータ受信装置2
からデータ再送要求された場合について説明する。これ
は、データ受信装置2との直接的通信がデータ通信途中
で中断する、あるいは上記ステップS18でデータ受信
装置2がデータの一部を受信して通信を終了した場合
等、データ通信の中断が起こった後に、データ受信装置
2からデータ再送要求された際の処理であり、直接的通
信によるデータの送信の再開を行う場合の処理である。
【0066】上記ステップS12で説明したように、デ
ータ受信装置2から上記データ再送要求された場合、処
理はステップS22に進む。
【0067】次に、データ送信装置1は、データ受信装
置2と直接的通信を用いて通信を再開し(ステップS2
2)、データ要求制御部111からの指示により、デー
タ受信装置2から通信履歴データを受信し、記憶装置1
2に格納されたアップロードリストを更新する(ステッ
プS23)。図9(d)は、データ受信装置2から上記
データ再送要求された場合のアップロードリスト122
の一例である。例えば、データ受信装置2が「データ識
別子」がfile1のデータa〜fに対して、既にデー
タaおよびbを受信完了(つまり、データ受信装置2の
「通信履歴」がa、b)している場合、アップロードリ
スト122には、「送信先」がデータ受信装置2、「デ
ータ識別子」がfile1、「データ内容」がc〜fと
書き込まれる。なお、図9(d)で記載されている中継
ホスト情報は、後のステップS15で書き込まれるデー
タである。そして、処理は次のステップS14に進む。
ステップS14以降の処理は、上述と同様であるので、
説明を省略する。
【0068】次に、データ受信装置2の動作について説
明する。図10は、データ送信装置1からデータを受信
する場合の、データ受信装置2の動作を示すフローチャ
ートである。なお、上述したように、データ受信装置2
の動作は、データ送信装置1の動作に関連する処理が行
われる。
【0069】図4および図10において、データ要求制
御部211は、これからデータ送信装置1に要求するデ
ータ送信要求が、上記再送要求によるものか、初めてデ
ータを送信する要求かを判断する(ステップS31)。
そして、上記データ送信要求が、初めてのデータを送信
する要求の場合、処理は次のステップS32に進み、再
送要求の場合、処理は次のステップS42に進む。
【0070】次に、上記データ送信要求が、初めてのデ
ータを受信する要求の場合、データ受信装置2は、初め
てのデータ送信としてデータ送信装置1に直接的通信を
用いてデータ送信要求を送信する(ステップS32)。
そして、処理は次のステップに進む。
【0071】次に、中継ホスト情報制御部214は、デ
ータ受信装置2自体が通信可能な中継ホスト情報を、ユ
ーザが入力装置232を用いて入力することによって、
上記受信中継ホスト情報リストを作成し、データ送信装
置1に送信する(ステップS33)。図8(b)は、中
継ホスト情報制御部214が上記ステップS33で作成
する受信中継ホスト情報リストの一例である。図8
(b)で示した受信中継ホスト情報リストは、上述した
図2で説明したネットワーク環境で通信可能な中継ホス
ト3および4に加えて、データ受信装置2が中継ホスト
X〜Zに対しても通信可能な場合に作成される一例であ
る。この受信中継リスト情報リストは、データ受信装置
2が中継ホスト3、4、およびX〜Zと通信可能であ
り、中継ホスト3、XおよびYが無線LANを通信手段
として設定され、中継ホスト4およびZがインターネッ
トを通信手段として設定されている。そして、処理は次
のステップに進む。
【0072】次に、データ受信装置2は、上述したデー
タ送信装置1のステップS145で送信される共通中継
ホスト情報リストを受信し、中継ホスト情報制御部21
4によって共通中継ホスト情報リスト221として、記
憶装置22に格納される(ステップS34)。ここで、
格納される共通中継ホスト221は、上記ステップS1
4で作成される共通中継ホスト情報リスト121と同じ
図8(c)で示されるリストであり、すなわち、データ
送信装置1とデータ受信装置2とは、互いに同じ共通中
継ホスト情報リストを共有することになる。そして、処
理は次のステップに進む。
【0073】次に、中継ホスト情報制御部214は、ス
テップS34で格納した共通中継ホスト情報リスト22
1および受信したいデータの情報を、記憶装置22に格
納されているダウンロードリスト222に書き込む(ス
テップS35)。図11(a)は、上記ステップS35
で設定されるダウンロードリスト222の一例である。
このダウンロードリスト222に書き込まれる項目は、
上記共通中継ホスト情報リストの項目と同じ「中継ホス
ト」、「通信手段」、および「通信優先度」、要求する
データを送信する装置を示す「送信元」、要求するデー
タ全体を示す「データ識別子」、データ識別子のデータ
の内訳を示す「データ内容」、および「送信元」からの
受信済データを示す「通信履歴」である。図11(a)
は、上記ステップS35では、上述した共通中継ホスト
情報リスト221が「中継ホスト」、「通信手段」、お
よび「通信優先度」に書き込まれ、受信するデータの情
報として「送信元」をデータ送信装置1、「データ識別
子」をfile1、「データ内容」をa〜fが書き込ま
れ、「通信履歴」には上述した初めてデータを受信する
要求の場合(すなわち、上記ステップS31で「no」
が選択されている場合)、書き込まれていない。なお、
上記再送要求の場合(すなわち、上記ステップS31で
「yes」が選択されている場合)については後述す
る。そして、処理は次のステップに進む。
【0074】次に、データ受信装置2は、記憶装置22
に格納されているダウンロードリスト222に基づい
て、直接的通信を用いて送信されるデータをデータ送信
装置1から受信する(ステップS36)。このとき、通
信履歴制御部213は、記憶装置22に格納されている
ダウンロードリスト222の「通信履歴」を更新し、随
時データ送信装置1から受信完了したデータを書き込
む。そして、通信履歴制御部213は、上記受信完了し
た内容を、既に公知である受信可信号(RR:Rece
ive Ready)等を用いて、データ送信装置1に
送信する。そして、処理は次のステップに進む。
【0075】次に、通信履歴制御部213は、直接的通
信がデータ通信途中で中断せず(ステップS37)、ダ
ウンロードリスト222の「データ内容」に書き込まれ
たデータが全て受信したか否かを判断する(ステップS
38)。上記ステップS37では、データ要求制御部2
11が通信路の監視をしており、例えば、データ受信装
置1からデータの送信が予め設定された時間以上ない場
合(タイムオーバ)や、データ送信装置1とのリンクが
切断された場合等、既に公知の技術を用いて、Blue
tooth等の直接的通信が用いている通信路の監視を
行っている。上記ステップS38では、通信履歴制御部
213が、ダウンロードリスト222の「データ内容」
および「通信履歴」に書き込まれたデータを比較し、図
11(b)に示すダウンロードリスト222のようにそ
れぞれ一致する場合、データ送信装置1から送信された
データが全て受信したと判断する。そして、通信履歴制
御部213が、上記ステップS38でデータ送信装置1
から送信されたデータが全て受信したと判断した場合、
ダウンロード制御部212は、記憶装置22に格納され
たダウンロードリスト222を削除し(ステップS3
9)、当該フローを終了する。
【0076】一方、上記ステップS37で直接的通信が
データ通信途中で中断する、あるいは上記ステップS3
8でデータ受信装置2が「データ内容」に書き込まれた
データの一部を受信して通信を終了(データ受信装置2
が、オンデマンドなデータ受信機能を用いた場合等)し
た場合、通信履歴制御部213は、ダウンロードリスト
222を中断時点の通信履歴に更新する(ステップS4
0)。そして、データ受信装置2は、受信できなかった
データに対してすぐにデータ送信装置1に再送要求する
場合、ステップS42に進み、受信しなかったデータに
対してすぐに再送要求しない場合(データ受信装置2
が、オンデマンドなデータ受信機能を用いている場合
等)、当該フローを終了する。
【0077】上述のデータ受信装置2の動作の説明で
は、データ送信装置1から初めてデータを受信する要求
がされた場合について述べたが、次にデータ受信装置2
からデータ再送要求する場合について説明する。これ
は、データ送信装置1との直接的通信がデータ通信途中
で中断する、あるいは上記ステップS38でデータ受信
装置2がデータの一部を受信して通信を終了した場合
等、データ通信の中断が起こった後に、データ受信装置
2からデータ再送要求する際の処理である。
【0078】上記ステップS31で説明したように、デ
ータ受信装置2が上記データ再送要求する場合、および
上記ステップS41でデータ受信装置2がすぐに上記デ
ータ再送要求する場合、処理はステップS42に進む。
【0079】次に、データ受信装置2は、データ送信装
置1との上記Bluetooth等の直接的通信が可能
か否かを判断する(ステップS42)。そして、データ
受信装置2は、データ送信装置1と直接的通信が可能な
場合、次のステップS43に進み、直接的通信が不可能
な場合、次のステップS45に進む。
【0080】次に、データ受信装置2は、データ送信装
置1と上記直接的通信が可能な場合、上記再送要求とし
てデータ送信装置1に直接的通信を用いてデータ送信要
求を送信し(ステップS43)、上記ステップS40で
記憶装置22に格納されているダウンロードリスト22
2に記載されている「データ識別子」および「通信履
歴」をデータ送信装置1に送信する(ステップS4
4)。ここで、データ送信装置1は、データ受信装置2
が受信していないデータ(つまり、再送要求するデー
タ)を、受信したダウンロードリスト222の「データ
内容」および「通信履歴」を比較して判断することがで
きる。例えば、図11(c)に示すダウンロードリスト
222に、上記中断時点で更新された場合、ダウンロー
ド制御部212は、「データ内容」に書き込まれている
a〜fから「通信履歴」に書き込まれているa、bを除
くことによって、データc〜fが受信していないデータ
と判断する。このように検出されたデータに対して上記
データ再送要求するために、データ受信装置2は、ダウ
ンロードリスト222に記載されている「データ識別
子」および「通信履歴」をデータ送信装置1に送信す
る。なお、データ受信装置2が受信していないデータ
を、データ受信装置2自体で解析し、その結果をダウン
ロードリスト222の「データ識別子」および「データ
内容」としてデータ送信装置1に送信してもかまわな
い。例えば、図11(c)に示すダウンロードリスト2
22に、上記中断時点で更新された場合、「データ内
容」および「通信履歴」を比較して「データ内容」を更
新する。つまり、図11(d)に示すように、予め「デ
ータ内容」に書き込まれているa〜fから「通信履歴」
に書き込まれているa、bを除くことによって、データ
c〜fが受信していないデータと判断し、「データ内
容」をデータc〜fに書き換える。このような結果をダ
ウンロードリスト222の「データ識別子」および「デ
ータ内容」としてデータ送信装置1に送信することによ
って、同様にデータ送信装置1は、データ受信装置2が
受信していないデータを認識することができる。そし
て、処理は次のステップS33に進む。ステップS33
以降の処理は、上述と同様であるので、説明を省略す
る。
【0081】一方、データ受信装置2は、上記ステップ
S42でデータ送信装置1と上記直接的通信が不可能な
場合、ダウンロード制御部212が、共通中継ホスト情
報リスト221に設定された中継ホストに対してダウン
ロード処理する(ステップS45)。このダウンロード
処理は、自動、あるいはユーザの許可のもとに行われ
る。ダウンロード先となる中継ホストは、上記ステップ
S14により通信優先度付けされている場合は、その順
序で通信可能な中継ホストに対してダウンロード処理す
る。このダウンロード処理では、上記ステップS40で
更新したダウンロードリスト222が用いられる。つま
り、図11(d)に示したダウンロードリスト222の
例では、ダウンロード制御部212が、まず中継ホスト
3に対して無線LANを介してダウンロードリスト22
2を送信し、データc〜fをダウンロード処理する。そ
して、データ受信装置2が中継ホスト3と通信不可の場
合や、目的のデータがない場合は、次の中継ホスト4に
対してインターネットを介して、同様の処理によってダ
ウンロード処理する。そして、データ受信装置2は、上
記ダウンロード処理を終了後、上記ステップS38に進
み、全てのデータを受信したか否かを判断した後、全て
のデータを受信した場合、記憶装置22からダウンロー
ドリスト222を削除して(ステップS39)、当該フ
ローを終了する。
【0082】次に、中継ホスト3および4の動作につい
て説明する。なお、上述したように、中継ホスト3およ
び4の動作は、データ送信装置1およびデータ受信装置
2の動作に関連する処理が行われる。また、中継ホスト
3および4の動作は、共に同様の動作を行うため、ここ
では代表して中継ホスト3の動作について説明する。
【0083】中継ホスト3は、当該データ送受信装置の
通信方法において、データ送信装置1から中継ホスト3
へのアップロード処理およびデータ受信装置2へのダウ
ンロード処理に連動して動作する。図5において、中継
ホスト3が上記ステップS21でデータ送信装置1から
データをアップロード処理されたとき、データ格納要求
制御部311は、通信制御装置33を介してそのデータ
を受信し、記憶装置32に格納する。また、中継ホスト
3が上記ステップS45でデータ受信装置2からデータ
をダウンロード処理されたとき、データ送信要求制御部
312は、記憶装置32から該当するデータを読み出
し、通信制御装置33を介してそのデータをデータ受信
装置2に送信する。
【0084】なお、中継ホスト3は、さらに主制御部3
1にデータ転送制御部を追加することによって、他の中
継ホストと互いにデータ転送を可能にしてもかまわな
い。この場合、中継ホスト3は、上記ステップS21で
データ送信装置1からデータをアップロード処理された
とき、そのデータと共に上記ステップS20で更新され
たアップロードリスト122も受信する。上記データ転
送制御部は、受信したアップロードリスト122に設定
されている他の中継ホスト(図9(c)のアップロード
リスト122の例では、中継ホスト4)に対して、アッ
プロード処理されたデータを転送する。このように、中
継ホストに転送機能を追加することによって、データ受
信装置2は、共通中継ホスト情報リストに設定されてい
るどの中継ホストからでも、アップロード処理されたデ
ータをダウンロードすることができる。また、データ送
信装置1は、データ受信装置2の移動を前提とする場
合、共通中継ホスト情報リストに設定されている全ての
中継ホストに対して、アップロード処理する必要があっ
たが、上記通信優先度が一番高い中継ホストにのみアッ
プロード処理するだけよい。
【0085】また、上述したデータ送受信装置の説明で
は、上記Bluetooth方式等の直接的通信で送受
信しなかったデータを自動的あるいはユーザの許可に基
づいてデータ送信装置が中継ホストにアップロードし、
上記直接的通信が不可能な場合、データ受信装置が必要
に応じて上記中継ホストからアップロードされたデータ
をダウンロードする手順を示した。このように、上記直
接的通信で送受信しなかったデータをデータ送信装置が
中継ホストにアップロードすることによって、上記直接
的通信が不可能な場合、データ受信装置へのデータ再送
を上記中継ホストで処理することができるため、データ
送信装置の処理負担を軽減することができる。しかし、
このような効果を期待しない場合、データ送信装置は上
記中継ホストに対してアップロード処理しなくてもかま
わない。データ受信装置が上記直接的通信で送受信しな
かったデータを再送要求するときに上記直接的通信が不
可能な場合、自動的に上述した共通中継ホスト情報に基
づいて選択された中継ホストを介して、データ送信装置
にデータ再送要求を送信することによって、再送要求さ
れたデータはデータ送信装置から上記中継ホストを介し
てデータ受信装置に送信することができる。
【0086】このように、本発明のデータ送受信装置
は、直接的通信と間接的通信を自動的、あるいはユーザ
の許可のもとに切り替えを行うこと、かつデータ送受信
装置間で共通に利用する中継ホストを自動的に複数切り
替えることで、頻繁に移動を伴うデータ受信装置でもデ
ータの送受信を確実に、かつ効率的に行うことができ
る。また、データ送受信装置間でのオンデマンドなデー
タの送受信にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ送受信装置の
通信方法を示す概略図である。
【図2】図2のそれぞれの通信方法の通信可能範囲を示
す概略図である。
【図3】図1のデータ送信装置1の機能構成を示した機
能ブロック図である。
【図4】図1のデータ受信装置2の機能構成を示した機
能ブロック図である。
【図5】図1の中継ホスト3の機能構成を示した機能ブ
ロック図である。
【図6】図1のデータ受信装置2からデータ送信要求が
あった場合の、データ送信装置1の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】図1のデータ送信装置1が処理する図6のステ
ップS14の詳細な動作を示すサブルーチンである。
【図8】図1のデータ送信装置1が、図7の動作で用い
る中継ホスト情報の一例である。
【図9】図1のデータ送信装置1が用いるアップロード
リスト122の一例である。
【図10】図1のデータ送信装置1からデータを受信す
る場合の、データ受信装置2の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】図1のデータ受信装置2が用いるダウンロー
ドリスト222の一例である。
【図12】従来のデータ送受信の流れを示した概略図で
ある。
【符号の説明】
1…データ送信装置 2…データ受信装置 3、4…中継ホスト 11、21、31…主制御部 111、211…データ要求制御部 112…アップロード制御部 113、213…通信履歴制御部 114、214…中継ホスト情報制御部 212…ダウンロード制御部 311…データ格納要求制御部 312…データ送信要求制御部 12、22、32…記憶装置 121、221…共通中継ホスト情報リスト 122…アップロードリスト 222…ダウンロードリスト 13、23…外部入出力装置 131、231、33…通信制御装置 132、232…入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 宣輝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA01 AA12 AA13 AA29 AA37 AB38 AB42 AC43 AE01 AE07 AE11 AF00 AF02 BB03 BC04 5C075 AB06 AB90 CA14 CA90 CE13 CF09 5K034 AA09 AA17 DD03 EE03 EE10 FF01 FF11 FF13 MM11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信装置およびデータ受信装置
    が、互いに近距離に配置され直接的に無線通信する近距
    離無線通信、および少なくとも一つのネットワーク上の
    中継ホストを介して互いにデータ通信を行う機能を備え
    たデータ送受信システムであって、 前記データ送信装置は、 前記近距離無線通信および前記データ通信を選択的に切
    り替えてデータの送受信を行う送信側通信制御部と、 前記データ受信装置との間のデータ送受信に関する送信
    側通信履歴を、そのデータ送受信の状況に応じて更新す
    る送信側通信履歴制御部とを備え、 前記データ受信装置は、 前記近距離無線通信および前記データ通信を選択的に切
    り替えてデータの送受信を行う受信側通信制御部と、 前記データ送信装置との間のデータ送受信に関する受信
    側通信履歴を、そのデータ送受信の状況に応じて更新す
    る受信側通信履歴制御部とを備え、 前記送信側通信制御部および前記受信側通信制御部は、
    前記近距離無線通信を用いて送受信しなかったデータを
    再度送受信するとき、前記近距離無線通信が不可能の場
    合、前記近距離無線通信を用いて送受信しなかったデー
    タを、前記送信側通信履歴および前記受信側通信履歴に
    基づいて自動的に前記中継ホストを介した前記データ通
    信を用いて送受信することを特徴とする、データ送受信
    システム。
  2. 【請求項2】 前記データ送信装置は、前記データ受信
    装置に送信するデータの少なくとも一部を前記データ通
    信を介して前記中継ホストにアップロードするアップロ
    ード制御部をさらに備え、 前記データ受信装置は、前記データ送信装置がアップロ
    ードしたデータを前記データ通信を介して前記中継ホス
    トからダウンロードするダウンロード制御部をさらに備
    え、 前記アップロード制御部は、前記近距離無線通信を用い
    たデータの送受信で送信しなかったデータを、前記送信
    側通信履歴に基づいて前記中継ホストに対して前記デー
    タ通信を用いてアップロードし、 前記ダウンロード制御部は、前記近距離無線通信を用い
    たデータの送受信で受信しなかったデータを、前記受信
    側通信履歴に基づいて前記中継ホストに対してアップロ
    ードされたデータから少なくとも一部を前記データ通信
    を用いてダウンロードすることを特徴とする、請求項1
    に記載のデータ送受信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信側通信制御部および前記受信側
    通信制御部の間の前記近距離無線通信を用いたデータの
    送受信で送受信しなかったデータは、前記近距離無線通
    信の通信路の切断によるデータ送受信の中断によって発
    生することを特徴とする、請求項2に記載のデータ送受
    信システム。
  4. 【請求項4】 前記データ受信装置は、さらにデータ通
    信可能な前記中継ホストを検出し、受信中継ホスト情報
    として管理する受信側中継ホスト情報制御部を備え、 前記データ送信装置は、さらにデータ通信可能な前記中
    継ホストを検出し、送信中継ホスト情報として管理する
    送信側中継ホスト情報制御部と、 前記受信側中継ホスト情報制御部で管理されている前記
    受信中継ホスト情報を受信し、前記送信中継ホスト情報
    と前記受信中継ホスト情報との間で共通する前記中継ホ
    ストを検出することによって共通中継ホスト情報を作成
    する共通中継ホスト情報制御部とを備え、 前記データ送信装置および前記データ受信装置が前記デ
    ータ通信する前記中継ホストは、前記共通中継ホスト情
    報から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の
    データ送受信システム。
  5. 【請求項5】 前記データ送信装置は、さらにデータ通
    信可能な前記中継ホストを検出し、送信中継ホスト情報
    として管理する送信側中継ホスト情報制御部を備え、 前記データ受信装置は、さらにデータ通信可能な前記中
    継ホストを検出し、受信中継ホスト情報として管理する
    受信側中継ホスト情報制御部と、 前記送信側中継ホスト情報制御部で管理されている前記
    送信中継ホスト情報を受信し、前記受信中継ホスト情報
    と前記送信中継ホスト情報との間で共通する前記中継ホ
    ストを検出することによって共通中継ホスト情報を作成
    する共通中継ホスト情報制御部とを備え、 前記データ送信装置および前記データ受信装置が前記デ
    ータ通信する前記中継ホストは、前記共通中継ホスト情
    報から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の
    データ送受信システム。
  6. 【請求項6】 前記共通中継ホスト情報に設定された全
    ての前記中継ホストは、前記データ送信装置および前記
    データ受信装置が前記データ通信を行う順番を示す通信
    優先度が付与され、 前記データ送信装置がおよび前記データ受信装置が前記
    データ通信する前記中継ホストは、前記通信優先度の順
    番で選択されることを特徴とする、請求項4あるいは5
    に記載のデータ送受信システム。
  7. 【請求項7】 前記中継ホストは、受信したデータを他
    の前記中継ホストに転送するデータ転送制御部を備え、 前記アップロード制御部は、前記データ受信装置に送信
    するデータと共に前記共通中継ホスト情報を前記中継ホ
    ストに送信し、 前記データ転送制御部は、相対的に前記通信優先度が低
    い前記共通中継ホスト情報に設定された他の前記中継ホ
    ストに対して、前記データを転送することを特徴とす
    る、請求項6に記載のデータ送受信システム。
  8. 【請求項8】 前記受信側通信制御部は、前記データ受
    信装置のユーザの必要に応じて、前記近距離無線通信を
    用いて送受信しなかったデータの中からユーザから要求
    されたデータを受信するために、前記中継ホストに対し
    て前記データ通信することを特徴とする、請求項1に記
    載のデータ送受信システム。
  9. 【請求項9】 データ送信側およびデータ受信側が、互
    いに近距離に配置され直接的に無線通信する近距離無線
    通信、および少なくとも一つのネットワーク上の中継ホ
    ストを介して互いにデータ通信を行う機能を含むデータ
    送受信方法であって、 前記データ送信側は、 前記近距離無線通信および前記データ通信を選択的に切
    り替えてデータの送受信を行う送信側通信制御ステップ
    と、 前記データ受信側との間のデータ送受信に関する送信側
    通信履歴を、そのデータ送受信の状況に応じて更新する
    送信側通信履歴制御ステップとを含み、 前記データ受信側は、 前記近距離無線通信および前記データ通信を選択的に切
    り替えてデータの送受信を行う受信側通信制御ステップ
    と、 前記データ送信側との間のデータ送受信に関する受信側
    通信履歴を、そのデータ送受信の状況に応じて更新する
    受信側通信履歴制御ステップとを含み、 前記送信側通信制御ステップおよび前記受信側通信制御
    ステップは、前記近距離無線通信を用いて送受信しなか
    ったデータを再度送受信するとき、前記近距離無線通信
    が不可能の場合、前記近距離無線通信を用いて送受信し
    なかったデータを、前記送信側通信履歴および前記受信
    側通信履歴に基づいて自動的に前記中継ホストに対して
    前記データ通信を用いて送受信することを特徴とする、
    データ送受信方法。
  10. 【請求項10】 前記データ送信側は、前記データ受信
    側に送信するデータの少なくとも一部を前記データ通信
    を介して前記中継ホストにアップロードするアップロー
    ド制御ステップをさらに含み、 前記データ受信側は、前記データ送信側がアップロード
    したデータを前記データ通信を介して前記中継ホストか
    らダウンロードするダウンロード制御ステップをさらに
    含み、 前記アップロード制御ステップは、前記近距離無線通信
    を用いたデータの送受信で送信しなかったデータを、前
    記送信側通信履歴に基づいて前記中継ホストに対して前
    記データ通信を用いてアップロードし、 前記ダウンロード制御ステップは、前記近距離無線通信
    を用いたデータの送受信で受信しなかったデータを、前
    記受信側通信履歴に基づいて前記中継ホストに対してア
    ップロードされたデータから少なくとも一部を前記デー
    タ通信を用いてダウンロードすることを特徴とする、請
    求項9に記載のデータ送受信方法。
  11. 【請求項11】 前記送信側通信制御ステップおよび前
    記受信側通信制御ステップの間の前記近距離無線通信を
    用いたデータの送受信で送受信しなかったデータは、前
    記近距離無線通信の通信路の切断によるデータ送受信の
    中断によって発生することを特徴とする、請求項10に
    記載のデータ送受信方法。
  12. 【請求項12】 前記データ受信側は、さらにデータ通
    信可能な前記中継ホストを検出し、受信中継ホスト情報
    として管理する受信側中継ホスト情報制御ステップを含
    み、 前記データ送信側は、さらに データ通信可能な前記中継ホストを検出し、送信中継ホ
    スト情報として管理する送信側中継ホスト情報制御ステ
    ップと、 前記受信側中継ホスト情報制御ステップで管理されてい
    る前記受信中継ホスト情報を受信し、前記送信中継ホス
    ト情報と前記受信中継ホスト情報との間で共通する前記
    中継ホストを検出することによって共通中継ホスト情報
    を作成する共通中継ホスト情報制御ステップとを含み、 前記データ送信側および前記データ受信側が前記データ
    通信する前記中継ホストは、前記共通中継ホスト情報か
    ら選択されることを特徴とする、請求項10に記載のデ
    ータ送受信方法。
  13. 【請求項13】 前記データ送信側は、さらにデータ通
    信可能な前記中継ホストを検出し、送信中継ホスト情報
    として管理する送信側中継ホスト情報制御ステップを含
    み、 前記データ受信側は、さらに データ通信可能な前記中継ホストを検出し、受信中継ホ
    スト情報として管理する受信側中継ホスト情報制御ステ
    ップと、 前記送信側中継ホスト情報制御ステップで管理されてい
    る前記送信中継ホスト情報を受信し、前記受信中継ホス
    ト情報と前記送信中継ホスト情報との間で共通する前記
    中継ホストを検出することによって共通中継ホスト情報
    を作成する共通中継ホスト情報制御ステップとを含み、 前記データ送信側および前記データ受信側が前記データ
    通信する前記中継ホストは、前記共通中継ホスト情報か
    ら選択されることを特徴とする、請求項10に記載のデ
    ータ送受信方法。
  14. 【請求項14】 前記共通中継ホスト情報に設定された
    全ての前記中継ホストは、前記データ送信側および前記
    データ受信側が前記データ通信を行う順番を示す通信優
    先度が付与され、 前記データ送信側がおよび前記データ受信側が前記デー
    タ通信する前記中継ホストは、前記通信優先度の順番で
    選択されることを特徴とする、請求項12あるいは13
    に記載のデータ送受信方法。
  15. 【請求項15】 前記中継ホストは、受信したデータを
    他の前記中継ホストに転送するデータ転送制御ステップ
    を含み、 前記アップロード制御ステップは、前記データ受信側に
    送信するデータと共に前記共通中継ホスト情報を前記中
    継ホストに送信し、 前記データ転送制御ステップは、相対的に前記通信優先
    度が低い前記共通中継ホスト情報に設定された他の前記
    中継ホストに対して、前記データを転送することを特徴
    とする、請求項14に記載のデータ送受信方法。
  16. 【請求項16】 前記受信側通信制御ステップは、前記
    データ受信側のユーザの必要に応じて、前記近距離無線
    通信を用いて送受信しなかったデータの中からユーザか
    ら要求されたデータを受信するために、前記中継ホスト
    に対して前記データ通信することを特徴とする、請求項
    9に記載のデータ送受信方法。
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