JP3502697B2 - 偏平コアレスモータのロータ - Google Patents

偏平コアレスモータのロータ

Info

Publication number
JP3502697B2
JP3502697B2 JP15525895A JP15525895A JP3502697B2 JP 3502697 B2 JP3502697 B2 JP 3502697B2 JP 15525895 A JP15525895 A JP 15525895A JP 15525895 A JP15525895 A JP 15525895A JP 3502697 B2 JP3502697 B2 JP 3502697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
rotor
flat coreless
temporary fixing
fixing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15525895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08331788A (ja
Inventor
忠男 山口
浩一 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP15525895A priority Critical patent/JP3502697B2/ja
Publication of JPH08331788A publication Critical patent/JPH08331788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3502697B2 publication Critical patent/JP3502697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ページャ等の小型ポ
ータブル機器に用いられる超小型な偏平コアレスモータ
のロータの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、平板コミュテータセグメント
を一体に成形した薄い印刷配線板に複数個の空心電機子
コイルを載置すると共に、これらの空心電機子コイルの
端末を所定のパターンに半田結線してなる偏平コアレス
モータのロータがある。
【0003】このようなロータとして従来偏平コアレス
振動モータに応用した具体的な構造としては図5に示す
ようなものがある。すなわち、一側(図においては裏
側)に複数個のコミュテータセグメントを形成すると共
に他側(図においては表側)に所定の結線パターン11
a…11b…を配した薄い印刷配線板11を半月型に形
成し、この半月型印刷配線板11に60゜開角で巻回し
た3個の空心電機子コイル22,23および24を両面
粘着テープ等を用いて配置ピッチ60゜で載置固着して
いき、各電機子コイルの巻終わり端末22a,23aお
よび24aを巻終わり結線パターン11aに、巻始め端
末22b,23bおよび24bを巻始め結線パターン1
1bにそれぞれ半田結線してなるものである。そして、
これらを樹脂Jで一体成形してなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の構成では、各電機子コイルの端末処理にやっか
いな問題が発生する。特に巻終わりの端末の処理につい
ては、巻終わり結線用パターンの形状に合わせて端末の
長さをカットするものであるが、半田付けする前に端末
が動きやすく位置決めに新たに整形しなおしたり、巻終
わりが印刷配線板の反対側にきた場合など端末が浮いて
しまい、結線作業に手間がかかってしまい、ロボット等
の自動半田付機にかけようとしても位置が定まらない問
題があった。
【0005】しかも、これらを樹脂で一体に成形するた
め、特に高耐熱性高摺動性樹脂などを使用するとき、半
田結線部が樹脂の溶解熱により再溶解してパターンから
剥離してしまい、断線に至るおそれがあった。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前記各空心電機子コイルの
端末を簡単に一定の位置に仮止めさせることにより、結
線処理作業を容易にすると共に、半田剥離を防止して信
頼性を向上させようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1に
示す発明のように、印刷配線板に複数個の空心電機子コ
イルを載置すると共に、これらの空心電機子コイルの端
末を所定の結線パターンに半田結線し、樹脂で一体成
形してなる偏平コアレスモータのロータにおいて、前記
印刷配線板の前記結線パターン部分に端末仮止め手段を
設けると共に、前記端末仮止め手段及び端末は前記樹脂
内に取り込まれている偏平コアレスモータのロータで達
成できる。上記端末仮止め手段としては、請求項2に示
す発明のように突起からなり、この突起に端末を仮止め
したり、請求項3に示す発明のように、仮止め手段とし
て切り込みを形成し、この切り込みに端末を引っかけて
仮止めしたもので達成できる。そして、請求項4に示す
発明のように、前記印刷配線板自体を平板コミュテータ
に形成したものでもよい。
【0008】
【作用】上記請求項1に示すような課題達成手段によれ
ば、端末が仮止めできるので端末の浮きが防止でき、位
置が決まることになり、端末の半田結線処理が容易にで
きる。この仮止めとして請求項2に示すような課題達成
手段によれば、突起に巻き付けるので確実に固定でき、
請求項3に示すような課題達成手段にすると、切り込み
に引っかけて食いこませるだけでよいので作業性がよ
い。そして、請求項4に示すように平板コミュテータを
一体化したものであれば、部品点数が減少し、コミュテ
ータを取付る手間を省くことができる。
【0009】
【第1の実施例】図1は、この発明の第1の実施例の一
部透視平面図であり、図2は図1のA−A断面を示すも
のである。図において、1はガラスクロスエポキシ基材
の厚み0.1〜0.15ミリ程度の極めて薄い印刷配線
板で、一側(図において裏側)に破線で示すように6極
のコミュテータセグメントSを一体に印刷配線すると共
に、他側(図において表側)に3個の60゜等分に巻始
め結線パターン1a…と、外周に互いに連結した巻終わ
り結線パターン1b…を同様に印刷配線してある。
【0010】この巻終わり結線パターン部1bには、そ
れぞれ本発明のポイントとなる端末仮止め手段としての
突起2が配されており、この突起2の外周端は各電機子
コイル22,23および24の巻終わり端末22a,2
3aおよび24aが巻き付けしやすいように印刷配線板
1の円弧部1cより外方に突き出ている。この外方の突
き出ている部分は、図2に示すように、金型にセットし
て樹脂Jで一体成形した場合、薄い印刷配線板1は柔軟
性があるので、折り曲げられて外周部より出ないように
することができる。このようにすると、各電機子コイル
22,23,および24を載置し、巻終わり端末22
a,23aおよび24aを突起に巻き付ければ位置が一
定となるため、ロボットなどによる自動半田付けが可能
となる。図中、4はシャフト挿入孔であり、この場合樹
脂Jを高摺動部材にしてシャフト(図示せず)に遊嵌さ
せるようになっている。
【0011】
【第2の実施例】図3は、この発明の第2の実施例一部
透視平面図で、図4は図3のB−B断面を示すものであ
る。この実施例は、上記仮止め手段として突起の代わり
に切り込み3…を設けたものである。すなわち、各電機
子コイル22,23および24の巻終わり端末22a,
23aおよび24aを切り込み3…に引っかけるように
して仮止めできる。 この場合、一側にまわった端末は
適当に切断してから樹脂で一体成形すれば、図4のよう
に半田結線処理後薄い印刷配線板1は少し変形するので
樹脂で一体成形すると端末部分は樹脂内に取り込めるこ
とができる。
【0012】
【その他の実施例】なお、端末の結線仮止めの手段とし
て上述は、最も問題である巻終わり端末を処理する構成
を示したがロータ重量をより大に得るために空心電機子
コイルの内径側にも樹脂を注入させる構造のものでは、
内径の巻始め結線パターン1a…にも切り込みのような
仮止め手段を設けてもよい。また、上記実施例では振動
モータとして用いるため偏心したロータを例示したが、
各電機子コイルの配置を120゜にした円盤状の通常回
転型ロータに採用できるのはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上述のように各空心電機子
コイルの端末を結線するパターンに端末仮止め手段を設
けたので、端末の結線位置が一定となり、したがって半
田付けがロボット等によって自動的にできるようにな
る。しかも、樹脂注入時においても、樹脂の溶解熱によ
って結線部が剥離してしまうおそれがないので、信頼性
が向上するなどの工業的に有用なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏平コアレスモータのロータの第1の
実施例の一部透視平面図である。
【図2】図1のA−Aの切断要部断面図である。
【図3】同第2の実施例の一部透視平面図である。
【図4】図3のB−B切断要部断面図である。
【図5】従来の偏平コアレスモータのロータの一部透視
平面図である。
【符号の説明】
1 薄い印刷配線板 1a 巻始め結線パターン 1b 巻終わり結線パターン 2 突起 J 樹脂 3 切り込み 22,23,24 空心電機子コイル 22a,23a,24a 巻終わり端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/52 H02K 23/54 H02K 23/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷配線板に複数個の空心電機子コイル
    を載置すると共に、これらの空心電機子コイルの端末を
    所定の結線パターンに半田結線し、樹脂で一体成形し
    てなる偏平コアレスモータのロータにおいて、前記印刷配線板の 前記結線パターン部分に端末仮止め手
    段を設けると共に、前記端末仮止め手段及び端末は前記
    樹脂内に取り込まれている偏平コアレスモータのロー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記端末仮止め手段は突起からなり、こ
    の突起に端末を仮止めしてなる請求項1に記載の偏平コ
    アレスモータのロータ。
  3. 【請求項3】 前記端末仮止め手段は切り込みからな
    り、この切り込みに端末を引っかけて仮止めしてなる請
    求項1に記載の偏平コアレスモータのロータ。
  4. 【請求項4】 前記印刷配線板はコミュテータとなって
    いる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の偏平コアレ
    スモータのロータ。
JP15525895A 1995-05-30 1995-05-30 偏平コアレスモータのロータ Expired - Fee Related JP3502697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15525895A JP3502697B2 (ja) 1995-05-30 1995-05-30 偏平コアレスモータのロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15525895A JP3502697B2 (ja) 1995-05-30 1995-05-30 偏平コアレスモータのロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08331788A JPH08331788A (ja) 1996-12-13
JP3502697B2 true JP3502697B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=15601990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15525895A Expired - Fee Related JP3502697B2 (ja) 1995-05-30 1995-05-30 偏平コアレスモータのロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3502697B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6291915B1 (en) * 1999-01-28 2001-09-18 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric rotor for a compact vibrator motor and the compact vibrator motor incorporating the eccentric rotor
JP2000166175A (ja) * 1998-11-27 2000-06-16 Tokyo Parts Ind Co Ltd 印刷配線コミュテータを備えた扁平コアレス振動モータ
KR100297336B1 (ko) * 1999-01-29 2001-10-22 가이 가즈오 편심 정류자와 편심 정류자의 제조방법, 및 편심 정류자를이용한 편평 코어리스 진동모터
CN1092410C (zh) * 1999-03-15 2002-10-09 东京零件工业股份有限公司 偏心转子和有该转子的扁平型振动电机及该转子制造方法
JP3393847B2 (ja) * 2000-06-19 2003-04-07 東京パーツ工業株式会社 印刷配線コミュテータ部材を有するロータと同ロータを備えた扁平型モータ
JP3337681B2 (ja) * 2000-08-11 2002-10-21 東京パーツ工業株式会社 円盤形偏心ロータ及び同ロータを備えた扁平型振動モータ
KR100719811B1 (ko) * 2005-09-09 2007-05-21 삼성전기주식회사 로터, 이를 구비한 진동 모터 및 로터의 제작방법
JP6106841B2 (ja) * 2012-04-24 2017-04-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08331788A (ja) 1996-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2570482Y2 (ja) 回転電機の給電構造
JP2007228667A (ja) 電動機の固定子及び電動機及び電動機の製造方法及び空気調和機
JP3502697B2 (ja) 偏平コアレスモータのロータ
JP5200521B2 (ja) モータ及び冷却ファン
JPH0674064U (ja) 磁気ディスク駆動装置
US5804895A (en) Miniature motor and method for fixing miniature motor to printed circuit board
US5023734A (en) Cylindrical rotary transducer
US8033799B2 (en) Cooling fan unit and method for drawing out lead wires thereof
JP2930432B2 (ja) 小型モーターのボビン構造
JP3570058B2 (ja) 電動機の結線用部品及びその結線用部品を備えた電動機
JPH07213002A (ja) 小型モータ
JP2844712B2 (ja) 無刷子電動機
JP3332246B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2589870Y2 (ja) ファンモータのリード線固定装置
JPS63249454A (ja) ドラムモータの製造方法
JP3052538B2 (ja) ブラシレスモータ
JP3111091B2 (ja) スピンドルモータ
JP5118451B2 (ja) 扁平形振動モータ
JPS6116791Y2 (ja)
JPH05328653A (ja) ブラシレスモータの固定子巻線接続構造
JPH1098846A (ja) モールドモータ
JPS608553Y2 (ja) サ−ボモ−タ
JPH10322998A (ja) 基板内蔵型モータ
JPH09275666A (ja) 平面対向型ブラシレスモータのコイルの製造方法
JP2805623B2 (ja) スロット形ステータの取付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031208

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees