JP3502613B2 - 飲食用組成物及び飲食料品 - Google Patents

飲食用組成物及び飲食料品

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JP3502613B2
JP3502613B2 JP2001104642A JP2001104642A JP3502613B2 JP 3502613 B2 JP3502613 B2 JP 3502613B2 JP 2001104642 A JP2001104642 A JP 2001104642A JP 2001104642 A JP2001104642 A JP 2001104642A JP 3502613 B2 JP3502613 B2 JP 3502613B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アガリクス・ブラ
ゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽出物との混合物とクロ
レラ・グロス・ファクターからなる、抗腫瘍作用に優れ
る飲食用組成物、及びその飲食用組成物を含有する飲食
料品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アガリ
クス・ブラゼイ・ムリル(Agaricus blazei Murrill)
については、抗腫瘍性を有すると言われており、アガリ
クス・ブラゼイ・ムリルが有する抗腫瘍性物質について
の特許出願が種々行われている(特開昭55−7479
7号公報、特開昭64−67194号公報、特開昭64
−67195号公報、特開昭55−108292号公
報、特開昭64−66127号公報、特開平2−786
30号公報)。
【0003】しかしながら、これらの特許出願の対象と
なった抗腫瘍性物質は、抗腫瘍性について更に優れた効
果が求められていることは勿論であると共に、往々にし
て抗腫瘍性物質以外のアガリクス・ブラゼイ・ムリルが
有する生理活性作用を十分に発揮し得ないものであっ
た。
【0004】本発明は、従来技術に存した上記のような
課題に鑑み行われたものであって、その目的とするとこ
ろは、抗腫瘍作用に優れると共に飲食用として安全であ
り、而も、アガリクス・ブラゼイ・ムリルが有する生理
活性作用を単品に比しより効果的に発揮する飲食用組成
物及び飲食料品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の飲食用組成物(抗腫瘍飲食用組成物)は、アガリク
ス・ブラゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽出物との混合
物であってそれらの子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比
が1:0.05乃至1:0.5であるものと、クロレラ
・グロス・ファクターからなり、前記アガリクス・ブラ
ゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽出物との混合物と、
燥粉末状態における波長260nmのOD値が5000
の場合のクロレラ・グロス・ファクターとの乾燥重量比
1:0.2乃至1:0.4である。
【0006】また本発明の飲食料品は、上記飲食用組成
物を含有するものである。
【0007】本発明の飲食用組成物及び本発明の飲食料
品は、抗腫瘍作用に優れると共に飲食用として安全であ
り、而も、アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実体及び
菌糸体並びにクロレラ・グロス・ファクターがそれぞれ
有する生理活性作用を各単品に比しより効果的に発揮す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いるアガリクス・ブラ
ゼイ・ムリル(Agaricus blazei Murrill)の子実体と
しては、細胞壁が破壊されたものを用いることが好まし
い。また、アガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌糸体抽出
物としては、アガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌糸体の
培養液から遠心分離又は濾過により菌糸体を除去したも
のを用いることが好ましい。これを例えば必要な濃度に
濃縮した濃縮液として用いることもでき、また、乾燥粉
末化させて用いることもできる。本発明におけるアガリ
クス・ブラゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽出物との混
合物としては、その子実体の細胞壁破壊物と菌糸体抽出
液との混合物を乾燥粉末化したものを用いることができ
るが、他の形態を除外するものではない。
【0009】アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実体と
菌糸体抽出物との混合物としては、それらの子実体と菌
糸体抽出物の乾燥重量比が1:0.05乃至1:0.5
のものを用いることができる。このアガリクス・ブラゼ
イ・ムリルの子実体と菌糸体抽出物の混合物として好ま
しいのは、それらの子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比
が1:0.1乃至1:0.2の混合物であり、更に好ま
しいのは、それらの子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比
が1:0.18の混合物である。
【0010】本発明に用いるクロレラ・グロス・ファク
ター(Chlorella Growth Factor)は、例えば、Chlorel
la pyrenoidosa、Chlorella ellipsoidea、Chlorella v
ulgaris、Chlorella regularis等のクロレラ属(Chlore
lla)に属する単細胞緑藻類、好ましくはクロレラ・ピ
レノイドサ種(Chlorella pyrenoidosa)の濃縮液を加
熱して水溶性成分を抽出し、固液分離を行って不溶性固
形分を除去することにより得ることができる。これを例
えば必要な濃度に濃縮した濃縮液として用いることもで
き、また、乾燥粉末化させて用いることもできる。本発
明には、乾燥粉末状態における波長260nmのOD値
(乾燥粉末状態のクロレラ・グロス・ファクターを75
00重量倍の水に溶解させた溶液について分光光度計に
より波長260nmの紫外線の吸光度を測定し、それを
7500倍した値)が4000乃至6000のクロレラ
・グロス・ファクターを好ましく用いることができる。
より好ましくは、乾燥粉末状態における波長260nm
のOD値が4500乃至5500のクロレラ・グロス・
ファクターであり、更に好ましくは、乾燥粉末状態にお
ける波長260nmのOD値が50×10のクロレラ
・グロス・ファクターを含む、乾燥粉末状態における波
長260nmのOD値が4900乃至5100のクロレ
ラ・グロス・ファクターである。
【0011】本発明におけるアガリクス・ブラゼイ・ム
リルの子実体と菌糸体抽出物との混合物は、例えば、粉
末状であってもよく、水等の飲料用の液体に溶解又は分
散したものであってもよい。
【0012】本発明におけるアガリクス・ブラゼイ・ム
リルの子実体と菌糸体抽出物との混合物と、クロレラ・
グロス・ファクターとの乾燥重量比は、1:0.05乃
至1:1である。アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実
体と菌糸体抽出物との混合物と、クロレラ・グロス・フ
ァクターとの乾燥重量比は、好ましくは1:0.1乃至
1:0.5、より好ましくは1:0.2乃至1:0.
4、更に好ましくは1:0.3である。これらの配合比
は、乾燥粉末状態における波長260nmのOD値が5
000のクロレラ・グロス・ファクターを基準とするこ
とが好ましい。乾燥粉末状態における波長260nmの
OD値が5000以外のクロレラ・グロス・ファクター
を用いる場合は、アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実
体と菌糸体抽出物との混合物に対するクロレラ・グロス
・ファクターの乾燥重量比は、乾燥粉末状態における波
長260nmのOD値に反比例した値(例えば、当該O
D値が5000で当該乾燥重量比1:0.3であれば、
OD値が2500では1:0.6)を採用することがで
きる。
【0013】Crj:CD(SD)IGS(SPF)系
5週令、体重100乃至160gの雄ラットおよび体重
80乃至130gの雌ラットを用い、本発明の飲食用組
成物を生理食塩水に溶解及び分散させて7500mg/
kgを強制で経口投与したが、死亡例は認められず、何
れのマウスにも異常はなかった。これにより、本発明の
飲食用組成物は、急性毒性LD50が7500mg/k
g以上と、きわめて安全であることが確認された。
【0014】本発明の飲食用組成物は、例えば乾燥重量
において成人1日当たり0.05g/kg乃至0.2g
/kgを、そのまま、又は飲食料品に含有させて飲食す
るものとすることができる。
【0015】本発明の飲食用組成物を含有する本発明の
飲食料品としては、例えば各種加工食品、菓子、清涼飲
料等を挙げることができる。
【0016】
【実施例】実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
但し、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【0017】実施例1 アガリクス・ブラゼイ・ムリル(姫マツタケ[岩出10
1株])の子実体の細胞壁破壊物と菌糸体抽出液との混
合物の乾燥粉末(子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比は
1:0.18)[商品名:ATOP パワフル健康食品社
製] 20重量部クロレラ・グロス・ファクター粉末
(クロレラ・ピレノイドサ種の濃縮液を加熱して抽出し
た水溶性成分を乾燥粉末化させたもので、乾燥粉末状態
における波長260nmのOD値は50×10)[商
品名:クロレラC.G.F W−5000 サン・クロ
レラ社製] 6重量部(乾燥重量)
【0018】上記配合物を注射用水(商品名:大塚蒸留
水 大塚製薬工場社製)に溶解及び分散させることによ
り、4種の濃度の飲食料品1(ATOP:CGF=1:0.3)を得
た。
【0019】実施例2 アガリクス・ブラゼイ・ムリル(姫マツタケ[岩出10
1株])の子実体の細胞壁破壊物と菌糸体抽出液との混
合物の乾燥粉末(子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比は
1:0.18)[商品名:ATOP パワフル健康食品社
製] 13重量部クロレラ・グロス・ファクター粉末
(クロレラ・ピレノイドサ種の濃縮液を加熱して抽出し
た水溶性成分を乾燥粉末化させたもので、乾燥粉末状態
における波長260nmのOD値は50×10)[商
品名:クロレラC.G.F W−5000 サン・クロ
レラ社製] 13重量部(乾燥重量)
【0020】上記配合物を注射用水(商品名:大塚蒸留
水 大塚製薬工場社製)に溶解及び分散させることによ
り、実施例1と同じ4種の濃度の飲食料品2(ATOP:CGF
=1:1)を得た。
【0021】比較例1 アガリクス・ブラゼイ・ムリル(姫マツタケ[岩出10
1株])の子実体の細胞壁破壊物と菌糸体抽出液との混
合物の乾燥粉末(子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比は
1:0.18)[商品名:ATOP パワフル健康食品社
製]26重量部を注射用水(商品名:大塚蒸留水 大塚
製薬工場社製)に溶解及び分散させることにより、実施
例1と同じ4種の濃度の比較飲食料品1(ATOP)を得
た。
【0022】比較例2 クロレラ・グロス・ファクター粉末(クロレラ・ピレノ
イドサ種の濃縮液を加熱して抽出した水溶性成分を乾燥
粉末化させたもので、乾燥粉末状態における波長260
nmのOD値は50×10)[商品名:クロレラC.
G.F W−5000 サン・クロレラ社製]26重量
部(乾燥重量)を注射用水(商品名:大塚蒸留水 大塚
製薬工場社製)に溶解及び分散させることにより、実施
例1と同じ4種の濃度の比較飲食料品2(CGF)を得
た。
【0023】抗腫瘍作用試験 臨床予測性のすぐれたマウス腫瘍株であるマウス乳腺癌
アデノカルシノーマ755(Adenocarcinoma755)[Ca7
55]を用いて動物生体内におけるin vivo抗腫瘍作用を
検討した。
【0024】5週齢のSlc:BDF雄性マウスを予
備飼育(1週間の検疫期間を含む)した後、一般状態に
異常が見られなかった動物を選択した。試験開始時の体
重は18.6乃至24.2gであった。
【0025】予備飼育及び試験期間を通じ、温度22±
3℃、湿度50±20%、照明12時間(8時乃至20
時)、換気回数13乃至17回/時間の環境下で、ステ
ンレス製可動ラック(横1790mm・縦470mm、高さ
1650mm)に装着したポリサルフォン製ケージ(横2
65mm・縦427mm・高さ204mm)に10匹の集団を
1群として収容した。これを17群設け、各群のマウス
に対し、飼料として、ステンレス製固型飼料給餌器によ
り、固型飼料(商品名:ラボMRストック 日本農産工
業社製)を自由に与えた。水は、ポリサルフォン製給水
器(先管ステンレス製)により、水道水を自由に与え
た。
【0026】上記17群における6週齢の各マウスの腹
側部皮下に、C57BL/6マウスで継代維持した10
乃至14日目の腫瘍細胞を、1×10cells/0.05
mL(ミリリットル)/mouseの割合で移植した(0日目)。
【0027】移植翌日より、17群に対し、上記4種の
濃度の飲食料品1(ATOP:CGF=1:0.3)、4種の濃度の飲
食料品2(ATOP:CGF=1:1)、4種の濃度の比較飲食料品
1(ATOP)、及び4種の濃度の比較飲食料品2(CGF)
を、それぞれ0.4mL/mouse(ミリリットル/マウス)の
割合で1日1回14日間連続経口投与した。各濃度の飲
食料品及び比較飲食料品の投与量は、0.15mg/mouse/
day(ミリグラム/マウス/日)、0.5mg/mouse/da
y、1.5mg/mouse/day、及び5mg/mouse/dayである。対
照群には、飲食料品1に用いたのと同じ注射用水を0.
4mL(ミリリットル)/mouseの割合で1日1回14日間連
続経口投与した。
【0028】投与終了翌日(15日目)、エーテル麻酔
下に各マウスを頚椎脱臼させ、腫瘍を摘出してその湿重
量を測定した。その結果を図1及び図2に示す。
【0029】図1は、アガリクス・ブラゼイ・ムリルの
子実体と菌糸体抽出物との混合物とクロレラ・グロス・
ファクターの乾燥重量比が異なる2種についての投与量
と腫瘍抑制率の関係を示すものであり、図2は、アガリ
クス・ブラゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽出物との混
合物とクロレラ・グロス・ファクターからなる組成物を
含有する飲食料品を投与したものと、アガリクス・ブラ
ゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽出物との混合物のみを
含有する飲食料品を投与したものと、クロレラ・グロス
・ファクターのみを含有する飲食料品を投与したものに
ついて投与量と腫瘍抑制率の関係を示すものである。図
1及び図2において、横軸は投与量(mg/day)の常用対
数、縦軸は腫瘍抑制率(%)である。腫瘍抑制率とは、
[1−(各飲食料品投与群の腫瘍湿重量)/(対照の腫
瘍湿重量)]×100%である。
【0030】図1及び図2から、飲食料品1(ATOP:CGF
=1:0.3)の腫瘍抑制効果が最も高く、次に飲食料品2
(ATOP:CGF=1:1)の腫瘍抑制効果が高いことが認めら
れ、飲食料品1(ATOP:CGF=1:0.3)及び飲食料品2(AT
OP:CGF=1:1)の腫瘍抑制効果は、比較飲食料品1(ATO
P)及び比較飲食料品2(CGF)に比し十分に優れること
が認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実体と菌糸
体抽出物との混合物とクロレラ・グロス・ファクターの
乾燥重量比が異なる2種についての投与量と腫瘍抑制率
の関係を示すグラフである。
【図2】投与した飲食料品の含有物がアガリクス・ブラ
ゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽出物との混合物とクロ
レラ・グロス・ファクターからなる組成物であるもの
と、それぞれの単独であるものについての投与量と腫瘍
抑制率の関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A23L 2/38 A23L 2/38 H 2/52 A61K 35/78 A61K 35/78 35/80 A 35/80 35/84 A 35/84 A61P 35/00 A61P 35/00 A23L 2/00 F (72)発明者 難波 康晃 京都府京都市下京区烏丸通五条下る大坂 町369番地 株式会社サン・クロレラ内 会社内 (72)発明者 久保田 仁志 北海道足寄郡足寄町下愛冠1−4 株式 会社サン・クロレラ北海道事業部内 (56)参考文献 特開2000−279128(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/28 - 1/30 A23L 1/212 A23L 1/48 A23L 2/38 - 2/66 A61K 35/78 JSTPlus(JOIS)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実体と
    菌糸体抽出物との混合物であってそれらの子実体と菌糸
    体抽出物の乾燥重量比が1:0.05乃至1:0.5で
    あるものと、クロレラ・グロス・ファクターからなり、 前記アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽
    出物との混合物と、乾燥粉末状態における波長260n
    mのOD値が5000の場合のクロレラ・グロス・ファ
    クターとの乾燥重量比が1:0.2乃至1:0.4であ
    る飲食用組成物。
  2. 【請求項2】上記アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実
    体と菌糸体抽出物との混合物と、乾燥粉末状態における
    波長260nmのOD値が5000の場合のクロレラ・
    グロス・ファクターとの乾燥重量比が1:0.3である
    請求項1記載の飲食用組成物。
  3. 【請求項3】上記アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実
    体が、細胞壁が破壊された子実体である請求項1又は2
    記載の飲食用組成物。
  4. 【請求項4】上記子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比が
    1:0.1乃至1:0.2である請求項記載の飲食用
    組成物。
  5. 【請求項5】上記子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比が
    1:0.18である請求項記載の飲食用組成物。
  6. 【請求項6】アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実体と
    菌糸体抽出物との混合物であってそれらの子実体と菌糸
    体抽出物の乾燥重量比が1:0.05乃至1:0.5で
    あるものと、クロレラ・グロス・ファクターからなり、 前記アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実体と菌糸体抽
    出物との混合物と、乾燥粉末状態における波長260n
    mのOD値が5000の場合のクロレラ・グロス・ファ
    クターとの乾燥重量比が1:0.2乃至1:0.4であ
    る抗腫瘍飲食用組成物。
  7. 【請求項7】上記アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実
    体と菌糸体抽出物との混合物と、乾燥粉末状態における
    波長260nmのOD値が5000の場合のクロレラ・
    グロス・ファクターとの乾燥重量比が1:0.3である
    請求項記載の抗腫瘍飲食用組成物。
  8. 【請求項8】上記アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実
    体が、細胞壁が破壊された子実体である請求項6又は7
    記載の抗腫瘍飲食用組成物。
  9. 【請求項9】上記子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比が
    1:0.1乃至1:0.2である請求項記載の抗腫瘍
    飲食用組成物。
  10. 【請求項10】上記子実体と菌糸体抽出物の乾燥重量比
    が1:0.18である請求項記載の抗腫瘍飲食用組成
    物。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10の何れかに記載の飲食
    用組成物を含有する飲食料品。
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DE60206545T DE60206545T2 (de) 2001-04-03 2002-03-28 Zusammensetzung zum Trinken/Essen enthaltend AGARICUS BLAZEI MURRILL
US10/112,899 US6627201B2 (en) 2001-04-03 2002-04-01 Composition for drinking/eating and beverage/food

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