JP3501159B1 - 塗布工具及び塗布装置 - Google Patents

塗布工具及び塗布装置

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JP3501159B1 JP2003119014A JP2003119014A JP3501159B1 JP 3501159 B1 JP3501159 B1 JP 3501159B1 JP 2003119014 A JP2003119014 A JP 2003119014A JP 2003119014 A JP2003119014 A JP 2003119014A JP 3501159 B1 JP3501159 B1 JP 3501159B1
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Abstract

【要約】 【課題】 塗布液が流通するスロットの幅を容易に調整
する。 【解決手段】 ヘッド部材11Aにおけるスロット16
を画成する側面12とは反対側の側面17に、塗布液の
流通方向であるスロット16の延在方向に沿った方向を
向いて互いに対向する一対の壁面22,22を備えた凹
部20を形成する。凹部20内に、スロット16の延在
方向に沿った方向での長さを大きくすることによって、
一対の壁面22,22同士の間の距離が大きくなるよう
にヘッド部材11Aを変形させて、スロット16の幅を
調整することが可能な調整ユニット30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗布物に対して
塗布液を塗布するために用いられる塗布装置及びこれに
装着される塗布工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、塗布工具としては、例えば一
対のヘッド部材から構成された塗布ヘッドを有し、一対
のヘッド部材における互いに対向する側面同士の間に、
塗布液が供給されるポケットと、このポケットから先端
側へ延びて塗布ヘッドの先端に開口する溝状のスロット
とが画成されたものが知られている。このような塗布工
具は、塗布ヘッドの先端を被塗布物に対向配置させると
ともに、塗布ヘッドの長手方向(スロットの長手方向)
を被塗布物の幅方向に一致させるようにして塗布装置に
装着されるものであって、塗布液タンクから供給ポンプ
によってポケット内に供給された塗布液が、スロット内
を流通して塗布ヘッドの先端から吐出されることによ
り、この塗布ヘッドの先端に対して相対的に移動する被
塗布物の表面に塗布液が塗布されることになる。
【0003】ところで、上記のような塗布装置は、可撓
性を有するシート状の被塗布物の表面に対して塗布液を
塗布するために用いられるだけではなく、例えば液晶デ
ィスプレイのパネル本体となるガラス基板のようなパネ
ル状の被塗布物の表面に対してカラーレジストなどの塗
布液を塗布するためにも用いられるのであるが、いずれ
にしても、被塗布物の表面に塗布された塗布液の膜厚を
均一にすることが強く求められる。つまり、従来の塗布
装置では、とくに塗布開始時に、例えば塗布液をポケッ
ト内に供給するときの供給口の位置などに起因して、ス
ロット内を流通して塗布ヘッドの先端から吐出される塗
布液の流量が、このスロットの長手方向に沿った方向の
略全長に亘って略一定とはならないため、被塗布物の表
面に塗布された塗布液の膜厚が不均一になるという問題
があったのである。
【0004】これに対して、特許文献1には、塗布ヘッ
ドを構成している一方のヘッド部材の先端部を押圧する
ためのプッシュロッド及び調整ボルトが、スロットの長
手方向に沿って複数配列されるように設けられた塗布工
具が開示されており、調整ボルトをねじ込むことによ
り、この調整ボルトの先端に接触するプッシュボルト
が、その先端でヘッド部材の先端部をスロットの開口部
側へ向けて局所的に押圧して変形させ、スロットの幅を
調整することができるようになっている。そして、スロ
ット内を流通して塗布ヘッドの先端から吐出される塗布
液の流量を、スロットの長手方向に沿った方向の略全長
に亘って略一定とするように、このスロットの幅を調整
することで、被塗布物の表面に塗布される塗布液の膜厚
を均一にすることを狙っているのである。
【0005】
【特許文献1】特開平6−23821号公報(第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗布ヘ
ッドの先端から吐出される塗布液の流量は、スロットの
長手方向に沿った方向で局所的に変化しているというこ
とはなく、スロットの長手方向に沿った方向における所
定領域でのスロットの幅を調整する必要があるため、特
許文献1に開示された塗布工具のように、ヘッド部材の
先端部をプッシュロッドの先端で局所的に押圧する構成
となっていると、上記の所定領域に対応する範囲内に設
けられた複数の調整ボルトをそれぞれねじ込み、複数の
プッシュロッドの各先端でヘッド部材の先端部を押圧し
なければならない。そのため、複数のプッシュロッドに
よるヘッド部材の押圧状態が互いに干渉しあって、プッ
シュロッドの先端とヘッド部材の先端部との間に非接触
箇所が生じやすく、スロットの幅を所望の値に調整する
までに、複数回繰り返しての調整が必要となり、作業時
間が長くかかるという問題があった。また、調整ボルト
をねじ込むことによって直接的にヘッド部材の先端部を
押圧してスロットの幅を調整するようになっているた
め、このスロットの幅の調整量(スロットの幅の変化の
挙動)が、調整ボルトの雄ねじ部に切られたネジ山のピ
ッチに依存してしまい、例えばミクロンオーダーでの微
細な調整が困難であった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、塗布液が流通するスロットの幅を容易に調整するこ
とができる塗布工具及び塗布装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決して、
このような目的を達成するために、本発明による塗布工
具は、複数のヘッド部材から構成された塗布ヘッドを有
し、前記複数のヘッド部材における互いに対向する側面
同士の間に、前記塗布ヘッドの先端に開口する溝状のス
ロットが画成され、塗布液が前記スロット内を流通して
前記塗布ヘッドの先端から吐出される塗布工具であっ
て、前記ヘッド部材における前記スロットを画成する側
面とは反対側の側面に、前記塗布液の流通方向である前
記スロットの延在方向に沿った方向を向いて互いに対向
する一対の壁面を備えた凹部が形成され、この凹部内
に、前記スロットの延在方向に沿った方向での長さを大
きくすることによって、前記一対の壁面同士の間の距離
が大きくなるように前記ヘッド部材を変形させて、前記
スロットの幅を調整することが可能な調整ユニットが設
けられ、さらに、前記凹部が、前記スロットの長手方向
に沿った方向に延びるように形成され、前記調整ユニッ
トが、前記スロットの長手方向に沿った方向の任意の位
置へ移動及び固定可能とされていることを特徴とする
のであり、また、本発明による塗布装置は、本発明の塗
布工具が、前記塗布ヘッドの先端を被塗布物に対向配置
させるように装着されていて、前記塗布ヘッドの先端か
ら塗布液が吐出されることにより、前記塗布ヘッドの先
端に対して相対的に移動する前記被塗布物に塗布液が塗
布されることを特徴とするものである。
【0009】 このような本発明では、ヘッド部材の側
面に形成された凹部内に設けられる調整ユニットを用い
て、この凹部における一対の壁面同士の間の距離が大き
くなるようにヘッド部材を変形させることで、複数のヘ
ッド部材における互いに対向する側面同士の間に画成さ
れたスロットの幅を調整することができるようになって
いる。しかも、調整するスロットの幅については、この
スロットの長手方向に沿った方向での略全長に亘って略
一定となるように設定するだけではなく、例えば、ある
所定領域で意図的に大きくなったり小さくなったりする
ように設定することもできる。そして、このような調整
ユニットを用いると、調整ユニットにおけるスロットの
長手方向に沿った方向での長さを必要に応じて適宜与え
てやることで、ヘッド部材を変形させるときの押圧部分
が局所的になってしまうことがなくなり、所定領域での
スロットの幅を調整する場合であっても、従来の調整ボ
ルトを用いたときのような複数回繰り返しての調整が必
要とならず、容易にスロットの幅を調整することができ
る。さらに、前記凹部が、前記スロットの長手方向に沿
った方向に延びるように形成され、前記調整ユニット
が、前記スロットの長手方向に沿った方向の任意の位置
へ移動及び固定可能とされているので、この調整ユニッ
トを、スロットの長手方向に沿った方向での任意の位置
に移動させて固定し、その任意の位置に対応する領域で
のスロットの幅を調整することができる。
【0010】ここで、前記スロットの幅を調整するため
の前記調整ユニットは、その内部に流体圧室が形成さ
れ、この流体圧室に封入された流体が圧縮されて生じる
流体圧により、前記スロットの延在方向に沿った方向で
の長さを大きくする構成とされていたり、その内部に備
えられたクサビ部材が移動させられて生じる押圧力によ
り、前記スロットの延在方向に沿った方向での長さを大
きくする構成とされていることが好ましい。このような
構成とすると、調整ユニットにおけるスロットの延在方
向に沿った方向での長さを、流体圧やクサビの押圧力に
よって非常に緩やかな変化傾向で大きくすることができ
るので、この調整ユニットによって調整されるスロット
の幅の変化の挙動が非常に緩やかなものとなり、例えば
ミクロンオーダーでの微細な幅の調整が可能となる。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付し
た図面を参照しながら説明する。本発明の第一実施形態
による塗布工具の塗布ヘッド10は、図1及び図2に示
すように、一対のヘッド部材11A,11Bがそれらの
一方の側面12,12同士を互いに対向させるように組
み合わされることによって、長尺状をなすように構成さ
れたものである。また、塗布ヘッド10を構成する一対
のヘッド部材11A,11Bは、それらの後端側(図1
及び図2における下方側)部分同士が、塗布ヘッド10
の長手方向(図1における左右方向)に沿った方向で所
定間隔をあけて複数のボルト13…でボルト止めされる
とともに、塗布ヘッド10の長手方向に沿った方向の両
端に位置する両端面に対してそれぞれサイドプレート1
4,14が取り付けられることによって、互いに固定さ
れている。
【0013】塗布ヘッド10を構成する一方のヘッド部
材11A(図2中、右側に位置するヘッド部材11A)
における一方の側面12は、その略全面が略平坦面とさ
れているのに対し、塗布ヘッド10を構成する他方のヘ
ッド部材11B(図2中、左側に位置するヘッド部材1
1B)における一方の側面12は、塗布ヘッド10の長
手方向に沿った方向に延びるように切り欠かれてなる凹
溝12Aを有しているとともに、この凹溝12Aより塗
布ヘッド10の先端側に位置する先端側部分が、凹溝1
2Aよりも塗布ヘッド10の後端側に位置する後端側部
分に対して所定間隔後退させられている。
【0014】そのため、一対のヘッド部材11A,11
Bが一方の側面12,12同士を互いに対向させるよう
に組み合わされたときに、互いに対向する一方の側面1
2,12同士の間には、一方のヘッド部材11Aにおけ
る一方の側面12と他方のヘッド部材11Bにおける一
方の側面12に形成された凹溝12Aとの間の空間であ
るポケット15と、一方のヘッド部材11Aにおける一
方の側面12と他方のヘッド部材11Bにおける一方の
側面12の先端側部分との間の空間である溝状のスロッ
ト16とが、それらの長手方向を塗布ヘッド10の長手
方向と一致させるように画成される。
【0015】このスロット16は、ポケット15に連通
する部分から、塗布ヘッド10の先端側へ向かって延び
て、塗布ヘッド10の先端に開口するように延在させら
れており、塗布液がポケット15内に供給されたときに
は、この塗布液が、ポケット15に連通するスロット1
6内を塗布ヘッド10の先端側へ向かって流通して、塗
布ヘッド10の先端から吐出される。
【0016】また、塗布ヘッド10を構成する一対のヘ
ッド部材11A,11Bにおいて、スロット16及びポ
ケット15を画成する一方の側面12,12とは反対側
に位置する他方の側面17,17は、塗布ヘッド10の
先端寄りに位置する部分が、塗布ヘッド10の先端側に
向かうにしたがいスロット16側へ向かうように傾斜し
た傾斜面17A,17Aとされ、このような一対のヘッ
ド部材11A,11Bから構成された塗布ヘッド10
は、その先端が先細りした形状をなすことになる。
【0017】そして、塗布ヘッド10を構成する一方の
ヘッド部材11Aにおける他方の側面17(上記の傾斜
面17Aを除く他方の側面17)に、この他方の側面1
7に開口して、一方の側面12(スロット16)側へ向
かって一段凹む凹部20が、スロット16の長手方向
(塗布ヘッド10の長手方向)に沿った方向に延びるよ
うに形成されている。
【0018】凹部20は、他方の側面17に交差すると
ともに、塗布液の流通方向であるスロット16の延在方
向(図2における上下方向、塗布ヘッド16の長手方向
に直交する断面で見たときのスロット16の延在方向)
に沿った方向を向いて互いに対向する一対の壁面22,
22と、これら一対の壁面22,22同士を接続すると
ともに、凹部20における側面17への開口部側を向く
底面21とを備えている。また、凹部20における一対
の壁面22,22は、これら一対の壁面22,22同士
の間の距離(スロット16の延在方向に沿った方向での
距離)が凹部20における開口部側へ向かうにしたがい
漸次小さくなるように、互いに傾斜させられている。
【0019】このような凹部20が形成されていること
により、一方のヘッド部材11Aは、凹部20の底面2
1と一方の側面12との間がポケット15に隣接する薄
肉部分とされているのであるが、本第一実施形態では、
さらなる薄肉部分を形成するため、凹部20の底面21
に、この底面21に開口して、一方の側面12側へ向か
って一段凹む第二凹部21Aが、凹部20と同じくスロ
ット16の長手方向に沿った方向に延びるように形成さ
れている。
【0020】凹部20内には、図1〜図4に示すよう
に、スロット16の長手方向(塗布ヘッド10の長手方
向)に沿った方向に延びる略直方体状をなす調整ユニッ
ト30が、凹部20の延びる方向であるスロット16の
長手方向に沿った方向に移動可能とされるように設けら
れている。調整ユニット30は、凹部20における一対
の壁面22,22のそれぞれに接触させられる一対の押
圧面32,32と、凹部20における底面21に接触さ
せられる背面31と、凹部20における側面17への開
口部に露出させられる前面33とを備えている。
【0021】また、調整ユニット30における一対の押
圧面32,32は、上記の凹部20における一対の壁面
22,22と同様に、これら一対の押圧面32,32同
士の間の距離(スロット16の延在方向に沿った方向で
の距離)が前面33側へ向かうにしたがい漸次小さくな
るように、互いに傾斜させられている。そのため、調整
ユニット30は、凹部20内において、スロット16の
長手方向に沿った方向で移動可能とされているものの、
凹部20における側面17への開口部側からは抜け落ち
ないようになっている。
【0022】この調整ユニット30において、スロット
16の延在方向に沿った方向を向く一対の押圧面32,
32のうち、塗布ヘッド10の先端側を向く一方の押圧
面32を含む部分の内部に、流体としての油が封入され
る流体圧室34が形成されており、この流体圧室34の
存在によって、一方の押圧面32を含む部分が弾性変形
可能な程度に薄肉化されている。さらに、この調整ユニ
ット30の内部には、上記の流体圧室34に接続される
ピストン機構35が備えられ、このピストン機構35
は、調整ユニット30の前面33に露出する調整ネジ3
6をねじ込むことによって、調整ネジ36の先端に接触
するピストン37を前進させ、ピストン機構35に接続
された流体圧室34内に封入された流体としての油を圧
縮するようになっている。なお、上記の流体圧室34内
には、調整ユニット30の前面33に開口する孔部を介
して流体としての油が封入され、その後、グリスニップ
ル38によって封止されている。
【0023】上述したような構成を有する塗布工具は、
塗布ヘッド10の先端を被塗布物に対向配置させるとと
もに、塗布ヘッド10の長手方向(スロット16の長手
方向)を被塗布物の幅方向に一致させるようにして塗布
装置に装着され、塗布液タンクから供給ポンプによって
ポケット15内に供給された塗布液が、スロット16内
を流通して塗布ヘッド10の先端から吐出されることに
より、この塗布ヘッド10の先端に対して相対的に移動
する被塗布物の表面に塗布液が塗布されることになる。
【0024】以上説明したような本第一実施形態では、
スロット16の幅を調整するのに際して、まず、凹部2
0の延びる方向であるスロット16の長手方向に沿った
方向に移動可能とされた調整ユニット30を、スロット
16の幅を小さくすべき領域に対応する位置に移動させ
る。次に、調整ユニット30の内部に備えられたピスト
ン機構35の調整ネジ36をねじ込むことによって、図
4中の矢印Xで示す方向にピストン36を前進させ、調
整ユニット30の内部に形成された流体圧室34に封入
されている流体としての油を圧縮する。
【0025】すると、流体圧室34内で流体としての油
が圧縮されて生じる流体圧により、この調整ユニット3
0において、弾性変形可能な程度に薄肉化された一方の
押圧面32を含む部分が、図4中の矢印Yで示すよう
に、塗布ヘッド10の先端側へ向かって膨らむように弾
性変形し、この調整ユニット30における一対の押圧面
32,32同士の間の距離が大きくなる、つまり、調整
ユニット30におけるスロット16の延在方向での長さ
が大きくなることになる。
【0026】これにより、一方のヘッド部材11Aは、
凹部20における一対の壁面22,22同士の間の距離
が大きくなるように、ポケット15に隣接する薄肉部分
を支点として弾性変形させられるのであり、このような
一方のヘッド部材11Aの変形にともない、一対のヘッ
ド部材11A,11Bにおける互いに対向する一方の側
面12,12同士の間に画成されたスロット16の幅が
小さくなるように、このスロット16の幅が調整される
(調整ユニット30によって幅が小さくされる領域以外
のスロット16の幅を、見かけ上大きくする)。
【0027】このような本第一実施形態では、スロット
16の幅を調整するための調整ユニット30が、スロッ
ト16の長手方向に沿った方向で移動可能とされている
ことから、この調整ユニット30を、スロット16の長
手方向に沿った方向での任意の位置に移動させて固定
し、その任意の位置に対応する領域でのスロット16
(例えば100μm以上の幅を有するスロット16)の
幅を調整することができるようになっている。しかも、
調整するスロットの幅については、このスロットの長手
方向に沿った方向での略全長に亘って略一定となるよう
に設定するだけではなく、例えば、ある所定領域で意図
的に大きくなったり小さくなったりするように設定する
こともできる。
【0028】そのため、スロット16内を流通して塗布
ヘッド10の先端から吐出される塗布液の流量を、この
スロット16の長手方向に沿った方向の略全長に亘って
略一定とするように、調整ユニット30を用いてスロッ
ト16の幅を調整することにより、被塗布物の表面に塗
布される塗布液の膜厚を均一に維持することができるの
である。また、粘度の高い塗布液を高圧でポケット15
内に供給するときには、塗布液に加えられた圧力によっ
て、スロット16の幅が、その長手方向の略中央部で大
きくなってしまう、いわゆる中開き現象が生じて、吐出
された塗布液の流量にばらつきが生じてしまうおそれが
あるが、このような中開き現象を想定したスロット16
の幅を設定することで、スロット16内を流通して塗布
ヘッド10の先端から吐出される粘度の高い塗布液の流
量を、スロット16の長手方向の略全長に亘って略一定
に維持することもできる。
【0029】そして、スロット16の幅を調整するた
め、上記のような調整ユニット30を用いたことによ
り、この調整ユニット30におけるスロット16の長手
方向に沿った方向での長さを必要に応じて適宜与えてや
ることで、一方のヘッド部材11Aを変形させるときの
押圧部分が局所的になることがなくなり、所定領域での
スロット16の幅を調整するときであっても、従来の調
整ボルトを用いた直接的かつ局所的な押圧でスロット1
6の幅を調整する場合のように、複数回繰り返しての調
整が必要となることはなく、容易にスロット16の幅を
調整することができる。
【0030】さらに、調整ユニット30は、その内部に
封入された流体としての油が圧縮されて生じる流体圧
(油圧)を用いて、スロット16の延在方向に沿った方
向での長さを非常に緩やかな変化傾向で大きくする構成
であることから、この調整ユニット30で一方のヘッド
部材11Aを変形させて調整されるスロット16の幅の
変化の挙動を非常に緩やかなものにして、例えばミクロ
ンオーダーでの微細な幅の調整を行うことが可能となっ
ている。とくに、流体圧室34に封入される流体として
油を選択し、この油が圧縮されて生じる油圧を利用する
調整ユニット30を採用したことから、スロット16の
幅を調整するときのロスを少なくすることができてい
る。
【0031】次に、本発明の第二実施形態を説明する
が、上述した第一実施形態とは、調整ユニット30の構
成が異なるだけであるので、この第一実施形態と同様の
部分については、同一の符合を用いてその説明を省略す
る。本発明の第二実施形態にて用いられる略直方体状を
なす調整ユニット30には、図5及び図6に示すよう
に、その前面33に開口するとともに、スロット16の
長手方向に沿った方向の両端に位置する両端面30A,
30Aに開口するクサビ収容部40が形成されている。
【0032】クサビ収容部40は、調整ユニット30の
前面33に交差するとともに塗布液の流通方向であるス
ロット16の延在方向(図6における上下方向)に沿っ
た方向を向いて互いに対向する一対の壁面42,42
と、これら一対の壁面42,42同士を接続するととも
にクサビ収容部40における前面33への開口部側を向
く底面41とを備えている。また、クサビ収容部40に
おける一対の壁面42,42は、これら一対の壁面4
2,42同士の間の距離(スロット16の延在方向に沿
った方向での距離)がクサビ収容部40における開口部
側へ向かうにしたがい漸次大きくなるように、互いに傾
斜させられている。
【0033】さらに、このクサビ収容部40において、
スロット16の延在方向に沿った方向を向く一対の壁面
42,42のうち、塗布ヘッド10の後端側を向く一方
の壁面42と、底面41との交差稜線部には、スロット
16の長手方向に沿った方向に延びるぬすみ穴43が形
成されており、このぬすみ穴43によって、後述するク
サビ部材45が挿入されて移動させられたときの弾性変
形を促すための薄肉部分を形成するとともに、弾性変形
時の応力集中を緩和するようになっている。
【0034】クサビ収容部40内には、このクサビ収容
部40における一対の壁面42,42に密着する一対の
押圧面46,46を備えたクサビ部材45が挿入されて
おり、このクサビ部材45を調整ユニット30における
前面33側から背面31側へ向かって貫通する調整ネジ
47が、クサビ収容部40における底面41に形成され
たネジ穴41Aにねじ込まれていることによって、この
クサビ部材45が調整ユニット30の内部に備えられる
ように固定されている。
【0035】以上説明したような本第二実施形態では、
スロット16の幅を調整するのに際して、まず、凹部2
0の延びる方向であるスロット16の長手方向に沿った
方向に移動可能とされた調整ユニット30を、スロット
16の幅を小さくすべき領域に対応する位置に移動させ
る。次に、調整ユニット30の内部に備えられたクサビ
部材45を貫通している調整ネジ47をねじ込むことに
よって、図6中の矢印Xで示す方向(一方の側面12
(スロット16)側へ向かう方向)にクサビ部材45を
前進させるように移動させ、このクサビ部材45におけ
る一対の押圧面46,46で、これら一対の押圧面4
6,46が密着して互いに傾斜するクサビ収容部40に
おける一対の壁面42,42をそれぞれ押圧する。
【0036】すると、クサビ部材45が移動させられて
生じる押圧力により、この調整ユニット30において、
一方の押圧面32を含む部分が、図6中の矢印Yで示す
ように、ぬすみ穴43によって薄肉化された部分を支点
として塗布ヘッド10の先端側へ向かって移動するよう
に弾性変形し、この調整ユニット30における一対の押
圧面32,32同士の間の距離が大きくなる、つまり、
調整ユニット30におけるスロット16の延在方向での
長さが大きくなることになる。
【0037】これにより、一方のヘッド部材11Aは、
凹部20における一対の壁面22,22同士の間の距離
が大きくなるように、ポケット15に隣接する薄肉部分
を支点として弾性変形させられるのであり、このような
一方のヘッド部材11Aの変形にともない、一対のヘッ
ド部材11A,11Bにおける互いに対向する一方の側
面12,12同士の間に画成されたスロット16の幅が
小さくなるように調整される(調整ユニット30によっ
て幅が小さくされる領域以外のスロット16の幅を、見
かけ上大きくする)。
【0038】このような本第二実施形態でも、上述した
第一実施形態と同様の効果を得ることができるのである
が、とくに、第一実施形態のような流体としての油が圧
縮されて生じる油圧を利用するものではなく、クサビ部
材45による機械的な押圧力を利用する調整ユニット3
0を採用したことから、例えばクリーンルームで塗布装
置の使用する場合などにも対応することができる。ま
た、本第二実施形態で用いたような、クサビ部材45が
移動させられて生じる押圧力によって、スロット16の
延在方向に沿った方向での長さを大きくする調整ユニッ
ト30と、上記の第一実施形態で用いたような、流体が
圧縮されて生じる流体圧によって、スロット16の延在
方向に沿った方向での長さを大きくする調整ユニット3
0とを併用することも考えられる。
【0039】なお、上記の各実施形態においては、調整
ユニット30を設ける凹部20を、塗布ヘッド10を構
成する一対のヘッド部材11A,11Bのうち、ポケッ
ト15を画成する凹溝12Aが一方の側面12に形成さ
れていない一方のヘッド部材11Aのみに形成するよう
にしたが、もちろん、他方のヘッド部材11Bにおける
他方の側面17にも凹部20を形成して、この凹部20
内に調整ユニット30を設けるようにしてもよい。しか
し、この調整ユニット30は、ヘッド部材を変形させる
ことによってスロット16の幅を調整するものであるか
ら、他方のヘッド部材11Bを変形させると、これにと
もなってポケット15の形状も変形させられ、ポケット
15内に供給された塗布液の定常流の状態を崩してしま
って、塗布ヘッド10の先端から吐出される塗布液の流
量に悪影響を与えてしまうおそれがあるので、上記の各
実施形態のように、一方のヘッド部材11Aのみを変化
させることによって、スロット16の幅を調整すること
が好ましい。
【0040】また、上記の各実施形態においては、スロ
ット16の長手方向に沿って延びるように形成された一
つの凹部20内には、一つの調整ユニット30を設ける
ようにしているが、これに限定されることはなく、必要
に応じて、一つの凹部20内に、複数の調整ユニット3
0を設けるようにしても構わない。
【0041】さらに、上記の各実施形態においては、塗
布ヘッド10を構成するヘッド部材11A,11Bのそ
れぞれが、塗布ヘッド10の先端を構成する部分を含め
て一体のものとして説明されているが、これに限定され
ることはなく、例えば、ヘッド部材11A,11Bの先
端に対して超硬合金などの硬質部材が取り付けられたも
のであってもよい。
【0042】加えて、上記の各実施形態においては、塗
布ヘッド10が一対のヘッド部材11A,11Bから構
成されたものとして説明しているが、例えば、塗布ヘッ
ド10が3つ以上のヘッド部材から構成されて、これら
3つ以上のヘッド部材における互いに対向する側面同士
の間に、塗布ヘッド10の先端に開口する2つ以上のス
ロットが画成されるようにして、被塗布物の表面に2つ
以上の塗布液が層をなすように同時に塗布されるような
ものであってもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッド部材の側面に形
成された凹部内に設けられる調整ユニットを用い、この
凹部における一対の壁面同士の間の距離を大きくするよ
うにヘッド部材を変形させることで、複数のヘッド部材
における互いに対向する側面同士の間に画成されたスロ
ットの幅を調整することができるようになっている。そ
して、調整ユニットにおけるスロットの長手方向に沿っ
た方向での長さを必要に応じて適宜与えてやることで、
ヘッド部材を変形させるときの押圧部分が局所的になっ
てしまうことがなくなり、所定領域のスロットの幅を調
整する場合でも、従来の調整ボルトを用いた場合のよう
な複数回繰り返しての調整が必要とならず、容易にスロ
ットの幅を調整することが可能となる。さらに、前記凹
部が、前記スロットの長手方向に沿った方向に延びるよ
うに形成され、前記調整ユニットが、前記スロットの長
手方向に沿った方向の任意の位置へ移動及び固定可能と
されているので、この調整ユニットを、スロットの長手
方向に沿った方向での任意の位置に移動させて固定し、
その任意の位置に対応する領域でのスロットの幅を調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態による塗布工具を示す
側面図である。
【図2】 図1におけるA−A線断面図である。
【図3】 本発明の第一実施形態による塗布工具を示す
要部拡大側面図である。
【図4】 本発明の第一実施形態による塗布工具を示す
要部拡大断面図である。
【図5】 本発明の第二実施形態による塗布工具を示す
要部拡大側面図である。
【図6】 本発明の第二実施形態による塗布工具を示す
要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 塗布ヘッド 11A,11B ヘッド部材 12 一方の側面(スロットを画成する側面) 15 ポケット 16 スロット 17 他方の側面(スロットを画成する側面とは反対側
の側面) 20 凹部 22 壁面 30 調整ユニット 34 流体圧室 35 ピストン機構 40 クサビ収容部 45 クサビ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 掛橋 典之 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 株式会社リョウテック 耐摩 工具事業部内 (72)発明者 金山 利彦 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 株式会社リョウテック 耐摩 工具事業部内 (72)発明者 福田 努 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 株式会社リョウテック 耐摩 工具事業部内 (56)参考文献 特開 平9−131561(JP,A) 特開 平2−47030(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 5/02 B29C 47/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のヘッド部材から構成された塗布ヘ
    ッドを有し、前記複数のヘッド部材における互いに対向
    する側面同士の間に、前記塗布ヘッドの先端に開口する
    溝状のスロットが画成され、塗布液が前記スロット内を
    流通して前記塗布ヘッドの先端から吐出される塗布工具
    であって、 前記ヘッド部材における前記スロットを画成する側面と
    は反対側の側面に、前記塗布液の流通方向である前記ス
    ロットの延在方向に沿った方向を向いて互いに対向する
    一対の壁面を備えた凹部が形成され、 この凹部内に、前記スロットの延在方向に沿った方向で
    の長さを大きくすることによって、前記一対の壁面同士
    の間の距離が大きくなるように前記ヘッド部材を変形さ
    せて、前記スロットの幅を調整することが可能な調整ユ
    ニットが設けられ さらに、前記凹部が、前記スロットの長手方向に沿った
    方向に延びるように形成され、 前記調整ユニットが、前記スロットの長手方向に沿った
    方向の任意の位置へ移動及び固定可能とされていること
    を特徴とする塗布工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の塗布工具において、 前記調整ユニットは、その内部に流体圧室が形成され、
    この流体圧室に封入された流体が圧縮されて生じる流体
    圧により、前記スロットの延在方向に沿った方向での長
    さを大きくすることを特徴とする塗布工具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の塗布工具において、 前記調整ユニットは、その内部に備えられたクサビ部材
    が移動させられて生じる押圧力により、前記スロットの
    延在方向に沿った方向での長さを大きくすることを特徴
    とする塗布工具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の塗布工具が、前記塗布ヘッドの先端を被塗布物に対向
    配置させるように装着されていて、前記塗布ヘッドの先
    端から塗布液が吐出されることにより、前記塗布ヘッド
    の先端に対して相対的に移動する前記被塗布物に塗布液
    が塗布されることを特徴とする塗布装置。
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