JP3500764B2 - 内燃機関用フィルタ - Google Patents

内燃機関用フィルタ

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JP3500764B2
JP3500764B2 JP09656295A JP9656295A JP3500764B2 JP 3500764 B2 JP3500764 B2 JP 3500764B2 JP 09656295 A JP09656295 A JP 09656295A JP 9656295 A JP9656295 A JP 9656295A JP 3500764 B2 JP3500764 B2 JP 3500764B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の内燃機関に取付
けられ、内燃機関を潤滑するためのオイル等を濾過する
内燃機関用フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用フィルタとして、例え
ば、内燃機関のクランクケースに取付けてオイルを濾過
するオイルフィルタのフィルタハウジングでは、その頭
部に多角形となる複数の角面を一体的に形成し、専用工
具にてフィルタ交換を行っている。
【0003】このような専用工具による作業性の悪さを
改善するための、内燃機関用フィルタに関連する先行技
術文献として、実開昭59−99112号公報、実開昭
60−168513号公報、実開昭63−152610
号公報、実開平5−83309号公報、実開平5−87
207号公報等にて開示されたものが知られている。
【0004】これらのものでは、フィルタハウジングの
頭部に一般工具(スパナ、ラチェットレンチ等)に係合
するレンチパッド(係合部)を設けることで、簡単にフ
ィルタ交換できるようにして作業性を向上させる技術が
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルタハ
ウジングとレンチパッドとが一体的に形成されたもので
は、フィルタ交換の際にフィルタハウジングを締込み過
ぎると工具と係合するレンチパッドの過度な変形を招く
こととなる。すると、フィルタハウジングの頭部に亀裂
等を生じ、オイル洩れを引起こす可能性が想定される。
【0006】また、図5に示すように、内燃機関用フィ
ルタのフィルタハウジング10の頭部11にレンチパッ
ド20が溶接等により接合されたものでは、フィルタ交
換の際にレンチパッド20を介してフィルタハウジング
10を内燃機関側に締込み過ぎたり、フィルタハウジン
グ10内部に高圧がかかったり、圧力変動にて膨張した
りするとフィルタハウジング10の変形を招くこととな
る。すると、フィルタハウジング10とレンチパッド2
0との接合部位(図5の×印)が歪むことでフィルタハ
ウジング10に亀裂等を生じ、オイル洩れを引起こす可
能性が想定される。
【0007】そこで、この発明は、かかる不具合の予測
性を解消するためになされたもので、フィルタ交換を一
般工具にて行う際のレンチパッドへの過度なトルク付与
によるフィルタハウジングの変形を防止し、また、フィ
ルタハウジング自身が膨張してもその変形をレンチパッ
ドが吸収できることでフィルタハウジングが損傷等を受
けることのない内燃機関用フィルタの提供を課題として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる内燃機
関用フィルタは、フィルタエレメントを収容する有底筒
状からなるフィルタハウジングと、前記フィルタハウジ
ングの底部外壁に接合され、フィルタ交換するための工
具と係合する金属製のレンチパッドとを有し、前記レン
チパッドは、フィルタ交換する際の前記工具からのトル
クに対応して変形するスリット状または薄肉状に形成さ
れた変形部を具備するものである。
【0009】請求項2にかかる内燃機関用フィルタは、
請求項1の前記変形部が、前記工具と係合する前記レン
チパッドの係合部位に隣接して設けられ、前記工具から
過大なトルクが与えられたときに前記工具との係合を解
除するものである。
【0010】請求項3にかかる内燃機関用フィルタは、
請求項1の前記変形部を、前記工具と係合する前記レン
チパッドの係合部位と前記レンチパッドの前記フィルタ
ハウジングへの接合部位との間に設けるものである。
【0011】 請求項4にかかる内燃機関用フィルタ
は、請求項1乃至請求項3の前記レンチパッド及びその
変形部を板金加工により形成するものである。
【0012】
【作用】請求項1にかかる内燃機関用フィルタにおいて
は、フィルタエレメントを収容する有底筒状からなるフ
ィルタハウジングの底部外壁にスリット状または薄肉状
に形成された変形部を具備する金属製のレンチパッドが
接合され、このレンチパッドはフィルタ交換するための
工具が係合され、その際工具からのトルクに対応して変
形される。即ち、フィルタ交換時、レンチパッド自身が
変形されることで、レンチパッドが接合されているフィ
ルタハウジング側に歪みが伝達されることがない。
【0013】請求項2の内燃機関用フィルタでは、請求
項1における変形部が工具と係合するレンチパッドの係
合部位に隣接して設けられており、工具から過大なトル
クが与えられたときにはその工具との係合が解除され
る。このため、過大なトルクがレンチパッドからフィル
タハウジング側にかかることがない。
【0014】請求項3の内燃機関用フィルタでは、請求
項1における変形部が工具と係合するレンチパッドの係
合部位とレンチパッドのフィルタハウジングへの接合部
位との間に設けられる。このため、過大なトルクがレン
チパッドの接合部位及びフィルタハウジング側にかかる
ことがない。
【0015】 請求項4の内燃機関用フィルタでは、請
求項1乃至請求項3の前記レンチパッド及びその変形部
は板金加工により形成される。このため、過大なトルク
がレンチパッドの接合部位及びフィルタハウジング側に
かかることがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。
【0017】〈実施例1〉図1は本発明の第一実施例に
かかる内燃機関用フィルタとしてのオイルフィルタの外
観を示す斜視図である。なお、前述の従来と同様の構成
または相当部分からなるものについては同一符号及び同
一記号を付して示す。
【0018】図1において、オイルフィルタ100のフ
ィルタハウジング10は有底筒状に形成され、フィルタ
ハウジング10の内部には図示しないフィルタエレメン
トが収納されている。また、レンチパッド30は板金加
工にて形成され、一般工具である所定のスパナ、ラチェ
ットレンチ等に係合する寸法からなる六角柱状部31と
それに続く複数の折曲部32とからなる。レンチパッド
30の六角柱状部31の折曲部32側にはスリット状の
切込部33が形成されている。そして、フィルタハウジ
ング10の頭部11には、レンチパッド30がプロジェ
クション溶接(Projection Welding:突起溶接)により
接合されている。このフィルタハウジング10の頭部1
1とレンチパッド30の折曲部32とのプロジェクショ
ン溶接による接合部位を×印にて示す。なお、フィルタ
ハウジング10の頭部11とレンチパッド30の折曲部
32との接合ではスポット溶接(Spot Welding:点溶
接)を採用することもできる。
【0019】次に、オイルフィルタ100のフィルタハ
ウジング10に接合された上述の構造からなるレンチパ
ッド30の作用について説明する。
【0020】オイルフィルタ100を内燃機関のクラン
クケース(図示略)に取付けるため、レンチパッド30
の六角柱状部31に所定のスパナ、ラチェットレンチ等
を係合させトルクを加える。通常のフィルタ交換で付与
するトルク程度ではレンチパッド30は変形することは
なく、一般工具が使用できることからフィルタ交換が容
易にできる。
【0021】ここで、フィルタ交換時に、レンチパッド
30の六角柱状部31に必要以上のトルクが加えられた
ときには、六角柱状部31に形成されている複数のスリ
ット状の切込部33が変形される。このため、レンチパ
ッド30の折曲部32とフィルタハウジング10の頭部
11との接合部位に無理な力がかかることが防止され、
フィルタハウジング10の接合部位に亀裂が入って内部
からオイル洩れすることが回避できる。なお、レンチパ
ッド30の六角柱状部31に形成されているスリット状
の切込部33の切込長さを適当に設定することにより、
レンチパッド30の変形限界を所定のトルク量に対応さ
せることもできる。
【0022】また、フィルタハウジング10内部に高圧
がかかったり、圧力変動にて膨張したりするとフィルタ
ハウジング10は変形し歪みを生じるが、フィルタハウ
ジング10の頭部11に接合されているレンチパッド3
0の六角柱状部31に形成されているスリット状の切込
部33が追従変形してフィルタハウジング10からの歪
みが吸収される。このため、レンチパッド30の折曲部
32とフィルタハウジング10の頭部11との接合部位
に無理な力がかかることが防止され、フィルタハウジン
グ10の接合部位に亀裂が入って内部からオイル洩れす
ることが回避できる。
【0023】 このように、本実施例の内燃機関用フィ
ルタであるオイルフィルタ100は、フィルタエレメン
トを収容する有底筒状からなるフィルタハウジング10
と、フィルタハウジング10の底部外壁としての頭部1
1に接合され、フィルタ交換するためのスパナ、ラチェ
ットレンチ等の一般工具と係合する六角柱状部31から
なるスリット状または薄肉状に形成された変形部を具備
する金属製のレンチパッド30とを有し、レンチパッド
30はフィルタ交換する際の前記工具からのトルクに対
応して変形する変形部としての六角柱状部31の切込部
33を具備するものであり、これを請求項1の実施例と
することができる。
【0024】 したがって、フィルタエレメントを収容
する有底筒状からなるフィルタハウジング10の頭部1
1にスリット状または薄肉状に形成された変形部を具備
する金属製のレンチパッド30が接合されており、この
レンチパッド30の六角柱状部31にはフィルタ交換す
るための工具が係合され、その際の工具からのトルクに
対応して変形される。即ち、レンチパッド30の六角柱
状部31に係合される工具からのトルクが必要以上に大
きい時には、レンチパッド30自身が変形することで、
レンチパッド30が接合されているフィルタハウジング
10側に歪みが伝達されることがない。このため、レン
チパッド30の折曲部32とフィルタハウジング10の
頭部11との接合部位にフィルタ交換に伴う過大なトル
クがかかることが防止され、その接合部位に亀裂が入る
ことが回避できる。
【0025】また、本実施例の内燃機関用フィルタであ
るオイルフィルタ100の変形部としての六角柱状部3
1の切込部33は、前記工具と係合するレンチパッド3
0の係合部位に隣接して設けられ、前記工具から過大な
トルクが与えられたときに前記工具との係合を解除する
ものであり、これを請求項2の実施例とすることができ
る。
【0026】したがって、六角柱状部31の切込部33
が工具と係合するレンチパッド30の係合部位に隣接し
て設けられており、工具から過大なトルクが与えられた
ときにはその工具との係合が解除される。即ち、過大な
トルクがレンチパッド30からフィルタハウジング10
側にかかることがないため、レンチパッド30の折曲部
32とフィルタハウジング10の頭部11との接合部位
に亀裂が入ることが回避される。
【0027】そして、本実施例の内燃機関用フィルタで
あるオイルフィルタ100の変形部としての六角柱状部
31の切込部33は、工具と係合するレンチパッド30
の係合部位とレンチパッド30のフィルタハウジング1
0への接合部位との間に設けるものであり、これを請求
項3の実施例とすることができる。
【0028】したがって、六角柱状部31の切込部33
が工具と係合するレンチパッド30の係合部位とレンチ
パッド30のフィルタハウジング10への接合部位との
間に設けられる。このため、過大なトルクがレンチパッ
ド30の接合部位及びフィルタハウジング10側にかか
ることなく、レンチパッド30の折曲部32とフィルタ
ハウジング10の頭部11との接合部位に亀裂が入るこ
とが回避される。
【0029】更に、本実施例の内燃機関用フィルタであ
るオイルフィルタ100のレンチパッド30は板金加工
され、変形部としての六角柱状部31の切込部33は、
スリット状に形成するものであり、これを請求項4の実
施例とすることができる。
【0030】したがって、レンチパッド30が板金加工
されており、六角柱状部31の切込部33がスリット状
に形成される。このため、過大なトルクがレンチパッド
30の接合部位及びフィルタハウジング10側にかかる
ことなく、レンチパッド30の折曲部32とフィルタハ
ウジング10の頭部11との接合部位に亀裂が入ること
が回避される。
【0031】図2は上述の実施例のレンチパッドの変形
例を示す部分斜視図であり、図中、上述の実施例と同様
の構成または相当部分からなるものについては同一符号
及び同一記号を付して示す。
【0032】 図2において、スリット状または薄肉状
に形成された変形部を具備する金属製のレンチパッド3
0´は六角柱状部31の頭部34に更に、一般工具とし
て所定の六角レンチに係合する寸法の六角凹部35を板
金加工にて形成したものである。なお、六角凹部35の
底部分は穴形状であっても良い。
【0033】このような構造とすることで、レンチパッ
ド30′は六角柱状部31に係合する一般工具としての
所定のスパナ、ラチェットレンチ等に加えて六角凹部3
5に係合する所定の六角レンチを使用してもフィルタ交
換をすることができることとなる。
【0034】このように形成された構造からなるオイル
フィルタ100′のフィルタハウジング10に接合され
たレンチパッド30′の作用については、上述の実施例
と同様でありその説明を省略する。
【0035】〈実施例2〉図3(a)は本発明の第二実
施例にかかる内燃機関用フィルタとしてのオイルフィル
タの外観を示す部分斜視図であり、図3(b)は図3
(a)のA−A線に沿う断面図である。
【0036】図3(a)において、オイルフィルタ20
0のフィルタハウジング10′は有底筒状に形成され、
フィルタハウジング10′の内部には図示しないフィル
タエレメントが収納されている。なお、本実施例のオイ
ルフィルタ200には、フィルタハウジング10′の頭
部11′側に、従来のフィルタ交換用の専用工具を利用
することも可能とするための係合部12も形成されてい
る。また、レンチパッド40は板金加工にて形成され、
一般工具のうち所定のスパナ、ラチェットレンチ等に係
合する寸法からなる六角柱状部41とそれに続く基底部
42とからなる。このフィルタハウジング10′の頭部
11′とレンチパッド40の六角柱状部41に続く基底
部42の接合領域43とはプロジェクション溶接により
接合されており、接合部位を×印にて示す。
【0037】図3(b)に示すように、レンチパッド4
0の六角柱状部41に続く基底部42の複数の接合領域
43の周囲には薄肉状とするためのV溝44が形成され
ている。45はフィルタハウジング10′の頭部11′
とレンチパッド40の六角柱状部41に続く基底部42
の接合領域43とのプロジェクション溶接による接合部
位の断面形状を示す。
【0038】次に、オイルフィルタ200のフィルタハ
ウジング10′に接合された上述の構造からなるレンチ
パッド40の作用について説明する。
【0039】オイルフィルタ200を内燃機関のクラン
クケース(図示略)に取付けるため、レンチパッド40
の六角柱状部41に所定のスパナ、ラチェットレンチ等
を係合させトルクを加える。通常のフィルタ交換で付与
するトルク程度ではレンチパッド40は変形することは
なく、一般工具が使用できることからフィルタ交換が容
易にできる。
【0040】ここで、フィルタ交換時に、レンチパッド
40の六角柱状部41に必要以上のトルクが加えられた
ときには、六角柱状部41に続いて形成されている基底
部42の複数の接合領域43の周囲のV溝44が変形さ
れる。このため、レンチパッド40の基底部42の接合
領域43とフィルタハウジング10′の頭部11′との
接合部位に無理な力がかかることが防止され、フィルタ
ハウジング10′の接合部位に亀裂が入って内部からオ
イル洩れすることが回避できる。なお、レンチパッド4
0の基底部42の接合領域43の周囲に形成されている
V溝44の直径や深さを適当に設定することにより、レ
ンチパッド40の変形限界を所定のトルク量に対応させ
ることもできる。
【0041】また、フィルタハウジング10′内部に高
圧がかかったり、圧力変動にて膨張したりするとフィル
タハウジング10′は変形し歪みを生じるが、フィルタ
ハウジング10′の頭部11′に接合されているレンチ
パッド40の基底部42の接合領域43の周囲に形成さ
れているV溝44が追従変形してフィルタハウジング1
0′からの歪みが吸収される。このため、レンチパッド
40の基底部42の接合領域43とフィルタハウジング
10′の頭部11′との接合部位に無理な力がかかるこ
とが防止され、フィルタハウジング10′の接合部位に
亀裂が入って内部からオイル洩れすることが回避でき
る。
【0042】 このように、本実施例の内燃機関用フィ
ルタであるオイルフィルタ200は、フィルタエレメン
トを収容する有底筒状からなるフィルタハウジング10
´と、フィルタハウジング10´の底部外壁としての1
1´に接合され、フィルタ交換するためのスパナ、ラチ
ェットレンチ等の一般工具と係合する六角柱状部41か
らなるスリット状または薄肉状に形成された変形部を具
備する金属製のレンチパッド40とを有し、レンチパッ
ド40はフィルタ交換する際の前記工具からのトルクに
対応して変形する変形部としての六角柱状部41に続く
基底部42の接合領域43の周囲に形成されているV溝
44を具備するものであり、これを請求項1の実施例と
することができる。
【0043】 したがって、フィルタエレメントを収容
する有底筒状からなるフィルタハウジング10´の頭部
11´にスリット状または薄肉状に形成された変形部を
具備する金属製のレンチパッド40が接合されており、
このレンチパッド40の六角柱状部41にはフィルタ交
換するための工具が係合され、その際の工具からのトル
クに対応して六角柱状部41に続く基底部42の接合領
域43の周囲ね形成されているV溝44が変形される。
即ち、レンチパッド40の六角柱状部41に係合される
工具からのトルクが必要以上に大きい時には、レンチパ
ッド40自身が変形することで、レンチパッド40が接
合されているフィルタハウジング10´側に歪みが伝達
されることがない。このため、レンチパッド40の基底
部42の接合領域43とフィルタハウジング10´の頭
部11´との接合部位にフィルタ交換に伴う過大なトル
クがかかることが防止され、その接合部位に亀裂が入る
ことが回避できる。
【0044】また、本実施例の内燃機関用フィルタであ
るオイルフィルタ200の変形部としての六角柱状部4
1に続く基底部42の接合領域43の周囲のV溝44
は、工具と係合するレンチパッド40の係合部位とレン
チパッド40のフィルタハウジング10′への接合部位
との間に設けるものであり、これを請求項3の実施例と
することができる。
【0045】したがって、六角柱状部41に続く基底部
42の接合領域43の周囲のV溝44が工具と係合する
レンチパッド40の係合部位とレンチパッド40のフィ
ルタハウジング10′への接合部位との間に設けられ
る。このため、過大なトルクがレンチパッド40の接合
部位及びフィルタハウジング10′側にかかることな
く、レンチパッド40の基底部42の接合領域43とフ
ィルタハウジング10′の頭部11′との接合部位に亀
裂が入ることが回避される。
【0046】そして、本実施例の内燃機関用フィルタで
あるオイルフィルタ200のレンチパッド40は板金加
工され、変形部としての六角柱状部41に続く基底部4
2の接合領域43の周囲のV溝44は、薄肉状に形成す
るものであり、これを請求項4の実施例とすることがで
きる。
【0047】したがって、レンチパッド40が板金加工
されており、六角柱状部41に続く基底部42の接合領
域43の周囲のV溝44が薄肉状に形成される。このた
め、過大なトルクがレンチパッド40の接合部位及びフ
ィルタハウジング10′側にかかることなく、レンチパ
ッド40の基底部42の接合領域43とフィルタハウジ
ング10′の頭部11′との接合部位に亀裂が入ること
が回避される。
【0048】〈実施例3〉図4は本発明の第三実施例に
かかる内燃機関用フィルタとしてのオイルフィルタの外
観を示す部分斜視図である。なお、図中、上述の実施例
と同様の構成または相当部分からなるものについては同
一符号及び同一記号を付して示す。
【0049】図4において、オイルフィルタ300のフ
ィルタハウジング10は有底筒状に形成され、フィルタ
ハウジング10の内部には図示しないフィルタエレメン
トが収納されている。また、レンチパッド50は板金の
プレス加工にて形成され、一般工具のうち所定のスパ
ナ、ラチェットレンチ等に係合する寸法からなる六角柱
状部51とそれに続く基底部52とからなる。レンチパ
ッド50の六角柱状部51に続く基底部52には六角柱
状部51の根元から放射状に複数の薄肉状とされた褶曲
部53が形成されている。そして、フィルタハウジング
10の頭部11に、レンチパッド50がプロジェクショ
ン溶接により接合されている。このフィルタハウジング
10の頭部11とレンチパッド50の基底部52とのプ
ロジェクション溶接による接合部位を×印にて示す。
【0050】次に、オイルフィルタ300のフィルタハ
ウジング10に接合された上述の構造からなるレンチパ
ッド50の作用について説明する。
【0051】オイルフィルタ300を内燃機関のクラン
クケース(図示略)に取付けるため、レンチパッド50
の六角柱状部51に所定のスパナ、ラチェットレンチ等
を係合させトルクを加える。通常のフィルタ交換で付与
するトルク程度ではレンチパッド50及びそれに続く基
底部52に形成された褶曲部53は変形することはな
く、一般工具が使用できることからフィルタ交換が容易
にできる。
【0052】ここで、フィルタ交換時に、レンチパッド
50の六角柱状部51に必要以上のトルクが加えられた
ときには、六角柱状部51に続く基底部52に形成され
ている複数の褶曲部53が変形される。このため、レン
チパッド50の六角柱状部51に続く基底部52とフィ
ルタハウジング10の頭部11との接合部位に無理な力
がかかることが防止され、フィルタハウジング10の接
合部位に亀裂が入って内部からオイル洩れすることが回
避できる。なお、レンチパッド50の六角柱状部51に
続いて形成されている基底部52の褶曲部53の形状や
肉厚等を適当に設定することにより、レンチパッド50
の変形限界を所定のトルク量に対応させることもでき
る。
【0053】また、フィルタハウジング10内部に高圧
がかかったり、圧力変動にて膨張したりするとフィルタ
ハウジング10は変形し歪みを生じるが、フィルタハウ
ジング10の頭部11に接合されているレンチパッド5
0の六角柱状部51に続く基底部52に形成されている
薄肉状の褶曲部53が追従変形してフィルタハウジング
10からの歪みが吸収される。このため、レンチパッド
50の基底部52とフィルタハウジング10の頭部11
との接合部位に無理な力がかかることが防止され、フィ
ルタハウジング10の接合部位に亀裂が入って内部から
オイル洩れすることが回避できる。
【0054】 このように、本実施例の内燃機関用フィ
ルタであるオイルフィルタ300は、フィルタエレメン
トを収容する有底筒状からなるフィルタハウジング10
と、フィルタハウジング10の底部外壁としての11に
接合され、フィルタ交換するためのスパナ、ラチェット
レンチ等の一般工具と係合する六角柱状部51からなる
スリット状または薄肉状に形成された変形部を具備する
金属製のレンチパッド50とを有し、レンチパッド50
はフィルタ交換する際の前記工具からのトルクに対応し
て変形する変形部としての六角柱状部51に続く基底部
52に形成された褶曲部53を具備するものであり、こ
れを請求項1の実施例とすることができる。
【0055】 したがって、フィルタエレメントを収容
する有底筒状からなるフィルタハウジング10の頭部1
1にスリット状または薄肉状に形成された変形部を具備
する金属製のレンチパッド50が接合されており、この
レンチパッド50の六角柱状部51にはフィルタ交換す
るための工具が係合され、その際の工具からのトルクに
対応して変形される。即ち、レンチパッド50の六角柱
状部51に係合される工具からのトルクが必要以上に大
きい時には、レンチパッド50自身が変形することで、
レンチパッド50が接合されているフィルタハウジング
10側に歪みが伝達されることがない。このため、レン
チパッド50の基底部52とフィルタハウジング10の
頭部11との接合部位にフィルタ交換に伴う過大なトル
クがかかることが防止され、その接合部位に亀裂が入る
ことが回避される。
【0056】また、本実施例の内燃機関用フィルタであ
るオイルフィルタ300の変形部としての六角柱状部5
1に続く基底部52に形成された褶曲部53は、工具と
係合するレンチパッド50の係合部位とレンチパッド5
0のフィルタハウジング10への接合部位との間に設け
るものであり、これを請求項3の実施例とすることがで
きる。
【0057】したがって、六角柱状部51に続く基底部
52に形成された褶曲部53が工具と係合するレンチパ
ッド50の係合部位とレンチパッド50のフィルタハウ
ジング10への接合部位との間に設けられる。このた
め、過大なトルクがレンチパッド50の接合部位及びフ
ィルタハウジング10側にかかることなく、レンチパッ
ド50の基底部52とフィルタハウジング10の頭部1
1との接合部位に亀裂が入ることが回避される。
【0058】そして、本実施例の内燃機関用フィルタで
あるオイルフィルタ300のレンチパッド50は板金加
工され、変形部としての六角柱状部51に続く基底部5
2に形成された褶曲部53は、薄肉状に形成するもので
あり、これを請求項4の実施例とすることができる。
【0059】したがって、レンチパッド50が板金加工
されており、六角柱状部51の切込部33が薄肉状に形
成される。このため、過大なトルクがレンチパッド50
の接合部位及びフィルタハウジング10側にかかること
なく、レンチパッド50の基底部32とフィルタハウジ
ング10の頭部11との接合部位に亀裂が入ることが回
避される。
【0060】ところで、上記実施例では、レンチパッド
の一般工具に対応する形状として六角柱状または六角凹
部を採用しているが、本発明を実施する場合には、これ
に限定されるものではなく、要は一般工具に対応した形
状であればよい。
【0061】また、上記実施例では、内燃機関用フィル
タとしてのオイルフィルタに採用した場合について述べ
たが、本発明を実施する場合には、これに限定されるも
のではなく、フューエルフィルタ、エアフィルタ等に採
用することもできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の内燃機
関用フィルタによれば、フィルタエレメントを収容する
有底筒状からなるフィルタハウジングの底部外壁にスリ
ット状または薄肉状に形成された変形部を具備する金属
製のレンチパッドが接合されており、このレンチパッド
はフィルタ交換するための工具が係合され、その際の工
具からのトルクに対応して変形されるため、フィルタ交
換時、レンチパッドに係合される工具からのトルクが必
要以上に大きい時には、レンチパッド自身が変形するこ
とで、レンチパッドが接合されているフィルタハウジン
グ側に歪みが伝達されることがない。これにより、レン
チパッドとフィルタハウジングとの接合部位にフィルタ
交換に伴う過大なトルクがかかることが防止され、その
接合部に亀裂が入ることが回避できる。また、フィルタ
ハウジングの変形をレンチパッドの変形にて吸収するこ
とができるためその接合部位に亀裂が入ることを回避す
ることができる。
【0063】請求項2の内燃機関用フィルタによれば、
請求項1の効果に加えて、変形部が工具と係合するレン
チパッドの係合部位に隣接して設けられており、工具か
ら過大なトルクが与えられたときにはその工具との係合
が解除される。これにより、過大なトルクがレンチパッ
ドからフィルタハウジング側にかかることがないため、
レンチパッドとフィルタハウジングとの接合部位に亀裂
が入ることを回避することができる。
【0064】請求項3の内燃機関用フィルタによれば、
請求項1の効果に加えて、変形部が工具と係合するレン
チパッドの係合部位とレンチパッドのフィルタハウジン
グへの接合部位との間に設けられる。これにより、過大
なトルクがレンチパッドの接合部位及びフィルタハウジ
ング側にかかることがないため、レンチパッドとフィル
タハウジングとの接合部位に亀裂が入ることを回避する
ことができる。
【0065】請求項4の内燃機関用フィルタによれば、
請求項1乃至請求項3の効果に加えて、レンチパッドが
板金加工されており、変形部がスリット状または薄肉状
に形成される。これにより、過大なトルクがレンチパッ
ドの接合部位及びフィルタハウジング側にかかることが
ないため、レンチパッドとフィルタハウジングとの接合
部位に亀裂が入ることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一実施例にかかる内燃機関
用フィルタとしてのオイルフィルタの外観を示す斜視図
である。
【図2】 図2は本発明の第一実施例にかかる内燃機関
用フィルタとしてのオイルフィルタの変形例の外観を示
す部分斜視図である。
【図3】 図3は本発明の第二実施例にかかる内燃機関
用フィルタとしてのオイルフィルタの外観を示す部分斜
視図及び断面図である。
【図4】 図4は本発明の第三実施例にかかる内燃機関
用フィルタとしてのオイルフィルタの外観を示す部分斜
視図である。
【図5】 図5は従来の内燃機関用フィルタとしてのオ
イルフィルタの外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 フィルタハウジング 11 頭部 30 レンチパッド 31 六角柱状部 32 折曲部 33 切込部 100 オイルフィルタ(内燃機関用フィルタ)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタエレメントを収容する有底筒状
    からなるフィルタハウジングと、前記フィルタハウジン
    グの底部外壁に接合され、フィルタ交換するための工具
    と係合する金属製のレンチパッドとを具備し、 前記レンチパッドは、フィルタ交換する際の前記工具か
    らのトルクに対応して変形するスリット状または薄肉状
    に形成された変形部を具備することを特徴とする内燃機
    関用フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記変形部は、前記工具と係合する前記
    レンチパッドの係合部位に隣接して設けられ、前記工具
    から過大なトルクが与えられたときに前記工具との係合
    を解除することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関
    用フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記変形部は、前記工具と係合する前記
    レンチパッドの係合部位と前記レンチパッドの前記フィ
    ルタハウジングへの接合部位との間に設けることを特徴
    とする請求項1に記載の内燃機関用フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記レンチパッド及び前記レンチパッド
    の変形部は、板金加工により形成することを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関
    用フィルタ。
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