JP3499577B2 - 電磁弁制御の燃料調量装置を制御する方法及び装置 - Google Patents
電磁弁制御の燃料調量装置を制御する方法及び装置Info
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- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁弁制御の燃料調量
装置を制御する方法及び装置、更に詳細には、特にディ
ーゼル内燃機関において、少なくとも1つの電磁弁の駆
動時点を介して燃料調量の開始及び/あるいは終了が制
御でき、角度量が少なくとも1つの回転数値を用いて時
間量に変換される電磁弁制御の燃料調量装置を制御する
方法及び装置に関する。
装置を制御する方法及び装置、更に詳細には、特にディ
ーゼル内燃機関において、少なくとも1つの電磁弁の駆
動時点を介して燃料調量の開始及び/あるいは終了が制
御でき、角度量が少なくとも1つの回転数値を用いて時
間量に変換される電磁弁制御の燃料調量装置を制御する
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁弁制御の燃料供給量調節装置を有す
るディーゼル内燃機関を制御するこの種の方法及び装置
が未公開のDE−OS4004110から知られてい
る。同公報には電磁弁制御の燃料ポンプを有するディー
ゼル内燃機関を制御する方法及び装置が記載されてい
る。この燃料ポンプにはカム軸によって駆動されるポン
プピストンが設けられており、このポンプピストンによ
り燃料が加圧されて個々のシリンダに送給される。少な
くとも1つの電磁弁を介して送給開始と送給終了が定め
られる。そのために制御装置は軸上に設けられたマーキ
ングに従って電磁弁の駆動時点を計算する。
るディーゼル内燃機関を制御するこの種の方法及び装置
が未公開のDE−OS4004110から知られてい
る。同公報には電磁弁制御の燃料ポンプを有するディー
ゼル内燃機関を制御する方法及び装置が記載されてい
る。この燃料ポンプにはカム軸によって駆動されるポン
プピストンが設けられており、このポンプピストンによ
り燃料が加圧されて個々のシリンダに送給される。少な
くとも1つの電磁弁を介して送給開始と送給終了が定め
られる。そのために制御装置は軸上に設けられたマーキ
ングに従って電磁弁の駆動時点を計算する。
【0003】このような装置においては、制御装置が駆
動信号を時間量として出力するという問題が生じる。ク
ランク軸が所定の位置(角度量)をとったときに、正確
な噴射開始が行われなければならない。噴射は、カム軸
が噴射開始から所定の角度回動した後に、終了する。そ
のために、回転数値を用いて時間量を角度量に、また角
度量を時間量に換算しなければならない。この換算の精
度は、主として用いられる回転数に関係する。
動信号を時間量として出力するという問題が生じる。ク
ランク軸が所定の位置(角度量)をとったときに、正確
な噴射開始が行われなければならない。噴射は、カム軸
が噴射開始から所定の角度回動した後に、終了する。そ
のために、回転数値を用いて時間量を角度量に、また角
度量を時間量に換算しなければならない。この換算の精
度は、主として用いられる回転数に関係する。
【0004】さらにこのような方法及び装置が未公開の
DE−OS4004107からも知られている。同公報
にも電磁弁制御される燃料ポンプの駆動方法及び装置が
記載されている。電子制御装置が所望の噴射開始と所望
の送給期間に基づいて1つあるいは複数の電磁弁の駆動
及び駆動終了時点を計算する。この計算の時に電磁弁の
スイッチング時間が考慮される。
DE−OS4004107からも知られている。同公報
にも電磁弁制御される燃料ポンプの駆動方法及び装置が
記載されている。電子制御装置が所望の噴射開始と所望
の送給期間に基づいて1つあるいは複数の電磁弁の駆動
及び駆動終了時点を計算する。この計算の時に電磁弁の
スイッチング時間が考慮される。
【0005】従来技術においては、現在回転数を決定す
るために、駆動時点の計算前の増分が評価される。この
方法では、時間量と角度量との換算のために常に最新の
現在回転数をもちいることが考えられている。それぞれ
所望の送給開始に従って時間を補外により求めるための
いわゆる開始増分を変えなければならないので、交替が
行なわれる隣接し合う増分間で検出された回転数の違い
が、所定の程度を越えてはならない。しかし回転数は増
分毎にかなり変動するので、その結果として噴射される
燃料量もかなりの変動を受ける。燃料量の変動によって
内燃機関の回転特性は悪化する。
るために、駆動時点の計算前の増分が評価される。この
方法では、時間量と角度量との換算のために常に最新の
現在回転数をもちいることが考えられている。それぞれ
所望の送給開始に従って時間を補外により求めるための
いわゆる開始増分を変えなければならないので、交替が
行なわれる隣接し合う増分間で検出された回転数の違い
が、所定の程度を越えてはならない。しかし回転数は増
分毎にかなり変動するので、その結果として噴射される
燃料量もかなりの変動を受ける。燃料量の変動によって
内燃機関の回転特性は悪化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、内燃機関の回転特性を改良することである。そのた
めには、特に燃料調量における変動を補償することが必
要である。
は、内燃機関の回転特性を改良することである。そのた
めには、特に燃料調量における変動を補償することが必
要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、電磁弁制御される燃料調量装置を制御
する方法であって、少なくとも1つの電磁弁の駆動時点
を介して燃料調量の開始及び/あるいは終了が制御で
き、燃料調量の開始及び/あるいは終了を定める角度量
(WB)が少なくとも1つの回転数(N)を用いて電磁
弁の駆動時点を定める時間量(A)に変換される電磁弁
制御の燃料調量装置を制御する方法において、連続する
2つの角度マーク間の第1の角度(INKM)での瞬時
回転数(NM)に基づいて前記角度量(WB)から第1
の時間量(AM)が計算され、他の連続する2つの角度
マーク間の第2の角度(INKM+1)での瞬時回転数
(NM+1)に基づいて前記角度量(WB)から第2の
時間量(AM+1)が計算され、少なくとも前記第1と
第2の時間量(AM、AM+1)を所定の重み付け係数
で重み付けして平均値を求めることにより重み付けされ
た時間量(A)が形成され、前記重み付けされた時間量
(A)によって電磁弁の駆動時点が定められる構成を採
用しており、また、 本発明では、電磁弁制御される燃料
調量装置を制御する装置であって、少なくとも1つの電
磁弁の駆動時点を介して燃料調量の開始及び/あるいは
終了が制御でき、燃料調量の開始及び/あるいは終了を
定める角度量(WB)が少なくとも1つの回転数(N)
を用いて電磁弁の駆動時点を定める時間量(A)に変換
される電磁弁制御の燃料調量装置を制御する装置におい
て、連続する2つの角度マーク間の第1の角度(INK
M)での瞬時回転数(NM)に基づいて前記角度量(W
B)から第1の時間量(AM)を計算する手段と、他の
連続する2つの角度マーク間の第2の角度(INKM+
1)での瞬時回転数(NM+1)に基づいて前記角度量
(WB)から第2の時間量(AM+1)を計算する手段
と、 少なくとも前記第1と第2の時間量(AM、AM+
1)を所定の重み付け係数で重み付けして平均値を求め
ることにより重み付けされた時間量(A)を形成する手
段とを備え、前記重み付けされた時間量(A)によって
電磁弁の駆動時点が定められる構成も採用している。
めに、本発明は、電磁弁制御される燃料調量装置を制御
する方法であって、少なくとも1つの電磁弁の駆動時点
を介して燃料調量の開始及び/あるいは終了が制御で
き、燃料調量の開始及び/あるいは終了を定める角度量
(WB)が少なくとも1つの回転数(N)を用いて電磁
弁の駆動時点を定める時間量(A)に変換される電磁弁
制御の燃料調量装置を制御する方法において、連続する
2つの角度マーク間の第1の角度(INKM)での瞬時
回転数(NM)に基づいて前記角度量(WB)から第1
の時間量(AM)が計算され、他の連続する2つの角度
マーク間の第2の角度(INKM+1)での瞬時回転数
(NM+1)に基づいて前記角度量(WB)から第2の
時間量(AM+1)が計算され、少なくとも前記第1と
第2の時間量(AM、AM+1)を所定の重み付け係数
で重み付けして平均値を求めることにより重み付けされ
た時間量(A)が形成され、前記重み付けされた時間量
(A)によって電磁弁の駆動時点が定められる構成を採
用しており、また、 本発明では、電磁弁制御される燃料
調量装置を制御する装置であって、少なくとも1つの電
磁弁の駆動時点を介して燃料調量の開始及び/あるいは
終了が制御でき、燃料調量の開始及び/あるいは終了を
定める角度量(WB)が少なくとも1つの回転数(N)
を用いて電磁弁の駆動時点を定める時間量(A)に変換
される電磁弁制御の燃料調量装置を制御する装置におい
て、連続する2つの角度マーク間の第1の角度(INK
M)での瞬時回転数(NM)に基づいて前記角度量(W
B)から第1の時間量(AM)を計算する手段と、他の
連続する2つの角度マーク間の第2の角度(INKM+
1)での瞬時回転数(NM+1)に基づいて前記角度量
(WB)から第2の時間量(AM+1)を計算する手段
と、 少なくとも前記第1と第2の時間量(AM、AM+
1)を所定の重み付け係数で重み付けして平均値を求め
ることにより重み付けされた時間量(A)を形成する手
段とを備え、前記重み付けされた時間量(A)によって
電磁弁の駆動時点が定められる構成も採用している。
【0008】
【作用】本発明方法と本発明装置によれば、従来技術に
比較して供給すべき燃料量の変動が発生しないという利
点が得られる。本発明の好ましい実施例が、従属請求項
に記載されている。
比較して供給すべき燃料量の変動が発生しないという利
点が得られる。本発明の好ましい実施例が、従属請求項
に記載されている。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例を用いて本発明を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0010】図1にはディーゼルエンジンの電磁弁制御
の燃料ポンプの制御装置が示されている。不図示の内燃
機関の個々のシリンダには、ポンプピストン15を有す
る燃料ポンプ10を介して燃料が供給される。その場
合、各シリンダに燃料ポンプ10を設けることができ
(ポンプノズルシステム)、あるいは燃料ポンプ(分配
型ポンプ)が個々のシリンダに交互に燃料を調量するよ
うにすることもできる。
の燃料ポンプの制御装置が示されている。不図示の内燃
機関の個々のシリンダには、ポンプピストン15を有す
る燃料ポンプ10を介して燃料が供給される。その場
合、各シリンダに燃料ポンプ10を設けることができ
(ポンプノズルシステム)、あるいは燃料ポンプ(分配
型ポンプ)が個々のシリンダに交互に燃料を調量するよ
うにすることもできる。
【0011】燃料ポンプ10は電磁弁20と接続されて
いる。弁20には、メモリ(ROM)35を有する電子
制御ユニット30から出力段40を介してスイッチング
パルスが供給される。電磁弁20あるいは不図示の噴射
ノズルに配置することのできるセンサ70から電子制御
ユニット30に信号が供給される。
いる。弁20には、メモリ(ROM)35を有する電子
制御ユニット30から出力段40を介してスイッチング
パルスが供給される。電磁弁20あるいは不図示の噴射
ノズルに配置することのできるセンサ70から電子制御
ユニット30に信号が供給される。
【0012】カム軸60に取り付けられたインクリメン
トホイール55には角度マークが設けられている。それ
ぞれ2つのマークによって増分量(インクリメント)が
決められる。インクリメントホイールには少なくとも1
つのインクリメントギャップが形成されている。インク
リメントギャップは、例えば歯を欠くことによって、あ
るいは適当な方法で形成される。測定装置50は角度マ
ークによって出力されるインクリメントパルス、従って
インクリメントホイール55の回転移動を検出し、それ
に対応する信号をパルスとして電子制御ユニット30へ
供給する。電子制御ユニット30には他のセンサ80か
ら平均回転数n、温度Tあるいは負荷L(アクセルペダ
ル位置)などの他の変数に関する情報が供給される。
トホイール55には角度マークが設けられている。それ
ぞれ2つのマークによって増分量(インクリメント)が
決められる。インクリメントホイールには少なくとも1
つのインクリメントギャップが形成されている。インク
リメントギャップは、例えば歯を欠くことによって、あ
るいは適当な方法で形成される。測定装置50は角度マ
ークによって出力されるインクリメントパルス、従って
インクリメントホイール55の回転移動を検出し、それ
に対応する信号をパルスとして電子制御ユニット30へ
供給する。電子制御ユニット30には他のセンサ80か
ら平均回転数n、温度Tあるいは負荷L(アクセルペダ
ル位置)などの他の変数に関する情報が供給される。
【0013】平均回転数nは比較的大きい角度範囲にわ
たって検出される。好ましくは、クランク軸あるいはカ
ム軸の回転時わずかのパルスしか発生しないセンサが設
けられる。好ましくは1回転当たり1から4パルスが処
理される。これらのパルスが検出処理されて平均回転数
nが定められる。回転数検出は、平均回転数が好ましく
は1エンジンサイクルあるいは1燃焼にわたって平均さ
れるように行われる。
たって検出される。好ましくは、クランク軸あるいはカ
ム軸の回転時わずかのパルスしか発生しないセンサが設
けられる。好ましくは1回転当たり1から4パルスが処
理される。これらのパルスが検出処理されて平均回転数
nが定められる。回転数検出は、平均回転数が好ましく
は1エンジンサイクルあるいは1燃焼にわたって平均さ
れるように行われる。
【0014】制御ユニット30は、センサ80を用いて
検出された量及び測定装置50を介して検出されたポン
プ駆動軸の回転移動に従って所望の送給開始WBと燃料
ポンプ10の送給期間WDを決定する。制御ユニットは
これら送給開始WBと送給期間WDの目標値に基づいて
出力段40の駆動時点EとAを計算する。運転パラメー
タとしては特に1つあるいは複数のパラメータ、すなわ
ち回転数、空気温度、ラムダ値、燃料温度、他の温度
値、あるいはアクセルペダルの位置ないし所望の走行速
度を特徴づける信号が用いられる。ポンプ駆動軸の回転
移動の代わりに、カム軸及び/あるいはクランク軸の回
転移動を処理することも可能である。
検出された量及び測定装置50を介して検出されたポン
プ駆動軸の回転移動に従って所望の送給開始WBと燃料
ポンプ10の送給期間WDを決定する。制御ユニットは
これら送給開始WBと送給期間WDの目標値に基づいて
出力段40の駆動時点EとAを計算する。運転パラメー
タとしては特に1つあるいは複数のパラメータ、すなわ
ち回転数、空気温度、ラムダ値、燃料温度、他の温度
値、あるいはアクセルペダルの位置ないし所望の走行速
度を特徴づける信号が用いられる。ポンプ駆動軸の回転
移動の代わりに、カム軸及び/あるいはクランク軸の回
転移動を処理することも可能である。
【0015】測定装置50はほぼポンプ駆動軸の位置を
示す信号を検出する。測定装置50としては特に誘導性
センサ、渦電流センサあるいはポンプ駆動軸の位置を検
出する他のセンサを用いることができる。
示す信号を検出する。測定装置50としては特に誘導性
センサ、渦電流センサあるいはポンプ駆動軸の位置を検
出する他のセンサを用いることができる。
【0016】ポンプ駆動軸としては内燃機関のカム軸な
いしそれと結合された軸が使用される。ポンプ駆動軸が
ポンプピストンを駆動して、燃料ポンプ内の燃料に圧力
がかけられる。その際に電磁弁20が圧力形成を制御す
る。電磁弁は、弁が開放されたときにはほぼ圧力形成が
行われないように構成される。電磁弁20が閉鎖されて
から、燃料ポンプ内に圧力が形成される。
いしそれと結合された軸が使用される。ポンプ駆動軸が
ポンプピストンを駆動して、燃料ポンプ内の燃料に圧力
がかけられる。その際に電磁弁20が圧力形成を制御す
る。電磁弁は、弁が開放されたときにはほぼ圧力形成が
行われないように構成される。電磁弁20が閉鎖されて
から、燃料ポンプ内に圧力が形成される。
【0017】対応した圧力が燃料ポンプに形成される
と、不図示の弁が開放され、燃料が不図示の噴射ノズル
を介して内燃機関の燃焼室に達する。どの時点で電磁弁
が開閉するかをチェックするために、センサ70が用い
られる。センサ70を噴射ノズルに取り付けることも可
能であって、その場合にはセンサは燃焼室への燃料噴射
の実際の開始ないし終了を示す信号を発生する。センサ
70の出力信号の代わりに、電磁弁がどの位置にあるか
を示す信号を使用することもできる。この種の信号は、
電磁弁を流れる電流あるいは電磁弁に印加される電圧を
検出することによって得られる。
と、不図示の弁が開放され、燃料が不図示の噴射ノズル
を介して内燃機関の燃焼室に達する。どの時点で電磁弁
が開閉するかをチェックするために、センサ70が用い
られる。センサ70を噴射ノズルに取り付けることも可
能であって、その場合にはセンサは燃焼室への燃料噴射
の実際の開始ないし終了を示す信号を発生する。センサ
70の出力信号の代わりに、電磁弁がどの位置にあるか
を示す信号を使用することもできる。この種の信号は、
電磁弁を流れる電流あるいは電磁弁に印加される電圧を
検出することによって得られる。
【0018】図2には、角度量の時間量への変換が図示
されている。図2(A)には調量間の通常の回転数の推
移が示されている。回転数値はインクリメント(増分)
毎に著しく変動する。回転数は調量中時間に関して減少
する。図2(B)には、測定装置50によってインクリ
メントホイール55から取り出されたパルスが図示され
ている。インクリメントホイールに設けられた各角度マ
ークによって測定装置50からパルスが発生する。2つ
のパルスによって増分量が定められる。特に好ましく
は、2つの角度マーク間の間隔(増分)が考え得る最も
小さい送給角度WDより小さくされる。特に好ましくは
1増分角は3度である。
されている。図2(A)には調量間の通常の回転数の推
移が示されている。回転数値はインクリメント(増分)
毎に著しく変動する。回転数は調量中時間に関して減少
する。図2(B)には、測定装置50によってインクリ
メントホイール55から取り出されたパルスが図示され
ている。インクリメントホイールに設けられた各角度マ
ークによって測定装置50からパルスが発生する。2つ
のパルスによって増分量が定められる。特に好ましく
は、2つの角度マーク間の間隔(増分)が考え得る最も
小さい送給角度WDより小さくされる。特に好ましくは
1増分角は3度である。
【0019】図2(C)には噴射を決定する種々の信号
が図示されている。調量すべき燃料量は送給期間角度W
Dに関係する。この角度は、送給角度ともいわれ、送給
開始ともいわれる調量の開始WBと送給終了ともいわれ
る調量の終了によって定められる。
が図示されている。調量すべき燃料量は送給期間角度W
Dに関係する。この角度は、送給角度ともいわれ、送給
開始ともいわれる調量の開始WBと送給終了ともいわれ
る調量の終了によって定められる。
【0020】駆動時点Aで電磁弁20には、電磁弁を閉
鎖し、従って燃料調量を開始する信号が供給される。駆
動時点Eでは電磁弁20に供給されていた信号がなくな
る。それによって電磁弁が開放され、燃料調量が終了す
る。
鎖し、従って燃料調量を開始する信号が供給される。駆
動時点Eでは電磁弁20に供給されていた信号がなくな
る。それによって電磁弁が開放され、燃料調量が終了す
る。
【0021】駆動時点AとEを正確に定めるために、角
度WB、WEが整数の角度成分WBG、WEG及び残り
角度RWB、RWEないしそれに対応する時間成分T
B、TEに分割される。
度WB、WEが整数の角度成分WBG、WEG及び残り
角度RWB、RWEないしそれに対応する時間成分T
B、TEに分割される。
【0022】角度量RWG、RWEの時間量TB、TE
への換算は、現在回転数Nを用いて行われる。その際に
それぞれの時間量Tは角度量RWと現在回転数Nから、 T=RW/(6*N) の式に従って形成される。時間成分TBとTEを補外で
求めるための回転数値Nは、可能な限りそれぞれの補外
区間の直前に位置する測定角度MWにおいて得られる。
への換算は、現在回転数Nを用いて行われる。その際に
それぞれの時間量Tは角度量RWと現在回転数Nから、 T=RW/(6*N) の式に従って形成される。時間成分TBとTEを補外で
求めるための回転数値Nは、可能な限りそれぞれの補外
区間の直前に位置する測定角度MWにおいて得られる。
【0023】図3には駆動時点Aの計算が詳細に示され
ている。送給開始を定める駆動時点Aの計算のみを詳し
く説明する。駆動終了時点ともいわれ送給終了を決める
駆動時点Eを定める場合にも同様のことが行われる。
ている。送給開始を定める駆動時点Aの計算のみを詳し
く説明する。駆動終了時点ともいわれ送給終了を決める
駆動時点Eを定める場合にも同様のことが行われる。
【0024】インクリメントホイール55のパルスを検
出する測定装置50の出力信号が時間に関して概略的に
図示されている。信号のそれぞれ連続する2つの対等の
信号端によって1増分が定まる。本実施例においては、
それぞれ立下がり端によって1増分が定まる。以下に示
す実施例は、それぞれ連続する2つの立上り端によって
1増分が定められる場合にも有効である。さらにまた、
対称的なハイ・ロー信号の場合で2つの逆の信号端によ
って1増分を定めることも考えられる。それにより歯の
数が同じなら、増分幅は半分になる。
出する測定装置50の出力信号が時間に関して概略的に
図示されている。信号のそれぞれ連続する2つの対等の
信号端によって1増分が定まる。本実施例においては、
それぞれ立下がり端によって1増分が定まる。以下に示
す実施例は、それぞれ連続する2つの立上り端によって
1増分が定められる場合にも有効である。さらにまた、
対称的なハイ・ロー信号の場合で2つの逆の信号端によ
って1増分を定めることも考えられる。それにより歯の
数が同じなら、増分幅は半分になる。
【0025】増分(角度)INKMの期間を増分時間T
INKMという。増分(角度)INKM+1の期間を増
分時間TINKM+1という。増分時間により連続する
同方向の信号端の時間間隔が得られる。増分時間の逆数
は、それぞれの増分での現在回転数(瞬時回転数)を表
す。
INKMという。増分(角度)INKM+1の期間を増
分時間TINKM+1という。増分時間により連続する
同方向の信号端の時間間隔が得られる。増分時間の逆数
は、それぞれの増分での現在回転数(瞬時回転数)を表
す。
【0026】増分INKMの開始までに、図2に示すよ
うに、角度増分の整数の角度成分WBGが計数される。
時間成分TBMは、増分時間TINKMと残り時間DT
Mからなっている。この残り時間DTMは増分INKM
での回転数に基づいて計算される。同様な計算が増分I
NKM+1に基づいて実施される。続いて駆動時点Aが
2つの時間成分TBMとTBM+1から重み付け平均形
成を用いて求められる。
うに、角度増分の整数の角度成分WBGが計数される。
時間成分TBMは、増分時間TINKMと残り時間DT
Mからなっている。この残り時間DTMは増分INKM
での回転数に基づいて計算される。同様な計算が増分I
NKM+1に基づいて実施される。続いて駆動時点Aが
2つの時間成分TBMとTBM+1から重み付け平均形
成を用いて求められる。
【0027】第2の増分INKM+1から計算時間角度
WRの間隔を隔てて角度窓が形成される。この角度窓
は、増分INKM+1から計算時間角度WR後に始ま
り、好ましくは1増分の幅(3゜)を有する角度範囲で
ある。従って角度窓の左端は第2の増分終了から計算時
間角度(WR)だけ後に位置する。所望の送給開始WB
がこの時間窓の内部にある場合には、残り時間の計算は
この2つの増分に基づいて行われる。角度WBが角度窓
の外部にある場合には増分を新たに選択しなければなら
ない。
WRの間隔を隔てて角度窓が形成される。この角度窓
は、増分INKM+1から計算時間角度WR後に始ま
り、好ましくは1増分の幅(3゜)を有する角度範囲で
ある。従って角度窓の左端は第2の増分終了から計算時
間角度(WR)だけ後に位置する。所望の送給開始WB
がこの時間窓の内部にある場合には、残り時間の計算は
この2つの増分に基づいて行われる。角度WBが角度窓
の外部にある場合には増分を新たに選択しなければなら
ない。
【0028】計算時間角度WRはほぼ一定の計算時間と
平均回転数nに関係する。回転数が大きい場合には、回
転数が小さい場合よりも角度は大きくなる。
平均回転数nに関係する。回転数が大きい場合には、回
転数が小さい場合よりも角度は大きくなる。
【0029】第1の駆動時点ともいう第1の時間量AM
は第1の増分INKMから得られる。第2の駆動時点と
もいう第2の時間量AM+1は第2の増分INKM+1
から得られる。電磁弁の駆動時点AMとAM+1は好ま
しくは、 AM=TINKM+DTM AM+1=(TINKM+1)+(DTM+1) の式に従って形成される。但し、TINKMは増分IN
KMの長さ、DTMは残り時間を示す。その場合、残り
時間DTMとDTM+1は、 DTM=1/(6*NM)*(WR+K+3゜) DTM+1=1/(6*NM+1)*(WR+K) の式に従って計算される。
は第1の増分INKMから得られる。第2の駆動時点と
もいう第2の時間量AM+1は第2の増分INKM+1
から得られる。電磁弁の駆動時点AMとAM+1は好ま
しくは、 AM=TINKM+DTM AM+1=(TINKM+1)+(DTM+1) の式に従って形成される。但し、TINKMは増分IN
KMの長さ、DTMは残り時間を示す。その場合、残り
時間DTMとDTM+1は、 DTM=1/(6*NM)*(WR+K+3゜) DTM+1=1/(6*NM+1)*(WR+K) の式に従って計算される。
【0030】その場合、第1の回転数値NMは第1の増
分INKMで検出された現在回転数であり、第2の回転
数値NM+1は第2の増分INKM+1で検出された現
在回転数である。WRで示すものは計算時間角度であ
る。値3゜は増分幅を度数で表示したものである。この
3゜の値により測定窓の右端が定まる。重み付け角度K
は角度窓の左端ないし開始端と所望の送給開始WBとの
間隔を示すものである。角度窓の左端は計算時間角度W
Rの終了に対応する。
分INKMで検出された現在回転数であり、第2の回転
数値NM+1は第2の増分INKM+1で検出された現
在回転数である。WRで示すものは計算時間角度であ
る。値3゜は増分幅を度数で表示したものである。この
3゜の値により測定窓の右端が定まる。重み付け角度K
は角度窓の左端ないし開始端と所望の送給開始WBとの
間隔を示すものである。角度窓の左端は計算時間角度W
Rの終了に対応する。
【0031】第1と第2の増分は、好ましくは駆動時点
の計算の直前に位置する連続する2つの増分である。
の計算の直前に位置する連続する2つの増分である。
【0032】増分時間TINKM並びに回転数NMは増
分INKMでの回転数に関係するので、増分INKMで
の現在回転数に従って駆動時点AMが種々になる。その
結果、噴射される燃料量にばらつきが発生する。それに
よって内燃機関の回転むらが発生する。現在回転数を重
み付けすることによって回転数値のばらつきが残り時間
DTMの計算に及ぼす影響を補償することができる。し
かし通常はこれだけでは十分ではない。というのは増分
時間TINKM、TINKM+1も対応するばらつきの
影響を受けるからである。
分INKMでの回転数に関係するので、増分INKMで
の現在回転数に従って駆動時点AMが種々になる。その
結果、噴射される燃料量にばらつきが発生する。それに
よって内燃機関の回転むらが発生する。現在回転数を重
み付けすることによって回転数値のばらつきが残り時間
DTMの計算に及ぼす影響を補償することができる。し
かし通常はこれだけでは十分ではない。というのは増分
時間TINKM、TINKM+1も対応するばらつきの
影響を受けるからである。
【0033】従って、少なくとも2つの連続する増分に
基づいて駆動時点を計算することが提案される。2つの
駆動時点AMとAM+1の計算に続いて重み付けされた
時間量Aが好ましくは、 A=TINKM+DTM+K/3゜*(AM+1−A
M) の式に従って計算される。
基づいて駆動時点を計算することが提案される。2つの
駆動時点AMとAM+1の計算に続いて重み付けされた
時間量Aが好ましくは、 A=TINKM+DTM+K/3゜*(AM+1−A
M) の式に従って計算される。
【0034】この式は次の式に相当する。
【0035】 A=[(K/3゜)*AM+1]+
[(1−K/3゜)*AM] ここでAは重み付けされた時間量、AM+1は第2の時
間量、AMは第1の時間量、Kは重み付け角度量、3゜
は3度の増分幅を示している。この重み付け平均値の形
成は角度窓内の送給開始角度WBの位置に関係する。送
給開始角度WBが角度窓の左端にある(Kがゼロの値を
有する)場合には、駆動時点の計算はほぼ第1の増分
(INKM)に基づいて行われる。その場合には駆動時
点Aは、増分INKMに基づいて計算された駆動時点A
Mに対応する。
[(1−K/3゜)*AM] ここでAは重み付けされた時間量、AM+1は第2の時
間量、AMは第1の時間量、Kは重み付け角度量、3゜
は3度の増分幅を示している。この重み付け平均値の形
成は角度窓内の送給開始角度WBの位置に関係する。送
給開始角度WBが角度窓の左端にある(Kがゼロの値を
有する)場合には、駆動時点の計算はほぼ第1の増分
(INKM)に基づいて行われる。その場合には駆動時
点Aは、増分INKMに基づいて計算された駆動時点A
Mに対応する。
【0036】送給開始角度WBが角度窓の右端に位置す
る(Kが3°の値を有する)場合には、駆動時点の計算
はほぼ第2の増分(INKM+1)に基づいて行われ
る。この場合には駆動時点Aは、増分INKM+1に基
づいて計算された駆動時点AM+1に対応する。
る(Kが3°の値を有する)場合には、駆動時点の計算
はほぼ第2の増分(INKM+1)に基づいて行われ
る。この場合には駆動時点Aは、増分INKM+1に基
づいて計算された駆動時点AM+1に対応する。
【0037】この方法は、2つの増分の使用に限定され
るものではない。2より多くの増分から駆動時点A1、
A2、……、ALを計算することもでき、これらの駆動
時点に基づいて重み付け平均値を形成することができ
る。それによって場合によっては計算時間が長くなる。
その場合には駆動時点Aを計算するために、次の式が形
成される。
るものではない。2より多くの増分から駆動時点A1、
A2、……、ALを計算することもでき、これらの駆動
時点に基づいて重み付け平均値を形成することができ
る。それによって場合によっては計算時間が長くなる。
その場合には駆動時点Aを計算するために、次の式が形
成される。
【0038】A=F1*A1+F2*A2+……+FL
*AL ここでF1、F2、……FLは重み付け係数である。こ
の重み付け係数は、その合計が値1になるように選択さ
れる。A1、A2、……ALは種々の増分から計算され
た駆動時点である。特に好ましい実施例によれば、駆動
時点Aは各増分について連続的に計算される。
*AL ここでF1、F2、……FLは重み付け係数である。こ
の重み付け係数は、その合計が値1になるように選択さ
れる。A1、A2、……ALは種々の増分から計算され
た駆動時点である。特に好ましい実施例によれば、駆動
時点Aは各増分について連続的に計算される。
【0039】図4においては、フローチャートを用いて
本発明装置の方法が説明されている。第1のステップ4
00においては2つの開始増分INKMとINKM+1
が選択される。その後この開始増分に基づいて補外によ
って駆動時間AMとAM+1が計算される。ステップ4
10では平均の回転数nに基づいて計算時間角度WRが
設定される。判断ブロック420において、送給開始角
度WBが計算時間角度WRより小さいことが検出された
場合には、増分INKMとINKM+1が1増分だけ前
へずらされる。このことは、ステップ430において増
分カウンタMを1だけデクリメントすることを意味して
いる。
本発明装置の方法が説明されている。第1のステップ4
00においては2つの開始増分INKMとINKM+1
が選択される。その後この開始増分に基づいて補外によ
って駆動時間AMとAM+1が計算される。ステップ4
10では平均の回転数nに基づいて計算時間角度WRが
設定される。判断ブロック420において、送給開始角
度WBが計算時間角度WRより小さいことが検出された
場合には、増分INKMとINKM+1が1増分だけ前
へずらされる。このことは、ステップ430において増
分カウンタMを1だけデクリメントすることを意味して
いる。
【0040】判断ステップ420によって、送給開始角
度WBが計算時間角度WRより大きいことが検出された
場合には、判断ステップ440へ進む。この判断ステッ
プ440によって、角度WBが計算時間角度WR+3゜
より大きいことが検出された場合には、ステップ450
において増分カウンタMを1だけインクリメントするこ
とによって始動増分が後ろへ移動される。
度WBが計算時間角度WRより大きいことが検出された
場合には、判断ステップ440へ進む。この判断ステッ
プ440によって、角度WBが計算時間角度WR+3゜
より大きいことが検出された場合には、ステップ450
において増分カウンタMを1だけインクリメントするこ
とによって始動増分が後ろへ移動される。
【0041】次にステップ460において増分時間TI
NKMとTINKM+1と現在回転数NMとNM+1が
検出される。ステップ470において送給開始角度WB
と計算時間角度WRの間隔Kの計算が行われる。ステッ
プ480においては記載の式に従って残り時間DT1と
DT2の計算が行われる。
NKMとTINKM+1と現在回転数NMとNM+1が
検出される。ステップ470において送給開始角度WB
と計算時間角度WRの間隔Kの計算が行われる。ステッ
プ480においては記載の式に従って残り時間DT1と
DT2の計算が行われる。
【0042】ステップ490においては、それぞれの増
分時間INKMとINKM+1及び対応する残り時間D
TMとDTM+1の合計から駆動時点AMとAM+1が
求められる。次にステップ495において重み付け平均
値の形成が行われる。駆動時点AMとAM+1に従った
重み付け平均値の形成の結果から実際の駆動時点Aが得
られる。
分時間INKMとINKM+1及び対応する残り時間D
TMとDTM+1の合計から駆動時点AMとAM+1が
求められる。次にステップ495において重み付け平均
値の形成が行われる。駆動時点AMとAM+1に従った
重み付け平均値の形成の結果から実際の駆動時点Aが得
られる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、それぞれ異なる2つの角度マーク間での瞬時
回転数に基づいて角度量から時間量を求め、これらの時
間量を重み付け平均し、この重み付けされた時間量から
電磁弁の駆動時点が求められるので、回転数の変動があ
っても噴射される燃料量のばらつきが少なくなり、内燃
機関の回転特性を顕著に改良することが可能になる、と
いう優れた効果が得られる。
によれば、それぞれ異なる2つの角度マーク間での瞬時
回転数に基づいて角度量から時間量を求め、これらの時
間量を重み付け平均し、この重み付けされた時間量から
電磁弁の駆動時点が求められるので、回転数の変動があ
っても噴射される燃料量のばらつきが少なくなり、内燃
機関の回転特性を顕著に改良することが可能になる、と
いう優れた効果が得られる。
【図1】ディーゼルエンジンの電磁弁制御の燃料ポンプ
を制御する制御装置のブロック図である。
を制御する制御装置のブロック図である。
【図2】(A)〜(C)は燃料調量の際に発生する種々
の量を示す線図である。
の量を示す線図である。
【図3】駆動時点を計算する際に使用する量を示す線図
である。
である。
【図4】残り時間の計算を説明するフローチャート図で
ある。
ある。
A、E 駆動時点
AM 第1の時間量
AM+1 第2の時間量
N 回転数値
WB 燃料送給開始角度
WE 燃料供給終了角度
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ヨアヒム タウシャー
ドイツ連邦共和国 7000 シュトゥット
ガルト 1リバノンシュトラーセ 12
(56)参考文献 特開 昭60−17252(JP,A)
特開 平2−238153(JP,A)
特開 平1−125563(JP,A)
実開 昭64−39450(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02D 41/00 - 45/00
Claims (8)
- 【請求項1】 電磁弁制御される燃料調量装置を制御す
る方法であって、少なくとも1つの電磁弁の駆動時点を
介して燃料調量の開始及び/あるいは終了が制御でき、
燃料調量の開始及び/あるいは終了を定める角度量(W
B)が少なくとも1つの回転数(N)を用いて電磁弁の
駆動時点を定める時間量(A)に変換される電磁弁制御
の燃料調量装置を制御する方法において、連続する2つの角度マーク間の第1の角度(INKM)
での瞬時回転数 (NM)に基づいて前記角度量(WB)
から第1の時間量(AM)が計算され、他の連続する2つの角度マーク間の第2の角度(INK
M+1)での瞬時回転数 (NM+1)に基づいて前記角
度量(WB)から第2の時間量(AM+1)が計算さ
れ、 少なくとも前記第1と第2の時間量(AM、AM+1)
を所定の重み付け係数で重み付けして平均値を求めるこ
とにより重み付けされた時間量(A)が形成され、 前記重み付けされた時間量(A)によって電磁弁の駆動
時点が定められることを特徴とする電磁弁制御の燃料調
量装置を制御する方法。 - 【請求項2】 前記第1と第2の角度が連続することを
特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記第1と第2の角度が駆動時点の計算
の直前に位置することを特徴とする請求項2に記載の方
法。 - 【請求項4】 所定の角度窓(WF)が設定され、その
角度窓の開始角度は、第2の角度より計算時間角度(W
R)だけ後に位置し、角度窓の幅が、第1の角度幅に対
応することを特徴とする請求項2あるいは3に記載の方
法。 - 【請求項5】 前記重み付け係数が、角度窓(WF)の
開始角度と前記角度量(WB)との距離を示す角度
(K)の値を有することを特徴とする請求項4に記載の
方法。 - 【請求項6】 前記角度量(WB)が角度窓の開始角度
にある場合(K=0)には、駆動時点の計算がほぼ第1
の角度に基づいて行われ、前記角度量(WB)が角度窓
の終了角度にある場合(K=3゜)には、駆動時点の計
算が第2の角度に基づいて行われるように、重み付けが
行なわれることを特徴とする請求項4あるいは5に記載
の方法。 - 【請求項7】 Aを重み付けされた時間量、AMを第1
の時間量、AM+1を第2の時間量、Kを重み付け係
数、3゜を3度の角度として、時間量の重み付けが、 A=[(K/3゜)*AM+1]+[(1−K/3゜)*AM] の式に従って行われることを特徴とする請求項6に記載
の方法。 - 【請求項8】 電磁弁制御される燃料調量装置を制御す
る装置であって、少なくとも1つの電磁弁の駆動時点を
介して燃料調量の開始及び/あるいは終了が制御でき、
燃料調量の開始及び/あるいは終了を定める角度量(W
B)が少なくとも1つの回転数(N)を用いて電磁弁の
駆動時点を定める時間量(A)に変換される電磁弁制御
の燃料調量装置を制御する装置において、連続する2つの角度マーク間の第1の角度(INKM)
での瞬時回転数 (NM)に基づいて前記角度量(WB)
から第1の時間量(AM)を計算する手段と、他の連続する2つの角度マーク間の第2の角度(INK
M+1)での瞬時回転数 (NM+1)に基づいて前記角
度量(WB)から第2の時間量(AM+1)を計算する
手段と、 少なくとも前記第1と第2の時間量(AM、AM+1)
を所定の重み付け係数で重み付けして平均値を求めるこ
とにより重み付けされた時間量(A)を形成する手段と
を備え、 前記重み付けされた時間量(A)によって電磁弁の駆動
時点が定められることを特徴とする電磁弁制御の燃料調
量装置を制御する装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4120463A DE4120463C2 (de) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | Verfahren und Einrichtung zur Steuerung eines magnetventilgesteuerten Kraftstoffzumeßsystems |
DE4120463.8 | 1991-06-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05180051A JPH05180051A (ja) | 1993-07-20 |
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Family
ID=6434414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15714292A Expired - Fee Related JP3499577B2 (ja) | 1991-06-21 | 1992-06-17 | 電磁弁制御の燃料調量装置を制御する方法及び装置 |
Country Status (4)
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---|---|
US (1) | US5195492A (ja) |
JP (1) | JP3499577B2 (ja) |
DE (1) | DE4120463C2 (ja) |
GB (1) | GB2256944B (ja) |
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---|---|---|---|---|
FR2678025A1 (fr) * | 1991-06-21 | 1992-12-24 | Bosch Gmbh Robert | Procede et dispositif pour commander un systeme de dosage de carburant commande par une electrovanne, notamment pour moteur diesel a combustion interne. |
JPH05248300A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-09-24 | Zexel Corp | 燃料噴射装置 |
DE4308422C2 (de) * | 1993-03-17 | 2003-02-20 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung eines magnetventilgesteuerten Kraftstoffzumeßsystems |
DE59307822D1 (de) * | 1993-09-17 | 1998-01-22 | Siemens Ag | Vorrichtung zur Ermittlung eines Betriebszustandes einer Einspritzpumpe |
DE4444751A1 (de) * | 1994-12-15 | 1996-06-20 | Bosch Gmbh Robert | System zur Steuerung einer Brennkraftmaschine |
DE19706873B4 (de) * | 1997-02-21 | 2007-05-10 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung eines magnetventilgesteuerten Kraftstoffzumeßsystems |
DE19709447B4 (de) * | 1997-03-07 | 2007-01-11 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung eines magnetventilgesteuerten Kraftstoffzumeßsystems |
DE10104252C1 (de) * | 2001-01-31 | 2002-08-22 | Siemens Ag | Verfahren zum steuern einer Brennkraftmaschine |
DE10228609A1 (de) * | 2002-06-26 | 2004-01-15 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Plausibilisierung von zur Berechnung der Steuersignale für die Kraftstoffeinspritzung einer Brennkraftmaschine verwendeten Bezugsmarken |
DE102005047921B4 (de) * | 2005-10-06 | 2017-04-13 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Steuerung mindestens eines ersten Ereignisses und eines zweiten Ereignisses, deren zeitlicher Abstand vorgegeben ist |
JP4160990B2 (ja) * | 2006-11-20 | 2008-10-08 | 株式会社豊田自動織機 | 内燃機関における燃料噴射制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2507139C2 (de) * | 1975-02-19 | 1984-08-23 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Verfahren und Vorrichtung zur Gewinnung einer die Annäherung an eine vorgegebene Magerlaufgrenze angebenden Meßgröße beim Betrieb einer Brennkraftmaschine |
DE2648043C2 (de) * | 1976-10-23 | 1984-05-24 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzpumpe für Brennkraftmaschinen |
JPS6032021B2 (ja) * | 1976-12-26 | 1985-07-25 | 株式会社デンソー | 噴射ポンプ制御装置 |
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US4216752A (en) * | 1978-06-30 | 1980-08-12 | The Bendix Corporation | Spill valve for a fluid control system |
GB2076561B (en) * | 1980-04-26 | 1985-04-03 | Diesel Kiki Co | Distribution type fuel injection apparatus |
MX154828A (es) * | 1981-12-24 | 1987-12-15 | Lucas Ind Plc | Mejoras en un sistema de inyeccion de combustible para un motor de combustion interna |
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JPS61118545A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-05 | Nippon Denso Co Ltd | 燃料噴射量制御装置 |
JP2562577B2 (ja) * | 1985-12-28 | 1996-12-11 | 株式会社ゼクセル | 内燃機関用アイドル運転制御装置 |
US4757795A (en) * | 1986-04-21 | 1988-07-19 | Stanadyne, Inc. | Method and apparatus for regulating fuel injection timing and quantity |
JPH07122422B2 (ja) * | 1986-05-02 | 1995-12-25 | 日本電装株式会社 | 燃料噴射装置 |
DE3632299A1 (de) * | 1986-09-23 | 1988-03-24 | Orange Gmbh | Kraftstoffeinspritzpumpe |
JP2521086B2 (ja) * | 1987-04-06 | 1996-07-31 | 株式会社ゼクセル | 燃料噴射ポンプの制御装置 |
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GB8828157D0 (en) * | 1988-12-02 | 1989-01-05 | Lucas Ind Plc | Fuel injection nozzles |
DE4004110C2 (de) * | 1990-02-10 | 2001-07-05 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Einrichtung zur Steuerung einer magnetventilgesteuerten Kraftstoffpumpe |
DE4004107C2 (de) * | 1990-02-10 | 1999-03-25 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung elektromagnetischer Ventile einer Kraftstoffpumpe |
DE4021886A1 (de) * | 1990-07-10 | 1992-01-16 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoff-einspritzsystem fuer eine brennkraftmaschine |
GB9015922D0 (en) * | 1990-07-20 | 1990-09-05 | Lucas Ind Plc | Control system for engine |
-
1991
- 1991-06-21 DE DE4120463A patent/DE4120463C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-06-03 US US07/894,003 patent/US5195492A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-17 JP JP15714292A patent/JP3499577B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-19 GB GB9213080A patent/GB2256944B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB9213080D0 (en) | 1992-08-05 |
GB2256944B (en) | 1995-01-04 |
US5195492A (en) | 1993-03-23 |
DE4120463A1 (de) | 1992-12-24 |
DE4120463C2 (de) | 2000-09-14 |
GB2256944A (en) | 1992-12-23 |
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