JP3497590B2 - 滴下性を有する自己消炎性ポリスチレン系難燃樹脂組成物 - Google Patents
滴下性を有する自己消炎性ポリスチレン系難燃樹脂組成物Info
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Description
関し、詳しくは、滴下性を有することにより自己消炎性
に優れると共に、耐熱性、耐衝撃性、熱安定性のバラン
スに優れたポリスチレン系樹脂組成物に関する。産業上
の利用分野としては、特に自己消炎性を要求される分
野、具体的には事務機機、情報機器のハウジングおよび
部品等、更に詳しくはTVのバックカバー、VTR機器
ハウジングおよびシャーシ、プリンターハウジング、F
AXハウジング、トナーカートリッジ、トナー容器、分
電盤等に有効な利用が期待される。 【0002】 【従来の技術とその課題】スチレン系樹脂は、その優れ
た成形加工性、機械特性、電気特性のゆえに、多方面に
わたり使用されている。しかし易燃性であるため、OA
機器、家電製品のハウジングおよび電気、電子関係の部
品等に用いられる際には、樹脂の難燃化が必要になる。
この難燃性に関してはUL規格等により規制され、近年
種々の難燃化の手段が検討されている。その中において
も家電製品のハウジング分野では、上記の難燃化規制及
び耐熱性、耐衝撃性、熱安定性が求められ、これら全て
の要求性能を満たすバランスのとれたスチレン系樹脂が
求められている。一般に、ゴム変性ビニル芳香族樹脂の
難燃化としては、ハロゲン含有エポキシ重合体、テトラ
ブロモビスフェノールA(TBA)、TBAとハロゲン
化アルキルの重合体等のハロゲン系難燃剤を単独あるい
は併用で添加することが、特開昭62−4737号公
報、特公昭54−44298号公報、特公昭54−68
854号公報等に示されている。 【0003】しかしながら、上記のTBAは、熱可塑性
樹脂と配合した場合、耐熱性を大きく低下させるという
欠点があり、また熱安定性も好ましくない。。また、耐
熱性の低下を防ぐために、デカブロモジフェニルオキサ
イド(DBDPO)などの高融点型ハロゲン系難燃剤
と、三酸化アンチモンとを併用して使用することが、特
開昭58−187450号公報に示されている。しかし
ながら、このような難燃剤の欠点として、難燃剤の分散
性の悪さ、成形品の耐光性の劣化といった問題があっ
た。さらに、以上の問題を解決するべく難燃剤として臭
素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂と三酸化アンチモ
ンを併用して使用することが、特開昭63−72749
号公報に示されている。しかしながら、この難燃剤の欠
点として、満足し得る自己消炎性を付与する量の難燃剤
を添加すると、耐衝撃性が低下するという問題があっ
た。 【0004】また、上記の難燃化技術は難燃性レベルと
して米国アンダーライターズ・ラボラトリー・インコー
ポレーション(Underwriters Lobor
atories Inc.,U.S.A)のUL94の
V−0ランクを目標としたものであり、多量の難燃剤が
必要であり物性の低下は免れない。一方、UL94には
V−2という燃焼ランクがあり、燃焼性ランクとしては
上記のV−0より劣るが、難燃剤の添加量の削減が可能
である。UL94のV−2を目的とした技術として、耐
熱性、耐光性、耐衝撃性の優れた添加型難燃剤としてヘ
キサブロモシクロドデカン(HBCD)が特公昭38−
16837号公報および特公昭62−34784号公報
に示されており一般に用いられているが、かかる難燃剤
は難燃剤の分解温度が低く、熱可塑性樹脂に混練した場
合、樹脂の熱安定性が著しく低下するという欠点があ
る。 【0005】また、テトラブロモビスフェノールAとポ
リハロゲン化脂肪族のエーテル誘導体によりV−2を達
成することが特開平5−140389号公報に示されて
いるが、上記化合物は毒性の問題があり、かつ安定剤を
併用することが必須とされている。また同報に、TBA
の末端と炭素数1〜5のハロゲン化アルキルとの反応に
よって得られる化合物によりV−2が達成することが示
されているが、この化合物のみを難燃剤として用いると
ブロム含有量が低いため、多量の添加が必要であり、耐
熱性、熱安定性の低下をもたらす。 【0006】さらに特公平6−43542号公報にいか
なるハロゲン系難燃剤を選択した場合でも、共役ジエン
系ゴム質重合体と芳香族ビニルモノマーをグラフト重合
して得られた平均ゴム粒径が1〜3μmのゴム変性スチ
レン系樹脂を用いれば容易に滴下性を有する難燃樹脂組
成物が得られる旨記載されているが、かかる公報に記さ
れた難燃樹脂組成物は、難燃性能を向上させるため有機
ポリシロキサンを含有しない旨記載されており、その為
物性面、特に衝撃強度で劣る。 【0007】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記従来技術の課題を解決し、良好な滴下性を有すること
による難燃性および耐熱性、耐衝撃性、熱安定性のバラ
ンスに優れたポリスチレン系難燃樹脂を開発すべく鋭意
研究を重ねた。その結果、ポリスチレン系樹脂に特定の
2種のハロゲン系難燃剤、難燃助剤を組み合わせて配合
することにより、それぞれの難燃剤を単独で添加するよ
りハロゲン系難燃剤の総添加量を減少させ、かつ良好な
滴下性を有することによる自己消炎性および耐熱性、耐
衝撃性、熱安定性のバランスに優れたポリスチレン系難
燃樹脂を達成することを見いだし、本発明を完成するに
至ったものである。 【0008】すなわち、本発明は(A)ゴム変性ポリス
チレン系樹脂100重量部に対して、(B)テトラブロ
モビスフェノールAとポリハロゲン化脂肪族のエーテル
誘導体を4〜8重量部と(C)ポリハロゲン化ジフェニ
ルアルカンを上記(A)添加部数の20〜50%に相当
する部数であり、かつ(B)と(C)の添加部数の和が
10重量部以下になるよう添加され、さらに(D)三酸
化アンチモンを上記(A)添加部数の20〜50%に相
当する部数からなり、上記(A)〜(D)の合計量に対
して(E)有機ポリシロキサンをその珪素量0.000
5〜0.05重量%になるように添加することを特徴と
する滴下性を有する自己消炎性ポリスチレン系難燃樹脂
組成物を提供するものである。 【0009】以下本発明を詳細に説明する。本発明で用
いるゴム変性ポリスチレン系樹脂(A)とは、ビニル芳
香重合体よりなるマトリックス中にゴム状重合体が粒子
状に分散してなる重合体をいい、一般的にはゴム状重合
体をビニル芳香族単量体(および不活性溶媒を加えた
液)に溶解し、撹拌か塊状重合、塊状懸濁重合、または
溶液重合を行い、ゴム状重合体を析出し、粒子化するこ
とにより得られるが、重合法に限定されるものではな
い。上記のビニル芳香族単量体としては、スチレンのほ
か、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチ
レン、p−ターシャリーブチルスチレン等の核アルキル
置換スチレン、α−メチルスチレン、α−メチル−p−
メチルスチレン等のα−アルキル置換スチレン等を挙げ
ることができるが、代表的な物はスチレンである。これ
らはその2種以上を併用しても良い。 【0010】また、前記ゴム状重合体としては、ポリブ
タジエン、スチレン・ブタジエン共重合体、ポリイソプ
レン、ブタジエン・イソプレン共重合体、天然ゴム、エ
チレン・プロピレン共重合体を挙げることができるが、
一般的には、ポリブタジエン、スチレン・ブタジエン共
重合体が好ましい。本発明の樹脂組成物を構成するゴム
変性ポリスチレン系樹脂のマトリックス部分の重量平均
分子量は、強度の関係から15×104以上の範囲に調
整されるのが通例であり、これを下回ると強度が急激に
低下する。上記ゴム変性ポリスチレン系樹脂のゴム状重
合体含量について特に制約はないが、一般的には4〜1
5重量%、より好ましくは6〜12重量%である。更に
上記ゴム変性ポリスチレン系樹脂中のゴム粒子の平均粒
子径は、0.5〜6.0ミクロンの範囲に制御される。ま
た、前記ゴム変性ポリスチレン系樹脂のゲル含量(トル
エン不溶分)は、常法の15〜40重量%に調整される
が、より好ましくは20〜35重量%である。 【0011】本発明で用いるハロゲン化合物(B)の具
体例としては、テトラブロモビスフェノールAとポリハ
ロゲン化脂肪族のエーテル誘導体を指称するものであ
る。ポリハロゲン化脂肪族の具体例としては、ジブロモ
プロパン、トリブロモペンタン、テトラブロモヘキサン
等が挙げられる。中でも製造の容易性からジブロモプロ
パンが好適に用いられる。上記難燃剤の製造方法につい
ては各種あるが、たとえば特開昭49−125348号
公報、特開昭49−20155号公報、特開平4−27
0236号公報、特開平4−270237号公報等に記
載されている方法で得られるが、合成法に限定されるも
のではない。 【0012】なおハロゲン化合物(B)は、市販の物を
充当することが可能であり、例えば帝人化成株式会社製
の商品名;FG3100や第一工業製薬株式会社製の商
品名;SR720を用いることも可能である。次に本発
明におけるポリハロゲン化ジフェニルアルカン(C)の
ハロゲン置換のフェニル基の具体例としては、ジブロモ
フェニル、トリブロモフェニル、テトラブロモフェニ
ル、ペンタブロモフェニル、ジクロロフェニル、トリク
ロロフェニル、テトラクロロフェニル、ペンタクロロフ
ェニル等があるが、その中でも難燃化効果の高さから特
にペンタブロモフェニル基が望ましい。 【0013】ポリハロゲン化ジフェニルアルカン(C)
の製法は特に限定されるものではないが、たとえば特開
平2−42031号あるいは特開平6−73268号公
報に記載されている方法で製造したものを用いてもよ
い。本発明に用いるポリハロゲン化ジフェニルアルカン
としては市販のものを充当することも可能であり、例え
ば米国のアルベマール社のSaytex8010が挙げ
られる。本発明の(D)成分である三酸化アンチモン
は、難燃助剤として作用する物である。更に本発明に用
いる有機ポリシロキサンは,一般に下記式で示される構
造単位の繰り返しを骨格中に含む重合体であり、例えば
ポリジメチルシロキサン、ポリフェニルシロキサン、ポ
リメチルフェニルシロキサン等が挙げられ、また単一構
造の繰り返しばかりではなく、異なる構造単位がランダ
ムまたはブロックまたはグラフト共重合している重合体
を使用することも可能である。 【0014】 【化1】 【0015】(但し、R1およびR2は有機基を表
す。) また、この重合体の末端あるいは分子鎖中に有機ポリシ
ロキサンの性状を損なわない範囲で他の有機基を含有し
た重合体を使用することも可能であり、また2種以上の
有機ポリシロキサンを混合して用いても良い。本発明に
は特にポリジメチルシロキサンが好適に用いられる。有
機ポリシロキサンの繰り返し単位数nは特に限定される
ものではないが、液状のポリシロキサンの場合25℃に
おける粘度が10から100,000cStのものが用
いられ、好ましくは50から10,000cSt、さら
に好ましくは100から3,000のものが用いられ
る。低粘度の有機ポリシロキサンは引火点が低く難燃化
に不利でありかつ造粒時の揮発、成型時のプレートアウ
トの可能性が高い。反対に高粘度の有機ポリシロキサン
は組成物混合時の均一分散に問題がある。 【0016】有機ポリシロキサンを本発明のポリスチレ
ン系難燃樹脂組成物に添加する方法としては、特に限定
されるものではないが、前述の(A)ゴム変性ポリスチ
レン系樹脂の重合時に添加したり、(A)ゴム変性ポリ
スチレン系樹脂と(B)、(C)等を混錬する際に添加
することも可能である。 (A)ゴム変性ポリスチレン系樹脂100重量部に対す
るこれらの配合割合は、(B)テトラブロモビスフェノ
ールAとポリハロゲン化脂肪族のエーテル誘導体を2〜
10重量部、好ましくは4〜8重量部と(C)ポリハロ
ゲン化ジフェニルアルカンを上記(A)添加部数の20
〜50%に相当する部数であり、かつ(B)と(C)の
添加部数の和が12重量部以下、好ましくは10重量部
以下になるよう添加され、さらに(D)三酸化アンチモ
ンを上記(A)添加部数の20〜50%に相当する部数
を添加するものである。(B)、(C)および(D)が
上記添加量の範囲以下であると良好な難燃性を維持する
ことは困難である。逆に上記添加量の範囲以上であると
樹脂の衝撃強度等の力学特性に悪影響を与えるだけでな
く、良好な滴下消炎性をも阻害する。特に、(C)の配
合量が、(B)の配合量に対して規定範囲以下であると
消炎に要する時間が長くなり、規定範囲以上であると滴
下性を阻害する。また、(D)の配合量が(B)の配合
量に対して規定範囲以下であると消炎に要する時間が長
くなり、規定範囲以上であると樹脂の衝撃強度を低下さ
せる。一方、上記(A)〜(D)の合計量に対し(E)
有機ポリシロキサンをその珪素量0.0005〜0.0
5重量%になるように添加することが必要であり、珪素
量として0.0005重量%より少ない場合耐衝撃性が
低下し、0.05重量%より多い場合消炎性能を著しく
低下させる。 【0017】本発明の難燃樹脂組成物の製造方法は、こ
れらの各成分を所定量配合することによる。配合方法は
特に制限がなく、ヘンシェルミキサー、タンブラーミキ
サー、スーパーミキサー、バンバリーミキサー、ニーダ
ー、ロール、単軸押出し機、二軸押出し機等の方法があ
る。本発明組成物には必要に応じて本発明の目的を損な
わない範囲で他の添加剤、例えば、難燃助剤、可塑剤、
滑剤、安定剤、紫外線吸収剤、充填剤、着色剤、補強剤
等を添加できる。 【0018】 【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて本発明
を説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、以下の実施例および比較
例において、種々の難燃化されたゴム変性ビニル芳香族
樹脂の諸性質を下記の方法により測定し評価した。 (1) アイゾット衝撃強度:ASTM−D256によ
り、23℃でノッチ付き試験片を用いて測定した。 (2) 曲げ弾性率:ASTM−D790にて測定し
た。 (3) 加熱変形温度:ASTM−648により測定し
た。 (4) 流動性:メルトフローレイトはASTM−D1
238により測定した。 (5) 燃焼性:米国アンダーライターズ・ラボラトリ
ー・インコーポレーション(Underwriters
Loboratories Inc.,U.S.A)
より出版された「UL94安全規格:機器の部品用プラ
スチック材料の燃焼試験」に記載されている試験方法に
基づき試験を行い、94V−2(以下「V−2」と略す
る)のランクで評価を行った。また、燃焼試験時の滴下
の有無とその滴下による消炎の有無を観察した。 【0019】 【実施例1〜3および比較例1〜8】 (A)ポリブタジエン変性ポリスチレンを100重量部
に対して、(B)テトラブロモビスフェノールAとポリ
ハロゲン化脂肪族のエーテル誘導体として帝人化成株式
会社製のFG3100(表中Bと記載)を (C)ポリ
ハロゲン化ジフェニルアルカンとしてアルベマール社製
Saytex8010(表中Cと記載)を 更に(D)
三酸化アンチモン(表中Dと記載)と(E)有機ポリシ
ロキサンとして東芝シリコン株式会社製TSF451−
100を表に示した割合で所定量混合し、2軸押出し機
で溶融混練(シリンダー設定温度220℃)したのち射
出成形(シリンダー設定温度200℃)し試験片を作成
した。 【0020】この試験片を用いて、それぞれアイゾット
衝撃強度、曲げ弾性率、加熱変形温度、燃焼性を測定し
た。但し、燃焼性の評価は前述のUL94の規格による
判定と燃焼試験時の滴下の有無、さらにその滴下による
消炎の有無を表に示した。また、上記の方法で造粒した
樹脂を射出成形機によりシリンダー温度260℃で一定
時間滞留し熱安定性能を評価した。 【0021】 【表1】【0022】 【比較例9〜11】ポリブタジエン変性ポリスチレンを
100重量部に対して、デカブロモビフェニルエーテル
(第一工業製薬製;ピロガードSR−250)、テトラ
ブロモビスフェノールA(帝人化成株式会社製;FG2
000)、ヘキサブロモシクロドデカン(第一工業製薬
社製;ピロガードSR−103)をそれぞれ表に示した
割合で所定量混合し、2軸押出し機で溶融混練(シリン
ダー設定温度220℃)したのち、射出成形し、試験片
を作成した。この試験片を用いて、それぞれアイゾット
衝撃強度、曲げ弾性率、加熱変形温度、燃焼性を測定し
た。但し、燃焼性の評価は前述のUL94の規格による
判定と燃焼試験時の滴下の有無、さらにその滴下による
消炎の有無を表に示した。また、上記の方法で造粒した
樹脂を射出成形機によりシリンダー温度260℃で一定
時間滞留し熱安定性能を評価した。 【0023】 【表2】 【0024】 【発明の効果】叙上の如く、本発明の樹脂組成物はスチ
レン系樹脂に特定の2種の難燃剤を組み合わせて特定の
割合で配合したものであるため、滴下性を有することに
より自己消炎性に優れると共に、耐熱性、耐衝撃性、熱
安定性のバランスに優れたものである。従って、本発明
の樹脂組成物は、特に自己消炎性を要求される分野、具
体的には事務機機、情報機器のハウジングおよび部品
等、更に詳しくはTVのバックカバー、VTR機器ハウ
ジングおよびシャーシ、プリンターハウジング、FAX
ハウジング、トナーカートリッジ、トナー容器、分電盤
等に有効な利用が期待される。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)ゴム変性ポリスチレン系樹脂10
0重量部に対して、(B)テトラブロモビスフェノール
Aとポリハロゲン化脂肪族のエーテル誘導体を4〜8重
量部と(C)ポリハロゲン化ジフェニルアルカンを上記
(B)添加部数の20〜50%に相当する部数であり、
かつ(B)と(C)の添加部数の和が10重量部以下に
なるよう添加され、さらに(D)三酸化アンチモンを上
記(B)添加部数の20〜50%に相当する部数からな
り、上記(A)〜(D)の合計量に対して(E)有機ポ
リシロキサンをその珪素量0.0005〜0.05重量
%になるように添加することを特徴とする滴下性を有す
る自己消炎性ポリスチレン系難燃樹脂組成物
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JP01694495A JP3497590B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 滴下性を有する自己消炎性ポリスチレン系難燃樹脂組成物 |
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JP01694495A JP3497590B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 滴下性を有する自己消炎性ポリスチレン系難燃樹脂組成物 |
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