JP3496036B2 - 遮蔽板の接続方法 - Google Patents

遮蔽板の接続方法

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JP3496036B2 JP05343395A JP5343395A JP3496036B2 JP 3496036 B2 JP3496036 B2 JP 3496036B2 JP 05343395 A JP05343395 A JP 05343395A JP 5343395 A JP5343395 A JP 5343395A JP 3496036 B2 JP3496036 B2 JP 3496036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遮蔽板接続方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】建物の室空間の周囲の壁等に電磁波を遮
蔽できるシート状体を取付け、その室空間からの電磁波
の漏洩を遮断したり、その室空間への電磁波の侵入を遮
断したりする場合がある。この場合のシート状体の接続
方法には、例えば、次の(1)及び(2)のようなもの
がある。 (1)図10〜図12に示すように、遮蔽壁となる金属
製の遮蔽板1の一方の端に倒コ字形の縁部1aを形成
し、遮蔽壁となる遮蔽板2の他方の端にΓ字形の縁部2
aを形成し、遮蔽板1の倒コ字形の縁部1a内に遮蔽板
2のΓ字形の縁部2aを嵌め、Γ字形の水平部分2a
と倒コ字形の水平部分1aとの間に導電性接着剤層3
又は導電性金属板を介在させ、倒コ字形の垂直部分1a
をΓ字形の水平部分2aの下側にくるように曲げてか
ら、倒コ字形の水平部分1a及び垂直部分1a及び
Γ字形の水平部分2aとΓ字形の垂直部分2a及び
倒コ字形の垂直部分1aとが平行になるように曲げて
はぜ巻きし、隣接する遮蔽板1、2を相互に接続する遮
蔽壁の接続方法(例えば、特開昭55−36905号公
報及び実開昭56−37615号公報参照)。 (2)図13〜図15に示すように、金属箔5を下地シ
ート4に重層し、その外周縁を除いて接着剤6にて下地
シート4に接着して遮蔽壁となるシールドシートAを形
成し、このシールドシートAを室内面に敷きつめ、隣接
するシールドシートAにおける金属箔5の外周縁の遊離
片5aを下地シート4との間にはさみ代5aを残して
折り曲げてはぜ折り部5aを形成し、隣接するシール
ドシートAのさみ代5aの下側に下部金属箔片7を
挿入し、次いで下部金属箔片7上に広幅の上部金属箔片
8を重合し、上部金属箔片8の中央寄りの部分8aと折
り曲げた側縁の部分8bとで隣接するシールドシートA
の金属箔5のはぜ折り部5aを抱着し、上部金属箔片
8の部分8a、8b及び金属箔5のはぜ折り部5a
シールドシートAの下地シート4にホチキス9にて連綴
する遮蔽壁の接続方法(例えば、特開平1−20289
9号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の方法は、
施工現場において、倒コ字形の垂直部分1aをΓ字形
の水平部分2aの下側にくるように曲げ、かつΓ字形の
水平部分2a及び倒コ字形の水平部分1a等とΓ字
形の垂直部分2a及び倒コ字形の垂直部分1aとが
平行になるように曲げてはぜ巻きにする必要があり、こ
れら遮蔽板1、2の曲げ作業は高度の熟練と多くの人手
が必要であり、施工性が悪い欠点がある。上記(2)の
方法は、施工現場において、金属箔4の外周縁の遊離片
4aを下地シート3との間にはさみ代4aを残して折
り曲げてはぜ折り部4aを形成し、上部金属箔片
中央寄りの部分aと折り曲げた側縁の部分bとで隣
接するシールドシートAの金属箔のはぜ折り部
を抱着する必要があり、これらの作業は高度の熟練と多
くの人手を必要とし、施工性がよくない欠点があり、ま
た、上記(2)の方法は、遮蔽材として金属箔4を使う
場合には適用できるが、遮蔽材として金属板を使う場合
には適用できないものである。この発明の解決しようと
する課題は、上記のような従来技術の欠点を有しない遮
蔽板接続方法を提供すること、換言すると、遮蔽板及
び接続金物の寸法誤差の調整が容易で、熟練した技術者
によらなくても所望の性能の接続が確実にかつ簡単に得
られる遮蔽板接続方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ
辺部、上辺部及び中辺部のある接続金物を製作し、薄い
金属板を曲げて形成した下地金物を遮蔽すべき空間の周
囲の壁等の支持体に取付け、接続金物の下辺部を下地金
物に当て、接続金物の下辺部と中辺部との間に一方の遮
蔽板の縁部を差し込み、接続金物の上辺部と中辺部との
間に他方の遮蔽板の縁部を差し込み、ドリリングタッピ
ングネジを、接続金物の上辺部側から接続金物、遮蔽板
及び下地金物にねじ込んで、それらを互いに接合するこ
とを特徴とする遮蔽板の接続方法にある。この発明の好
ましい実施形態においては、薄い金属板を横断面Z字状
型に曲げ、下辺部、上辺部及び中辺部のある接続金物が
製作されて、中辺部の一方の端が曲部を介して下辺部の
端に接続され、中辺部の他方の端が曲部を介して上辺部
の端に接続され、下辺部、上辺部及び中辺部が互いに略
平行に配され、下辺部の自由端側にこれと接続して曲面
部が形成され、上辺部の自由端側にこれと接続して曲面
部が形成され、下辺部の曲面部の上側面が中辺部の下面
と接触又は対面し、上辺部の曲面部の下側面が中辺部の
上面と接触又は対面するようにされた接続金物を、遮蔽
板の接続金物として使う。下辺部の自由端側に接続され
た曲面部は、その端部が下辺部の上側にくるように曲げ
て形成してもよいし、その端部が下辺部の下側にくるよ
うに曲げて形成してもよいが、下辺部の上側にくるよう
に曲げて形成した方が体裁等がよい。また、上辺部の自
由端側に接続された曲面部は、その端部が上辺部の下側
にくるように曲げて形成してもよいし、その端部が下辺
部の上側にくるように曲げて形成してもよいが、下辺部
の下側にくるように曲げて形成した方が体裁等がよい。
また、好適な実施形態においては、下辺部の自由端側に
これと接続して形成した曲面部に、これと連続して内方
の下方に傾斜した斜辺部を形成し、上辺部の自由端側に
これと接続して形成した曲面部に、これと連続して内方
の上方に傾斜した斜辺部を形成し、下辺部の曲面部の上
側面を中辺部の下面と接触又は対面させ、上辺部の曲面
部の下側面を中辺部の上面と接触又は対面させ、各斜辺
に連なる折曲部が下辺部の上面又は上辺部の下面に接
触するようにされた接続金物を、遮蔽板の接続金物とし
て使う
【0005】遮蔽板の接続金物として、中辺部の端の下
辺部に接続された曲部が上辺部の曲面部よりも外側に突
出し、中辺部の端の上辺部に接続された曲部が下辺部の
曲面部よりも外側に突出し、中辺部の両端の曲部と下辺
部又は上辺部の曲面部とが重ならないようになっている
ものを使うと、遮蔽板の縁部の接続金物への差込作業が
容易になり、接続金物、遮蔽板及び下地金物を相互に接
合したときの接続金物の厚さを小さくするができる。接
続金物及び下地金物は、例えば、ドリリングタッピング
ネジがねじ込める程度の厚さの鋼板(例えば、亜鉛メッ
キ鋼板)を用いて製作したものを使う。
【0006】
【実施例】実施例1は、図1〜図7に示され、電磁波の
漏洩を遮蔽すべき室空間10の鉄筋コンクリート壁11
にコンクリートビスCbsにて下地金物14を取付け、遮
蔽板12を接続金物13及びドリリングタッピングネジ
Dtsを使って下地金物12に固着する例である。接続金
物13は、図1及び図2に示すように、長くて薄い(例
えば、厚さ1.6mm)亜鉛鍍金鋼板を横断面Z字状型
(すなわち、下辺部と、上辺部と、一方の端が下辺部に
接続し他方の端が上辺部に接続する中辺部とからなる
型)になるように曲げて形成されている。接続金物13
は、上辺部13a、下辺部13e及び中辺部13cを備
え、上辺部13aと中辺部13cとが円弧状の曲部13
bで接続され、中辺部13cと下辺部13eとが円弧状
の曲部13dで接続され、上辺部13a、下辺部13e
及び中辺部13cは互いに間隔をおいて略平行に位置し
ている。そして、Z字状型の下辺部13eの自由端側に
これと接続して円弧状の曲面部13fが形成され、この
曲面部13fにこれと連続して内方の下方に傾斜した斜
辺部13gが形成され、この斜辺部13gの下端にこれ
と連続して折曲部13hが形成され、この折曲部13h
にこれと連続して内方の上方に傾斜した端部13iが形
成され、折曲部13hの下側が下辺分13cの上面に接
触するようになっている。また、Z字状型の上辺部13
aの自由端側にこれと接続して円弧状の曲面部13jが
形成され、この曲面部13jに連続して内方の上方に傾
斜した斜辺部13kが形成され、この斜辺部13kの上
側にこれと連続して折曲部13lが形成され、この折曲
部13lに連続して内方の下方に傾斜した端部13mが
形成され、折曲部13lの上面が上辺部分13aの下面
に接触するようになっている。下辺部13eと中辺部1
3cとの間の曲部13dが上辺部13aの自由端側の曲
面部13jより突出するようにし、かつ上辺部13aと
中辺部13cとの間の曲部13bが下辺部13eの自由
端側の曲面部13fより突出するようにして、曲部13
b、13dと曲面部13f、13jとが平面視で重なら
ないようにし、また、下辺部13eの自由端側の曲面部
13fの上側面が中辺部13cの下面と接触又は対面
し、上辺部13aの自由端側の曲面部13jの下側面が
中辺部13cの上面と接触又は対面するようにする。
【0007】下地金物14は、図3に示すように、長方
形の薄い(例えば、厚さ1.6mm)亜鉛鍍金鋼板を中央
に凸条部14aのある形状に曲げて形成され、中央の凸
条部は長手方向に延びる平面部14a1と該平面部14
1の両縁と連続する垂直壁14a2とからなり、この凸
条部14aの垂直壁14a2の下端にこれと連続して側
縁部14bが形成され、この側縁部14bは凸条部の平
面部14a1と平行に位置するようにしてある。図4及
び図7に示すように、下地金物14を鉄筋コンクリート
壁11の所定位置に格子状に固着する。すなわち、下地
金物14の側縁部14bを鉄筋コンクリート壁11の表
面に当て、その側縁部14b及びこれに対応するコンク
リート部分にコンクリートビス(打ち込みにより薄い金
属板を貫通しかつその一部をコンクリート部分に埋め込
んで、金属板をコンクリート部分に固着できる小ねじ状
のもの)Cbsを打ち込んで、下地金物14を壁11に固
着する。遮蔽板12は、薄い(例えば、0.5mm)亜鉛
鍍金鋼板を格子状に配した下地金物14間の間隔に対応
する縦横寸法の矩形に切断して形成されている。
【0008】図4〜図7に示すように、下地金物141
の凸条部14aの平面部14a1に接続金物131の下辺
部13eを当て、接続金物131の下辺部13eと中辺
部13cとの間に遮蔽板121の右側の縁部121aを差
し込み、かつ接続金物131の中辺部13cと上辺部1
3aとの間に遮蔽板122の左側の縁部122aを差し込
み、ドリリングタッピングネジDts1を接続金物131
上側から接続金物131、遮蔽板121、122及び下地
金物141の平面部14a1にねじ込んで、接続金物13
1、遮蔽板121、122及び下地金物141を相互に接合
する。下地金物142の平面部14a1の上に接続金物1
2の下辺部13eを当て、接続金物132の上辺部13
aと中辺部13cとの間に遮蔽板122の上側の縁部を
差し込み、かつ接続金物132の下辺部13eと中辺部
13cとの間に遮蔽板123の下側の縁部を差し込み、
ドリリングタッピングネジDts2を接続金物132の上側
から接続金物132、遮蔽板122、123及び下地金物
142の平面部14a1にねじ込み、接続金物132、遮
蔽板122、123及び下地金物142を相互に接合す
る。下地金物143の平面部14a1の上に接続金物13
3の下辺部13eを当て、接続金物133の下辺部13e
と中辺部13cとの間に遮蔽板121の上側の縁部を差
し込み、かつ接続金物132の上辺部13aと中辺部1
3cとの間に遮蔽板124の下側の縁部を差し込み、ド
リリングタッピングネジDts3を接続金物133の上側か
ら接続金物133、遮蔽板121、124及び下地金物1
3の平面部14a1にねじ込んで、接続金物133、遮
蔽板121、124及び下地金物143を相互に接合す
る。上記作業と平行して、接続金物131の上辺部13
aと中辺部13cとの間に遮蔽板123の左側の縁部を
差し込み、かつ接続金物131の下辺部13eと中辺部
13cとの間に遮蔽板124の右側の縁部を差し込む。
同様の作業を繰り返すことにより、鉄筋コンクリート壁
11の所定位置に格子状に取付けた下地金物14に、多
数の接続金物13及びドリリングタッピングネジDtsを
使って、多数の遮蔽板12を取付ける。
【0009】実施例1の接続金物13は、その下辺部1
3eの自由端側にこれと接続して曲面部13fが形成さ
れ、この曲面部13fにこれと連続して内方の下方に傾
斜した斜辺部13gが形成され、その上辺部13aの自
由端側にこれと接続して曲面部13jが形成され、この
曲面部13jにこれと連続して内方の下方に傾斜した斜
辺部13kが形成されていて、上記曲面部13f及び曲
面部13jがばねになる。そのため、中辺部13cと下
辺部13e又は上辺部13aとの間に遮蔽板12の縁部
を差し込み、ドリリングタッピングネジDtsを接続金物
13、遮蔽板12及び下地金物14の平面部14aにね
じ込み、接続金物13、遮蔽板12及び下地金物14を
相互に接合すると、下辺部13e及び上辺部13aの曲
面部13f、13jのばね作用により、遮蔽板12の表
面及び裏面が曲面部13f、13jの上又は下の面及び
中辺部13cの下又は上の面と確実に接触し、所望のシ
ールド性能の接続を容易に得ることができる。実施例1
のものは、中辺部13cと下辺部13e又は上辺部13
aとの間に遮蔽板12の縁部を差し込んで接合するか
ら、接続金物13の幅を、遮蔽板12の縦横の寸法の誤
差を見込んで、設定(例えば、100mm)することによ
り、遮蔽板12の製作寸法と割付寸法との誤差を容易に
調整することができる。
【0010】実施例1のものは、接続金物131の幅
を、遮蔽板12の縦横の寸法の誤差を見込んで設定する
ことにより、下辺部13e又は上辺部13aと中辺部1
3cとの間への遮蔽板12の縁部の差込量が略一定にな
るから、接続金物13が定規代わりになり、シールド性
能の確保に必要な遮蔽板12のラップ長さを、確実に、
簡単に確保することができる。実施例1のものは、下辺
部13e及び上辺部13aと中辺部13cとの間に遮蔽
板12の縁部を差し込み、ドリリングタッピングネジD
tsを接続金物13、遮蔽板12及び下地金物14にねじ
込んで、接続金物13、遮蔽板12及び下地金物14を
相互に接合するから、遮蔽板12が地震時の建物躯体の
変形に容易に追随することができ、遮蔽板12の接続部
に隙間が生じるようなことがない。実施例1のものにお
いては、下辺部13eと中辺部13cとの間の曲部13
dが下辺部13eの自由端側の曲面部13jよりも外側
に突出し、上辺部13aと中辺部13cとの間の曲部1
3bが下辺部13eの自由端側の曲面部13fよりも外
側に突出しているから、遮蔽板12の縁部を接続金物1
3の上辺部13a又は下辺部13eと中辺部13cとの
間に容易に差し込むことができ、かつドリリングタッピ
ングネジDtsをねじ込んで、接続金物13、遮蔽板12
及び下地金物14を相互に接合したとき、上辺部13
a、中辺部13c等が変形し易いから、接続金物13の
厚さを小さくするができる。
【0011】実施例2は、図8及び図9に示され、電磁
波の漏洩を遮蔽すべき室空間の壁に下地金物を固着し、
薄い亜鉛鍍金鋼板からなる遮蔽板を接続金物23とドリ
リングタッピングネジとを使って下地金物に固定する例
である。接続金物23は、長方形の薄い(例えば、厚さ
1.6mm)亜鉛鍍金鋼板を横断面Z字状型になるように
曲げて形成される。接続金物23は、上辺部23a、下
辺部23e及び中辺部23cとを備え、上辺部23aと
中辺部23cとが円弧状の曲部23bで接続され、中辺
部23cと下辺部23eとが円弧状の曲部23dで接続
され、上辺部23a、下辺部23e及び中辺部23cは
互いに間隔をおいて略平行に位置している。そして、下
辺部23eの自由端側にこれと接続して円弧状の曲面部
23fが形成され、この曲面部23fにこれと連続して
内方の下方に傾斜した斜辺部23gが形成され、この斜
辺部23gの下端にこれと連続して折曲部23hが形成
され、この折曲部23hにこれと連続して内方の上方に
傾斜した端部23iが形成され、折曲部23hの下面が
下辺部23eの上面に接触するようになっている。ま
た、上辺部23aの自由端側にこれと接続して円弧状の
曲面部23jが形成され、この曲面部23jにこれと連
続して内方の上方に傾斜した斜辺部23kが形成され、
この斜辺部23kの上側にこれと連続して折曲部23l
が形成され、この折曲部23lに連続して内方の下方に
傾斜した端部23mが形成され、折曲部23lの上面が
上辺部23aの下面に接触するようになっている。さら
に、下辺部23eの自由端側の曲面部23fの上側面が
中辺部23cの下面と接触又は対面し、上辺部23aの
自由端側の曲面部23jの下側面が中辺部23cの上面
と接触又は対面している。
【0012】実施例2の接続金物23は、下辺部23e
の自由端側の曲面部23fの外側面が上辺部23aと中
辺部23cとの間の曲面部23bの外側面と一致し、上
辺部23aの自由端側の曲面部23jの外側面が下辺部
23eと中辺部23cとの間の曲面部23dの外側面と
一致しているため、遮蔽板12の縁部を接続金物23の
上辺部23a又は下辺部23eと中辺部23cとの間に
差し込みにくい短所があり、ドリリングタッピングネジ
Dtsをねじ込んで、接続金物23、遮蔽板12及び下地
金物14を相互に接合したとき、中辺部の両端の曲部と
下辺部又は上辺部の曲面部とが重なり、上辺部13a、
中辺部13c等が大幅に変形できないから、接続金物2
3の厚さが実施例1のものに比べて大きくなる。実施例
2の接続金物23の使い方は、実施例1のものと同じで
ある。実施例1の端部13i、13m及び実施例2の端
部23i、23mは、接続金物23の製作時に亜鉛鍍金
鋼板の端を掴む場合に必要な掴み代である。
【0013】
【発明の作用効果】この発明は、特許請求の範囲の欄に
記載した構成を備えることにより、次の(イ)ないし
)の作用効果を奏する。 (イ)請求項1記載の遮蔽板の接続方法は、薄い金属板
を横断面Z字状型に曲げ、下辺部、上辺部及び中辺部の
ある接続金物を製作し、薄い金属板を曲げて形成した下
地金物を遮蔽すべき空間の周囲の壁等の支持体に取付
け、接続金物の下辺部を下地金物に当て、接続金物の下
辺部と中辺部との間に一方の遮蔽板の縁部を差し込み、
接続金物の上辺部と中辺部との間に他方の遮蔽板の縁部
を差し込み、ドリリングタッピングネジを、接続金物の
上辺部側から接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじ込ん
で、それらを互いに接合するから、接続金物の下辺部と
中辺部との間及び上辺部と中辺部との間に遮蔽板の縁部
を差し込んで、ドリリングタッピングネジを接続金物、
遮蔽板及び下地金物にねじ込むだけで、接続金物、遮蔽
板及び下地金物を相互に接合することができ、遮蔽板の
接続と固着を熟練者でなくても容易に行うことができ
る。また、接続金物、遮蔽板及び下地金物の相互がドリ
リングタッピングネジで接合されているだけであるか
ら、地震時の建物躯体の変形にも容易に追随することが
でき、地震後に遮蔽板の接続部に隙間が生じることがな
い。
【0014】(ロ)請求項2記載の遮蔽板の接続方法
は、薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ、下辺部、上辺
部及び中辺部のある接続金物が製作されて、中辺部の一
方の端が曲部を介して下辺部の端に接続され、中辺部の
他方の端が曲部を介して上辺部の端に接続され、下辺
部、上辺部及び中辺部が互いに略平行に配され、下辺部
の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、上辺部
の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、下辺部
の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は対面し、上
辺部の自由端側の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触
又は対面するようにされた接続金物を、遮蔽板の接続金
物として使うから、ネジを接続金物、遮蔽板及び下地金
物にねじこむと、上辺部及び下辺部の曲面部がばねの作
用をし、遮蔽板の表面及び裏面が曲面部の上面又は下面
及び中辺部の下面又は上面と確実に接触し、所望の遮蔽
性能を有する遮蔽板の接続を容易に行うことができる。
【0015】(ハ)請求項3記載の遮蔽板の接続方法
は、薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ、下辺部、上辺
部及び中辺部のある接続金物が製作されて、中辺部の一
方の端が曲部を介して下辺部の端に接続され、中辺部の
他方の端が曲部を介して上辺部の端に接続され、下辺
部、上辺部及び中辺部が互いに略平行に配され、下辺部
の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、上辺部
の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、下辺部
の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は対面し、上
辺部の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触又は対面す
るようにされ、中辺部の端の下辺部に接続された曲部が
上辺部の曲面部よりも外側に突出し、中辺部の端の上辺
部に接続された曲部が下辺部の曲面部よりも外側に突出
し、中辺部の両端の曲部と下辺部又は上辺部の曲面部と
が重ならないようにされた接続金物を、遮蔽板の接続金
物として使うから、遮蔽板の縁部の接続金物への差込作
業が容易になり、また、ネジを接続金物、遮蔽板及び下
地金物に捩じ込んで、接続金物、遮蔽板及び下地金物を
相互に接合したとき、上辺部、中辺部等が大きく変形で
きるから、接続金物の厚さを小さくするができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の接続金物の断面図
【図2】図1に示す接続金物の要部を拡大した断面図
【図3】実施例1の下地金物の要部の斜視図
【図4】実施例1の下地金物を壁に固着した状態の要部
の立面図
【図5】実施例1の壁に固着した下地金物に接続金物を
使って遮蔽板を取付けた状態の立面図
【図6】実施例1の接続金物を使って接続した遮蔽板の
接続部の斜視図
【図7】図5のものをそのA−A線で断面し矢印方向に
みた側面図
【図8】実施例2の接続金物の断面図
【図9】図8に示す接続金物の要部を拡大した断面図
【図10】従来の遮蔽板の接続方法の工程の一部を示す
斜視図
【図11】図10に示す接続方法の他の工程を示す断面
【図12】図10及び図11に示す接続方法による遮蔽
板の接続部の断面図
【図13】従来の他の遮蔽シートの接続方法の接続部の
横断面図
【図14】図13に示す接続方法の工程の一部を示す横
断面図
【図15】図13に示す接続方法の他の工程を示す横断
面図
【符号の説明】
10 室空間 11 鉄筋コンクリート壁 12、121〜124 遮蔽板 13、131〜133、23 接続金物 13a、23a、 上辺部 13b、13d、23b、23d 曲部 13c、23c 中辺部 13e、23e 下辺部 13f、13j、23f、23j 曲面部 13g、13k、、23g、23k 斜辺部 13h、13l、23h、23l 折曲部 13i、13m、23i、23m 端部 14、141〜144 下地金物 14a 凸条部 14a1 平面部 14a2 垂直壁 14b 側縁部 Cbs コンクリートビス Dts、Dts1〜Dts3 ドリリングタッピングネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五味 昭 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (72)発明者 永井 信男 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (56)参考文献 特開 平1−214658(JP,A) 実開 昭49−146370(JP,U) 実開 平6−30509(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/12 101 E04F 13/12 E04B 1/92 E04F 13/08 F16B 5/06 H05K 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ下辺
    部、上辺部及び中辺部のある接続金物を製作し、薄い金
    属板を曲げて形成した下地金物を遮蔽すべき空間の周囲
    の壁等の支持体に取付け、接続金物の下辺部を下地金物
    に当て、接続金物の下辺部と中辺部との間に一方の遮蔽
    板の縁部を差し込み、接続金物の上辺部と中辺部との間
    に他方の遮蔽板の縁部を差し込み、ドリリングタッピン
    グネジを、接続金物の上辺部側から接続金物、遮蔽板及
    び下地金物にねじ込んで、それらを互いに接合すること
    を特徴とする遮蔽板の接続方法
  2. 【請求項2】薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ下辺
    部、上辺部及び中辺部のある接続金物が製作されて、
    辺部の一方の端が曲部を介して下辺部の端に接続され、
    中辺部の他方の端が曲部を介して上辺部の端に接続さ
    れ、下辺部、上辺部及び中辺部が互いに略平行に配さ
    れ、下辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成さ
    れ、上辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成さ
    れ、下辺部の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は
    対面し、上辺部の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触
    又は対面するようにされた接続金物を、遮蔽板の接続金
    物として使うことを特徴とする請求項1の遮蔽板の接続
    方法
  3. 【請求項3】薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ下辺
    部、上辺部及び中辺部のある接続金物が製作されて、
    辺部の一方の端が曲部を介して下辺部の端に接続され、
    中辺部の他方の端が曲部を介して上辺部の端に接続さ
    れ、下辺部、上辺部及び中辺部が互いに略平行に配さ
    れ、下辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成
    れ、上辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成さ
    れ、下辺部の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は
    対面し、上辺部の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触
    又は対面するようにされ、中辺部の端の下辺部に接続さ
    れた曲部が上辺部の曲面部よりも外側に突出し、中辺部
    の端の上辺部に接続された曲部が下辺部の曲面部よりも
    外側に突出し、中辺部の両端の曲部と下辺部又は上辺部
    の曲面部とが重ならないようにされた接続金物を、遮蔽
    板の接続金物として使うことを特徴とする請求項1の
    蔽板の接続方法。
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