JP3495343B2 - 薬品包装用構成体 - Google Patents

薬品包装用構成体

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JP3495343B2 JP2001135825A JP2001135825A JP3495343B2 JP 3495343 B2 JP3495343 B2 JP 3495343B2 JP 2001135825 A JP2001135825 A JP 2001135825A JP 2001135825 A JP2001135825 A JP 2001135825A JP 3495343 B2 JP3495343 B2 JP 3495343B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、薬品、特に錠剤や
粉体状の医薬品の包装材として好適な薬品包装用構成体
に関する。さらに詳しくは、ポリエステルフィルムから
なる基材の片面にアルミニウム箔とシーラント層とを順
次ラミネートしてなる、縦横方向の手切れ性に優れた薬
品包装用構成体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、医薬品の包装材は、一般に手切れ
性が必要とされ、セロハンや、セロハンに塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体をコーティングした、所謂防湿セロ
ハンや、セロハンに塩化ビニリデンをコーティングした
フィルム(Kコートセロハン)が用いられている。特
に、防湿性、遮光性、酸素ガスバリア性を必要とする医
薬品用の包装材には、例えば、セロハン類/印刷物/接
着剤/アルミニウム/接着剤/ポリエチレンというラミ
ネート構成体が用いられている。この場合、セロハン類
に要求される機能は、印刷特性と、縦横方向の手切れ性
(引き裂き性)である。このように、優れた縦横方向の
手切れ性を有するフィルムは、セロハン、防湿セロハ
ン、或いはKコートセロハンのセロハン類しかなかっ
た。 【0003】しかし、セロハン、防湿セロハン、或いは
Kコートセロハンは、優れた手切れ性を有するものの、
印刷特性が悪いことに加えて、基材のセロハンは、高価
であり、将来的に供給面での不安もある。さらに、最近
では、環境面(燃焼時ダイオキシンの発生の可能性)か
ら、脱塩素及び脱セロハンの気運が高まってきており、
これらの代替材料が検討されている。しかしながら、セ
ロハン類に代替でき得る材料は、少なく、現在において
も薬品包装の多くは、セロハンを使用した構成体を用い
ているのが現状である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、非塩素系、且つ非セロハン系のポリエステルフィル
ムを基材とし、セロハンを用いた構成体と同様に、縦横
方向の手切れ性に優れた医薬品包装用として好適な構成
体を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために、包装資材として広く用いられている非
塩素系のポリエステルフィルムを基材とし、ポリエステ
ルフィルムの厚みと各種ラミネート構成体の手切れ性と
の関係を鋭意検討した結果、ポリエステルフィルムが特
定の厚みを有する場合に、さらに、これに特定の応力率
及び引き裂き強度を有するアルミニウム箔をラミネート
し、基材フィルムとアルミニウム箔のラミネート強度が
高い場合に、優れた縦横方向の手切れ性が発現すること
を見出し、本発明を完成するに至ったものである。 【0006】すなわち、本発明の第1の発明によれば、
ポリエステルフィルムからなる基材上に、アルミニウム
箔とシーラント層とが順次ラミネートされた、引き裂き
強度が100g以上500g以下の錠剤状又は粉体状
品包装用構成体であって、(1)基材は、厚みが3μm以上6μm以下であり、 (2)アルミニウム箔は、厚みが12μm以上20μm
以下、0.5%延伸時の応力率が1000g/mm
上10000g/mm 以下、引き裂き強度が10g以
上200g以下で、かつ基材とのラミネート強度が50
g/15mm幅以上であり、さらに (3)シーラント層は、ヒートシール強度が150g/
15mm幅以上 であることを特徴とする錠剤状又は粉体
薬品包装用構成体が提供される。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の薬品包装用構成体
について、詳細に説明する。 【0011】1.基材 本発明においては、基材であるポリエステルフィルム
は、主としてポリエステル系樹脂からなる。該ポリエス
テル系樹脂の主成分であるポリエステルとしては、特に
限定はなく、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリ1,4−シクロヘキシルジメチ
レンテレフタレート等のポリアルキレンテレフタレート
樹脂、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリブチ
レン−2,6−ナフタレート等のポリアルキレンナフタ
レート樹脂などが挙げられる。これらはホモポリマーに
限らず、ポリエステルの構成成分であるジカルボン酸及
び/又は、ジオールの一部を他のジカルボン酸及び/又
は他のジオールと置換えたものであってもよい。さら
に、本発明の作用を阻害しない範囲で、上記ポリエステ
ルの他に他の成分を含有していてもよい。 【0012】他の成分としては、例えば、表面のすべり
性を付与するために、シリカビーズや、シリコンビー
ズ、ポリメタクリレートなどの架橋ビーズなどを添加し
てもよい。さらに、帯電防止剤を添加してもよい。ま
た、帯電防止剤による帯電防止性付与については、樹脂
に練り込んでもよいし、コーティングにより付与しても
よい。 【0013】本発明においては、基材として用いられる
ポリエステルフィルムの厚みが重要であり、その範囲
は、2μm以上7μm以下であり、好ましくは3μm以
上6μm以下である。厚みが2μm未満のポリエステル
フィルムを使用すると、強度が低下し、後工程である印
刷工程、ラミネート工程でのフィルム切れが生じたり、
巻き取りなどが困難になったりする。一方、厚みが7μ
mを超えると、すなわち、一般的に包装用資材として用
いられている9μmや、12μm、16μmのポリエス
テルフィルムでは、厚みに対応して、縦横方向の手切れ
性が悪くなる。 【0014】2.アルミニウム箔 本発明の薬品包装用構成体においては、基材として用い
られるポリエステルフィルムの片面に、特定の応力率と
引き裂き強度を有するアルミニウム箔がラミネートされ
て、多層構造となっていることが重要である。 【0015】本発明に用いるアルミニウム箔は、0.5
%延伸時の応力率が1000g/mm2以上10000
g/mm2以下であることが必要である。0.5%延伸
時の応力率が1000g/mm2未満であると、任意の
位置で引き裂く際に伸びて、薬品包装用構成体の手切れ
性が悪化し、10000g/mm2を超えると、薬品包
装用構成体の硬度が必要以上に高くなる。 【0016】また、アルミニウム箔は、引き裂き強度が
10g以上200g以下であることが必要である。引き
裂き強度が10g未満であると、薬品包装用構成体とし
ての強度が不足し、200gを超えると、必要以上の引
き裂き強度が必要となり、手切れ性が悪化する。 【0017】さらに、アルミニウム箔は、基材の片面に
ラミネートされるが、基材とのラミネート強度は、50
g/15mm幅以上であることが必要である。ラミネー
ト強度が50g/15mm幅未満であると、任意の位置
で引き裂く際にポリエステルフィルムとアルミニウム箔
が剥離し、基材のポリエステルフィルムが伸びて、手切
れ性が悪化する。 【0018】本発明に用いられるアルミニウム箔は、医
薬品の包装に用いることができるアルミニウム箔であれ
ば、その種類には、特に制限されない。アルミニウム箔
の厚みは、7μm以上40μm以下であり、好ましくは
12μm以上20μm以下である。アルミニウム箔の厚
みが7μm未満であると、包装過程で構成体の腰感が弱
くなるために、包装適性が悪化したり、流通過程でアル
ミニウム箔のクラックが生じたりして好ましくない。一
方、アルミニウム箔の厚みが40μmを超え、厚くなる
と、逆に、構成体の腰感が強くなるために、包装適性
上、好ましくない。また、コスト的にも不利になる。 【0019】3.シーラント層 本発明の薬品包装用構成体は、ヒートシール性を付与す
るために、アルミニウム箔側にポリエチレンなどのシー
ラント層を有する構造である。これらのシーラント材料
としては、通常、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レンアクリル酸共重合体、エチレンメタクリル酸共重合
体、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステルなど
のホットメルト材料、ワックスを含浸させた薄い紙、ま
た、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、熱
可塑性共重合ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などが挙
げられるが、医薬品の用途の場合は、主に、ポリエチレ
ンが用いられるが、医薬品に直接、接触が許されるもの
であれば特に限定されない。 【0020】本発明の構成体のシーラント層は、ヒート
シール強度が80g/15mm幅以上、好ましくは15
0g/15mm幅以上であるのがよい。ヒートシール強
度が80g/15mm幅未満であると、本発明の包装用
構成体の包装適性が低下する。 【0021】4.薬品包装用構成体 本発明の薬品包装用構成体は、ポリエステルフィルムか
らなる基材の片面に、アルミニウム箔とシーラント層を
ラミネートしてなる、多層構造を有することを特徴とす
るものである。本発明の好ましい実施態様として、薬品
包装用構成体は、通常、基材としてのポリエステルフィ
ルムに印刷を施した後、アルミニウム箔を積層し、さら
に、そのアルミニウム箔側にシーラント層を積層する多
層構造である薬品包装用構成体とするものである。ま
た、さらに、本発明の目的を損なわない範囲で適宜、基
材としてのポリエステルフィルムに、上記のアルミニウ
ム箔やシーラント層以外の層を積層してもよい。ポリエ
ステルフィルム基材は、印刷、ラミネート加工が入るた
めに、その面は、コロナ処理面が好ましい。 【0022】また、アルミニウム箔やシーラント層を積
層する方法は、特に限定されず、通常の包装用構成体を
作成する際のラミネート方法を用いることができる。例
えば、ポリエステルフィルム層にアルミニウム箔を積層
する方法には、通常のドライラミネーションやポリエチ
レン等の樹脂を押し出しながらラミネートを行う押し出
しラミネーションなどが挙げられる。押し出しラミネー
ションを行う場合には、必要によってはプライマーコー
トが行われる。また、アルミニウム箔層にシーラント層
を積層する方法には、ポリエチレンなどのヒートシール
が可能なフィルムとのドライラミネーションや、アルミ
ニウム箔側にポリエチレン等の樹脂を押し出す押し出し
ラミネーションや、タンデムラミネーション及びドライ
ラミネーションが利用できる。 【0023】本発明の薬品包装用構成体は、特に、縦横
方向の手切れ性に優れたものであり、手切れ性を示す引
き裂き強度は、100g以上700g以下であり、より
好ましくは100g以上500g以下である。手切れ性
を示す引き裂き強度が700gを超えて大きいと、袋に
した場合に開封が容易にできず、一方、100g未満で
あると、破袋の恐れがある。 【0024】 【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を更に詳しく
説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例及び比較例において、アルミ
ニウム箔の応力率及び手切れ性(引き裂き強度)、ま
た、アルミニウム箔と基材フィルムとのヒートシール性
(ラミネート強度)、及び薬品包装用構成体の手切れ性
及びヒートシール性(ヒートシール強度)を下記の試験
方法により評価した。 【0025】(1)応力率試験方法 アルミニウム箔の0.5%延伸時の応力率(応力値を試
料の断面積で割った値)は、JIS K 7127に準
じて測定した。試験片が0.5%伸長したときの応力値
を試験片の断面積で除した値を応力率とした。試験片の
厚みの測定は、マイクロメーターにて10回測定し、最
小値、最大値を除いた8点の平均値を厚みとした。応力
率は、1000g/mm2以上の場合は良好であると判
断される。 【0026】(2)ヒートシール性(ヒートシール強
度)試験方法 薬品包装用構成体を裁断して、長方形の構成体小片の2
枚を作製し、該小片のそれぞれシーラント層面を互いに
密着させて、2kg/cm2、150℃の条件で1秒間
ヒートシールした後、15mm幅にカットして試験片を
得た。該試験片の2枚の構成体端部を引張試験機(株式
会社オリエンテック製、商品名テンシロン)により、そ
れぞれ反対方向にクロスヘッドスピード300mm/分
の速さで引張り、最高剥離強度をヒートシール強度とし
た。また、ヒートシール性は、引張試験を3回行い、得
られた測定値の平均値で表し、評価した。ヒートシール
性は、ヒートシール強度が150g/15mm幅以上の
場合は良好であると判断される。 【0027】(3)手切れ性(引き裂き強度)試験方法 薬品包装用構成体を裁断して、長方形の構成体小片を作
製し、構成体小片の一端を挟んで、その両面から粘着テ
ープを貼付して引き裂き試験用の試験構成体を作製し
た。図1に試験構成体の構成を示す。図1において、1
は構成体小片であり、2は粘着テープ(株式会社スリオ
ンテック製 ポリエステル粘着テープ6200)であ
る。また、構成体小片のサイズは、10cm(図1中
a)×7cm(b)であり、粘着テープのサイズは、1
0cm(d)×5cm(c)であり、粘着テープにより
両面から挟まれた構成体小片のサイズは、5cm(e)
×5cm(c)である。また3は、張り合わせた粘着テ
ープに入れた切れこみ(ノッチ)である。さらに、図1
中矢印は、構成体小片のMD方向(ロール長さ方向を意
味する)を表す。ノッチ3は、構成体小片を挟んでいな
い部分の粘着テープに、構成体小片のMD方向と平行に
入れた切れこみであり、構成体にノッチが入らないよう
にして作製したものである。また、構成体の90°回転
方向の手切れ性(引き裂き強度)を評価するために、上
記と同様に、同構成体の縦横を代えて試験構成体を作製
した。 【0028】該試験構成体を、引張試験機(株式会社オ
リエンテック製、商品名テンシロン)により、ノッチの
両側の粘着テープをそれぞれ反対方向へクロスヘッドス
ピード30mm/分で引っ張り、試験構成体が引き裂か
れる際の最大強度(引き裂き強度)(g)を測定し、手
切れ性を評価した。手切れ性は、引き裂き強度が100
g未満、或いは500gを超える値を不可とした。な
お、手切れ性の測定結果の例を、図2に示すが、縦軸は
構成体の引き裂き強度で、横軸はクロスヘッドの移動距
離であり、構成体が引裂かれる際には、強度とクロスヘ
ッドの移動距離は図2に示すような関係が見られた。図
2の(f)の点が、本発明構成体が引き裂かれ始める強
度であり、本発明でいう引き裂き強度とは、本点(f)
のことをいう。 【0029】(4)ラミネート強度試験方法 薬品包装用構成体を裁断して、長方形の構成体小片を作
製し、該小片の基材とアルミニウム箔をアルコール或い
は酢酸エチル等の有機溶剤により適当な面積まで剥離さ
せた後、15mm幅にカットして試験片を得た。試験片
の基材とアルミニウム箔を引張試験機(株式会社オリエ
ンテック製、商品名テンシロン)により、それぞれ反対
方向にクロスヘッドスピード300mm/分の速さで引
張り、最高剥離強度をラミネート強度とした。測定は3
回行い、得られた測定値の平均値をラミネート強度とし
た。ラミネート強度は、50g/15mm幅以上の場合
は良好であると判断される。 【0030】[実施例1]基材ポリエステルフィルムと
して、三菱化学ポリエステルフィルム(株)製、K20
0タイプ6E(フィルム厚み6μm)を用いて、厚み2
0μmのアルミニウム箔をドライラミネートし、本発明
の薬品包装用構成体の必須構造体を作製した。次いで、
20μmのポリエステルフィルムをアルミニウム箔側に
ドライラミネートし、本発明の薬品包装用構成体を得
た。用いたアルミニウム箔の応力率及び手切れ性を評価
するとともに、得られた薬品包装用構成体の手切れ性、
薬品包装用構成体の必須構造体のラミネート強度、及び
シーラント層のヒートシール強度を測定した。その結果
を、表1に示す。 【0031】[実施例2]基材ポリエステルフィルムと
して、三菱化学ポリエステルフィルム(株)製、K58
0、2.5W(フィルム厚み3μm)を用いた以外は、
実施例1と同様に、薬品包装用構成体の必須構造体を作
製した。得られた薬品包装用構成体の必須構造体につい
て、手切れ性及びラミネート強度を評価した。その結果
を、表1に示す。 【0032】[比較例1]ポリエステルフィルムの厚み
を12μmにする以外は、実施例1と同様に、薬品包装
用構成体の必須構造体を作製し、評価した。その結果
も、表1に示す。 【0033】[比較例2]基材としてのポリエステルフ
ィルムの代わりに、二軸延伸されたポリプロピレンフィ
ルム(ダイセル化学工業株式会社製、商品名DI、フィ
ルム厚み20μm)を用いたことを除いて、実施例1と
同様にして、薬品包装用構成体の必須構造体を作製し、
評価した。その結果も、表1に示す。 【0034】[比較例3]ドライラミネート接着剤の塗
布量を0.1g/m2にする以外は、実施例1と同様
に、薬品包装用構成体の必須構造体を作製し、評価し
た。その結果も、表1に示す。 【0035】 【表1】【0036】表の結果から明らかなように、実施例1〜
3の薬品包装用構成体やその必須必須構造体は、ノッチ
部を設けることなしに、いずれも手切れ性評価は、縦横
方向の引き裂き強度が200〜380gであって、薬品
包装用構成体として優れた性能を示した。これに対し
て、比較例1〜比較例3の薬品包装用構成体の必須構造
体は、手切れ性評価における引き裂き強度が極めて大き
く、薬品包装用構成体としての性能に劣るものであっ
た。 【0037】 【発明の効果】本発明の薬品包装用構成体は、セロハン
を用いた構成体と同様に、縦横の手切れ性に優れる構成
体であり、供給不安があるセロハンや、セロハンに塩素
系樹脂をコーティングした防湿セロハンや、Kコートセ
ロハンを用いた構成体の代替が可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】 手切れ性評価試験において、図1(a)は、
試験構成体の構成を表す図であり、図1(b)は、試験
構成体を側面方向から表す図である。 【図2】 手切れ性評価試験において、試験構成体の引
き裂き強度とクロスヘッドの移動距離の関係を表す図で
ある。 【符号の説明】 1 構成体 2 粘着テープ 3 ノッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 27/36 B32B 27/36 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 65/40 BRR B65D 65/40 BSF B65D 65/40 BSN B65D 65/40 BSQ B32B 15/08 104 B32B 27/36

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ポリエステルフィルムからなる基材上
    に、アルミニウム箔とシーラント層とが順次ラミネート
    された、引き裂き強度が100g以上500g以下の錠
    剤状又は粉体状薬品包装用構成体であって、(1)基材は、厚みが3μm以上6μm以下であり、 (2)アルミニウム箔は、厚みが12μm以上20μm
    以下、0.5%延伸時の応力率が1000g/mm
    上10000g/mm 以下、引き裂き強度が10g以
    上200g以下で、かつ基材とのラミネート強度が50
    g/15mm幅以上であり、さらに (3)シーラント層は、ヒートシール強度が150g/
    15mm幅以上 であることを特徴とする錠剤状又は粉体
    薬品包装用構成体。
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