JP3494826B2 - ライブラリ装置の相対位置測定システム - Google Patents

ライブラリ装置の相対位置測定システム

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JP3494826B2
JP3494826B2 JP28550896A JP28550896A JP3494826B2 JP 3494826 B2 JP3494826 B2 JP 3494826B2 JP 28550896 A JP28550896 A JP 28550896A JP 28550896 A JP28550896 A JP 28550896A JP 3494826 B2 JP3494826 B2 JP 3494826B2
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    • GPHYSICS
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
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    • G11B15/68Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements
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    • G11B15/6835Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with fixed magazines having fixed cassette storage cells, e.g. in racks the cassettes being transferred to a fixed recorder or player using a moving carriage
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  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に、記録媒体
カートリッジを収容する複数のセルを有する回転セルド
ラムを具備したライブラリ装置に関し、特に、ライブラ
リ装置の相対位置測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置の1つとし
て磁気テープ装置がある。その主流は0.5インチ幅の
テープを用いたオープンリール方式であるが、操作が面
倒なことから、リールを受皿にセットすれば自動的にテ
ープを装着するオートローディング装置が普及しつつあ
る。
【0003】一方、オペレータの負担を軽減する目的
で、オープンリールと同じ幅のテープを使用し、容器中
のリールからテープを自動的に引き出してロードする磁
気テープカートリッジが盛んに使用されている。
【0004】磁気テープカートリッジは磁気テープライ
ブラリ装置内に必要個数投入(エントリー)されて、選
択的に磁気テープドライブユニットにロードされ、デー
タのライト・リードが行われる。
【0005】磁気テープライブラリ装置は、磁気テープ
カートリッジを収容する複数のセルを有するセルユニッ
トと、データのライト・リードを行う磁気テープドライ
ブユニットと、セルユニットと磁気テープドライブユニ
ットとの間で磁気テープカートリッジを運搬するアクセ
ッサとを含んでいる。
【0006】磁気テープライブラリ装置は更に、装置内
に磁気テープカートリッジを投入・排出するカートリッ
ジアクセスステーション(CAS)を含んでおり、CA
Sはカートリッジ投入ユニットとカートリッジ排出ユニ
ットとを有している。
【0007】このような磁気テープライブラリ装置は、
コンピュータの大容量外部記憶装置として最近よく用い
られており、無人化しても確実に作動することが必要と
される。
【0008】セルユニットの1つとして駆動手段により
回転される回転セルドラムが知られている。アクセッサ
を使用して磁気テープカートリッジをセルドラムのセル
中に出し入れするに際しては、所望のセルが目標位置、
即ちアクセッサによるアクセス可能位置に移動するよう
に、セルドラムが回転される。
【0009】大型のライブラリ装置は各々セルドラム又
は磁気テープドライブユニット等を収容した複数の独立
したフレームを相互連結して構成するので、組立てる際
に発生する各機構部間の誤差が大きくなり、機械的な設
計値で得られた値だけではセルドラムの各セルに対する
アクセッサの正確な位置づけが不可能となってくる。そ
こで、このような位置ずれを補正するための手段として
相対位置測定を行う。
【0010】従来の相対位置測定は、アクセッサのハン
ド機構に取り付けられたフラグセンサにより断面7角形
からなるセルドラムの複数のエッジ部を検出し、アクセ
ッサとセルドラムの各セルとの間の相対位置測定を行っ
ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の相対
位置測定は、反射型のフォトセンサからなるフラグセン
サでセルドラムのエッジ部分を検出して相対位置測定を
行っていたため、測定精度が悪く、時には相対位置測定
に失敗することもあった。
【0012】小型のライブラリ装置では、セルドラム中
のセルの密度があまり高くなく、各セル中にアクセッサ
のハンドが入る十分な隙間があるため、ある程度ラフな
相対位置測定でも各セルに対してアクセッサを位置づけ
することができる。
【0013】しかし、大型のライブラリ装置になるとセ
ルドラムに多数のセルを高密度に配置することが要求さ
れるため、各セルにアクセッサのハンドが入る大きなス
ペースをとることができない。
【0014】よって、アクセッサが認識している各セル
とアクセッサとの間の相対位置と実際の相対位置との間
の誤差が大きくなると、カートリッジを各セルに出し入
れすることができなくなるという問題があった。
【0015】この問題は、多数の独立したフレームを連
結してライブラリ装置を構成する大型のライブラリ装置
においては、フレーム相互間の連結誤差が発生するた
め、特に由々しき問題であり、セルドラムの各セルとア
クセッサとの間の正確な相対位置測定が必要とされる。
【0016】よって本発明の目的は、セルドラムの各セ
ルとアクセッサとの間の相対位置を正確に測定すること
のできるライブラリ装置の相対位置測定システムを提供
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によると、ハウジ
ングと、記録媒体カートリッジを収容する複数のセルを
有し、前記ハウジング内に回転可能に取り付けられたセ
ルドラムと、記録媒体カートリッジへデータのライト・
リードを行うドライブユニットと、前記ハウジング内に
設けられた横方向に伸長するX軸を有するレールと、垂
直方向に伸長するYコラムと該Yコラムに沿って垂直方
向に移動可能で且つYコラムに平行なY軸回りに旋回可
能なハンド機構を有し、前記Xレール上を走行して前記
セルドラムと前記ドライブユニットとの間で記録媒体カ
ートリッジを運搬するアクセッサとを具備したライブラ
リ装置の相対位置測定システムであって、前記ハウジン
グの前方下部に設けられた第1基準フラグと;前記第1
基準フラグの上方に設けられた第2基準フラグと;前記
第1基準フラグとを結ぶ直線が前記Xレールと直角を形
成するように前記ハウジングの後方下部に設けられた第
3基準フラグと;前記セルドラムに取り付けられた複数
の相対位置フラグと;前記アクセッサのホームポジショ
ンを検出する前記Xレールに取り付けられたホームセン
サと;前記第1乃至第3基準フラグ及び前記複数の相対
位置フラグを検出する前記ハンド機構に取り付けられた
フラグセンサと;前記アクセッサを前記Xレールに沿っ
て移動させるとともに第1タコパルスを発生する第1モ
ータと;前記第1タコパルスをカウントする第1タコカ
ウンタと;前記ハンド機構を前記Yコラムに沿って移動
させるとともに第2タコパルスを発生する第2モータ
と;前記第2タコパルスをカウントする第2タコカウン
タと;前記ハンド機構を前記Y軸回りに旋回させるとと
もに第3タコパルスを発生する第3モータと;前記第3
タコパルスをカウントする第3タコカウンタと;前記フ
ラグセンサで前記第1乃至第3基準フラグを検出して、
前記アクセッサのY軸のX方向の傾きと、旋回始点と旋
回終点を結ぶ直線で定義されるZ軸のX方向及びY方向
の傾きを求める手段と;前記アクセッサのY軸及びZ軸
の傾きに基づいて前記各相対位置フラグの設計タコカウ
ント値を補正して第1理論タコカウント値を求め、該第
1理論タコカウント値を格納する手段と;前記フラグセ
ンサで前記各相対位置フラグを検出したときの前記第1
乃至第3タコカウンタの第1実タコカウント値を格納す
る手段と;前記第1実タコカウント値と第1理論タコカ
ウント値との差分データを求め、該差分データを第1補
正値として格納する手段と;を具備したことを特徴とす
るライブラリ装置の相対位置測定システムが提供され
る。
【0018】好ましくは、相対位置フラグは所定数のセ
ルを有するセルブロック毎に取り付けられ、該セルブロ
ックの各セルの座標は測定された相対位置フラグの補正
値に基づいて補正される。
【0019】本発明の相対位置測定システムによると更
に、フレームの傾き度をチェックして、この傾き度を補
正値として格納する手段を具備している。これにより、
アクセッサのフレームがZ方向に傾いた場合にも、アク
セッサのハンド機構により各セル内にカートリッジを出
し入れすることができる。
【0020】本発明によると更に、アクセッサを交換し
た後の相対位置測定及びホームセンサを交換した後の相
対位置測定を短時間で行うことのできるライブラリ装置
の相対位置測定システムが提供される。
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、磁気テープラ
イブラリ装置の概略的透視図が示されている。ライブラ
リ装置2のハウジング4は複数の独立したフレームを相
互連結して構成されている。ライブラリ装置2のハウジ
ング4の前面側にはカートリッジアクセスステーション
(CAS)5が設けられている。
【0023】カートリッジアクセスステーション5はカ
ートリッジ投入口6とカートリッジ排出口8を有してい
る。カートリッジ投入口6及びカートリッジ排出口8は
それぞれ垂直軸線回りに180°回転可能である。
【0024】符号10は複数のセルを有するセルドラム
を示しており、各セルドラム10は断面7角形であり、
7つのセグメントから構成されている。符号12は記録
媒体カートリッジに情報の記録/再生を行うドライブユ
ニットを示しており、本実施形態のライブラリ装置は8
台のドライブユニット12を有している。
【0025】ハウジング4中には、カートリッジアクセ
スステーション5、セルドラム10及びドライブユニッ
ト12の間でカートリッジを搬送するアクセッサ14が
2つ設けられている。
【0026】各アクセッサ14は垂直コラム18に沿っ
て上下方向に移動可能なアクセッサハンド機構16を具
備している。各アクセッサ14はX軸方向に伸長するX
レール20に沿って横方向に移動可能である。
【0027】ライブラリ装置2は更に、セルドラム10
の各セル内に複数のカートリッジを直接投入・排出可能
なカートリッジ直接投入排出機構(DEE)15を具備
している。
【0028】符号17は各アクセッサ14を制御するア
クセッサコントローラユニットであり、後で説明するよ
うにアクセッサコントローラとアクセッササーボコント
ローラとを含んでいる。符号19は各ドライブユニット
12を制御するドライブコントローラである。
【0029】図2を参照すると、アクセッサ14の正面
図が示されており、アクセッサ14はモータ21を駆動
することによりXレール20上をX方向に移動される。
モータ21は1回転毎に所定数のタコパルスを発生す
る。
【0030】モータ23を駆動すると、アクセッサハン
ド機構16が搭載されている支持ベース24が、垂直コ
ラム18に形成されたガイドレール22に沿って上下方
向に移動される。モータ23も1回転毎に所定数のタコ
パルスを発生する。
【0031】支持ベース24上にはモータ25が搭載さ
れており、モータ25の出力軸に連結されたタイミング
ベルト26によりアクセッサハンド機構16は垂直軸線
(Y軸)回りに旋回する。モータ25も1回転毎に所定
数のタコパルスを発生する。
【0032】図3及び図4を参照すると、アクセッサハ
ンド機構16又はハンドアセンブリの平面図及び側面図
がそれぞれ示されている。ベース28上には上ハンド4
6と下ハンド48を有するハンドユニット(ピッカー)
30が、前進位置と後退位置の間で移動可能に搭載され
ている。
【0033】ベース28の後端部にはハンドユニット3
0移動用のモータ32が搭載されており、モータ32の
出力軸に固定されたプーリ(図示せず)とベース28の
前端部に回転可能に取り付けられたプーリ34とに渡り
タイミングベルト36がかけ回されている。タイミング
ベルト36はハンドユニット30に連結されている。モ
ータ32も1回転毎に所定数のタコパルスを発生する。
【0034】モータ32が回転されると、モータの駆動
力はタイミングベルト36を介してハンドユニット30
に伝達され、ベース28に設けられたガイドレール38
に沿ってハンドユニット30が前進位置と後退位置の間
でスライド運動をする。
【0035】ベース28の前端部側方には後で詳細に説
明する基準フラグと相対位置フラグを検出するフラグセ
ンサ41と、通常の記録媒体カートリッジとクリーニン
グカートリッジとを判別する媒体判別センサ40が設け
られている。符号42はカートリッジをセルドラムのセ
ル内又はドライブユニット12内に押し込むカートリッ
ジ押し込み機構を示している。
【0036】図4に示されるように、ベース28の後端
部には、モータ32の電源切断時にハンドユニット30
が自重でスライドするのを防止するスライドロック機構
44が設けられている。スライドロック機構44はモー
タ32の出力軸に固定されたラチェットホイール52
と、ラチェット54とを含んでいる。
【0037】図4に概略的に示されるように、ベース2
8の中間部には下ハンド48を上ハンド46に近付く方
向及び上ハンド46から離れる方向に駆動するハンド開
閉機構50が設けられている。
【0038】図5はセルドラム10の一セグメントの平
面図を示しており、図6は図5のA方向矢視図を示して
いる。一セグメントの各段は3つのセル10aを有して
いる。各セル10aの底壁56が図6に示すように水平
面に対して12°傾斜しており、底壁56の中央部分に
は大きな切り欠き57が形成されている。
【0039】各セル10aの底壁56は水平面に対して
12°傾斜しているため、セル10a中に挿入された記
録媒体カートリッジ58がセル10aの前方から飛び出
ることが防止される。
【0040】尚、セル10aの縦方向、つまりカートリ
ッジの積み重ね方向の配列ピッチは、従来のライブラリ
装置よりも短い値に設定されており、カートリッジ収容
数を増大している。
【0041】次に図7及び図8を参照して、アクセッサ
ハンド機構16のベース28を水平面に対して所定角度
傾斜させるチルト機構について説明する。上述したよう
に、セルドラム10の各セル10aはセル内からのカー
トリッジ58の飛び出しを防止するために図6に示すよ
うに12°傾斜されている。
【0042】同様に、ドライブユニット12のカートリ
ッジ挿入口も手前側から奥側に向けて5.5°傾斜され
たダウンスロープになっている。よって、カートリッジ
をドライブユニット12及びセル10aに選択的に挿入
するために、ハンドユニット30を搭載したベース28
を水平面に対して5.5°傾斜した第1傾斜位置と、1
2°傾斜した第2傾斜位置との間で移動させる必要があ
る。
【0043】ハンドユニット30を搭載したベース28
は軸60でベース27に枢軸回動可能に取り付けられて
いる。ベース27は、図2に示されるようにモータ25
により垂直軸線回りに旋回運動をする。
【0044】ベース27のブラケット27aにはモータ
62が取り付けられており、モータ62の出力軸にはピ
ニオン64が固定されている。符号66は水平溝67と
傾斜溝68を有する板カムであり、図示しないガイドに
沿って矢印Aで示す水平方向に往復運動可能なようにベ
ース27に取り付けられている。
【0045】傾斜溝68は上部水平部分68aと、下部
水平部分68bを有している。板カム66の下端部には
ピニオン64に噛み合うラック76が形成されている。
ベース27と一体的に形成された他のブラケット27b
の先端部には、板カム66の水平溝67中を走行するロ
ーラ70,72が回転可能に取り付けられている。他
方、ベース28には板カム66の傾斜溝68中を走行す
るローラ74が回転可能に取り付けられている。
【0046】図7はベース28がベース27に対して
5.5°傾斜した状態を示している。この状態でハンド
ユニット30が上ハンド46と下ハンド48で把持した
記録媒体カートリッジをドライブユニット12に挿入す
る。
【0047】この状態からモータ62を駆動すると、モ
ータの出力軸に固定されたピニオン64が回転される。
ラック76がピニオン64と噛み合っているため、ピニ
オン64の回転により板カム66が図7で右方向に移動
される。板カム66が右方向に移動されると、ローラ7
0,72は水平溝67中を走行し、ローラ74は傾斜溝
68中を走行する。
【0048】板カム66が右方向にいっぱいに移動され
ると、図8に示すようにローラ74は傾斜溝68の下部
水平部分68b中に位置するようになり、ベース28を
ベース27に対して12°傾斜させる。この状態で、ハ
ンドユニット30が上ハンド46と下ハンド48で把持
した記録媒体カートリッジをセル10a中に挿入する。
【0049】モータ62を逆転すると、板カム66は図
で左方向に移動され、図7に示したベース28がベース
27に対して5.5°傾斜した状態となる。よって、モ
ータ62を正転及び逆転することによりベース28はベ
ース27に対して5.5°傾斜した第1傾斜位置と12
°傾斜した第2傾斜位置との間で回動される。
【0050】図9を参照すると、ライブラリ装置2の制
御システムブロック図が示されている。ライブラリ装置
2はライブラリコントローラ82を介してホストコンピ
ュータ80に接続されている。
【0051】ライブラリコントローラ82がライブラリ
装置2の総合的制御を行う。各アクセッサコントローラ
ユニット17はアクセッサコントローラ84とアクセッ
ササーボコントローラ86とを含んでいる。
【0052】アクセッサコントローラ84はライブラリ
コントローラ82を介してホストコンピュータ80との
間で通信を行うとともに、各種センサ及びスイッチから
の信号を取り込んで処理する制御を行う。アクセッササ
ーボコントローラ86は、アクセッサ14の駆動制御、
セルドラム12の駆動制御、カートリッジアクセスステ
ーション5の駆動制御を行う。
【0053】図10を参照すると、タコパルス測定系の
ブロック図が示されている。Xモータ21、Yモータ2
3、Zモータ25及びピッカーモータ(ハンドユニット
モータ)32はそれぞれタコパルスカウンタ88,9
0,92,94に接続されている。
【0054】各タコパルスカウンタ88,90,92,
94はアクセッササーボコントローラ86のMPU96
に接続されている。メモリ98がMPU96に接続され
ている。
【0055】各モータ21,23,25,32が発生す
るタコパルスはそれぞれタコパルスカウンタ88,9
0,92,94でカウントされ、タコカウント値がMP
U96によりメモリ98に書き込まれる。
【0056】図11は基準フラグの取付位置を示す側面
図である。ライブラリ装置2のハウジング4は中央フレ
ーム100と、フロントフレーム(Z1フレーム)10
2と、リアフレーム(Z0フレーム)104とから構成
されている。
【0057】以下の説明において、中央フレーム100
とZ1フレーム102との接合面102aをZ1面と称
し、中央フレーム100とZ0フレーム104との接合
面104aをZ0面と称することにする。
【0058】中央フレーム100の前方下部には第1基
準フラグ106が設けられている。第1基準フラグ10
6は許容範囲内の機械的精度でハウジング4内に取り付
けられている。
【0059】第1基準フラグ106の上方には第2基準
フラグ108が設けられており、中央フレーム100の
後方下部には第3基準フラグ110が設けられている。
第3基準フラグ110は、第1基準フラグ106とを結
ぶ直線がXレール20と直交するように設けられてい
る。
【0060】図12は基準フラグの取付位置を示す正面
図であり、各アクセッサ14についてそれぞれ3個の基
準フラグ106,108,110が設けられている。図
12において、第3基準フラグ110は第1基準フラグ
106の影になっている。
【0061】図13は第1基準フラグ106の正面図を
示している。第1基準フラグ106は正方形をしてお
り、十字型の反射面112と残りの非反射面114とを
有している。
【0062】非反射面114は十字型反射面112によ
り4つのセグメントに分割されており、各非反射面セグ
メントは1辺8.5ミリメートルの正方形状をしてい
る。十字型反射面112は3.0ミリメートルの幅を有
している。第2基準フラグ108及び第3基準フラグ1
10も第1基準フラグ106と同一構成を有している。
【0063】図14は相対位置フラグの取付状態を示す
概略図である。セルドラム10はその断面が7角形状を
しており、図14はセルドラム10の1つの面である1
セルセグメントを示している。各セルセグメントは複数
のセルブロック116を相互連結して構成されている。
各セルブロック116は例えば5つのセル10aを有し
ている。
【0064】中央部分のセルブロック116を除いて、
両側の各セルブロック116には相対位置フラグ118
が取り付けられている。各相対位置フラグ118は図1
5に示すような1辺20ミリメートルの正方形状をして
おり、反射面120が2辺のエッジ部に沿って設けられ
ている。反射面120は3.0ミリメートルの幅を有し
ており、非反射面122は1辺17ミリメートルの正方
形状をしている。
【0065】以下基準フラグ106,108,110及
び相対位置フラグ118を使用した、本発明のライブラ
リ装置の相対位置測定システムについて説明する。本発
明の相対位置測定システムは、アクセッサ14とセルド
ラム10に取り付けた複数の相対位置フラグ118との
間の距離を測定するものである。
【0066】まず、アクセッサ14を移動してフラグセ
ンサ41で第1〜第3基準フラグ106,108,11
0を検出し、検出した実タコカウント値をメモリ98に
格納する。メモリ98には前もって、設計値より求めた
各基準フラグ106,108,110の設計タコカウン
ト値が格納されている。
【0067】よって、設計タコカウント値と実タコカウ
ント値の差分をとることにより、アクセッサ14のY軸
のX方向の傾きと、Z軸のX方向及びY方向の傾きを求
めることができる。
【0068】アクセッサ14のZ軸は、ハンド機構16
がY軸回りに旋回するときの、旋回始点と旋回終点を結
ぶ直線で定義される。ハンド機構16は旋回始点から旋
回終点まで通常180°旋回するように制御される。
【0069】図26に示すように、各アクセッサ14に
はXホームフラグ126とポジションセンサ128が取
り付けられている。Xレール20にはXホームフラグ1
26を検出するXホームセンサ130が取り付けられて
いる。
【0070】Xレール20には更に、30センチメート
ル間隔で複数のポジションフラグ132が取り付けられ
ている。Xホームセンサ130がXホームフラグ126
を検出すると、Xモータ21のタコパルスカウンタ88
がリセットされる。
【0071】同様に、Yコラム18にはYホームセンサ
(図示せず)が取り付けられており、アクセッサハンド
機構16の支持ベース24にYホームフラグ(図示せ
ず)が取り付けられている。YホームセンサがYホーム
フラグを検出すると、Yモータ23のタコパルスカウン
タ90がリセット又はクリアされる。
【0072】更に、支持ベース24にはZホームセンサ
(図示せず)が取り付けられており、ハンド機構16に
はZホームフラグ(図示せず)が取り付けられている。
ZホームセンサがZホームフラグを検出すると、Zモー
タ25のタコパルスカウンタ92がリセット又はクリア
される。
【0073】同様に、アクセッサハンド機構16のベー
ス28にはスライドホームセンサ(図示せず)が取り付
けられており、ハンドユニット(ピッカー)30にはス
ライドホームフラグ(図示せず)が取り付けられてい
る。
【0074】スライドホームセンサがスライドホームフ
ラグを検出すると、ハンドユニットモータ又はピッカー
モータ32のタコパルスカウンタ94がリセット又はク
リアされる。
【0075】図14を再び参照すると、セルドラム10
に取り付けられた各相対位置フラグ118はX,Y,Z
ホームセンサの位置を基準にしたX方向、Y方向、Z方
向の設計タコカウント値をそれぞれ有しており、これら
の設計タコカウント値はメモリ98に格納されている。
【0076】本発明の相対位置測定システムは、上述し
たようにして求めたアクセッサ14のY軸及びZ軸の傾
きに基づいて、各相対位置フラグ118の設計タコカウ
ント値を補正して理論タコカウント値を求め、これらの
理論タコカウント値をメモリ98に格納する。
【0077】次いで、測定すべき相対位置フラグ118
を通過する寸前のタコカウント値をメモリ98に格納さ
れている理論タコカウント値より算出し、アクセッサ1
4を移動する。
【0078】その位置からフラグセンサ41が相対位置
フラグ118を通過する方向にアクセッサ14を移動さ
せ、相対位置フラグ118に対してフラグセンサ41が
反応したときの実タコカウント値をメモリ98に格納す
る。
【0079】そして、測定して得られた実タコカウント
値と理論タコカウント値との差分データを求め、結果を
理論タコカウント値の補正値としてメモリ98に格納す
る。この相対位置測定を各相対位置フラグ118につい
て行う。この相対位置測定は各セルドラム10を収納し
ている各フレーム単位で行われる。
【0080】基準フラグ106の検出には、まずアクセ
ッサ14をX方向に移動して縦方向に伸長する反射面1
12を検出し、検出時のタコパルスカウンタ88のカウ
ント値をメモリ98に格納する。
【0081】次いで、アクセッサ14をY方向に移動し
て、横方向に伸長する反射面112を検出し、検出時の
タコパルスカウンタ90のカウント値をメモリ98に格
納する。基準フラグ106の座標は、タコパルスカウン
タ88,90のタコカウント値により与えられる。
【0082】各相対位置フラグ118の検出は、アクセ
ッサ14をX方向及びY方向に移動することにより、基
準フラグ106について説明したのと同様な方法で行わ
れる。
【0083】セルドラム10の各セル10aはそれぞれ
アドレスを有しており、アクセッサ14を目標とするア
ドレスを有するセル10aに位置づけするときに使用す
るアドレスに対応する相対位置データがメモリ98に格
納されている。
【0084】よって、コマンドにより目標とするアドレ
スがとるべき相対位置データを検索し、理論タコカウン
ト値に補正値を加算したデータを用いて、目標とするセ
ル10aへのアクセッサの正確な位置づけが可能とな
る。
【0085】各セルブロック116内の全てのセル10
aについては、該セルブロック116に取り付けられて
いる相対位置フラグ118で検出した補正値を用いる。
図14に示した中央の列に示した各セルブロック116
中のセル10aについては、中央の各セルブロック11
6に隣接するセルブロックに取り付けられている右又は
左側の相対位置フラグ118で測定した補正値を使用す
る。
【0086】次に図16を参照して、ライブラリ装置設
置時のフレームが片方だけ傾いていた場合のチェック方
法を以下に説明する。図16に示すように、リアフレー
ム104が中央フレーム100に対して所定量傾いてい
るとする。
【0087】図17はピッカー(ハンドユニット)30
のストローク量を示しており、ピッカー30にはカート
リッジ検出センサ124が設けられている。図17にお
いて、αはピッカー30の設計ストロークを与えるタコ
カウント値であり、βはマージン量を示している。
【0088】ピッカー30をスライド動作(セレクト/
リストア)させるモータ32にα+βのタコカウント値
を渡してピッカー30を前進移動させる。しかし、図1
6に示すようにリアフレーム104が所定量傾いている
ため、カートリッジ検出センサ124はオンにならな
い。よって、カートリッジ検出センサ124がオンにな
る位置までピッカー30のストローク量を増やしてピッ
カー30を更に前進させる。
【0089】カートリッジ検出センサ124がオンにな
り、しかもモータ32に電流を流してもタコパルスカウ
ンタ94のタコカウント値がある範囲内から変化しない
位置までピッカー30を移動させたときのタコカウント
値γを求める。
【0090】このタコカウント値γとピッカーを移動さ
せる目標タコカウント値(α+β)の差分δを求め、δ
がβの範囲内に存在するかを確認する。δがβの範囲内
に存在しないときには、δをライブラリ装置2の図示し
ない保守パネルに表示し、フレームの再設置を促す。
【0091】以上説明した片方のフレームが傾いていた
場合のチェック方法を、図18のフローチャートを参照
してより詳細に説明する。まずステップ101におい
て、設計ストロークを与えるタコカウント値を算出し、
ステップ102でピッカー30をこのタコカウント値に
基づいて移動させる。
【0092】ステップ103で指定タコカウント値でピ
ッカー30が停止したかを判断し、停止しない場合はス
テップ104に進み、指定したタコカウント値ではない
がピッカー30が停止したか否かを判断する。
【0093】ステップ103及び104でピッカー30
が停止した場合には、ステップ105に進みピッカー3
0がハード的に正常に停止したか否かを判断する。異常
と判断された場合には、機構的に何らかの障害があると
考えられるので、処理を終了する。
【0094】ステップ105で正常と判断した場合に
は、ステップ106に進みカートリッジ検出センサ12
4がオンか否かを判断する。カートリッジ検出センサ1
24がオンの場合には、ステップ107に進みピッカー
30が停止したタコカウント値を読み取る。
【0095】次いで、ステップ108でピッカーが停止
したタコカウント値−設計ストロークタコカウント値の
演算を行い、ステップ109でこの演算結果がプラスデ
ータか否かを判断する。プラスデータの場合にはステッ
プ110に進みプラスマージンをオーバーしているかを
判断する。プラスマージンをオーバーしていない場合に
は、フレームの傾き量がそれほど大きくない場合を示し
ており、本処理を終了する。
【0096】ステップ106でカートリッジ検出センサ
124がオフと判断した場合には、ステップ111に進
み予め定められたリトライ回数がオーバーしたか否かを
判断する。オーバーしている場合には、本処理を終了す
る。
【0097】リトライの回数がオーバーしていない場合
には、ステップ112に進み、現在のピッカー30のス
トロークタコカウント値に8ミリメートルを加算し、次
いでステップ102に復帰する。
【0098】ステップ109でマイナスデータと判断さ
れた場合には、ステップ113に進みマイナスマージン
がオーバーか否かを判断する。マイナスマージンがオー
バーしていない場合には、フレームの傾き量は小さいこ
とを示しており、本処理を終了する。
【0099】ステップ108で演算した差分がプラスデ
ータの場合には、リアフレーム104が後方に傾いてい
ることを意味し、マイナスデータの場合には前方に傾い
ていることを意味する。
【0100】ステップ110でプラスマージンがオーバ
ーした場合及びステップ113でマイナスマージンがオ
ーバーした場合には、ステップ114に進みステップ1
08で求めた差分からマージン量を減算し、リアフレー
ム104の傾きデータを求める。次いでステップ115
に進み、この傾きデータをライブラリ装置2の図示しな
い保守パネルに表示して、オペレータにフレームの再設
置を促す。
【0101】次に、ピッカー30のストローク量の補正
動作を図19のフローチャートを参照して説明する。ま
ずステップ201において、現在メモリ98に格納され
ている補正値に基づいてピッカー30のストロークタコ
カウント値を算出し、ステップ202でピッカー30を
移動させる。
【0102】ステップ203に進み、ピッカー30が指
定されたタコカウント値で停止したか否かを判断し、停
止していないと判断した場合にはステップ204に進
み、指定されたタコカウント値ではないがピッカーが停
止したか否かを判断する。
【0103】ステップ203及びステップ204でピッ
カー30が停止したと判断した場合には、ステップ20
5に進みハード的に正常にピッカーが停止したか否かを
判断する。
【0104】正常に停止していないと判断した場合に
は、何らかの機構的な故障が考えられるため、本処理を
終了する。ステップ205でピッカー30が正常に停止
したと判断した場合には、ステップ206に進みカート
リッジ検出センサ124がオンか否かを判断する。
【0105】カートリッジ検出センサ124がオンの場
合には、ステップ207に進みピッカーストロークの新
補正値を算出する。ステップ208でマージンがオーバ
ーか否かを判断し、マージンオーバーでない場合にはス
テップ209に進みピッカーストロークの旧補正値をメ
モリ98から読み出す。
【0106】次いでステップ210において、旧補正値
と新補正値の差分を取り、ステップ211で新旧のデー
タ差が大きいか否かを判断する。データ差が小さい場合
には、旧補正値を書き換えず本処理を終了する。
【0107】ステップ206でカートリッジ検出センサ
124がオフと判断された場合には、ステップ212に
進み予め定められたリトライ回数がオーバーしたか否か
を判断する。
【0108】リトライ回数がオーバーしている場合に
は、本処理を終了し、オーバーしていない場合にはステ
ップ213に進み現在のピッカー30の移動タコカウン
ト値に8ミリメートルを加算し、ステップ202に復帰
する。
【0109】ステップ211において、新旧のデータ差
が大きいと判断した場合にはステップ214に進み、メ
モリ98に格納されている補正値を新補正値に書き換え
る。以上説明したピッカーストローク量の補正動作は各
セルブロック116毎に行い、メモリ98中の対応する
テーブルに補正値δを格納する。
【0110】ピッカー30のセレクト/リストア動作を
行う場合には、セルアドレスに対応したピッカーストロ
ーク補正値δをテーブルより読み出し、ピッカー30の
目標移動タコ値αを用いて、ピッカー30の移動タコカ
ウント値(α+δ)を算出する。このようにして算出し
たタコカウント値を使用して、ピッカー30のセレクト
/リストア動作を行う。
【0111】次にライブラリ装置2の経年変化によるフ
レームの傾き、ずれ等によりフレームとアクセッサ14
間の距離が変化したときの、ピッカー30のセレクト/
リストア動作に関する対策について説明する。
【0112】ピッカー30のセレクト/リストア動作時
に、装置設置時に測定した相対位置データと動作中に算
出したデータとを比較して大きな違いがあれば、そこで
処理を中断し、相対位置データを新規のデータに書き換
えてセレクト/リストア動作を再度行ってみる。
【0113】その結果正常に動作が終了すれば相対位置
データを新規データに書き換える。異常終了の場合はエ
ラーを上位装置に報告し、相対位置データは書き換えな
い。これにより、ライブラリ装置2の経年変化によるフ
レームのずれ、フレームの傾きを補正することが可能と
なり、相対位置の再度取り直し等の時間の短縮が可能と
なる。
【0114】次にZ軸の基準となるZホームセンサが設
計位置からずれていたために、ピッカー30の位置づけ
が図20で破線で示すように基準フラグ106に対して
傾いていた場合の、補正動作について説明する。
【0115】通常、アクセッサ14はX軸に対してZ軸
が垂直に向いているとして、各セル10aに対するカー
トリッジ58の出し入れを行う。しかし、ピッカー30
が図20に破線で示すように傾いているとすると、相対
位置を測定しても正常にカートリッジ58を出し入れで
きる位置にアクセッサ14を位置づけすることは困難で
ある。
【0116】そこで、第1基準フラグ106及び第3基
準フラグ110に対して、X方向及びY方向のずれを補
正し、アクセッサ14のフラグセンサ41を第1基準フ
ラグ106又は第3基準フラグ110の前に位置づけ
る。
【0117】その後、Z軸を第1基準フラグ106又は
第3基準フラグ110に対して左右に振り、X方向に対
するZ軸のずれ量を算出し、これからZ軸のX方向の補
正値を算出する。
【0118】この補正動作により、図20に実線で示し
たピッカー30のようにZ軸のX方向に対する角度が直
角に向くので、セレクト/リストア動作を行う際のピッ
カー30の位置づけのマージンが増えることになる。
【0119】Z軸の補正値の算出方法を図21を参照し
て説明する。Z軸を左右に振り、基準フラグ106の反
射面112をフラグセンサ41が左から右へ横切ったと
きの測定データを(α,α′)とし、右から左へ横切っ
たときの測定データを(β,β′)とする。
【0120】符号134は左から右への測定時のセンサ
反応部分を示しており、符号136は右から左への測定
時のセンサ反応部分を示している。次いで、以下の式に
より測定データ間の中心の値を算出する。
【0121】(α+α′)/2=γ (β+β′)/2=δ このとき、フラグセンサ41の反応遅延によるずれ量を
Xとすると、 γ+X=γ′ δ+X=δ′ となり、フラグセンサ41の感度補正値を含んだデータ
が得られる。この感度補正値を含んだデータから以下の
式により真の中心値を算出する。
【0122】真の中心値=(γ′+δ′)/2 更に、真の中心値から以下の式によりZ軸の補正値を算
出する。 補正値=真の中心値−論理的なタコカウント値 図21で符号138は論理的なタコカウント値を示して
おり、140は真の中心値を示している。
【0123】次に図22を参照して、ピッカー30の前
進移動によるY方向の傾き補正について説明する。図2
2でノミナル位置Nは第1基準フラグ106の高さに相
当するタコパルスカウンタ90の理論タコカウント値を
示している。
【0124】ピッカー30をホーム位置(引っ込み位
置)に置き、基準フラグ106を測定したときに得られ
たタコパルスカウンタ90の実タコカウント値を求め
る。次いで、実タコカウント値と理論タコカウント値の
差分データαを求め、この差分データαをメモリ98に
格納しておく。
【0125】次に、カートリッジ58が掴める位置まで
ピッカー30を前進移動させ、再度基準フラグ106を
測定してタコパルスカウンタ90の実タコカウント値を
求める。ピッカー前進時の実タコカウント値と論理タコ
カウント値との差分データβを求め、この差分データβ
をメモリ98に格納する。
【0126】ピッカー30前進時のピッカー30のY方
向のずれ量γは、γ=β−αで与えられる。これによ
り、ピッカー30の重さ及び前進移動に起因するY方向
のずれ量を補正することが可能となり、相対位置の位置
づけ精度が向上する。
【0127】図23はアクセッサ交換前の旋回ベース2
8と基準フラグ106,110との位置関係図を示して
いる。第1基準フラグ106は組立精度が保証されてお
り、第3基準フラグ110は組立精度が保証されていな
い。
【0128】アクセッサ交換前の相対位置測定時の旋回
ベース28と基準フラグ106,110とのY方向の位
置関係は、Z1面がノミナル位置Nに来るように合わす
ので、図24に示すようにZ0面の旋回ベース28がZ
0面とZ1面の差分(α−β)ずれた状態で相対位置を
測定していることになる。
【0129】図25はアクセッサ交換後の旋回ベース2
8′と基準フラグ106,110との位置関係を示して
いる。図25に示した状態で基準フラグ106,110
を測定すると、Z1面をノミナル位置Nに合わすので、
Z0面は差分(γ−δ)分だけY方向に位置ずれしてい
ることになる。
【0130】この状態でZ0面の位置づけを行うと、
(γ−δ)分だけずれて旋回ベース28′が位置づけさ
れる。更に、Z1面を基準値として位置づけするので、
相対位置を測定したときのノミナル位置Nとのずれ(α
−β)分も加算されてずれることになる。
【0131】上記問題に対応するために、本実施形態で
はZ0面にアクセスするときに、Z1面補正値から
{(α−β)+(γ−δ)}の補正データを減算してア
クセスを行う。
【0132】即ち、 旧Z1補=β−N 旧Z0補=α−N 新Z1補=δ−N Z0補=γ−N よって、 β=旧Z1補+N α=旧Z0補+N δ=新Z1補+N γ=Z0補+N 故に、 (α−β)+(γ−δ) =(旧Z0補+N−(旧Z1補+N))+(新Z0補+
N−(新Z1補+N)) =(旧Z0補−旧Z1補)+(新Z0補−新Z1補) となる。
【0133】図26を参照すると、Xホームセンサ交換
前と交換後のポジションフラグとの位置関係を示す図が
示されている。上述したように、アクセッサ14にはホ
ームフラグ126とポジションセンサ128が取り付け
られている。
【0134】一方、Xレール20にはXホームセンサ1
30と、複数のポジションフラグ132が所定間隔離間
されて(例えば30センチメートル間隔)取り付けられ
ている。
【0135】アクセッサ14はタコカウント値を用いて
動作しているため、タコカウント値を初期化(リセッ
ト)するホームセンサ130を交換すると相対位置を全
て測定しなおす必要がある。
【0136】ホームセンサ130交換前のホームセンサ
130とポジションフラグ132との間の距離がH0
あり、ホームセンサ交換後にホームセンサ130とポジ
ションフラグ132との間の測定を行うと距離H1 が得
られたとする。
【0137】よって、ホームセンサ130交換後にアク
セッサ14で任意の位置に動作させると、(H1
0 )の差分だけずれてアクセッサ14が位置づけされ
ることになる。
【0138】故に、ホームセンサ130交換後の位置づ
けとしては、(H1 −H0 )の差分をX方向のタコカウ
ント値を算出する際に加算することにより、アクセッサ
14の位置づけが補正されることになる。
【0139】これにより、X方向のホームセンサ130
を交換した後も、相対位置を全て測定しなくてもアクセ
ッサ14の動作が可能となる。Y方向、Z方向等のホー
ムセンサについても同様である。
【0140】図27を参照すると、16進法で表した相
対位置フラグ測定テーブルの一例が示されている。図2
8は図27のテーブルに示された相対位置フラグ118
の並び方と測定経路を示している。
【0141】相対位置フラグ118の測定において、セ
ルドラム10がX方向に傾いているとすると、上方に取
り付けた相対位置フラグ118ほど補正すべき距離が大
きくなる。
【0142】セルドラム10の上方部分に取り付けた相
対位置フラグ118の幅以上にX方向の傾き量が大きい
場合には、これらの相対位置フラグ118の測定が不可
能になる。
【0143】この問題を解決するために、次の相対位置
フラグ118を測定する際に1つ下の相対位置フラグ1
18で求めた相対位置の補正データを、次の相対位置フ
ラグ118の座標を示す理論タコカウント値に加算し、
相対位置の測定をする。
【0144】これにより、相対位置測定でのリトライ処
理が減少し、大幅な時間短縮が可能となる。本実施形態
のように、相対位置フラグ測定において、セルドラム1
0を収容するフレームが傾いていても影響が少ない下の
相対位置フラグから上の相対位置フラグへと測定を行う
と、下のフラグでの補正値を利用できるため非常に有利
である。
【0145】以上説明した相対位置フラグ測定動作を図
29のフローチャートを参照して説明する。まず、ステ
ップ301において測定補正テーブルクリア処理かを判
断し、クリア処理の場合にはステップ302に進んで補
正テーブルをクリアし、ステップ303で測定補正テー
ブルのテーブルポインタを1つアップして、ステップ3
04で測定終了と判断されるまで相対位置フラグ118
を順々に測定する。
【0146】ステップ305で相対位置を測定すべきフ
ラグの理論タコカウント値を算出し、ステップ306で
この理論タコカウント値に1つ下のフラグの補正値を足
し、ステップ307でこのようにして算出したタコカウ
ント値に基づいてアクセッサ14を移動させ、目標とす
る相対位置フラグ118を測定する。
【0147】ステップ308で正常終了したか否かを判
断し、正常に終了したと判断した場合には、ステップ3
09に進んでステップ307で測定したタコカウント値
から1つ下の相対位置フラグ118の補正値を減算し、
測定対象の相対位置フラグ118の補正データを算出す
る(ステップ310)。
【0148】次いで、ステップ311で測定した補正値
データを補正テーブルにセットし、ステップ312でテ
ーブルポインタを1つアップし、ステップ304で測定
終了と判断されるまで相対位置の測定を続行する。
【0149】次に図30を参照して、2つのアクセッサ
14で共通基準フラグを使用する実施形態について説明
する。2つのアクセッサ14からアクセス可能なよう
に、ライブラリ装置2の概略中央部分に共通基準フラグ
142,144が設置されている。
【0150】共通基準フラグ142,144を使用する
本実施形態においては、相対位置データを両方のアクセ
ッサ14が共有できるように共通のインタフェースを設
ける必要がある。
【0151】表1に基準フラグが共通化されていない場
合の相対位置測定ステップを、表2に基準フラグが共通
化されている場合の相対位置測定ステップを示す。
【0152】
【表1】
【0153】
【表2】
【0154】表1及び表2を比較すると明らかなよう
に、基準フラグが共通化されている本実施形態の方が1
/3程度処理が少なくて済み、処理時間の大幅な短縮が
可能となる。
【0155】また、相対位置データを共通化できるため
に、従来のように2枚のフロッピーディスクにそれぞれ
異なった相対位置データを書き込み管理する必要はな
く、1枚のフロッピーディスクに書き込んだ相対位置デ
ータで両方のアクセッサを管理することができる。これ
により、相対位置測定にかかっていた時間の短縮化が可
能となり、相対位置データの管理が容易となる。
【0156】次に図31を参照して、ドラム基準フラグ
を有する実施形態について説明する。セルドラム10を
収容したフレーム148にドラム基準フラグ150が取
り付けられている。セルドラム10には複数の相対位置
フラグ(1つのみ図示)118が取り付けられている。
【0157】本実施形態によると、一方のアクセッサ1
4でドラム基準フラグ150と相対位置フラグ118の
相対位置測定を行い、両フラグ間の距離を示す差分デー
タを求め、その差分データをセルドラム10のメモリに
格納する。
【0158】他方のアクセッサ14はドラム基準フラグ
150の相対位置測定だけを行い、セルドラム10のメ
モリが保持していた差分データを取り出し、その差分デ
ータから相対位置フラグ118の補正値を算出する。
【0159】補正値の算出例を以下に説明する。セルド
ラム10のメモリが格納していた相対位置フラグの差分
データ(X,Y)=(100タコ、150タコ)とし、
他方のアクセッサ14が測定したドラム基準フラグ15
0のデータが(200タコ、300タコ)とすると、相
対位置フラグ118のタコカウント値は、 X=100+200=300 Y=150+300=450 となる。
【0160】よって、前もって理論的に算出した相対位
置フラグ118のタコカウント値を(270タコ、43
0タコ)とすると、相対位置フラグ118の補正値は以
下の通りとなる。
【0161】X補正値=300−270=30 Y補正値=450−430=20 本実施形態によると、相対位置測定時間の短縮化が可能
となる。
【0162】フレーム、アクセッサの傾きによりアクセ
ッサ14の位置づけがずれ、セレクト/リストア動作が
できない状態に陥った場合の、リトライ処理を図32乃
至図34のフローチャートを参照して説明する。本実施
形態では、セルの相対位置を測定し直して補正値算出後
に、再度セレクト/リストア動作を行うようにするもの
である。
【0163】先ず、図32のステップ401でピッカー
30のストロークタコカウント値を算出し、ステップ4
02でピッカー30をタコカウント位置まで移動させ
る。ステップ403で指定されたタコカウント値でピッ
カー30が停止したか否かを判断し、停止しない場合に
はステップ404に進む。
【0164】ステップ403及び404でピッカー30
が停止した場合には、ステップ405でハード的に正常
に停止したか否かを判断し、異常と判断された場合には
ステップ406で予め定められたリトライ回数がオーバ
ーしたか否かを判断する。オーバーしていない場合に
は、ステップ407に進みリトライ処理を繰り返す。
【0165】ステップ405でハード的に正常に停止し
たと判断された場合には、ステップ408でハンドの開
閉動作を行う。次いでステップ409に進み、ピッカー
30のホームポジションのタコカウント値をセットし、
ピッカー30をホームポジションまで後退させる(ステ
ップ410)。
【0166】ステップ411で指定されたタコカウント
値でピッカー30が停止したか否かを判断し、停止しな
い場合にはステップ412に進む。ステップ411及び
ステップ412でピッカー30が停止したと判断された
場合には、ステップ413に進み、ハード的に正常に停
止したか否かを判断する。
【0167】ステップ413で異常と判断された場合に
は、ステップ416に進んで予め定められたリトライ回
数がオーバーしたか否かを判断する。オーバーしていな
い場合には、ステップ417に進み、リトライ処理を繰
り返す。
【0168】ステップ413で正常に停止したと判断さ
れた場合には、ステップ414で相対位置データの書き
込みか否かを判断し、肯定の場合にはステップ415で
相対位置データをメモリに書き込み、処理を終了する。
【0169】ステップ406及びステップ416でリト
ライ回数がオーバーと判断された場合には、ステップ4
18に進み相対位置測定フラグがセットされているか否
かを判断する。セットされていると判断された場合に
は、ステップ431でエラー情報を作成して処理を終了
する。
【0170】ステップ418で相対位置測定フラグがセ
ットされていないと判断された場合には、ステップ41
9で相対位置測定フラグをセットする。次いで、ステッ
プ420で測定すべき相対位置フラグ118の理論タコ
カウント値を算出し、ステップ421で相対位置フラグ
118を測定する。
【0171】ステップ422で測定が正常に終了したか
否かを判断し、正常の場合にはステップ423に進んで
相対位置補正データを算出する。次いで、ステップ42
4で補正範囲がオーバーか否かを判断し、オーバーでな
い場合にはステップ425に進んでアクセッサ14をホ
ームポジションに復帰させる。
【0172】次いで、ステップ426で復帰動作が正常
に終了したか否かを判断し、正常の場合にはステップ4
27に進んでアクセッサ14を位置づけるべきセルの理
論タコカウント値を算出して、ステップ428でアクセ
ッサ14を算出した理論タコカウント値に基づいて移動
させる。
【0173】次いで、ステップ429でアクセッサの移
動が正常に終了したか否かを判断し、正常の場合にはス
テップ430に進んでピッカー30を前進させるか否か
を判断する。ステップ430において、ピッカー30を
前進させる場合にはステップ401に進み、ピッカーを
前進させない場合にはステップ409に進む。
【0174】ステップ422,426及び429で異常
終了と判断された場合及びステップ424で補正範囲が
オーバーと判断された場合には、ステップ431に進ん
でエラー情報を作成し、処理を終了する。
【0175】
【発明の効果】本発明によると、セルドラムの各セルと
アクセッサとの間の相対位置を正確に且つ迅速に測定す
ることができるという効果を奏する。更に、保守作業時
の相対位置の測定を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ライブラリ装置の透視図である。
【図2】アクセッサ正面図である。
【図3】ハンド機構平面図である。
【図4】ハンド機構の側面図である。
【図5】セルドラムの一セグメントを示す平面図であ
る。
【図6】図5のA方向矢視図である。
【図7】傾斜角度が5.5°のときのチルト機構側面図
である。
【図8】傾斜角度が12°のときのチルト機構側面図で
ある。
【図9】制御システムのブロック図である。
【図10】タコパルス測定系のブロック図である。
【図11】基準フラグの取付位置を示す側面図である。
【図12】基準フラグの取付位置を示す正面図である。
【図13】基準フラグ正面図である。
【図14】相対位置フラグのセルドラムへの取付状態を
示す図である。
【図15】相対位置フラグ正面図である。
【図16】リアフレームが傾いた状態を示す側面図であ
る。
【図17】ピッカーのストローク量を示す図である。
【図18】フレームの傾き度をチェックするためのフロ
ーチャートである。
【図19】ピッカーストローク量の補正動作を示すフロ
ーチャートである。
【図20】基準フラグによるZ軸のX方向傾き補正を説
明する図である。
【図21】Z軸のX方向補正時のタコカウント値の位置
関係を示す図である。
【図22】ハンドユニット(ピッカー)の前進移動によ
るY方向の傾きを示す図である。
【図23】アクセッサ交換前の旋回ベースと基準フラグ
の位置関係を示す図である。
【図24】相対位置測定時の旋回ベースと基準フラグの
位置関係を示す図である。
【図25】アクセッサ交換後の旋回ベースと基準フラグ
の位置関係を示す図である。
【図26】ホームセンサ交換前と交換後のポジションフ
ラグとの位置関係を示す図である。
【図27】相対位置フラグ測定テーブルの一例を示す図
である。
【図28】図27のテーブルに示された相対位置フラグ
の並び方と測定経路を示す図である。
【図29】相対位置フラグ測定動作のフローチャートで
ある。
【図30】2つのアクセッサで共通基準フラグを使用す
る実施形態を示す図である。
【図31】ドラム基準フラグと相対位置フラグとの位置
関係を示す図である。
【図32】リトライ処理のフローチャート(その1)で
ある。
【図33】リトライ処理のフローチャート(その2)で
ある。
【図34】リトライ処理のフローチャート(その3)で
ある。
【符号の説明】
4 ハウジング 5 CAS 10 セルドラム 12 ドライブユニット 14 アクセッサ 16 ハンド機構 18 Yコラム 20 Xレール 21 Xモータ 23 Yモータ 25 Zモータ 41 フラグセンサ 106,108,110 基準フラグ 118 相対位置フラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/68 G11B 17/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、記録媒体カートリッジを
    収容する複数のセルを有し、前記ハウジング内に回転可
    能に取り付けられたセルドラムと、記録媒体カートリッ
    ジへデータのライト・リードを行うドライブユニット
    と、前記ハウジング内に設けられた横方向に伸長するX
    軸を有するレールと、垂直方向に伸長するYコラムと該
    Yコラムに沿って垂直方向に移動可能で且つYコラムに
    平行なY軸回りに旋回可能なハンド機構を有し、前記X
    レール上を走行して前記セルドラムと前記ドライブユニ
    ットとの間で記録媒体カートリッジを運搬するアクセッ
    サとを具備したライブラリ装置の相対位置測定システム
    であって、 前記ハウジングの前方下部に設けられた第1基準フラグ
    と; 前記第1基準フラグの上方に設けられた第2基準フラグ
    と; 前記第1基準フラグとを結ぶ直線が前記Xレールと直角
    を形成するように前記ハウジングの後方下部に設けられ
    た第3基準フラグと; 前記セルドラムに取り付けられた複数の相対位置フラグ
    と; 前記アクセッサのホームポジションを検出する前記Xレ
    ールに取り付けられたホームセンサと; 前記第1乃至第3基準フラグ及び前記複数の相対位置フ
    ラグを検出する前記ハンド機構に取り付けられたフラグ
    センサと; 前記アクセッサを前記Xレールに沿って移動させるとと
    もに第1タコパルスを発生する第1モータと; 前記第1タコパルスをカウントする第1タコカウンタ
    と; 前記ハンド機構を前記Yコラムに沿って移動させるとと
    もに第2タコパルスを発生する第2モータと; 前記第2タコパルスをカウントする第2タコカウンタ
    と; 前記ハンド機構を前記Y軸回りに旋回させるとともに第
    3タコパルスを発生する第3モータと; 前記第3タコパルスをカウントする第3タコカウンタ
    と; 前記フラグセンサで前記第1乃至第3基準フラグを検出
    して、前記アクセッサのY軸のX方向の傾きと、旋回始
    点と旋回終点を結ぶ直線で定義されるZ軸のX方向及び
    Y方向の傾きを求める手段と; 前記アクセッサのY軸及びZ軸の傾きに基づいて前記各
    相対位置フラグの設計タコカウント値を補正して第1理
    論タコカウント値を求め、該第1理論タコカウント値を
    格納する手段と; 前記フラグセンサで前記各相対位置フラグを検出したと
    きの前記第1乃至第3タコカウンタの第1実タコカウン
    ト値を格納する手段と; 前記第1実タコカウント値と第1理論タコカウント値と
    の差分データを求め、該差分データを第1補正値として
    格納する手段と; を具備したことを特徴とするライブラリ装置の相対位置
    測定システム。
  2. 【請求項2】 前記ハンド機構はベースと、前進位置と
    引込み位置との間で前記ベース上をスライド可能なハン
    ドユニットと、前記ハンドユニットをスライド移動させ
    るとともに第4タコパルスを発生する第4モータと、前
    記ハンドユニットで把持すべき前記各セル中の記録媒体
    カートリッジを検出するカートリッジ検出センサとを含
    んでおり; 前記相対位置測定システムは更に、前記第4タコパルス
    をカウントする第4タコカウンタと; 前記ハンドユニットで各セル内のカートリッジを把持可
    能な設計ストロークを与える前記第4タコカウンタのタ
    コカウント値を算出する手段と; 前記設計ストロークを与えるタコカウント値を第2理論
    タコカウント値として格納する手段と; 前記ハンドユニットを前記前進位置に移動して前記各セ
    ル内のカートリッジ把持動作を行う際に、前記カートリ
    ッジ検出センサがオンになったときの前記第4タコカウ
    ンタの第2実タコカウント値を格納する手段と; 前記第2実タコカウント値と第2理論タコカウント値と
    の差分データを求め、該差分データを第2補正値として
    格納する手段とを更に具備した請求項1記載のライブラ
    リ装置の相対位置測定システム。
  3. 【請求項3】 前記フラグセンサが前記第1基準フラグ
    を検出する設計値より求めた前記第3タコカウンタの第
    3理論タコカウント値を格納する手段と; 前記フラグセンサが前記第1基準フラグを実際に検出し
    たときの第3実タコカウント値を格納する手段と; 前記第3実カウント値と第3理論カウント値との差分デ
    ータを求め、該差分データを第3補正値として格納する
    手段と; 前記フラグセンサが前記第2基準フラグを検出する設計
    値より求めた第3タコカウンタの第4理論タコカウント
    値を格納する手段と; 前記フラグセンサが前記第2基準フラグを実際に検出し
    たときの前記第3タコカウンタの第4実タコカウント値
    を格納する手段と; 前記第4実タコカウント値と第4理論タコカウント値と
    の差分データを求め、該差分データを第4補正値として
    格納する手段とを更に具備した請求項1記載のライブラ
    リ装置の相対位置測定システム。
  4. 【請求項4】 前記第1基準フラグの高さに相当する前
    記第2タコカウンタの第5理論タコカウント値を格納す
    る手段と; 前記ハンドユニットが引込み位置にあるときに前記フラ
    グセンサで前記第1基準フラグを検出したときの、前記
    第2タコカウンタの第5実タコカウント値を格納する手
    段と; 前記第5実タコカウント値と第5理論タコカウント値と
    の差分データを求め、該差分データを第5補正値として
    格納する手段と; 前記ハンドユニットが前進位置にあるときに前記フラグ
    センサで前記第1基準フラグを検出したときの、前記第
    2タコカウンタの第6実タコカウント値を格納する手段
    と; 前記第6実タコカウント値と第5理論タコカウント値と
    の差分データを求め、該差分データを第6補正値として
    格納する手段と; 前記第6補正値と前記第5補正値の差分データを第7補
    正値として格納する手段とを更に具備した請求項2記載
    のライブラリ装置の相対位置測定システム。
  5. 【請求項5】 前記第1基準フラグの高さに相当する前
    記第2タコカウンタの第5理論タコカウント値を格納す
    る手段と; 前記ホームセンサで実際に前記第1基準フラグを検出し
    たときの前記第2タコカウンタの第5実タコカウント値
    を求め、前記第5実タコカウント値と第5理論タコカウ
    ント値との差分データを求め、該差分データを第5補正
    値として格納する手段と; 前記フラグセンサで前記第2基準フラグを検出したとき
    の前記第2タコカウンタの第7実タコカウント値を求
    め、該第7実タコカウント値と第5理論タコカウント値
    との差分データを求め、該差分データを第8補正値とし
    て格納する手段と; 前記アクセッサを新しいアクセッサに交換した後に、新
    たなフラグセンサで前記第1基準フラグを検出したとき
    の前記第2タコカウンタの第8実タコカウント値を求
    め、該第8実タコカウント値と前記第5理論タコカウン
    ト値との差分データを求め、該差分データを第9補正値
    として格納する手段と; 前記新しいフラグセンサで前記第2基準フラグを実際に
    検出したときの前記第2タコカウンタの第9実タコカウ
    ント値を求め、該第9実タコカウント値と前記第5理論
    タコカウント値との差分データを求め、該差分データを
    第10補正値として格納する手段と; 前記第8補正値と第5補正値との差分データを求め、該
    差分データを第11補正値として格納する手段と; 前記第10補正値と第9補正値との差分データを求め、
    該差分データを第12補正値として格納する手段とを更
    に具備した請求項1記載のライブラリ装置の相対位置測
    定システム。
  6. 【請求項6】 前記ライブラリ装置は第2アクセッサを
    更に含んでおり、前記第1乃至第3基準フラグを前記ア
    クセッサと前記第2アクセッサで共用する請求項1記載
    のライブラリ装置の相対位置測定システム。
  7. 【請求項7】 第2アクセッサと; 前記セルドラムに取り付けられたドラム基準フラグと; 前記アクセッサで前記ドラム基準フラグ及び前記各相対
    位置フラグの相対位置測定を行い、前記ドラム基準フラ
    グと前記各相対位置フラグ間の位置関係を示す差分デー
    タを求め、該差分データを前記セルドラムに格納する手
    段と; 前記第2アクセッサで前記ドラム基準フラグの相対位置
    測定を行った後、前記セルドラムに格納されていた前記
    差分データを取り出し、該差分データから第2アクセッ
    サの補正値を算出する手段とを更に具備した請求項1記
    載のライブラリ装置の相対位置測定システム。
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