JP3492645B2 - プリント基板の検査機 - Google Patents

プリント基板の検査機

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JP3492645B2 JP2001097609A JP2001097609A JP3492645B2 JP 3492645 B2 JP3492645 B2 JP 3492645B2 JP 2001097609 A JP2001097609 A JP 2001097609A JP 2001097609 A JP2001097609 A JP 2001097609A JP 3492645 B2 JP3492645 B2 JP 3492645B2
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SHIRAI ELECTRONICS INDUSTRIAL CO.,LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の外
観を検査するプリント基板の検査機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリント基板の検査機と
しては、例えば特開平8−334473号公報に記載の
発明が知られている。このプリント基板の検査機は、プ
リント基板を縦の状態で搬送する搬送手段と、その搬送
手段によるプリント基板の搬送途中においてプリント基
板の表面および裏面を走査してその表面および裏面の画
像を取得するための走査用光学系と、を備えたものであ
る。また、上記の搬送手段は、プリント基板を載せて搬
送する搬送ベルトと、この搬送ベルトの上方にプリント
基板を縦に保持する保持手段とで構成されている。
【0003】このような構成からなるプリント基板の検
査機では、プリント基板が搬送ベルトに載せて搬送され
るとともに、その搬送中には、プリント基板は保持手段
により縦に保持された状態になる。そして、そのプリン
ト基板が走査用光学系を通過する際に、撮像手段(カメ
ラ)でプリント基板の表面および裏面が撮影され、所望
の画像を得ることができる。
【0004】このため、従来のプリント基板の検査機で
は、プリント基板を縦の状態で搬送するので、プリント
基板の表面と裏面との画像を一度に取得できるという利
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプリン
ト基板の検査機では、上記のようにプリント基板は縦の
状態で搬送ベルトに載せられて搬送されるので、プリン
ト基板が搬送ベルトの表面と接触する接触面積が小さく
なる。このため、プリント基板は、その搬送中に搬送ベ
ルト上でスリップなどを起こし易くなり、プリント基板
の表面または裏面の正確な画像を取り込むことができな
いという不具合が発生し易い。
【0006】さらに、そのプリント基板の搬送中には、
プリント基板が保持手段により縦に保持され、この保持
によりプリント基板は搬送ベルト上で尚更スリップし易
くなるので、上記の不具合が発生がする可能性が益々高
くなるという不具合が考えられる。そこで、本発明の目
的は、上記の点に鑑み、プリント基板を傾斜させた状態
で搬送するが、プリント基板を撮像の際には、プリント
基板を非常に安定した状態で搬送させるようにし、プリ
ント基板の正確な画像を取り込むことができるようにし
たプリント基板の検査機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するために、請求項1〜請求項12に記
載の各発明は以下のように構成した。すなわち、請求項
1に記載の発明は、プリント基板を搬送装置で搬送する
途中において前記プリント基板の検査面を撮像手段で撮
像し、その撮像に基づいてプリント基板の外観を検査す
るプリント基板の検査機であって、前記搬送装置は、前
記プリント基板の搬送方向に向けて配置され、基準水平
面に対して所定角度で傾斜する傾斜面を有する傾斜部材
を備え、前記撮像手段で撮像の際に、前記プリント基板
の板面全体を前記傾斜面に沿わせた状態で前記プリント
基板を搬送し、前記撮像の終了後は、前記プリント基板
の上端を前記傾斜面に案内させて前記プリント基板を搬
送するようになっていることを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のプリント基板の検査機において、前記傾斜部材であっ
て、前記撮像手段で前記プリント基板を撮像する際の搬
送路に相当する領域の一部に撮影用スリットを設けると
ともに、前記撮影手段は、前記撮影用スリットを介して
前記プリント基板の検査面を撮像するようになっている
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のプリント基板の検査機において、前記
撮像手段および前記傾斜部材は、防振機構を介して架台
上に設置するようにしたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいず
れかに記載のプリント基板の検査機において、前記搬送
装置に対して前記プリント基板を搬入する搬入装置と、
前記搬送装置から前記プリント基板を搬出する搬出装置
とを、さらに備えたことを特徴とするものである。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のプリント基板の検査機におい
て、前記搬送装置は、前記撮像手段で撮像するために、
前記プリント基板の板面全体を前記傾斜部材の傾斜面に
沿わせた状態とし、この状態を維持して前記プリント基
板を搬送テーブルに載せて定速度で搬送する第1搬送装
置と、その撮像の終了した前記プリント基板を前記第1
搬送装置から受け取ると、その上端を前記傾斜部材の傾
斜面で案内しつつ前記プリント基板を無端ベルトで搬送
する第2搬送装置と、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0011】このように、請求項1〜請求項5に記載の
各発明では、プリント基板を撮像手段で撮像の際に、プ
リント基板の板面全体を傾斜部材の傾斜面に沿わせた状
態でプリント基板を搬送するようにした。このため、プ
リント基板を撮像手段で撮像の際には、プリント基板を
非常に安定した状態で搬送させることが可能となり、プ
リント基板の外観の正確な画像を取得することが可能と
なる。
【0012】また、請求項3に記載の発明では、防振機
構を有するようにしたので、架台が何らかの原因で揺れ
ても撮像手段と傾斜部材の相対位置関係は一定に維持さ
れる。このため、撮像手段は、架台に加わる振動などに
影響されずに、プリント基板の撮像ができる。請求項6
に記載の発明は、請求項5に記載のプリント基板の検査
機において、前記第1搬送装置は、前記プリント基板の
搬送方向に向けて配置され、基準水平面に対して所定角
度で傾斜する傾斜板と、前記プリント基板の板面全体を
前記傾斜板に沿わせた状態とし、この状態でそのプリン
ト基板を載せて搬送する搬送テーブルと、この搬送テー
ブルを前記搬入装置による搬入位置と前記第2搬送装置
の受渡し位置との間を往復動させるとともに、前記搬送
テーブルが前記プリント基板を搬送する際には、その搬
送テーブルを所定の定速度に動作させる往復動機構とを
備え、前記搬送テーブルの搬送面と前記傾斜板の板面と
のなす角度はほぼ直角であることを特徴とするものであ
る。
【0013】このように、請求項6に記載の発明では、
第1搬送装置が、プリント基板の板面全体を傾斜板に沿
わせた状態にするとともに、その状態でプリント基板を
搬送テーブルにのせて搬送するようにした。さらに、搬
送テーブルの搬送面と傾斜板の板面がなす角度を、ほぼ
直角となるようにした。このため、例えば図17に示す
ように、搬送中に、プリント基板Pに働く重力Gは、傾
斜板9を押す力G1と、搬送テーブル31を押す力G2
に分解される。傾斜板9を押す力G1は、傾斜板9の全
体に分散され、プリント基板Pの搬送中には、プリント
基板Pが傾斜板9に常時接触する力として作用する。一
方、搬送テーブル31を押す力G2は、重力Gに近似す
る力であり、これがプリント基板Pの下端面に集中し、
プリント基板Pを搬送テーブル31上に位置決め固定す
る力として作用する。
【0014】このため、プリント基板Pを搬送テーブル
31に固定するための機構 (手段)がなくても、搬送テ
ーブル31上のプリント基板Pは、がたつくことなく、
安定かつ円滑に、定速度で搬送される。従って、プリン
ト基板を撮像手段で撮像の際には、プリント基板を非常
に安定した状態で搬送させることができ、プリント基板
の外観の正確な画像を取得できる。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載のプリント基板の検査機において、前記
第2搬送装置は、前記プリント基板の搬送方向に向けて
配置され、基準水平面に対して所定角度で傾斜する傾斜
板と、前記プリント基板の上端を前記傾斜板に接触した
状態とし、この状態でそのプリント基板を載せて搬送す
る金属製の無端ベルトと、この無端ベルトを回転駆動さ
せる駆動機構とを備え、前記無端ベルトの搬送面と前記
傾斜板の板面とのなす角度はほぼ直角であることを特徴
とするものである。
【0016】このような構成からなる請求項7に記載の
発明によれば、撮像手段で撮像の終了したプリント基板
を、比較的安定した安定した状態で搬出装置に向けて搬
送できる。請求項8に記載の発明は、請求項6または請
求項7に記載のプリント基板の検査機において、前記第
1搬送装置は、前記搬送テーブル上に前記搬入装置で前
記プリント基板が搬入される際に、前記プリント基板を
前記搬送テーブル上に位置決めする位置決め手段をさら
に備え、前記位置決め手段は、前記搬送テーブル上に設
けた位置決め部材と、前記位置決めの際に、搬送テーブ
ル上の所定位置に移動する位置決め片を有する位置決め
機構とからなり、前記位置決め片は、その先端が前記プ
リント基板に対して一定の押圧力を付与するようになっ
ていることを特徴とするものである。
【0017】このような構成からなる請求項8に記載の
発明によれば、搬送テーブル上に搬入装置でプリント基
板を搬入する際に、正確に位置決めできる。請求項9に
記載の発明は、請求項6乃至請求項8のいずれかに記載
のプリント基板の検査機において、前記第1搬送装置の
搬送テーブルは、排出側の端部が前記搬送テーブルの幅
方向に向けて徐々に低く傾斜するようになっていること
を特徴するものである。
【0018】このような構成からなる請求項9に記載の
発明によれば、搬送テーブル上のプリント基板を、搬送
テーブルから第2搬送装置の無端ベルトに受け渡す際
に、その受け渡しが円滑かつ安定にできる上に、プリン
ト基板を痛めることがない。請求項10に記載の発明
は、請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のプリント
基板の検査機において、前記第2搬送装置の無端ベルト
の前記傾斜板側に沿って、前記プリント基板の下端側を
案内する案内部材を設けるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0019】このような構成からなる請求項10に記載
の発明によれば、無端ベルトに載せてプリント基板を搬
送する際に、プリント基板と傾斜板との部分的な接触を
一定に保持した状態でプリント基板を搬送方向に案内で
き、その搬送の安定化に寄与できる。請求項11に記載
の発明は、請求項5乃至請求項10のいずれかに記載の
プリント基板の検査機において、前記搬入装置は、前記
第1搬送装置に沿って配置され、その第1搬送装置側が
高い状態で傾斜するとともに、その表面に複数の前記プ
リント基板を縦の状態で重ねて整列する整列板と、その
整列するプリント基板を前記第1搬送装置に向けて送る
送り機構と、この送り機構により送られた前記プリント
基板を前記第1搬送装置の搬送テーブル上に対して真空
パッドで吸着して移送する移送機構と、を備えたことを
特徴とするものである。
【0020】このような構成からなる請求項11に記載
の発明によれば、第1搬送装置の搬送テーブル上にプリ
ント基板を1枚単位で確実かつ迅速に移送できる。請求
項12に記載の発明は、請求項5乃至請求項11のいず
れかに記載のプリント基板の検査機において、前記搬出
装置は、前記第2搬送装置に沿って配置され、良品のプ
リント基板を積載する良品積載テーブルと、前記第2搬
送装置に沿って配置され、不良品のプリント基板を積載
する不良品積載テーブルと、前記第2搬送装置で搬送さ
れてくるプリント基板の良否に応じてそのプリント基板
を前記良品積載テーブルと前記不良品積載テーブルに選
択的に移送する移送手段と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0021】このような構成からなる請求項12に記載
の発明によれば、第2搬送装置で搬送されてくるプリン
ト基板を、その良否に応じて選択的に良品積載テーブル
または不良品積載テーブルに移送することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。本発明のプリント基板の検査
機の実施形態の構成について、図面を参照して説明す
る。この実施形態にかかるプリント基板の検査機は、図
1に示すように、プリント基板Pの検査のために搬送す
る搬送装置1を備え、この搬送装置1に沿って、プリン
ト基板Pを搬送装置1に対して搬入する搬入装置2と、
搬送装置1で搬送されるプリント基板Pの検査面(表面
または裏面)を撮像手段(カメラ)で撮影してプリント
基板Pの良否の検査を行う検査装置3と、この検査装置
3で検査済みのプリント基板Pを搬送装置1から搬出す
る搬出装置4とが、図示のように配置されている。
【0023】搬送装置1は、図1に示すように、搬入装
置2で搬入されたプリント基板Pを検査装置3で検査の
ために非常に安定な状態で搬送する第1搬送装置5と、
この第1搬送装置5から排出されるプリント基板Pを受
け取り、これを搬出装置4まで搬送する第2搬送装置6
とから構成される。また、第2搬送装置6は、上流側搬
送部7と下流側搬送部8とから構成されている。そし
て、これら第1搬送装置5と第2搬送装置6とは、図1
に示すような傾斜部材である2つの傾斜板9、10を利
用して構成されている。
【0024】次に、搬入装置2の構成について、図1〜
図5を参照しながら説明する。この搬入装置2は、プリ
ント基板Pを縦の状態で整列させておくとともに、プリ
ント基板Pの搬入時にそれを第1搬送装置5に向けて送
り出すプリント基板整列部11と、この整列部11から
送り出されたプリント基板Pを、後述する第1搬送装置
5の搬送テーブル31上に移送するプリント基板移送部
12とを備えている。
【0025】プリント基板整列部11は、図3に示すよ
うに、架台13上に金属製の傾斜板14が設置され、こ
の傾斜板14の上面に合成樹脂状のシート15が重ねて
敷かれ、このシート15上にプリント基板Pが縦の状態
で重ねて整列するようになっている。傾斜板14は、そ
の前方側(プリント基板Pの排出側)が第1搬送装置5
の搬送テーブル31側にのぞむとともに、その前方側が
高い状態で傾斜するように架台13上に設置されてい
る。また、シート15の端部には、シート15上に整列
するプリント基板Pを位置決めするための基準部材20
が、プリント基板Pの整列方向に設けられている。
【0026】また、プリント基板整列部11には、シー
ト15に整列されるプリント基板Pを送る送り機構16
が設けられている。この送り機構16は、傾斜板14お
よびシート15に穿たれた左右のスリット17の長さ方
向に沿って移動する移動部材18、この移動部材18に
取り付けられてシート15上のプリント基板Pの板面を
押し出す押し出しプレート19などから構成される。移
動部材18は、傾斜板14の下面側に配置されたリニア
ガイド(図示せず)に案内されてモータ(図示せず)に
より移動できるようになっている。
【0027】プリント基板移送部12は、図1に示すよ
うに、第1搬送装置5および傾斜板9を挟んでプリント
基板整列部11と対向する位置に配置されている。この
プリント基板移送部12は、図5に示すように、プリン
ト基板Pを1枚づつ吸着する真空パッド21、この真空
パッド21をプリント基板Pの移送方向に移動させる真
空パッド移動機構22などから構成される。傾斜板9に
は、図5に示すように、プリント基板Pの移送時に真空
パッド21が通過できる真空パッド用開口部23が設け
られている。
【0028】真空パッド移動機構22は、真空パッド2
1を固定する真空パッド固定部材24を備え、この真空
パッド固定部材24がネジ(図示せず)にネジ結合され
ている。そして、そのネジをモータ25で回転すること
により、真空パッド回転部材24がガイド26に案内さ
れて図5の矢印方向にネジ送りされるように構成されて
いる。
【0029】なお、真空パッド21は、図5に示すよう
に、真空パッド固定部材24に対して固定されるが、そ
の固定位置は固定位置調節手段27により所定の範囲で
適宜調整できるようになっている。次に、第1搬送装置
5の構成について、図1、図6、および図10などを参
照して説明する。
【0030】この第1搬送装置5は、図1および図6に
示すように、プリント基板Pの搬送方向に向けて設置さ
れるとともに、水平面(基準面)に対して所定角度θで
傾斜して設置される傾斜板9を有し、プリント基板Pの
板面全体を傾斜板9に沿わせた状態(接触させた状態)
とし、この状態でプリント基板Pを搬送テーブル31に
載せて強制的に搬送するようになっている。
【0031】ところで、プリント基板Pの搬送中には、
図17に示すように、プリント基板Pに働く重力Gは、
傾斜板9を押す力G1と、搬送テーブル31を押す力G
2に分解される。傾斜板9を押す力G1は、傾斜板9の
全体に分散され、プリント基板Pの搬送中には、プリン
ト基板Pが傾斜板9に常時接触する力として作用する。
一方、搬送テーブル31を押す力G2は、重力Gに近似
する力であり、これがプリント基板Pの下端面に集中
し、プリント基板Pを搬送テーブル31上に位置決め固
定する力として作用する。
【0032】そこで、上記の傾斜角度θは、プリント基
板Pを搬送テーブル31に固定するための機構がなくて
も、搬送テーブル31上のプリント基板Pが、がたつく
ことなく、安定かつ円滑に搬送できることなどを条件に
決定され、例えばその傾斜角度θは75度程度が最適な
値となる。傾斜板9は、上記のように傾斜角度θで傾斜
するように取付け枠68の一部に取付けられ、この取付
け枠68の下部の4か所には防振バネ69が設けられ、
取付け枠68はその4つの防振バネ69を介して架台7
0上に設置されている。
【0033】さらに詳述すると、第1搬送装置5は、傾
斜板9、搬送テーブル31、搬送テーブル31を搬入装
置2の搬入位置と第2搬送装置6の受け渡し位置との間
で往復動させるとともに、搬送テーブル31を所定の定
速度で移動させる往復動機構32等から構成される。そ
して、搬送テーブル31の搬送面と傾斜板9の板面との
なす角度は、ほぼ直角となるように構成されている。
【0034】搬送テーブル31は、図8に示すように、
垂直部33と、この垂直部33の端部から直角に延びて
プリント基板Pを載せて搬送する水平の載置部34とを
備えている。載置部34の排出側には、その載置部34
上のプリント基板Pを後述の無端ベルト91上に落下さ
せる際に、円滑に落下させて衝撃を緩和するための傾斜
面43が形成されている。
【0035】また、搬送テーブル31の一端には、図9
に示すような位置決め部材35が設けられている(図1
0参照)。この位置決め部材35は、搬送テーブル31
上にプリント基板Pを搬入する際に、そのプリント基板
Pを搬送テーブル31上に位置決めするとともに、プリ
ント基板Pの搬送の際にはそのプリント基板Pの端部を
押すための機能を備えている。
【0036】往復動機構32は、図7および図10に示
すように、傾斜板9の裏面側であって、その傾斜板9に
設けたスリット36の長さ方向に沿って形成されてい
る。すなわち、往復動機構32は、図10に示すよう
に、搬送テーブル31を往復動させるための往復動部材
37と、往復動部材37と嵌合して往復動部材37を搬
送テーブル31の移動方向に案内する案内部材38と、
その往復動部材37を案内部材38に案内させて往復動
させるモータ(図示せず)などから構成されている。そ
して、搬送テーブル31と往復動部材37とは、傾斜板
9のスリット36を貫通する連結部材39により接続さ
れている。案内部材38は、図10に示すように固定部
材40を介して傾斜板39の裏面側に固定されている。
【0037】搬送テーブル31が移動する領域のうち、
図1に示すように搬入装置2と対向する領域には、図1
0に示すように、搬送テーブル31で搬送する際にプリ
ント基板Pの姿勢を安定に維持するためのプリント基板
案内部材45が、傾斜板9の表面側に取り付けられてい
る。また、プリント基板案内部材45は、その上部側で
あってその長さ方向に、搬送テーブル31の載置部34
が移動可能な溝42が形成されている。
【0038】なお、搬送テーブル31は、搬入装置2の
搬入位置と第2搬送装置6の受け渡し位置との間で往復
動するが、その各位置を知るために往復動部材37に作
動片(図示せず)を設けている。そして、その作動片を
フォトセンサなどのセンサで検出することにより、搬送
テーブル31の上記の各位置を知ることができるように
なっている。
【0039】第1搬送装置5は、搬入装置2によりプリ
ント基板Pを搬送テーブル31上に搬入する際に、その
搬入位置を位置決めする搬入位置決め機構47を備えて
いるので、その構成について図11を参照して説明す
る。この搬入位置決め機構47は、図11に示すよう
に、傾斜板9の裏面側に固定されたベース板56上に設
けられている。すなわち、搬入位置決め機構47は、ベ
ース板56に取付けられた図示しないモータにより回転
するカム軸48と、このカム軸48に固定されるカム4
9とを備え、カム49が回転運動することにより、カム
ホルダ50が傾斜板9の配置方向に直線往復運動を行う
ように構成されている。
【0040】カムホルダ50の先端は、連結軸51を介
して可動部材52に連結されている。可動部材52は、
軸53を中心に回動自在に構成され、その長さ方向に板
バネ54が取付けられている。板バネ54の先端側は、
湾曲状の湾曲部55が形成され、この湾曲部55が傾斜
板9に設けた開口部57から突出できるようになってい
る。
【0041】その湾曲部55は、プリント基板Pを搬送
テーブル31に搬入の際に、プリント基板Pの端面と接
触しておおまかな位置決めを行うとともに、プリント基
板Pが搬送テーブル31に載った後は、プリント基板P
の一端を押すことによりその他端が位置決め部材35に
押し当てられ、これにより搬送テーブル31上にプリン
ト基板Pを位置決めするものである。
【0042】なお、板バネ54の位置は、図示しないセ
ンサにより検出するようになっている。次に、検査装置
3の構成について、図1、図6、図7、および図12等
を参照して説明する。この検査装置3は、第1搬送装置
5の搬送テーブル31で搬送されるプリント基板Pの一
方の検査すべき検査面を、傾斜板9の裏面側から撮像手
段であるCCDラインセンサなどのラインセンサ61で
撮影して画像データを取得し、この取得した画像データ
に基づいてコンピュータ (図示せず) などによりプリン
ト基板Pの良否を検査(判定)するようになっている。
【0043】このために、傾斜板9には、図1および図
7に示すように、プリント基板Pの搬送方向に直交する
方向に撮影用スリット62が設けられている。そして、
傾斜板9の裏側であって、その撮影用スリット62の長
さ方向に沿うとともにそのスリット62の両側に、プリ
ント基板Pの検査面を照明する照明手段として蛍光灯6
3、63と蛍光灯64、64とがそれぞれ配置されてい
る。蛍光灯63、63は、図6に示すように、傾斜板9
の裏面側に固定された蛍光灯ホルダ65、65によりそ
の上下が保持され、蛍光灯64、64も同様に図示しな
い蛍光灯ホルダによりその上下が保持されるようになっ
ている。
【0044】撮影用スリット62は、図12に示すよう
に、その撮影用スリット62の前側の開口部の開口面積
が最小で、その開口面積が後側の開口部に向けて徐々に
増加していき、その後側の開口部で最大となるように、
図示のような傾斜面66、67が形成されている。この
ように構成するのは、蛍光灯63、63、および蛍光灯
64、64からの光を、その撮影用スリット62の前側
の開口部に効率的に導いて、プリント基板Pの検査面を
効率的に照射するためである。
【0045】なお、この傾斜面66と傾斜面67が形成
する角度αは、蛍光灯63、63、および蛍光灯64、
64の配置位置などで決まり、図示の場合には、例えば
140度程度が最適となる。図6に示すように、傾斜板
9の裏側であって、その傾斜板9に設けた撮影用スリッ
ト62と対向する所定の位置に、ラインセンサ61が設
けられている。このラインセンサ61は、取付け具76
などを介して取付け枠68上の所定位置に固定されてい
る。ラインセンサ61は、その撮像面の傾斜角度が傾斜
板9の傾斜角度と一致するようになっている。
【0046】また、ラインセンサ61と傾斜板9とは取
付け枠68上に設置されるとともに、取付け枠68は例
えば4つの防振バネ69を介在して架台70上に取付け
られている。ここで、4つの防振バネ69は、防振機構
を構成する。このように防振機構を備えることにより、
架台70が何らかの原因で揺れてもラインセンサ61と
傾斜板9の相対位置関係は一定に維持される。このた
め、ラインセンサ61は、架台70に加わる振動などに
影響されずに、プリント基板Pの撮影ができる。
【0047】第1搬送装置5は、検査装置3のラインセ
ンサ61でプリント基板Pの撮影が終了すると、搬送テ
ーブル31上のプリント基板Pを押し出して第2搬送装
置6に落下させる押し出し機構75を有するので、その
押し出し機構75の構成について、図1、図6、図7、
および図14を参照して説明する。押し出し機構75
は、図7および図13に示すように、傾斜板9の裏側で
あってその傾斜板9に設けたスリット76の近傍に配置
され、そのスリット76内で待機する押し出し板77の
先端部が、そのスリット76から傾斜板9の表側に出る
ことにより、押し出し板77が搬送テーブル31上のプ
リント基板Pを第2搬送装置6の上流側搬送部7に押し
出すようになっている。
【0048】このため、この押し出し機構75は、傾斜
板9の裏面側に固定されたL型部材78と一体の垂下部
材79に設置されている。すなわち、押し出し機構75
は、垂下部材79に取付けられた図示しないモータによ
り回転するカム軸80と、このカム軸80に固定される
カム81とを備え、カム81が回転運動することによ
り、カムホルダ82が傾斜板9と直交する方向に直線往
復運動するように構成されている。
【0049】カムホルダ82の先端は、連結軸83を介
して押し出し板77の一部に連結されている。押し出し
板77は、傾斜板9のスリット76の下方に設けた軸8
4を中心に回動自在に構成されている。また、押し出し
板77は、スリット76の長さ方向に延びており、その
先端部が図13に示すようにスリット76内で待機する
ように構成されている。
【0050】なお、押し出し板77は、通常は図13の
実線の位置で待機し、プリント基板Pの押し出し時には
その待機位置から押し出し位置まで軸84を中心に回転
し、再び待機位置に戻る。このため、押し出し板77の
待機状態を、図示しないセンサにより検出するようにな
っている。次に、第2搬送装置6のうちの上流側搬送部
7の構成について、図1、図7、および図14を参照し
て説明する。
【0051】上流側搬送部7は、図14に示すように、
プリント基板Pの上端側を傾斜板9の表面側に接触させ
るとともに、この状態でプリント基板Pの下端側を載せ
て搬送する金属製の無端ベルト91を備えている。図1
4に示すように、無端ベルト91の傾斜板9側であっ
て、無端ベルト91の長さ方向に沿って、案内ガイド9
7が設けられている。この案内ガイド97は、無端ベル
ト91でプリント基板Pを搬送する際に、そのプリント
基板Pの下端側と接触して搬送を案内すると同時に、そ
のプリント基板Pの上端のみを傾斜板9に接触させるよ
うにするものである。
【0052】さらに、無端ベルト91は、図14に示す
ように、搬送テーブル31上から落下するプリント基板
Pを受け取るために、搬送テーブル31のプリント基板
Pの受渡し位置よりも前方側に配置されている。また、
無端ベルト91の搬送面は、図14に示すように、搬送
テーブル31の載置面よりも下方に位置するようになっ
ている。
【0053】無端ベルト91は、図1および図7に示す
ように、傾斜板9の表面側に配置された駆動ロール92
と従動ロール93との間に掛け渡され、駆動ロール92
をモータ(図示せず)により回転することにより無端ベ
ルト91が回転するようになっている。無端ベルト91
の内側には、図14に示すように、無端ベルト91の搬
送面を水平に保持するためのベルト保持部材95が、無
端ベルト91の長さ方向に配置されている。
【0054】従動ロール93は、傾斜板9に回動自在に
取り付けたロール取り付け部材96に回転自在に取り付
けられ、そのロール取り付け部材96は、無端ベルト9
1を緊張させるために反時計方向に回転する力が常時与
えられるようになっている。次に、第2搬送装置6のう
ちの下流側搬送部8の構成について、図1、図15、お
よび図16を参照して説明する。
【0055】下流側搬送部8は、図16に示すように、
プリント基板Pの上端側を傾斜板10の表面側に接触さ
せるとともに、この状態でプリント基板Pの下端側を載
せて搬送する金属製の無端ベルト101を備えている。
ここで、傾斜板10は、傾斜板9と同様に、プリント基
板Pの搬送方向に配置されるとともに、その板面が基準
面に対して傾斜角度θで傾斜するようになっている。
【0056】また、図16に示すように、無端ベルト1
01の傾斜板10側には、無端ベルト101の長さ方向
に沿って、案内ガイド102が設けられている。この案
内ガイド102は、無端ベルト101でプリント基板P
を搬送する際に、そのプリント基板Pの下端側と接触し
て搬送を案内すると同時に、そのプリント基板Pの上端
のみを傾斜板10に接触させるようにするものである。
【0057】また、下流側搬送部8は、図15に示すよ
うに、無端ベルト101で搬送されてくるプリント基板
Pが良品の場合にその搬送を規制する良品ストッパ10
3と、無端ベルト101で搬送されてくるプリント基板
Pが不良品の場合にその搬送を規制する不良品ストッパ
104とを備え、この搬送の規制されたプリント基板P
が無端ベルト101上から搬出装置4で搬出されるよう
になっている。
【0058】無端ベルト101は、図1および図15に
示すように、傾斜板10の表面側に配置された駆動ロー
ル105と従動ロール106との間に掛け渡され、駆動
ロール105をモータ107で回転することにより無端
ベルト101が回転するようになっている。駆動ロール
105は、図16に示すように、傾斜板10に取り付け
られた軸受108により回転自在に支持されるととも
に、モータ107の回転軸と接続されている。
【0059】無端ベルト101の内側には、無端ベルト
101の搬送面を水平に保持するためのベルト保持部材
(図示せず)が無端ベルト101の長さ方向に配置され
ている。従動ロール106には、無端ベルト101を緊
張させるために、適宜手段により外側に向けた力が常時
与えられるようになっている。良品ストッパ103は、
その先端側が傾斜板10に設けたスリット109から傾
斜板10の表側に前進した状態で、無端ベルト101で
搬送されてくる良品のプリント基板Pの搬送を規制する
とともに、プリント基板Pが不良品の場合には、傾斜板
10の後側に後退して不良品のプリント基板Pが下流側
に通過できるようになっている。この通過した不良品の
プリント基板Pは、無端ベルト101の下流側の上方で
あって傾斜板10に固定される不良品ストッパ104に
より、その搬送が規制されるようになっている。
【0060】良品ストッパ103と不良品ストッパ10
4には、プリント基板Pが当たる衝突面に、その衝突の
際の衝撃を吸収してプリント基板Pの跳ね返りを抑える
ための手段として、例えばゲル状の衝撃吸収テープが貼
られている。良品ストッパ103の近傍の傾斜板10に
は、良品のプリント基板Pが良品ストッパ103で搬送
が規制されて停止したことを検出する着座センサ110
が、取り付けられている。また、不良品ストッパ104
の近傍の傾斜板10には、不良品のプリント基板Pが不
良品ストッパ104で搬送が規制されて停止したことを
検出する着座センサ111が、取り付けられている。
【0061】次に、搬出装置4の構成について、図1、
図15、および図16を参照して説明する。この搬出装
置4は、図1に示すように、第2搬送装置の下流側搬送
部8に沿って配置され、良品ストッパ103により搬送
が規制される良品のプリント基板Pを積載する良品積載
テーブル116と、不良品ストッパ104により搬送が
規制される不良品のプリント基板Pを積載する不良品積
載テーブル117とを備え、その両テーブル116、1
17にプリント基板Pを良品または不良品に応じて選択
的に移送するようになっている。
【0062】このために、良品積載テーブル116は、
図15に示すように、その下面側に移動部材118が固
定され、その移動部材118が架台119上に固定され
た案内ガイド120に案内されて、下流側搬送部8の搬
送方向と直交する方向に移動できるようになっている。
また、良品積載テーブル116は、その先端側が無端ベ
ルト101の内側を通過できるとともに、傾斜板10に
開けた開口部123を通過できるようになっている。
【0063】また、良品積載テーブル116の下面側の
架台119上には、良品積載テーブル116の下面側と
接触してそれが撓むのを防止するための接触部材12
1、122が、案内ガイド120の左右に並行して配置
されている。移動部材118は、ラック124とピニオ
ン125を介してモータ126の軸に接続され、モータ
126の回転により移動部材118を直線往復動させる
ようになっている。
【0064】次に、無端ベルト101上の良品のプリン
ト基板Pを、良品積載テーブル116上に押し出す押し
出し機構127が、傾斜板10の裏側に配置されている
ので、この構成について説明する。この押し出し機構1
27は、図15に示すように、無端ベルト101の上方
の傾斜板10に開口部128を設け、その開口部128
から押し出し部129が前進することにより、無端ベル
ト101上の良品のプリント基板Pを良品積載テーブル
116上に移送するようになっている。そして、その移
送後には、押し出し部129は、その先端が開口部12
8に位置するまで後退するとともに、良品積載テーブル
116はプリント基板Pの厚さ分だけ後退するようにな
っている。
【0065】押し出し部129は、図15に示すように
その先端側に平板130が取り付けられ、この平板13
0の長さ方向にプリント基板Pの板面を押圧する複数の
プッシャ131が取り付けられている。プッシャ131
は、例えばゴムなどにより伸縮自在(ベローズ状)に構
成されている。不良品積載テーブル117は、図15に
示すように、その下面側に移動部材138が固定され、
その移動部材138が架台119上に固定された案内ガ
イド140に案内されて、下流側搬送部8の搬送方向と
直交する方向に移動できるようになっている。また、不
良品積載テーブル117は、その先端側が無端ベルト1
01の内側を通過できるとともに、傾斜板10に開けた
開口部123を通過できるようになっている。
【0066】また、不品積載テーブル117の下面側の
架台119上には、不良品積載テーブル117の下面側
と接触してそれが撓むのを防止するための接触部材14
1、142が、案内ガイド140の左右に並行して配置
されている。移動部材138は、ラック144とピニオ
ン145を介してモータ146の軸に接続され、モータ
146の回転により移動部材138を直線往復動させる
ようになっている。
【0067】次に、無端ベルト101上の不良品のプリ
ント基板Pを、不良品積載テーブル117上に押し出す
押し出し機構147が、傾斜板10の裏側に配置されて
いるので、この構成について説明する。この押し出し機
構147は、図15および図16に示すように、無端ベ
ルト101の上方の傾斜板10に開口部148を設け、
その開口部148から押し出し部149が前進すること
により、無端ベルト101上の不良品のプリント基板P
を不良品積載テーブル117上に移送するようになって
いる。そして、その移送後には、押し出し部149は、
その先端が開口部148に位置するまで後退するととも
に、不良品積載テーブル117はプリント基板Pの厚さ
分だけ後退するようになっている。
【0068】押し出し部149は、図15に示すように
その先端側に平板150が取り付けられ、この平板15
0の長さ方向にプリント基板Pの板面を押圧する複数の
プッシャ151が取り付けられている。プッシャ151
は、プッシャ131と同様に構成されている。不良品積
載テーブル117上には、図16に示すようにプリント
基板Pを立てかけるための傾斜状の立てかけ板153が
設けられ、かつ、架台119上には、プリント基板Pの
うち先端のものを検出するセンサ154が設置されてい
る。これらの構成は、良品積載テーブル116について
も同様である。
【0069】次に、このような構成からなるプリント基
板の検査機の実施形態の動作について、図面を参照して
説明する。検査の対象となるプリント基板Pは、図3に
示すように、搬入装置2のプリント基板整列部11に縦
の状態で整列させておく。このとき、プリント基板Pは
基準面に対して例えば80度で傾斜した状態にある。ま
た、このときには、傾斜板14は傾斜しているので、プ
リント基板Pは自重により重なった状態になるととも
に、基準部材20によりその位置が位置決めされる。
【0070】次に、その整列されたプリント基板Pは、
送り機構16の押し出しプレート19により前方へ押し
出され、その先頭のプリント基板Pが、プリント基板整
列部11の排出口で待機することになる。このとき、第
1搬送装置1の搬送テーブル31は、図1および図11
に示すように搬入位置で待機するが、この待機位置はプ
リント基板Pのサイズによって異なる。またこのときに
は、搬入位置決め機構47の可動部材52は、図11の
破線の位置にあり、これに伴い、板バネ54の湾曲部5
5も破線位置にある。これにより、搬送テーブル31
は、プリント基板Pを受け入れ可能な状態となる。
【0071】次に、図5に示す真空パッド移動機構22
により真空パッド21が前進し、プリント基板整列部1
1の排出口で待機する1枚のプリント基板Pの板面を吸
着すると、その真空パッド21は後退を開始する。そし
て、真空パッド21の後退に伴い、プリント基板Pの板
面全体が傾斜板9に当たると、真空パッド21はさらに
後退するので真空破壊が起こり、プリント基板Pは真空
パッド21から離れて搬送テーブル31上に落下する。
【0072】プリント基板Pが搬送テーブル31上に落
下するときには、傾斜板9が傾斜しているので、その傾
斜板9の板面に沿って落下する。また、搬送テーブル3
1上にプリント基板Pが落下したときには、プリント基
板Pの搬送テーブル31の長さ方向へのずれは搬送テー
ブル31に設けた位置決め部材35と板バネ54の湾曲
部55とにより規制され、搬送テーブル31の幅方向へ
のずれは、プリント基板案内部材45により規制される
(図10、図11参照)。このため、プリント基板P
は、落下が終了すると、その板面の全体が傾斜板9に接
触した状態で、上下方向が搬送テーブル31上に位置決
めされる。
【0073】次に、搬入位置決め機構47の可動部材5
2が、軸53を中心に図11の破線位置からさらに時計
方向に回転するので、これに伴い、板バネ54の湾曲部
55も同一方向に回転する。このため、その湾曲部55
がプリント基板Pの端面に当たり、プリント基板Pの他
方の端面が位置決め部材35に押し付けられ、搬送テー
ブル31上にその左右方向が位置決めされる。その位置
決めが終了すると、搬入位置決め機構47の可動部材5
2は、図11の実線位置まで戻るので、これに伴い、板
バネ54の湾曲部55も実線位置となる。
【0074】ここで、板バネ54の湾曲部55がプリン
ト基板Pに当たってその端面を押圧するが、湾曲部55
は弾性があって押し返されるので、プリント基板Pの端
面には一定以上の応力がかからず、プリント基板Pを痛
めることがない。次に、搬送テーブル31がプリント基
板Pの搬送を開始すると、搬送テーブル31が一定の速
度で移動するので、搬送テーブル31上のプリント基板
Pは、位置決め部材35に押されながら一定の速度で検
査装置3に向けて搬送される。
【0075】このとき、プリント基板Pは、その板面全
体が傾斜板9に沿うとともに、その下端面が搬送テーブ
ル31上に載った状態にある。このため、プリント基板
Pに働く重力(重さ)Gは、図17に示すように、傾斜
板9を押す力G1と、搬送テーブル31を押す力G2に
分解される。傾斜板9を押す力G1は、傾斜板9の全体
に分散され、プリント基板Pの搬送中には、プリント基
板Pが傾斜板9に常時接触する力として作用する。一
方、搬送テーブル31を押す力G2は、重力Gに近似す
る力であり、これがプリント基板Pの下端面に集中し、
プリント基板Pを搬送テーブル31上に位置決め固定す
る力として作用する。
【0076】このため、プリント基板Pを搬送テーブル
31に固定するための機構 (手段)がなくても、搬送テ
ーブル31上のプリント基板Pは、がたつくことなく、
安定かつ円滑に、定速度で搬送される。プリント基板P
が撮影用スリット62を通過する際に、プリント基板P
の検査面がラインセンサ61により撮影されて、その外
観に応じた画像データが得られる。この画像データは、
図示しないコンピュータにより入力され、これによりコ
ンピュータは、プリント基板Pの良否を判定し、その判
定結果を出力する。
【0077】その後、プリント基板Pのラインセンサ6
1による撮影が終了し、搬送テーブル31は、プリント
基板Pの受渡し位置(図1の一点鎖線の位置)までくる
と、そこで移動を停止する。次に、図14に示すよう
に、押し出し機構75の押し出し板77が前進するの
で、搬送テーブル31上のプリント基板Pは、その押し
出し板77に押されて搬送テーブル31上から第2搬送
装置6の無端ベルト91上に落下する。その落下が終わ
ると、搬送テーブル31は元の搬入位置に直ちに戻る。
【0078】ここで、搬送テーブル31の排出側は、無
端ベルト91に向けて徐々に傾斜する傾斜面43を有し
ている。このため、搬送テーブル31上のプリント基板
Pが無端ベルト91上に落下する際に、その落下が円滑
に行なわれる上に、プリント基板Pを傷めることがな
い。その後、無端ベルト91上に落下したプリント基板
Pは、搬送が開始される。無端ベルト91の長さ方向に
搬送ガイド97が設けてあるので、プリント基板Pは、
その下端面が無端ベルト91上に載るとともに、その上
端のみが傾斜板9に接した状態で、搬送ガイド97に案
内されて搬送される。
【0079】プリント基板Pは、無端ベルト91による
搬送が終了すると、無端ベルト101による搬送が開始
される。無端ベルト101による搬送の際には、プリン
ト基板Pは、その下端面が無端ベルト101上に載ると
ともに、その上端のみが傾斜板10に接した状態で、案
内ガイド102に案内されて搬送される。そして、プリ
ント基板Pが良品の場合には、良品ストッパ103がス
リット109から前進した状態で無端ベルト101の上
方で待機しているので、その良品ストッパ109により
規制されて停止する。この良品のプリント基板Pの停止
が着座センサ110により検知されると、押し出し機構
127の押し出し部129が前進する。このため、良品
のプリント基板Pは、プッシャ131により良品積載テ
ーブル116上に押し出されて縦に整列される。この押
し出しが終わると、プッシャ131が後退するととも
に、モータ126が駆動して良品積載テーブル116が
プリント基板Pの1枚分だけ後退する。
【0080】一方、プリント基板Pが不良品の場合に
は、良品ストッパ103は傾斜板10の裏側に後退した
状態にあるので、その不良品のプリント基板Pは、不良
品ストッパ104まで搬送されて、そこで停止する。こ
の不良品のプリント基板Pの停止が着座センサ111に
より検知されると、押し出し機構147の押し出し部1
49が前進する。このため、不良品のプリント基板P
は、プッシャ151により不良品積載テーブル117上
に押し出されて縦に整列される。この押し出しが終わる
と、プッシャ151が後退するとともに、モータ146
が駆動して不良品積載テーブル117がプリント基板P
の1枚分だけ後退する。
【0081】以上述べたように、この実施形態に係るプ
リント基板の検査機によれば、第1搬送装置5が、プリ
ント基板Pの板面全体を傾斜板9に沿わせた状態にする
とともに、その状態でプリント基板Pを搬送テーブル3
1にのせて搬送するようにした。さらに、搬送テーブル
31の搬送面と傾斜板9の板面がなす角度を、ほぼ直角
となるようにした。
【0082】このため、プリント基板Pを搬送テーブル
31に固定するための機構 (手段)がなくても、搬送テ
ーブル31上のプリント基板Pは、がたつくことなく、
安定かつ円滑に、定速度で搬送される。従って、プリン
ト基板Pをラインセンサ61で撮像の際には、プリント
基板Pを非常に安定した状態で搬送させることができ、
プリント基板Pの外観の正確な画像を取得でき、検査を
精度の向上を図ることができる。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1〜請求項5
に記載の各発明のよれば、プリント基板を撮像手段で撮
像の際には、プリント基板を非常に安定した状態で搬送
させることが可能となり、プリント基板の外観の正確な
画像を取得することが可能となる。
【0084】請求項3に記載の発明によれば、架台が何
らかの原因で揺れても撮像手段と傾斜部材の相対位置関
係は一定に維持されるので、撮像手段は、架台に加わる
振動などに影響されずに、プリント基板の撮像ができ
る。請求項6に記載の発明によれば、プリント基板Pを
搬送テーブルに固定するための機構がなくても、搬送テ
ーブル上のプリント基板は、がたつくことなく、安定か
つ円滑に、定速度で搬送される。従って、プリント基板
を撮像手段で撮像の際には、プリント基板を非常に安定
した状態で搬送させることができ、プリント基板の外観
の正確な画像を取得できる。
【0085】請求項7に記載の発明によれば、撮像手段
で撮像の終了したプリント基板を、比較的安定した状態
で搬出装置に向けて搬送できる。請求項8に記載の発明
によれば、搬送テーブル上に搬入装置でプリント基板を
搬入する際に、正確に位置決めできる。請求項9に記載
の発明によれば、搬送テーブル上のプリント基板を、搬
送テーブルから第2搬送装置の無端ベルトに受け渡す際
に、その受け渡しが円滑かつ安定にできる上に、プリン
ト基板を痛めることがない。
【0086】請求項10に記載の発明によれば、無端ベ
ルトに載せてプリント基板を搬送する際に、プリント基
板と傾斜板との部分的な接触を一定に保持した状態でプ
リント基板を搬送方向に案内でき、その搬送の安定化に
寄与できる。請求項11に記載の発明によれば、第1搬
送装置の搬送テーブル上にプリント基板を1枚単位で確
実かつ迅速に移送できる。
【0087】請求項12に記載の発明によれば、第2搬
送装置で搬送されてくるプリント基板を、その良否に応
じて選択的に良品積載テーブルまたは不良品積載テーブ
ルに移送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント基板の検査機の実施形態の概
略構成を示す平面図(配置図)である。
【図2】本発明のプリント基板の検査機の実施形態の外
観を示す斜視図である。
【図3】搬入装置におけるプリント基板整列部の側面図
である。
【図4】そのプリント基板整列部の送り機構を除いた平
面図である。
【図5】搬入装置におけるプリント基板移送部の側面図
である。
【図6】傾斜板とその傾斜板に関連する各部の構成を示
す側面図である。
【図7】傾斜板とその傾斜板に関連する各部の構成を示
す正面図である。
【図8】搬送テーブルを示す図であって、(A)はその
正面図であり、(B)はその側面図である。
【図9】位置決め部材を示す図であって、(A)はその
正面図であり、(B)はその側面図である。
【図10】第1搬送装置の構成を示す側面図である。
【図11】搬入位置決め機構の構成を示す平面図であ
る。
【図12】傾斜板の撮影用スリットと蛍光灯の配置例を
示す平面図である。
【図13】押し出し機構の構成を示す側面図である。
【図14】第2搬送装置の上流側搬送部の構成を示す側
面図である。
【図15】傾斜板と搬出装置などの構成を示す正面図で
ある。
【図16】図15の右側面図である。
【図17】プリント基板の搬送を説明する図である。
【符号の説明】
P プリント基板 θ 傾斜板の傾斜角度 1 搬送装置 2 搬入装置 3 検査装置 4 搬出装置 5 第1搬送装置 6 第2搬送装置 7 上流側搬送部 8 下流側搬送部 9、10 傾斜板(傾斜部材) 11 プリント基板整列部 12 プリント基板移送部 14 傾斜板 16 送り機構 21 真空パッド 31 搬送テーブル 35 位置決め部材 43 傾斜面 47 搬入位置決め機構 54 板バネ 55 湾曲部 61 ラインセンサ(撮像手段) 62 撮影用スリット 75 押し出し機構 91、101 無端ベルト 103 良品ストッパ 104 不良品ストッパ 116 良品積載テーブル 117 不良品積載テーブル 127、147 押し出し機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−301710(JP,A) 特開 平8−65000(JP,A) 特開 平5−154797(JP,A) 特開 平10−337629(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板を搬送装置で搬送する途中
    において前記プリント基板の検査面を撮像手段で撮像
    し、その撮像に基づいてプリント基板の外観を検査する
    プリント基板の検査機であって、 前記搬送装置は、前記プリント基板の搬送方向に向けて
    配置され、基準水平面に対して所定角度で傾斜する傾斜
    面を有する傾斜部材を備え、 前記撮像手段で撮像の際に、前記プリント基板の板面全
    体を前記傾斜面に沿わせた状態で前記プリント基板を搬
    送し、前記撮像の終了後は、前記プリント基板の上端を
    前記傾斜面に案内させて前記プリント基板を搬送するよ
    うになっていることを特徴とするプリント基板の検査
    機。
  2. 【請求項2】 前記傾斜部材であって、前記撮像手段で
    前記プリント基板を撮像する際の搬送路に相当する領域
    の一部に撮影用スリットを設けるとともに、前記撮影手
    段は、前記撮影用スリットを介して前記プリント基板の
    検査面を撮像するようになっていることを特徴とする請
    求項1に記載のプリント基板の検査機。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段および前記傾斜部材は、防
    振機構を介して架台上に設置するようにしたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のプリント基板の
    検査機。
  4. 【請求項4】 前記搬送装置に対して前記プリント基板
    を搬入する搬入装置と、前記搬送装置から前記プリント
    基板を搬出する搬出装置とを、さらに備えたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプリン
    ト基板の検査機。
  5. 【請求項5】 前記搬送装置は、 前記撮像手段で撮像するために、前記プリント基板の板
    面全体を前記傾斜部材の傾斜面に沿わせた状態とし、こ
    の状態を維持して前記プリント基板を搬送テーブルに載
    せて定速度で搬送する第1搬送装置と、 その撮像の終了した前記プリント基板を前記第1搬送装
    置から受け取ると、その上端を前記傾斜部材の傾斜面で
    案内しつつ前記プリント基板を無端ベルトで搬送する第
    2搬送装置と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載のプリント基板の検査機。
  6. 【請求項6】 前記第1搬送装置は、 前記プリント基板の搬送方向に向けて配置され、基準水
    平面に対して所定角度で傾斜する傾斜板と、 前記プリント基板の板面全体を前記傾斜板に沿わせた状
    態とし、この状態でそのプリント基板を載せて搬送する
    搬送テーブルと、 この搬送テーブルを前記搬入装置による搬入位置と前記
    第2搬送装置の受渡し位置との間を往復動させるととも
    に、前記搬送テーブルが前記プリント基板を搬送する際
    には、その搬送テーブルを所定の定速度に動作させる往
    復動機構とを備え、 前記搬送テーブルの搬送面と前記傾斜板の板面とのなす
    角度はほぼ直角であることを特徴とする請求項5に記載
    のプリント基板の検査機。
  7. 【請求項7】 前記第2搬送装置は、 前記プリント基板の搬送方向に向けて配置され、基準水
    平面に対して所定角度で傾斜する傾斜板と、 前記プリント基板の上端を前記傾斜板に接触した状態と
    し、この状態でそのプリント基板を載せて搬送する金属
    製の無端ベルトと、 この無端ベルトを回転駆動させる駆動機構とを備え、 前記無端ベルトの搬送面と前記傾斜板の板面とのなす角
    度はほぼ直角であることを特徴とする請求項5または請
    求項6に記載のプリント基板の検査機。
  8. 【請求項8】 前記第1搬送装置は、前記搬送テーブル
    上に前記搬入装置で前記プリント基板が搬入される際
    に、前記プリント基板を前記搬送テーブル上に位置決め
    する位置決め手段をさらに備え、 前記位置決め手段は、前記搬送テーブル上に設けた位置
    決め部材と、前記位置決めの際に、搬送テーブル上の所
    定位置に移動する位置決め片を有する位置決め機構とか
    らなり、 前記位置決め片は、その先端が前記プリント基板に対し
    て一定の押圧力を付与するようになっていることを特徴
    とする請求項6または請求項7に記載のプリント基板の
    検査機。
  9. 【請求項9】 前記第1搬送装置の搬送テーブルは、排
    出側の端部が前記搬送テーブルの幅方向に向けて徐々に
    低く傾斜するようになっていることを特徴する請求項6
    乃至請求項8のいずれかに記載のプリント基板の検査
    機。
  10. 【請求項10】 前記第2搬送装置の無端ベルトの前記
    傾斜板側に沿って、前記プリント基板の下端側を案内す
    る案内部材を設けるようにしたことを特徴とする請求項
    7乃至請求項9のいずれかに記載のプリント基板の検査
    機。
  11. 【請求項11】 前記搬入装置は、 前記第1搬送装置に沿って配置され、その第1搬送装置
    側が高い状態で傾斜するとともに、その表面に複数の前
    記プリント基板を縦の状態で重ねて整列する整列板と、 その整列するプリント基板を前記第1搬送装置に向けて
    送る送り機構と、 この送り機構により送られた前記プリント基板を前記第
    1搬送装置の搬送テーブル上に対して真空パッドで吸着
    して移送する移送機構と、 を備えたことを特徴とする請求項5乃至請求項10のい
    ずれかに記載のプリント基板の検査機。
  12. 【請求項12】 前記搬出装置は、 前記第2搬送装置に沿って配置され、良品のプリント基
    板を積載する良品積載テーブルと、 前記第2搬送装置に沿って配置され、不良品のプリント
    基板を積載する不良品積載テーブルと、 前記第2搬送装置で搬送されてくるプリント基板の良否
    に応じてそのプリント基板を前記良品積載テーブルと前
    記不良品積載テーブルに選択的に移送する移送手段と、 を備えたことを特徴とする請求項5乃至請求項11のい
    ずれかに記載のプリント基板の検査機。
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