JPH08334473A - 板状体の検査装置とその検査方法 - Google Patents

板状体の検査装置とその検査方法

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JPH08334473A
JPH08334473A JP16154295A JP16154295A JPH08334473A JP H08334473 A JPH08334473 A JP H08334473A JP 16154295 A JP16154295 A JP 16154295A JP 16154295 A JP16154295 A JP 16154295A JP H08334473 A JPH08334473 A JP H08334473A
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plate
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shaped body
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Application number
JP16154295A
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English (en)
Inventor
Toshio Ozeki
敏夫 尾関
Koji Ishida
浩二 石田
Fumihiko Naito
文彦 内藤
Masakatsu Nunotani
正勝 布谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T FUANETSUTO SYST KK
Omron Corp
Original Assignee
N T T FUANETSUTO SYST KK
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅寸法の異なる板状体の検査を行う場合に、
この板状体の搬送部の幅調整を行う必要がなく、前記板
状体の種類(幅寸法が異なる)を変更するたびに幅調整
をする段取り時間が不要になる板状体の検査装置を提供
する。 【構成】 プリント配線板Wを縦の状態で搬送するプリ
ント配線板搬入部9、走査搬送部11及びプリント配線
板搬出部10と、前記プリント配線板Wの搬送途中にお
いて前記プリント配線板Wの表、裏面部を走査してこの
表、裏面部の外観の画像信号を画像処理部に入力する
表、裏面走査用光学系S2、S1とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板(PW
B)やICカード等のプリント回路等を備えた板状体の
最終外観検査を行う外観検査等の検査装置に係わり、特
に、画像入力部及び搬送制御部を対象とした板状体の検
査装置とその検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板の最終外観検査(レジス
ト部の不良、シルク印刷不良、フラックスのむら、異物
付着、プリント配線板素材の傷、欠け、異物プリント配
線板混入等の検査)を目視検査で実施している現場は、
枚挙にいとまがない、これには、人間の目視検査が最も
手っ取り早く、高い能力の割りには融通性もあるので重
用されてきたからである。しかし、電子機器のダウンサ
イジング、高機能化につれて検査品質向上の要求が厳し
くなり、また熟練した要員の確保が困難になってきてい
ることから、業界では外観検査の自動化が望まれ、図1
6乃至図22に示すプリント配線板の外観検査装置が開
発されている。
【0003】このプリント配線板の外観検査装置は、ラ
ンセンサの走査方向と直角に定速でプリント配線板を平
面搬送し、このプリント配線板の精密な平面画像を得る
ようにしたものである。
【0004】そして、前記プリント配線板の外観検査装
置は、図16に示す裏側撮像用搬送部120と表側撮像
用搬送部121と備えており、裏側撮像用搬送部120
は、同一水平面内に固定側搬送路122と可動側搬送路
123とを有しており、固定側搬送路122は、保持部
材(図示せず)に保持されたベース部材124に、ベル
ト駆動機構125により走行する搬送ベルト126の上
側部位126aを沿わせた構成であり、また、前記可動
側搬送路123は、ベース部材127に、ベルト駆動機
構128により走行する搬送ベルト129の上側部位1
29aを沿わせた構成である。そして、前記固定側搬送
路122のベース部材124には複数のガイド130が
取り付けてあって、これらのガイド130に前記可動側
搬送路123のベース部材127が移動可能に設けてあ
り、また、前記固定側搬送路122のベース部材124
には、前記可動側搬送路123を移動調整するためのボ
ールネジ機構部131が設けてあり、このボールネジ機
構部131の作動により、両搬送路122、123間の
幅調整を行うようにしてある。
【0005】また、裏側撮像用搬送部120の裏面側走
査位置においては、プリント配線板Wの裏面部を撮像す
るための撮像用カメラ132と撮像用光源133とが両
搬送路122、123間の下方に配置され、透過光源1
34が両搬送路122、123間の上方に配置されてい
る。そして、撮像用光源133の反射板135には走査
用のスリット136が形成してある。
【0006】そして、撮像用光源133からの光を反射
板135により反射させてプリント配線板Wの裏面部に
当てるためには、裏側撮像用搬送部120における搬送
ベルト129を、図19に示すように光がプリント配線
板Wの裏面部に当たる範囲に前記搬送ベルト129に隙
間トを形成する必要がある。
【0007】この隙間トの形成は、形成すべき隙間トの
両側にプーリ137、138を配置して、これらのプー
リ137、138で前記搬送ベルト129を左右に分け
るようにして行われている。
【0008】また、前記表側撮像用搬送部121は、図
20に示すように前記裏側撮像用搬送部120と同様に
固定側搬送路139と可動側搬送路140とを有してお
り、この可動側搬送路140を移動調整するためのボー
ルネジ機構部141を備えていて、このボールネジ機構
部141の作動により、両搬送路139、140間の幅
幅調整を行うようにしてある。
【0009】また、表側撮像用搬送部121の表面側走
査位置においては、プリント配線板Wの表面部を撮像す
るための撮像用カメラ(図示せず)と撮像用光源143
とが両搬送路139、140間の上方に配置され、透過
光源144が両搬送路139、140間の下方に配置さ
れている。そして、撮像用光源143の反射板145に
は走査用のスリット146が形成してある。
【0010】そして、撮像用光源143からの光を反射
板145により反射させてプリント配線板Wの表面部に
当てるためには、表側撮像用搬送部121における搬送
ベルト147を、図22に示すように光がプリント配線
板Wの表面部に当たる範囲に前記搬送ベルト147に隙
間チを形成する必要がある。
【0011】この隙間チの形成は、形成すべき隙間チの
両側にプーリ148、148a、149、149aを配
置して、これらのプーリ148、148a、149、1
49aで前記搬送ベルト147を左右に分けるようにし
て行われている。
【0012】そして、前記裏側撮像用搬送部120にお
いて、これの固定側搬送路122と可動側搬送路123
のそれぞれの搬送ベルト126、129の上側部位12
6a、129a上にプリント配線板Wをそれぞれの端部
を載せて、ベルト駆動機構128により搬送ベルト12
6、129を走行させて、前記プリント配線板Wを搬送
する。
【0013】そして、裏面側走査位置において、前記隙
間トの上方に前記プリント配線板Wが位置することによ
り、走査用光源133の走査光が前記プリント配線板W
に裏面を当り、反射して前記スリット136を透過す
る。この時、前記透過用光源134からの透過光は前記
プリント配線板Wのスルーホール等の孔に付着したバリ
等の突起部分を光学的に消去する。前記スリット136
を透過した光(映像)は前記カメラ7132に導かれ
て、このカメラ132により画像信号に変換されて画像
処理部に入力される。
【0014】そして、前記表側撮像用搬送部121にお
いて、これの固定側搬送路139と可動側搬送路140
のそれぞれの搬送ベルト147の上側部位上にプリント
配線板Wをそれぞれの端部を載せて、ベルト駆動機構1
50により搬送ベルト147を走行させて、前記プリン
ト配線板Wを搬送する。
【0015】そして、表面側走査位置において、前記隙
間チの上方に前記プリント配線板Wが位置することによ
り、走査用光源145の走査光が前記プリント配線板W
に表面を当り、反射して前記スリット146を透過す
る。この時、前記透過用光源144からの透過光は前記
プリント配線板Wのスルーホール等の孔に付着したバリ
等の突起部分を光学的に消去する。前記スリット146
を透過した光(映像)は前記カメラに導かれて、このカ
メラにより画像信号に変換されて画像処理部に入力され
る。
【0016】また、幅寸法の異なるプリント配線板Wの
外観検査を行う場合には、前記裏側撮像用搬送部120
において、前記ボールネジ機構部131の作動により、
両搬送路122、123間の幅寸法をプリント配線板W
の幅寸法に合わせ、前記表側撮像用搬送部121におい
て、前記ボールネジ機構部141の作動により、両搬送
路139、140間の幅寸法をプリント配線板Wの幅寸
法に合わせる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリント配線板の外観検査装置にあっては、前記プリン
ト配線板Wを平面搬送するものであることから、幅寸法
の異なるプリント配線板Wの外観検査を行う場合には、
前記ボールネジ機構部131、141を作動させて、両
搬送路122、123,139、140間の幅寸法をプ
リント配線板Wの幅寸法に合わせるように両搬送路12
2、123,139、140の幅調整を行う必要があ
り、前記プリント配線板Wの種類(幅寸法が異なる)を
変更するたびに幅調整をする段取り時間を要し、外観検
査装置の有効利用ができないという問題点があった。
【0018】また、上記したように撮像用光源133か
らの光を反射板135により反射させてプリント配線板
Wの裏面部に当てるために、前記搬送ベルト129を、
光がプリント配線板Wの裏面部に当たる範囲に前記搬送
ベルト129に隙間トを形成すべくプーリ137、13
8を配置して、これらのプーリ137、138で前記搬
送ベルト129を左右に分けており、また、撮像用光源
143からの光を反射板145により反射させてプリン
ト配線板Wの表面部に当てるためには、前記搬送ベルト
147を、光がプリント配線板Wの表面部に当たる範囲
に前記搬送ベルト147に隙間チを形成すべくプーリ1
48、148a、149、149aを配置して、これら
のプーリ148、148a、149、149aで前記搬
送ベルト147を左右に分けるようにしているために、
前記搬送ベルト129、147を大きく屈曲させなけれ
ばならず、このように屈曲させることにより搬送ムラが
生じ、また、これらの搬送ベルト129、147の寿命
を短くするという問題点があった。
【0019】また、従来のプリント配線板の外観検査装
置にあっては、前記プリント配線板Wを平面搬送するも
のであることから、前記プリント配線板Wの両面検査の
ための走査用光源133、145のプリント配線板Wか
らの距離が変わってしまい、プリント配線板Wの表、裏
面ごとの画像処理のパラメータを共通化できないという
問題点があったし、また、前記搬送ベルト129、14
7によりプリント配線板Wを搬送する構造になっている
ために、左右の前記搬送ベルト129、147の搬送速
度の変化や搬送ベルト129、147自身の蛇行等によ
って、プリント配線板Wの幅方向に対する撮像視野の位
置ずれが発生することが多い。それによりカメラ132
で走査中の画像にずれやピントのボケが生じ検査精度の
低下や検査結果の虚報の発生等の問題点があった。
【0020】また、セラミック基板などの薄板材を前工
程から後工程へと搬送する際に用いられる搬送装置とし
ては特開平3−46911号公報に開示された技術があ
る。この開示技術は、薄板材を斜めにビンに沿ってベル
トコンベアにより移動し、その後、ガイド板間で真っ直
ぐに立てて搬送するものであり、プリント配線板の最終
外観検査を行うものではない。
【0021】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その第1の目的とするところは、幅寸
法の異なる板状体の検査を行う場合に、この板状体の搬
送部の幅調整を行う必要がなく、前記板状体の種類(幅
寸法が異なる)を変更するたびに幅調整をする段取り時
間が不要になり、検査装置の有効利用が可能になるばか
りか、板状体を安定した状態で搬送することができ、こ
の板状体の表、裏面部の検査を確実に行うことができる
板状体の検査装置を提供することにある。
【0022】また、本発明の第2の目的とするところ
は、板状体を安定した状態で搬送することができて、こ
の板状体の表、裏面部の検査を確実に行うことができる
板状体の検査方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1の発明に係わる板状体の検査装置
は、板状体を縦の状態で搬送する搬送手段と、この搬送
手段による前記板状体の搬送途中において前記板状体の
表あるいは裏面部を走査して得られる画像信号を画像処
理部に入力する走査用光学系とを備えたことを特徴とす
る。
【0024】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項2の発明に係わる板状体の検査装置は、請求
項1記載の板状体の検査装置において、前記搬送手段
を、前記板状体を搬入して搬送する板状体搬入部と、こ
の板状体搬入部から受け渡された前記板状体を定速搬送
手段により定速で搬送して前記走査用光学系の走査に供
する走査用搬送部と、この走査用搬送部から受け渡され
た前記板状体を搬出する板状体搬出部とで構成した。
【0025】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項3の発明に係わる板状体の検査装置は、請求
項1記載の板状体の検査装置において、前記搬送手段
が、前記板状体を、この板状体の搬送方向に対して約垂
直方向に傾けると共に、この板状体を摺動可能に保持す
る保持手段を有する。
【0026】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項4の発明に係わる板状体の検査装置は、請求
項2記載の板状体の検査装置において、前記板状体搬入
部が、前記板状体を載せて搬送する搬送ベルトと、この
搬送ベルトの上方に前記板状体を縦に保持する保持手段
とで構成される搬入路を有し、前記走査用搬送部が、前
記板状体を載せて搬送する搬送ベルトと、この搬送ベル
トの上方に前記板状体を縦に保持する保持手段とで構成
される搬送路を有し、前記板状体搬出部が、前記板状体
を載せて搬送する搬送ベルトと、この搬送ベルトの上方
に前記板状体を縦に保持する保持手段とで構成される搬
出路を有し、且つ前記走査用搬送部の裏面側走査位置及
び表面側走査位置における前記搬送路の保持手段に隙間
を設けた。
【0027】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項5の発明に係わる板状体の検査装置は、請求
項4記載の板状体の検査装置において、前記板状体搬入
部、前記走査用搬送部及び前記板状体搬出部のそれぞれ
の前記保持手段を、支持部材に支持されて前記板状体の
搬送方向に平行なガイドバーで構成した。
【0028】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項6の発明に係わる板状体の検査装置は、請求
項4記載の板状体の検査装置において、前記板状体搬入
部、前記走査用搬送部及び前記板状体搬出部のそれぞれ
の前記保持手段を連続した透明体で構成した。
【0029】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項7の発明に係わる板状体の検査装置は、請求
項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項
6記載の板状体の検査装置において、前記走査用搬送部
における前記板状体の定速搬送手段を、この板状体を搬
送する搬送ベルトの回転駆動系にフライホィールを組み
込んで構成した。
【0030】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項8の発明に係わる板状体の検査装置は、請求
項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項
5又は請求項6又は請求項7記載の板状体の検査装置に
おいて、前記搬送手段が、前記板状体の厚さ寸法より広
い搬送路を有しており、且つ前記板状体を前記保持手段
に沿わせる幅寄せ手段を有している。
【0031】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項9の発明に係わる板状体の検査装置は、請求
項8記載の板状体の検査装置において、前記幅寄せ手段
を、中間部に回転支点を有するレバーの一端部に幅寄せ
ローラを回転可能に軸支し、この幅寄せローラを弾性体
により前記搬送路を搬送される前記板状体側に付勢して
構成した。
【0032】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項10の発明に係わる板状体の検査装置は、請
求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求
項7又は請求項8又は請求項9記載の板状体の検査装置
において、前記板状体搬入部の保持手段と、前記走査用
搬送部の保持手段と、前記板状体搬出部の保持手段と
を、支点部を中心にして前記板状体の搬送方向に対して
直角方向に傾動可能な支持プレート部材に設けた。
【0033】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項11の発明に係わる板状体の検査装置は、請
求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求
項5は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項9
又は請求項10記載の板状体の検査装置において、前記
走査用光学系を、前記搬送手段による前記板状体の搬送
途中において前記板状体の裏面部を走査して得られた画
像信号を画像処理部に入力する裏面走査用光学系と、前
記搬送手段による前記板状体の搬送途中において前記板
状体の表面部を走査して得られた画像信号を画像処理部
に入力する表面走査用光学系とから構成した。
【0034】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項12の発明に係わる板状体の検査装置は、請
求項11記載の板状体の検査装置において、前記裏面走
査用光学系を、反射板にスリットを有する走査用光源と
反射ミラーとカメラと透過用光源とを有し前記走査用光
源と前記透過用光源とを裏面側走査位置における前記隙
間を挟んで対向させると共に、前記反射ミラーを前記走
査用光源のスリットを透過した光を前記カメラに導く位
置に設置して構成し、前記表面走査用光学系を、反射板
にスリットを有する走査用光源と反射ミラーとカメラと
透過用光源とを有し、前記走査用光源と前記透過用光源
とを表面側走査位置における前記隙間を挟んで対向させ
ると共に、前記反射ミラーを前記走査用光源のスリット
を透過した光を前記カメラに導く位置に設置して構成
し、前記裏面走査用光学系と前記表面走査用光学系とを
前記搬送路を挟んで配置した。
【0035】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項13の発明に係わる板状体の検査装置は、請
求項12記載の板状体の検査装置において、前記裏面走
査用光学系における前記走査用光源と前記透過用光源と
の光軸を前記板状体の裏面部に対して垂直にすると共
に、前記表面走査用光学系における前記走査用光源と前
記透過用光源との光軸を前記板状体の表面部に対して垂
直にした。
【0036】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項14の発明に係わる板状体の検査装置は、請
求項11又は請求項12又は請求項13記載の板状体の
検査装置において、前記走査用光学系におけるカメラが
ラインセンサで構成されている。
【0037】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項15の発明に係わる板状体の検査装置は、請
求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求
項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項
9又は請求項10又は請求項11又は請求項12又は請
求項13又は請求項14記載の板状体の検査装置におい
て、前記板状体が、前記保持手段に摺接する面部を平坦
面にした構成である。
【0038】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項16の発明に係わる板状体の検査装置は、請
求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求
項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項
9又は請求項10又は請求項11又は請求項12又は請
求項13又は請求項14又は請求項15記載の板状体の
検査装置において、前記板状体がプリント配線板であ
る。
【0039】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項17の発明に係わる板状体の検査方法は、板
状体を縦の状態で搬送して、この板状体の搬送途中にお
いて前記板状体の一方の面部を走査して得られた画像信
号を画像処理部に入力し、前記板状体の他方の面部を走
査して得られた画像信号を画像処理部に入力するように
したことを特徴とする。
【0040】
【作用】本発明の板状体の検査装置にあっては、板状体
を縦の状態で搬送し、搬送途中において前記板状体の表
あるいは裏面部を走査用光学系で走査して得られた画像
信号を画像処理部に入力する。したがって、幅寸法の異
なる板状体の検査を行う場合に、この板状体の搬送部の
幅調整を行う必要がなく、前記板状体の種類(幅寸法が
異なる)を変更するたびに幅調整をする段取り時間が不
要になり、検査装置の有効利用が可能になるばかりか、
板状体を安定した状態で搬送することができ、この板状
体の表、裏面部の検査を確実に行うことができる。
【0041】また、本発明の板状体の検査方法にあって
は、板状体を安定した状態で搬送することができて、こ
の板状体の表、裏面部の検査を確実に行うことができ
る。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1の(1)は本発明に係わる板状体の検査装置
の一実施例としてのプリント配線板の外観検査装置の正
面図、図1の(2)は同プリント配線板の外観検査装置
の右側面図、図1の(3)は同プリント配線板の外観検
査装置の一部省略した平面図、図2は同プリント配線板
の外観検査装置の要部の平面図、図3の(1)は同プリ
ント配線板の外観検査装置の要部の正面図、図3の
(1)は搬送路構造の平面図である。
【0043】プリント配線板の外観検査装置は、画像入
力部と画像処理部と搬送制御部とマンマシンインターフ
ェイス部とから構成されており、本発明は前記画像入力
部及び搬送制御部を対象としたものである。
【0044】そして、前記外観検査装置は筐体1を備え
ており、この筐体1の前面部1Aには、上部の左右に位
置させて左右のディスプレイ2、3が配置してあり、ま
た、中間部には跳ね上げ方式の開閉扉4が設けてある。
そして、前記筐体1の左面部にはプリント配線板搬入用
開口部5が、右面部にはプリント配線板搬出用開口部6
がそれぞれ設けてある。
【0045】そして、前記筐体1内には水平に支持プレ
ート部材7が設けてあり、この支持プレート部材7は、
図4に示すようにその下面部に支点部7Aを有してお
り、この支点部7Aを中心にして前記支持プレート部材
7は前後方向に傾斜できるようにしてある。そして、前
記支持プレート部材7の上面部には板状体であるプリン
ト配線板Wの搬送方向(左右方向)に沿うようにして搬
送路支持部材8が配設してあり、この搬送路支持部材8
の左側には板状体搬入部であるプリント配線板搬入部9
が、右側には板状体搬出部であるプリント配線板搬出部
10が、中間部には走査搬送部11がそれぞれ一直線上
に配置してあって、これらで搬送手段を構成している。
そして、前記プリント配線板搬入部9の入口側は前記プ
リント配線板搬入用開口部5に臨んでおり、前記プリン
ト配線板搬出部10の出口側は前記プリント配線板搬出
用開口部6に臨んでいる。
【0046】前記プリント配線板搬入部9は、図3の
(1)に示すように搬送路支持部材8の前面に取り付け
られたベース部材13と、前記搬送路支持部材8の前面
であって前記ベース部材13の左方に回転可能に軸支さ
れたプーリ14と、前記搬送路支持部材8の前面であっ
て前記ベース部材13の右方に回転可能に軸支されたプ
ーリ15と、駆動プーリ16と、テンションプーリ17
と、これらのプーリ14、15、16、17に掛けられ
たウレタンゴム製の無端状の搬送ベルト18とを備えて
おり、この搬送ベルト18の上側部位18aは前記ベー
ス部材13の上面部に摺接している。前記駆動プーリ1
6の支軸19は、図2に示すように前記搬送路支持部材
8に軸受20を介して取り付けてあり、この支軸19は
前記支持プレート部材7に固設された駆動用モータ20
の駆動軸21にカップリング22を介して連結してあ
り、前記テンションプーリ17は前記搬送路支持部材8
の前面に左右方向に移動調整可能に軸支されている。
【0047】前記ベース部材13の前面の左右には支持
部材である前側ガイドバー支持ブラケット23が立設し
てあり、これらの前側ガイドバー支持ブラケット23は
1本のステンレス棒である前側ガイドバー24を水平に
支持しており、これらで保持手段である前部ガイド25
を構成している。また、前記ベース部材13の後面の左
右には、支持部材である前側ガイドバー支持ブラケット
23より長尺な後側ガイドバー支持ブラケット26が立
設してあり、これらの後側ガイドバー支持ブラケット2
6は3本のステンレス棒である後側ガイドバー27をそ
れぞれ水平に支持しており、これらで保持手段である後
部ガイド28を構成している。そして、前記搬送ベルト
18の上側部位18aと前、後部ガイド25、28とで
搬入路R1を構成している。
【0048】そして、この搬入路R1の搬入側には図1
0に示す幅寄せローラ機構93が配置してある。すなわ
ち、この幅寄せローラ機構93は、前記ベース部材13
の上面部の前側に取り付けられた支軸94にその中間部
が回転可能に支承されたレバー95を備えており、この
レバー95の一端部には幅寄せローラ96が回転可能に
軸支されており、また、前記ベース部材13の前面部に
はブラケット97が固着してあって、このブラケット9
7にはばね係止部98が設けてあり、このばね係止部9
8とレバー95の他端部との間に弾性体である引張りば
ね99が掛けてあり、前記ブラケット97には前記レバ
ー95の回動規制用のストッパ100が設けてある。そ
して、前記ベース部材13の上面部の後側にはローラ保
持体101を介してローラ102が回転可能に設けてあ
り、このローラ102と前記幅寄せローラ96とは前記
搬送ベルト18の上側部位18a上で互いに対向してい
る。前記ローラ102の内面側は後部ガイド28の後側
ガイドバー27の内面部と同一垂直面内に位置してい
る。
【0049】前記プリント配線板搬出部10は、図3の
(1)に示すように搬送路支持部材8の前面に取り付け
られたベース部材30と、前記搬送路支持部材8の前面
であって前記ベース部材30の左方に回転可能に軸支さ
れたプーリ31と、前記搬送路支持部材8の前面であっ
て前記ベース部材30の右方に回転可能に軸支されたプ
ーリ32と、駆動プーリ33と、テンションプーリ34
と、これらのプーリ31、32、33、34に掛けられ
たウレタンゴム製の無端状の搬送ベルト35とを備えて
おり、この搬送ベルト35の上側部位35aは前記ベー
ス部材30の上面部に摺接している。前記駆動プーリ3
3の支軸36は前記搬送路支持部材8に軸受37を介し
て取り付けてあり、この支軸36は前記支持プレート部
材7に固設された駆動用モータ38の駆動軸39にカッ
プリング40を介して連結してあり、前記テンションプ
ーリ34は前記搬送路支持部材8の前面に左右方向に移
動調整可能に軸支されている。
【0050】前記ベース部材30の前面の左右には支持
部材である前側ガイドバー支持ブラケット41が立設し
てあり、これらの前側ガイドバー支持ブラケット41は
1本の前側ガイドバー42を水平に支持しており、これ
らで保持手段である前部ガイド43を構成している。ま
た、前記ベース部材30の後面の左右には、支持部材で
ある前側ガイドバー支持ブラケット41より長尺な後側
ガイドバー支持ブラケット44が立設してあり、これら
の後側ガイドバー支持ブラケット44は3本の後側ガイ
ドバー45をそれぞれ水平に支持しており、これらで保
持手段である後部ガイド46を構成している。そして、
前記搬送ベルト35の上側部位35aと前、後部ガイド
43、46とで搬出路R3を構成している。
【0051】前記走査搬送部11は、図3の(1)に示
すように前記搬送路支持部材8の前面に取り付けられた
ベース部材47と、前記搬送路支持部材8の前面であっ
て前記ベース部材47の左方に回転可能に軸支されたプ
ーリ48Aと、前記搬送路支持部材8の前面であって前
記ベース部材47の右方に回転可能に軸支されたプーリ
48Bと、駆動プーリ49と、2個のテンションプーリ
50、51と、これらのプーリ48A、48B、50、
49、51に掛けられたウレタンゴム製の無端状の搬送
ベルト52とを備えており、この搬送ベルト52の上側
部位52aは前記ベース部材47の上面部に摺接してい
る。
【0052】そして、前記駆動プーリ49の支軸53の
前端部は、図5、図6に示すように前記搬送路支持部材
8の中央部に軸受54を介して取り付けてあり、この支
軸53の後端部は、前記支持プレート部材7に固着され
た支持ブラケット55に軸受56を介して取り付けてあ
り、この支軸53の後端にはフライホイール57が固着
されている。そして、前記支持プレート部材7にはサー
ボモータからなる駆動用モータ58が固設してあり、こ
の駆動用モータ58の駆動軸59に固着された駆動プー
リ60と前記フライホイール57とに無端状の駆動ベル
ト61が掛けてあり、これらで定速搬送手段を構成して
いる。
【0053】また、前記駆動プーリ49の支軸53の中
間部には、図11に示すようにベベルギヤ62が固着し
てあり、このベベルギヤ62は、前記支持プレート部材
7に設けられたクラッチ63の可動側部材の駆動軸端の
ベベルギヤ64に噛み合っている。また、前記テンショ
ンプーリ50、51は前記搬送路支持部材7の前面に左
右方向に移動調整可能に軸支されている。
【0054】前記ベース部材47には、図3の(1)に
示すように保持手段である前部ガイド65と後部ガイド
66とが設けられているが、この前、後部ガイド65、
66は前記プリント配線板Wの搬送方向に向かって3つ
のブロックに区分けされている。そして、第1のブロッ
クにおける前部ガイド65ー1は、前記ベース部材47
の前面の左部に互いに離間して立設された前側ガイドバ
ー支持ブラケット67を有しており、これらの前側ガイ
ドバー支持ブラケット67は1本の前側ガイドバー68
を水平に支持している。また、第1のブロックにおける
後部ガイド66ー1は、前記ベース部材47の後面の左
部に互いに離間して立設された後側ガイドバー支持ブラ
ケット(前側ガイドバー支持ブラケット67より長尺で
ある)69を有しており、これらの後側ガイドバー支持
ブラケット69は3本の後側ガイドバー70をそれぞれ
水平に支持している。
【0055】また、第2のブロックにおける前、後部ガ
イド65ー2、66ー2は、その前後側バー68、70
が、第1のブロックにおける前、後部ガイド65ー1、
66ー1の前後側バー68、70より短いだけであって
他の構成は同じであり、また、第3のブロックにおける
前、後部ガイド65ー3、66ー3は、第1のブロック
における前、後部ガイド65ー1、66ー1と同構成で
ある。
【0056】そして、第1のブロックにおける前、後部
ガイド65ー1、66ー1の前、後側バー68、70の
右端部と第2のブロックにおける前、後部ガイド65ー
2、66ー2の前、後側バー68、70の左端部との間
には隙間イが設けてあり、第2のブロックにおける前、
後部ガイド65ー2、66ー2の前、後側バー68、7
0の右端部と第3のブロックにおける前、後部ガイド6
5ー3、66ー3の前、後側バー68、70の左端部と
の間には隙間ロが設けてある。
【0057】そして、前記搬送ベルト52の上側部位5
2aと前、後部ガイド65−1〜65−3、66−1〜
66−3とで搬走路R2を構成している。
【0058】また、前記支持プレート部材7には、図2
に示すようにプリント配線板Wの裏面走査用光学系S1
及び表面走査用光学系S2とが設けてあり、これら裏面
走査用光学系S1及び表面走査用光学系S2とで走査用
光学系を構成している。そして、裏面走査用光学系S1
は走査用光源71と透過用光源72と反射ミラー73と
ラインセンサ(CCD)であるカメラ74とから構成し
てある。
【0059】そして、前記走査用光源71は、図12に
示すように取付用プレート75に立設された反射板76
を有しており、この反射板76の内面の反射面78は円
弧状の曲面に成されており、この反射板76の中央には
縦方向にスリット77が形成してある。そして、前記取
付用プレート75には、前記反射面78の前方に位置さ
せ且つ前記スリット77を挟んだ両側方に2本1組の縦
型の蛍光灯79が2組づつ縦にして装着してある。
【0060】また、前記透過用光源72は、図13に示
すように取付用プレート80に断面コ字形状の筐体80
を立設し、この筐体80の内面を反射面81にして、こ
の筐体80内に蛍光灯82を収納し、筐体80の開口部
83を透明な蓋体84で覆った構成である。
【0061】また、前記反射ミラー73は、図14に示
すように取付用プレート85にブラケット86を介して
ミラー保持部材87を取り付け、このミラー保持部材8
7の前面部に反射用ミラー88を設けた構成である。
【0062】そして、前記走査用光源71と反射ミラー
73とカメラ74とは、図2に示すように前記搬走路R
2を境に手前側と後側とに区分したとき、この搬走路R
2の後側に配置され、また、前記透過用光源72は、前
記搬走路R2の手前側に配置されている。この場合、前
記走査用光源71の反射板76の中央のスリット77
は、裏面側走査位置、すなわち第1のブロックにおける
前、後部ガイド65ー1、66ー1の右端部と第2のブ
ロックにおける前、後部ガイド65ー2、66ー2の左
端部との間の隙間イに対向しており、この隙間イの中心
と前記スリット77とを結ぶ直線ハの延長線上に前記透
過用光源72と反射ミラー73とが有り、また、前記直
線ハとは直角を成す線ニ上に前記カメラ74が配設して
ある。前記反射ミラー73は前記スリット77を透過し
た光をカメラ74に導くようにその反射用ミラー88が
直線ハに対して45度の角度になるように設定してあ
る。
【0063】前記カメラ74は図2及び図4に示すよう
にカメラ保持機構89により保持されている。すなわ
ち、このカメラ保持機構89は、取付用プレート90に
スタンド91を立設し、このスタンド91に調整ねじ保
持体92を固着すると共に、スタンド91にカメラ担持
体92を上下動可能に設けて、前記調整ねじ保持体92
に設けた調整ねじ93でカメラ担持体92の高さ調整を
行うようにしたものであり、このカメラ担持体92が前
記カメラ74を担持している。
【0064】プリント配線板Wの表面走査用光学系S2
は、上記した表面走査用光学系S1と同様に、走査用光
源71と透過用光源72と反射ミラー73とカメラ74
とから構成してある。
【0065】そして、前記走査用光源71と反射ミラー
73とカメラ74とは、図2に示すように前記搬走路R
2の手前側に配置され、また、前記透過用光源72は、
前記搬走路R2の後側に配置されている。この場合、前
記走査用光源71の反射板76の中央のスリット77
は、表面側走査位置、すなわち第2のブロックにおける
前、後部ガイド65ー2、66ー2の右端部と第3のブ
ロックにおける前、後部ガイド65ー3、66ー3の左
端部との間の隙間ロに対向しており、この隙間ロの中心
と前記スリット77とを結ぶ直線ハ´の延長線上に前記
透過用光源72と反射ミラー73とが有り、また、前記
直線ハ´とは直角を成す線ニ´上に前記カメラ74が配
設してある。前記反射ミラー73は前記スリット77を
透過した光をカメラ74に導くようにその反射用ミラー
88が直線ハ´に対して45度の角度になるように設定
してある。
【0066】前記搬入路R1、搬走路R2及び搬出路R
3においては、図7の(1)に示すようにこれらの搬入
路R1、搬走路R2及び搬出路R3の搬送中心を挟む前
部ガイド25、65、43と後部ガイド28、66、4
6との間の離間距離Tは、プリント配線板Wの厚さより
大きくしてある。しかも、前記搬入路R1、搬走路R2
及び搬出路R3と表、裏面走査光学系S2、S1の走査
用光源71と透過用光源72と反射ミラー73とカメラ
74は、それぞれの軸線を前記支持プレート部材7の面
に対して垂直にしてこの支持プレート部材7に取り付け
てあるために、前記支持プレート部材7を、その下面部
の支点部7Aを中心にして後方向に傾けることによっ
て、保持手段である前部ガイド25、65、43及び後
部ガイド28、66、46は鉛直面に対して10度前後
の傾斜角度で後方向に傾けてある。
【0067】次に、上記のように構成されたプリント配
線板の外観検査装置における画像入力の作動を説明す
る。
【0068】前記プリント配線板搬入部9においては、
前記駆動用モータ20の駆動により駆動プーリ16を回
転させて前記搬送ベルト18が右方向に回転走行してい
る。また、前記走査搬送部11においては、前記駆動用
モータ58の駆動により駆動プーリ60を回転させて駆
動ベルト61を介してフライホイール57を回転させ、
このフライホイール57を取り付けた支軸53を介して
駆動プーリ49を回転させて、前記搬送ベルト52が右
方向に回転走行している。この場合、搬送ベルト52の
回転走行は前記フライホイール57の回転により回転ム
ラのないものになっている。また、前記プリント配線板
搬出部10においては、前記駆動用モータ38の駆動に
より駆動プーリ33を回転させて前記搬送ベルト35が
右方向に回転走行している。
【0069】そして、プリント配線板Wの裏面走査用光
学系S1においては、走査用光源71からの光は反射板
76の内面の反射面78に反射されて集光され走査光と
なって前記隙間イの部分を照射しており、前記透過用光
源72から透過光は走査用光源71とは反対側から前記
隙間イを介して反射板76の中央のスリット77を照射
している。また、プリント配線板Wの表面走査用光学系
S2においては、走査用光源71からの光は反射板76
の内面の反射面78に反射されて集光され走査光となっ
て前記隙間ロの部分を照射しており、前記透過用光源7
2から透過光は走査用光源71とは反対側から前記隙間
ロを介して反射板76の中央のスリット77を照射して
いる。
【0070】そして、前記プリント配線板Wを縦にし
て、前記プリント配線板搬入部9の搬入路R1に供給す
ると、このプリント配線板Wは、前記搬送ベルト18の
上側部位18aに載せられて移動し、前記幅寄せローラ
機構93の位置で、これの幅寄せローラ96により押さ
れて前記搬入路R1の後部ガイド28の後側ガイドバー
27に押し付けられてこの後部ガイド28と平行状態に
なり、前記走査搬送部11側に搬送される。
【0071】この場合、上記したように、前記支持プレ
ート部材7は、その下面部の支点部7Aを中心にして後
方向に傾けてあって、前記前部ガイド25、65、43
及び後部ガイド28、66、46は鉛直面に対して10
度前後の傾斜角度で後方向に傾けてあるために、前記プ
リント配線板Wは鉛直面に対して10度前後の傾斜角度
で後方向に傾く。このように、プリント配線板Wを傾け
て後部ガイド28に摺接させることにより、このプリン
ト配線板Wの搬送時のガタツキがなくなり円滑な搬送が
行われる。この場合、プリント配線板Wの摺動面は平坦
面でることが望ましい。
【0072】前記プリント配線板搬入部9の搬入路R1
を移動したプリント配線板Wは前記走査搬送部11の搬
走路R2に搬入されて、この搬走路R2の前記搬送ベル
ト52の上側部位52aに載せられて裏面側走査位置に
移動する。
【0073】裏面側走査位置においては、前記隙間イの
手前に前記プリント配線板Wは位置することになり、こ
のために、裏面走査用光学系S1の走査用光源71の走
査光が前記プリント配線板Wの裏面部に垂直に当り、反
射して前記スリット77を透過する。この時、前記透過
用光源72からの透過光は前記プリント配線板Wのスル
ーホール等の孔に付着したバリ等の突起部分を光学的に
消去する。前記スリット77を透過した光(映像)は前
記反射ミラー73の反射用ミラー88で前記カメラ74
に導かれて、このカメラ74により画像信号に変換され
て画像処理部に入力される。
【0074】そして、表面側走査位置においては、前記
隙間ロの手前に前記プリント配線板Wは位置することに
なり、このために、表面走査用光学系S2の走査用光源
71の走査光が前記プリント配線板Wの表面に垂直に当
り、反射して前記スリット77を透過する。この時、前
記透過用光源72からの透過光は前記プリント配線板W
のスルーホール等の孔に付着したバリ等の突起部分を光
学的に消去する。前記スリット77を透過した光(映
像)は前記反射ミラー73の反射用ミラー88で前記カ
メラ74に導かれて、このカメラ74により画像信号に
変換されて画像処理部に入力される。
【0075】この場合も、前記プリント配線板Wは傾い
て前記搬走路R2の後部ガイド66−1、66ー2、6
6ー3の後側ガイドバー70に摺接し、このプリント配
線板Wの搬送時のガタツキがなくなり円滑な搬送が行わ
れる。
【0076】そして、前記プリント配線板Wは、前記プ
リント配線板搬出部10の搬出路R3の前記搬送ベルト
35の上部部位35aに載せられて搬送され搬出され
る。
【0077】また、幅寸法の異なるプリント配線板Wの
外観検査の場合においても、上記したようにこのプリン
ト配線板Wは縦にした状態で搬送され、その表、裏面部
の外観検査が行われる。また、前記搬入路R1、搬走路
R2及び搬出路R3においては、これらの搬入路R1、
搬走路R2及び搬出路R3の搬送中心を挟む前部ガイド
25、65、43と後部ガイド28、66、46との間
の離間距離Tは、プリント配線板Wの厚さより大きくし
てあるために、厚さの異なるプリント配線板Wの外観検
査をも行うことができる。
【0078】この場合においても、前記プリント配線板
Wは前記幅寄せローラ機構93の位置で、これの幅寄せ
ローラ96により押されて前記搬入路R1の後部ガイド
28の後側ガイドバー27に押し付けられてこの後部ガ
イド28と平行状態になり、前記走査搬送部11側に搬
送される。
【0079】また、上記した実施例における前部ガイド
25、65、43の構成を前側ガイドバー支持ブラケッ
ト23、67、41に前側ガイドバー24、68、42
を取り付けて構成し、後部ガイド28、66、46の構
成を後側ガイドバー支持ブラケット26、69、44に
後側ガイドバー27、70、45を取り付けて構成した
が、図15に示すように前、後部ガイド105、106
を透明な板材、例えばガラス板で製作し、前、後部ガイ
ド105、106を搬入路R1、搬走路R2及び搬出路
R3の全域に連なる構成にしてもよい。この場合、前、
後部ガイド105、106が透明な板材、例えばガラス
板でできているために、上記した実施例の隙間イ、ロを
設ける必要がなく前記表、裏面走査用光学系S2、S1
での走査用光源にはリング型の蛍光灯107を使用して
同軸照射にし、前記カメラ74にCCD(ラインセン
サ)を用いてることなく二次元画像を撮像するものを使
用し、しかる後に画像信号に変換して画像処理部に入力
するようにしてもよい。
【0080】また、本発明は、プリント配線板Wの外観
検査に限らずICカード等のプリント回路等を備えた板
状体の外観検査等、また、パターン検査、クリーム半田
印刷検査、部品実装検査等にも利用できるものである。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わる板状体の検査装置は、板状体を縦の状態で搬送す
る搬送手段と、この搬送手段による前記板状体の搬送途
中において前記板状体の表あるいは裏面部を走査して得
られる表あるいは裏面部の画像信号を画像処理部に入力
する走査用光学系とを備えたことにより、幅寸法の異な
る板状体の検査を行う場合に、この板状体の搬送部の幅
調整を行う必要がなく、前記板状体の種類(幅寸法が異
なる)を変更するたびに幅調整をする段取り時間が不要
になり、検査装置の有効利用が可能になる。
【0082】しかも、搬送手段が、前記板状体の幅方向
の一端側のみで搬送するものであるために、従来のよう
な左右の搬送ベルトで搬送することによる板状体の幅方
向のずれによる悪影響をなくすことができる。
【0083】また、請求項2の発明に係わる板状体の検
査装置は、請求項1記載の板状体の検査装置において、
前記搬送手段を、前記板状体を搬入して搬送する板状体
搬入部と、この板状体搬入部から受け渡された前記板状
体を定速搬送手段により定速で搬送して前記走査用光学
系の走査に供する走査用搬送部と、この走査用搬送部か
ら受け渡された前記板状体を搬出する板状体搬出部とで
構成したことにより、上記した請求項1の発明と同様な
効果を奏し得るばかりか、前記搬送手段を、板状体搬入
部と、走査用搬送部と、板状体搬出部とに分けることに
より、前記走査用搬送部を走査用光学系の走査に供する
ように前記板状体の定速搬送をより容易に達成すること
ができる。
【0084】また、請求項3の発明に係わる板状体の検
査装置は、請求項1記載の板状体の検査装置において、
前記搬送手段が、前記板状体を、この板状体の搬送方向
に対して約垂直方向に傾けると共に、この板状体を摺動
可能に保持する保持手段を有することにより、上記した
請求項1の発明と同様な効果を奏し得るばかりか、前記
保持手段により、前記板状体を、この板状体の搬送方向
に対して直角方向に傾けてこの板状体を摺動可能に保持
することが可能になり、前記板状体を安定した状態で搬
送することができる。
【0085】また、請求項4の発明に係わる板状体の検
査装置は、請求項2記載の板状体の検査装置において、
前記板状体搬入部が、前記板状体を載せて搬送する搬送
ベルトと、この搬送ベルトの上方に前記板状体を縦に保
持する保持手段とで構成される搬入路を有し、前記走査
用搬送部が、前記板状体を載せて搬送する搬送ベルト
と、この搬送ベルトの上方に前記板状体を縦に保持する
保持手段とで構成される搬送路を有し、前記板状体搬出
部が、前記板状体を載せて搬送する搬送ベルトと、この
搬送ベルトの上方に前記板状体を縦に保持する保持手段
とで構成される搬出路を有し、且つ前記走査用搬送部の
裏面側走査位置及び表面側走査位置における前記搬送路
の保持手段に隙間を設けることにより、上記した請求項
1の発明と同様な効果を奏し得るばかりか、前記板状体
を縦の状態で搬送する搬送手段の取扱いが簡単で且つ省
スペースで簡素な構成になる。
【0086】また、請求項5の発明に係わる板状体の検
査装置は、請求項4記載の板状体の検査装置において、
前記板状体搬入部、前記走査用搬送部及び前記板状体搬
出部のそれぞれの前記保持手段を、支持部材に支持され
て前記板状体の搬送方向に平行なガイドバーで構成した
ことにより、上記した請求項1の発明と同様な効果を奏
し得るばかりか、前記ガイドバーは前記板状体との間で
その摩擦力を小さいものにすることができて、前記板状
体を、ムラなく安定した状態で縦の状態で搬送すること
ができる。
【0087】また、請求項6の発明に係わる板状体の検
査装置は、請求項4記載の板状体の検査装置において、
前記板状体搬入部、前記走査用搬送部及び前記板状体搬
出部のそれぞれの前記保持手段を連続した透明体で構成
したことにより、上記した請求項1の発明と同様な効果
を奏し得るばかりか、前記保持手段が透明になり、走査
用光学系の前記走査用搬送部の裏面側走査位置及び表面
側走査位置における保持手段に隙間を設ける必要がなく
なり、前記走査用光学系におけるカメラに二次元画像を
撮像する撮像カメラを用いることが可能になる。
【0088】また、請求項7の発明に係わる板状体の検
査装置は、請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求
項5又は請求項6記載の板状体の検査装置において、前
記走査用搬送部における前記板状体の定速搬送手段を、
この板状体を搬送する搬送ベルトの回転駆動系にフライ
ホィールを組み込んで構成したことにより、上記した請
求項1の発明と同様な効果を奏し得るばかりか、前記走
査用搬送部を走査用光学系の走査に供するように前記板
状体の定速搬送をより容易に達成することができる。
【0089】また、請求項8の発明に係わる板状体の検
査装置は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求
項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7記載の板状
体の検査装置において、前記搬送手段が、前記板状体の
厚さ寸法より広い搬送路を有しており、且つ前記板状体
を前記保持手段に沿わせる幅寄せ手段を有していること
により、上記した請求項1の発明と同様な効果を奏し得
るばかりか、厚さ寸法の異なる板状体の搬送を可能にす
ることができるし、前記板状体を前記保持手段に沿わせ
ることができて、板状体に安定した搬送を行なわすこと
ができる。
【0090】また、請求項9の発明に係わる板状体の検
査装置は、請求項8記載の板状体の検査装置において、
前記幅寄せ手段を、中間部に回転支点を有するレバーの
一端部に幅寄せローラを回転可能に軸支し、この幅寄せ
ローラを弾性体により前記搬送路を搬送される前記板状
体側に付勢して構成したことにより、上記した請求項1
の発明と同様な効果を奏し得るばかりか、厚さ寸法の異
なる板状体を確実に前記保持手段に沿わせることができ
て、板状体に安定した搬送を行なわすことができる。
【0091】また、請求項10の発明に係わる板状体の
検査装置は、請求項3又は請求項4又は請求項5又は請
求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項9記載の板
状体の検査装置において、前記板状体搬入部の保持手段
と、前記走査用搬送部の保持手段と、前記板状体搬出部
の保持手段とを、支点部を中心にして前記板状体の搬送
方向に対して直角方向に傾動可能な支持プレート部材に
設けたことにより、上記した請求項1の発明と同様な効
果を奏し得るばかりか、前記支持プレート部材を支点部
を中心にして前記板状体の搬送方向に対して直角方向に
傾けることにより、前記保持手段を傾けることができ
て、この保持手段の傾斜動作を容易に行うことができ
る。
【0092】また、請求項11の発明に係わる板状体の
検査装置は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
求項4又は請求項5は請求項6又は請求項7又は請求項
8又は請求項9又は請求項10記載の板状体の検査装置
において、前記走査用光学系を、前記搬送手段による前
記板状体の搬送途中において前記板状体の裏面部を走査
して得られた画像信号を画像処理部に入力する裏面走査
用光学系と、前記搬送手段による前記板状体の搬送途中
において前記板状体の表面部を走査して得られた画像信
号を画像処理部に入力する表面走査用光学系とから構成
したことにより、上記した請求項1の発明と同様な効果
を奏し得るばかりか、縦に状態で搬送される前記板状体
の裏面部及び表面部の被検査部検出が容易に且つ確実に
なされ、前記板状体の両面検査のための走査用光源の板
状体からの距離を等しくすることができて、板状体の
表、裏面部ごとの画像処理のパラメータを共通化するこ
とができる。
【0093】また、請求項12の発明に係わる板状体の
検査装置は、請求項11記載の板状体の検査装置におい
て、前記裏面走査用光学系を、反射板にスリットを有す
る走査用光源と反射ミラーとカメラと透過用光源とを有
し前記走査用光源と前記透過用光源とを裏面側走査位置
における前記隙間を挟んで対向させると共に、前記反射
ミラーを前記走査用光源のスリットを透過した光を前記
カメラに導く位置に設置して構成し、前記表面走査用光
学系を、反射板にスリットを有する走査用光源と反射ミ
ラーとカメラと透過用光源とを有し、前記走査用光源と
前記透過用光源とを表面側走査位置における前記隙間を
挟んで対向させると共に、前記反射ミラーを前記走査用
光源のスリットを透過した光を前記カメラに導く位置に
設置して構成し、前記裏面走査用光学系と前記表面走査
用光学系とを前記搬送路を挟んで配置したことにより、
上記した請求項1の発明と同様な効果を奏し得るばかり
か、前記走査用搬送部の裏面側走査位置及び表面側走査
位置で前記搬送ベルトを大きく屈曲させることなく直線
状に設定することが可能になり、前記搬送ベルトを大き
く屈曲させることによる搬送ムラがなくなって、前記板
状体の搬送を安定したものにすることができ、また、こ
れらの搬送ベルトの寿命を延ばすことができる。
【0094】また、請求項13の発明に係わる板状体の
検査装置は、請求項12記載の板状体の検査装置におい
て、前記裏面走査用光学系における前記走査用光源と前
記透過用光源との光軸を前記板状体の裏面部に対して垂
直にすると共に、前記表面走査用光学系における前記走
査用光源と前記透過用光源との光軸を前記板状体の表面
部に対して垂直にしたことにより、上記した請求項1の
発明と同様な効果を奏し得るばかりか、縦に状態で搬送
される前記板状体の裏面部及び表面部の被検査部検出が
容易に且つ確実になされる。
【0095】また、請求項14の発明に係わる板状体の
検査装置は、請求項11又は請求項12又は請求項13
記載の板状体の検査装置において、前記走査用光学系に
おけるカメラがラインセンサで構成されていることによ
り、上記した請求項1の発明と同様な効果を奏し得るば
かりか、このカメラにより画像信号に変換されて画像処
理部に入力することができる。
【0096】また、請求項15の発明に係わる板状体の
検査装置は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は請求
項8又は請求項9又は請求項10又は請求項11又は請
求項12又は請求項13又は請求項14記載の板状体の
検査装置において、前記板状体が、前記保持手段に摺接
する面部を平坦面にした構成であるために、上記した請
求項1の発明と同様な効果を奏し得るばかりか、前記板
状体を前記保持手段に摺接させることが確実になり、板
状体の安定した搬送を行なわすことができる。
【0097】また、請求項16の発明に係わる板状体の
検査装置は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は請求
項8又は請求項9又は請求項10又は請求項11又は請
求項12又は請求項13又は請求項14又は請求項15
記載の板状体の検査装置において、前記板状体がプリン
ト配線板であることにより、上記した請求項1の発明と
同様な効果を奏し得るばかりか、プリント配線板の最終
外観検査を容易に確実に行うことができる。
【0098】また、請求項17の発明に係わる板状体の
検査方法は、板状体を縦の状態で搬送して、この板状体
の搬送途中において前記板状体の一方の面部を走査して
得られた画像信号を画像処理部に入力し、前記板状体の
他方の面部を走査して得られた画像信号を画像処理部に
入力するようにしたことにより、板状体の検査を確実に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は本発明に係わる板状体の検査装置の一
実施例としてのプリント配線板の外観検査装置の正面図
である。(2)は同プリント配線板の外観検査装置の右
側面図である。(3)は同プリント配線板の外観検査装
置の一部省略した平面図である。
【図2】同プリント配線板の外観検査装置の要部の平面
図である。
【図3】(1)は同プリント配線板の外観検査装置の要
部の正面図である。(2)は搬送路構造の平面図であ
る。
【図4】同プリント配線板の外観検査装置の左側面図で
ある。
【図5】図2のA方向からの矢視図である。
【図6】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図7】(1)は同プリント配線板の外観検査装置にお
けるプリント配線板の搬送状態の平面図である。(2)
は同側面図である。(3)は同正面図である。
【図8】同プリント配線板の外観検査装置における表面
走査用光学系の概略的な斜視図である。
【図9】(1)はプリント配線板搬入部の搬入路の側面
図である。(2)は(1)のC方向からの矢視図であ
る。(3)は(1)のD方向からの矢視図である。
【図10】(1)は幅寄せ機構の平面図である。(2)
は(1)のE方向からの矢視図である。(3)は(1)
のF方向からの矢視図である。
【図11】(1)は走査搬送部の搬送ベルトの駆動系の
一部断面した平面図である。(2)は(1)のG−G線
に沿う断面図である。
【図12】(1)は走査用光源の平面図である。(2)
は同走査用光源の正面図である。
【図13】(1)は透過用光源の正面図である。(2)
は同透過用光源の側面図である。(3)は(2)のH−
H線に沿う断面図である。
【図14】(1)は反射ミラーの正面図である。(2)
は同反射ミラーの側面図である。
【図15】本発明に係わる板状体の検査装置の他の実施
例としてのプリント配線板の外観検査装置の一部省略し
た斜視図である。
【図16】従来の板状体の検査装置における裏面走査部
の平面図である。
【図17】図16のI−I線に沿う断面図である。
【図18】図17のJ−J線に沿う断面図である。
【図19】図17のK部の拡大図である。
【図20】従来の板状体の検査装置における表面走査部
の平面図である。
【図21】図20のL−L線に沿う断面図である。
【図22】図21のM部の拡大図である。
【符号の説明】
1 筐体 7 支持プレート部材 9 プリント配線板搬入部(搬送手段) 10 プリント配線板搬出部(搬送手段) 11 走査搬送部(搬送手段) S1 裏面走査用光学系 S2 表面走査用光学系 W プリント配線板(板状体)
フロントページの続き (72)発明者 石田 浩二 愛知県一宮市奥町字野越46番地 オムロン 一宮株式会社内 (72)発明者 内藤 文彦 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 布谷 正勝 東京都新宿区西新宿8丁目14番24号エヌ・ ティ・ティ・ファネット・システムズ株式 会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状体を縦の状態で搬送する搬送手段
    と、この搬送手段による前記板状体の搬送途中において
    前記板状体の表あるいは裏面部を走査して得られる表あ
    るいは裏面部の画像信号を画像処理部に入力する走査用
    光学系とを備えたことを特徴とする板状体の検査装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段を、前記板状体を搬入して
    搬送する板状体搬入部と、この板状体搬入部から受け渡
    された前記板状体を定速搬送手段により定速で搬送して
    前記走査用光学系の走査に供する走査用搬送部と、この
    走査用搬送部から受け渡された前記板状体を搬出する板
    状体搬出部とで構成した請求項1記載の板状体の検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段が、前記板状体を、この板
    状体の搬送方向に対して約垂直方向に傾けると共に、こ
    の板状体を摺動可能に保持する保持手段を有する請求項
    1記載の板状体の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記板状体搬入部が、前記板状体を載せ
    て搬送する搬送ベルトと、この搬送ベルトの上方に前記
    板状体を縦に保持する保持手段とで構成される搬入路を
    有し、前記走査用搬送部が、前記板状体を載せて搬送す
    る搬送ベルトと、この搬送ベルトの上方に前記板状体を
    縦に保持する保持手段とで構成される搬送路を有し、前
    記板状体搬出部が、前記板状体を載せて搬送する搬送ベ
    ルトと、この搬送ベルトの上方に前記板状体を縦に保持
    する保持手段とで構成される搬出路を有し、且つ前記走
    査用搬送部の裏面側走査位置及び表面側走査位置におけ
    る前記搬送路の保持手段に隙間を設けた請求項2記載の
    板状体の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記板状体搬入部、前記走査用搬送部及
    び前記板状体搬出部のそれぞれの前記保持手段を、支持
    部材に支持されて前記板状体の搬送方向に平行なガイド
    バーで構成した請求項4記載の板状体の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記板状体搬入部、前記走査用搬送部及
    び前記板状体搬出部のそれぞれの前記保持手段を連続し
    た透明体で構成した請求項4記載の板状体の検査装置。
  7. 【請求項7】 前記走査用搬送部における前記板状体の
    定速搬送手段を、この板状体を搬送する搬送ベルトの回
    転駆動系にフライホィールを組み込んで構成した請求項
    2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6
    記載の板状体の検査装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送手段が、前記板状体の厚さ寸法
    より広い搬送路を有しており、且つ前記板状体を前記保
    持手段に沿わせる幅寄せ手段を有している請求項1又は
    請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請
    求項6又は請求項7記載の板状体の検査装置。
  9. 【請求項9】 前記幅寄せ手段を、中間部に回転支点を
    有するレバーの一端部に幅寄せローラを回転可能に軸支
    し、この幅寄せローラを弾性体により前記搬送路を搬送
    される前記板状体側に付勢して構成した請求項8記載の
    板状体の検査装置。
  10. 【請求項10】 前記板状体搬入部の保持手段と、前記
    走査用搬送部の保持手段と、前記板状体搬出部の保持手
    段とを、支点部を中心にして前記板状体の搬送方向に対
    して直角方向に傾動可能な支持プレート部材に設けた請
    求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求
    項7又は請求項8又は請求項9記載の板状体の検査装
    置。
  11. 【請求項11】 前記走査用光学系を、前記搬送手段に
    よる前記板状体の搬送途中において前記板状体の裏面部
    を走査して得られた画像信号を画像処理部に入力する裏
    面走査用光学系と、前記搬送手段による前記板状体の搬
    送途中において前記板状体の表面部を走査して得られた
    画像信号を画像処理部に入力する表面走査用光学系とか
    ら構成した請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求
    項4又は請求項5は請求項6又は請求項7又は請求項8
    又は請求項9又は請求項10記載の板状体の検査装置。
  12. 【請求項12】 前記裏面走査用光学系を、反射板にス
    リットを有する走査用光源と反射ミラーとカメラと透過
    用光源とを有し前記走査用光源と前記透過用光源とを裏
    面側走査位置における前記隙間を挟んで対向させると共
    に、前記反射ミラーを前記走査用光源のスリットを透過
    した光を前記カメラに導く位置に設置して構成し、前記
    表面走査用光学系を、反射板にスリットを有する走査用
    光源と反射ミラーとカメラと透過用光源とを有し、前記
    走査用光源と前記透過用光源とを表面側走査位置におけ
    る前記隙間を挟んで対向させると共に、前記反射ミラー
    を前記走査用光源のスリットを透過した光を前記カメラ
    に導く位置に設置して構成し、前記裏面走査用光学系と
    前記表面走査用光学系とを前記搬送路を挟んで配置した
    請求項11記載の板状体の検査装置。
  13. 【請求項13】 前記裏面走査用光学系における前記走
    査用光源と前記透過用光源との光軸を前記板状体の裏面
    部に対して垂直にすると共に、前記表面走査用光学系に
    おける前記走査用光源と前記透過用光源との光軸を前記
    板状体の表面部に対して垂直にした請求項12記載の板
    状体の検査装置。
  14. 【請求項14】 前記走査用光学系におけるカメラがラ
    インセンサで構成されている請求項12又は請求項13
    記載の板状体の検査装置。
  15. 【請求項15】 前記板状体が、前記保持手段に摺接す
    る面部を平坦面にした構成である請求項1又は請求項2
    又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又
    は請求項7又は請求項8又は請求項9又は請求項10又
    は請求項11又は請求項12又は請求項13又は請求項
    14記載の板状体の検査装置。
  16. 【請求項16】 前記板状体がプリント配線板である請
    求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求
    項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項
    9又は請求項10又は請求項11又は請求項12又は請
    求項13又は請求項14又は請求項15項記載の板状体
    の検査装置。
  17. 【請求項17】 板状体を縦の状態で搬送して、この板
    状体の搬送途中において前記板状体の一方の面部を走査
    して得られた画像信号を画像処理部に入力し、前記板状
    体の他方の面部を走査して得られた画像信号を画像処理
    部に入力するようにしたことを特徴とする板状体の検査
    方法。
JP16154295A 1995-06-06 1995-06-06 板状体の検査装置とその検査方法 Pending JPH08334473A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002079766A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-10 Shirai Electronics Industrial Co.,Ltd. Appareil pour examiner les cartes a circuits imprimes
CN103728309A (zh) * 2013-11-27 2014-04-16 周俊雄 一种电路板视觉检测设备
JP2016090551A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 オムロン株式会社 品質管理装置
CN106770369A (zh) * 2016-12-30 2017-05-31 深圳市研创精密设备有限公司 一种应用于电路板检测机的相机可调焦机构

Cited By (5)

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WO2002079766A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-10 Shirai Electronics Industrial Co.,Ltd. Appareil pour examiner les cartes a circuits imprimes
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JP2016090551A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 オムロン株式会社 品質管理装置
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