JP3490227B2 - 自動倉庫における移動台車の荷物移載装置 - Google Patents

自動倉庫における移動台車の荷物移載装置

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JP3490227B2
JP3490227B2 JP24047096A JP24047096A JP3490227B2 JP 3490227 B2 JP3490227 B2 JP 3490227B2 JP 24047096 A JP24047096 A JP 24047096A JP 24047096 A JP24047096 A JP 24047096A JP 3490227 B2 JP3490227 B2 JP 3490227B2
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邦治 松田
修 山口
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棚と移動台車とを
備えた自動倉庫において、棚と移動台車との間に荷物を
載せ替えるために移動台車に設ける荷物移載装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫の移動台車に設ける荷物移載装
置として、例えば本願出願人の先願に係る特願平6-2496
48号(特開平8-113321号)に記載されているものがあ
る。
【0003】この先願においては、移動台車に固定した
フレームに第1アームを進退動自在に装着し、この第1
アームに、荷物の前面又は背面に当たるピッカーを備え
た第2アームを進退動自在に装着し、ラックとピニオン
から成る往復動機構によって第1アームを棚に向けて
進退動させている。
【0004】また、第1アームの両端にスプロケットを
回転自在に軸支してこれにエンドレスチエーンを巻き掛
て、このエンドレスチエーンの等間隔隔て上下
点のうち一点をフレームに固着し、他の一点を第2アー
ムに固着することにより、第2アームを第1アームの倍
速で進退動させるように構成している。
【0005】このタイプの移載装置は、第2アームを大
きく進退動させることができる利点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記先願の場
合、第1アームはその下部だけでガイドされているた
め、両アームの進退動に際しての安定性が低いと言う問
題があった。本発明は、第2アームを第1アームの倍速
で進退動させる移載装置において、コンパクト化と、両
アームの進退動のバランス性及びスムース性とを図るこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、棚3の前面
に沿って走行する移動台車2に、荷物載置部5と、この
荷物載置部の外側において棚3内に進退動する第1アー
ム12とを設け、前記第1アーム12に、当該第1アーム12
と相対動して棚3内に進退動し得る第2アーム13を装着
し、この第2アーム13には、当該第2アーム13の進退動
によって荷物を荷物載置部と棚3との間に移し換えるピ
ッカー手段41を設けている。
【0008】更に、前記第1アーム12の両端部に、水平
状の軸心回りに回転する一対のスプロケット22を回転自
在に取り付け、これら両スプロケット22に、第2アーム
13を第1アーム12の倍速で進退動させるためのチェーン
等の無端帯を巻き掛けている。
【0009】そして、請求項1の発明では、前記第1ア
ーム12は、荷物載置部5の側に開口した内向き凹部17と
荷物載置部5と反対側に開口した外向き凹部16とが上下
方向に連続した縦断面形状に形成されている一方、前記
両スプロケットは、外向き凹部16と内向き凹部17との両
側に露出する高さに配置されており、これら両スプロケ
ット22に、内外凹部16,17 を通る状態で前記無端帯23が
巻き掛けられている。
【0010】請求項2の発明では、請求項1において、
前記第1アーム12を挟んで荷物載置部5と反対側の部位
に、当該第1アーム12が移動自在に取付くフレーム10を
配置している一方、前記無端帯23を、第1アーム12の外
向き凹部16の箇所において前記フレーム10に固着し、第
1アーム12の内向き凹部17の箇所において前記第2アー
ム13に固着している。
【0011】更に、前記フレーム10と第2アーム13とに
は、第1アーム12における内外凹部 16,17 の上下両側に
位置したガイドローラの群を、第1アーム12に向けて突
出するように設けている一方、第1アーム12には、フレ
ーム10における上下ガイドローラ20群に横ずれ不能に嵌
まる上下一対の外ガイド部18と、第2アーム13における
上下ガイドローラ21群に横ずれ不能に嵌まる上下一対の
内ガイド部19とを形成している。
【0012】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1〜図6では第1実施形態を示して
おり、図1は自動倉庫の一部を示す概略斜視図、図2は
移動台車の平面図、図3は図2の III-III視断面図、図
4は図2のIV−IV視断面図、図5は図3の V-V視断面
図、図6は駆動機構の概略を示す概念図である。
【0013】図1に示すように、自動倉庫は、平行に延
びる一対の走行レール1上を走行する移動台車2と、走
行レール1を挟んだ両側に配置した棚3とを備えてい
る。棚3と走行レール1とは上下多段に配置されてお
り、各段の移動台車2には、走行レール1の端部外側
設けたリフト(図示せず)を介して荷物載せ降ろし
れる。
【0014】移動台車2は、走行方向に沿って長い平面
視矩形の本体4を備えており、本体4のうち走行方向に
沿った部位に、走行レール1及び棚3と同じ高さの荷物
載置部5を設けている。従って、荷物載置部5と棚3と
の間に荷物Wを滑り移動させることができる。
【0015】本体4の前後両端には走行レール1上を
転動する車輪6が設けられており、このうち荷物載置部
5から遠い側に位置した一対の車輪6を車軸7で連結
し、この車軸7を、タイミングベルト8を介して第1モ
ータ9で駆動するようにしている。
【0016】図2及び図3に示すように、移動台車2の
うち荷物載置部5を挟んだ左右両側には、移動台車2の
略全幅にわたって延びるフレーム10を配置し、このフレ
ーム10を、本体4の枠材に固着したブラケット11に固着
している。
【0017】図1及び図4に示すように、フレーム10は
金属板製であり、荷物載置部5に向けて開口する断面略
コ字状に形成されている。そして、フレーム10の内部
に、フレーム10と同じ方向に延びる第1アーム12を棚3
に向けて自在に進退動するように装着し、この第1アー
ム12の内側に、当該第1アーム12と相対動して棚3内に
進退動し得るように第2アーム13を装着している。この
点を次に説明する。
【0018】4に示すように、第1アーム12は、上下
略中途部に水平部15を形成し、この水平部15の下方には
フレーム10に向けて開口した外向き凹部16を、水平部15
の上方には第2アーム13に向けて開口した内向き凹部17
それぞれ上下に連続した状態に形成している。
【0019】更に、内向き凹部17の上端に、下向き凹状
のV形溝を形成した外ガイド部18と上部内向きガイド部
19とを内外に振り分けた状態で連接し、外向き凹部16の
下端には、上向き凹状のV形溝を形成した外ガイド部18
と内向きガイド部19とを内外に振り分けた状態で連接し
ている。
【0020】従って、第1アーム12は、全体としてほぼ
上下対称及び内外対称状の断面形状になっている。前記
第1アーム12はアルミ等の金属の押し出し成形品であ
り、全長にわたって同じ断面形状に形成されている。
【0021】フレーム10には、上下外向きガイド部18の
溝に嵌まる上下の外ローラ20群を水平方向に沿って多数
個配置している。従って、第1アーム12は外ローラ群20
と外向きガイド部18とのガイド作用により、横ずれ不能
及び上下ずれ不能の状態で棚3に向けて進退動する。
【0022】他方、第2アーム13は荷物載置部5に向け
て開口した断面コ字状に形成されており、この第2アー
ム13に、第1アーム12における上下内向きガイド部19の
溝に嵌まる上下の内ローラ21群を水平方向に沿って多数
個配置している。従って、第2アーム13は内ローラ21群
と内向きガイド部19とのガイド作用により、横ずれ及び
上下ずれ不能の状態で第1アーム12と相対動する。
【0023】また、図3〜図6に示すように、第1アー
ム12における内向き凹部17の左右両端に一対のスプロケ
ット22を回転自在に軸支し、両スプロケット22に無端帯
の一例としてのエンドレスのチエーン23を巻き掛けし、
チエーン23の上部を第1アーム12における水平部15の上
方に位置させ、チエーン23の下部を水平部15の上方に位
置させている。
【0024】すなわち、水平部15を囲う状態でチエーン
23を張設している。この場合、図5に示すように、第1
アーム12における水平部15の両端に切欠き24を形成する
ことにより、スプロケット22及びチエーン23との干渉を
防止している。
【0025】前記チーン23の上部は、第2アーム13の
中間部に対してブロック25を介して固着されている。
また、チエーン23の下部は、フレーム10の中間部に対し
ブロック26を介して固着されている。すなわち、チ
エーン23を、等間隔を隔てた2箇所においてフレーム10
と第2アーム13とに固着している。
【0026】図4に示すように、第1アーム12の下端に
は、フレーム10に向けて開口する溝形部27が形成されて
おり、この溝形部27の内面に、第1アーム12の略全長に
わたって延びる進退用ラック28を、その歯がフレーム10
に臨む姿勢で固着している。また、溝形部27の下端には
下向き片29を連接し、これに、フレーム10の下水平部に
突設した下ローラ30を内側から当てている。
【0027】図2〜4に示すように、フレーム10のうち
長手方向に沿った中間部の外面に上下ブラケット31を固
着し、この上下ブラケット31に軸支した回転軸32に、前
記進退用ラック28に噛合する進退用ピニオン33を回転自
在に取付けている。フレーム10には、進退用ピニオン33
を貫通させるために窓穴34を開口している。
【0028】更に、図2〜図4に示すように、第1モー
タ9寄りに位置したフレーム10の外面には、回転軸を下
向きにした第2モータ35取付けられていると共に、前
記進退用ピニオン33に噛合するアイドルギア36ブラケ
ット37を介して取付けられている。
【0029】第2モータ35の回転軸と、アイドルギア36
の回転軸38の下端、及び、他方のフレーム10に取付けた
進退用ピニオン33の回転軸32の下端とに、荷物載置部5
よりも下方に位置するスプロケット39をそれぞれ固着
し、これらの3個のスプロケット39にチエーン等の無端
帯40を巻き掛けている。
【0030】従って、第2モータ35を回転させると、両
フレーム10の進退用ピニオン33が回転して第1アーム12
が同じ方向に移動する。すると、第1アーム12に設けた
チエーン23がフレーム10に固定された状態で相対的に周
回するため、当該チエーン23は第1アーム12の移動速度
の倍速で周回することになり、これにより、第2アーム
13は第1アーム12の2倍の速度で進退動する(図6参
照)。
【0031】図1、図2、図4等に示すように、第2ア
ーム13の両端には、荷物Wのピッキング手段の一例とし
て、羽根状のピッカー41を水平回動自在に取付けてい
る。このピッカー41は、第2アーム13に内蔵する等した
モータ等の駆動手段によって駆動される。
【0032】以上の構成において、第1モータ9を駆動
して移動台車2を棚3の所定位置に走行させてから、ピ
ッカー41を開閉動すると共に第2モータ9 を駆動させ
て、第1アーム12と第2アーム13とを進退動させること
により、荷物Wを棚3から移動台車2に載せ変えたり、
移動台車2上の荷物Wを棚3に載せ替えたりすることが
できる。
【0033】図7〜図10では第2実施形態を示してお
り、このうち図7は移動台車2の部分平面図、図8は図
7のVIII−VIII視断面図、図9は図7のIX−IX視断面
図、図10は図7のX-X 概略断面図である。
【0034】この第2実施形態では、図7で荷物載置部
5の左側の部位(走行用モータ寄りの部位)に、本体4
に固着された固定フレーム10を設ける一方、荷物載置部
5の右側の部位に、固定フレーム10に向けて移動自在な
可動フレーム10′を配置することにより、両フレーム1
0, 10′間の間隔寸法を荷物Wの幅寸法に応じて調節で
きるようにしている。以下、詳述する。
【0035】図7及び図9に示すように、荷物載置部5
の下方のうち左右走行レール1寄りの2か所の部位に、
上向き開口の樋状で移動台車2の走行方向に延びるガイ
ドレール44を配置し、このガイドレール44に、可動フレ
ーム10′の下面に固着したスライダー45を嵌め入れるこ
とにより、可動フレーム10′を固定フレーム10に向けて
遠近移動自在としている。前記ガイドレール44は、本体
4に設けた左右一対の横桟46,47 に固着している。な
お、可動フレーム10′のガイド手段は他の形態でも良
い。
【0036】荷物載置部5は、固定フレーム10に固着し
た固定部5aと、可動フレーム10′に固着した可動部5bと
に分離構成されており、可動部5aを固定部5bに重ねるこ
とにより、可動フレーム10′の移動許容している。
お、可動部5aと固定部5bとはどちらを上にしても良い。
【0037】また、図7及び図8に示すように、前記左
右一対の横桟46,17 に、上面に平歯を形成した一対の調
節用ラック49を、前記ガイドレール44と平行に延びるよ
うにして固着する一方、可動フレーム10′の外側面に、
当該可動フレーム10′と同じ方向に延びる回転軸50を軸
受け51にて軸支し、この回転軸51に、前記一対の調節用
ラック49に噛合する調節用ピニオン52を取付けている。
【0038】更に、前記回転軸51には、可動フレーム1
0′の外側面に取付けた第3モータ53からチェーン54で
動力を伝達している。従って、第3モータ53を正逆回転
させることにより、可動フレーム10′を固定フレーム10
に対して遠近移動させることができる。換言すると、両
フレーム10,10′間の間隔寸法を自在に調節できる。
【0039】フレーム10, 10′の間隔を自在に調節で
きる状態で両フレーム10, 10′のアーム12,13 を同期し
て進退動させるために、スプライン嵌合を利用して動力
を両第1アーム12に伝達している。
【0040】すなわち、図7及び図10に示すように、
荷物載置部5の前後中間部の下方に、両フレーム10, 1
0′の下面間に延びるスプライン軸56を配置し、このス
プライン軸56を、両フレーム10, 10′の下面に軸受け5
7,58 にて回転自在に取付けている。
【0041】他方、両軸受け57,58 にはスプラインナッ
ト59が被嵌している。このスプラインナット59は、スプ
ライン軸56に対して相対的に回転不能で且つ摺動自在で
あり、且つ、スプラインナット59の外形は真円に形成さ
れており、これらスプラインナット59に進退用ピニオン
33を取付け、これらの進退用ピニオン33を、両フレーム
10, 10′における第1アーム12の下端に固着した進退用
ラック28に噛合させている。第1アーム12と第2アーム
13とは、進退用ラック28の取付け構造を除いて第1実施
形態と同じである。
【0042】スプライン軸56は固定フレーム10の軸受け
57に対して摺動不能に保持されている。他方、可動フレ
ーム10′の軸受け58に取付けたスプラインナット59は、
スプライン軸56に対して摺動自在に嵌まっている。
【0043】従って、可動フレーム10′の移動を許容し
た状態で、スプライン軸56上の両ピニオンギア33を回転
駆動させることができる。スプライン軸56には、固定フ
レーム10の近傍に設けた第2モータ35からチェーンやタ
イミングベルト等の無端帯40を介して動力伝達される。
【0044】従って、第3モータ53を回転して可動フレ
ーム10′を任意の位置に移動させた状態で第2モータ35
を回転させると、スプライン軸56の回転に連れて両第1
アーム12が同時に同方向に駆動されることになり、これ
により、両第2アーム13を正確に同期して進退動させる
ことができる。
【0045】スプライン軸56の先端を本体4の横桟46に
回転自在に軸支しても良い。また、両フレーム10, 10′
のアーム12,13 を同期して進退動させるための手段はス
プライン嵌合を利用したものには限らず、本願出願人が
特願平7-200055号に記載したようなチェーンを利用した
構造でも良い。
【0046】更に、一つの移動台車2に、荷物載置部5
やフレーム10,10 ′, アーム12,13等から成る移載装置
を複数段設けることにより、複数段の棚3から同時に荷
物Wを取り出せるように構成しても良い。
【0047】上記の両実施形態のように第1アーム12を
押し出し成形によって製造すると、複雑な形状でありな
がら簡単に製造できる利点がある。また、第1アーム12
の下端部に進退用ラック28を設けると、進退用ピニオン
33の高さが低くなるためそれだけコンパクト化できる利
点がある。
【0048】上記の実施形態では、第1アーム12におい
て、内向き凹部17を上方に位置させ外向き凹部16を下方
に位置させたが、内向き凹部17を下方に位置させ外向き
凹部16を上方に位置させても良い。また、第1アーム12
における両ガイド部18,19 を、そのガイド溝が上下外向
き凹状となるように形成しても良い。
【0049】或いは、例えば外向きガイド部18のガイド
溝は水平部15に向けて開口させ、内向きガイド部19のガ
イド溝は上下外側に開口させると言うように、外向きガ
イド部18と内向きガイド部19とのガイド溝の開口方向を
異ならせても良い。
【0050】更に、ガイドローラ20,21 とガイド部18,1
9 との形状は図示のものには限らず、ガイドローラ20,2
1 を、その外周にV溝が形成された鼓状に形成する一
方、内外向きガイド部18,19 に、前記ガイドローラ20,2
1 のV溝に嵌まる山形の突条を形成するなどしても良
い。また、第1アームに巻き掛ける無端帯としてはタイ
ミングベルトなどでも良い。また、荷物ピッキング手段
は他の形態でも良い。
【0051】また、本発明はレール上を移動台車が走行
するタイプの自動倉庫のみでなく、スタッカクレーン式
の自動倉庫や、リフト式の自動倉庫など、他の方式の自
動倉庫にも適用できることは言うまでもない(すなわ
ち、請求項における移動台車ははスタッカクレーンやリ
フトも含む概念である)。
【0052】なお、第2実施形態のようにフレーム10,1
0 ′間の間隔を調節自在に変更できる状態から、フレー
ム10,10 ′間の間隔を固定した状態に変更する場合があ
るが、この第2実施形態のようにアーム12,13 をスプラ
イン軸56によって駆動する形式にすると、スプライン軸
を単なる軸に変更すると共に、スライダー45、ラック49
を取り外すことにより、簡単に固定式に変更できる利点
がある。或いは、これらの部品を着脱することにより、
フレーム間隔可変式のタイプと固定式のタイプとに簡単
に変更できる。
【0053】実施形態のように調節用ラック49を一対設
けると、可動フレーム10′をガタ付きなく安定して移動
させることができる利点がある。
【0054】
【発明の奏する効果】本発明は、第1アーム及び第2ア
ームを進退動させるための構造において、第1アームに
外向き凹部と内向き凹部とを上下に振り分けて形成し、
これら凹部の箇所においてチエーン等の無端帯をフレー
ム及び第2アームに固着したものであるから、第1アー
ムの配置スペースを有効利用して、移載装置をコンパク
ト化することができる。
【0055】また、請求項2のように構成すると、第1
アームと第2アームとは、第1アームの内外凹部を挟ん
だ上下両側においてガイドされるから、それら第1アー
ム及び第2アームの安定性が良く、その結果、コンパク
トな構造でありながら第1及び第2アームをスムースに
進退動させることができる。
【0056】更に、請求項2の構成では、第1アームに
ガイド部を上下左右一対ずつ設けたから、当該第1アー
ム及び第2アームのずれ防止を完全ならしめることがで
きる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の一部を示す概略斜視図である。
【図2】移動台車の平面図である。
【図3】図2の III-III視断面図である。
【図4】図2のIV−IV視断面図である。
【図5】図3の V-V視断面図である。
【図6】第1アーム及び第2アームの駆動機構の概略を
示す概念図である。
【図7】第2実施形態における移動台車2の部分平面図
である。
【図8】図7のVIII−VIII視断面図である。
【図9】図7のIX−IX視断面図である。
【図10】図7のX-X 視概略断面図である。
【符号の説明】
W 荷物 2 移動台車 3 棚 10,10 ′ フレーム 12 第1アーム 13 第2アーム 15 水平部 16 外向き凹部 17 内向き凹部 18 外向きガイド部 19 内向きガイド部 20,21 ガイドローラ 22 スプロケット 23 チエーン 28 進退用ラック 33 進退用ピニオン 41 ピッカー 44 ガイドレール 49 調節用ラック 56 スプライン軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棚3の前面に沿って走行する移動台車2
    、荷物載置部5と、この荷物載置部の外側において棚
    3内に進退動する第1アーム12とを設け、前記第1アー
    ム12に、当該第1アーム12と相対動して棚3内に進退動
    し得る第2アーム13を装着し、 この第2アーム13には、当該第2アーム13の進退動によ
    って荷物を荷物載置部と棚3との間に移し換えるピッカ
    ー手段41を設けて おり、更に、前記第1アーム12の両端部に、水平状の軸心回り
    に回転する一対のスプロケット22を回転自在に取り付
    け、これら両スプロケット22に、第2アーム13を第1ア
    ーム12の倍速で進退動させるためのチェーン等の無端帯
    を巻き掛けている荷物移載装置であって、 前記第1アーム12は、荷物載置部5の側に開口した内向
    き凹部17と荷物載置部5と反対側に開口した外向き凹部
    16とが上下方向に連続した縦断面形状に形成されている
    一方、 前記両スプロケットは、外向き凹部16と内向き凹部17と
    の両側に露出する高さに配置されており、これら両スプ
    ロケット22に、内外凹部16,17 を通る状態で前記無端帯
    23が巻き掛けられている、 自動倉庫における移動台車の荷物移載装置。
  2. 【請求項2】 前記第1アーム12を挟んで荷物載置部5と
    反対側の部位に、当該第1アーム12が移動自在に取付く
    フレーム10を配置している一方、前記無端帯23を、第1
    アーム12の外向き凹部16の箇所において前記フレーム10
    に固着し、第1アーム12の内向き凹部17の箇所において
    前記第2アーム13に固着しており、 更に、前記フレーム10と第2アーム13とには、第1アー
    ム12における内外凹部16,17 の上下両側に位置したガイ
    ドローラの群を、第1アーム12に向けて突出するように
    設けている一方、第1アーム12には、フレーム10におけ
    る上下ガイドローラ20群に横ずれ不能に嵌まる上下一対
    の外ガイド部18と、第2アーム13におけ る上下ガイドロ
    ーラ21群に横ずれ不能に嵌まる上下一対の内ガイド部19
    とを形成している、 請求項1に記載した自動倉庫における移動台車の荷物移
    載装置。
JP24047096A 1996-09-11 1996-09-11 自動倉庫における移動台車の荷物移載装置 Expired - Fee Related JP3490227B2 (ja)

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