JP3489336B2 - 制動液圧倍力装置 - Google Patents

制動液圧倍力装置

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JP3489336B2
JP3489336B2 JP14941096A JP14941096A JP3489336B2 JP 3489336 B2 JP3489336 B2 JP 3489336B2 JP 14941096 A JP14941096 A JP 14941096A JP 14941096 A JP14941096 A JP 14941096A JP 3489336 B2 JP3489336 B2 JP 3489336B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動液圧倍力装置
に係り、特に、緊急時に通常時に比して大きな倍力比を
発生させる装置として好適な制動液圧倍力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平3−22776
6号に開示される如く、ブレーキペダルの操作速度に応
じて倍力比を変更する負圧ブースタが知られている。上
記従来の負圧ブースタは、その内圧が常に所定の負圧に
維持される第1負圧室と、その内圧がブレーキペダルに
作用するブレーキ踏力に応じた負圧に制御される制御圧
室とを備えている。第1負圧室と制御圧室とはダイアフ
ラムにより隔成されている。以下、このダイアフラムを
制御ダイアフラムと称す。
【0003】また、上記従来の負圧ブースタは、その内
圧が常に所定負圧に維持される第2負圧室と、開閉弁の
状態に応じて、その内圧が所定の負圧または大気圧とさ
れる大気導入室とを備えている。第2負圧室は、隔成板
により制御圧室から隔成されている。第2負圧室と大気
導入室とは、ダイアフラムにより隔成されている。以
下、このダイアフラムを大気ダイアフラムと称す。
【0004】制御ダイアフラムおよび大気ダイアフラム
は、共に負圧ブースタの出力ロッドに連結されている。
従って、負圧ブースタの出力ロッドには、第1負圧室と
制御圧室との差圧に応じたブレーキアシスト力、およ
び、第2負圧室と大気導入室との差圧に応じたブレーキ
アシスト力が伝達される。
【0005】負圧ブースタの出力ロッドは、マスタシリ
ンダの入力ロッドに連結されている。マスタシリンダ
は、その入力ロッドに入力される押圧力に応じた制動液
圧を発生する。従って、上記従来の負圧ブースタによれ
ば、第1負圧室と制御圧室との差圧、および、第2負圧
室と大気導入室との差圧に応じた制動液圧を発生させる
ことができる。
【0006】大気導入室の内圧が所定の負圧とされてい
る場合は、第2負圧室と大気導入室とに差圧が生じな
い。従って、この場合は、マスタシリンダで発生される
制動液圧が、第1負圧室と制御圧室との差圧に応じた液
圧、すなわち、ブレーキ踏力に応じた液圧に調圧され
る。以下、かかる状態を形成する開閉弁の状態を負圧導
入状態と称す。一方、大気導入室の内圧が大気圧とされ
ている場合は、第2負圧室と大気導入室とに大きな差圧
が生ずる。その結果、マスタシリンダで発生される制動
液圧は、開閉弁が負圧導入状態とされている場合に比し
て大きな液圧に調圧される。以下、かかる状態を形成す
る開閉弁の状態を大気導入状態と称す。
【0007】このように、上記従来の負圧ブースタによ
れば、大気導入室に連通する開閉弁を負圧導入状態とす
るか、或いは、大気導入状態とするかに応じて、ブレー
キ踏力と制動液圧の比率、すなわち、制動液圧の倍力比
を変化させることができる。上記従来の負圧ブースタに
おいて、開閉弁は、ブレーキペダルが所定速度を超える
操作速度で操作された際に大気導入状態とされる。従っ
て、上記従来の負圧ブースタによれば、ブレーキペダル
が緩やかに操作された場合に、ブレーキ踏力に対して所
定の倍力比を有する制動液圧を発生させることができる
と共に、ブレーキペダルが急操作された場合に、その緊
急状態に対応して、十分に大きな制動液圧を発生させる
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の負
圧ブースタは、その内部に、隔成された4つの空間と2
つのダイアフラムを備えるという複雑な構造を有してい
る。このため、上記従来の負圧ブースタは、その体格を
小型化することが困難であるという問題を有していた。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、倍力比を変化させる機能を備えると共に、その
体格の小型化が容易な制動液圧倍力装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、ピストンに作用する押圧力に応じた制
動液圧を発生するマスタシリンダと、前記ピストンに対
して直列に配置される補助ピストンを備えると共に、
転者により緊急ブレーキを意図するブレーキ操作が行わ
れた場合に、開閉弁を介して接続される高圧源より液圧
が供給されることにより、前記補助ピストンを、前記ピ
ストンに向けて押圧する補助シリンダと、を備える制動
液圧倍力装置により達成される。
【0011】本発明において、マスタシリンダは、その
ピストンに作用する押圧力に応じた制動液圧を発生す
る。マスタシリンダのピストンには、補助ピストンが直
列に配設されている。開閉弁により補助シリンダと高圧
源とが遮断されている場合は、補助ピストンからピスト
ンに対して押圧力が伝達されることはない。一方、補助
シリンダと高圧源とが導通状態とされると、高圧源の発
する液圧に応じた押圧力が、補助ピストンからピストン
に伝達される。この場合、マスタシリンダの発する制動
液圧は、補助シリンダと高圧源とが遮断されている場合
に比して大きな液圧となる。
【0012】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
上記請求項1記載の制動液圧倍力装置において、前記補
助シリンダが、前記マスタシリンダに比して大きな径を
有している制動液圧倍力装置によっても実現される。
【0013】本発明において、補助シリンダはマスタシ
リンダに比して大きな径を有している。このため、マス
タシリンダのピストンには、補助シリンダ内に導かれる
液圧がさほど高圧でなくとも、補助ピストンから大きな
押圧力が伝達される。また、上記の目的は、請求項3に
記載する如く、上記請求項1記載の制動液圧倍力装置に
おいて、前記マスタシリンダとホイルシリンダとの導通
状態および該ホイルシリンダとリザーバタンクとの導通
状態を制御するアンチロックブレーキ回路と、前記リザ
ーバタンク内のブレーキフルードを汲み上げるアンチロ
ックブレーキポンプとを備えると共に、前記高圧源が前
記アンチロックブレーキポンプである制動液圧倍力装置
によっても達成される。
【0014】本発明において、補助シリンダに液圧を供
給する高圧源は、アンチロックブレーキシステムの構成
要素であるアンチロックブレーキポンプによって兼用さ
れている。2つの異なる機能を実現するための液圧源が
兼用されると、システム全体が小型化される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
制動液圧倍力装置10のシステム構成図を示す。制動液
圧倍力装置10は、ブレーキペダル12を備えている。
ブレーキペダル12には踏力伝達ロッド14が連結され
ている。ブレーキペダル12に付与されるブレーキ踏力
P は、踏力伝達ロッド14を介して複合シリンダ16
に伝達される。
【0016】複合シリンダ16は、シリンダハウジング
18を備えている。シリンダハウジング18には、断面
積SL を有する大径部20と、断面積SS を有する小径
部22とが形成されている。小径部22には、第1ピス
トン24および第2ピストン26が摺動可能に挿入され
ている。第1ピストン24の、図1における左側には、
第1液圧室28が隔成されている。また、第1ピストン
24と第2ピストン26との間には第2液圧室30が隔
成されている。更に、第2ピストン26の、図1に於け
る右側には、空気室31が隔成されている。空気室31
はシリンダハウジング18に設けられた連通孔を介して
大気と連通している。
【0017】第1ピストン24には、その両端部に、カ
ップ32,34が装着されている。カップ32,34
は、弾性体で構成された環状の部材であり、第1ピスト
ン24とシリンダハウジング18の内壁との間を流れる
流体の向きを規制する逆止弁として機能する。具体的に
は、カップ32は、第1液圧室28から流出する向きの
流れを規制し、かつ、第1液圧室28に流入する向きの
流れを許容する。一方、カップ34は、第2液圧室30
から流出する向きの流れを規制し、かつ、第2液圧室3
0に流入する向きの流れを許容する。
【0018】第2ピストン26には、その両端部に、カ
ップ36,38が装着されている。カップ36,38
は、上述したカップ32,34と同様に、第2ピストン
26とシリンダハウジング18の内壁との間を流れる流
体の向きを規制する逆止弁として機能する。具体的に
は、カップ36は、第2液圧室30から流出する向きの
流れを規制し、かつ、第2液圧室30に流入する向きの
流れを許容する。一方、カップ38は、空気室31から
流出する向きの流れを規制し、かつ、空気室31に流入
する向きの流れを許容する。
【0019】第1液圧室28には、第1ピストン24を
図1に於ける右向きに付勢するスプリング40が配設さ
れている。また、第2液圧室30には、第1ピストン2
4と第2ピストン26とを互いに離間する方向に付勢す
る第2スプリング42が配設されている。第1ピストン
24および第2ピストン26は、これら第1および第2
スプリング40,42に付勢されることにより踏力伝達
ピストン54が原位置に位置している場合に原位置に復
帰する。
【0020】シリンダハウジング18には、フルード補
充孔44,46が設けられている。フルード補充孔44
は、第1ピストン24が原位置に位置している場合に、
カップ32の近傍において第1液圧室28に開口するよ
うに設けられている。また、フルード補充孔46は、第
2ピストン26が原位置に位置している場合に、カップ
36の近傍において第2液圧室30に開口するように設
けられている。
【0021】シリンダハウジング18には、更に、第1
液圧室28に開口する液圧吐出孔48、および、第2液
圧室30に開口する液圧吐出孔50が設けられている。
液圧吐出孔48,50は、それぞれ、第1ピストン24
および第2ピストン26の変位状態に関わらず、常に第
1液圧室28または第2液圧室30に開口する位置に設
けられている。
【0022】シリンダハウジング18の大径部20に
は、補助ピストン52が摺動可能に挿入されている。補
助ピストン52は、第2ピストン26に対して直列に配
設されており、空気室31の内部で第2ピストン26の
一端に当接している。また、シリンダハウジング18の
大径部20には、補助ピストン52と隣接する位置に踏
力伝達ピストン54が摺動可能に挿入されている。補助
ピストン52と踏力伝達ピストン54との間には、補助
液圧室56が隔成されている。
【0023】補助ピストン52には、カップ58および
60が装着されている。カップ58および60は、弾性
体で構成された環状の部材であり、補助ピストン52と
シリンダハウジング18の内壁との間を流れる流体の向
きを規制する逆止弁として機能する。具体的には、カッ
プ58は、空気室31から流出する向きの流れを規制
し、かつ、空気室31に流入する向きの流れを許容す
る。一方、カップ60は、補助液圧室56から流出する
向きの流れを規制し、かつ、補助液圧室56に流入する
向きの流れを許容する。同様に、踏力伝達ピストン54
にはカップ62が装着されている。カップ62は、補助
液圧室56から流出する向きの流れを規制し、かつ、補
助液圧室56に流入する向きの流れを許容する。
【0024】補助ピストン52には、第2ピストン26
を介して、第1および第2スプリング40,42の発す
る付勢力が伝達される。また、補助ピストン52に伝達
される付勢力は、補助ピストン52から直接的に、また
は、補助液圧室56内の流体を介して間接的に踏力伝達
ピストン54に伝達される。シリンダハウジング18の
大径部20には、踏力伝達ピストン54の変位端を規制
するストッパリング64が配設されている。踏力伝達ピ
ストン54、および、補助ピストン52は、上記の付勢
力により、踏力伝達ピストン54がストッパリング64
に当接するまで変位することにより原位置に復帰する。
【0025】シリンダハウジング18の大径部20に
は、フルード補充孔66、および、液圧導入孔68が設
けられている。フルード補充孔66は、踏力伝達ピスト
ン54が原位置に位置している場合に、カップ62の近
傍において補助液圧室56に開口するように設けられて
いる。また、液圧導入孔68は、補助ピストン52およ
び踏力伝達ピストン54の変位状態に関わらず、常に補
助液圧室56に開口する位置に設けられている。
【0026】複合シリンダ16の上部には、リザーバタ
ンク70が配設されている。リザーバタンク70にはブ
レーキフルードが貯留されている。複合シリンダ16の
シリンダハウジング18に設けられたフルード補充孔4
4,46および66は、リザーバタンク70に連通して
いる。このため、第1液圧室28、第2液圧室30およ
び補助液圧室56には、第1ピストン24、第2ピスト
ン26および踏力伝達ピストン54が原位置に復帰する
毎にリザーバタンク70からブレーキフルードが補充さ
れる。
【0027】複合シリンダ16のシリンダハウジング1
8に設けられた液圧吐出孔48および50には、それぞ
れ右前輪FRのホイルシリンダおよび左後輪RLのホイ
ルシリンダに連通する第1液圧通路72、および、左前
輪FLのホイルシリンダおよび右後輪RRのホイルシリ
ンダに連通する第2液圧通路74が連通している。第1
液圧通路72に続く油圧回路と、第2液圧通路74に続
く油圧回路とは、構成において異なるところがない。こ
のため、図1には第1液圧通路72に続く油圧回路のみ
を示し、以下、その回路の構成についてのみ説明を行
う。
【0028】第1液圧通路72には、第1電磁バルブ7
6を備える液圧通路78の一端が連通している。液圧通
路78の他端は、右前輪FRのホイルシリンダ80に連
通している。第1電磁バルブ76は、常態では開弁状態
を維持する2位置の電磁開閉弁である。液圧通路78に
は、第1電磁バルブ76と並列に逆止弁82が配設され
ている。逆止弁82は、ホイルシリンダ80側から第1
液圧通路72側へ向かう流体の流れのみを許容する一方
向弁である。
【0029】液圧通路78の、第1電磁バルブ76とホ
イルシリンダ80との間には、減圧装置84と第2電磁
バルブ86とを直列に備える液圧通路88の一端が連通
している。減圧装置84は、第2電磁バルブ86側から
ホイルシリンダ80側へ向かう流体の流れのみを許容す
る定圧開放弁90と、ホイルシリンダ80側から第2電
磁バルブ86側へ向かう流体の流れのみを許容する逆止
弁92とを備えている。定圧開放弁90は、第2電磁バ
ルブ86側の液圧と、ホイルシリンダ80側の液圧との
差圧が所定の開弁圧を超える場合に開弁する。第2電磁
バルブ86は、常態で開弁状態を維持する2位置の電磁
開閉弁である。
【0030】液圧通路88の他端は、プロポーショニン
グバルブ94(以下、Pバルブ94と称す)を介して左
後輪RLのホイルシリンダ96に連通している。Pバル
ブ94は、供給される制動液圧が所定値以下の領域で
は、その液圧をそのままホイルシリンダ96に向けて供
給し、一方、供給される制動液圧が所定値を超える領域
では、その液圧を所定の割合で減圧してホイルシリンダ
96に向けて供給するバルブである。
【0031】液圧通路88の、第2電磁バルブ86とP
バルブ94との間には、第1液圧通路72に連通する減
圧通路98が連通している。減圧通路98には、Pバル
ブ94側から第1液圧通路72側へ向かう流体の流れの
みを許容する逆止弁100が配設されている。液圧通路
88の、第2電磁バルブ86とPバルブ94との間に
は、また、リザーバタンク70に連通する減圧通路10
2が連通している。減圧通路102は、第3電磁バルブ
104を備えている。第3電磁104は、常態で閉弁状
態を維持する2位置の電磁開閉弁である。
【0032】減圧通路102の、第3電磁バルブ104
とリザーバタンク70との間には、アンチロックブレー
キポンプ106(以下、ABSポンプ106と称す)の
吸入口が連通している。ABSポンプ106は、モータ
108を駆動源として備えている。モータ108が作動
すると、リザーバタンク70内のブレーキフルードがA
BSポンプ106によって汲み上げられ、ABSポンプ
106の吐出口から圧送される。ABSポンプ106の
吐出口は、減圧装置84と第2電磁バルブ86との間に
おいて液圧通路88に連通されていると共に、カットバ
ルブ110を介して、複合シリンダ16の液圧導入口6
8に連通されている。カットバルブ110は、常態で閉
弁状態を維持する2位置の電磁開閉弁である。
【0033】右前輪FRおよび左後輪RLの近傍には、
それらの車輪速度Vwを検出する車輪速度センサ112
および114が配設されている。また、ブレーキペダル
12の近傍には、ブレーキペダル12のストローク量を
検出するストロークセンサ116が配設されている。車
輪速度センサ112、114の出力信号、および、スト
ロークセンサ116の出力信号は、電子制御装置118
(以下、ECU118と称す)に供給されている。EC
U118は、これらの出力信号に基づいてブレーキペダ
ル12の操作状況、および、車輪FR,RLのグリップ
状態を検出し、その検出結果に基づいて、第1〜第3電
磁バルブ76,86,104、モータ108、および、
カットバルブ110に対して適宜制御信号を供給する。
【0034】以下、図1と共に図2を参照して、本実施
例の制動液圧倍力装置10の動作について説明する。図
2は、本実施例においてECU118が実行する制御ル
ーチンの一例のフローチャートを示す。図2に示すルー
チンは、所定時間毎に起動される定時割り込みルーチン
である。図2に示すルーチンが起動されると、先ずステ
ップ200の処理が実行される。
【0035】ステップ200では、フラグXABSに
“1”がセットされているか否かが判別される。フラグ
XABSは、車両においてアンチロックブレーキ制御
(以下、ABS制御と称す)を実行する必要がある場合
に、より具体的には、ABS制御の実行条件が成立した
後、ABS制御の終了条件が成立するまでの期間中
“1”とされ、それ以外の条件では“0”とされるフラ
グである。
【0036】ABS制御は、ブレーキ操作に伴ってホイ
ルシリンダに供給される制動液圧が、車輪のグリップ能
力に対して過剰となった場合に、車輪のグリップ状態を
適正な状態に維持するために制動液圧の減圧を図る制御
である。本実施例においては、ブレーキ操作が開始され
た後、何れかの車輪のスリップ率が所定値を超えた場合
にABS制御の実行条件が成立したと判断される。そし
て、その後、ブレーキ操作が終了されたとき、または、
所定時間継続して全ての車輪のスリップ率が所定値以下
の値を維持したとき等にABS制御の終了条件が成立し
たと判断される。フラグXABSの設定処理は、上記の
判断内容に沿って他のルーチンにより行われる。
【0037】上記ステップ200で、XABS=1が不
成立であると判別された場合、すなわち、車両において
ABS制御を実行する必要がないと判別された場合は、
次にステップ202の処理が実行される。ステップ20
2では、フラグXBAに“1”がセットされているか否
かが判別される。フラグXBAは、車両においてブレー
キアシスト制御(以下、BA制御と称す)を実行する必
要がある場合に、具体的には、BA制御の実行条件が成
立した後、BA制御の終了条件が成立するまでの期間中
“1”とされ、それ以外の条件では“0”とされるフラ
グである。
【0038】BA制御は、車両の運転者によって緊急ブ
レーキを意図するブレーキ操作が行われた場合に、十分
に大きな制動力を即座に発生させるべく、ブレーキ踏力
に対する制動液圧の倍力比を通常時に比して高める制御
である。本実施例においては、ブレーキペダル12のス
トローク量が所定速度を超えて変化した場合に、BA制
御の実行条件が成立したと判断される。そして、その
後、ブレーキ操作が終了された場合等に、BA制御の終
了条件が成立したと判断される。フラグXBAの設定処
理は、上記の判断内容に沿って他のルーチンにより行わ
れる。
【0039】上記ステップ202で、XBA=1が不成
立であると判別された場合、すなわち、車両においてA
BS制御もBA制御も実行する必要がないと判別された
場合は、次にステップ204の処理が実行される。ステ
ップ204では、カットバルブ110、ABSポンプ1
06、および、第1〜第3電磁バルブ76,86,10
4を全てオフ状態とする処理が実行される。上記の処理
が終了すると、今回のルーチンが終了される。以下、ス
テップ204の処理を実行することで実現される状態を
通常状態と称す。
【0040】図1に示す状態は、制動液圧倍力装置10
において通常状態が実現され、かつ、ブレーキ操作が開
始されていない状態を示す。図1に示す状態において、
補助液圧室56はリザーバタンク70に導通している。
この場合、補助液圧室56の内圧は大気圧に開放され
る。また、通常状態では、カットバルブ110が閉弁さ
れることにより、液圧導入口68が閉塞されているのと
同様の状態が形成される。このため、補助液圧室56の
内圧は、リザーバタンク70と補助液圧室56との導通
が遮断された後も大気圧に維持される。
【0041】車両の運転者によってブレーキ操作が開始
されると、ブレーキペダル12に加えられるブレーキ踏
力FP が、踏力伝達ロッド14を介して踏力伝達ピスト
ン54に伝達される。ブレーキ操作が開始された後、通
常状態が維持されれば、上記の如く補助液圧室56の内
圧が常に大気圧に維持される。このため、補助ピストン
52には、踏力伝達ピストン54に入力されたブレーキ
踏力FP がそのまま伝達される。
【0042】補助ピストン52に伝達されたブレーキ踏
力FP は、第2ピストン26に伝達される。その結果、
第2ピストン26は、ブレーキ操作が開始された後、図
1に於ける右方へ変位する。第2ピストン26の変位量
が所定量に達すると、第2液圧室30とリザーバタンク
70とが遮断状態とされる。以後、更にブレーキ操作が
継続されると、第2液圧室30の内圧はブレーキ踏力F
P に応じた液圧PM に昇圧される。
【0043】第2ピストン26に伝達されるブレーキ踏
力FP は、第2スプリング42を介して第1ピストン2
4に伝達される。また、第2液圧室30の内圧が変化す
ると、第1ピストン24は第1液圧室28と第2液圧室
30との差圧を消滅させる方向に、すなわち、第1液圧
室28と第2液圧室30とを等圧とする方向に変位す
る。このため、ブレーキ操作が開始された後、第1液圧
室28の内圧は、第2液圧室30の内圧と同様に、ブレ
ーキ踏力FP に応じた液圧PM に昇圧される。尚、液圧
M は、小径部22の断面積SS を用いて、PM =FP
/SS と表すことができる。
【0044】第1液圧室28に発生する液圧PM は、制
動液圧として第1液圧通路72に供給される。制動液圧
倍力装置10が通常状態である場合は、液圧通路78が
導通状態となる。このため、ホイルシリンダ80には、
第1液圧通路72に生ずる液圧PM 、すなわち、ブレー
キ踏力FP に応じた制動液圧“FP /SS ”が導かれ
る。
【0045】また、制動液圧倍力装置10が通常状態で
ある場合は、第1液圧通路72からホイルシリンダ96
に向かう流体の流れが逆止弁92により許容されると共
に、ホイルシリンダ96から第1液圧通路72に向かう
流体の流れが逆止弁100により許容される。このた
め、ホイルシリンダ92に導かれる制動液圧は、ホイル
シリンダ80の制動液圧と同様に、第1液圧通路72に
生ずる液圧PM に、すなわち、ブレーキ踏力FP に応じ
た制動液圧“FP /SS ”に調圧される。
【0046】このように、制動液圧倍力装置10によれ
ば、その状態を通常状態とすることで、ブレーキ踏力F
P に応じた制動液圧PM =FP /SS を発生させること
ができる。従って、ブレーキ操作が開始された後、上記
ステップ204の処理が実行されると、図1に示すシス
テムにより、通常のブレーキ装置(ブレーキ踏力FP
応じた制動力を発生させる装置)が実現される。
【0047】図2に示すルーチン中、上記ステップ20
0において、XABS=1が成立すると判別されると、
次にステップ206の処理が実行される。ステップ20
6では、ABS制御を開始すべく、カットバルブ110
をオフ状態(閉弁状態)とし、かつ、ABSポンプ10
6をオン状態とする処理が実行される。上記の処理が実
行されると、以後、ABSポンプ106の吐出圧が第2
電磁バルブ86と減圧装置84との間に供給され始め
る。上記の処理が終了すると、次にステップ208の処
理が実行される。
【0048】ステップ208では、予め定められたロジ
ックに沿って第1〜第3電磁バルブ76,86,104
の状態が制御される。すなわち、ABS制御が開始され
た後、何れかの車輪について不当に大きなスリップ率が
検出されている場合は、そのホイルシリンダの制動液圧
を減圧させる必要がある。また、制動液圧を減圧させる
ことによりスリップ率が適正値以下に低下したら、より
大きな制動力を発揮させるべく再びそのホイルシリンダ
の制動液圧を増圧させる必要がある。
【0049】図3は、制動液圧倍力装置10によって実
現することのできる7つの状態と、その状態を実現する
ための条件を示す。すなわち、例えば第1〜第3電磁バ
ルブ76,86,104を全てオフ状態とすると(条件
1)、右前輪FRおよび左後輪RLの双方についてマス
タシリンダ増圧モード(以下、M/C増圧モードと称
す)を実現することができる。「M/C増圧モード」
は、第1液圧室28からホイルシリンダ80,96に向
けて液圧を供給することにより制動液圧の増圧を図るモ
ードである。M/C増圧モードによれば制動液圧を比較
的急激に増圧させることができる。
【0050】また、第1電磁バルブ76および第2電磁
バルブ86をオン状態とし、かつ、第3電磁バルブ10
4をオフ状態とすると(条件4)、右前輪FRについて
ポンプ増圧モードを実現し、かつ、左後輪RLについて
保持モードを実現することができる。「ポンプ増圧モー
ド」は、ABSポンプ106の吐出圧をホイルシリンダ
80または96に供給することで制動液圧の増圧を図る
モードである。ポンプ増圧モードによれば、制動液圧を
比較的緩やかに増圧させることができる。また、「保持
モード」は、ホイルシリンダ80,96を油圧回路から
切り離して、制動液圧を保持するモードである。
【0051】更に、第1電磁バルブ76および第3電磁
バルブ104をオン状態とし、かつ、第2電磁バルブ8
6をオフ状態とすると(条件7)、右前輪FRおよび左
後輪RLについて減圧モードを実現することができる。
「減圧モード」は、ホイルシリンダ80,96をリザー
バタンク70と導通させることにより、ホイルシリンダ
80,96内の制動液圧の減圧を図るモードである。
【0052】ECU118は、上記ステップ208にお
いて、右前輪FRおよび左後輪RLの状態に基づいて、
図3に示す7つの組み合わせの中から、実現すべき最適
な組み合わせを選択する。そして、その組み合わせを実
現するための条件に従って、第1〜第3電磁バルブ7
6,86,104を駆動する。上記の処理によれば、ホ
イルシリンダ80,96の制動液圧は、共に車輪をロッ
ク状態に移行させることなく、かつ、大きな制動力を発
生させるうえで適切な値に制御される。ステップ208
の処理が終了すると、今回のルーチンが終了される。
【0053】図2に示すルーチン中、上記ステップ20
0においてXABS=1が不成立であると判別され、か
つ、ステップ202においてXBA=1が成立すると判
別された場合は、次にステップ210の処理が実行され
る。ステップ210では、BA制御を開始させるための
処理が実行される。具体的には、カットバルブ110を
オン状態(開弁状態)とし、ABSポンプ106をオン
状態とし、第1および第3電磁バルブ76,104をオ
フ状態とし、かつ、第2電磁バルブ86をオン状態とす
る処理が実行される。
【0054】上記の処理が実行されると、以後、ABS
ポンプ106の吐出圧は、減圧装置84の定圧開放弁9
0と、複合シリンダ16の液圧導入口68、すなわち、
補助液圧室56とに供給される。定圧開放弁90は、A
BSポンプ106側の液圧が、ホイルシリンダ80側の
液圧に比して所定圧だけ高圧となることで開弁する。後
述の如く、BA制御の実行中は、ホイルシリンダ80の
液圧が急激に増圧される。このため、BA制御の実行中
に定圧開放弁90が開弁されることはなく、ABSポン
プ106の吐出圧は、実質的には補助液圧室56のみに
供給される。
【0055】上述の如く、BA制御の実行条件は、ブレ
ーキペダル12が所定速度を超える速度で操作されるこ
とにより成立する。従って、BA制御が開始される時点
では、既に踏力伝達ピストン54に、補助液圧室56と
リザーバタンク70との導通を遮断する程度の変位が生
じている。このため、上記の如くABSポンプ106の
吐出圧が補助液圧室56に供給され始めると、その後、
補助液圧室56の内圧が昇圧し始める。
【0056】補助液圧室56に大気圧に比して大きな液
圧PA が生ずると、補助ピストン52には、図1中左側
へ向けてF=PA ・SL で表される力が加わる。そし
て、その力は、補助ピストン52から第2ピストン26
へ伝達される。その結果、第1液圧室28および第2液
圧室30には、F=PA ・SL に応じた液圧PM が発生
する。液圧PM は、大径部20の断面積SL および小径
部22の断面積SS を用いて、PM =PA ・SL /SS
と表すことができる。このように、制動液圧倍力装置1
0によれば、BA制御の実行中に、補助液圧室56の内
圧PA (すなわちABSポンプ106の吐出圧PA )を
所定比“SL /SS ”で倍力してなる制動液圧PM を発
生させることができる。
【0057】BA制御の実行中は、液圧通路78が導通
状態とされる。このため、第1液圧通路28に生じた液
圧PA は、右前輪FRのホイルシリンダ80に供給され
る。本実施例において、ABSポンプ106の吐出圧P
A および大径部20と小径部22の断面積比“SL /S
S ”は、BS制御中に生ずる液圧PM =PA ・SL /S
S が、通常状態でフルブレーキングを行った際に得られ
る液圧PM (以下、最大液圧PMAX と称す)と等しくな
るように設定されている。このため、制動液圧倍力装置
10によれば、BA制御が開始された後、ホイルシリン
ダ80の制動液圧を速やかに最大液圧PMAX に昇圧する
ことができる。
【0058】BA制御が開始された後、ホイルシリンダ
80の制動液圧が最大液圧PMAX に昇圧されると、右前
輪FRに大きな制動力が発生する。このため、制動液圧
倍力装置10によれば、運転者によって緊急ブレーキを
意図するブレーキ操作がなされた後に、十分に大きな制
動力を即座に発生させることができる。
【0059】BA制御の実行に伴って右前輪FRの制動
力が急増されると、その後、右前輪FRのスリップ率が
増加して、やがてABS条件が成立する。ABS条件が
成立すると、フラグXABSに“1”がセットされ、上
述したステップ206および208の処理が実行され
る。その結果、車両は、良好な操縦安定性を維持したま
ま減速状態を維持する。
【0060】上述の如く、制動液圧倍力装置10は、複
合シリンダ16を用いることで制動液圧の倍力比を変更
する機能を実現している。複合シリンダ16は、倍力比
を変更する機能を有する負圧ブースタに比してコンパク
トに実現することができる。更に、本実施例において
は、複合シリンダ16の補助液圧室56に液圧を供給す
る高圧源がABSポンプ106により兼用されている。
このため、制動液圧倍力装置10によれば、制動液圧の
倍力比を変更する機能を、コンパクトな体格で実現する
ことができる。
【0061】ところで、上記の実施例においては、第2
ピストン26と補助ピストン52とが別体とされている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、第2ピス
トン26と補助ピストン52とを、一体に設けることと
してもよい。尚、上記の実施例においては、第2ピスト
ン26が前記請求項1記載の「ピストン」に、複合シリ
ンダ16のうち、シリンダハウジング18の小径部2
2、および、その内部の構成要素により実現される部分
が前記請求項1および2記載の「マスタシリンダ」に、
複合シリンダ16のうち、シリンダハウジング18の大
径部20、および、その内部の構成要素により実現され
る部分が前記請求項1および2記載の「補助シリンダ」
に、カットバルブ110が前記請求項1記載の「開閉
弁」に、ABSポンプ106が前記請求項1記載の「高
圧源」に、それぞれ相当している。
【0062】尚、踏力伝達部材14とペダル12との間
に、必要に応じて公知のハイドロブースタ、バキューム
ブースタ等の倍力装置を介装してもよい。また、BA制
御の開始条件および終了条件には、車両の特性、運転者
へのフィーリング等を考慮して種々の変更を施すことが
可能である。
【0063】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、マスタシリンダと直列に補助シリンダを配設するだ
けで、制動液圧の倍力比を変化させる機能を実現するこ
とができる。このため、本発明に係る制動液圧倍力装置
によれば、倍力比を変化させる機能と、体格の小型化と
を共に実現することができる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、補助シリン
ダに導入される液圧がさほど高圧でなくとも、制動液圧
の倍力比を十分に大きくすることができる。従って、本
発明に係る制動液圧倍力装置によれば、高圧源に大きな
能力を要求することなく、十分な倍力比を得ることがで
きる。
【0065】また、請求項3記載の発明によれば、アン
チロックブレーキの機能を実現するためのアンチロック
ブレーキポンプを用いて、制動液圧の倍力比を変更する
機能を実現することができる。このため、本発明に係る
制動液圧倍力装置によれば、アンチロックブレーキシス
テムとの併存が図られる場合に、システム全体の小型化
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である制動液圧倍力装置の全
体構成図である。
【図2】図1に示す制動液圧倍力装置において実行され
る制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【図3】図1に示す制動液圧倍力装置においてアンチロ
ックブレーキ制御の実行中に実現されるモードの組み合
わせと、その組み合わせを実現するための条件とを洗わ
ず図である。
【符号の説明】
10 制動液圧倍力装置 12 ブレーキペダル 16 複合シリンダ 18 シリンダハウジング 20 大径部 22 小径部 24 第1ピストン 26 第2ピストン 28 第1液圧室 30 第2液圧室 52 補助ピストン 54 踏力伝達ピストン 56 補助液圧室 70 リザーバタンク 80,96 ホイルシリンダ 106 ABSポンプ 110 カットバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 13/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンに作用する押圧力に応じた制動
    液圧を発生するマスタシリンダと、 前記ピストンに対して直列に配置される補助ピストンを
    備えると共に、運転者により緊急ブレーキを意図するブ
    レーキ操作が行われた場合に、開閉弁を介して接続され
    る高圧源より液圧が供給されることにより、前記補助ピ
    ストンを、前記ピストンに向けて押圧する補助シリンダ
    と、 を備えることを特徴とする制動液圧倍力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制動液圧倍力装置におい
    て、 前記補助シリンダが、前記マスタシリンダに比して大き
    な径を有していることを特徴とする制動液圧倍力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の制動液圧倍力装置におい
    て、 前記マスタシリンダとホイルシリンダとの導通状態およ
    び該ホイルシリンダとリザーバタンクとの導通状態を制
    御するアンチロックブレーキ回路と、前記リザーバタン
    ク内のブレーキフルードを汲み上げるアンチロックブレ
    ーキポンプとを備えると共に、 前記高圧源が前記アンチロックブレーキポンプであるこ
    とを特徴とする制動液圧倍力装置。
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