JP3629978B2 - 液圧ブレーキ装置へのブレーキフルード充填方法 - Google Patents

液圧ブレーキ装置へのブレーキフルード充填方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液圧ブレーキ装置へのブレーキフルード充填方法に係り、特に、ブレーキアシスト制御を実現するための電磁制御弁を有する液圧ブレーキ装置へのブレーキフルード充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液圧ブレーキ装置のブレーキフルード配管内にエアが存在すると、増圧時にそのエアが圧縮されることによりブレーキ操作時の応答速度や制御性が低下する。従って、従来、液圧ブレーキ装置内にブレーキフルードを充填する際は、先ず、ブレーキフルード配管内のエアを取り除く真空引きを行ない、その後、ブレーキフルードを充填している。
【0003】
液圧ブレーキ装置が、急制動時等に車輪がロックしてスリップを生じないように車輪の制動力を制御して、方向安定性を確保するようにしたアンチロックブレーキ制御(以下、ABS制御と称す)機能を有する場合、一般にそのブレーキフルード配管は複雑である。また、ABS制御機能を有する液圧ブレーキ装置内には、ブレーキフルードの液圧通路を切り換えるための保持ソレノイドや減圧ソレノイド等が設けられている。そして、これらのソレノイドバルブ内の液圧通路は非常に狭くなっている。このため、ABS制御機能を有する液圧ブレーキ装置では、ブレーキフルードの充填前に真空引きを行なってもブレーキフルード配管内にはエアが残存しやすい。
【0004】
そこで、例えば、特開平2−45246号には、ABS制御機能を有する液圧ブレーキ装置において、真空引きの際にABS制御用のポンプモータを作動させる方法が開示されている。この方法では、真空引きと同時にABS制御用のポンプモータを作動させることで、ブレーキフルード配管系を振動させる。ブレーキフルード配管系が振動すると残存エアがブレーキフルード配管系から遊離するので、液圧ブレーキ装置の外部に取り付けた真空ポンプでブレーキフルード配管内の残存エアを吸引排出しやすくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液圧ブレーキ装置には、ABS制御機能と共に、運転者によって緊急ブレーキ操作が実行された際に通常時に比して大きな制動力を発生させるブレーキアシスト機能(以下、BA機能と称す)を有するものがある。BA機能は例えば、ABS制御における減圧時にホイルシリンダからブレーキフルードを流入させる補助リザーバと、マスタシリンダをホイルシリンダ又は補助リザーバに選択的に連通させる電磁制御弁と、補助リザーバから汲み上げたブレーキフルードをホイルシリンダに供給するポンプとを備える液圧ブレーキ装置により実現される。かかる液圧ブレーキ装置によれば、電磁制御弁によりマスタシリンダと補助リザーバとを連通させると共にポンプを作動させることにより、ホイルシリンダ圧を急速に立ち上げる機能、すなわちBA機能を実現することができる。
【0006】
しかし、マスタシリンダとホイルシリンダが連通する状態では、マスタシリンダと補助リザーバ間の液圧通路は、電磁制御弁で遮断されてしまう。このため、BA機能を実現する上記電磁制御弁を有する液圧ブレーキ装置へのブレーキフルードの充填の際に、上記従来の充填方法の如く、ポンプモータの駆動によりブレーキフルード配管系を振動させて残存エアを遊離させても閉塞状態にある電磁制御弁と補助リザーバ間の真空引きができない。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、BA機能を実現する電磁制御弁を有する液圧ブレーキ装置において、真空引きを確実に行なうことで液圧ブレーキ装置の液圧通路内を完全にブレーキフルードで満たすことのできる液圧ブレーキ装置へのブレーキフルード充填方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、請求項1に記載する如く、
マスタシリンダと、ホイルシリンダと、該ホイルシリンダと連通し得る補助リザーバと、前記マスタシリンダを前記ホイルシリンダ又は前記補助リザーバと選択的に連通させる電磁弁とを備える液圧ブレーキ装置へのブレーキフルード充填方法であって、
前記電磁弁により前記マスタシリンダの連通先を連続して切り換えながら真空引き用ポンプで前記液圧ブレーキ装置内の液圧通路から真空引きを行なった後、ブレーキフルード圧送装置で前記液圧通路にブレーキフルードを圧送することにより達成される。
【0009】
本発明において、電磁弁が連続して切り換えられると、マスタシリンダとホイルシリンダ間、及び、マスタシリンダと補助リザーバ間が交互に導通状態となる。従って、電磁弁を連続して切り換えながら真空引き用ポンプでエアを吸引排出することにより、液圧ブレーキ装置内の液圧通路が確実に真空引きされる。そして、電磁弁を連続して切り換えながらブレーキフルード圧送装置で液圧通路内へブレーキフルードを圧送することにより、液圧通路がブレーキフルードで完全に満たされる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
先ず、本発明が適用される液圧ブレーキ装置の構成について説明する。
図1は、本発明の1実施例である液圧ブレーキ装置のシステム構成図である。本実施例の液圧ブレーキ装置は、図示しない電子制御ユニット(以下、ECUと称す)により制御される。なお、図1には、液圧ブレーキ装置の片系統のみを示している。
【0011】
図1に示す液圧ブレーキ装置は、ブレーキペダル10を備えている。ブレーキペダル10は、ブレーキ操作時の踏力を軽減するブレーキブースタ12の作動軸14に連結されている。ブレーキブースタ12には、マスタシリンダ16が固定されている。マスタシリンダ16は、その内部に液圧室を備えている。マスタシリンダ16の液圧室には、ブレーキペダル10に付与されたブレーキ踏力に対して所定の倍力比を有するマスタシリンダ圧PM/C が発生する。
【0012】
マスタシリンダ16の上部には、リザーバタンク18が配設されている。リザーバタンク18の内部には、所定量のブレーキフルードが貯留されている。ブレーキペダル10の踏み込みが解除されている場合、マスタシリンダ16の液圧室とリザーバタンク18とは連通した状態となる。
マスタシリンダ16の液圧室は、フィルタ19を介して液圧通路20に接続されている。液圧通路20には、液圧通路20内の液圧に応じた出力信号を発生する油圧センサ22が連通している。油圧センサ22の出力信号はECUに供給される。ECUは油圧センサ22の出力信号に基づいて、マスタシリンダ圧PM/C を検出する。
【0013】
油圧通路20には、詳しくは後述するような電磁制御弁24も連通している。電磁制御弁24は、ポート25、26、27を備える2位置3方の電磁弁である。ポート25、26、27は、それぞれ、液圧通路20、28、30に連通している。電磁制御弁24は、ECUから駆動信号が供給されない状態、すなわち、オフ状態では、ポート25とポート26とを導通させ、かつ、ポート27を閉塞した第1の状態を実現する。また、ECUから駆動信号が供給された状態、すなわち、オン状態では、ポート25とポート27とを導通させ、かつ、ポート26を閉塞した第2の状態を実現する。
【0014】
液圧通路28には、保持ソレノイド32、36及びアキュムレータ40が連通している。
保持ソレノイド32は、ポート33、34、35を備える2位置の電磁弁である。ポート33は、液圧通路28に連通し、ポート34は、フィルタ41を介して前輪Frを制動するホイルシリンダ42に連通し、ポート35は、減圧ソレノイド44に連通している。保持ソレノイド32は、ECUから駆動信号が供給されない状態、すなわち、オフ状態では、ポート33とポート34を連通させる。また、保持ソレノイド32は、ECUから駆動信号が供給された状態、すなわち、オン状態では、ポート33とポート34、35との間を遮断状態とする。保持ソレノイド32において、ポート34とポート35とは常に連通している。
【0015】
保持ソレノイド36は、ポート37、38、39を備える2位置の電磁弁である。ポート37は、液圧通路28に連通している。ポート38は、フィルタ47を介して、後輪Rrのホイルシリンダ48に連通している。また、ポート39は、減圧ソレノイド50に連通している。保持ソレノイド36は、オフ状態では、ポート37とポート38とを連通させ、また、オン状態では、ポート37とポート38、39との間を遮断状態とする。保持ソレノイド36において、ポート38とポート39とは常に連通している。
【0016】
減圧ソレノイド44は、ポート43、45を備える2位置の電磁弁である。減圧ソレノイド44のポート43は、保持ソレノイド32に連通し、ポート45は、液圧通路52に連通している。減圧ソレノイド44は、オフ状態では、ポート43とポート45との間を遮断状態とし、オン状態では、ポート43とポート45とを連通させる。
【0017】
また、減圧ソレノイド50は、ポート49、51を備える2位置の電磁弁である。減圧ソレノイド50のポート49は、保持ソレノイド36に連通し、ポート51は、液圧通路52に連通している。減圧ソレノイド50は、オフ状態では、ポート49とポート51との間を遮断状態とし、オン状態では、ポート49とポート51とを連通させる。
【0018】
液圧通路52には、減圧ソレノイド44、50の他、ポンプ54及び補助リザーバ56も連通している。
ポンプ54は、ECUから駆動信号が供給される図示しないポンプモータによって駆動され、液圧通路52側からアキュムレータ40を介して液圧通路28側へブレーキフルードを供給する。ポンプ54の下流に設けられたアキュムレータ40は、ポンプ54から吐出されるブレーキフルードの脈動防止やポンプの負荷軽減等の機能を有する。
【0019】
補助リザーバ56の内部には、ピストン62及びスプリング64が配設されている。ピストン62は、スプリング64によって補助リザーバ56の容積が減少する向きに付勢されている。このため、補助リザーバ56に貯留されたブレーキフルードには所定の液圧が発生する。補助リザーバ56には、液圧通路30に連通するリザーバポート66が設けられている。リザーバポート66の内部には、ボール弁68と、押圧軸70とが配設されている。また、リザーバポート66には、ボール弁68の弁座として機能するシート部72が設けられている。押圧軸70の両端は、それぞれ、ピストン62及びボール弁68に当接している。
【0020】
補助リザーバ56の内部にブレーキフルードが流入していない場合は、ピストン62は図1中、最上端位置(以下、原位置と称す)に位置する。ピストン62が原位置に位置する場合は、補助リザーバ56の内部では、液圧通路30と液圧通路52間の連通状態が確保される。
ピストン62が原位置に位置する場合は、ボール弁68はシート部72から離座する。ボール弁68とシート部72との間に形成されるクリアランスは、補助リザーバ56に貯留されるブレーキフルードの量が増加するにつれて、すなわち、ピストン62の変位量が増加するにつれて減少する。そして、補助リザーバ56に貯留されるブレーキフルードの量が所定値に達した時点で、ボール弁68は、シート部72に着座する。ボール弁68がシート部72に着座した状態では、液圧通路30から補助リザーバ56へのブレーキフルードの流入は阻止される。
【0021】
次に、図2を参照して、電磁制御弁24の構成について説明する。図2は、電磁制御弁24の断面図である。図2に示す如く、電磁制御弁24は、スリーブ82を備えている。スリーブ82は一端が閉じた筒状の非磁性部材である。スリーブ82の周囲には、電磁コイル84が配設されている。電磁コイル84は、ボビン86の周囲に巻設されている。電磁コイル84の周囲には、磁性材料より構成された環状部材88が配設されている。
【0022】
スリーブ82の内部には、プランジャ90が挿入されている。プランジャ90は、スリーブ82の内径に比して僅かに小さな外径を有する磁性部材である。プランジャ90には、第1可動軸92が圧入固定されている。第1可動軸92は、非磁性体で構成された部材である。スリーブ82の閉じ側端部とプランジャ90との間には第1スプリング94が配設されている。
【0023】
スリーブ82には、コア96も圧入されている。プランジャ90とコア96との間には、所定のギャップ91が形成されている。コア96は、その中央部に、第1可動軸92の外径に比して僅かに大きな径を有する第1貫通穴98を備えている。第1可動軸92は、第1貫通穴98の内部に摺動可能に保持されている。
コア96には、第1貫通穴98に比して大きな径を有し、コア96の図2における下端に開口する第2貫通穴100が形成されている。また、コア96には、その径方向に延在し、第2貫通穴100に開口する2本の通路102、104が形成されている。
【0024】
第1可動軸92の図2における下端部には、アッパスプリングシート106が配設されている。アッパスプリングシート106は、図2における下端面に開口するガイド穴108を備えている。ガイド穴108には、第2可動軸110の上端部が摺動可能に保持されている。第2可動軸110は、ロアスプリングシート112を備えている。アッパスプリングシート106とロアスプリングシート112との間には、第2スプリング114が配設されている。プランジャ90、第1可動軸92、アッパスプリングシート106、第2可動軸110、ロアスプリングシート112、及び第2スプリング114(以下、可動体115と総称する)は、プランジャ90とコア96との間の上記ギャップ91に相当する距離だけ、図2における上下方向に一体となって変位することができる。
【0025】
コア96の第2貫通穴100には、通路102と通路104とを隔てる位置にインナシート116が圧入されている。インナシート116は、第2可動軸110の下端部に比して大径に形成された貫通穴118を備えている。インナシート116の、図2における下方には、ボール弁120が配設されている。また、ボール弁120の図2における更に下方には、アウタシート122が固定されている。
【0026】
ボール弁120は、保持器124により保持されている。保持器124とアウタシート122との間には、第3スプリング126が配設されている。第3スプリング126は、保持器124及びボール弁120をインナシート116側に付勢している。従って、ボール弁120には、第2可動軸110により図2における下向きに付与される押圧力と、第3スプリング126により図2における上向きに付与される押圧力とが作用する。
【0027】
本実施例におけて、第3スプリング126は、第1スプリング94に比して大きな付勢力を発生する。このため、可動体115に入力される力が第1スプリング94の付勢力のみである場合は、ボール弁120がインナシート116に着座する状態になる。インナシート116にボール弁120が着座すると、インナシート116の貫通穴118は、ボール弁120によって閉塞される。
【0028】
アウタシート122には、その中央部を貫通する貫通穴128が形成されている。貫通穴128は、ボール弁120がアウタシート122から離座している場合に導通状態となり、ボール弁120がアウタシート122に着座している場合に閉塞される。
アウタシート122の外周には、カップシール130が装着されている。カップシール130は、弾性材料で構成された環状の部材である。カップシール130はシール部132を備えている。シール部132は、その両面に、図2における下方側が高圧となるような差圧が発生した場合に拡径方向に変形する。カップシール130のシール部132は、拡径することによりブレーキフルードの流通を阻止し、また、縮径することによりブレーキフルードの流通を許容する。
【0029】
電磁制御弁24は、ハウジングブロック134に組み込まれている。電磁制御弁24がハウジングブロック134内に挿入された後、スリーブ82の開口側端部136の外周側がかしめられることにより、電磁制御弁24は、ハウジングブロック134に固定される。
ハウジングブロック134には、液圧通路20に連通するポート25と、液圧通路28に連通するポート26及び液圧通路30に連通するポート27が形成されている。ポート25は、コア96の通路104と連通する位置に、ポート26は、アウタシート122の図2中下側の空間と連通する位置に、また、ポート27は、コア96の通路102に連通する位置にそれぞれ設けられている。
【0030】
ハウジングブロック134とコア96との間には、ブレーキフルードが流通し得る程度のギャップ138が形成されている。コア96の外周には、ギャップ138のポート25に連通する部分と、ポート27に連通する部分とを隔てるOリング140が介装されている。このため、液圧通路20から液圧通路30、すなわち、マスタシリンダ16からポンプ54の吸入側へのブレーキフルードの供給は、コア96の内部空間を介してのみ行なわれる。
【0031】
一方、ギャップ138の液圧通路20に連通するポート25が開口する部分と、アウタシート122の下方の液圧通路28に連通するポート26が開口する部分との間には、カップシール130が配設されている。カップシール130のシール部132は、ポート25側からポート26側へ向かう流れのみを許容する逆止弁として機能する。従って、マスタシリンダ16からホイルシリンダ42、48へのブレーキフルードの供給は、コア96及びアウタシート122の内部空間に加え、コア96及びアウタシート122の外部空間を介して行なわれる。
【0032】
電磁制御弁24において、電磁コイル84に励磁電流が供給されていない時、すなわち、電磁制御弁24のオフ状態時には、プランジャ90に対して電磁力は作用しない。この場合、可動体115を図2における下向きに付勢する力は、第1スプリング94の付勢力のみとなる。従って、電磁コイル84に励磁電流が供給されていない場合は、ボール弁120がインナシート116に着座する状態、すなわち、ポート27とポート25とが遮断され、かつ、ポート25とポート26とが導通する状態(上述した第1の状態)が形成される。
【0033】
電磁コイル84に励磁電流が供給された時、すなわち、電磁制御弁24のオン状態時には、プランジャ90とコア96との間に、両者を引き寄せる電磁力が発生する。この場合、可動体115を図2における下向きに付勢する力は、第1スプリング94の付勢力と、上記電磁力との合力となる。プランジャ90に対してかかる合力が作用すると、第2可動軸110がボール弁120を押し下げる力は、第2スプリング126による図2における上向きの付勢力に比して大きくなる。その結果、ボール弁120がアウタシート122に着座する状態、すなわち、ポート25とポート27とが連通し、かつ、ポート25とポート27とが遮断される状態(上述した第2の状態)が形成される。
【0034】
この第2の状態において、液圧通路28側(ポート26側)の液圧が、液圧通路20側(ポート25側)の液圧に比して高圧となると、その差圧によって、ボール弁120には、アウタシート122から離座する向きの付勢力が作用する。そして、上記差圧が所定圧を越えると、ボール弁120は第2スプリング114を収縮変形させながら第2可動軸110を押し上げる。この場合、ボール弁120がアウタシート122から離座することで、ポート25とポート26とが導通状態となる。このように液圧通路28側の液圧が液圧通路20側の液圧よりも所定値だけ高くなると、電磁制御弁24は液圧リリーフ弁として機能する。
【0035】
ところで、図1に示す液圧ブレーキ装置は、通常のブレーキ装置としての機能(以下、通常ブレーキ機能と称す)と、ブレーキ操作中に車輪に過大なスリップ率が発生するのを防止するABS機能、及び、運転者によって緊急ブレーキ操作が実行された際に、通常時に比して大きな制動力を発生させるBA機能を実現する。
【0036】
通常ブレーキ機能は、図1において、電磁制御弁24、保持ソレノイド32、36、減圧ソレノイド44、50をオフ状態とし、かつ、ポンプ54を停止状態とすることで実現される。以下、この状態を通常ブレーキ状態と称す。
通常ブレーキ状態が実現されると、マスタシリンダ16とホイルシリンダ42、48とが電磁制御弁24及び保持ソレノイド32、36を介して導通状態となる。この場合、ホイルシリンダ42、48のホイルシリンダ圧PW/C はマスタシリンダ圧PM/C に等しい液圧に制御される。従って、通常ブレーキ状態が実現されている場合は、車両に発生する制動力はブレーキ踏力に応じた大きさに制御される。
【0037】
ABS機能は、ブレーキペダル10が踏み込まれている状況下で、電磁制御弁24をオフ状態とし、ポンプ54を運転状態とし、かつ、保持ソレノイド32、36、及び、減圧ソレノイド44、50を適宜開閉させることにより実現される。以下、この状態をABS状態と称す。
ブレーキペダル10が踏み込まれている状況下で、電磁制御弁24がオフ状態とされると、ポート25、26間が連通状態になるので、液圧通路28にはマスタシリンダ圧PM/C が導かれる。液圧通路28にマスタシリンダ圧PM/C が導かれる場合に、保持ソレノイド32がオフ状態とされると共に減圧ソレノイド44もオフ状態とされると、マスタシリンダ16とホイルシリンダ42とは電磁制御弁24及び保持ソレノイド32を介して導通状態となる。すなわち、ホイルシリンダ圧PW/C はマスタシリンダ圧PM/C に向けて増圧される。この状態を、以下、増圧モードと称す。また、保持ソレノイド32がオン状態とされ、減圧ソレノイド44がオフ状態の時、ホイルシリンダ42と減圧ソレノイド44間の液圧通路は閉塞されるので、ホイルシリンダ圧PW/C は保持される。この状態を、以下、保持モードと称す。更に、保持ソレノイド32がオン状態とされると共に減圧ソレノイド44もオン状態とされると、ホイルシリンダ42と補助リザーバ56とが保持ソレノイド32及び減圧ソレノイド44を介して導通状態となる。この場合、ホイルシリンダ42内のブレーキフルードが補助リザーバ56へ向けて流出することで、ホイルシリンダ圧PW/C は減圧される。この状態を、以下、減圧モードと称す。
【0038】
同様に、ホイルシリンダ48についても、保持ソレノイド36及び減圧ソレノイド50を適宜制御することで、増圧モード、保持モード、及び減圧モードを実現することができる。本実施例の液圧ブレーキ装置において、車輪のスリップ率が所定値を越えないように、上記した増圧モード、保持モード、及び減圧モードが適宜実現される。このため、ABS制御が開始されると、車輪Fr、Rrのロック傾向が収束される。
【0039】
なお、減圧モードにおいて、補助リザーバ56に流入したブレーキフルードは、ポンプ54に汲み上げられてアキュムレータ40を介して液圧通路28に供給される。従って、ABS状態において、マスタシリンダ16からホイルシリンダ42、48へ至る液圧系統内のブレーキフルードの量が減少することが防止される。
【0040】
BA機能は、ブレーキペダル10が所定値を越える操作速度で踏み込まれた場合に、電磁制御弁24をオン状態とし、保持ソレノイド32、36、減圧ソレノイド44、50をオフ状態状態とし、かつ、ポンプ54を運転状態とすることで実現される。この状態を、以下、BA状態と称す。また、BA状態を実現するための制御を、以下、BA制御と称する。なお、ブレーキペダル10の操作速度は、マスタシリンダ圧PM/C の時間変化率ΔPM/C =dPM/C /dtに基づいて検出することができる。
【0041】
ブレーキペダル10が踏み込まれている状況下で電磁制御弁24がオン状態とされると、液圧通路30を介してマスタシリンダ16と補助リザーバ54とが導通状態となる。マスタシリンダ16と補助リザーバ54が導通状態となると、その後、ボール弁68がシート部72に着座するまで、ブレーキフルードがマスタシリンダ16から補助リザーバ56へ流入する。そして、補助リザーバ56に流入したブレーキフルードは、ポンプ54により汲み上げられてアキュムレータ40を介して液圧通路28へ供給される。このため、BA制御が開始されると、液圧通路28には、ポンプ54を液圧源として高圧のブレーキフルードが導かれる。
【0042】
BA制御の実行中に液圧通路28に導かれた高圧のブレーキフルードは、保持ソレノイド32、36を介して、それぞれ、ホイルシリンダ42、48に導かれる。このため、BA制御が開始されると、ホイルシリンダ圧PW/C は速やかにマスタシリンダ圧PM/C に比して高い液圧へ上昇する。このように、BA制御によれば、緊急ブレーキ操作が開始された後、ホイルシリンダ圧PW/C を速やかに立ち上げることができる。
【0043】
ところで、BA制御の実行中において、運転者がブレーキ戻し操作を行なった場合、すなわち、ブレーキ踏力を緩めた場合には、その意図が反映されるようにホイルシリンダ圧PW/C を速やかに減圧させる必要がある。ブレーキ戻し操作が行なわれたことは、油圧センサ22によって検出されるマスタシリンダ圧PM/C が減少したこと、すなわち、時間変化率ΔPM/C が負の値となったことをもって検出することができる。また、BA制御の実行中におけるホイルシリンダ圧PW/ の減圧は、電磁制御弁24をオフ状態に切り換えて、ホイルシリンダ42、48とマスタシリンダ16とを保持ソレノイド32、36、電磁制御弁24を介して連通させることにより実現することができる。従って、BA制御の実行中に時間変化率ΔPM/C が負となったことが検出された場合に、電磁弁24をオフ状態に切り換えることで、ブレーキ戻し操作に応じてホイルシリンダ圧PW/C を減圧させることができる。
【0044】
続いて、上記の液圧ブレーキ装置へのブレーキフルードの充填方法について説明する。
本実施例の液圧ブレーキ装置において、ブレーキフルードの充填時には、マスタシリンダ16、ホイルシリンダ42、48のポートに接続された真空引き用ポンプ2で液圧ブレーキ装置内が真空引きされる。そして、真空引き用ポンプ2に代えてマスタシリンダ16、ホイルシリンダ42、48のポートに接続されたブレーキフルード圧送装置4から液圧ブレーキ装置内にブレーキフルードが圧送される。
【0045】
図3は、本発明のブレーキフルード充填方法の処理手順を示すフローチャートである。また、図4の(a)〜(e)は、ブレーキフルード充填時の減圧ソレノイド44、50、電磁制御弁24、真空引きポンプ2、ブレーキフルード圧送装置4及びポンプ54が有するポンプモータの作動状態を示すタイミング図である。
【0046】
図3に示すように、ブレーキフルードの充填処理が開始されると、先ず、ステップ100の処理が実行される。ステップ100では、電磁制御弁24及び減圧ソレノイド44、50に対してECUから駆動信号が繰り返し与えられる。図4に示すように、この時、ECUからの駆動信号によって、減圧ソレノイド44、50は、時間t1(例えば、1秒間)ずつのオン状態とオフ状態を繰り返し、電磁制御弁24は、時間t2(例えば、0.5秒間)ずつのオン状態とオフ状態を繰り返す。ステップ100の処理が終了すると、次に、ステップ102の処理が実行される。
【0047】
ステップ102では、マスタシリンダ16とホイルシリンダ42、48のポートに取り付けられた真空引き用ポンプ2が時間T1(例えば、120秒間)の間駆動されて、液圧ブレーキ装置内の真空引きを行なう。
ステップ102において、図4に示す期間(1)では、減圧ソレノイド44、50はオン状態であり、電磁制御弁24はオフ状態である。この時、電磁制御弁24のポート25とポート26間と、減圧ソレノイド44のポート43とポート45間、及び、減圧ソレノイド50のポート49とポート51間は、連通状態にある。従って、期間(1)では、マスタシリンダ16と補助リザーバ56間が液圧通路28、アキュムレータ40、ポンプ54、液圧通路52を介して連通状態になる。また、期間(1)では、ホイルシリンダ42、48と補助リザーバ56間が減圧ソレノイド44、50、液圧通路52を介して連通状態になる。
【0048】
一方、ステップ102において、図4に示す期間(2)では、減圧ソレノイド44、50と電磁制御弁24はオン状態である。この時、電磁制御弁24のポート25とポート27間と、減圧ソレノイド44のポート43とポート45間、及び、減圧ソレノイド50のポート49とポート51間は、連通状態にある。従って、期間(2)では、ホイルシリンダ42、48と補助リザーバ56間は減圧ソレノイド44、50及び液圧通路52を介して連通状態であり、マスタシリンダ16と補助リザーバ56間は液圧通路30を介して連通状態になる。
【0049】
上記のように、ステップ102において、減圧ソレノイド44、50がオン状態であり、電磁制御弁24がオフ状態である期間(1)の状態と減圧ソレノイド44、50及び電磁制御弁24がオン状態である期間(2)の状態が繰り返されることにより、液圧ブレーキ装置内の全ての液圧通路系が確実に真空引きされる。また、減圧ソレノイド44、50がオン状態とオフ状態を繰り返すことにより、液圧通路系が振動して残存エアが液圧通路系から遊離するので、真空引き用ポンプ2で液圧ブレーキ装置内の残存エアを吸気しやすくなる。更に、減圧ソレノイド44、50がオン状態とオフ状態を繰り返すことにより、減圧ソレノイド44、50を構成する図示しないコイルの発熱によるコイルの焼きつきが防止される。なお、常開型の2位置電磁弁である保持ソレノイド32、36はステップ102においてオフ状態とされ、ポート33とポート34間、及び、ポート37とポート38間は常に連通状態とされる。ここで、ステップ102の処理を開始してからステップ100の処理を開始してもよい。また、ステップ100の処理とステップ102の処理を同時に開始してもよい。
【0050】
ステップ102の処理が終了すると、次に、ステップ104の処理が実行される。
ステップ104では、真空引き用ポンプ2による真空引き処理の終了許可条件が成立するか否かが判別される。具体的には、例えば、真空引き用ポンプ2の駆動時間が予め設定したT1になった場合や、液圧ブレーキ装置内の気圧が予め設定した値(例えば、8Torr)以下になる等、十分な真空引きが行なわれたと判断できる状況になった場合に真空引き処理の終了許可条件が成立すると判別される。ステップ104において、真空引き処理の終了許可条件が不成立ならば、再びステップ104の処理が実行される。従って、真空引き用ポンプ2による真空引き処理は、ステップ104において真空引き処理の終了許可条件が成立するまで実行される。一方、ステップ104の判別の結果、真空引き処理の終了許可条件が成立するならば、次に、ステップ106の処理が実行される。
【0051】
ステップ106では、真空引き用ポンプ2の代わりにブレーキフルード圧送装置4がマスタシリンダ16とホイルシリンダ42、48のポートに取り付けられ、時間T2(例えば、30秒間)の間駆動される。このブレーキフルード圧送装置4の駆動により、液圧ブレーキ装置内にブレーキフルードが圧送される。この時、ECUから駆動信号が供給されることにより、ポンプ54のポンプモータも作動を開始して、液圧通路52側から液圧通路28側にブレーキフルードを供給する。また、ステップ106では、ステップ102における真空引き処理時と同様にECUからの駆動信号によって、減圧ソレノイド44、50は、時間t1ずつのオン状態とオフ状態を繰り返し、電磁制御弁24は、t2ずつのオン状態とオフ状態を繰り返す。このように減圧ソレノイド44、50と電磁制御弁24とがオン状態とオフ状態を繰り返すことにより、液圧ブレーキ装置内の全ての液圧通路系が連通するので、液圧ブレーキ装置の全ての液圧通路系がブレーキフルード圧送装置4によって圧送されるブレーキフルードで完全に満たされる。ステップ106の処理が終了すると、次に、ステップ108の処理が実行される。
【0052】
ステップ108では、ブレーキフルード圧送装置4による液圧ブレーキ装置内へのブレーキフルード圧送処理の終了許可条件が成立するか否かが判別される。具体的には、例えば、ブレーキフルード圧送装置4の駆動時間が予め設定したT2になった場合や、液圧ブレーキ装置内の液圧が、所定の圧力以上になった場合等、液圧ブレーキ装置内の全ての液圧通路系が完全にブレーキフルードで満たされたと判断できる状況になった場合にブレーキフルード圧送処理の終了許可条件が成立すると判別される。ステップ108において、ブレーキフルード圧送処理の終了許可条件が不成立ならば、再びステップ108の処理が実行される。従って、ブレーキフルード圧送装置4によるブレーキフルード圧送処理は、ステップ108においてブレーキフルード圧送処理の終了許可条件が成立するまで実行される。一方、ステップ108の判別の結果、ブレーキフルード圧送処理の終了許可条件が成立するならば、ブレーキフルード圧送装置4及びポンプ54のポンプモータの駆動が停止され、今回のルーチンは終了となる。
【0053】
ここで、電磁制御弁24、減圧ソレノイド44、50のオン−オフ間隔や真空引き用ポンプ2及びブレーキフルード圧送装置4の駆動時間は、上記例に限らず、各装置の能力や液圧ブレーキ装置のサイズ等に応じて最適に設定するのがよい。
なお、上記実施例において、電磁制御弁24が特許請求の範囲に記載の電磁弁に対応する。
【0054】
【発明の効果】
上記の如く、請求項1記載の発明によれば、電磁弁を連続して切り換えてマスタシリンダとホイルシリンダ間、及び、マスタシリンダと補助リザーバ間を交互に導通状態にしながら、真空引き用ポンプで液圧ブレーキ装置の液圧通路内からエアを吸引排出することにより、液圧通路が確実に真空引きされる。そして、電磁弁を連続して切り換えながらブレーキフルード圧送装置で液圧通路へブレーキフルードを圧送することにより、液圧通路がブレーキフルードで完全に満たされる。従って、液圧ブレーキ装置の液圧通路内に残存エアが存在せず、ブレーキ操作時の応答速度や制御性が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される液圧ブレーキ装置のシステム構成図である。
【図2】電磁制御弁の構成を示す断面図である。
【図3】ブレーキフルード充填方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】ブレーキフルード充填時の減圧ソレノイド、電磁制御弁、真空引き用ポンプ、ブレーキフルード圧送装置及びポンプが有するポンプモータの作動状態を示すタイミング図である。
【符号の説明】
2 真空引き用ポンプ
4 ブレーキフルード圧送装置
10 ブレーキペダル
16 マスタシリンダ
20、28、30、52 液圧通路
22 油圧センサ
24 電磁制御弁
32、36 保持ソレノイド
42、48 ホイルシリンダ
44、50 減圧ソレノイド
54 ポンプ
56 補助リザーバ

Claims (1)

  1. マスタシリンダと、ホイルシリンダと、該ホイルシリンダと連通し得る補助リザーバと、前記マスタシリンダを前記ホイルシリンダ又は前記補助リザーバと選択的に連通させる電磁弁とを備える液圧ブレーキ装置へのブレーキフルード充填方法であって、
    前記電磁弁により前記マスタシリンダの連通先を連続して切り換えながら真空引き用ポンプで前記液圧ブレーキ装置内の液圧通路から真空引きを行なった後、ブレーキフルード圧送装置で前記液圧通路にブレーキフルードを圧送することを特徴とする液圧ブレーキ装置へのブレーキフルード充填方法。
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