JP3489269B2 - ガス遮断性透明包装材およびその製造方法 - Google Patents

ガス遮断性透明包装材およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスの透過を遮断した透
明な包装材料とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック基材に次の一般式に示され
るアルコキシシランの加水分解物を被覆してガス遮断性
被膜を形成した包装材は、例えば特開昭62−1126
35号公報等で提案されている。 一般式
【0003】
【化2】
【0004】(R、Rは炭素数1〜4の飽和あるい
は不飽和の炭化水素基又はアルコキシ残基、Rは炭素
数1〜5の飽和あるいは不飽和の炭化水素残基であ
る。) 従来アルコキシシランの加水分解の焼成により得られる
被覆は一種のガラス的被膜であってガス遮断性が大きい
が焼成時に膜の収縮が大きいのでクラックが発生する傾
向が大きい欠点があった。前述の特開昭62−1126
35号公報の提案はアルコキシシランの加水分解物のS
i原子に結合するR基を炭素数1〜4とすることで焼
成時のクラックの発生を防止したものである。このよう
なR基が結合したアルコキシシランの加水分解物は焼
成時のクラックの発生は防止できるが形成された被膜の
ガス遮断性を低下することがわかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はクラックの発
生を防止し、またガス遮断性の優れたSiOxの結合に
より形成されたシリコン酸化物被覆を設けた包装材とそ
の製造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決した手段】本発明は、 「1. プラスチック材からなる包装材の表面に、Si
Oxの結合により形成された分子構造中に次の一般式I
で示されるR−Si基を導入したシリコン酸化物 一般式I (R−SiOx)m−(SiOx) (Rは炭素数5〜10を含む残基mは0.05〜0.
4であり、xは1〜2) 被膜を設置したガス遮断性透明包装材。 2. 次の一般式IIで示されるR−Si基を有する
アルコキシシランと 一般式II R−Si−(OR (Rは炭素数5〜10を含む残基、Rは炭素数1〜
4アルキル基) 次の一般式III示されるR−Si基を有さないアル
コキシシラン 一般式III
【0007】
【化3】
【0008】(Rは炭素数1〜4アルキル基、nは1
〜9)とをアルコール系溶剤に溶解し、酸触媒を用いて
加水分解して得た加水分解生成物をプラスチック材にし
塗布し乾燥して溶剤を除去した後低温プラズマ処理を行
ない反応させてガス遮断性被覆層を形成することを特徴
とする、1項に記載されたガス遮断性透明包装材の製造
方法。 3. R−Si基を有するアルコキシシランとR
Si基を有さないアルコキシシランの混合比がSi原子
量に換算して0.5:10〜4:10である、1項また
は2項に記載されたガス遮断性透明包装材の製造方法。 4. R−Si基を有するアルコキシシランとR
Si基を有さないアルコキシシランの混合物溶液をプラ
スチック材にし塗布し次いで酸触媒を塗布してアルコキ
シシランを加水分解した後乾燥して溶剤を除去した後低
温プラズマ処理を行ない反応させてガス遮断性被覆層を
形成することを特徴とする、1項ないし3項のいずれか
1項に記載されたガス遮断性透明包装材の製造方法。」
に関する。
【0009】
【作用】本発明の第1の特徴は、プラスチック基材の表
面にSiOxの結合により形成された分子構造中に−S
i−R基を導入したシリコン酸化被膜を形成したこと
である。前述のようにアルコキシシラン加水分解物を焼
成した被覆層はガス遮断性に優れているが、クラックが
発生する欠点があり、またクラックの発生を防止するた
め炭素数1〜4の炭化水素基を導入するとガス遮断性が
低下する。
【0010】本発明者は何故アルコキシシラン加水分解
物を反応させた被膜に炭素数1〜4の炭化水素基を導入
するとクラックが防止され、またガス遮断性が低下する
のかを研究した結果、アルコキシシランにSiに直線結
合する炭化水素基を導入するとこの基はOを介してSi
に結合するアルコキシ基とは異なり加水分解されず、加
水分解後もSiに結合して残っており反応時に被膜の熱
収縮を少なくしてクラックの発生を防止していることが
わかった。そしてこのクラック防止作用はSiに直接結
合している炭化水素基に含まれる炭素原子の総数に関係
し、炭素原子の総数が少ないとクラックの発生は防止で
きない。
【0011】さらに研究を行った結果Siに直接結合す
る炭化水素基を有するアルコキシシランの加水分解物を
反応させると反応後もこの基が生成した被膜に残存する
ことがわかった。そしてSiに直接結合する炭化水素基
の数によって反応した被膜のガス遮断性が大きく変化す
ることがわかった。焼成被膜に残存するSiに直接結合
する炭化水素基の数が多いとガス遮断性は大きく低下す
る。このように、Siに直接結合する炭化水素基は、焼
成被膜のクラック発生防止と、ガス遮断性において相反
する作用があることがわかった。
【0012】本発明者はこの相反する問題を解決するた
めに種々研究した結果Siに直接結合する炭化水素基に
含まれる炭素原子の数を大きくすることにより炭素原子
の総数を維持してクラックの発生を防ぎつつ、一方炭素
原子数を大きくすることにより炭化水素基の数を少なく
して焼成被膜のガス遮断性の低下を防止することに成功
した。Siに直接結合する炭化水素基として炭素数5以
上でないとクラック発生防止のために必要な炭素原子の
数を維持して炭化水素基の数を減ずることができない。
したがって炭素原子数が5より少ない炭化水素基を導入
したのでは炭化水素基の数を少なくすることができずガ
ス遮断性の低下を防ぐことはできないことがわかった。
【0013】さらに研究した結果Siに直接結合する炭
化水素基が5〜10の炭素原子を含む基であれば基の数
を少なくしてもクラック発生を防止する炭素原子の数が
確保でき、またガス遮断性も維持できることが解明され
た。炭素数が11以上になると、アルコキシシランの加
水分解生成物は製膜時にSiに直接結合する炭化水素基
が脱水縮合反応を阻害し薄膜化できない欠点が生ずる。
そして、本発明においてSiに炭素原子が直接結合する
炭化水素基とは、含まれる炭素原子数が5〜10であれ
ば直鎖状の基でも分枝を有する基でも環状の基でも良
く、またエポキシ基などの置換基を有していても良い。
さらに基中にエーテル結合、エステル結合を有している
ても良い。
【0014】しかしながら、アミノ基等のアルカリ性の
基は加水分解生成物を得る過程で生成物がアルカリ雰囲
気になり、加水分解よりも脱水縮合反応が速く進みゲル
状態となるため薄膜化出来ないので好ましくない。
【0015】本発明の第2の特徴は、プラスチック材の
表面に設けたSiOxの結合により形成された分子構造
中にSiに直接結合した炭化水素基を導入した被膜は、
一般式(II)と(III)の二種のアルコキシシラン
を併用して形成される被膜であることである。一般式I
IのR−Si基を有するアルコキシシランのみではS
iに直接炭素原子が結合する炭化水素基の数が多くな
り、ガス遮断性が劣化するから、一般式(III)のR
−Si基を有さないアルコキシシランを併用して、形
成される被膜中に含まれるSiに直接結合する炭化水素
基の数を調整する必要がある。
【0016】R−Si基を有するアルコキシシランと
−Si基を有さないアルコキシシランの混合比はS
i原子量に換算して0.5:10〜4:10であること
が好ましい。0.5以下になるとクラックの発生を防止
することができなくなり、4以上ではガス遮断性が低下
するからである。
【0017】本発明の第3の特徴はガス遮断性透明包装
材の製造方法である。R−Si基を有するアルコキシ
シランと、R−Si基を有さないアルコキシシランを
アルコール系溶剤に溶解して酸触媒を加えてSi−OR
基をSi−OH基に加水分解する。この加水分解生成物
の溶液をプラスチック材に塗布して乾燥して溶剤を除去
した後低温プラズマ処理を行って反応させ、R−Si
基を導入したSiOxの結合により形成された分子構造
のガス遮断性被覆を形成するのである。こうしてプラス
チック材表面にガス遮断性透明被覆を設けることができ
る。
【0018】またプラスチック材にアルコキシシランの
加水分解物を塗布するのにかえて、アルコキシシラン溶
液をプラスチック材に塗布し、その上から酸触媒を塗布
してプラスチック材上で加水分解を行ってもよい。この
方法は連続加工性が良い利点がある。
【0019】本発明で使用する、Siに直接炭素原子が
結合したR−Si基を有するアルコキシシランとして
は次のようなものが使用される。アミルトリエトキシシ
ラン、3,3−ジメトキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、n
−ヘキシルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシ
シラン、5−ビシクロヘプテニルトリエトキシシラン、
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−
メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリプロポキシシラン、3−メタク
リロキシプロピルトリブトキシシラン、ベンジルトリエ
トキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、2−
(3−シクロヘキセニル)エチルトリメトキシシラン、
3−シクロペンタジエニルプロピルトリエトキシシラ
ン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシラン、フェネチルトリエトキシシラン、n
−ノニルトリエトキシシラン、n−デシルトリエトキシ
シラン、ジエチルトリメチルシリルメチルマロネート、
スチリルエチルトリメトキシシラン等である。
【0020】またR−Si基を有さないアルコキシシ
ランとしては次のようなものが使用される。テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポ
キシシラン、テトラブトキシシラン、ヘキサメトキシジ
シロキサン、ヘキサエトキシジシロキサン、ヘキサイソ
プロポキシジシロキサン、メトキシシランの多量体であ
るポリメトキシシロキサン、エトキシシランの多量体で
あるポリエトキシシロキサン、等である。
【0021】酸触媒としては次のようなものが使用され
る。酸触媒としては加水分解生成段階で酸性にするもの
であれば特に限定されないが、具体的には塩酸、硝酸、
リン酸、酢酸などが好ましい。
【0022】溶剤としては次のようなものが使用され
る。R−Si基を有するアルコキシシラン及びR
Si基を有さないアルコキシシランが溶解するものであ
れば特に限定されないが、メタノール、エタノール、n
−プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等のア
ルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、プロピレングリコール等
の多価アルコール類、エチレングリコールイソプロピル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、メ
トキシメトキシエタノール、プロピレングリコール、プ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールモノプロピルエーテルなどが好ましい。基材の
プラスチックスとしてはPET等のポリエステル、P
P、PE等のポリオレフィン、ナイロン、ポリビニルア
ルコール、塩化ビニリデン、ポリカーボネート等であ
る。これ等のプラスチックスは、被膜との密着性を補う
ために予めコロナ処理、シランカップリング剤等の前処
理や、被膜の乾燥後に紫外線照射処理などを行うことが
好ましい。
【0023】低温プラズマ処理は次の通りである。低温
プラズマ処理としては、高周波プラズマ法、交流プラズ
マ法、直流プラズマ法、マイクロ波プラズマ法のいずれ
でも良い。またプラズマ処理に使用するガスは、酸素、
窒素、ヘリウム、アルゴンなどが好ましい。
【0024】
【実施例】まず使用した装置について説明する。
【0025】図1は本発明でプラズマ処理に使用する高
周波プラズマ処理装置である。ガス導入口6、7を備え
た直径60cmのステンレス製ベルジャー型真空チャン
バー1と日本電子株式会社製、高周波電源5(13.5
6MHz、1.5KW、JEH−01B)及びマッチン
グボックス4、直径13mの円盤状高周波電極3、直径
20cm、高さ1.5cmの円筒状アース電極2、両極
電極間に設置した試料用治具8等からなる。真空ポンプ
は油回転ポンプと油拡散ポンプを使用し処理中は常にポ
ンプを引き続けた。得られた被覆フイルムは酸素透過量
をモダンコントロール社製、OX−TRAN 2/20
にて25℃80%RHの条件で、また水蒸気透過量をモ
ダンコントロール社製、PERAMATRANW3/3
0にて40℃90%RHの条件で測定した。また得られ
た被覆フイルムの薄膜の膜厚は蛍光X線装置にて測定し
た。
【0026】実施例1 3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランをSi
量に換算して0.1モルとポリメトキシシロキサン(三
菱化学株式会社製、MKCシリケート MS51)をS
i量に換算して、0.8モルをプロピレングリコール−
モノプロピルエーテル4モルに溶解し2時間撹拌した。
この溶液にプロピレングリコールモノプロピルエーテル
4モル、硝酸0.05モル、水2モルの混合物を1時間
かけて徐々に滴下し、24時間撹拌して加水分解生成物
を得た。PET25μmフイルムに加水分解生成物をデ
ィップコート法により塗布し、80℃、1時間の熱乾燥
により溶媒を除去した後、酸素ガスにより真空度0.0
5Torr、出力800Wで10分間プラズマ処理を行
い被膜フイルムを得た。得られた薄膜の膜厚は約300
0Åであった。得られた被覆材の酸素透過量及び、水蒸
気透過量を表1に示した。
【0027】実施例2 実施例1の3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ランを3−クリシドキシプロピルトリメトキシシランに
変更して同様の操作を行った。得られた薄膜の膜厚は約
3000Åであった。得られた被覆材の酸素透過量及
び、水蒸気透過量を表1に示した。
【0028】比較例1 実施例1の3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ランをメチルトリエトキシシランに変更して同様の操作
を行った。得られた薄膜の膜厚は約2000Åであっ
た。プラズマ処理後の薄膜には肉眼によりクラックが確
認された。得られた被覆材の酸素透過量及び、水蒸気透
過量を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】比較例2 実施例1の3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ランの使用量をSi量に換算して0.1モルに変更して
同様の操作を行った。得られた薄膜の膜厚は約3000
Åであった。プラズマ処理後の薄膜には肉眼によりクラ
ックが確認された。得られた被覆材の酸素透過量及び、
水蒸気透過量を表2に示した。
【0031】
【表2】
【0032】比較例3 3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランをSi
量に換算して0.1モルとポリメトキシシロキサン(三
菱化学株式会社製、MKCシリケート MS51)をS
i量に換算して、0.8モルをプロピレングリコール−
モノプロピルエーテル4モルに溶解し2時間撹拌した。
この溶液にプロピレングリコールモノプロピルエーテル
4モル、硝酸0.05モル、水2モルの混合物を1時間
かけて徐々に滴下し、24時間撹拌したところ、溶液が
ゲル化してしまいPETフイルムの塗装できなかった。
【0033】
【発明の効果】本発明はガスの透過を高度に遮断する優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する高周波プラズマ処理装置の説
明図である。
【符号の説明】
1 チャンバー 2 アース電極 3 高周波電極 4 マッチングボックス 5 電源 6 ガス導入口 7 ガス導入口 8 試料用治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 7/00 C08J 7/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック材からなる包装材の表面
    に、SiOxの結合により形成された分子構造中に次の
    一般式Iで示されるR−Si基を導入したシリコン酸化
    物 一般式I (R−SiOx)m−(SiOx) (Rは炭素数5〜10を含む残基、mは0.05〜
    0.4であり、xは1〜2) 被膜を設置したガス遮断性透明包装材。
  2. 【請求項2】 次の一般式IIで示されるR−Si基
    を有するアルコキシシランと 一般式II R−Si−(OR (Rは炭素数5〜10を含む残基、Rは炭素数1〜
    4アルキル基) 次の一般式III示されるR−Si基を有さないアル
    コキシシラン 一般式III 【化1】 (Rは炭素数1〜4アルキル基、nは1〜9)とをア
    ルコール系溶剤に溶解し、酸触媒を用いて加水分解して
    得た加水分解生成物をプラスチック材にし塗布し乾燥し
    て溶剤を除去した後低温プラズマ処理を行ない反応させ
    てガス遮断性被覆層を形成することを特徴とする、請求
    項1に記載されたガス遮断性透明包装材の製造方法。
  3. 【請求項3】 R−Si基を有するアルコキシシラン
    とR−Si基を有さないアルコキシシランの混合比が
    Si原子量に換算して0.5:10〜4:10である、
    請求項1または2に記載されたガス遮断性透明包装材の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 R−Si基を有するアルコキシシラン
    とR−Si基を有さないアルコキシシランの混合物溶
    液をプラスチック材にし塗布し次いで酸触媒を塗布して
    アルコキシシランを加水分解した後乾燥して溶剤を除去
    した後低温プラズマ処理を行ない反応させてガス遮断性
    被覆層を形成することを特徴とする、請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載されたガス遮断性透明包装材の製
    造方法。
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