JP3488801B2 - 工作機械の制御方法及び装置 - Google Patents

工作機械の制御方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、放電加工機等の工作機械を制御
するための制御方法及び装置に関し、特に、単一又は複
数のワークの加工に必要となる制御データを工作機械に
供給する制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】この種の工作機械は、多くの場合、NC制
御部又はCNC制御部のような数値制御部を有する。任
意のワーク加工における位置データ、軌跡データ及び/
又は輪郭データのような、数値制御に必要とされる制御
データは、制御入力として制御装置に供給され、そこで
工作機械のサーボ駆動部に供給すべき制御信号に変換さ
れる。
【0003】この例としては、座ぐり孔又は貫通孔を形
成するための放電加工機を挙げることができる。このよ
うな放電加工機は、特に、導電性材料のワークからスタ
ンパ及び/又はマトリックスを製造する際に使用され
る。極めて高い加工精度が有利であり、このような放電
加工機は、特に、金型の大量生産にも経済的に有効利用
可能である。その際に、単一又は複数のワークを加工す
る前に、放電加工機の標準運転で当該ワークにのみ有効
な個別的制御データを入力することが必要となる場合が
ある。所望の加工ステップを設定すると共に加工中の作
動不良又はその他の例外状況、例えば、切削加工におけ
るワイヤ切断又は放電加工機の加工電極およびワーク間
での電気的短絡等の状況を考慮しなければならない。
【0004】したがって、新たな作業工程のために工作
機械を準備するインストール時に、機械操作者は、その
ような故障の発生に備えて特別処置を規定しておかなけ
ればならない。例えば、放電加工機による三次元加工の
ように、最新の工作機械によるワーク加工の複雑さが増
大すると、機械操作者にとって、所定の加工時点におけ
る固有の故障に対して、いかなる特別処置が有効である
かを瞬時に判断することが益々困難となる。その結果、
最新の工作機械ではインストールが複雑となり、コスト
は増大する。
【0005】上述の構成を有する技術水準に適った制御
方法は、それらの要件を充足せず、自己完結した制御プ
ログラム形態での制御入力を必要とする。このようなプ
ログラムは全ての制御データを包括し、例えば、どのよ
うな性質のいかなるカット軌跡を、加工すべきワークの
どの箇所に、いかなる順序で実施すべきかを設定する。
制御データは、シーケンスコマンドとして設定される。
工作機械についての既知の制御方法は、そのような制御
プログラムを継時的に実施するものである。その際、特
定の加工ステップに対応する指令が、新たな指令に基づ
く新たな加工ステップが制御プログラムの指令シーケン
スにおける至近ステップに固定されるまで維持される。
この指令シーケンスにおいては、万一の故障に備えて特
別処置も規定する。この特別処置も、工作機械の新たな
特性、新たな加工ステップ又は固有の特別処置が指令シ
ーケンスの次のステップが実行されるまで有効とされ
る。
【0006】機械のオペレータは、万一の例外的状況に
おける適切な措置を決定する際に、もっぱら自分自身の
判断力および経験に依存する。しかし、例えば、座ぐり
孔加工に際しての短絡の発生や簡単なジオメトリーにお
いて、ワークからの最速での離脱が充分であるとして
も、複雑なジオメトリーにおける同一の指令はワーク及
び/又は加工電極の損傷を招く恐れがある。不測の例外
的状況に至って制御プログラムを事後修正する場合には
事態がさらに不利となり、作業経過を中断すると共に新
たな制御プログラムを入力して新たな作業経過を開始さ
せる必要が生じる。
【0007】
【発明の課題】本発明の課題は、上述した視点に立脚し
て放電加工機等の工作機械の操作性および制御性を大幅
に向上させた制御方法および装置を提案することにあ
る。
【0008】
【課題の解決手段】この課題を解決するために、本発明
は、請求項1乃至請求項12に記載した事項を特徴とす
るものである。
【0009】放電加工機等の工作機械を制御する本発明
による方法において、 制御装置は、特に、 加工中に生
ずる故障のような所定の作動状態(以下、 「イベン
ト」と称する)を特徴づけるイベントデータのリスト
と、特別処置(以下、「アクション」と称する)を制御
するアクションデータのリストとを有する。イベントデ
ータ及び/又はアクションデータは、それぞれに工作機
械のマシニングオブジェクト及び/又は作動モードに対
応し、工作機械の設置に際して相互に関連づける。それ
により、単一又は複数のイベントが生じた場合に単一又
は複数のアクションを所定の順序で実行するものであ
る。本発明による制御装置は、イベントデータ及びアク
ションデータをそれぞれ記憶するメモリーと、イベント
データ及びアクションデータを前記方法により互いに関
連づけるユーザ・インターフェースとを具える。
【0010】本発明による制御データを一定の基準に従
って制御部に収め、そこで管理する。その基準は、工具
テーブル、ワークパレット、個別ワークのような工作機
械の特定の加工素子に係るそれぞれの制御データであ
る。このようにして、工作機械及び工作機械の制御部
は、いわゆる「マシニングオブジェクト」に区分され
る。本実施例ではイベント及びアクションとする特定の
制御データが、それぞれマシニングオブジェクトに帰属
する。さらに、制御データは工作機械における種々の作
動モード、例えば、調整モード、シミュレイションモー
ド、作業モードなどによって分類される。本発明による
制御方法では、作動中の工作機械における単一又は複数
のマシニングオブジェクトに生起しうるイベントを考慮
し、前記イベントの発生時における特別処置を決定する
単一又は複数のアクションと関連づける。
【0011】本発明においては、既知の制御プロセスと
は異なり、個々の加工工程を分離して考察し、硬直した
指令シーケンスで互いに結合するのではなく、工作機械
のマシニングオブジェクトの状態又はそれに対する措置
として記述され、マシニングオブジェクトについて実行
する。したがって、本発明による制御装置は、工作機械
の個々のマシニングオブジェクトを考慮して全ての制御
入力を管理する。すなわち、制御入力が工作機械の特定
のマシニングオブジェクトに及ぼす影響を考慮する。
【0012】上述した工作機械のオブジェクト構造は、
階層的な順位を基礎とすることが有利である。工作機械
のマシニングオブジェクトを制御装置によって階層的に
管理することにより、階層的に上位のマシニングオブジ
ェクトに属する制御データは、下位のすべてのマシニン
グオブジェクトにも適用される。換言すれば、工作機械
の制御は、階層的に設定した作業レベルに「区分」さ
れ、特定の階層に属する単一又は複数のマシニングオブ
ジェクトがそれぞれに前記作業レベルに対応する。本発
明において、工作機械のマシニングオブジェクトに該当
しうるイベントが単一又は複数のアクションと結合する
ならば、本発明による制御装置が働き、同一イベントに
対して別のアクションが予約されていない限り、階層的
に上位のマシニングオブジェクトにおける単一又は複数
のイベントに属するアクションは下位のすべてのマシニ
ングオブジェクトにも適用される。本発明による制御装
置は、オブジェクトデータのリストを記憶するための別
のメモリーを有し、前記オブジェクトデータは工作機械
のそれぞれ階層的に管理されたマシニングオブジェクト
を特徴づける。
【0013】そのようなマシニングオブジェクトは、例
えば、放電加工機、特別なワーク又は特別な加工ステッ
プに係わる。特別なマシニングオブジェクトのために設
定したアクションとイベントの結合は、特別なマシニン
グオブジェクトに係わるすべての加工ステップに共通す
る。それにしたがって、例えば、機械レベルでは、当該
の放電加工機に共通するとともに、その機械で実行され
るすべての加工ステップに共通するあらゆるアクション
及びイベントが設定される。例えば、ワイヤ切断(イベ
ント)の場合、基本的に加工ワイヤを新たに巻き込む
(アクション)必要がある。同様に、ワークレベルで
も、放電加工機にセットした特別なワークに係わる全て
のアクション及びイベントを設定する。例えば、ワイヤ
切断(イベント)の場合、作業経過を中断し、案内ヘッ
ドを新たに位置設定する(アクション)必要がある。同
様に、加工レベルにおいても、ワークの特別な加工ステ
ップに係わるアクション及びイベントが設定される。例
えば、イベントがワイヤ切断である場合、対応するアク
ションとして加工を中断し、次の加工ステップを開始す
る必要がある。
【0014】ここに提案した階層的な構造は明らかに有
用であり、放電加工機の迅速かつ効率的な設置や、制御
装置に保存されたアクションデータ、イベントデータ等
の効率的管理を確実に行うことができる。一般的な特別
処置が機械レベルのように階層的に上位のマシニングオ
ブジェクトにおける特定のイベントに指定される場合に
は、この特別処置は放電加工機で進行するすべての加工
ステップについて有効のままである。階層的に下位のマ
シニングオブジェクトである特別な個別的加工ステップ
については、常時、別の特別処置を同一イベントに対し
て設定することができる。しかし、このことが必要とな
るのは、特別な加工ステップのための特別処置が階層的
に上位のマシニングオブジェクトにおける一般的な特別
処置と一致しない場合だけである。このようにして、個
々の加工工程を設定するための従来のシーケンス制御プ
ログラムが不要となる。
【0015】加工中には、常時、多かれ少なかれマシニ
ングオブジェクトに当該するため、特定のイベントが加
工中に生ずる場合、本発明による制御は、対応するマシ
ニングオブジェクトのために活動した特別処置へ自動的
に回帰する。
【0016】放電加工機のマシニングオブジェクトは、
下記の要素を有することが有利である。それらの要素と
は、放電加工機、特別な工具テーブル、特別なパレッ
ト、特別なワークグループ(いわゆる「ロット」)、特
別なワーク、特別な加工、及び場合によってはワークに
おける特別なカット軌跡などである。これらの要素は、
前記の順序で階層的に整列され、制御部で然るべく管理
される。加工すべきワークのジオメトリーと、放電加工
機の制御に係る詳細な要件とは一層複雑化している。そ
れに伴い、特別な加工に係るマシニングオブジェクトを
さらに下記のオブジェクトに細分化することが有利であ
る。それらのオブジェクトとは、特別な加工グループ、
一加工グループ内での特別な加工、特別な個別加工、特
別な加工開始ポイント、カット軌跡における特別なポイ
ントなどである。
【0017】万一の例外的状態に対して可能な限り広範
な特別処置を確保するため、下記のイベントに係るアク
ションデータを具えることが有利である。それらのイベ
ントとは、作業経過の開始及び終了、加工の開始及び終
了、加工の中断、加工すべきワークの不在、開始時の故
障、ワイヤ切断、短絡、電極ガイドの衝突、ワイヤ電極
の繰り出し不良、ISOプログラムコードの欠陥などで
ある。
【0018】本発明において、オペレータは、例えば、
万一の例外状況に備える放電加工機の設置に際し、確実
な補助手段を有する。本発明による制御装置のメモリー
は、加工中に生じる蓋然性のある全ての考えられるイベ
ントのリストを含んでいる。これらのイベントは、予測
できず又は不所望のイベント(現実の故障等)であり得
ると共に、適切なプログラミングによって限定した制御
に予め設定しておくことも可能である。そのようなイベ
ントは、例えば、予測及び所望された加工の計画的終了
である。さらに、制御装置には多数のアクションデータ
が継続的に記憶され、該アクションデータは、対応する
イベントが生じた際には放電加工機に既定の標準化した
アクションを制御する。イベントリストの所定のイベン
トは、作動中の放電加工機のマシニングオブジェクトに
対応することができる。この所定のイベントには、全体
アクションリストの単一又は複数のアクションを関連づ
けることができる。その際、イベントデータ及び/又は
アクションデータは、それぞれ工作機械のマシニングオ
ブジェクト及び/又は作動モードに応じて分別され、少
なくとも抜粋としてグラフィック・ユーザ・インタフェ
ース(GUI)におけるディスプレイ装置で視覚的に表
示される。その結果、オペレータは進行経過を容易に把
握することが可能となる。
【0019】イベントデータ、アクションデータ及び/
又はオブジェクトデータのリストは、いわゆる「オープ
ン」リストとして作成することが有利である。必要であ
れば、オペレータは所定のアクションリスト、イベント
リスト及びオブジェクトリストを任意に拡大すると共
に、例外状況における個別態様モデルを限定することが
できる。それにより、例えば、良好な特別処置に係る作
動上のノウハウを考慮し、それに制御を継続的に適合さ
せる利点が得られる。
【0020】本発明の制御装置は、イベントリストに規
定された各イベントに対してアクションリストから自動
的に可能なアクションを選択できる点で有利であり、そ
れによって放電加工機の設置は一層容易となる。プロセ
スの経済的及び/又は安全技術上の理由から、アクショ
ンとイベントとの所定の組み合わせは当初からあり得な
い。
【0021】制御方法を好適に具体化する場合、工作機
械の所定のマシニングオブジェクト及び/又は所定の作
動モードを予め与えることにより、イベントリストにお
けるイベントの予備選択を行い、ディスプレイ装置の窓
に画面表示する。また、目標及び/又は作動モードに関
連したイベントリストから単一又は複数のイベントを選
択することにより、アクションリストで予備選択を行
い、表示装置の別の窓に画面表示する。
【0022】本発明による制御装置は、技術に関連する
イベントの選択及びイベントに関連するアクションの選
択を自動的に提供する。従って、未熟なオペレータでも
比較的容易に工作機械を万一の特別処置に備えて設置可
能であることが有利である。
【0023】グラフィック・インタフェースの入力ユニ
ットを用いて、制限されたアクションリストから単一又
は複数のアクションを選択し、イベントリストから予め
選択したイベントに関連付けることができる。アクショ
ンリストから複数のアクションを順次に選択し、それら
のアクションを「新たな」1つのアクションに関連づけ
ることも可能である。同様に、所定のイベントリストか
ら複数のイベントを組み合わせることにより、「新た
な」イベントを決定することができる。選択したアクシ
ョンの順序を容易に選ぶと共に、選択したアクションを
ディスプレイ装置で視覚的に表示することにより、オペ
レータは個別の特別処置戦略を簡単に作成すると共に、
ディスプレイ装置で直接確認し、所要に応じて変更する
ことができる。
【0024】これと同様、所要に応じて、オペレータは
工作機械の「新たな」加工目標を決定し、既存のオブジ
ェクト構造を補完することができる。このように、新規
の個別加工又は個別加工群を機械制御のオブジェクト構
造に取り入れ、本発明による方法に基づく将来的な加工
に使用することができる。
【0025】本発明の有利な実施例において、アクショ
ンデータには、速度、始点、終点等のアクションにおけ
る特殊な作動パラメータに関する特別なアクションの特
徴に関する情報を付加する。したがって、オペレータは
提示されたアクションリストから選択したアクションを
さらに詳細に決定し、特別な要件に個別に適合させるこ
とができる。
【0026】
【実施形態】以下、本発明を図示実施例について一層具
体的に詳述する。
【0027】次の実施例は、本発明を放電加工機に適用
したものであるが、これは単なる例示に過ぎず、工作機
械技術分野での広範な適用が可能である本発明の用途を
制限するものではない。
【0028】本発明を適用した放電加工機は、通常、C
NC制御部を具え、ワークの加工に要する切削輪郭を決
定するための、ワークおよび電極間の相対運動を制御す
る。そのために、ワークテーブルと結合してX/Y主軸
方向に移動可能なX/Y駆動部を具え、 この駆動部に
はCNC制御部からの制御信号が供給される。 CNC
制御部には制御プログラムが必要であり、 この制御プ
ログラムは、 ワークテーブル上にセットした単一又は
複数のワークに係る位置データ等の制御データ、 任意
の切削輪郭の推移および輪郭データ等を含んでおり、X
/Y駆動部を作動するための調整信号に変換する。 制
御プログラムでは、加工中に所定の「例外状況」が生じ
た場合にCNC制御部による自動制御が実行される「特
別処置」が規定されている。
【0029】図1は、上述した特別処置の一部を例示し
ている。すなわち、この特別処置は、本発明による方法
に基づき、適当なデータファイル管理に基づくCNC制
御を継続的に実行するものである。その際、特別処置を
決定するためのアクションまたはアクションデータが、
作業中に単一または複数の例外状況または例外イベント
が生じた後に放電加工機に入力される。図1に示すCN
C制御におけるデータファイル管理は、階層的に配列さ
れた種々の管理レベル(以下、「作業レベル」と称す
る。)に区分されている。CNC制御の各作業レベル
は、放電加工機における加工の少なくとも一要素(以
下、「マシニングオブジェクト」)を含んでいる。本発
明によれば、所定のマシニングオブジェクトに属するア
クションが、同一のマシニングオブジェクトに属するイ
ベントと関連づけられる。このアクションとイベントと
の関連づけは、基本的に、それぞれのマシニングオブジ
ェクトにおいて実行される全ての加工段階に適用され
る。
【0030】図1に示す制御において、階層的に最上位
のマシニングオブジェクトは、いわゆる機械レベルにお
ける機械オブジェクトである。この機械オブジェクト、
すなわち本例における放電加工機には、これより実施さ
れる全ての加工段階に適用されるアクション及び/又は
イベントが入力される。同様に、より下位のマシニング
オブジェクト(本例におけるワークレベルにおけるオブ
ジェクト「ワーク」と、加工レベルにおけるオブジェク
ト「作業1」、「作業2」、「作業3」)には、特定の
ワークのの加工または特定の個別的な加工のみに関連す
るアクションまたはイベントがそれぞれ入力される。
【0031】基本的に作動全般に亙り所定のイベントが
生じた場合に適用されるべき一般的特別処置は、階層的
に最上位のマシニングオブジェクト、すなわち本例では
機械オブジェクトについて決定される。このような特別
処置は、より下位のマシニングオブジェクトについて、
それぞれ別の特別処置が同一イベントの発生時に決定さ
れる場合であっても適用される。しかし、このような適
用関係は、本発明において、より下位の作業レベルにお
ける、あるオブジェクトの特別処置が、階層的により上
位のマシニングオブジェクト(いわゆる「マザーオブジ
ェクト」)に対応する必要がないときにのみ要求される
ものである。
【0032】そのような例として、図1に示した特別処
置を参照されたい。機械オブジェクトにつき、本例にお
ける放電加工機におけるイベント「ワイヤー切断」に対
してはアクション「停止」、すなわち加工の中断が設定
されている。このことは、先ず、一般的には本例におけ
る放電加工機の作動全般に亙って適用される。但し、階
層的により下位の加工レベルにおける個別的なマシニン
グオブジェクト「作業2」については、同一イベント
「ワイヤー切断」に対して別のアクション、すなわち
「3x繰り出し」が設定されている。この、制御の基礎
をなすオブジェクト構造によれば、イベント「ワイヤー
切断」に際して加工は原則として中断される。例外とし
て、特殊オブジェクト群「ワーク」における特殊なワー
クの加工は、オブジェクト群「作業2」における、加工
の中断および繰り出しが開始される特殊加工段階の後は
中断されない。
【0033】言うまでもなく、個別的なマシニングオブ
ジェクトについては所定のイベントに対する任意の特別
処置を設定することができる。このような特別処置とし
ては、マシニングオブジェクト「作業2」におけるカッ
ト軌跡8(イベント)上の所定のポイントPに達したと
きのアクション「停止」を例示することができる。
【0034】本発明による制御装置は、工作機械を管理
するオペレータに、所定の作動状態(イベント)を特徴
づけるイベントデータのリストを提示する。これらのイ
ベントは、予測できず又は不所望のイベント、現実の故
障等、であり得ると共に、加工段階の計画的終了等のプ
ログラムとして予め設定しておくことも可能である。さ
らに、制御装置は、特別処置「アクション」を制御する
制御データのリストと、放電加工機における前記のマシ
ニングオブジェクトを特徴づけるオブジェクトデータの
リストも提示するものである。
【0035】図2は、本例による放電加工機についての
「アクションリスト」、「イベントリスト」および「オ
ブジェクトリスト」を例示するものである。これらのデ
ータリストは、図示のように、制御装置のメモリー10,
20, 30に継続的に保存される。オペレータ毎のデータリ
ストは、制御装置に付属するグラフィック・ユーザ・イ
ンタイフェースにおけるディスプレイユニットの窓内に
部分的に画面表示される。
【0036】図3は、本発明による制御のハードウェア
の実施例を示すものである。制御装置40は、前記データ
リストの継続的保存に適した複数の固定メモリー42と、
複数の中間メモリー44と、少なくとも1つの演算ユニッ
ト46とを具える。制御装置40は、ディスプレイユニット
50と、付属するグラフィック・ユーザ・インタイフェー
スにおける入力ユニット52とをさらに具える。本例によ
る放電加工機において、制御装置40は、誘電体液循環ユ
ニット60と、パルス発生器70と、加工装置80とに接続さ
れている。
【0037】図2に示したメモリー10のオブジェクトリ
ストは、少なくとも、機械レベル、加工片テーブルレベ
ル、パレットレベル、加工片グループレベル、加工すべ
き特殊加工片レベル等の作業レベルを含むものとする。
メモリー20のイベントリストは、少なくとも、作業ルー
チンの絶対的な開始および終了、特殊侵食工程の開始お
よび終了、予期しない侵食の中断、ワークテーブル上に
おけるワークの不存在等のイベントを含むものとする。
メモリー30のイベントリストは、少なくとも、機械軸線
上での位置決め、機械の停止、参照システムの稼働等の
アクションを含むものとする。
【0038】メモリー20のイベントは、それぞれ所定の
マシニングオブジェクトおよび所定の作動モード(例え
ば、機械の設置、シミュレイションルーチンまたは放電
加工等)に従って分類される。イベントリストにおける
各イベントには、パラメータα,βが対応する。これら
のパラメータは、所定のマシニングオブジェクト(ここ
ではマシニングオブジェクト「機械」)に対応するパラ
メータαと、所定の作動モード(ここでは放電加工)に
対応するパラメータβである。アクションリスト30の各
アクションは、イベントリスト20における所定のイベン
トに対応する。すなわち、メモリー20における各イベン
トには、メモリー30における少なくとも1つのアクショ
ンが対応する。放電加工機の設置に際し、オペレータ
は、例えば、機械オブジェクト等の所要のマシニングオ
ブジェクトを選択する。このことは、図2において矢印
Aで表されている。さらに、オペレータは、オブジェク
ト「ワーク」を作動させるべき所要の作動モードを選択
する。本実施例においては、作動モードは「放電加工」
である。制御装置は、メモリー20に記憶された、オブジ
ェクト「機械」と作動モード「放電加工」とに関連する
イベントを検索すると共に、その検索されたイベントを
ディスプレイユニット50に画面表示する。これを、例え
ば、図2に下線を付して示す。
【0039】このように、イベントリストはオブジェク
トおよび作動モードに関連するイベントを限定する。オ
ペレータは、この限定されたイベントリストから所望の
イベント、例えば「ワークの不在」等の不測のイベント
や、「放電加工開始」等の予定されたイベントを選択す
る。
【0040】図2において矢印Bで表したように、メモ
リー20からイベント「放電加工」が選択されると、制御
装置40は、メモリー30から技術的に有意な次のアクショ
ンを選択し、その選択されたアクションをディスプレイ
ユニット50における別の窓に画面表示する。オペレータ
は、イベントに関連するアクションリストから任意のア
クションを、グラフィック・ユーザ・インターフェース
の入力ユニット52により、矢印Cにより表されたアクシ
ョン「参照システムの稼働」等として選択する。かくし
て、マシニングオブジェクト「ワーク」のためにイベン
ト「侵食開始」が選択されると、特別処置「参照システ
ムの稼働」をメモリー30から常時呼び出すことが可能で
ある。
【0041】同様に、オペレータは、メモリー20に保存
された別のイベント(例えば、予期しない「ワイヤー切
断」等)を、メモリー30に保存されたアクション(例え
ば、「停止」等)と関連づけ、そのアクションはメモリ
ー10に保存されたマシニングオブジェクト「機械」に対
応するものである。このようにして、特別処置「ワイヤ
ー切断時の機械停止」等が、本例における放電加工機の
全ての加工段階について決定される。
【0042】アクションリスト30から選択されたアクシ
ョンに対して、特定のパラメータを個別的に決定するこ
とが可能である。そのために、メモリー30に保存された
アクションデータには、それぞれを更に個別化するため
の情報、例えば、特殊な作動パラメータに関する特別な
アクションの特徴に関する情報を付加する。その例とし
て、ここではアクション「加工開始孔の位置決め」を挙
げることができ、このアクションは加工開始位置および
移動速度等についてオペレータが決定するものである。
【0043】言うまでもなく、グラフィック・ユーザ・
インタイフェースにおける入力ユニット52により、メモ
リー20における任意のイベントに対してメモリー30にお
ける所定の順序で実行すべき複数のアクションを対応さ
せ、又はメモリー20における複数のイベントを新たな1
つのイベントに関連づけることが可能である。
【0044】制御装置40により供給されたデータリスト
を用いての、放電加工機に係る特別処置の実例は、次の
とおりである。・ 機械レベル(オブジェクト)におい
て、放電加工(作動モード)におけるワイヤー切断(イ
ベント)に際して現在の加工段階を中断すると共に、次
の加工段階を開始させる(2つのアクションからなるシ
ーケンス)。 ・ 放電加工(作動モード)における特殊加工段階(オ
ブジェクト)の開始(イベント)時に、軸線方向の位置
決めを行うと共に測定サイクルを開始させる(2つのア
クションからなるシーケンス)。 ・ ワーク(オブジェクト)の放電加工(作動モード)
に際してワークテーブル上の所定位置にワークがセット
されていない(イベント)場合には、軸線方向に所定量
の位置決めを行ってロボット等により新たなワークをセ
ットすると共に加工開始孔に対するワイヤー電極の位置
決めを行う(3つのアクションからなるシーケンス)。
【0045】放電加工機における所定のマシニングオブ
ジェクトに対する制御データの、本発明による前述した
関連づけによれば、機械の迅速かつ効率的な設置が可能
となる。図4の左側は、本発明におけるオブジェクト構
造として、放電加工機のワークテーブルと、このワーク
テーブル上にセットされた2個のワーク、すなわち「ワ
ーク1」および「ワーク2」を例示するものである。こ
れらのワークには、それぞれの加工段階、すなわち放電
加工機により形成すべき切削輪郭が記入されている。ワ
ーク1では各加工段階が集約された一加工群を構成する
のとは対照的に、ワーク2では個別的な加工段階が互い
に分離して行われるものである。
【0046】図4の右側には、本発明による制御のオブ
ジェクト構造は、個別的な加工段階を含む放電加工機の
図示したワークテーブルに対応している。階層的に最上
位のマシニングオブジェクトは加工機自体である。より
下位の作業レベルには、図4に示されているとおり、例
えば特殊な工具テーブル、ワークパレット等が含まれて
いる。放電加工機のワークレベルには、マシニングオブ
ジェクト「ワーク1」とマシニングオブジェクト「ワー
ク2」とが含まれており、これらのマシニングオブジェ
クトにはそれぞれ図示のワーク1およびワーク2に対応
する全ての制御データが関連づけられている。ワーク1
について実行すべき一連の加工(すなわち加工群)およ
び当該加工群に属する個別的な加工段階と、ワーク2に
ついての個別的な加工段階とに対して、それぞれマシニ
ングオブジェクトをワークレベルよりも下位の階層にお
いて図示のように関連づける。
【0047】図5は、放電加工機の階層的なオブジェク
ト構造の他の実施例を示すものである。付属するオブジ
ェクトデータはメモリー(例えば、図2に示すメモリー
10等)内に連続的に配置されており、矢印で示した順に
階層的に管理される。その際、機械レベルは最上位階層
である。階層的に下位のマシニングオブジェクトは、次
の序列とされている:工具テーブル、単一又は複数のワ
ークを載置したパレット、ワーク群(ロット)、特殊な
ワーク、特殊な加工、特殊な切削軌跡の順である。
【0048】加工の必要と複雑性に応じて個別的なオブ
ジェクトを「スキップ」させることができる。このよう
な「スキップ」は、放電加工機の種々のオブジェクトレ
ベルにおける加工状況が厳密に同一であり、したがって
特別処置を対応するマシニングオブジェクトについて差
別する必要がない場合に、特に有効である。例えば、図
5におけるオブジェクト「ワークテーブル」および「パ
レット」は、経路x,yで示すように「スキップ」させ
ることができる。機械オブジェクトと、オブジェクト
「ワークテーブル」および「パレット」に関連するそれ
ぞれの加工段階を互いに区別しないこととなる。対応す
るイベントおよびアクションの関連づけについても同様
である。
【0049】図5に示す加工レベルは種々のマシニング
オブジェクトに区分され、各マシニングオブジェクトは
対応する加工グループ、一加工グループにおける特殊加
工および個別的加工、特殊加工ジオメトリー、開始点
(繰り出し点又は加工開始孔)、またはカット軌跡上の
ポイントに関連するものである。これらのマシニングオ
ブジェクトは、必要に応じて、所定の順序で互いにグル
ープ化されている。この種の柔軟なオブジェクト構造
は、多数の複合的な個別加工において有用である。グル
ープ化されたオブジェクトは所定の階層的序列に従って
管理され、その序列自体は必要に応じてオペレータ自身
が決定することができる。図5は、そのような形態を示
すものであり、オブジェクト「加工グループ」は矢印で
示すようにオブジェクト「加工グループ中の加工」に関
連づけられている。加工レベルにおけるそれ以外のオブ
ジェクトは稼働状態とはされていない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 放電加工機等の工作機械における「イベン
ト」と「アクション」の関連づけを行う本発明による制
御方法の基礎概念を示す説明図である。
【図2】 本発明に基づく放電加工機の制御に使用する
「オブジェクト」、「イベント」および「アクション」
の各リストを例示する説明図である。
【図3】 本発明に基づく放電加工機の制御装置を示す
ブロック図である。
【図4】 本発明による制御装置の制御オブジェクトを
示す説明図である。
【図5】 本発明による制御における各マシニングオブ
ジェクトを特徴づけるオブジェクトデータの階層構造を
示す線図である。
【符号の説明】
40 制御装置 42 固定メモリー 44 中間メモリー 46 演算ユニット 50 ディスプレイユニット 52 GUIの入力ユニット 60 誘電体液循環ユニット 70 パルス発生器 80 加工装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パオロ ペストーニ スイス国 6500 ベリンゾナ ヴィア カモゲ 10 (72)発明者 ルイージ ストイラ スイス国 6670 アヴェニョ(番地な し) (72)発明者 ファブリツィオ ロビアーニ スイス国 6816 ビッソーネ コントラ ダ ブジ 2 (56)参考文献 特開 平7−100778(JP,A) 特開 平2−150908(JP,A) 特開 平2−253311(JP,A) 特開 平5−46371(JP,A) 特開 平6−348482(JP,A) 特公 平6−77892(JP,B2)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置により工作機械を制御するため
    の制御方法であって、 制御装置(40)は、故障等の所定のイベント状態を特徴
    づけるイベントデータのリスト(20)と、前記故障等の
    所定のイベント状態に対する処置を制御するアクション
    データのリストとを具え、イベントデータ及び/又はア
    クションデータをそれぞれ工作機械のマシニングオブジ
    ェクト及び/又は作動モードに対応させ、イベントデー
    タとアクションデータとを互いに関連づけることによ
    り、単一又は複数のイベントが発生した際に、単一又は
    複数のアクションを所定の順序で実行することを特徴と
    する制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制御方法において、工
    作機械のマシニングオブジェクトを制御装置(40)によ
    って階層的に管理し、階層的に上位のマシニングオブジ
    ェクトにおける単一又は複数のイベントに属するアクシ
    ョンを、階層的に下位のマシニングオブジェクトにも適
    用することを特徴とする制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の制御方法であっ
    て、放電加工機を制御するための方法において、マシニ
    ングオブジェクトは、放電加工機(2)、テーブル、パ
    レット、ワークグループ、ワーク(4)、加工(6.1
    、6.2 、6.3 )、カット軌跡を各要素とし、こ
    れら要素を階層的に区分すると共に対応して管理するこ
    とを特徴とする制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の制御方法において、特
    別な加工に係るマシニングオブジェクトを、複数の加工
    グループ、特別なグループにおける加工、個別加工、特
    別な加工ジオメトリー、スタートポイント、カット軌跡
    上のポイントを各要素として階層的に区分することを特
    徴とする制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の制御方法におい
    て、アクションデータは、作業の開始及び終了、加工の
    開始及び終了、加工の中断、加工すべきワークの不在、
    開始時の故障、ワイヤ切断、短絡、電極ガイドの衝突、
    ワイヤ電極の繰り出し不良及び/又はISOプログラム
    コードの欠陥のイベントを規定するものであることを特
    徴とする制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の制
    御方法において、イベントデータ、アクションデータ及
    び/又は工作機械におけるそれぞれ階層的に管理された
    マシニングオブジェクトを特徴づけるオブジェクトデー
    タのリストは、任意に追記可能な開放リストであること
    を特徴とする制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の制
    御方法において、制御装置は、イベントリスト(20)に
    規定された各イベントに対し、アクションリストから起
    こり得るアクションを選択することを特徴とする制御方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の制
    御方法において、特定のマシニングオブジェクト及び/
    又は工作機械の特定の作動モードを設定することによ
    り、イベントリストで予備選択を行い、これを表示装置
    (50)で表示することを特徴とする制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項に記載の制
    御方法において、アクションデータに、それぞれを更に
    個別化するための情報を付加することを特徴とする制御
    方法。
  10. 【請求項10】 工作機械を制御するための制御装置で
    あって、故障等の所定のイベント状態を特徴づけるイベ
    ントデータ(20)のリストと、前記故障等の所定のイベ
    ント状態に対する処置を制御するアクションデータ(3
    0)のリストとをそれぞれ保存したメモリー(20, 30)
    を具え、アクションデータとイベントデータとを互いに
    関連づけるユーザ・インターフェースを設けることによ
    り、単一又は複数のイベントが発生した際に単一又は複
    数のアクションを実行することを特徴とする制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の制御装置におい
    て、オブジェクトデータのリストを保存した別のメモリ
    ー(10)を具え、前記のオブジェクトデータは工作機械
    における、それぞれ階層的に管理されたマシニングオブ
    ジェクトを特徴づけることを特徴とする制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の制御装置におい
    て、ユーザ・インターフェースは、アクションデータ、
    イベントデータ、オブジェクトデータのリストを少なく
    とも抜粋表示する表示装置(50)と、前記のデータを互
    いに関連づけるための入力ユニット(52)とを具えるグ
    ラフィック・ユーザ・インターフェースであることを特
    徴とする制御装置。
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