JP2697972B2 - 放電加工方法及びその装置 - Google Patents
放電加工方法及びその装置Info
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Description
生じさせて輪郭形状を加工するワイヤ或いは形彫の放電
加工方法及びその装置に関し、特に加工情報を自動的に
検索して、加工条件列を自動的に作成する放電加工方法
及びその装置に関するものである。
す説明図であり、図中、1はワイヤ電極、2は工作物、
3はテーブル、4はX軸モータ、5はY軸モータ、6は
加工電源、7は主制御装置である。
と工作物2の間隙に、加工電源6よりパルス状の電圧を
印加し放電を生じさせ、主制御装置7によりX軸モータ
4、Y軸モータ5を制御して所望の輪郭形状に移動させ
て加工処理を実行する。また、主制御装置7は加工電源
6も制御する。加工処理のために必要なパラメータは加
工電源の電気条件、テーブル送り速度、プログラム形状
を拡大、縮小するオフセット量等である。
のように仕上げ面粗さ、加工板厚等の組み合わせが多数
あり、1つの製品を加工するために多数の加工パラメー
タが必要となる。加工パラメータは、主制御装置7によ
り設定される。パラメータの設定方法は、主制御装置7
の画面から仕上げ面粗さ、加工板厚等の各組み合わせ毎
に設定する。なお、図中、3S、6S、12Sは各々加
工の面粗さを意味しており、数値が大きくなるほど面粗
さが大きくなる。
装置における加工条件設定は以上のように行われるた
め、加工するためには主制御装置7の画面から多くのパ
ラメータを設定しなければならず加工前の準備に時間が
かかり、間違いを起こしやすい。また、多くの加工パラ
メータを設定するのは複雑であり、1つの製品を加工す
るとき、複数回に分けてパラメータを設定しなければな
らず、操作が煩雑になるという問題点があった。
ためになされたもので、加工情報を自動検索し、展開ル
ールに基づいて加工条件列を自動作成することにより、
主制御装置からの加工パラメータの設定を不要にし、正
確に短時間で加工前の準備ができ、また、容易に複数の
加工条件列を作成して、1つの加工物において加工板
厚、仕上げ面粗さの組み合わせが多数ある場合でも連続
加工を容易にする放電加工方法及びその装置を得ること
を目的とする。
記憶する加工情報記憶手段から所定のパラメータに応じ
て所定の加工情報を自動検索し、該検索された加工情報
を展開ルールを記憶する展開ルール記憶手段から所定の
パラメータに応じて読み出された展開ルールに基づいて
加工順番に並べると共にオフセット量等のパラメータを
自動演算して加工条件列を作成するものである。
段と、前記加工情報記憶手段から所定のパラメータに応
じて所定の加工情報を自動検索する加工情報検索手段
と、展開ルールを記憶する展開ルール記憶手段と、前記
展開ルール記憶手段から所定のパラメータに応じて読み
出された展開ルールに基づいて前記加工情報検索手段に
より検索された加工情報を加工順番に並べると共にオフ
セット量等のパラメータを自動演算して加工条件列を作
成する加工条件列作成手段とを具備したものである。
液を介して電圧を印加し放電を生じさせて輪郭形状を加
工する放電加工装置において、電気条件、テーブル送り
速度、放電ギャップ等の加工情報を記憶する加工情報記
憶手段と、前記加工情報記憶手段からワイヤ電極、工作
物材質、加工板厚等のパラメータに応じて所定の加工情
報を自動検索する加工情報検索手段と、展開ルールを記
憶する展開ルール記憶手段と、前記展開ルール記憶手段
から所定のパラメータに応じて読み出された展開ルール
に基づいて前記加工情報検索手段により検索された加工
情報を加工順番に並べると共にオフセット量等のパラメ
ータを自動演算して加工条件列を作成する加工条件列作
成手段とを具備したものである。
極、工作物材質、加工板厚、仕上げ面粗さの検索因子
と、加工条件列番号から成る検索コマンドにより前記加
工情報記憶手段から加工情報を自動検索するものであ
る。
ヤ電極、工作物材質、加工板厚等に基づいて所定の加工
情報を加工情報検索手段により自動検索し、また、仕上
げ面粗さ等により展開ルール記憶手段から展開ルールを
読み出し、読み出された展開ルールに基づいて前記加工
情報検索手段により検索された加工情報を加工順番に並
べると共にオフセット量等のパラメータを自動演算する
ようにしたので、主制御装置の画面で加工パラメータを
設定する必要がなく、また、1つの加工物に対する多数
の加工板厚、仕上げ面粗さの組み合わせに対しても容易
に加工条件列番号により加工パラメータを設定できる。
更に、検索因子と加工条件列番号からなる検索コマンド
により加工情報を自動検索するようにしたため、外部で
作成したNCデータにより加工パラメータを設定でき
る。
する。図1において、8は加工情報を格納してある加工
情報記憶手段、9は加工情報記憶手段8から加工情報を
自動検索する加工情報検索手段、10は加工情報検索手
段9により検索された加工情報と、展開ルール及び自動
演算されたオフセット量等のパラメータに基づいて加工
条件列を作成する加工条件列作成手段、11は加工条件
列を作成するための展開ルールを記憶する展開ルール記
憶手段、12は加工条件列作成手段10により作成され
た加工条件列を記憶する加工条件列記憶手段である。
手段8に記憶された加工情報を加工情報検索手段9によ
り検索し、また、展開ルール記憶手段11から展開ルー
ルを読み出す。次に、加工条件列作成手段10が読み出
された展開ルールに基づいて前記加工情報検索手段9に
より検索された加工情報を加工順番に並べると共にオフ
セット量等のパラメータを自動演算して加工条件列を作
成する。該作成された加工条件列は加工条件列記憶手段
12に記憶される。その後、加工処理のとき加工回数に
応じて、上記加工条件列から電気条件、オフセット量、
テーブル送り速度等の加工情報を呼び出して加工を実行
する。
すフローチャートに従い説明する。1つの製品を加工す
るには、まず、作成すべき加工条件列の個数を読み込む
(S20)。次に、加工板厚、仕上げ面粗さの組み合わ
せが複数種類あるが、その1つ目の組み合わせのための
検索コマンドを読み込む(S21)。検索コマンドは、
ワイヤ電極、工作物材質、加工板厚、仕上げ面粗さの検
索因子と加工条件列番号からなり、下記の通りである。
イヤ電極)、m(工作物材質)、t(加工板厚)の各パ
ラメータで加工情報記憶手段8から該当する加工情報を
検索する(S22)。次に、r(仕上げ面粗さ)のパラ
メータにより展開ルール記憶手段11から展開ルールを
選択し(S23)、その展開ルールに従い検索した加工
情報の中から必要な情報だけを取り出し、加工順番に並
べる(S24)。ここで、展開ルールとは加工回数と加
工順番を規定するものであり、加工順番は1つの加工情
報における放電エネルギーの大きさに基づいて並べられ
る。1つの加工情報に入っているデータは次の通りであ
る。
Vgまでの電気条件、Fのテーブル送り速度、オフセッ
ト量からなり、加工パラメータとしてのオフセット量は
演算が必要であり(S25)、その演算式は次のような
ものである。
度、オフセット量を並べたものが加工条件列となり(S
26)、加工物に対する必要な個数分検索コマンドによ
り作られる。最後に、工作物に対するすべての加工条件
列が作成できたか否かを判断し(S27)、作成できた
と判断した場合には、加工処理を実行する(S28)。
動作について、図3に示すフローチャートに従い説明す
る。加工回数カウンタをリセットした(S29)後、加
工回数カウンタをカウントアップし(S30)、加工条
件列番号の読み込みを実行し(S31)、加工回数の読
み込みを行う(S32)。その後、電気条件パック、オ
フセット量、テーブル送り速度の出力を行い(S3
3)、電気条件パック、オウセット量テーブル送り速度
の設定を行う(S34)。その後、加工電源をONして
(S35)、加工処理が終了したか否かを判断する(S
36)。その結果、加工処理が終了したと判断した場合
には、次の形状へと進む(S37)。
て説明する。図4に加工情報の一例を示す。各加工情報
は加工情報番号ごとに加工情報記憶手段8に記憶されて
いる。加工情報検索手段9による検索は、加工情報の中
のワイヤ電極(w)、工作物材質(m)、加工板厚
(t)により実行し、加工情報は加工条件列作成手段1
0に転送される。
各仕上げ面粗さごとに、加工順番に応じて放電エネルギ
ーを下げて加工する。そのため、その方法を規定する展
開ルールは各仕上げ面粗さごとに、加工順番に応じた放
電エネルギーからなり、仕上げ面粗さのパラメータ
(r)により選択された展開ルールを加工条件列作成手
段10に転送する。
る。加工条件列作成手段10に転送された加工情報を上
記展開ルールに基づき、その加工情報の中の放電エネル
ギーに応じて加工順番に並べる。次に、オフセット量を
上記した演算式により加工順番ごとに演算する。その
後、加工条件列の作成を完了し、作成された加工条件列
は加工条件列記憶手段12に転送され、加工条件列番号
ごとに記憶される。
情報を自動検索し、加工条件列を自動作成することによ
り、主制御装置での加工パラメータの設定が不要にな
り、正確に短時間で加工前の準備を行うことができ、ま
た、容易に多数の加工条件列を作成できるため、工作物
において、加工板厚、仕上げ面粗さの組み合わせが多数
ある場合でも連続加工が容易にできる。
の構成を示す説明図である。
ローチャートである。
すフローチャートである。
である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 加工情報を記憶する加工情報記憶手段か
ら所定のパラメータに応じて所定の加工情報を自動検索
し、該検索された加工情報を展開ルールを記憶する展開
ルール記憶手段から所定のパラメータに応じて読み出さ
れた展開ルールに基づいて加工順番に並べると共にオフ
セット量等のパラメータを自動演算して加工条件列を作
成することを特徴とする放電加工方法。 - 【請求項2】 加工情報を記憶する加工情報記憶手段
と、前記加工情報記憶手段から所定のパラメータに応じ
て所定の加工情報を自動検索する加工情報検索手段と、
展開ルールを記憶する展開ルール記憶手段と、前記展開
ルール記憶手段から所定のパラメータに応じて読み出さ
れた展開ルールに基づいて前記加工情報検索手段により
検索された加工情報を加工順番に並べると共にオフセッ
ト量等のパラメータを自動演算して加工条件列を作成す
る加工条件列作成手段とを具備したことを特徴とする放
電加工装置。 - 【請求項3】 ワイヤ電極と工作物との間隙に加工液を
介して電圧を印加し放電を生じさせて輪郭形状を加工す
る放電加工装置において、電気条件、テーブル送り速
度、放電ギャップ等の加工情報を記憶する加工情報記憶
手段と、前記加工情報記憶手段からワイヤ電極、工作物
材質、加工板厚等のパラメータに応じて所定の加工情報
を自動検索する加工情報検索手段と、展開ルールを記憶
する展開ルール記憶手段と、前記展開ルール記憶手段か
ら所定のパラメータに応じて読み出された展開ルールに
基づいて前記加工情報検索手段により検索された加工情
報を加工順番に並べると共にオフセット量等のパラメー
タを自動演算して加工条件列を作成する加工条件列作成
手段とを具備したことを特徴とする放電加工装置。 - 【請求項4】 前記加工情報検索手段は、ワイヤ電極、
工作物材質、加工板厚、仕上げ面粗さの検索因子と、加
工条件列番号から成る検索コマンドにより前記加工情報
記憶手段から加工情報を自動検索することを特徴とする
前記請求項1、2記載の放電加工装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3173840A JP2697972B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 放電加工方法及びその装置 |
KR1019920011996A KR950010256B1 (ko) | 1991-07-12 | 1992-07-06 | 방전 가공 방법 및 그의 장치 |
US07/911,553 US5453592A (en) | 1991-07-12 | 1992-07-09 | Electrical discharge machining apparatus and method |
DE4222779A DE4222779C2 (de) | 1991-07-12 | 1992-07-10 | Vorrichtung für die Funkenerosionsbearbeitung |
DE4244938A DE4244938C2 (de) | 1991-07-12 | 1992-07-10 | Verfahren und Vorrichtung zum funkenerosiven Bearbeiten eines Werkstücks |
CH02200/92A CH689824A5 (fr) | 1991-07-12 | 1992-07-13 | Procédé et dispositif d'usinage par électro-érosion. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3173840A JP2697972B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 放電加工方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523915A JPH0523915A (ja) | 1993-02-02 |
JP2697972B2 true JP2697972B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=15968136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3173840A Expired - Lifetime JP2697972B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-15 | 放電加工方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697972B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016049578A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | ファナック株式会社 | 加工情報の管理機能を有するワイヤカット放電加工機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0775815B2 (ja) * | 1986-01-25 | 1995-08-16 | 松下電工株式会社 | 放電加工機の制御データ作成装置 |
JPH02153476A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-13 | Mitsubishi Electric Corp | 放電加工における加工条件設定装置 |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP3173840A patent/JP2697972B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016049578A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | ファナック株式会社 | 加工情報の管理機能を有するワイヤカット放電加工機 |
Also Published As
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---|---|
JPH0523915A (ja) | 1993-02-02 |
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