JP3488780B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3488780B2
JP3488780B2 JP07625196A JP7625196A JP3488780B2 JP 3488780 B2 JP3488780 B2 JP 3488780B2 JP 07625196 A JP07625196 A JP 07625196A JP 7625196 A JP7625196 A JP 7625196A JP 3488780 B2 JP3488780 B2 JP 3488780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、鍋を加熱して炊飯
を行なう炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に炊飯器は、タイマによる予約炊飯
が可能となっており、この予約炊飯の場合の準備として
は、まず炊飯用の鍋内に所定量の米と水を収容し、この
状態でタイマを操作して予約の設定を行なう。
【0003】この予約の設定としては、炊飯が完了する
ときの時刻を設定する方式と、現在時刻を基準にし、そ
の現在時刻から炊飯が完了するまでの時間を設定する方
式とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでが、このよう
な予約炊飯の場合、その予約時間が長いと、鍋内で米が
長時間水中に浸されることになる。米が水中に過剰に長
時間浸されると、炊き上がったときのご飯の食味が低下
する。
【0005】また、鍋内には所定量の米と、その米量に
対応した水量の水を収容するが、この際、その水の計量
が不適切で、水量に過不足が生じると、ご飯の炊き上が
り状態が悪化する。鍋の内側面には水量を計量するため
の目盛が施されているが、鍋の内側は目視しずらく、ま
たその内側が薄暗くなっている場合が多く、このため水
を的確に計量することが困難で、往々にして水量に過不
足が生じてしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、タイマによる予約炊飯が可能な炊飯器において、水
を収容する水タンク、およびこの水タンクに定期的に振
動を与える振動装置を備え、タイマによる予約炊飯のと
きに、米を収容した鍋内に、その鍋に対する加熱の開始
の所定時間前に、前記水タンク内の水を前記鍋内に供給
することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1の構成
に加え、予約炊飯の操作または通常炊飯の操作をしたと
きに、水タンク内の水が所定量より少ない場合に、水タ
ンク内の水が不足していることを報知するとともに、予
約炊飯のタイマ動作または通常炊飯による炊飯加熱を開
始させないことを特徴とする
【0008】請求項3に記載の発明は、水タンク内に水
を収容し、この水タンク内の水を炊飯開始前に鍋内の米
量に対応する量に計量して鍋内に供給し、この水の供給
後に炊飯加熱を行なう炊飯器において、予約炊飯の操作
または通常炊飯の操作をしたときに、水タンク内の水が
所定量より少ない場合に、水タンク内の水が不足してい
ることを報知するとともに、予約炊飯のタイマ動作また
は通常炊飯による炊飯加熱を開始させないことを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1ないし図3には、本発明
の第1の実施形態を示してある。図1には炊飯器の構造
を示してあり、符号1は炊飯器本体で、この炊飯器本体
1は下部ユニット2と上部ユニット3とからなり、下部
ユニット2は水平なベース部2aを備え、このベース部
2aの上に上部ユニット3が着脱可能に設けられてい
る。
【0010】上部ユニット3は筒状に形成され、この上
部ユニット3の上面の開口部からアルミニウム製の鍋4
が着脱可能に収納されている。そして下部ユニット2の
ベース部2aの上面には、上部ユニット3の内側の領域
の部分において誘導コイル5および鍋センサ6が設けら
れている。
【0011】鍋4の外底面には磁性金属材料からなる発
熱層7が設けられ、この発熱層7が前記誘導コイル5に
所定の間隔をあけて対向し、また発熱層7の中央部に前
記鍋センサ6が接触し、この鍋センサ6により鍋4の温
度が検出されるようになっている。
【0012】鍋4の周壁は、内板10と外板11とで二
重壁構造に構成され、その内板10と外板11との間が
真空層12となっている。また、鍋4の上端の開口縁部
にはその外側に折曲するフランジ部13が形成され、こ
のフランジ部13の全周に亘って取っ手14が取り付け
られている。この取っ手14は、例えばガラス繊維入り
のポリアミドやポリエチレンテレフタレート、あるいは
硬質シリコーンゴム等からなり、鍋4のフランジ部13
に接着剤またはねじ止めにより、あるいは金型を用いる
モールド成形により取り付けられている。
【0013】上部ユニット3の周壁は、内板15と外板
16とで二重壁構造に構成され、その内板15と外板1
6との間が真空層17となっている。そしてこの上部ユ
ニット3の上端部に鍋4の取っ手14が当接し、この当
接で鍋4が上部ユニット3内に水平に支持されている。
【0014】上部ユニット3の外側面の上部には、鍋4
の取っ手14の下側に通じる切欠部21が形成され、こ
の切欠部21により取っ手14の下側への指先の挿入が
可能な空間が確保されている。
【0015】鍋4の上面には蓋体23が設けられ、この
蓋体23はヒンジ装置24を介して下部ユニット2に上
下方向に回動可能に取り付けられている。この蓋体23
の下面には、アルミニウム製の下板25が取り付けら
れ、この下板25の周縁部に蓋パッキング26が設けら
れ、この蓋パッキング26が鍋4の上端部に密着し、前
記下板25により鍋4の上面の開口部が閉塞されるよう
になっている。
【0016】蓋体23には、鍋4内の蒸気を流出させる
蒸気口27が設けられ、また下板25の上面には、この
下板25を加熱する蓋ヒータ28および下板25の温度
を検出する蓋センサ29が設けられている。
【0017】下部ユニット2の内部には加熱基板32が
設けられ、この加熱基板32に前記誘導コイル5に所定
の高周波電流を供給するためのインバータ回路等が設け
られている。
【0018】さらに下部ユニット2の内底部には、モー
タ33で駆動される冷却ファン34が設けられ、前記冷
却ファン34に対向して下部ユニット2の底面に吸気口
35が形成され、さらに下部ユニット2の側面に排気口
36が形成されている。
【0019】そして前記冷却ファン34の回転により下
部ユニット2の外部の空気が吸気口35から下部ユニッ
ト2内に吸入されるとともに、この空気が前記加熱基板
32に向けて送風され、この送風空気で加熱基板32が
冷却されるようになっている。
【0020】下部ユニット2の一端側の上面部には、炊
飯用の水を収容するための水タンク39が着脱可能に、
または固定して設けられている。そしてこの水タンク3
9の側面に、炊飯量(米量)に対する標準の水量を表示
する計量目盛40が印刷等により施されている。例え
ば、炊飯量(米量)が1,2,3,4,5カップ(合)
のときの標準水量の水位位置を示す目盛が施されてい
る。なお、炊きあがりのご飯が柔らかめ目、硬め等とな
る水量調節範囲を標準の水位とともに併記して表示する
ようにすれば、より好ましい。
【0021】そして水タンク39はその全体が透明か、
あるいは計量目盛40が施されている部分が透明となっ
ていて、その透明部を通して内部の水位を確認すること
ができるようになっている。
【0022】水タンク39の底部には、浄水フィルタ4
1を介して給水管42が接続され、この給水管42はそ
の先端側が下部ユニット2の内部から前記蓋体23の内
部に導入され、さらに蓋体23の下板25を貫通し、そ
の先端の開口が注水口43として鍋4内に向って開放し
ている。
【0023】給水管42の途中には、ギアポンプ、真空
ポンプ等の給水ポンプ44が設けられ、この給水ポンプ
44の駆動により水タンク39内の水が給水管42を通
して鍋4内に注入されるようになっている。
【0024】下部ユニット2には水タンク39を振動さ
せるための振動装置45が設けられ、また水タンク39
の上面の開口部にはタンクカバー46が着脱自在に被冠
されている。
【0025】下部ユニット2の前端部には操作パネル4
8が取り付けられ、この操作パネル48の裏面側にタイ
マ機能を備えた制御部49が設けられている。操作パネ
ル48の前面には、図2に示すように、時計と炊き上が
りの予約時刻と炊飯コースを表示する液晶表示部50
と、炊飯、保温(普通、低温)、予約、給水を表示する
各ランプ51a〜51eを備えたLED表示部52と、
炊飯、保温、予約等の設定を行なう各種のスイッチ53
a〜53gを備えた設定操作部54とが設けられてい
る。
【0026】この炊飯器を使用する際には、まず鍋4内
に所定量の米を収容し、鍋4の上面を蓋体23で閉じ
る。鍋4内に収容する米としては、洗米が不要な精米
や、研米処理を施した不洗米、あるいは水洗いして水切
りをした洗米を用いる。また、鍋4内に収容した米の量
に応じる水量の水を水タンク39内に収容する。この状
態で、操作パネル48の予約スイッチ51を操作し、希
望する炊き上がりの時刻である予約時刻を設定する。
【0027】図3には、予約時刻の設定から炊飯の開始
までの行程を示してあり、予約時刻が設定されると、こ
れに応じて制御部49のタイマが動作し、予約時刻の1
時間前に達すると、制御部49の制御により給水ポンプ
44が駆動され、この給水ポンプ44の動作で水タンク
39内の水が給水管42を通して鍋4内に注入される。
【0028】水の注入は3分間程度で完了し、この注水
の完了がセンサ(図示せず)により検出される。水の注
入が完了し、かつ予約時刻の55分前になると、炊飯が
開始される。
【0029】すなわち、加熱基板32のインバータ回路
により誘導コイル5に高周波電流が供給され、この高周
波電流により誘導コイル5に交番磁界が発生し、これに
伴いその磁界中に配置する鍋4の発熱層7に渦電流が流
れ、この渦電流によるジュール熱で発熱層7が発熱し、
この熱が鍋4に伝導し、これにより鍋4内の水が加熱さ
れ、炊飯が行なわれる。鍋4の温度は鍋センサ6により
逐次検出され、この検出温度に応じて、予め設定された
制御シーケンスに従って鍋4の加熱量が調整される。
【0030】鍋4が所定の炊き上げ温度に達したのちに
は、鍋センサ6の検出に基づいて鍋4に対する加熱が停
止し、むらしに移行し、予約時刻に達したときに、これ
がブザーにより報知され、保温に切り換わる。
【0031】鍋4内に対する水の供給は、炊飯が開始す
る直前に行なわれ、したがって鍋4内で米が長時間水中
に浸されることがなく、このためご飯が炊き上がったと
きの食味の低下が防止される。
【0032】ところで、従来においては、鍋内に米と水
が収容され、予約炊飯のときに、この状態で鍋内の水が
長時間放置され、この放置により水の腐敗の恐れが生
じ、また乳酸菌の繁殖で水に酸味が加わり、異臭が強く
なる。この状態で炊飯が行なわれた場合、炊き上がった
ご飯は、酸味臭が強く、甘酸っぱい味がし、ご飯の食味
が低下する。そして、この状態で保温が行なわれると、
ご飯が早期に腐敗してしまう。
【0033】米を浸している水の水温が高いときと低い
ときとでは、その水の腐敗や乳酸菌の繁殖が生じるまで
の時間に差があるが、概ね14時間を越えると腐敗や乳
酸菌の繁殖が生じる。特に夏場等の水温が25℃以上と
なるような場合には、10時間程度の短時間の放置で腐
敗や乳酸菌の繁殖が生じてしまう。
【0034】そこで、タイマによる予約時間が14時間
を越えるような場合には、強制的にその予約時間を14
時間に固定する方法や、12時間時計を用いて12時間
を越える予約設定が行なえないようにしたものが実用化
されているが、これであると予約時間に制約が加わり、
使用性が悪くなるばかりでなく、上述したように、夏場
においては10時間程度の放置でも腐敗に至り、また6
〜9時間程度でも炊き上げたご飯の食味が低下する。
【0035】ところが、本発明の実施形態においては、
予約時刻が設定されてタイマが動作を開始してから2時
間が経過したときには、振動装置45が駆動され、この
振動装置45により水タンク39に小刻みな振動が加え
られ、この振動で水タンク39内の水が小刻みに流動す
る。
【0036】水タンク39に対する振動が5分間継続す
ると、振動が停止し、再び2時間が経過すると、振動装
置45が再び駆動され、水タンク39に対して再び5分
間振動が加えられる。この動作が、予約時刻の1時間前
に達するまでの間、つまり注水が開始するまでの間、定
期的に繰り返される。
【0037】したがって、水タンク39内の水は、その
定期的に繰り返される振動で、長時間滞留せずに、その
振動の都度、小刻みに流動し、このため予約時間が長時
間に設定され、水タンク39内の水が長時間放置される
場合であっても、その腐敗が防止される。
【0038】なお、水タンク39内の水を流動させる手
段としては、振動装置45を用いる場合のほか、水タン
ク39の全体を振り動かす振り子方式、超音波振振動子
を用い、水が霧化しない程度の周波数で水を振動させる
方式、水タンク39内に気泡を供給する方式、水タンク
39を回転させる方式、水タンク39内に水を循環させ
る方式等を採用することも可能である。
【0039】雨水の溜め水や下水の溜め水は、10時間
程度滞留して溜り水になると腐敗することが知られてい
る。一方、水出しコーヒーのように定期的に気泡が発生
したり、船に積んでゆれている状態では水は流れている
川のように腐敗しないことが知られており、これと同様
に水タンク39内の水を定期的に流動させることによ
り、長時間の放置であってもその腐敗を防止することが
できる。
【0040】炊飯が完了した後の任意の時点には、蓋体
23をヒンジ装置24を支点にして上方に回動し、鍋4
の上面を開放してその内部の炊き上がったご飯をよそ
う。ところで、鍋4を支持した上部ユニット3は、下部
ユニット2のベース部2aの上に着脱可能に配置されて
おり、したがって蓋体23を開放し、上部ユニット3を
鍋4と一体に持ち上げ、これのみを食卓等の上に運んで
鍋4内のご飯をよそうこともできる。
【0041】この場合、鍋4の周側壁が真空層12を有
する二重壁構造に構成され、さらに下部ユニット3の周
側壁が真空層17を有する二重壁構造に構成されている
から、その断熱作用により鍋4内のご飯の温度低下を抑
制し、良好に保温することができる。そして、この場合
には、鍋4の上面の開口部に適宜な蓋板を乗せて内部へ
の異物の侵入を防止する。
【0042】また、下部ユニット2のベース部2aの上
から上部ユニット3を取り除くと、そのベース部2aの
上面が開放されるから、このベース2aの上に磁性金属
を備える鍋4とは別の容器を乗せ、この容器を誘導コイ
ル5による電磁誘導加熱により加熱して別の調理を行な
うこともできる。
【0043】一方、予約炊飯によらない通常炊飯の場合
においては、まず鍋4内に所定量の米を収容し、また鍋
4内に収容した米の量に応じる水量の水を水タンク39
内に収容する。
【0044】この状態で、操作パネル48の炊飯スイッ
チ51を操作する。この操作に応じて、制御部49の制
御により給水ポンプ44が駆動され、この給水ポンプ4
4の動作で水タンク39内の水が給水管42を通して鍋
4内に注入される。そしてこの注水が完了した後に、加
熱基板32のインバータ回路により誘導コイル4に高周
波電流が供給され、炊飯が開始される。鍋4が所定の炊
き上げ温度に達したのちには、鍋センサ6の検出に基づ
いて鍋4に対する加熱が停止し、むらしに移行し、これ
がブザーにより報知され、保温に切り換わる。
【0045】通常炊飯および予約炊飯のいずれの場合に
おいても、その炊飯準備時に、鍋4内に米を収容し、そ
の米量に対応した水量の水を水タンク39内に収容する
わけであるが、その水の収容用の水タンク39は鍋4と
は別個に構成され、この水タンク53に計量目盛54が
施されており、したがってこの水タンク53内に収容し
た水量を水タンク53の外側からその計量目盛54に基
づいて容易に計量することができ、従来のように鍋4内
を覗き込んで計量する場合に比べ、その計量を簡便かつ
正確に行なうことができる。
【0046】鍋4内に収容する米として、洗米が不要な
精米や、研米処理を施した不洗米を使用した場合には、
その洗いの作業が不要で手間がかからない。また水洗い
して水切りをした洗米を使用する場合、長時間の予約設
定でその洗米が長期間放置されると、米表面に割れが生
じたり、表面状態が悪化する恐れがあるが、洗米が不要
な精米や、研米処理を施した不洗米を使用した場合には
このような恐れが生じることもない。
【0047】水タンク53内の水は浄化フィルタ41を
通して鍋4内に供給され、したがって水タンク53内に
塵埃等の異物が混入していても、それを浄化フィルタ4
1で除去し、鍋4内には常に清浄な水を供給することが
できる。
【0048】この浄化フィルタ41としては、中空糸フ
ィルタや活性炭を用いたり、あるいは麦飯石やサンゴ化
石等の粉末を固めたものを使用して水の活性化を図るよ
うに構成することも可能である。
【0049】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。この第2の実施形態においては、操作パネル4
8の前面の設定操作部54に、図5に示すように、炊飯
量を1,2,3,4,5合に設定する炊飯量設定スイッ
チ55a〜55eが設けられている。そしてこの炊飯量
設定スイッチ55a〜55eの設定操作に基づいて、制
御部49が給水ポンプ44の駆動時における駆動時間を
その設定された炊飯量に応じた時間に制御し、この制御
で鍋4内に収容された米量に対応する水量の水をその鍋
4内に供給するようになっている。すなわち、水タンク
39内の水を鍋4内の米量に対応した水量に自動的に計
量して鍋4内に供給するようになっている。
【0050】また、水タンク39の下方部には、図4に
示すように、水タンク39の重量に基づいてその水タン
ク39内に対する水の収容の有無や水量を検出する水検
知装置47が設けられている。
【0051】この第2の実施形態の場合においては、鍋
4内に希望する炊飯量に対応する所定量の米を収容し、
また水タンク39内にはその米量に対応する水量より多
い適当な量の水を収容する。
【0052】そして操作パネル48の炊飯量設定スイッ
チ55a〜55eのうちの前記希望した炊飯量、例えば
3合の炊飯量に対応する設定スイッチ55cを操作す
る。また、予約炊飯の場合には、操作パネル48の予約
スイッチ53bを操作し、通常炊飯の場合には炊飯スイ
ッチ53aを操作する。
【0053】この操作に応じて、予約炊飯の場合には、
制御部49のタイマが動作し、予約時刻の1時間前に達
すると、制御部49の制御により給水ポンプ44が駆動
され、この給水ポンプ44の動作で水タンク39内の水
が給水管42を通して鍋4内に注入される。
【0054】この際、給水ポンプ44の駆動時間が制御
部49により鍋4内の米量に対応する所定の時間に制御
され、この制御で鍋4内には米量に対応する水量の水が
注入される。そして予約時刻の55分前になると、炊飯
が開始される。
【0055】また、通常炊飯の場合には、炊飯スイッチ
53aの操作に応じて、制御部49の制御により給水ポ
ンプ44が所定時間駆動され、この給水ポンプ44の動
作で水タンク39内の水が給水管42を通して米量に対
応する水量だけ注入される。そしてこの後、炊飯が開始
される。
【0056】一方、水タンク39内に水を収容するのを
忘れたり、収容した水量が不足している場合には、これ
が水検知装置47によりそれが検出され、この検出に基
づいて操作パネル48のLED表示部52に設けられた
給水ランプ51eが点灯するとともに、ブザーによる報
知が行なわれ、かつ予約炊飯や通常炊飯の設定がキャン
セルされる。
【0057】なお、鍋4内に米量に対応する所定量の水
を計量して供給する手段として、鍋4の下に重量センサ
を設け、この重量センサによる検出信号で鍋4の全体が
所定の重量となるまで給水ポンプ44を駆動する制御方
式を採用することも可能である。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、予約炊
飯のときに、その炊飯開始の所定時間前において鍋内に
水を供給するようにしたから、鍋内で米が長時間水中に
浸されるようなことがなく、したがって炊き上げたご飯
の食味の低下を防止することができる。
【0059】
【0060】請求項2および3の発明によれば、水タン
ク内の水が所定量より少ない場合に、水タンク内の水が
不足していることが報知され、かつ予約炊飯のタイマ動
作または通常炊飯による炊飯が開始せず、したがって水
不足による炊き上げ不良の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る炊飯器を示す断
面図。
【図2】その炊飯器の操作パネルを示す正面図。
【図3】その炊飯器における予約時刻の設定から炊飯の
開始までの行程を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る炊飯器を示す断
面図。
【図5】その炊飯器の操作パネルを示す正面図。
【符号の説明】
4…鍋 39…水タンク 40…計量目盛 44…給水ポンプ 49…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−35620(JP,A) 特開 昭61−272014(JP,A) 実開 平4−14015(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイマによる予約炊飯が可能な炊飯器にお
    いて、 水を収容する水タンク、およびこの水タンクに定期的に
    振動を与える振動装置を備え、タイマによる予約炊飯の
    ときに、米を収容した鍋内に、その鍋に対する加熱の開
    始の所定時間前に、前記水タンク内の水を前記鍋内に供
    給することを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】予約炊飯の操作または通常炊飯の操作をし
    たときに、水タンク内の水が所定量より少ない場合に、
    水タンク内の水が不足していることを報知するととも
    に、予約炊飯のタイマ動作または通常炊飯による炊飯加
    熱を開始させないことを特徴とする請求項1に記載の
    飯器。
  3. 【請求項3】水タンク内に水を収容し、この水タンク内
    の水を炊飯開始前に鍋内の米量に対応する量に計量して
    鍋内に供給し、この水の供給後に炊飯加熱を行なう炊飯
    器において、 予約炊飯の操作または通常炊飯の操作をしたときに、水
    タンク内の水が所定量より少ない場合に、水タンク内の
    水が不足していることを報知するとともに、予約炊飯の
    タイマ動作または通常炊飯による炊飯加熱を開始させな
    いことを特徴とする炊飯器。
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