JPH05280748A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH05280748A
JPH05280748A JP7743492A JP7743492A JPH05280748A JP H05280748 A JPH05280748 A JP H05280748A JP 7743492 A JP7743492 A JP 7743492A JP 7743492 A JP7743492 A JP 7743492A JP H05280748 A JPH05280748 A JP H05280748A
Authority
JP
Japan
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sensor
heated
cooking
height
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP7743492A
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English (en)
Inventor
Minoru Takagi
稔 高木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に調理を行うものでありながら、被加
熱物を収納する容器の種類にかかわらず、被加熱物を過
不足なく適切に加熱する。 【構成】 加熱調理室4内に収容された被加熱物をマグ
ネトロン5によって高周波加熱するものにおいて、被加
熱物の個数を検出する個数センサ34を設けると共に、
被加熱物の高さを検出する高さセンサ15を設け、そし
て、高さセンサ15により検出した被加熱物の高さに基
づいて該被加熱物を収容している容器の種類を判断し、
この判断した容器の種類と個数センサ34により検出し
た被加熱物の個数とによって、被加熱物の総量を正確に
判断するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理室内に収容さ
れた被加熱物を高周波加熱するマグネトロンを備えて成
る電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジの一例として、加熱調理室内
に収容された被加熱物の重量を検出する重量センサを設
け、この重量センサにより検出した被加熱物の重量に基
づいて調理時間を決定し、自動的に調理を行うように構
成したものがある。この構成では、使用者が調理時間を
設定する操作をしなくても良いから、操作性が向上し使
い勝手が良くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被加熱物と
して例えば酒を暖める調理を行う場合、酒を入れる容器
としては、グラス、1合徳利、2合徳利などいろいろな
ものがあり、各容器自体の重量が種々異なると共に、各
容器内に収容される酒の量も同じであったり異なったり
する。このような酒をあたため調理する場合、上記従来
構成では、容器と酒の合計重量を重量センサにより検出
し、その検出した合計重量に基づいて調理時間を決定し
ているので、決定した調理時間は、酒の単独重量に正確
には対応していない。即ち、容器の種類によっては、酒
をあたため過ぎたり、あたためが不足したりするという
問題点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、自動的に調理を
行うものでありながら、被加熱物を収納する容器の種類
にかかわらず、被加熱物を過不足なく適切に加熱するこ
とができる電子レンジを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
加熱調理室内に収容された被加熱物を高周波加熱するマ
グネトロンを備えて成る電子レンジにおいて、前記被加
熱物の個数を検出する個数センサを備えると共に、前記
被加熱物の高さを検出する高さセンサを備え、そして、
前記個数センサにより検出された前記被加熱物の個数並
びに前記高さセンサにより検出された前記被加熱物の高
さに基づいて前記マグネトロンを制御する加熱制御手段
を備えたところに特徴を有する。
【0006】
【作用】上記手段によれば、高さセンサにより検出した
被加熱物の高さによって、被加熱物を収容している容器
の種類がわかる。この容器の種類がわかることにより、
1個の容器内に収容されている被加熱物の量を正確に判
断することができる。そして、個数センサにより検出し
た被加熱物の個数と、上記したように判断した1個の容
器内の被加熱物の量とから、被加熱物の総量を正確に判
断することができる。これにより、正確に判断した被加
熱物の総量に対応する加熱時間を設定することが可能に
なるから、加熱し過ぎたり、或いは、加熱が不足したり
することを防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。まず、電子レンジの全体構成を示す
図1において、電子レンジ本体1は、本体ケース2とそ
の内部に配設された内ケース3とから構成されている。
この内ケース3の内部が加熱調理室4となっている。加
熱調理室4の前面開口部は、図示しない扉により開閉さ
れるようになっている。
【0008】上記電子レンジ本体1内における加熱調理
室4の右側には、機械室(図示しない)が設けられてお
り、この機械室内にマグネトロン5(図3参照)、高周
波トランス(図示しない)、冷却ファン装置(図示しな
い)等が配設されている。上記マグネトロン5は、マイ
クロ波を加熱調理室4内へ供給して、該加熱調理室4内
に収容された被加熱物である食品を高周波加熱するもの
である。上記冷却ファン装置は、図示しない冷却ファン
とこの冷却ファンを回転駆動する冷却ファンモータ6
(図3参照)とから構成されている。
【0009】また、加熱調理室4の内底部には、回転軸
7が上方に向けて突設されており、この回転軸7の上部
に回転皿8が着脱可能に装着されている。回転軸7即ち
回転皿8は、ターンテーブルモータ9(図3参照)によ
り回転駆動されるように構成されている。上記回転皿8
上に、被加熱物が載置されるようになっている。図1に
は、被加熱物として例えば酒を収容した徳利10を回転
皿8上に載置した状態を示している。
【0010】上記加熱調理室4内の後壁部の左端上部に
は、多数の貫通孔からなる排気口11が設けられてい
る。この排気口11から電子レンジ本体1の外部へ通じ
る排気通路12内には、図2に示すように、ガスセンサ
13及びアルコールセンサ14が配設されている。ガス
センサ13は、被加熱物から発生する水蒸気等のガスを
検出するセンサである。また、アルコールセンサ14
は、被加熱物から発生するアルコールガスを検出するセ
ンサである。
【0011】さて、加熱調理室4内の左右の側壁には、
図1に示すように、高さセンサ15が配設されている。
この高さセンサ15は、例えば透過形光センサから構成
されており、本実施例の場合、例えば7対の透過形光セ
ンサを上下方向へ15〜20mm程度の間隔をおいて配
設している。具体的には、7対のうちの上側の4対の透
過形光センサは、加熱調理室4の右側壁の上部後部に配
設された基板16に上下方向にほぼ等間隔で取付けられ
た投光素子17,18,19,20と、加熱調理室4の
左側壁の上部前部に配設された基板21に上下方向にほ
ぼ等間隔で取付けられた受光素子22,23,24,2
5とから構成されている。
【0012】また、7対のうちの下側の3対の透過形光
センサは、加熱調理室4の右側壁の下部後部に配設され
た基板26に上下方向にほぼ等間隔で取付けられた投光
素子27,28,29と、加熱調理室4の左側壁の下部
後部に配設された基板30に上下方向にほぼ等間隔で取
付けられた受光素子31,32,33とから構成されて
いる。この場合、最下位置の投光素子29及び受光素子
33は、他のものよりも若干後方へ片寄った位置に配設
されている。
【0013】このような構成の高さセンサ15により、
被調理物の高さ即ち高さ寸法を検出できるようになって
いる。具体的には、回転皿8を1回転させると、その間
に、被調理物の高さよりも下側に位置する透過形光セン
サの受光素子は対向する投光素子からの光を受光できな
くなるタイミングがあると共に、被調理物の高さよりも
上側に位置する透過形光センサの受光素子は対向する投
光素子からの光を受光し続ける。従って、回転皿8を1
回転させる間における各受光素子の受光状態の変化に基
づいて、被調理物の高さを検出することができる。
【0014】一方、加熱調理室4内の左側壁の中央部位
には、個数センサ34が配設されている。この個数セン
サ34は、例えば反射形光センサから構成されており、
加熱調理室4の左側壁に配設された基板35に前後に取
付けられた投光素子36及び受光素子37からなる。上
記個数センサ34により、被調理物の個数を検出できる
ようになっている。
【0015】具体的には、回転皿8を1回転させると、
その間に、回転皿8上に載置された全ての被加熱物が個
数センサ34に近接して、該個数センサ34の反射形光
センサにより近接した被加熱物の存在が検出される。従
って、回転皿8を1回転させる間に、個数センサ34が
検出した被加熱物の数をカウントすることにより、被調
理物の個数を検出できる。
【0016】尚、加熱調理室4の底部には、重量センサ
38(図3参照)が配設されている。この重量センサ3
8は、回転軸7を介して回転皿8上に載置された被加熱
物の重量を該被加熱物を収容する容器の重量も含んで検
出するように構成されている。また、電子レンジ本体1
の前面右部には、操作パネル39が配設されている。こ
の操作パネル39上には、調理時間や調理モード等を表
示するための表示器40(図3参照)並びに各種のスイ
ッチ41(図3参照)が配設されている。
【0017】また、電気的構成を示す図3において、加
熱制御手段である制御回路42は、マイクロコンピュー
タを含んで構成されており、内部のメモリに電子レンジ
全体の運転を制御するための制御プログラムを記憶して
いる。この制御回路42は、各種スイッチ41からの各
種スイッチ信号、重量センサ38からの重量検出信号、
ガスセンサ13からの検出信号、アルコールセンサ14
からの検出信号、個数センサ34からの個数検出信号、
高さセンサ15からの高さ検出信号を受けるように構成
されている。
【0018】そして、上記制御回路42は、マグネトロ
ン5、冷却ファンモータ6及びターンテーブルモータ9
を駆動回路43を介して駆動制御すると共に、表示器4
0を駆動制御するようになっている。
【0019】次に、上記構成の作用を図4ないし図6も
参照して説明する。図4ないし図6は、制御プログラム
の内容を示すフローチャートである。まず、図示しない
プラグが電源コンセントに接続されると、イニシャライ
ズ処理(初期設定)が実行される(ステップS1)。こ
の初期設定では、制御用のデータやフラグ等が初期化さ
れる。
【0020】この状態で、使用者が被加熱物を加熱調理
室4内に収容すると共に、扉を閉める。これにより、ス
テップS2にて「YES」へ進み、調理メニュー選択キ
ーが操作されるまで待機する(ステップS3)。ここ
で、飲み物あたためキーが操作されると、ステップS4
にて「YES」へ進む。尚、飲み物あたためキー以外の
キーが操作された場合即ち他の調理メニューを行う場合
の処理については、本実施例では説明を省略する。
【0021】続いて、ステップS5において、調理中の
表示が表示器40に表示されると共に、庫内灯が点灯さ
れ、更に、冷却ファンモータ6及びターンテーブルモー
タ9が駆動される。また、ここでは、重量センサ38に
より被加熱物の重量が検出されると共に、高さセンサ1
5により被加熱物の高さが検出され、個数センサ34に
より被加熱物の個数が検出される。これら検出された高
さ、個数、重量は、制御回路42内のメモリに記憶され
る。
【0022】そして、マグネトロン5を駆動開始すると
共に、制御回路42に内蔵された減算タイマの初期値を
60秒にセットしてからその計時を開始する(ステップ
S6)。この時点即ち加熱調理開始時点から60秒間が
経過する間に、ガスセンサ13及びアルコールセンサ1
4から出力される各検出信号の電圧値V及びVAの各最
大値Vmax及びVAmaxを求めて記憶する(ステッ
プS7〜10)。尚、この60秒間に、扉が開放された
ときには、ステップS7にて「YES」へ進み、表示を
リセットすると共に、冷却ファンモータ6を10分間運
転してから(ステップS11)、ステップS1へ戻る。
【0023】さて、減算タイマの計時が終了したら、即
ち、60秒が経過したら、ステップS8にて「YES」
へ進み、その時点において、ガスセンサ13及びアルコ
ールセンサ14から出力される検出信号の電圧値V及び
VAを記憶する(ステップS12)。
【0024】続いて、ガスセンサ13及びアルコールセ
ンサ14から出力された電圧値V及びVAと最大値Vm
ax及びVAmaxとに基づいて、被加熱物である飲み
物が酒であるか、酒以外の飲み物であるかを判断する
(ステップS13)。具体的には、次式によって判断す
る。
【0025】 (VAmax−VA)/VAmax−(Vmax−V)
/Vmax≧0.04 上記式の左辺の計算値が0.04以上であるときは、被
加熱物が酒であると判断し、一方、計算値が0.04未
満であるときは、酒以外の飲み物であると判断する。
【0026】今、被加熱物が酒であるとすると、ステッ
プS13にて「YES」へ進み、「酒かん」の表示を表
示器40に表示する(ステップS14)。続いて、酒を
入れている容器がグラスであるか徳利であるかを判断す
る(ステップS15)。この判断においては、グラスに
酒を入れている場合、グラスに酒を入れたもの全体が透
明となるから、このようなものは高さセンサ15により
高さを検出することができないという事実を利用する。
【0027】ここで、酒を入れている容器が徳利である
場合は、高さセンサ15により高さを検出することがで
きるから、ステップS15にて「NO」へ進む。そし
て、ステップS16において、高さセンサ15により検
出した容器の高さに基づいて、容器の種類を判断する。
具体的には、容器の高さが150mm以下であるときは
容器が1合徳利であると判断し、容器の高さが150m
mを越えるときは容器が2合徳利(大型1合徳利)であ
ると判断する。
【0028】続いて、上記判断した容器の種類と個数セ
ンサ34により検出した個数に基づいて、調理時間を算
出設定する(ステップS17)。具体的には、容器が1
合徳利であるときは、1合徳利に入る酒の量がほぼ18
0ccであることから、次式によって調理時間を算出す
る。
【0029】y=53x+12.5 (1) ここで、yは調理時間(秒)、xは個数である。
【0030】また、容器が2合徳利であるときは、2合
徳利に入る酒の量がほぼ240ccであることから、次
式によって調理時間を算出する。
【0031】y=64.8x+12.5 (2) 一方、酒を入れている容器がグラスである場合は、高さ
センサ15により高さを検出することができないから、
ステップS15にて「YES」へ進む。そして、ステッ
プS18において、重量センサ38により検出した被加
熱物の重量に基づいて個数を判断する。この場合、重量
によって個数を判断する理由は、グラスに酒を入れたも
のは全体が透明となるから、反射形光センサからなる個
数センサ34によって個数を検出することができないた
めである。
【0032】尚、グラスに酒を入れたものの重量として
は、1個の場合は375.5g、2個の場合は747.
0g、3個の場合は1121.0g、4個の場合は14
90.8g等の計測値が予めわかっているから、これら
の計測値と重量センサ38による実測値とを比較して、
被加熱物の個数を判断する。この場合、重量センサ38
を個数センサとして用いている。
【0033】続いて、ステップS17へ進み、調理時間
を算出する。具体的には、容器がグラスであるときは、
グラスに入る酒の量がほぼ180ccであることから、
次式によって調理時間を算出する。
【0034】y=53x+12.5 (3) 次に、調理時間を算出設定した後は、この設定した調理
時間の間だけマグネトロン5による加熱運転を実行す
る。具体的には、ステップS19(図6参照)へ進み、
減算タイマに(調理時間y−60秒)の時間をセットす
ると共に、減算タイマの計時を開始する。そして、減算
タイマの計時が終了するまで、加熱運転を続ける(ステ
ップS21)。
【0035】尚、加熱運転中に、即ち、減算タイマの計
時の途中で、扉が開放されたときには、ステップS20
にて「YES」へ進み、減算タイマの計時を一時停止す
ると共に、マグネトロン5を停止させる(ステップS2
2)。この一時停止状態で、再び扉が閉塞された後、飲
み物あたためキーが再び操作されると、ステップS23
にて「YES」へ進み、減算タイマの計時を再開すると
共に、マグネトロン5による加熱運転を再開する。
【0036】この後、減算タイマの計時が終了すると、
即ち、設定された調理時間だけ加熱運転が行われると、
マグネトロン5が停止されると共に、調理終了を報知す
るためのブザーが1回鳴動され、更に、庫内灯が消灯さ
れる(ステップS24)。そして、実行した調理の種類
が酒のあたため(酒かん)調理であったときには、ステ
ップS25にて「YES」へ進み、冷却ファンモータ6
を10分間運転してから(ステップS26)、調理運転
を終了する。尚、実行した調理の種類が酒のあたため調
理でないときは、ステップS25にて「NO」へ進み、
調理運転を終了する。
【0037】さて、被加熱物が酒以外の飲み物、例えば
牛乳やコーヒー等である場合は、ステップS13(図5
参照)にて「NO」へ進み、「他の飲み物(牛乳)」の
表示を表示器40に表示する(ステップS27)。続い
て、ステップS28において、高さセンサ15により検
出した容器の高さに基づいて、容器の種類を判断する。
具体的には、容器の高さが70mm以下であるときは容
器がコーヒーカップであると判断し、容器の高さが70
mmを越え且つ100mm以下であるときは容器がマグ
カップであると判断し、容器の高さが100mmを越え
且つ140mm以下であるときは容器がグラスであると
判断し、容器の高さが140mmを越えるときは容器が
びんであると判断する。
【0038】ここで、容器がグラスであっても、その高
さを高さセンサ15即ち反射形光センサにより検出でき
る理由は、グラスが透明であっても、そのグラス内に収
容する飲み物が透明でないためである。
【0039】続いて、上記判断した容器の種類と個数セ
ンサ34により検出した個数に基づいて、調理時間を算
出設定する(ステップS17)。具体的には、容器がコ
ーヒーカップであるときは、コーヒーカップに入る飲み
物の量がほぼ160ccであることから、次式によって
調理時間を算出する。
【0040】y=68.45x+20 (4) また、容器がグラスであるときは、グラスに入る飲み物
の量がほぼ160ccであることから、次式によって調
理時間を算出する。
【0041】y=68.45x+20 (5) 更に、容器がマグカップであるときは、マグカップに入
る飲み物の量がほぼ240ccであることから、次式に
よって調理時間を算出する。
【0042】y=102.66x+20 (6) 更にまた、容器がびんであるときは、びんに入る飲み物
の量がほぼ240ccであることから、次式によって調
理時間を算出する。
【0043】y=102.66x+20 (7) 上記したように調理時間を算出設定した後は、ステップ
S19(図6参照)へ進み、この設定した調理時間の間
だけマグネトロン5による加熱運転を実行するようにな
っている。以下、前述した酒をあたためる調理を行う場
合と同様にして処理を実行する。
【0044】このような構成の本実施例によれば、高さ
センサ15により検出した被加熱物の高さによって、被
加熱物を収容している容器の種類を判断する構成とした
ので、この判断した容器の種類により、1個の容器内に
収容されている被加熱物の量を正確に判断することがで
きる。そして、個数センサ34により検出した被加熱物
の個数と、上記判断した1個の容器内の被加熱物の量と
から、被加熱物の総量を正確に判断することができる。
これにより、正確に判断した被加熱物の総量に対応する
加熱時間を適切に設定することが可能になるから、加熱
し過ぎたり、或いは、加熱が不足したりすることを確実
に防止できる。
【0045】尚、上記実施例では、調理時間を算出設定
するに際して、式(1)〜(7)を用いたが、これらの
式は、電子レンジの加熱出力が例えば500Wのものの
場合に適する式であり、これらに限られるものではな
く、加熱出力や加熱調理室の大きさや形状等に応じて適
宜式を作成して用いるようにすれば良い。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、被加熱物の個数を検出する個数センサを備えると共
に、被加熱物の高さを検出する高さセンサを備え、そし
て、個数センサにより検出された被加熱物の個数並びに
高さセンサにより検出された被加熱物の高さに基づいて
マグネトロンを制御する加熱制御手段を備える構成とし
たので、自動的に調理を行うものでありながら、被加熱
物を収納する容器の種類にかかわらず、被加熱物を過不
足なく適切に加熱することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電子レンジ全体の斜視
【図2】排気口周辺の正面図
【図3】ブロック図
【図4】フローチャート(その1)
【図5】フローチャート(その2)
【図6】フローチャート(その3)
【符号の説明】
1は電子レンジ本体、4は加熱調理室、5はマグネトロ
ン、6は冷却ファンモータ、8は回転皿、10は徳利、
11は排気口、13はガスセンサ、14はアルコールセ
ンサ、15は高さセンサ、34は個数センサ、38は重
量センサ(個数センサ)、39は操作パネル、42は制
御回路(加熱制御手段)を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理室内に収容された被加熱物を高
    周波加熱するマグネトロンを備えて成る電子レンジにお
    いて、 前記被加熱物の個数を検出する個数センサと、前記被加
    熱物の高さを検出する高さセンサと、前記個数センサに
    より検出された前記被加熱物の個数並びに前記高さセン
    サにより検出された前記被加熱物の高さに基づいて前記
    マグネトロンを制御する加熱制御手段とを備えたことを
    特徴とする電子レンジ。
JP7743492A 1992-03-31 1992-03-31 電子レンジ Pending JPH05280748A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7743492A JPH05280748A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 電子レンジ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007236513A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱装置および玄米の炊飯前処理方法
JPWO2011111382A1 (ja) * 2010-03-09 2013-06-27 パナソニック株式会社 冷蔵庫
KR20190003155A (ko) * 2017-06-30 2019-01-09 린나이코리아 주식회사 인덕션 레인지의 용기 검지 시스템

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