JPH05280746A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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Publication number
JPH05280746A
JPH05280746A JP7743592A JP7743592A JPH05280746A JP H05280746 A JPH05280746 A JP H05280746A JP 7743592 A JP7743592 A JP 7743592A JP 7743592 A JP7743592 A JP 7743592A JP H05280746 A JPH05280746 A JP H05280746A
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JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
sensor
heated
cooking
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP7743592A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Takagi
稔 高木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱物から発生するアルコールの検出精度
を高くし、被加熱物の加熱制御を正確に行う。 【構成】 加熱調理室2内の被加熱物をマグネトロン3
によって高周波加熱するものにおいて、被加熱物から発
生する水蒸気を検出するガスセンサ12を設けると共
に、被加熱物から発生するアルコールガスを検出するア
ルコールセンサ13を設け、そして、制御回路17によ
りアルコールセンサ13から出力されるアルコール検出
出力をガスセンサ12から出力される水蒸気検出出力に
基づいて補正するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理室内に収容さ
れた被加熱物を高周波加熱するマグネトロンを備えて成
る電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジの一例として、加熱調理室内
に収容された被加熱物の重量を検出する重量センサを設
け、この重量センサにより検出した被加熱物の重量に基
づいて調理時間を決定し、自動的に調理を行うように構
成したものがある。この構成では、使用者が調理時間を
設定する操作をしなくても良いから、操作性が向上し使
い勝手が良くなる。
【0003】ところが、被加熱物として例えば飲み物を
あたためる調理を行う場合、飲み物の種類によって、あ
たため調理後の温度を変える必要がある。具体的には、
飲み物として酒をかんするときには50〜54℃程度に
し、酒以外の飲み物として牛乳をあたためるときには6
0〜65℃程度にする必要がある。このため、飲み物の
重量だけに基づいて調理時間を決定すると、飲み物の種
類によっては、あたため過ぎたり、あたため不足が生じ
たりすることがあった。
【0004】従って、従来構成においては、調理メニュ
ー選択キーとして、酒かんキーと牛乳あたためキーを設
け、酒かんであるか、牛乳あたためであるかを、使用者
に選択させるようにしていた。このため、上記選択操作
が面倒であるという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、被加熱
物から発生するアルコールガスを検出するアルコールセ
ンサを設け、アルコールセンサからのアルコール検出信
号に基づいて被加熱物即ち飲み物にアルコールが含まれ
ているか否かを判断するように構成した電子レンジが考
えられている。この構成では、アルコールが含まれてい
ると判断した場合には、その飲み物が酒であると判断
し、酒用の調理時間をその重量に基づいて設定し、アル
コールが含まれていないと判断した場合には、酒以外の
飲み物用の調理時間をその重量に基づいて設定するよう
にしている。この構成の場合、使用者による選択操作が
不要になるから、使い勝手が向上する。
【0006】しかし、上記構成では、飲み物に含まれて
いるアルコールの検出精度が低いという問題点があっ
た。そこで、本発明者は、検出精度が低くなる原因を探
求してみた。以下、本発明者が発見したアルコール検出
精度が低くなる原因について述べる。
【0007】アルコールセンサの具体的な構成は、水蒸
気を検出するガスセンサの構成とほとんど同じであり、
ガスセンサのガス検出面にアルコールの検出感度を高め
るための膜を形成したものである。従って、アルコール
センサは、アルコールガスを検出すると共に、水蒸気を
も検出するように構成されている。即ち、アルコールセ
ンサから出力されるアルコール検出出力には、アルコー
ル検出分に加えて水蒸気検出分が含まれている。この水
蒸気検出分が含まれているために、アルコールセンサの
アルコール検出精度が低くなってしまうということがわ
かった。
【0008】そこで、本発明の目的は、被加熱物から発
生するアルコールガスの検出精度を高くすることができ
て、被加熱物の加熱制御を正確に行うことができる電子
レンジを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
加熱調理室内の被加熱物を高周波加熱するマグネトロン
を備えて成る電子レンジにおいて、前記被加熱物から発
生する水蒸気を検出するガスセンサを備えると共に、前
記被加熱物から発生するアルコールガスを検出するアル
コールセンサを備え、このアルコールセンサから出力さ
れるアルコール検出出力を前記ガスセンサから出力され
る水蒸気検出出力に基づいて補正する補正手段を備えた
ところに特徴を有する。
【0010】
【作用】上記手段によれば、補正手段によって、アルコ
ールセンサから出力されるアルコール検出出力をガスセ
ンサから出力される水蒸気検出出力に基づいて補正する
構成としたので、アルコールセンサから出力されるアル
コール検出出力から水蒸気検出分を取り除くことができ
る。従って、補正した後のアルコール検出出力は、アル
コール検出分だけとなるから、従来構成に比べて、アル
コールガスの検出精度が高くなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
ないし図8を参照しながら説明する。まず、電子レンジ
全体の構成を示す図4において、電子レンジ本体1の内
部には、加熱調理室2が設けられている。この加熱調理
室2の前面開口部は、図示しない扉により開閉されるよ
うになっている。
【0012】上記電子レンジ本体1内における加熱調理
室2の右側には、機械室(図示しない)が設けられてお
り、この機械室内にマグネトロン3(図6参照)、高周
波トランス(図示しない)、冷却ファン装置(図示しな
い)等が配設されている。上記マグネトロン3は、マイ
クロ波を加熱調理室2内へ供給して、該加熱調理室2内
に収容された被加熱物である例えば飲み物や食品を高周
波加熱するものである。上記冷却ファン装置は、冷却フ
ァンとこの冷却ファンを回転駆動する冷却ファンモータ
4(図6参照)とから構成されている。
【0013】また、加熱調理室2の内底部には、回転軸
5が上方に向けて突設されており、この回転軸5の上部
に回転皿6が着脱可能に装着されている。回転軸5即ち
回転皿6は、ターンテーブルモータ7(図6参照)によ
り回転駆動されるように構成されている。上記回転皿6
上に、被加熱物が載置されるようになっている。図4に
は、被加熱物として例えば酒を収容した徳利8を回転皿
6上に載置した状態が示されている。また、加熱調理室
2の底部には、重量センサ9(図6参照)が配設されて
おり、この重量センサ9は、回転軸5を介して回転皿6
上に載置された被加熱物の重量を検出するように構成さ
れている。
【0014】上記加熱調理室2内の後壁部の左端上部に
は、多数の貫通孔からなる排気口10が設けられてい
る。この排気口10から電子レンジ本体1の外部へ通じ
る排気通路11内には、図5に示すように、ガスセンサ
12及びアルコールセンサ13が配設されている。ガス
センサ12は、被加熱物から発生する水蒸気を検出する
センサであり、水蒸気検出出力として水蒸気検出信号を
出力する。また、アルコールセンサ13は、被加熱物か
ら発生するアルコールガスを検出するセンサであり、ア
ルコール検出出力としてアルコール検出信号を出力す
る。
【0015】尚、電子レンジ本体1の前面右部には、操
作パネル14が配設されている。この操作パネル14上
には、調理時間や調理の種類等を表示するための表示器
15(図6参照)並びに各種スイッチ16(図6参照)
が配設されている。
【0016】また、電気的構成を示す図6において、運
転制御手段である制御回路17は、マイクロコンピュー
タを含んで構成されており、内部のメモリに電子レンジ
全体の運転を制御するための制御プログラムを記憶して
いる。この制御回路17が、補正手段の機能を有してい
る。
【0017】上記制御回路17は、各種スイッチ16か
らの各種スイッチ信号、重量センサ9からの重量検出信
号、ガスセンサ12からの水蒸気検出信号、アルコール
センサ13からのアルコール検出信号を受けるように構
成されている。そして、上記制御回路17は、マグネト
ロン3、冷却ファンモータ4及びターンテーブルモータ
7を駆動回路18を介して駆動制御すると共に、表示器
15を駆動制御するようになっている。
【0018】次に、上記構成の作用を図1、図2、図
3、図7及び図8も参照して説明する。図1ないし図3
は、制御プログラムの内容を示すフローチャートであ
る。まず、図示しないプラグが電源コンセントに接続さ
れると、イニシャライズ処理(初期設定)が実行される
(ステップS1)。この初期設定では、制御用のデータ
やフラグ等が初期化される。
【0019】この状態で、使用者が被加熱物を加熱調理
室2内に収容すると共に、扉を閉める。これにより、ス
テップS2にて「YES」へ進み、調理メニュー選択キ
ーが操作されるまで待機する(ステップS3)。ここ
で、飲み物あたためキーが操作されると、ステップS4
にて「YES」へ進む。尚、飲み物あたためキー以外の
キーが操作された場合即ち他の調理メニューを行う場合
の処理については、本実施例では説明を省略する。
【0020】続いて、ステップS5において、調理中の
表示が表示器15に表示されると共に、庫内灯が点灯さ
れ、更に、冷却ファンモータ4及びターンテーブルモー
タ7が駆動される。また、ここでは、重量センサ9によ
り被加熱物の重量が検出され、その重量検出値が制御回
路17内のメモリに記憶される。
【0021】そして、マグネトロン3を駆動開始すると
共に、制御回路17に内蔵された減算タイマの初期値を
60秒にセットしてからその計時を開始する(ステップ
S6)。この時点即ち加熱調理開始時点から60秒間が
経過する間に、ガスセンサ12及びアルコールセンサ1
3から出力される各検出信号の電圧値V及びVAの各最
大値Vmax及びVAmaxを求めて記憶する(ステッ
プS7〜10)。尚、この60秒間の間に、扉が開放さ
れたときには、ステップS7にて「YES」へ進み、表
示器15の表示をリセットすると共に、冷却ファンモー
タ4を10分間運転してから(ステップS11)、ステ
ップS1へ戻る。
【0022】さて、減算タイマの計時が終了したら、即
ち、60秒が経過したら、ステップS8にて「YES」
へ進み、その時点即ち加熱調理開始から60秒後の時点
において、ガスセンサ12及びアルコールセンサ13か
ら出力される各検出信号の電圧値V及びVAを記憶する
(ステップS12)。
【0023】続いて、アルコールセンサ13から出力さ
れるアルコール検出出力をガスセンサ12から出力され
る水蒸気検出出力に基づいて補正した後、被加熱物が酒
であるか、酒以外の飲み物であるかを判断する(ステッ
プS13(図2参照))。具体的には、ガスセンサ12
及びアルコールセンサ13から出力された電圧値V及び
VAと最大値Vmax及びVAmaxとに基づいて、次
式によって、被加熱物が酒であるか、それ以外の飲み物
であるかを判断する。
【0024】 (VAmax−VA)/VAmax−(Vmax−V)
/Vmax≧0.04 上記式の左辺がアルコール検出出力を補正する部分であ
る。そして、この左辺の計算値(補正したアルコール検
出出力)が0.04以上であるときは、被加熱物である
飲み物が酒であると判断し、該計算値が0.04未満で
あるときは、酒以外の飲み物であると判断する。
【0025】具体的に説明すると、飲み物が酒である場
合には、ガスセンサ12及びアルコールセンサ13から
出力される各検出信号の電圧値V及びVAは、加熱調理
開始から図7に示すように変化する。この図7におい
て、曲線Aがガスセンサ12からの電圧値Vの変化を示
し、曲線Bがアルコールセンサ13からの電圧値VAの
変化を示す。この場合、Vmaxは1.99V、VAm
axは2.14Vであり、加熱調理開始から60秒経過
した時点のVは1.98V、VAは1.72Vである。
【0026】これら各値を上記式の左辺に代入して計算
すると、その計算値は0.185となる。この計算値
0.185は0.04よりも大きいから、飲み物の種類
が酒であることが判断される。
【0027】一方、酒以外の飲み物として例えば牛乳を
あたためる場合には、ガスセンサ12及びアルコールセ
ンサ13から出力される各検出信号の電圧値V及びVA
は、加熱調理開始から図8に示すように変化する。この
図8において、曲線Aがガスセンサ12からの電圧値V
の変化を示し、曲線Bがアルコールセンサ13からの電
圧値VAの変化を示す。この場合、Vmaxは2.01
V、VAmaxは2.14Vであり、加熱調理開始から
60秒経過した時点のVは2.00V、VAは2.14
Vである。
【0028】これら各値を上記式の左辺に代入して計算
すると、その計算値は−0.005となる。この計算値
−0.005は0.04よりも小さいから、飲み物の種
類が酒以外の飲み物であることが判断される。
【0029】さて、ステップS13において、今、飲み
物が酒であるとすると、ステップS13にて「YES」
へ進み、「酒かん」の表示を表示器15に表示する(ス
テップS14)。続いて、重量センサ9により検出した
重量検出値に基づいて、調理時間を算出設定する(ステ
ップS15)。具体的には、飲み物の種類が酒であるか
ら、次式によって調理時間を算出する。
【0030】T=0.16x+17 (1) ここで、Tは調理時間(秒)、xは重量(g)である。
【0031】次に、調理時間Tを算出設定した後は、こ
の設定した調理時間Tの間だけマグネトロン3による加
熱運転を実行する。具体的には、ステップS16へ進
み、減算タイマに(調理時間T−60秒)の時間をセッ
トすると共に、減算タイマの計時を開始する。そして、
減算タイマの計時が終了するまで、加熱運転を続ける
(ステップS(18)。
【0032】尚、加熱運転中に、即ち、減算タイマの計
時の途中で、扉が開放されたときには、ステップS17
にて「YES」へ進み、減算タイマの計時を一時停止す
ると共に、マグネトロン3を停止させる(ステップS1
9)。この一時停止状態で、再び扉が閉塞された後、飲
み物あたためキーが操作されると、ステップS20にて
「YES」へ進み、減算タイマの計時を再開すると共
に、マグネトロン3による加熱運転を再開する。
【0033】この後、減算タイマの計時が終了すると、
即ち、設定された調理時間だけ加熱運転が行われると、
マグネトロン3が停止されると共に、調理終了を報知す
るためのブザーが1回鳴動され、更に、庫内灯が消灯さ
れる(ステップS21)。そして、実行した調理の種類
が酒のあたため調理であったときには、ステップS22
にて「YES」へ進み、冷却ファンモータ4を10分間
運転してから(ステップS23)、調理運転を終了す
る。尚、実行した調理の種類が酒のあたため調理でない
ときは、ステップS22にて「NO」へ進み、調理運転
を終了する。
【0034】さて、被加熱物が酒以外の飲み物、例えば
牛乳やコーヒー等である場合には、ステップS13にて
「NO」へ進み、「他の飲み物(牛乳)」の表示を表示
器15に表示する(ステップS24)。続いて、ステッ
プS25において、重量センサ9により検出した重量検
出値に基づいて、調理時間を算出設定する(ステップS
25)。この場合には、酒以外の飲み物であるから、次
式によって調理時間を算出する。
【0035】T=0.2x+16 (2) 上記したように調理時間Tを算出設定した後は、ステッ
プS16へ進み、この設定した調理時間Tの間だけマグ
ネトロン3による加熱運転を実行するようになってい
る。以下、前述した酒をあたためる調理を行う場合と同
様にして加熱運転を実行する。
【0036】このような構成の本実施例によれば、制御
回路17によって、アルコールセンサ13から出力され
るアルコール検出出力をガスセンサ12から出力される
水蒸気検出出力に基づいて補正する構成とした。具体的
には、ガスセンサ12及びアルコールセンサ13から出
力された電圧値V及びVAと最大値Vmax及びVAm
axとに基づいて、次式によって、アルコール検出出力
を補正する。
【0037】 (VAmax−VA)/VAmax−(Vmax−V)
/Vmax そして、上記式により算出した値つまり補正値は、アル
コールセンサ13から出力されるアルコール検出出力か
ら水蒸気検出分を取り除いたものとなる。従って、補正
した後のアルコール検出出力つまり上記式による算出値
は、アルコール検出分だけとなるから、アルコールガス
の検出精度が高くなる。この結果、飲み物に含まれてい
るアルコールガスの検出精度が高くなるので、飲み物が
酒であるか否かの判断が正確になる。よって、飲み物の
種類に応じた加熱時間を正確に設定することができ、加
熱制御を正確に行うことができる。
【0038】尚、上記実施例では、被加熱物が飲み物で
ある場合において、その飲み物が酒であるか否かを判断
する際に適用したが、これに限られるものではなく、例
えば焼き物や煮物等の調理物がアルコールを含むか否か
を判断する際に適用しても良い。
【0039】図9は、本発明の第2の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。この
図9において、排気通路11内には、ガスセンサ12及
びアルコールセンサ13に変わるツインセンサ19が配
設されている。このツインセンサ19の内部には、被加
熱物から発生する水蒸気を検出するガスセンサと、被加
熱物から発生するアルコールガスを検出するアルコール
センサとが設けられている。
【0040】具体的には、パッケージ20内に配設され
たセンサ基板(図示しない)上に、水蒸気を検出する検
出素子と、アルコールガスを検出する検出素子とが並設
されている。そして、2個の検出素子の近傍には、両検
出素子を一緒に加熱するためのヒータ(図示しない)が
配設されている。上記ツインセンサ19は、被加熱物か
ら発生する水蒸気を検出した水蒸気検出信号と、被加熱
物から発生するアルコールガスを検出したアルコール検
出信号とを制御回路17へ与えるように構成されてい
る。
【0041】従って、この第2の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、この場合、部品点数が少なくなるから、部品の管
理が簡単になると共に、組立作業性が向上する。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、アルコールセンサから出力されるアルコール検出出
力をガスセンサから出力される水蒸気検出出力に基づい
て補正する補正手段を備える構成としたので、被加熱物
から発生するアルコールの検出精度を高くすることがで
きて、被加熱物の加熱制御を正確に行うことができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
(その1)
【図2】フローチャート(その2)
【図3】フローチャート(その3)
【図4】電子レンジ全体の正面図
【図5】ガスセンサ及びアルコールセンサ周辺を示す正
面図
【図6】ブロック図
【図7】酒をあたため調理する場合に、ガスセンサ及び
アルコールセンサから出力される検出電圧V及びVAの
変化を示すグラフ
【図8】酒以外の飲み物として例えば牛乳をあたため調
理する場合に、ガスセンサ及びアルコールセンサから出
力される検出電圧V及びVAの変化を示すグラフ
【図9】本発明の第2の実施例を示す図5相当図
【符号の説明】
1は電子レンジ本体、2は加熱調理室、3はマグネトロ
ン、9は重量センサ、10は排気口、11は排気通路、
12はガスセンサ、13はアルコールセンサ、17は制
御回路(補正手段)、19はツインセンサ(ガスセン
サ、アルコールセンサ)を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、ガスセンサ12及びアルコールセン
サ13は、一般的に熱(周囲温度)の影響を受けて検出
出力の出力レベルが変化するという特性がある。このた
め、調理を実行して加熱調理室2の温度が上昇すると、
それに応じてガスセンサ12及びアルコールセンサ13
周辺の温度も上昇することから、熱の影響により各セン
サの検出精度が低下するおそれがある。これに対して、
本実施例では、上記式に基づいてアルコールセンサ13
からのアルコール検出出力を補正する構成であるので、
両センサ12、13に対する熱の影響を相殺することが
でき、アルコールセンサ13によるアルコールの検出精
度を一層高くすることができる。尚、上記実施例では、
被加熱物が飲み物である場合において、その飲み物が酒
であるか否かを判断する際に適用したが、これに限られ
るものではなく、例えば焼き物や煮物等の調理物がアル
コールを含むか否かを判断する際に適用しても良い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理室内の被加熱物を高周波加熱す
    るマグネトロンを備えて成る電子レンジにおいて、 前記被加熱物から発生する水蒸気を検出するガスセンサ
    と、前記被加熱物から発生するアルコールガスを検出す
    るアルコールセンサと、このアルコールセンサから出力
    されるアルコール検出出力を前記ガスセンサから出力さ
    れる水蒸気検出出力に基づいて補正する補正手段とを備
    えたことを特徴とする電子レンジ。
JP7743592A 1992-03-31 1992-03-31 電子レンジ Pending JPH05280746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7743592A JPH05280746A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 電子レンジ

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JP7743592A JPH05280746A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 電子レンジ

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ID=13633942

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JP7743592A Pending JPH05280746A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 電子レンジ

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