JP3488073B2 - 丸鋸盤のスライド支持構造 - Google Patents

丸鋸盤のスライド支持構造

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JP3488073B2
JP3488073B2 JP01302398A JP1302398A JP3488073B2 JP 3488073 B2 JP3488073 B2 JP 3488073B2 JP 01302398 A JP01302398 A JP 01302398A JP 1302398 A JP1302398 A JP 1302398A JP 3488073 B2 JP3488073 B2 JP 3488073B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、丸鋸本体をテー
ブルに対して前後にスライド可能に設けた丸鋸盤におけ
る、前記丸鋸本体のスライド支持構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の丸鋸盤におけるスライド支持構
造は、テーブルの下面に2個のリニアボールベアリング
を配置し、この両リニアボールベアリングを介して2本
のスライド軸をスライド可能に装着し、両スライド軸の
一端に丸鋸本体を取り付けて、当該丸鋸本体をテーブル
に対してスライドさせる構成となっている。従来、この
種のスライド支持構造においては、両スライド軸ひいて
は丸鋸本体のスムーズ且つガタ付きのないスライド動作
を得るため、一方のリニアボールベアリングの位置を上
下又は左右又は双方に調整することにより両リニアボー
ルベアリング間の軸間距離を調整し、これにより加工誤
差や組付け誤差等によるスライド不良を解消できるよう
にしていた。リニアボールベアリングの軸間距離とスラ
イド軸の軸間距離が完全に一致している場合には、スム
ーズなスライド動作を得ることはできるが、ボール列の
クリアランス等によりガタ付きは避けがたい。そこで、
リニアボールベアリングの軸間距離を調整して適度な予
圧を与えることによりスライド軸ひいては丸鋸本体のス
ムーズ且つガタ付きのないスライド動作を得ることがで
きる(例えば、特開平9-1502号)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように一方のリニアボールベアリングの位置を調整する
ことにより良好なスライド動作を得る構成とすると、位
置調整のための構造が複雑になり、又テーブル裏面での
面倒な位置調整をしなければ丸鋸本体のスムーズな動作
を得ることができなくなり、使用者にとって使い勝手の
悪い丸鋸盤となってしまう問題があった。そこで、本発
明は従来のような面倒な調整をすることなく、丸鋸本体
をスムーズ且つガタ付きなくスライドさせることのでき
るスライド支持構造を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】このため、本発明は前記
請求項に記載した構成のスライド支持構造とした。 【0005】 請求項1記載のスライド支持構造によれ
ば、各リニアボールベアリングはその軸間距離を調整を
することができないが、各リニアボールベアリングの軸
間距離よりも各スライド軸の軸間距離の方が水平方向に
大きく又は小さく固定されていることにより各リニアボ
ールベアリングに水平方向の予圧が与えられる。従っ
て、各スライド軸をリニアボールベアリングに装着し、
このスライド軸を介して丸鋸本体を組付けるだけで、リ
ニアボールベアリングには水平方向に適度な予圧が与え
られるので、従来のようにリニアボールベアリングの位
置調整をする必要がない。このことから、使用者が面倒
な調整をすることなくスムーズ且つガタ付きのないスラ
イド動作を得ることができ、ひいては使い勝手のよい丸
鋸盤を提供することができる。 【0006】なお、スライド軸間の軸間距離を、リニア
ボールベアリングの軸間距離に対してどの程度大きく又
は小さく設定するかは、必要とする予圧の大きさに基づ
いて決定すればよい。又、各リニアボールベアリングに
は丸鋸本体の荷重により垂直方向の予圧が与えられる。 【0007】 また、請求項1記載のスライド支持構造
によれば、各リニアボールベアリングに対して垂直方向
及び水平方向に同じ条件で予圧を与えることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図5に基づいて例示する。図1及び図2は本実施形態の
スライド支持構造を適用した丸鋸盤1の全体を示してい
る。当該丸鋸盤1の全体構成については特に変更を要し
ないが、以下簡単に説明する。図中2はベースであり、
このベース2の上面には回転支持部4を介してテーブル
3が回転可能に支持されている。このテーブル3の上面
には被切断材(図示省略)を位置決めするためのフェン
ス5が取り付けられている。テーブル3の下面には2個
のリニアボールベアリング6,6が取り付けられてお
り、各リニアボールベアリング6にはスライド軸7がテ
ーブル前後方向(図示左右方向)にスライド可能に支持
されている。図3にはこのスライド支持構造の詳細が示
されており、本実施形態はこのスライド支持構造に特徴
を有している。このスライド支持構造については後述す
る。なお、テーブル3の後部(図示左端部)にはロック
ねじ8が設けられており、このロックねじ8を締め込む
と、ロックリング8aが押し付けられてスライド軸7の
スライド動作がロックされる。 【0009】図3に示すように両スライド軸7,7の前
端は連結プレート9により一定間隔に固定されている。
一方、両スライド軸7,7の後端は支持ブロック10の
支持孔10a,10aにそれぞれ差し込まれて一定間隔
に固定されている。図1に示すように上記支持ブロック
10の後面には傾動アーム11の下端部が左右に傾動可
能に取り付けられている。ロックレバー12を緩める
と、この傾動アーム11を左右に傾動させることがで
き、これにより丸鋸本体20を左右に傾動させていわゆ
る傾斜切りができるようになっている。丸鋸本体20
は、傾動アーム11の先端に支軸21を介して上下に揺
動可能に支持されている。丸鋸本体20は、図示されて
いない電動モータにより回転する円形の丸鋸刃22を有
している。丸鋸本体20、その揺動機構或いは傾動アー
ム11の左右傾動機構については特に変更を要しない。 【0010】さて、上記両リニアボールベアリング6,
6の軸間距離L1 と、支持ブロック10の両支持孔10
a,10aの軸間距離L2 は、L1 <L2 の関係に設定
されている。又、両スライド軸7,7は連結プレート9
によっても軸間距離L2 に保持されており、これにより
両スライド軸7,7は軸間距離L2 で平行に固定されて
いる。このことから、両スライド軸7,7はそれぞれリ
ニアボールベアリング6,6に水平方向の適度な予圧を
与える状態でスライド支持されており、これにより両ス
ライド軸7,7はスムーズ且つガタ付きなくスライドす
る。軸間距離L2 と軸間距離L1 との差は、リニアボー
ルベアリング6,6に必要とする水平方向の予圧の大き
さに基づいて設定されている。 【0011】又、図5に示すように両リニアボールベア
リング6,6は、その軸回りの位置についても一定の位
置に固定されている。本実施形態の場合、両リニアボー
ルベアリング6,6には、ボール列を6条有するタイプ
のものが用いられており、ある1条のボール列6aが鉛
直線に対して15°傾いた位置に位置するに固定されて
いる。これにより、別のボール列6bが水平線に対して
同じく15°傾いた位置に位置することとなる。6条の
ボール列を有するリニアボールベアリング6の軸回りの
位置をこのように設定することにより、スライド軸7が
垂直方向及び水平方向について同じ条件(同数のボール
列)でスライド支持され、これにより両リニアボールベ
アリング6,6に対して垂直方向及び水平方向に同じ条
件で予圧を与えることができる。 【0012】このように本実施形態のスライド支持構造
によれば、従来のようにリニアボールベアリングの軸間
距離を調整することなく、リニアボールベアリング6に
対して水平方向に適度な予圧を与えることができるの
で、使用者に面倒な軸間距離調整作業を強いることがな
く、従って当該丸鋸盤1の使い勝手を良くすることがで
きる。又、リニアボールベアリング6はテーブル3の下
面に固定しておけばよく、従来のようにその位置を調整
できるよう構成する必要がないので、当該スライド支持
構造が簡略され、ひいてはコスト低減、組付け性の改善
を図ることができる。 【0013】本発明は例示した実施形態に限定されるこ
となく、種々変更を加えて実施することができる。例え
ば、6条のボール列を有するリニアボールベアリング
6,6を例示したが、4条或いは8条のボール列を有す
るリニアボールベアリングを用いることもできる。又、
リニアボールベアリング6を2個用いる例で説明した
が、1本のスライド軸7に対して2個以上のリニアボー
ルベアリングを用いる構成であってもよく、さらに2本
のスライド軸ではなく、3本以上のスライド軸を相互に
平行にスライド支持する構成であっても同様に適用する
ことができる。 【0014】更に、例示した実施形態では、テーブル3
の下面にリニアボールベアリング6,6を取り付け、テ
ーブル3の下側で両スライド軸7,7をスライドさせる
タイプの丸鋸盤1を例示したが、本発明はテーブルの上
方へ延びるアーム部に複数のリニアボールベアリングを
取り付けて、テーブルの上方においてスライド軸をスラ
イドさせるタイプの丸鋸盤(例えば、実公平6−785
9号)にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】丸鋸盤の全体側面図である。 【図2】丸鋸盤の平面図である。本図では左右傾動アー
ム及び丸鋸本体が省略されている。 【図3】テーブルの下面図であって、スライド支持構造
の平面図である。 【図4】図3の(4)-(4) 線断面矢視図である。本図は、
連結プレート9による両スライド軸前端側の連結状態を
示している。 【図5】図3の(5)-(5) 線断面矢視図である。本図は、
両リニアボールベアリングの軸回り位置について、スラ
イド軸が垂直方向及び水平方向に同じ条件で支持される
よう配置されていることを示している。 【符号の説明】 1…丸鋸盤 3…テーブル 6…リニアボールベアリング、6a,6b…ボール列 7…スライド軸、9…連結プレート 10…支持ブロック、10a…支持孔 11…傾動アーム、20…丸鋸本体 L1 …リニアボールベアリングの軸間距離 L2 …スライド軸の軸間距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−1502(JP,A) 特開 平9−257032(JP,A) 特開 平5−321932(JP,A) 実開 昭59−115125(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27B 5/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のリニアボールベアリングを介して
    複数のスライド軸をスライド可能に設け、該スライド軸
    を介して丸鋸本体を前記テーブルに対してスライド可能
    に設けた丸鋸盤における前記スライド軸のスライド支持
    構造であって、 前記複数のリニアボールベアリングはその軸間距離を固
    定して取付けるとともに、軸回りの位置を、前記スライ
    ド軸が垂直方向と水平方向で同数のボール列により受け
    られる位置に設定し、前記複数のスライド軸は、該リニ
    アボールベアリング間の軸間距離よりも水平方向に大き
    な又は小さな軸間距離に固定して、各リニアボールベア
    リングに水平方向の予圧を与えた状態でスライド支持す
    る構成とした丸鋸盤のスライド支持構造。
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