JP3487776B2 - 火災感知設備における感知情報表示システム - Google Patents

火災感知設備における感知情報表示システム

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JP3487776B2 JP35535698A JP35535698A JP3487776B2 JP 3487776 B2 JP3487776 B2 JP 3487776B2 JP 35535698 A JP35535698 A JP 35535698A JP 35535698 A JP35535698 A JP 35535698A JP 3487776 B2 JP3487776 B2 JP 3487776B2
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    • GPHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感知器と該感知器
を制御する制御盤とを備える火災感知設備において前記
感知器にて感知された物理量に関する所定の情報表示を
行うための、火災感知設備における感知情報表示システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルームや通信機室の如き高換気
空間における火災感知のため、サンプリング管を用いた
煙感知方式が提案されている。この方式は、複数の吸引
孔が形成された長尺のサンプリング管を監視対象となる
警戒地区に施設し、このサンプリング管を介して警戒地
区内の空気を吸引し、該吸引された空気の煙濃度及び気
流速度をサンプリング管の基端部近傍に設けた煙感知器
及び気流感知器にて検出している。ここでサンプリング
管は通常複数設けられており、またこれに対応して煙感
知器及び気流感知器もそれぞれ複数配置されている。そ
してこれら複数の煙感知器及び気流感知器は、制御盤に
て制御されている。
【0003】そしてこの制御盤には、従来より煙感知器
及び気流感知器の検出結果等を表示する表示部が設けら
れていた。図9には従来の火災報知設備における制御盤
の正面図、図10には図9の制御盤の表示部の拡大正面
図を示す。この図9に示すように、従来の制御盤100
には感知器の数に対応した複数(図9において6つ)の
表示部101が相互に独立して設けられている。各表示
部101には、図10に示すように、煙感知器にて感知
された煙濃度を1〜10のいずれかのレベルとして表示
するための10個のLED110〜119と、該煙濃度
のレベルが所定レベルを越えた旨を表示するための3つ
のLED120〜122と、気流速度の異常を表示する
ための1つのLED123とが設けられている。
【0004】このような従来の表示部において、煙感知
器にて感知された煙濃度が図示しない変換部によって所
定の10レベルのうちいずれかのレベルに変換されると
(このレベルを以下必要に応じて、濃度レベルとす
る)、LED110〜119のうちの変換された濃度レ
ベルに対応するLEDと該LEDより下方に位置する全
てのLEDが点灯する。例えば変換された濃度レベルが
5であれば、LED110〜114が点灯する。この濃
度レベルの変換及びLEDの点灯は、煙感知器からの出
力を受信する毎に瞬時に更新され、常時リアルタイムに
て行われる。また図示しない入力部を介して濃度レベル
に対する「注意」「警戒」「異常」の3状態(この3つ
の状態を以下必要に応じて、アラーム状態と総称する)
を判断するための閾値として3つの濃度レベルが予め入
力され、濃度レベルの変換が行われる毎に、該濃度レベ
ルが閾値を越えているか否かが図示しない判断部にて判
断される。例えば閾値として濃度レベル5,8、10が
設定されている場合(各々、注意、警戒、異常レベルに
対応する)、変換された濃度レベルが6であれば「注
意」状態であると判断される。
【0005】このように濃度レベルがアラーム状態に該
当すると判断された場合、3つのLED120〜122
のうち該当する状態に対応するLEDが点灯する。例え
ば「注意」状態であればLED120が点灯する。また
「警戒」状態であればLED121、「異常」状態であ
ればLED122が点灯する。これらLED120〜1
22の点灯状態は復旧スイッチが押されるまで保持され
るが、一方でLED110〜119の点灯は常時リアル
タイムで更新され、例えば濃度レベルが一時的に6にな
ってもその後に3になった場合には、LED120は点
灯し続けるものの、濃度レベルとしてはLED112及
びその下方のLED110〜111のみが点灯される。
【0006】なお閾値を確認する場合には確認ボタン1
24が押され、この確認ボタン124が押されている間
のみ、LED110〜119のうち閾値として設定され
ている濃度レベルに対応するLEDのみが点灯する。例
えば閾値として濃度レベル5,8、10が設定されてい
る場合であればLED114,117,119のみが点
灯する。この点灯によって、濃度レベル5、8、10が
それぞれ注意、警戒、異常レベルであると確認できる。
この設定確認中は、現在の濃度レベルは表示されない。
また気流感知器によって感知された気流速度は、閾値と
して予め設定された気流速度範囲(すなわち正常とされ
る速度範囲)と常時比較され、この気流速度を越えた場
合にはLED123が点灯し、気流速度異常を表示す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のような火災感知設備における感知情報表示システムに
おいては、下記のような種々の問題点があった。まず濃
度レベルは上記のように単に常時リアルタイムで表示さ
れていたので、濃度レベルが閾値に一時的に至りその後
閾値より小さい濃度レベルに低下した場合、アラーム状
態を示すLED120〜122は点灯されるものの、濃
度レベルとしては低下後の濃度レベルのみがLED11
0〜119にて表示されるので、異常発生時の濃度レベ
ルを把握することができなかった。また同様に火災監視
中に感知された濃度レベルの最大レベルを把握すること
ができなかったので、例えば「注意」状態の閾値を濃度
レベル5、「警戒」状態の閾値を濃度レベル8とした場
合において、濃度レベル7が感知されたような場合、
「注意」状態のみならず「警戒」状態にまで達するよう
な傾向があるにも関わらず、「注意」状態のみが表示さ
れていた。したがって煙濃度の傾向を監視員が事前に予
測して早期の対応をとることが困難であった。
【0008】また従来の感知情報表示システムでは上述
のように閾値を確認する場合には確認ボタン124を押
す必要があり、閾値の確認に手間を要していた。さらに
閾値を表示している間は現在の濃度レベルが表示されな
いため、該濃度レベルの把握が一時的にできなくなると
いう問題があった。さらに従来の感知情報表示システム
では、図9に示すように複数の感知器の表示が別個の表
示部101にて表示されており、視線を大きく動かさな
ければ全ての感知器の状態を把握することができず、状
況を迅速に把握できないという不具合があった。また各
感知器の表示が相互に無関係に行われており、例えばあ
る1つの表示部101の「警戒」状態を示すLED12
1と、他の1つの表示部101の「警戒」状態を示すL
ED121とが点灯していても、これら表示の前後関係
を把握することができず、したがって火災の延焼方向等
を判断することができなかった。またこのように表示が
別個の表示部101にて行われていたので、閾値確認等
の操作を表示部101毎に複数回行う必要があり、この
点においても操作性に欠けていた。
【0009】しかも従来の感知情報表示システムでは、
リアルタイムに表示されるのは濃度レベルのみであり、
気流速度については所定の閾値を越えたことのみがLE
D123にて表示されていた。したがって気流速度をリ
アルタイムで把握することができず、例えばサンプリン
グ管の詰まり等の障害要因が発生し、障害に至る前兆の
気流速度の変化が発生していてもそれを知る手段がなか
ったのでこのような障害の発生を監視員が事前に予測し
て早期の対応をとることは不可能であった。
【0010】本発明は、従来のこのような火災感知設備
における感知情報表示システムにおける問題点に鑑みて
なされたもので、感知された物理量の最大レベルや設定
値を迅速に把握することができ、複数の感知器の表示を
一体的かつ関連付けて表示すること等のできる、火災感
知設備における感知情報表示システムを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来の火災感知設備
における感知情報表示システムの課題を解決するために
請求項1に記載の本発明は、警戒地区に配置した感知器
と該感知器を制御する制御盤とを備え、前記感知器にて
感知された物理量に関する所定の情報表示を行うため
の、火災感知設備における感知情報表示システムにおい
て、前記感知器にて感知された物理量を、所定の基準に
従って、所定のレベルに変換する変換部と、前記変換部
にて変換されたレベルを記憶する変換レベル記憶部と、
前記変換レベル記憶部に記憶されているレベルから最大
のレベルを抽出する抽出部と、前記所定のレベルに対応
したレベル表示部を備え、少なくとも、前記変換部にて
変換されたレベルに対応するレベル表示部と、前記抽出
部にて抽出された最大のレベルに対応するレベル表示部
とを互いに視覚的に異なる状態とすることにより、前記
変換部にて変換されたレベル及び前記抽出部にて抽出さ
れた最大のレベルを表示する表示部とを備えたことを特
徴として構成されている。
【0012】また請求項2に記載の本発明は、警戒地区
に配置した感知器と該感知器を制御する制御盤とを備
え、前記感知器にて感知された物理量に関する所定の情
報表示を行うための、火災感知設備における感知情報表
示システムにおいて、前記感知器にて感知された物理量
を、所定の基準に従って、所定のレベルに変換する変換
部と、前記警戒地区が所定状態であるか否かを判断する
ための閾値として、前記所定のレベルのうち任意に設定
された閾値レベルを記憶する閾値記憶部と、前記所定の
レベルに対応したレベル表示部を備え、少なくとも、前
記変換部にて変換されたレベルに対応するレベル表示部
と、前記閾値記憶部にて記憶された閾値レベルに対応す
るレベル表示部とを互いに視覚的に異なる状態とするこ
とにより、前記変換部にて変換されたレベル及び前記閾
値記憶部にて記憶された閾値レベルを表示する表示部と
を備えたことを特徴として構成されている。
【0013】また請求項3に記載の本発明は、請求項1
又は2に記載の本発明において、前記感知器を複数設
け、前記表示部には、前記レベル表示部を前記複数の感
知器に対応させて複数組設けたことを特徴として構成さ
れている。
【0014】また請求項4に記載の本発明は、請求項2
又は3に記載の本発明において、前記変換部にて変換さ
れたレベルを前記閾値記憶部にて記憶された閾値レベル
と比較することにより、前記警戒地区が所定状態である
か否かを判断する判断部を設け、前記表示部には、前記
判断部による判断の結果を表示する判断結果表示部を設
けたことを特徴として構成されている。
【0015】また請求項5に記載の本発明は、請求項4
に記載の本発明において、前記感知器を複数設け、前記
表示部には、前記判断結果表示部を前記複数の感知器に
対応させて複数組設けたことを特徴として構成されてい
る。
【0016】また請求項6に記載の本発明は、請求項5
に記載の本発明において、前記レベル表示部及び前記判
断結果表示部のうち表示に使用されているレベル表示部
及び判断結果表示部を記憶する使用状況記憶部を備え、
前記表示部は、前記使用状況記憶部にて記憶されている
レベル表示部及び判断結果表示部に基づいて、前記複数
のレベル表示部及び前記判断結果表示部が時系列に沿っ
て所定方向に沿って配置されるように、表示に使用する
レベル表示部及び判断結果表示部を決定することを特徴
として構成されている。
【0017】また請求項7に記載の本発明は、請求項1
乃至6に記載の本発明において、前記感知器は煙濃度を
検出する煙感知器であり、前記物理量は煙濃度であるこ
とを特徴として構成されている。
【0018】また請求項8に記載の本発明は、請求項1
乃至6に記載の本発明において、前記感知器は気流速度
を検出する気流感知器であり、前記物理量は気流速度で
あることを特徴として構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態に
おける火災感知設備としての煙感知設備の構成図、図2
は図1の制御盤の正面図、図3は図1の制御盤のブロッ
ク図、図4〜8は図1の制御盤の表示部の正面図であ
る。図1において本実施形態の火災感知設備は、サンプ
リング管を用いた煙感知設備として構成されている。こ
の煙感知設備は、監視対象となる警戒地区Aに施設され
るもので複数の吸引孔1aが形成された長尺のサンプリ
ング管1と、サンプリング管1を介して警戒地区A内の
空気を吸引する吸引装置2と、サンプリング管1の基端
部近傍に設けられる煙感知器3及び気流感知器4(必要
に応じて以下、感知器と総称する)と、これら感知器を
制御する制御盤5とを備えて構成されている。このうち
煙感知器3はサンプリング管1にて吸引された空気にレ
ーザ光を照射すると共に該レーザ光の散乱光を受光し、
該受光量をアナログ出力する。また気流感知器4はサン
プリング管1にて吸引された空気の速度をアナログ出力
する。ただし感知器の構成や出力形態は任意に変更可能
である。
【0020】ここで、図1においては省略するがサンプ
リング管1は複数設けられており、これに対応して煙感
知器3及び気流感知器4もそれぞれ複数配置されてい
る。そしてこれら複数の煙感知器3a〜3j及び気流感
知器4a〜4jは、制御盤5にて集中的に制御されてい
る。この制御盤5には図3に示すように、記憶部10、
表示部20、表示制御部30、入力部40、出力部5
0、A/Dコンバータ60、切替部70、及び制御部8
0を備えて構成されている。なお本実施形態において
は、煙感知器3a〜3jからのアナログ出力は0〜10
0のいずれかの数値(以下、感知量)に変換された後、
さらに1〜10のいずれかの濃度レベルに変換されるも
のとし、また煙濃度には「注意」「警戒」「異常」の3
つのアラーム状態があり、該状態を判断するための閾値
として3つの濃度レベルが設定されるものとする。さら
に気流感知器4a〜4jからのアナログ出力は0〜10
0のいずれかの数値(上記と同様に、以下、感知量)に
変換されるものとし、また気流速度には正常速度と比し
て「低気流」「高気流」の2つのアラーム状態があり、
該状態を判断するための閾値として2つの感知量が設定
されるものとする。
【0021】上記構成要素のうち、記憶部10は各種情
報を記憶するもので、感知器にて感知され後述する一次
変換部81にて変換された感知量を記憶する感知量記憶
部11、後述する二次変換部82にて変換されたレベル
を記憶する変換レベル記憶部12、入力装置を介して入
力された閾値を記憶する閾値記憶部13、後述する複数
のレベル表示部22及び複数の判断結果表示部23の使
用状況に関する情報を記憶する使用状況記憶部14とを
備える。この他、記憶部10には火災監視のために必要
なプログラム及びデータが記憶される。この記憶部10
の感知量記憶部11〜使用状況記憶部14は具体的には
ROM、RAM、及びその他の任意の外部記憶装置にて
相互に一体に又は分離して構成され、書換不要な情報は
ROM、その他の情報はRAM又は外部記憶装置に記憶
される。
【0022】また表示部20は、一次変換部81にて変
換された感知量を表示する感知量表示部21、二次変換
部82にて変換されたレベルを表示するレベル表示部2
2、後述する判断部84の判断結果を表示する判断結果
表示部23、感知器の回線番号を表示する回線番号表示
部24が設けられている。この他、表示部20には任意
の書式的事項等が表示される。この表示部20は具体的
には図1,2に示すように制御盤5の筐体正面に配置さ
れた1台の液晶パネルとして構成されており、感知量表
示部21〜回線番号表示部24は液晶パネルの所定位置
(画面毎に異なる位置)に必要に応じて表示される。な
お表示制御部30は表示部20を制御するもので、具体
的にはLCDコントローラである。
【0023】また入力部40は上述の閾値を入力したり
変更するための入力装置あるいは各種スイッチ等の任意
の装置(必要に応じて以下、入力装置と総称する)から
の入力信号を受信する入力接点であり、出力部50はプ
リンタ、スピーカあるいは吸引装置2等の任意の装置
(必要に応じて以下、出力装置と総称する)への出力信
号を送信する出力接点である。またA/Dコンバータ6
0は感知器から出力されたアナログ信号をデジタル信号
に変換して制御部80に出力する。また切替部70は複
数の感知器のうち任意の一部のアナログ信号のみをA/
Dコンバータ60に入力可能とする切替動作を行うもの
で、例えばマルチプレクサにて構成される。
【0024】そして制御部80は、記憶部10、表示部
20、表示制御部30、入力部40、出力部50、A/
Dコンバータ60、及び切替部70を制御する。この制
御部80には、煙感知器3a〜3jにて感知された煙濃
度及び気流感知器4a〜4jにて感知された気流速度を
所定の基準に従って0〜100のいずれかの数値に変換
する一次変換部81と、該一次変換部81にて変換され
た煙濃度に関する感知量を所定の基準に従って1〜10
のいずれかの濃度レベルに変換する二次変換部82と、
変換レベル記憶部12に記憶されている濃度レベルから
必要に応じて最大の濃度レベルを抽出する抽出部83
と、二次変換部82にて変換された濃度レベルを閾値記
憶部13に記憶された濃度レベルと比較することにより
警戒地区Aがどの程度のアラーム状態、すなわち注意、
警戒、異常のいずれのアラーム状態であるか否かを判断
する判断部84とを備えて構成されている。この制御部
80の一次変換部81〜判断部84は具体的には、IC
を含む電気回路とプログラムにより相互に一体に又は分
離して構成される。なお一次変換及び二次変換における
所定の基準として従来と同様の基準を用いることができ
る。
【0025】このように構成された火災感知設備におけ
る感知情報の表示動作について以下説明する。まず制御
盤5の電源を投入し、初期化スイッチを操作すると感知
量記憶部11、変換レベル記憶部12、閾値記憶部1
3、及び使用状況記憶部14が初期化される。監視員が
入力装置を介して煙濃度の閾値として3つの濃度レベル
(各々、注意、警戒、異常に対応する)及び気流速度の
閾値として2つの感知量(各々、正常である最上限値、
正常である最下限値に対応する)を入力するとこれら入
力された濃度レベル及び感知量が閾値記憶部13にて記
憶される。これら濃度レベル及び感知量は感知器が設置
される環境等に応じて感知器毎に定められ、例えば煙感
知器3aの濃度レベルは5,8,10、煙感知器3bの
濃度レベルは4,7,10、気流感知器4aの感知量は
20,80、気流感知器4bの感知量は15,75のよ
うに任意に定められる。その後、監視員が図示しない監
視スタートボタンを押すと、出力部50を介して吸引装
置2へ吸引開始を指示する制御信号が出力され、火災監
視が開始される。この監視開始以降、後述するように判
断部84からの出力信号が出力される迄、表示部20に
は「火災監視中」の文字のみがバックライトの点灯を伴
わずに表示される(この表示の図示は省略する)。
【0026】まず制御部80から所定のポーリングタイ
ミングにて感知器にポーリング信号を出力することによ
りそれらを順次呼び出し、各感知器から出力されるアナ
ログ信号を切替部70を介して順次受信し、A/Dコン
バータ60を介してデジタル信号に順次変換する。変換
されたデジタル信号は一次変換部81によって0〜10
0のいずれかの感知量に変換され、感知量記憶部11に
て感知器毎に区別して順次記憶される。また煙感知器3
a〜3jから出力され一次変換部81にて変換された感
知量は、さらに二次変換部82にて0〜10のいずれか
の濃度レベルに変換され変換レベル記憶部12にて感知
器毎に順次記憶される。これら一次変換部81及び二次
変換部82による変換は図示しない変換テーブルを参照
して行われるが、その詳細については公知であるため省
略する。なお感知器から出力される信号には各感知器の
アドレス番号が付加されており、該アドレス番号を用い
て感知器が特定される。なおアドレス番号は必ずしも各
感知器に付加する必要はない。
【0027】このような一次変換及び二次変換が行われ
る毎に、制御部80の判断部84による判断が行われ
る。すなわち判断部84では、二次変換部82にて変換
された濃度レベルと、閾値記憶部13にて閾値として記
憶された濃度レベルとが比較され、変換された濃度レベ
ルが記憶された濃度レベル以上である場合には「注
意」、「警戒」、「異常」のいずれかを示す信号が出力
され、変換された濃度レベルが記憶された最小の濃度レ
ベル(ここでは「注意」レベル)より小さい場合には信
号が出力されない。また判断部84では、一次変換部8
1または二次変換部82にて変換された気流速度の感知
量と、閾値記憶部13にて閾値として記憶された感知量
とが比較され、変換された感知量が記憶された正常とさ
れる最低感知量より少ない場合には「低気流」、正常と
される最高感知量より多い場合には「高気流」のいずれ
かを示す信号が出力され、記憶された感知量より小さい
場合には信号が出力されない。そして制御部80では上
記判断部84からの出力信号が常時監視されており、
「注意」、「警戒」、又は「異常」を示す信号が出力さ
れた場合には表示部20を制御して図4に示す画面を表
示させ、「低気流」又は「高気流」を示す信号が出力さ
れた場合には図7に示す画面を表示させる(図4以下の
表示はバックライトの点灯を伴って行われる)。
【0028】まず図4に示す表示について説明する。こ
の図4において表示部20には、本画面が警報を報知す
る画面であることを示すために「警報」の文字が上部中
央に表示され、その下方には「レベル12345678
910」との文字が図示左右方向に沿って表示され、さ
らにその下方には判断結果表示部23、回線番号表示部
24、及びレベル表示部22が図示左右方向に沿って設
けられている。ここではレベル表示部22は複数の正方
形で構成され、二次変換部82にて変換が行われる濃度
レベル1〜10に対応するように図示左右方向に沿って
10個並設されている。例えば一番左のレベル表示部2
2は濃度レベル1に対応し、次のレベル表示部22は濃
度レベル2に対応し、一番右のレベル表示部22は濃度
レベル10に対応する(なお複数のレベル表示部22と
上記「123・・・10」との文字は相互に対応する上
下位置に配置されている)。これら複数のレベル表示部
22のうち、二次変換部82にて変換された濃度レベル
以下の濃度レベルに対応するレベル表示部22が黒色表
示されており、それ以外の濃度レベルに対応するレベル
表示部22が白色表示されている。図4は二次変換部8
2にて変換された濃度レベルが6であることを示す。も
ちろんレベル表示部22の色表示は、他のカラ−表示で
もよい。またレベル表示部22の形状は正方形に限ら
ず、三角形や多角形等でもよい。さらにここでは、複数
の正方形のブロックの集合としてレベル表示部22を表
したが、単純なバーグラフ表示であってもよい。
【0029】また図4の画面表示の際、変換レベル記憶
部12にて記憶された濃度レベルのうちの最大の濃度レ
ベルが制御部80の抽出部83にて抽出され、該抽出さ
れた最大の濃度レベルに該当するレベル表示部22のみ
が白色にて枠取り表示される。図4は抽出された最大の
濃度レベルが6であることを示す。なお上記枠取り表示
以外であっても、最大の濃度レベルが容易にわかる表示
であればどのような表示であってもよい。また図4の画
面表示の際、閾値記憶部13に閾値として記憶された濃
度レベルが呼び出され、該濃度レベルが該当するレベル
表示部22に「1」「2」「3」の数字が濃度レベルの
小さい順に表示される。すなわち1が「注意」、2が
「警戒」、3が「異常」を示している。図4は閾値とし
て記憶された濃度レベル(注意、警戒、異常)が各々
4,7,10であることを示す。
【0030】なお上記「1」「2」「3」の数字は、図
2に示す代表表示灯91〜93の表示と同一数字が用い
られている。この代表表示灯91〜93は制御盤5の筐
体正面に設けられる3つの表示灯であり、各代表表示灯
91〜93にはそれぞれ「1」「2」「3」の数字が付
されており、「1」の代表表示灯91の近傍には「注
意」の文字、「2」の代表表示灯92の近傍には「警
戒」の文字、「3」の代表表示灯93の近傍には「異
常」の文字が付されている。そして上記判断部84の判
断によって濃度レベルが「注意」に該当する場合には代
表表示灯91、「警戒」に該当する場合には代表表示灯
92、「異常」に該当する場合には代表表示灯93が出
力部50を介して出力される信号によってそれぞれ点灯
し、アラーム状態を監視員に報知する。このように判断
結果表示部23の表示を代表表示灯91〜93の表示と
一致させることにより、監視員の視認性を向上させるこ
とができ、一層迅速な判断が可能とされている。
【0031】また回線番号表示部24には、警報を発す
る起因となったアナログ信号を出力した煙感知器3a〜
3jの回線番号が表示される。この回線番号は、アナロ
グ信号に付加された煙感知器3a〜3jのアドレス番号
に基づいて、該アドレス番号と回線番号との対応を示し
たテーブルを参照することによって特定される。図4は
回線番号が10であることを示す。また判断結果表示部
23には、判断部84の判断結果に応じて「注意」、
「警戒」、又は「異常」のいずれかの文字が表示され
る。図4は判断結果が「注意」であることを示す。
【0032】この図4の警報画面自体は手動操作にて他
の画面に切り替えられるまで表示されているので、監視
員はその内容を容易に確認することができる。ここでレ
ベル表示部22及び判断結果表示部23による表示内容
は、ポーリング毎に更新され、常時変化する内容に応じ
て瞬時に変化する。例えば回線番号10の煙感知器から
次のポーリング時に入力され変換された濃度レベルが3
であった場合には、図5に示すように、1〜3の濃度レ
ベルに対応するレベル表示部22のみが黒色表示され、
それ以外の濃度レベルに対応するレベル表示部22が白
色表示される。なお抽出部83にて抽出される最大の濃
度レベルは依然として6であるために濃度レベル6に対
応するレベル表示部22のみが白色枠取り表示され、ま
た判断部84の判断結果は依然として「注意」であるた
め判断結果表示部23には「注意」の文字が表示されて
いる。ただしこれら最大の濃度レベル及び判断結果が変
化した場合には、これら表示の内容も変化する。このた
め監視員は常時最新の情報を把握することができ、一層
迅速な判断を行うことができる。
【0033】ここで、図5に示すレベル表示部22、回
線番号表示部24、及び判断結果表示部23を1つの表
示ユニットUとすると、表示部20は複数の表示ユニッ
トUを同時に表示することができるように構成されてい
る(本実施形態においては10組の表示ユニットU1〜
U10を同時に表示可能とする)。そして1以上の表示
ユニットUが表示部20に表示されている状態におい
て、判断部84からの出力に応じて他の表示ユニットU
を表示する必要がある場合、これら表示ユニットUは判
断部84から出力を受けた順番に対応するように時系列
に沿って所定方向(本実施形態においては表示部20の
上側から下側に至る方向)に沿って配置される。図6に
は図5の表示ユニットU1に加えてもう一つの表示ユニ
ットU2が表示された状態を示す。
【0034】このような表示制御を行うため、表示部2
0の表示を更新する毎に、現在表示に使用されている表
示ユニットUの番号が記憶部10の使用状況記憶部14
に記憶され更新される。具体的には、使用状況記憶部1
4には表示部20の使用状況を示すフラグが1番〜10
番まで用意されており、各フラグはその番号の小さい順
に表示部20の上側に位置する表示ユニットUに割り当
てられて、該表示ユニットUの表示・非表示状態を示
す。例えば1番目のフラグが立ち上がっている状態は表
示部20の一番上の表示ユニットU1が表示状態である
ことを示し、10番目のフラグが立ち上がっている状態
は表示部20の一番下の表示ユニットU10が表示状態
であることを示す。
【0035】そして新たな表示ユニットを表示する毎に
制御部80が使用状況記憶部14の記憶内容を参照し、
また立ち上げられていないフラグのうち最も番号が小さ
いフラグを立ち上げると共に該小さいフラグに対応する
表示ユニットUを用いて表示を行う。例えば図5の画面
を表示する際には1番目のフラグのみが立ち上げられて
おり、さらに表示ユニットUを追加する場合には次の2
番目のフラグを立ち上げると共に該2番目のフラグに対
応する上から2番目の表示ユニットU2を用いて図6の
ような表示が行われる。このように表示ユニットU1〜
U10を時系列に沿って配置することにより、監視員は
感知器からの警報出力を受けた順番を把握することがで
き、延焼方向や出火原因等を容易に推測することができ
る。
【0036】次に判断部84から「低気流」又は「高気
流」を示す信号が出力された場合に表示される図7に示
す画面について説明する。この図7において表示部20
には、本画面が障害を報知する画面であることを示すた
めに「障害」の文字が上部中央に表示され、その下方に
は判断結果表示部23及び回線番号表示部24が図示左
右方向に沿って設けられている。そして判断結果表示部
23及び回線番号表示部24を図7における1つの表示
ユニットUとすると、図6と同様に、複数の表示ユニッ
トUを時系列に沿って同時に表示することができるよう
に構成されている。図7には7つの表示ユニットU1〜
U7が表示されている。
【0037】そして図4の場合と同様に、各表示ユニッ
トUの回線番号表示部24には障害を発する起因となっ
たアナログ信号を出力した気流感知器4a〜4jの回線
番号が表示される。この回線番号は、アナログ信号に付
加された気流感知器4a〜4jのアドレス番号に基づい
て、該アドレス番号と回線番号との対応を示したテーブ
ルを参照することによって特定される。もっとも、回線
番号の特定に必ずしも各感知器にアドレス番号を付加す
る必要はない。例えば、回線基盤のディップスイッチに
よりハード的に特定することもできる。また煙感知器に
ついても同様である。図7の一番上の表示ユニットU1
の回線番号表示部24は回線番号が02であることを示
す。また図4の場合と同様に、判断結果表示部23には
判断部84の判断結果として「低気流」の場合には「気
流異常(低気流)」、「高気流」の場合には「気流異常
(高気流)」の文字が表示される。図7の一番上の表示
ユニットU1の判断結果表示部23は判断結果が低気流
であることを示す。
【0038】このように本表示部20においては気流異
常の有無のみならず、低気流か高気流かが同時に示され
るので、監視員は異常の詳細を把握することができ、障
害原因を予測して迅速な対応を行うことができる。例え
ば低気流の場合いはサンプリング管1の詰まりもしくは
吸引ファン2の異常等、高気流の場合にはサンプリング
管1の破裂等が発生したものと予想することができる。
この他、図7に示す障害報知用の画面においては、表示
ユニットU3〜U5、U7にそれぞれ示すように、電源
電圧異常、ヒューズ断、断線障害、検煙部障害といった
障害内容を表示することができる。これら障害は図示し
ない検知手段にて従来と同様に検知される。この図7に
おいても図6と同様に、障害の発生順序に対応して表示
ユニットU1〜U7が表示部20の上側から下側に至る
方向に沿って配置されている。
【0039】さて、これまで説明した図4〜7の表示部
20は、判断部84の判断結果に応じて自動的に表示さ
れるが、警報や障害の発生に関わらず濃度レベル等を確
認したい場合には図示しないモニタ表示ボタンを押すこ
とにより、図8に示すモニタ画面を表示部20にて表示
させることができる。この図8において表示部20に
は、本画面が煙濃度及び気流速度の現在値を報知する画
面であることを示すために「煙/気流現在値モニタ」の
文字が上部中央に表示され、その下方には判断結果表示
部23、回線番号表示部24、レベル表示部22、及び
感知量表示部21が図示左右方向に沿って設けられてい
る。そしてこれら判断結果表示部23、回線番号表示部
24、レベル表示部22、及び感知量表示部21を図8
における1つの表示ユニットUとすると、回線毎に、複
数の表示ユニットUを同時に表示することができるよう
に構成されている。図8には10の表示ユニットU1〜
U10が表示されている。
【0040】ここで、判断結果表示部23、回線番号表
示部24、及びレベル表示部22は上記と同様である。
ただし図8の表示部20において、判断結果表示部23
及びレベル表示部22は、煙濃度についての判断結果及
び濃度レベルを表示し、気流速度に関しての表示は行わ
ないものとする。また感知量表示部21は、感知量記憶
部11に記憶された煙濃度の感知量及び気流速度の感知
量を表示するものである。
【0041】例えば上から3番目の表示ユニットU3に
おいて、判断結果表示部23には「警戒」と表示されて
おり煙濃度が警戒の閾値として設定された濃度レベルを
越えていることを示し、回線番号表示部24には「0
3」と表示されており回線番号が03であることを示
す。またレベル表示部22には9番目のレベル表示部2
2が黒色表示されており現在の濃度レベルが9であるこ
とを示し、9番目のレベル表示部22が白色枠取りされ
ており最大の濃度レベルが9であることを示し、さらに
6,8,9番目のレベル表示部22にそれぞれ数字1,
2,3が表示されており注意、警戒、異常の3つのアラ
ーム状態の閾値として濃度レベル6,8,9が各々設定
されていることを示す。また感知量表示部21には「9
3」「46」の相対量で表示されており現在の感知量が
煙濃度については93,気流速度については46である
ことを示す。これら判断結果表示部23、レベル表示部
22及び感知量表示部21による表示内容はポーリング
毎に更新され、常時変化する内容に応じて瞬時に変化す
る。このような表示を行う表示部20を設けたことによ
り、監視員は警報や障害の有無に関わらず現在の感知情
報を常時把握することができる。
【0042】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は前記に示した実施形態に限定され
ず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態に
て実施されてよいものであり、以下、これら異なる形態
について説明する。まず実施形態において火災感知設備
はサンプリング管を用いた煙感知設備として構成されて
いるが、該感知設備の表示システムに限らず、感知器の
物理量に関する情報を表示するあらゆる火災感知設備の
感知情報表示システムに適用されてよいものである。ま
た感知器も煙濃度や気流速度以外の物理量を感知する感
知器であってよい。すなわち本願表示システムは物理量
に関する情報を表示するものであればよく、上記実施形
態に示した煙濃度や気流速度に限定されない。
【0043】また表示部は制御盤に設けられなくてもよ
く、表示盤とは分離された任意の箇所に設置されてよ
く、また例えばレベル表示部と判断結果表示部とを相互
に別の箇所に設置することもできる。なお当然のことな
がら、表示部は液晶パネルでなく例えばプラズマディス
プレイ等の任意の表示装置にて構成することが可能であ
る。また上記実施形態においては最大の濃度レベルは白
色枠取りすることにより表示し、閾値の濃度レベルは数
字を表示することにより表示したが、これら表示の形態
はレベル表示と視覚的に区別できるものであればよい。
なお時系列に対応して表示されるレベル表示部等の配置
方向は上側から下側に至る方向以外でもよく、例えば左
側から右側に至る方向であってもよい。また感知量表示
部、レベル表示部あるいは断結果表示部の表示内容の保
持・非保持、図4〜図8に示す各表示画面の保持・非保
持は任意の基準に基づいて行われてよい。例えば図4に
示すレベル表示部の表示をリアルタイムに更新すること
なく監視員がクリアするまで保持状態としてもよい。あ
るいは図4〜図8に示す各表示画面は監視員がクリアす
るまで保持状態としてもよく、あるいは警報や障害の原
因が除去された時点でクリアしてもよい。
【0044】また気流感知器にて感知された情報を、煙
感知器にて感知された情報と同じ構成にて表示してもよ
い。すなわち上記実施形態においては煙濃度のみを二次
変換部にてレベル変換してレベル表示部にて表示した
が、気流速度に同様の変換を行い、レベル表示部にて表
示してもよい。
【0045】
【発明の効果】これまで説明したように請求項1に記載
の本発明は、感知器にて感知された物理量を、所定の基
準に従って、所定のレベルに変換する変換部と、変換部
にて変換されたレベルを記憶する変換レベル記憶部と、
変換レベル記憶部に記憶されているレベルから最大のレ
ベルを抽出する抽出部と、所定のレベルに対応したレベ
ル表示部を備え、少なくとも、変換部にて変換されたレ
ベルに対応するレベル表示部と、抽出部にて抽出された
最大のレベルに対応するレベル表示部とを互いに視覚的
に異なる状態とすることにより、変換部にて変換された
レベル及び抽出部にて抽出された最大のレベルを表示す
る表示部とを備えたので、現在の感知レベルに加えて最
大のレベルを容易に把握することができ、異常状態が発
生した原因の究明を迅速かつ容易に行うことができる。
【0046】さらに請求項2に記載の本発明は、感知器
にて感知された物理量を、所定の基準に従って、所定の
レベルに変換する変換部と、警戒地区が所定状態である
か否かを判断するための閾値として、所定のレベルのう
ち任意に設定された閾値レベルを記憶する閾値記憶部
と、所定のレベルに対応したレベル表示部を備え、少な
くとも、変換部にて変換されたレベルに対応するレベル
表示部と、閾値記憶部にて記憶された閾値レベルに対応
するレベル表示部とを互いに視覚的に異なる状態とする
ことにより、変換部にて変換されたレベル及び前記閾値
記憶部にて記憶された閾値レベルを表示する表示部とを
備えたので、現在の感知レベルに加えて閾値として設定
されたレベルを容易に把握することができ、閾値レベル
の設定の確認や変更を迅速かつ容易に行うことができ
る。
【0047】さらにまた請求項4に記載の本発明は、変
換部にて変換されたレベルを閾値記憶部にて記憶された
閾値レベルと比較することにより、警戒地区が所定状態
であるか否かを判断する判断部を設け、表示部には、判
断部による判断の結果を表示する判断結果表示部を設け
たので、判断結果を容易に把握することができ、障害の
復旧等を迅速かつ容易に行うことができる。
【0048】しかも請求項3,5に記載の本発明は、感
知器を複数設け、表示部には、複数のレベル表示部を複
数の感知器に対応させて複数組設けたこと等により、各
感知器の表示を同一視野内において一括して把握するこ
とができ、全体の感知情報を容易に把握することができ
る。例えば複数の感知器の最大レベル・現在の濃度レベ
ル等を容易に比較・検討でき、異常の原因究明のための
より詳細な情報を得ることが容易となる。
【0049】しかもまた請求項6に記載の本発明は、レ
ベル表示部及び判断結果表示部のうち表示に使用されて
いるレベル表示部及び判断結果表示部を記憶する使用状
況記憶部を備え、表示部は、使用状況記憶部にて記憶さ
れているレベル表示部及び判断結果表示部に基づいて、
レベル表示部及び判断結果表示部が時系列に沿って所定
方向に沿って配置されるように、表示に使用するレベル
表示部及び判断結果表示部を決定することにより、表示
順序に基づいて原因の発生順序を容易に把握することが
でき、障害の復旧等を迅速かつ容易に行うことができ
る。例えば発生順序に基づいて延焼方向等を予測するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態における火災感知設備の
構成図である。
【図2】図1の制御盤の正面図である。
【図3】図1の制御盤のブロック図である。
【図4】図1の制御盤の表示部の正面図であり、警報を
報知する画面を示す。
【図5】図1の制御盤の表示部の正面図であり、図4の
画面から状況が変化した後の画面を示す。
【図6】図1の制御盤の表示部の正面図であり、図5の
画面に表示ユニットが追加された画面を示す。
【図7】図1の制御盤の表示部の正面図であり、障害を
報知する画面を示す。
【図8】図1の制御盤の表示部の正面図であり、煙濃度
及び気流速度のモニタ画面を示す。
【図9】従来の火災報知設備における制御盤の正面図で
ある。
【図10】図9の制御盤の表示部の拡大図である。
【符号の説明】
A 警戒地区 1 サンプリング管 2 吸引装置 3a〜3j 煙感知器 4a〜4j 気流感知器 5 制御盤 10 記憶部 11 感知量記憶部 12 変換レベル記憶部 13 閾値記憶部 14 使用状況記憶部 20 表示部 21 感知量表示部 22 レベル表示部 23 判断結果表示部 24 回線番号表示部 30 表示制御部 40 入力部 50 出力部 60 A/Dコンバータ 70 切替部 80 制御部 81 一次変換部 82 二次変換部 83 抽出部 84 判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 龍野 弘幸 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (72)発明者 松岡 直哉 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (72)発明者 安藤 久美子 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−334575(JP,A) 特開 平5−298573(JP,A) 特開 昭63−211496(JP,A) 特開 平5−318285(JP,A) 実開 昭59−40994(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 - 29/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警戒地区に配置した感知器と該感知器を
    制御する制御盤とを備え、前記感知器にて感知された物
    理量に関する所定の情報表示を行うための、火災感知設
    備における感知情報表示システムにおいて、 前記感知器にて感知された物理量を、所定の基準に従っ
    て、所定のレベルに変換する変換部と、 前記変換部にて変換されたレベルを記憶する変換レベル
    記憶部と、 前記変換レベル記憶部に記憶されているレベルから最大
    のレベルを抽出する抽出部と、 前記所定のレベルに対応したレベル表示部を備え、少な
    くとも、前記変換部にて変換されたレベルに対応するレ
    ベル表示部と、前記抽出部にて抽出された最大のレベル
    に対応するレベル表示部とを互いに視覚的に異なる状態
    とすることにより、前記変換部にて変換されたレベル及
    び前記抽出部にて抽出された最大のレベルを表示する表
    示部と、を備えたことを特徴とする火災感知設備におけ
    る感知情報表示システム。
  2. 【請求項2】 警戒地区に配置した感知器と該感知器を
    制御する制御盤とを備え、前記感知器にて感知された物
    理量に関する所定の情報表示を行うための、火災感知設
    備における感知情報表示システムにおいて、 前記感知器にて感知された物理量を、所定の基準に従っ
    て、所定のレベルに変換する変換部と、 前記警戒地区が所定状態であるか否かを判断するための
    閾値として、前記所定のレベルのうち任意に設定された
    閾値レベルを記憶する閾値記憶部と、 前記所定のレベルに対応したレベル表示部を備え、少な
    くとも、前記変換部にて変換されたレベルに対応するレ
    ベル表示部と、前記閾値記憶部にて記憶された閾値レベ
    ルに対応するレベル表示部とを互いに視覚的に異なる状
    態とすることにより、前記変換部にて変換されたレベル
    及び前記閾値記憶部にて記憶された閾値レベルを表示す
    る表示部と、を備えたことを特徴とする火災感知設備に
    おける感知情報表示システム。
  3. 【請求項3】 前記感知器を複数設け、前記表示部に
    は、前記レベル表示部を前記複数の感知器に対応させて
    複数組設けたことを特徴とする前記請求項1又は2に記
    載の火災感知設備における感知情報表示システム。
  4. 【請求項4】 前記変換部にて変換されたレベルを前記
    閾値記憶部にて記憶された閾値レベルと比較することに
    より、前記警戒地区が所定状態であるか否かを判断する
    判断部を設け、 前記表示部には、前記判断部による判断の結果を表示す
    る判断結果表示部を設けたことを特徴とする前記請求項
    2又は3に記載の火災感知設備における感知情報表示シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記感知器を複数設け、前記表示部に
    は、前記判断結果表示部を前記複数の感知器に対応させ
    て複数組設けたことを特徴とする前記請求項4に記載の
    火災感知設備における感知情報表示システム。
  6. 【請求項6】 前記レベル表示部及び前記判断結果表示
    部のうち表示に使用されているレベル表示部及び判断結
    果表示部を記憶する使用状況記憶部を備え、前記表示部
    は、前記使用状況記憶部にて記憶されているレベル表示
    部及び判断結果表示部に基づいて、前記レベル表示部及
    び前記判断結果表示部が時系列に沿って所定方向に沿っ
    て配置されるように、表示に使用するレベル表示部及び
    判断結果表示部を決定することを特徴とする前記請求項
    5に記載の火災感知設備における感知情報表示システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記感知器は煙濃度を検出する煙感知器
    であり、前記物理量は煙濃度であることを特徴とする前
    記請求項1乃至6に記載の火災感知設備における感知情
    報表示システム。
  8. 【請求項8】 前記感知器は気流速度を検出する気流感
    知器であり、前記物理量は気流速度であることを特徴と
    する前記請求項1乃至6に記載の火災感知設備における
    感知情報表示システム。
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