JP2006053650A - 地図式警戒表示機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】警戒領域を図形化した地図上に火災の発生した警戒区域番号と部屋位置を表示することのできる地図式警戒表示機器を提供する。
【解決手段】地図式警戒表示機器1は、警戒の対象となる警戒領域を図形化した地図を警戒区域に区画して表示する地図表示部2を備え、この地図表示部2は移し替え可能な光源の投射光によって点灯表示されており、警戒区域の各部屋毎にアドレス感知器を設置し、このアドレス感知器が動作状態になると、アドレス感知器が属する警戒区域の警戒区域番号表示灯4と、アドレス感知器が設置された部屋位置の部屋位置表示灯3とを地図上で点灯させることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】地図式警戒表示機器1は、警戒の対象となる警戒領域を図形化した地図を警戒区域に区画して表示する地図表示部2を備え、この地図表示部2は移し替え可能な光源の投射光によって点灯表示されており、警戒区域の各部屋毎にアドレス感知器を設置し、このアドレス感知器が動作状態になると、アドレス感知器が属する警戒区域の警戒区域番号表示灯4と、アドレス感知器が設置された部屋位置の部屋位置表示灯3とを地図上で点灯させることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば火災受信機のような地図式警戒表示機器に係り、特に警戒領域を図形化した地図を警戒区域に区画して表示した地図式警戒表示機器に関する。
従来、火災の検知機能を有する火災受信機は、火災検知システムが構築された建築物の集中管理室に設置され、全階層に亘る警戒領域内に配置された複数の感知器と信号線で接続されている。そして、火災の発生に伴う感知器の感知動作に即応して、火災受信機は火災の発生を全領域内に報知し、人命の喪失や大災害の発生を未然に防止している。このような火災検知システムに用いられる感知器としては、アドレスを備えたアドレス感知器(例えば火災感知器)が知られている。
従来のアドレス感知器のシステム構成を図5に基づいて説明する。図5に示すように、この種のシステムでは、アドレス感知器53が中継器52を経由し、信号線51を介して火災受信機50に接続されている。ただし、中継器52は火災受信機の種別によっては、省略される場合もある。
図6は、上述した火災受信機の地区窓式表示の一例を示したもので、地区窓式火災受信機20は地区窓式表示部21、アドレス表示部22、操作部23によって構成されている。そして、火災の場合には、地区窓式表示部21は警戒区域番号に該当する順番に配置された地区窓の表示灯を点灯させ、警戒区域名称を記載した銘板を近傍に表示する。また、アドレス表示部22には火災発報したアドレス感知器の警戒区域番号、アドレス番号がデジタル表示される。
ここで、アドレス表示部22の詳細を図7に示す。図7に示すように、アドレス表示部22は、火災の第1報が表示される第1報デジタル表示部70、火災の第2報及びそれ以降の表示を行う第2報デジタル表示部71、警戒区域番号を表示する回線番号デジタル表示72、アドレス番号デジタル表示73、第2報デジタル表示部71の表示内容を更新する表示更新スイッチ74によって構成されている。
また、別の試みとして図8に示すように、アドレス感知器のアドレス番号を、設置されている部屋番号などに変換して表示する場合もある。このようなアドレス感知器は、火災の第1報が表示される第1報デジタル表示部60と、火災の第2報及びそれ以降の表示を行う第2報デジタル表示部61と、警戒区域番号及びアドレス番号を読替えた部屋番号デジタル表示部62と、第2報デジタル表示部61の表示内容を更新する表示更新スイッチ63とから構成されている。
図9は、地図式表示を行う火災受信機の一例を示し、地図式火災受信機30は、地図式表示部31と、アドレス表示部32と、操作部33とから構成されている。火災が発生すると、地図式表示部31には警戒区域番号が地図上に表示される。また、アドレス表示部32には火災発報したアドレス感知器の回線番号とアドレス番号がデジタル表示される。アドレス表示部32の表示内容は前記地区窓式と同一である。
図10は、液晶表示を行う火災受信機の一例を示し、液晶式火災受信機40は液晶表示部42と、アドレス表示部41と、操作部43とから構成されている。火災が発生すると、アドレス表示部41には火災発報したアドレス感知器の警戒区域番号、アドレス番号がデジタル表示される。また、液晶表示部42には該当するメッセージが文字で表示される。
また、別の試みとして、液晶表示部42に地図が表示され、火災発報警戒区域番号、アドレス感知器の位置を液晶の地図上に表示する機種もあるが、費用が高額になる。
このような液晶パネルに地図表示を行うアドレス設定器の従来例としては、例えば特開平9−261779号公報(特許文献1)が開示されている。
さらに、また別の試みとして別盤CRTを設置し、図10の液晶表示部42の地図表示と同様の地図表示を行う機種もあるが、費用は更に高額となる。
このようなCRTを備えた防災設備の表示装置の従来例としては、例えば特開昭53−66198号公報(特許文献2)が開示されている。
特開平9−261779号公報
特開昭53−66198号公報
上述した従来の火災受信機では、火災が発生した場合に警戒区域番号で火災発生の区画を確認して防火管理者が現場確認を行うが、火災で発報したアドレス感知器の位置を探さなければ、実火災なのか、あるいはアドレス感知器の非火災報なのかを判断することは難しいという課題があった。
また、アドレス感知器の警戒区域番号と、アドレス番号を読み替えた部屋番号とを表示する図8の方式の場合には、部屋番号により、ある程度の位置は特定できるものの、部屋番号などのない建物構造の場合にはアドレス番号と警戒区域の位置を図面などで判断する必要があり、緊急時の対応が難しいという課題があった。
本発明の目的は、アドレス感知器が設置された部屋位置を容易に特定することができる地図式警戒表示機器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、警戒の対象となる警戒領域を図形化した地図を警戒区域に区画して表示する地図表示部を備え、この地図表示部は移し替え可能な光源の投射光によって点灯表示される地図式警戒表示機器であって、前記警戒区域の各部屋毎にアドレス感知器を設置し、前記アドレス感知器が動作状態になると、前記アドレス感知器が属する警戒区域番号と、前記アドレス感知器が設置された部屋位置とを前記地図上に表示することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地図式警戒表示機器において、前記警戒区域番号の表示寸法と前記部屋位置の表示寸法とを相違させたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の地図式警戒表示式機器において、前記アドレス感知器にトラブルが発生したときには、前記アドレス感知器が設置されている部屋位置の表示を点滅させることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3のいずれかに記載の地図式警戒表示機器において、前記アドレス感知器にトラブルが発生したときには、前記アドレス感知器が設置されている部屋位置の表示色を火災時における表示色と相違させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、警戒区域番号とアドレス感知器が設置された部屋位置とを同時に地図上に表示するので、火災などの異常が発生した警戒区域と、アドレス感知器が設置された部屋位置とを地図上で容易に特定することができ、これによって火災の早期発見、初期消火、避難誘導に効果を上げることができる。
さらに、この結果によって、構造が簡単で製作費が安く、しかも見易い表示を行うとともに、地図表示部が移し替え可能な光源を利用しているので、警戒区域内のレイアウト変更にも容易に対応することができる。
また、請求項2の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、警戒区域番号の表示寸法と部屋位置の表示寸法とを相違させたので、火災などの異常発生時に警戒区域番号の表示と部屋位置の表示とが見分け易くなり、容易に識別することができる。
また、請求項3の発明によれば、請求項1または2に記載の発明による効果に加えて、アドレス感知器にトラブルが発生したときには、アドレス感知器が設置されている部屋位置の表示を点滅させるので、トラブルが発生したことを即座に認識することができ、その部屋位置も地図上で容易に判断することができるので、トラブル発生時における迅速な対応を期待することができる。
また、請求項4の発明によれば、請求項1、2または3に記載の発明による効果に加えて、アドレス感知器にトラブルが発生したときには、アドレス感知器が設置されている部屋位置の表示色を火災時における表示色と相違させるので、トラブルが発生したことを即座に認識することができ、その部屋位置も地図上で容易に判断することができるので、トラブル発生時における迅速な対応を期待することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態となる実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下の実施例に示す図面は模式的なものであり、各部材の寸法の比率等は現実のものとは異なる。
図1は、実施例1に係る地図式警戒表示機器を用いた防災システムのシステム構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例の防災システム10は、火災などのトラブルの発生を受信すると、地図上に発生位置を表示して知らせる地図式警戒表示機器1と、警戒の対象となる各部屋に設置されたアドレス感知器11と、アドレス感知器11からの信号を地図式警戒表示機器1へ中継する中継器12と、アドレスの与えられていない一般感知器13とから構成されている。
ここで、図1に示すシステム構成において、部屋番号101号室にはアドレス番号AD1のアドレス感知器11−1、アドレス番号AD2のアドレス感知器11−2、アドレス番号AD3のアドレス感知器11−3が設置され、部屋番号102号室にはアドレス番号AD4のアドレス感知器11−4、アドレス番号AD5のアドレス感知器11−5が接続されている。これらのアドレス感知器11−1〜11−5は、中継器12−1と信号線14−1を介して地図式警戒表示機器1に接続されている。
また、部屋番号103号室にはアドレス番号AD6のアドレス感知器11−6、アドレス番号AD7のアドレス感知器11−7が接続され、中継器12−2と信号線14−1を介して地図式警戒表示機器1に接続されている。
さらに、101号室、102号室、103号室前の廊下の部分にはアドレスの無い一般感知器13−1が設置され、信号線14−1を介して地図式警戒表示機器1に接続されている。
上述したアドレス感知器11−1〜11−7、中継器12−1、12−2及び一般感知器13−1は警戒区域番号A1に属している。
さらに、部屋番号104号室にはアドレス番号AD1のアドレス感知器11−8が設置され、部屋番号105号室にはアドレス番号AD2のアドレス感知器11−9、部屋番号106号室にはアドレス番号AD3のアドレス感知器11−10が設置されている。そして、アドレス感知器11−8〜11−10は中継器12−3と信号線14−2を介して地図式警戒表示機器1に接続されている。
また、104号室、105号室、106号室前の廊下及びトイレの部分にはアドレスの無い一般感知器13−2、13−3が設置され、信号線14−2を介して地図式警戒表示機器1に接続されている。
上述したアドレス感知器11−8〜11−10、中継器12−3及び一般感知器13−2、13−3は警戒区域番号A2に属している。
次に、本実施例の地図式警戒表示機器1の構成を図2に基づいて説明する。図2は本実施例に係る地図式警戒表示機器1の機器正面を示す図である。図2に示すように、本実施例の地図式警戒表示機器1は、警戒の対象となる警戒領域を図形化した地図を警戒区域に区画して表示する地図表示部2と、部屋の位置を表示する部屋位置表示灯3と、警戒区域番号を表示する警戒区域番号表示灯4と、各種操作を行う操作部5とを備えている。
なお、本実施例における地図式警戒表示機器1は、ROM、RAM、CPUなどを備えたコンピュータシステムにより構成することができる。
ここで、地図表示部2は、表示窓の前面に設けられた窓板と、窓板の背面に設置され間取図を表示した表示シートと、表示シートの背後に配置されスポット状の投射光を投射する強指向性の光源と、光源を移し替え可能に差し込むことのできる差込部材とを備えている。この差込部材はポリウレタンのような発泡性の樹脂で作られていて光源の抜き差しが容易にできるものなので、警戒の対象となる建造物のレイアウトが変更されたときには、新しいレイアウトの印刷された表示シートに張り替え、この表示シートに合わせて光源を移し替えることによって、新しいレイアウトに即座に対応することができる。
このように光源を移し替え可能にすることは、例えば特開平11−31283号公報に開示された技術により実現することができる。
次に、上述した地図表示部2の詳細を図3に基づいて説明する。図3は本実施例に係る地図式警戒表示機器1の地図表示部2の詳細を説明するための図であり、図1で説明したシステム構成を地図表示部2に表示したものである。
図3に示すように、地図表示部2には、警戒対象となる建物の間取りを示す間取図80が表示され、この間取図80上には各警戒区域A1、A2の警戒区域番号を表示する警戒区域番号表示灯4−1、4−2と、各部屋に設置されたアドレス感知器11が火災などの異常を検知して作動状態になると点灯する部屋位置表示灯3−1〜3−6とが備えられている。
各警戒区域A1、A2は、それぞれ別の警戒区域色で表示され、境界には警戒区域を分ける警戒区域線85によって区分けされて地図上に表示されている。
また、各部屋位置表示灯3−1〜3−6には、各部屋に設置されているアドレス感知器11がそれぞれ割付けられて、地図式警戒表示機器1に記憶されている。
ここで、図1で説明したように、警戒区域番号A1の区域内にはアドレス感知器11が7個配置されており、このうちアドレス番号AD1、AD2,AD3のアドレス感知器11−1、11−2、11−3が割付けられた部屋101号室の位置を表示するものとして部屋位置表示灯3−1が設置されている。
各部屋位置表示灯3には、各アドレス感知器が属する警戒区域番号とアドレス番号が表示される。例えば、部屋位置表示灯3−1では、図3に示すように、アドレス感知器11−1が属する警戒区域番号A1とアドレス番号AD1とに基づいて「A1−1、A1−2、A1−3」と表示される。同様にして、アドレス感知器11−2については「A1−1、A1−2、A1−3」、アドレス感知器11−3については「A1−1、A1−2、A1−3」と表示される。
また、警戒区域A1にはアドレス番号AD4、AD5のアドレス感知器11−4、11−5が102号室に設置されているので、部屋位置表示灯3−2には「A1−4、A1−5」が表示され、同様にして部屋位置表示灯3−3には「A1−6、A1−7」が表示される。
さらに、地図表示部2には警戒区域番号A2の警戒区域番号表示灯4−2と、部屋位置表示灯3−4〜3−6とが設置されており、警戒区域A1と同様に表示される。
このように部屋位置表示灯3に警戒区域番号とアドレス感知器11のアドレス番号とを表示することによって、表示を見た防火管理者には部屋位置だけでなく、アドレス感知器11の識別をすることもできる。
また、図1のシステム構成で説明したように、本実施例の防災システム10にはアドレス感知器11の他に一般感知器13が設置されている。
ただし、一般感知器13の位置はその機能上位置を特定できないため、地図表示部2には表示されていない。そこで、一般感知器13が作動したときには警戒区域番号表示灯4を点灯させて防火管理者に異常発生を知らせるようにする。
例えば、警戒区域A1では廊下に設置された一般感知器13−1があり、廊下における異常を一般感知器13−1が感知して作動状態になると、警戒区域番号表示灯4−1が点灯して異常の発生を知らせる。
同様に、警戒区域A2においても、廊下やトイレに設置された一般感知器13−2、13−3が異常を感知して作動状態になると、警戒区域番号表示灯4−2が点灯して異常の発生を知らせる。
このように構成された防災システム10において、例えば101号室のアドレス番号AD1のアドレス感知器11−1が火災を検知して作動状態になると、アドレス感知器11−1から中継器12−1を経由して信号線14−1を介して地図式警戒表示機器1に火災信号が伝達される。そして、地図式警戒表示機器1は地図表示部2に火災発報した警戒区域番号表示灯4−1と、アドレス感知器11−1が割付けられている部屋位置表示灯3−1を点灯させる。この点灯によって防火管理者は警戒区域番号A1の区域で火災が発生したことを確認し、次に101号室で火災が発生したことも地図上で容易に視認することができる。
以上説明したように、本実施例に係る地図式警戒表示機器1では、警戒区域番号とアドレス感知器が割付けられた部屋位置とを地図上に同時に表示するようにしたので、火災などの異常が発生した警戒区域と、アドレス感知器が設置された部屋位置とを地図上で容易に特定することができ、これによって火災の早期発見、初期消火、避難誘導に効果を上げることができる。
さらに、この結果、構造が簡単で製作費が安く、しかも見易い表示を行うとともに、地図表示部2が移し替え可能な光源を利用しているので、警戒区域内のレイアウト変更にも容易に対応することのできる地図式警戒表示機器1を提供することができる。
図4は、実施例2に係る地図式警戒表示機器1の地図表示部2の詳細を説明するための図である。図4に示すように、本実施例では、実施例1と比較して部屋位置表示灯3の表示径を小型にして警戒区域番号表示灯4の表示寸法と相違するようにしたことが異なる。その他の構成については、実施例1と同一なので説明を省略する。
このように、本実施例に係る地図式警戒表示機器1では、警戒区域番号表示灯4と部屋位置表示灯3の表示寸法を相違させたので、火災などの異常発生時に警戒区域番号の表示と部屋位置の表示とが見分け易くなり、容易に識別することができる。
この実施例3では、アドレス感知器11にトラブルが発生したときに、トラブルの発生したアドレス感知器11が割付けられた部屋位置表示灯3を点滅表示させるように構成したことが実施例1と異なる。その他の構成については、実施例1と同一なので説明を省略する。以下、図3を参照しながら説明する。
本実施例においては、101号室のアドレス感知器11−1にトラブルが発生した場合には、アドレス感知器11−1から中継器12−1を経由し、信号線14−1を介して地図式警戒表示機器1にトラブル信号が伝達され、このトラブル信号を受信した地図式警戒表示機器1は、トラブルが発生したアドレス感知器11−1が割付けられている部屋位置表示灯3−1を点滅表示する。この点滅表示によって、防火管理者は101号室のアドレス感知器11−1にトラブルが発生したことを即座に認識することができ、その部屋位置も地図上で容易に判断することができる。
なお、火災時における部屋位置の表示を点滅にする場合には、トラブル時における点滅表示の周期を、火災時における点滅周期と変えることによって、それぞれの表示の識別ができるようにすればよい。
このように、本実施例に係る地図式警戒表示機器1では、アドレス感知器11にトラブルが発生したときには部屋位置表示灯3を点滅表示するようにしたので、トラブルが発生したことを即座に認識することができ、その部屋位置も地図上で容易に判断することができるので、トラブル発生時における迅速な対応を期待することができる。
この実施例4では、アドレス感知器11にトラブルが発生したときに、トラブルの発生したアドレス感知器11が割付けられた部屋位置表示灯3を火災時とは異なる色で点灯するように構成したことが実施例1と異なる。その他の構成については実施例1と同一なので説明を省略する。以下、図3を参照しながら説明する。
本実施例において、101号室のアドレス感知器11−1にトラブルが発生した場合には、アドレス感知器11−1から中継器12−1を経由し、信号線14−1を介して地図式警戒表示機器1にトラブル信号が伝達される。このトラブル信号を受信した地図式警戒表示機器1は、トラブルが発生したアドレス感知器11−1が割付けられている部屋位置表示灯3−1を火災時とは異なる色、例えば橙色で点灯する。このように異なる色で表示したことによって、防火管理者は101号室のアドレス感知器11−1にトラブルが発生したことを即座に認識することができ、その部屋位置も地図上で容易に判断することができる。
このような異なる色によるトラブル表示は、地図表示部2の光源を2色LEDにすることによって実現することができ、トラブル発生時には橙色で表示するようにし、火災時には赤色で表示するようにする。なお、トラブル時における表示色や火災時における表示色は、橙色や赤色でなくてもその他の色であってもよい。
本実施例に係る地図式警戒表示機器1では、アドレス感知器11にトラブルが発生したときには部屋位置表示灯3を火災時と異なる色で点灯するようにしたので、トラブルが発生したことを即座に認識することができ、また、その部屋位置も地図上で容易に判断することができるので、トラブル発生時における迅速な対応を期待することができる。
以上、本発明の地図式警戒表示機器について、図示した実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成を同等の機能を有する任意の構成のものに置き換えたり、或いは各実施例を適宜に組み合わることができる。
本発明は、例えば火災受信機のような地図式警戒表示機器に係り、特に警戒領域を図形化した地図上に火災の発生した警戒区域番号と部屋位置とを表示して、火災などの発生した位置を即座に特定するための技術として極めて有用である。
1…地図式警戒表示機器
2…地図表示部
3…部屋位置表示灯
4…警戒区域番号表示灯
5…操作部
10…防災システム
11、53…アドレス感知器
12、52…中継器
13…一般感知器
14、51…信号線
20…地区窓式火災受信機
21…地区窓式表示部
22、32、41…アドレス表示部
23、33、43…操作部
30…地図式火災受信機
31…地図式表示部
40…液晶式火災受信機
42…液晶表示部
50…火災受信機
60、70…第1報デジタル表示部
61、71…第2報デジタル表示部
62…部屋番号デジタル表示部
63、74…表示更新スイッチ
72…回線番号デジタル表示
73…アドレス番号デジタル表示
80…間取図
85…警戒区域線
2…地図表示部
3…部屋位置表示灯
4…警戒区域番号表示灯
5…操作部
10…防災システム
11、53…アドレス感知器
12、52…中継器
13…一般感知器
14、51…信号線
20…地区窓式火災受信機
21…地区窓式表示部
22、32、41…アドレス表示部
23、33、43…操作部
30…地図式火災受信機
31…地図式表示部
40…液晶式火災受信機
42…液晶表示部
50…火災受信機
60、70…第1報デジタル表示部
61、71…第2報デジタル表示部
62…部屋番号デジタル表示部
63、74…表示更新スイッチ
72…回線番号デジタル表示
73…アドレス番号デジタル表示
80…間取図
85…警戒区域線
Claims (4)
- 警戒の対象となる警戒領域を図形化した地図を警戒区域に区画して表示する地図表示部を備え、この地図表示部が移し替え可能な光源の投射光によって点灯表示される地図式警戒表示機器であって、
前記警戒区域の各部屋毎にアドレス感知器を設置し、前記アドレス感知器が動作状態になると、前記アドレス感知器が属する警戒区域番号と、前記アドレス感知器が設置された部屋位置とを前記地図上に表示することを特徴とする地図式警戒表示機器。 - 前記警戒区域番号の表示寸法と前記部屋位置の表示寸法とを相違させたことを特徴とする請求項1に記載の地図式警戒表示機器。
- 前記アドレス感知器にトラブルが発生したときには、前記アドレス感知器が設置されている部屋位置の表示を点滅させることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の地図式警戒表示機器。
- 前記アドレス感知器にトラブルが発生したときには、前記アドレス感知器が設置されている部屋位置の表示色を火災時における表示色と相違させることを特徴とする請求項1、2または3のいずれか一項に記載の地図式警戒表示機器。
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Legal Events
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