JP2007317046A - 火災報知設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の監視状態の中で、アドレスの重複を判別した場合、アドレスが重複して付与されている端末機器を容易に発見することができる火災報知設備を提供することを目的とする。
【解決手段】火災受信機は、各端末機器との間でアドレスに基づく信号伝送を行う伝送回路と、信号の誤応答が複数回あることを認識すると、この複数回誤応答したアドレスを重複アドレスであると判別し、この重複アドレスを表示手段に表示させる制御手段と、アドレスを指定するアドレス指定手段とを有し、制御手段は、上記表示手段に表示されている重複アドレスが、上記アドレス指定手段を介して指定されたときに、この指定された重複アドレスが付与されている端末機器の表示灯を点灯させる点灯信号を、上記伝送回路から送信する手段であり、端末機器は、自己に付与されているアドレスに対応する上記点灯信号を受信し、表示灯を点灯する表示灯点灯手段を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、火災報知設備に関する。
同一アドレスが重複して付与されていることを検出する機能を有する火災受信機が知られている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
火災受信機の端末である感知器や中継器のアドレスが間違って重複して付与されていた場合、火災受信機の表示部に、その重複アドレスを表示し、また、「誤応答」の文字を表示する。ただし、誤応答の信号は、周期不定でON/OFFを繰り返すので、火災受信機の表示部における表示がON/OFFする。
特開平08−106591号公報 特開平08−221673号公報
上記従来例において、伝送線を介して、火災受信機と複数の端末機器とが信号伝送し、複数台の端末機器に同じアドレスが重複して付与されている場合、この重複アドレスが付与されている端末機器を探すには、接続されている端末機器のアドレス設定を、1台ずつ確認する必要がある。アドレスは、1系統にたとえば最大255個存在し、また、端末機器が1箇所にまとまっていることはなく、中継器は、通常、複数の中継器盤に納められ、感知器に至っては、天井に個々に配置されているので、端末機器を1つずつ、アドレス確認するには、その作業に大きな時間がかかる。
上記従来例において、火災受信機が、アドレスの重複付与を検出し、重複アドレスを表示するが、アドレスが重複して付与されている端末機器を見つけることは困難である。
つまり、上記従来例では、通常の監視状態の中で、アドレスの重複を判別した場合、アドレスが重複して付与されている端末機器を発見することが困難であるという問題がある。
本発明は、通常の監視状態の中で、アドレスの重複を判別した場合、アドレスが重複して付与されている端末機器を容易に発見することができる火災報知設備を提供することを目的とする。
本発明は、伝送線を介した火災受信機と複数の端末機器とからなる火災報知設備において、上記火災受信機は、各端末機器との間でアドレスに基づく信号伝送を行う伝送回路と、信号の誤応答が複数回あることを認識すると、この複数回誤応答したアドレスを重複アドレスであると判別し、この重複アドレスを表示手段に表示させる制御手段と、アドレスを指定するアドレス指定手段とを有し、上記制御手段は、上記表示手段に表示されている重複アドレスが、上記アドレス指定手段を介して指定されたときに、この指定された重複アドレスが付与されている端末機器の表示灯を点灯させる点灯信号を、上記伝送回路から送信する手段であり、上記端末機器は、自己に付与されているアドレスに対応する上記点灯信号を受信し、表示灯を点灯する表示灯点灯手段を有する機器である。
本発明によれば、通常の監視状態の中で、アドレスの重複を判別した場合、アドレスが重複して付与されている端末機器を容易に発見することができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である火災受信機RE1を含む火災報知設備FA1のシステム構成を示すブロック図である。
火災報知設備FA1は、端末機器として、差動式スポット型感知器SE1と、光電式スポット型感知器SE2と、熱アナログ感知器SE3と、光電式アナログ感知器SE4と、アドレッサブル発信機SE5と、ショートサーキットアイソレータSCIと、防排煙制御用中継器C1と、火災監視用中継器C2、C3、C8と、地区音響制御用中継器C4と、ガス漏れ検知用中継器C5と、防排煙制御用中継器C6と、中継器C7とを有する。これらは、伝送線3(1系統)を介して、火災受信機RE1に接続されている。
また、火災報知設備FA1は、各中継器に接続される機器として、一般型感知器SE6、SE7、SE8と、ガス漏れ検知器SE9と、P型発信機G1、G2と、地区ベルBLと、防排煙機器(設備)DS1、DS2とを有する。
差動式スポット型感知器SE1は、いわゆる熱感知器であって、火災による熱(温度上昇)を検出して火災と判別されるときに、火災信号を送信する。光電式スポット型感知器SE2は、いわゆる煙感知器であって、火災による煙を検出して火災と判別されるときに、火災信号を送信する。熱アナログ感知器SE3は、熱感知器の一種であって、火災による熱を検出するために、周囲温度のアナログ値を送信する。
光電式アナログ感知器SE4は、煙感知器の一種であって、煙のアナログ値を送信する。アドレッサブル発信機SE5は、いわゆる火災発信機であって、火災の発見者が手動操作する押しボタンを備え、火災信号を送信する。
ショートサーキットアイソレータSCIは、後段の伝送線の短絡発生時に、後段の伝送線を切り離す装置であって、通常、信号伝送の必要はないが、火災受信機RE1からの復旧信号を受信し、復旧するものもある。ここでは、後段の伝送線の短絡解消時に、回復信号を送信する。
防排煙制御用中継器C1は、火災受信機RE1からの制御信号を受信して、接続される防排煙機器DS1を制御する。火災監視用中継器C2、C3は、信号線を介して一般型感知器または火災発信機が接続され、それらからの火災信号(スイッチング動作)を受信して、火災信号を送信する。火災監視用中継器C2は、自動試験機能付火災感知器を接続することができる。
地区音響制御用中継器C4は、火災受信機RE1からの制御信号を受信して、接続されている地区ベルBLを鳴動させる。ガス漏れ検知用中継器C5は、信号線を介してガス漏れ検知器SE9が接続され、信号(スイッチング動作)を受信して、ガス漏れ信号を送信する。
防排煙制御用中継器C6は、防排煙制御用中継器C1と同様である。中継器C7は、従来の中継器である。火災監視用中継器C8は、火災監視用中継器C3と同様である。
火災受信機RE1は、伝送線3(3−1)を介して、端末機器SE1〜SE5、SCI、C1〜C8と接続されている。
図2は、火災報知設備FA1に使用されている光電式スポット型感知器SE2を示すブロック図である。
光電式スポット型感知器SE2は、端末機器の一例であり、マイコン(マイクロコンピュータ)10と、ROM20と、RAM21と、EEPROM22と、EEPROM23と、発光回路30と、発光素子31と、増幅回路40と、受光素子41と、サンプルホールド回路42と、送受信回路(伝送回路)50と、確認灯51と、定電圧回路60と、RAMの不定領域70と、乱数記憶用RAM71と、クロック発生源CLとを有する。
ここで、発光回路30、発光素子31、増幅回路40、受光素子41、サンプルホールド回路42以外の構成は、各端末機器SE1〜SE5、SCI、C1〜C8に共通の構成である。
マイコン10は、光電式スポット型感知器SE2の全体を制御するものである。
ROM20は、プログラム格納領域であり、RAM21は、サンプルホールド回路42の出力レベルSLVなどを格納する作業領域である。
EEPROM22は、光電式スポット型感知器SE2の自身の自己アドレスを格納するアドレス設定部である。EEPROM22の代わりに、ディップスイッチをアドレス設定部として使用するようにしてもよい。
EEPROM23は、増幅回路40の出力レベル(実際には、サンプルホールド回路42の出力レベルSLV)によって火災と判断する火災判断レベル等、各設定値を記憶するものである。
発光回路30は、マイコン10から発光制御パルスを受けたときに発光素子31に発光用の電流パルスを供給するものであり、増幅回路40は、受光素子41の出力レベルを所定の増幅率で増幅するものである。
送受信回路50は、マイコン10から火災受信機RE1に火災信号、応答信号等の信号を送出する送信回路と、火災受信機RE1からポーリングによる呼び出し信号等の信号を受けマイコン10に送る受信回路とを有するものである。また、確認灯(表示灯)51は、火災受信機RE1からのアドレス重複による点灯信号により点灯するものであり、また、火災検出したときに点灯するものである。
定電圧回路60は、伝送線3(電源兼信号線)を介して火災受信機RE1から感知器SE2に供給された電圧を、マイコン10等に必要な定電圧にして供給する回路である。
また、RAMの不定領域70と、乱数記憶用RAM71と、クロック発生源CLとを有する。
RAMの不定領域70は、RAMの領域のうちで、初期化される前の領域であり、その領域内には規則性のないデータが存在する。
乱数記憶用RAM71は、発生された乱数を記憶する領域であり、乱数計算用の方程式に基づいて新たな乱数が発生される度に、記憶される乱数が更新されるものである。
そして、マイコン10とROM20とは、火災受信機RE1が送出するアドレスのうちの自己アドレスに基づいて火災受信機RE1に呼び出されたときから、端末機器が火災受信機RE1に応答するまでの遅延時間を、RAMの不定領域70内の所定データに基づいて設定する遅延時間設定手段の例であり、また、自己アドレスに基づいて火災受信機RE1に呼び出されたときから、遅延時間経過後に火災受信機RE1に応答する応答手段の例でもある。上記遅延時間設定手段は、火災受信機RE1に応答する度に、遅延時間を異ならせる手段である。
次に、上記遅延時間設定について説明する。
図6は、マイクロプロセッサ10の動作を示すフローチャートである。
まず、電源立ち上げ時に、RAMの不定領域70から4バイトのデータを読み取り(S31)、この読み取った4バイトのデータを加算等の演算を行い、1バイトのデータを求め、この求めた1バイトのデータを乱数初期値とする(S32)。そして、この求めた乱数初期値を、乱数計算用の方程式に代入し、1つ目の乱数を発生し、この発生した乱数を、乱数記憶用RAM71に記憶する(S33)。このように、1つ目の乱数を乱数記憶用RAM71に記憶することによって、乱数に関する初期処理が終了する。
ここで、火災受信機RE1から端末機器が信号を受信し(S41)、その受信信号のうちの受信アドレスが、端末機器の自己アドレスであれば(S42)、火災受信機RE1に応答する必要があり、乱数記憶用RAM71から1つ目の乱数を読み取り、この読み取った乱数を、以下に示す乱数計算用の方程式に代入し、2つ目の乱数を発生し、この2つ目の乱数に基づいて、遅延時間を設定する(S43)。
具体的には、発生した乱数は、1バイトのデータであり、この1バイトのデータを加算等することによって、4ビットのデータを求め、この求めた4ビットのデータによって、16種類の遅延時間のうちの1つの遅延時間が設定される。
つまり、火災受信機RE1が送出するアドレスのうちの自己アドレスに基づいて、火災受信機RE1に呼び出されたときから、端末機器が火災受信機RE1に応答するまでの遅延時間を、上記4ビットのデータに基づいて設定する。
そして、火災受信機RE1から信号受信したときから、設定された遅延時間が経過した後に、火災受信機RE1へ応答信号を送出し(S44)、発生した2つ目の乱数を、乱数記憶用RAM71に記憶する(S45)。
一方、自己アドレス宛に火災受信機RE1から信号受信し、応答の必要がない場合(S41〜S42)、応答せずに、必要な処理を実行する(S50)。その後は、上記処理(S41〜S45、S50)を繰り返す。
ところで、上記乱数計算用の方程式(0〜15の整数をランダムに算出するルーチン)としては、次のものが考えられる。
X=RND1+RND2
RND1=RND2
RND2=X MOD 16
RETURN
なお、Xは、ワーク用変数であり、RND1、RND2は、乱数用の変数であり、常にRND2に結果が格納され、上記ルーチンを実行する前に1回だけ初期値を設定する必要がある。勿論、上記乱数計算用の方程式以外の方程式を使用するようにしてもよい。
上記遅延時間設定においては、複数の端末機器に同一アドレスが重複して付与されている場合、同一アドレスが付与されている複数の端末機器から、それぞれ所定の遅延時間だけずれて送出されるので、同一アドレスが重複して付与されている端末機器の間で遅延時間に違いが生じていれば、火災受信機RE1からみたときに、解釈できないデータを受信したことになり、当該アドレスが重複付与アドレスであることを火災受信機RE1が認識できる。
図7は、上記実施例における遅延時間の説明図である。
図7(1)に示すように、遅延時間が同一の時間DTである場合、同一アドレスnが付与されている複数の端末機器から応答があっても、応答内容が同じである限り、火災受信機RE1は、同一アドレスが付与されていることを検出できない。
すなわち、平常時は、端末機器からの応答内容が同一になり、完全に重なり、1つの信号になる。しかし、図7(2)に示すように、同一アドレスnが付与されている複数の端末機器の間で、遅延時間DT1と遅延時間DT2とのように、2つの遅延時間が互いに異なる場合、その2つの端末機器から応答があると、応答内容が同じであっても、そのアドレスnの端末機器からの応答信号が、遅延時間の差の時間(=DT1−DT2)だけずれるので、火災受信機RE1からみれば、解釈できないデータを受信したことになり、アドレスnが重複付与アドレスであることを認識することができる。すなわち、この場合、火災受信機RE1側で行っているフレーミングエラーやサムチェックエラーが発生し、または、あり得ないデータによるエラー等が確実に発生し、伝送上のエラーとして検出できるので、アドレスnが重複付与アドレス(誤応答アドレス)であることを認識することができる。
このように、火災受信機RE1に応答する際に、乱数に基づく遅延時間を設けることによって、複数の端末機器に同一アドレスが重複して付与されている場合、同一アドレスが付与されている複数の端末機器から、それぞれ所定の遅延時間だけずれて送出されるので、同一アドレスが重複して付与されている端末機器の間で、遅延時間に違いが生じていれば、火災受信機からみたときに解釈できないデータを受信したことになり、後述の図5のフローチャートに示すように、当該アドレスが重複付与アドレス(誤応答アドレス)であると認識させることができる。
図3は、火災報知設備FA1に使用されている火災受信機RE1を示すブロック図である。
火災受信機RE1は、CPU(セントラルプロセッサユニット)80と、ROM81と、RAM82と、操作部91と、操作部IF92と、データベース93と、表示部用ドライバ94と、表示部95と、送受信部LC1、LC2、LC3、LC4、…LC12(図1の1〜12系統に対応している)とを有する。
操作部91は、LCDのタッチパネルであり、表示部95は、LCDである。
送受信部LC1、LC2、LC3、LC4、…、LC12は、伝送線3−1〜3−12を介して複数の端末機器と信号伝送を行うものであり、複数の端末機器をアドレスによって呼び出して、応答信号等を受信する。
第1の送受信部LC1には、第1の伝送線(回線)3−1が接続され、端末機器SE1〜SE5、SCI、C1〜C8、が接続される。
同様に、第2〜12の送受信部LC2〜LC12には、第2〜12の伝送線(回線)3−2〜3−12が接続され、図1には示さないが、端末機器が接続される。
データベース93には、回線情報と、端末機器情報とが格納されている。上記回線情報は回線番号であり、上記端末機器情報はアドレスであり、種別(機器の種別)であり、たとえば、アドレス毎に対応させて格納されている。
CPU80は、送受信部LC1〜LC12を介して、回線に接続されている火災感知器等の各端末機器を、そのアドレスを指定して呼び出し、応答信号を受信することによって、その端末機器の情報を常時収集し、この収集の結果、収集した情報が異常(誤応答)である端末機器を発見した場合、RAM82の誤応答に関する情報を保存するエリアに、その端末機器の情報(端末機器のアドレス)を記憶すると共に、端末機器のアドレスと誤応答したことを表示部95に表示する。
次に、所定回数内に複数回の誤応答が検出されると、アドレス重複と判断する。つまり、応答信号が異常な場合としては、単にノイズ等によって応答信号が異常となることが考えられ、1回のみではアドレス重複によるものと判断しない。
そして、RAM82のアドレス重複に関する情報を保存するエリアに、その端末機器の情報(端末機器のアドレス)を記憶すると共に、誤応答の表示からアドレス重複表示に切り替え、また、図4に示すように、確認灯ボタン95Bを表示する。
図4は、実施例1における重複アドレスを表示する画面例を示す図である。
この画面例では、アドレス「2」の感知器SE2が、誤応答の表示からアドレス重複の表示に切り替え表示された例であり、また、アドレス「4」の感知器SE4が無応答であるとして表示されている。この無応答は、アドレスを指定して呼び出したときに、応答信号を受信できないことを示す。ここで、データベース93に設定されている感知器SE4のアドレスと、感知器SE4のEEPROM22に設定されている自己アドレスとが一致していないことが考えられ、つまり、感知器SE2のアドレスが感知器SE4にも設定され、アドレス重複になっていると推測することもできる。
この確認灯ボタン95Bの操作によって、そのアドレスを指定した点灯信号が送出され、対応するアドレスの端末機器が受信して、その確認灯51を点灯させる。
端末機器からの誤応答信号を、約800秒間に2回以上検出できるので、800秒間に2回検出すると、重複アドレスを検出したと判断し、火災受信機RE1の表示部95に、そのアドレスと「重複」という文字とを表示する。その後に、誤応答信号がOFFしても「重複」表示を保持する。
重複アドレスの検出が確定されると、表示操作部95に、確認灯ボタン95Bを表示する。この確認灯ボタン95Bを操作すると、確認灯点灯信号を重複したアドレスの端末機器に送信することによって、端末機器に設けられている確認灯(LED)51が点灯する。
アドレスが重複している端末機器を探すときに、中継器盤に納められている中継器であれば、確認灯が点灯している中継器を探せばよく、感知器の場合には、天井に取り付けられた状態で確認灯の点灯を確認すればよい。したがって、1つ1つ取り外してアドレスを確認する手間が不要となり、作業時間が短縮される。
「重複」表示を回復する場合、約800秒間に1度も誤応答信号が検出されなかったときに、「重複」表示を回復する。
なお、上記800秒は、端末機器伝送周期が、1周で約80秒かかり、10周で800秒であり、これと同じ秒数である。
次に、上記実施例の動作について説明する。
図5は、実施例1における動作を示すフローチャートである。
S1で、平常監視し、つまり、各端末機器との間で、アドレスに基づく信号伝送によって応答信号を受信する動作を行い、S2で、誤応答が検出されると、S3で、800秒間以内に2回検出したかどうかを判断する。
上記2回検出したとの判断は、下記(1)、(2)のケースがあり、また、その場合、下記「重複」の表示がなされる。
(1)1周80秒を10周(800秒)を検出する間に、たとえば、誤応答→誤応答回復(正常な応答信号)→誤応答と繰り返された場合、つまり、誤応答が2回以上検出された場合、火災受信機の表示部95にアドレスと共に「重複」を表示する。誤応答は毎周検出されるわけではなく、重複している機種によっては、誤応答が回復する場合がある。
(2)10周800秒間に誤応答が回復することなく800秒間検出され続けた場合、火災受信機に「重複」を表示する。
複数のアドレスが重複して付与されている場合、各重複アドレスを全て表示する。
S4で、表示部95に、確認灯ボタン95Bを表示する。
S5で、確認灯ボタン95Bを操作すると、S6で、アドレス重複している端末機器の確認灯51(LED)が点灯する。S7で、オペレータは、確認灯51を見ながら、アドレスが重複している端末機器を捜索し、S8で、アドレスが重複している端末機器を発見すると、S9で、上記確認スイッチ(確認灯ボタン95B)を再操作する。S9におけるスイッチ再操作によって、S10で、アドレス重複している端末機器の確認灯51が消灯する。
そして、S11で、設定の間違っていたEEPROM22内のアドレスを変更する。
確認灯51の点灯操作は、表示部95において、重複表示されたアドレスの端末機器に確認灯ボタン95Bが表示されるので、上記ボタン95Bを操作した後に(図4のボタン95Bの背景は白から赤に変化した後に)、重複アドレスが付与されている端末機器の確認灯51が点灯し、ボタン95Bを再度操作すると確認灯51は消灯する(ボタン95Bの背景は赤から白に変化する)。
上記実施例において、制御手段(CPU80)は、所定回数の呼出に対して複数回の誤応答があるときに、アドレス重複であるとして、そのアドレスを表示手段(表示部95)に表示する。また、制御手段は、上記アドレスを指定する指定手段(確認灯ボタン95B)を再操作することによって、そのアドレスについて、表示灯(ここでは確認灯51を用いる)の消灯信号を伝送回路(送受信部LC1〜LC12)から送信し、そのアドレスに設定されている端末機器は、表示灯の消灯信号を受信し、表示灯を消灯する。
上記実施例は、伝送線を介した火災受信機と複数の端末機器とからなる火災報知設備において、上記火災受信機は、各端末機器との間で、アドレスに基づく信号伝送を行う伝送回路としての送受信部LC1〜LC12と、信号の誤応答が複数回あることを認識すると、この複数回誤応答したアドレスを重複アドレスであると判別し、この重複アドレスを表示手段としての表示部95に表示させる制御手段としてのCPU80と、アドレスを指定するアドレス指定手段としての確認灯ボタン95Bとを有し、上記制御手段は、上記表示手段に表示されている重複アドレスが、上記アドレス指定手段を介して指定されたときに、この指定された重複アドレスが付与されている端末機器の表示灯としての確認灯51を点灯させる点灯信号を、上記伝送回路から送信する手段であり、上記端末機器は、自己に付与されているアドレスに対応する上記点灯信号を受信し、表示灯を点灯する表示灯点灯手段を有する機器である。
また、上記制御手段は、所定回数の呼出に対して複数の誤応答があるときに、重複アドレスであると判別する手段である。
また、上記制御手段は、アドレス指定手段を介して、上記アドレスが再指定されると、この再指定されたアドレスが付与されている端末機器の表示灯を消灯させる消灯信号を、上記伝送回路を介して送信する手段であり、上記端末機器は、自己に付与されているアドレスに対応する上記消灯信号を受信すると、上記表示灯を消灯する手段を有する。
本発明の実施例1である火災受信機RE1を含む火災報知設備FA1のシステム構成を示すブロック図である。 火災報知設備FA1に使用されている光電式スポット型感知器SE2を示すブロック図である。 火災報知設備FA1に使用されている火災受信機RE1を示すブロック図である。 実施例1における重複アドレスを表示する画面例を示す図である。 実施例1における動作を示すフローチャートである。 遅延時間設定について説明するためのマイクロプロセッサ10の動作を示すフローチャートである。 遅延時間の説明図である。
符号の説明
FA1…火災報知設備、
RE1…火災受信機、
SE2…光電式スポット型感知器、
51…確認灯、
91…操作部、
95…表示部、
95B…確認灯ボタン。

Claims (3)

  1. 伝送線を介した火災受信機と複数の端末機器とからなる火災報知設備において、
    上記火災受信機は、
    各端末機器との間で、アドレスに基づく信号伝送を行う伝送回路と;
    信号の誤応答が複数回あることを認識すると、この複数回誤応答したアドレスを重複アドレスであると判別し、この重複アドレスを表示手段に表示させる制御手段と;
    アドレスを指定するアドレス指定手段と;
    を有し、上記制御手段は、上記表示手段に表示されている重複アドレスが、上記アドレス指定手段を介して指定されたときに、この指定された重複アドレスが付与されている端末機器の表示灯を点灯させる点灯信号を、上記伝送回路から送信する手段であり、
    上記端末機器は、
    自己に付与されているアドレスに対応する上記点灯信号を受信し、表示灯を点灯する表示灯点灯手段を有する機器であることを特徴とする火災報知設備。
  2. 請求項1において、
    上記制御手段は、所定回数の呼出に対して複数回の誤応答があるときに、重複アドレスであると判別する手段であることを特徴とする火災報知設備。
  3. 請求項1において、
    上記制御手段は、アドレス指定手段を介して、上記アドレスが再指定されると、この再指定されたアドレスが付与されている端末機器の表示灯を消灯させる消灯信号を、上記伝送回路を介して送信する手段であり、
    上記端末機器は、自己に付与されているアドレスに対応する上記消灯信号を受信すると、上記表示灯を消灯する手段を有することを特徴とする火災報知設備。
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