JP6885836B2 - 警報システム - Google Patents
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Description
本発明は、監視領域に設置された複数の警報器により相互に信号を通信可能な連動グループが形成され、複数の警報器の何れかで火災を検出した場合に連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器に送信して連動先を示す火災警報を出力させる警報システムに於いて、
警報器の各々に、自己の発生事象及び他の警報器の発生事象を履歴情報とし記憶して共有させる履歴共有制御部が設けられたことを特徴とする。
履歴共有制御部は、複数の警報器の相互間で定期的に行われる通信テストにより自己の履歴情報を他の警報器に送信すると共に他の警報器からの履歴情報を受信して履歴情報として記憶する。
履歴共有制御部は、不揮発メモリに履歴情報を記憶させる。
履歴共有制御部は、所定の読出操作又は読出指示信号の受信を検出した場合に、履歴情報を読み出して外部に送信する。
警報システムは無線通信機能を備えた読出器をさらに備え、読出器は読出指示信号を送信し、履歴情報を受信する。
履歴共有制御部は、所定の読出操作又は読出指示信号の受信を検出した場合に、自己の履歴情報を他の警報器に送信すると共に他の警報器からの履歴情報を受信して履歴情報として記憶した後に、履歴情報を読み出して外部に送信する。
本発明は、監視領域に設置された複数の警報器により相互に信号を通信可能な連動グループが形成され、前記複数の警報器の何れかで火災を検出した場合に連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器に送信して連動先を示す火災警報を出力させる警報システムに於いて、警報器の各々に、自己の発生事象及び他の警報器の発生事象を履歴情報とし記憶して共有させる履歴共有制御部が設けられたため、火災により連動グループ内の警報器が焼け落ちたり、メモリを格納したICが読取り不能状態にあっても、グループを構成する警報器の履歴情報は警報器で共有されていることから、正常に機能する何れか一つの警報器の履歴情報を取り出すことで警報器の履歴情報が取得でき、焼け落ちたり、履歴情報が回収できない故障を起こしている警報器の履歴情報を取得して火災の発生状況や故障原因の調査等を効率的に高い精度で行うことを可能とする。
また、履歴共有制御部は、複数の警報器の相互間で定期的に行われる通信テストにより自己の履歴情報を他の警報器に送信すると共に他の警報器からの履歴情報を受信して履歴情報として記憶するようにしたため、無線式連動型の警報器が本来備えている定期テスト機能を利用して、警報器間で相互に履歴情報を定期的に送受信して共有することが簡単にできる。
また、履歴共有制御部は、不揮発メモリに履歴情報を記憶させるようにしたため、警報器の電池電源が失われても共有している履歴情報が失われることがない。
また、履歴共有制御部は、所定の読出操作又は読出指示信号の受信を検出した場合に、履歴情報を読み出して外部に送信するようにしたため、共有している履歴情報の取出しを必要とする場合に、簡単な操作で共有している履歴情報を外部の装置や機器に取り出して調査等の解析に利用することができる。
また、警報システムは無線通信機能を備えた読出器をさらに備え、読出器は読出指示信号を送信し、履歴情報を受信するようにしたため、履歴情報を収集する際には、担当者は読取器を携帯して警報器の近くに行くことで、無線による通信接続により簡単に警報器に記憶されている履歴情報を読み出して利用することができる。
また、履歴共有制御部は、所定の読出操作又は読出指示信号の受信を検出した場合に、自己の履歴情報を他の警報器に送信すると共に他の警報器からの履歴情報を受信して履歴情報として記憶した後に、履歴情報を読み出して外部に送信するようにしたため、共有している履歴情報を読み出す場合に、他の警報器から履歴情報を収集した後に外部に送信することで、最新の事象を含む警報器の履歴情報を取り出すことができる。
図1は本発明の受信機の機能が用いられる警報システムを示した説明図であり、住宅に設置される無線式の住警器(住宅用火災警報器)により構成される警報システムを例にとっている。
(機能構成の概要)
図3は本発明による履歴共有機能を備えた住警器の機能構成を示したブロック図である。図3に示すように、住警器10は制御プロセッサ30を備え、制御プロセッサ30に対しては検煙部26、テストスイッチ20、LED22、スピーカ34、履歴共有ファイル76が格納された不揮発メモリ35及びアンテナ42を接続した通信部32が設けられている。
CPU46にはプログラムの実行により実現される火災制御部70、通信テスト制御部72及び履歴共有制御部74の機能が設けられる。
CPU46に設けられた火災制御部70の制御機能は次のようになる。火災制御部70は、検煙部26から出力された煙濃度の検出信号をAD変換ポート58から読み込み、煙濃度が所定の閾値以上の場合に火災を検出し、連動元の火災を示す火災警報を出力させる制御を行う。
図4は連動グループを形成する住警器間で行われる定期通信テストの通信経路を示した説明図である。図3のCPU46に設けられた通信テスト制御部72の制御機能は次のようになる。通信テスト制御部72は、自動通信テストの周期を決める例えば72時間タイマを備えており、72時間タイマは連動グループを形成するために登録スイッチを操作したときにリセットスタートされる。
図5は図3の不揮発メモリに記憶された履歴共有ファイルを一覧形式で示した説明図である。ここで、図5に示す履歴共有ファイル76は、図1の住警器10−1〜10−5の連動グループを例にとっていることから、アドレスA1〜A5に対応した実在フラグが実在を示すビット1に設定され、また、住警器10−1の履歴共有ファイル76を例にとっていることから、アドレスA1に対応した自他フラグが自己を示すビット1に設定されている。なお、アドレスA6〜A15の内容は空きとなっている。
図6は図3の住警器による制御動作を示したフローチャートである。図6に示すように、図3のCPU46に設けられた火災制御部70は、ステップS1で検煙部26から出力された煙検出信号が所定の火災レベルを超えると火災発報ありを判別してステップS2に進み、スピーカ34からの音声メッセージとLED22の点灯により連動元を示す火災警報を出力させ、火災連動信号を送信する。
図7は図6のステップS11における通信テスト制御の詳細を示したフローチャートであり、図3のCPU46に設けられた通信テスト制御部72及び履歴共有制御部74による制御となり、図1に示した住警器10−1による通信テスト制御を例にとって説明する。
(特定小規模施設用自動火災報知設備)
上記の実施形態は、一般住宅に設置される無線式連動型の住警器を用いた警報システムを例にとっているが、一般住宅よりも規模が大きいが、火災報知設備の設置義務のない、床面積が3000平米未満の施設、例えば高齢者や知的障害者の家事支援などを行うグループホーム等に、無線式連動型の住警器で構成された連動グループを複数設け、グループ間で連動を行う特定小規模施設用自動火災報知設備を構成する警報システムについても、同様、連動グループ単位に履歴情報を共有し、必要に応じてグループ単位に共有された履歴情報を回収して解析利用を可能とする。
上記の実施形態は、住戸内に複数の警報器を設置して連動グループを形成する場合、親機/子機の区別が無くそれぞれの警報器が相互に通信するものであるが、親機と複数の子機を設けて連動グループを形成し、各グループの親機に中継器の機能を持たせ、異なるグループの親機同士の間で連動警報のための通信を行うようにしても良い。
上記の実施形態は、火災を検知して警報する無線式の住警器を例にとるものであったが、住警器以外の無線式の火災警報器、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら警報器を複合的に含むシステムについても同様に適用できる。
上記の実施形態は定期的な通信又は操作をトリガとして履歴を共有するようにしていたが、警報器の検出値をトリガとして履歴を共有するようにしても良い。例えば、煙濃度や温度等の火災の検出値が発報前の予兆検出値となった際に履歴の共有を開始するようにしても良い。これにより、火災が進展して警報器が焼失したとしても予兆段階の履歴が共有されているため、事後の火元の確認が可能となる。火災の検出値が発報値になった後でも履歴の共有を継続することは可能だが、火災の連動動作を妨げないように、火災連動信号を送信または受信した警報器は履歴の送信を終了することが好適である。また、電池電圧が所定値以下となった際に履歴の共有を開始するようにしても良い。これにより、通信不能なまでに電池電圧が低下する前に履歴を共有することが可能となる。
12:住宅
16:本体
18:カバー
20:テストスイッチ
22:LED
26:検煙部
30:制御プロセッサ
32:通信部
34:スピーカ
35:不揮発メモリ
36:通信プロセッサ
38:送信部
40:受信部
42:アンテナ
46:CPU
70:火災制御部
72:通信テスト制御部
74:履歴共有制御部
76:履歴共有ファイル
Claims (7)
- 監視領域に設置された複数の警報器により相互に信号を通信可能な連動グループが形成され、前記複数の警報器の何れかで火災を検出した場合に連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器に送信して連動先を示す火災警報を出力させる警報システムに於いて、
前記警報器の各々に、自己の発生事象及び他の警報器の発生事象を履歴情報とし記憶して共有させる履歴共有制御部が設けられ、
前記履歴共有制御部は、前記複数の警報器の相互間で定期的に行われる通信テストにより自己の履歴情報を他の警報器に送信すると共に他の警報器からの履歴情報を受信して前記履歴情報として記憶することを特徴とする警報システム。
- 請求項1記載の警報システムに於いて、前記履歴共有制御部は、所定の読出操作又は読出指示信号の受信を検出した場合に、前記履歴情報を読み出して外部に送信することを特徴とする警報システム。
- 請求項2記載の警報システムに於いて、前記警報システムは無線通信機能を備えた読出器をさらに備え、前記読出器は前記読出指示信号を送信し、前記履歴情報を受信することを特徴とする警報システム。
- 請求項1記載の警報システムに於いて、前記履歴共有制御部は、所定の読出操作又は読出指示信号の受信を検出した場合に、自己の履歴情報を他の警報器に送信すると共に他の警報器からの履歴情報を受信して前記履歴情報として記憶した後に、前記履歴情報を読み出して外部に送信することを特徴とする警報システム。
- 監視領域に設置された複数の警報器により相互に信号を通信可能な連動グループが形成され、前記複数の警報器の何れかで火災を検出した場合に連動元を示す火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器に送信して連動先を示す火災警報を出力させる警報システムに於いて、
前記警報器の各々に、自己の発生事象及び他の警報器の発生事象を履歴情報とし記憶して共有させる履歴共有制御が設けられ、
前記履歴共有制御部は、所定の読出操作又は読出指示信号の受信を検出した場合に、自己の履歴情報を他の警報器に送信すると共に他の警報器からの履歴情報を受信して前記履歴情報として記憶した後に、前記履歴情報を読み出して外部に送信することを特徴とする警報システム。
- 請求項5記載の警報システムに於いて、
前記履歴共有制御部は、前記複数の警報器の相互間で定期的に行われる通信テストにより自己の履歴情報を他の警報器に送信すると共に他の警報器からの履歴情報を受信して前記履歴情報として記憶することを特徴とする警報システム。
- 請求項1又は5記載の警報システムに於いて、前記履歴共有制御部は、不揮発メモリに前記履歴情報を記憶させることを特徴とする警報システム。
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JP2017183192A Active JP6885836B2 (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 警報システム |
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2017
- 2017-09-25 JP JP2017183192A patent/JP6885836B2/ja active Active
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