JP5312381B2 - 警報器及び警報システム - Google Patents

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Description

本発明は、他の検知装置が異常を検知すると連動警報を行う警報器及びこの警報器を備えた警報システムに関する。
従来の火災警報システムとして、「いずれかのワイヤレス住宅用火災警報器から火災信号を含む無線信号を受信したときには、火災連動信号を含む無線信号を送信するので、火元から離れた場所に設置してある警報器からも警報出力をさせる」技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−4033号公報(第4頁)
特許文献1によれば、複数の警報器のうちの1つの警報器が異常を示す警報信号を出力していれば、他の警報器は連動警報を出力する。
このような連動警報を出力可能な警報器は、自身が火災等の異常検知元であるときに出力する警報音(異常元警報音)と、連動警報音とが異なるよう構成されている場合が多い。例えば、異常元警報音は、「ピー、ヒュー、ヒュー、火事です、火事です」であり、連動警報音は、「ピー、ヒュー、ヒュー、他の場所で、火事です」である。このようにそれぞれの警報音を区別することによって、ユーザは異常発生元が認識できるようになっている。
しかし、例えば、同じ部屋に複数の警報器を設置した場合には、一つの警報器が異常を検出して異常元警報音を出力すると、同部屋に設置された他の警報器は連動警報音を出力することとなる。こうなると、同じ部屋で異常元警報音と連動警報音が同時に鳴動し、これらの鳴動音が干渉してユーザが異常発生元を認識しにくくなるおそれがあった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、同じ部屋に複数の警報器が設置された場合でも、ユーザが異常発生元を認識しやすい警報器及び警報システムを提供するものである。
本発明に係る警報器は、監視領域の物理的変化を検出して異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常を検知したときに、自己のアドレスを含む連動制御信号を他の警報器に送信する送信手段と、前記連動制御信号を受信する受信手段と、警報音を出力する音響出力手段と、前記異常を検知したときには前記音響出力手段に異常元警報音を鳴動させ、前記連動制御信号を受信したときには前記音響出力手段に連動警報音を鳴動させる制御手段と、自己と同部屋に設置されている警報器のアドレスを同部屋アドレスとして設定可能なアドレス設定手段と、を備え、前記制御手段は、前記連動制御信号の送信元の警報器のアドレスが前記同部屋アドレスであれば、前記音響出力手段に前記連動警報音を鳴動させない連動警報停止モードでの制御を行うものである。
本発明に係る警報器において、前記制御手段は、前記連動警報停止モードにおいて、前記音響出力手段に前記異常元警報音を鳴動させるものである。
本発明に係る警報器は、ユーザによる操作を受け付ける確認スイッチを備え、前記制御手段は、前記連動警報停止モードにおいて前記確認スイッチが操作されると、前記音響出力手段に前記連動警報音を鳴動させるものである。
本発明に係る警報システムは、前記警報器を複数備えたものである。
本発明に係る警報器及び警報システムは、同部屋に設置されている警報器のアドレスを同部屋アドレスとして設定可能なアドレス設定手段を備え、連動制御信号の送信元の警報器が同部屋アドレスの警報器であれば連動警報音を鳴動させないという連動警報停止モードでの動作を行う。連動制御信号の送信元である警報器が出力する異常元警報音に干渉するような警報音を出力しないので、ユーザに異常発生元を容易に認識させることができる。
本発明に係る警報器及び警報システムは、連動警報停止モードでの動作中には、連動警報音に代えて異常元警報音を鳴動させる。このため、異常発生元の部屋では複数の警報器が異常元警報音を鳴動する結果、大音量となり、ユーザに異常元警報音をより明確に認識させることができる。
本発明に係る警報器及び警報システムにおいて、警報器は、ユーザによる操作を受け付ける確認スイッチを備え、連動警報停止モードでの動作中に確認スイッチが操作されると、連動警報音を鳴動させる。火元警報音を鳴動中に確認スイッチが操作されると連動警報音の鳴動に切り替わるので、ユーザは、当該警報器が火元の警報器でなく連動対象の警報器であることを認識できる。また、警報音を鳴動していないときに確認スイッチが操作されると連動警報音の鳴動を開始するので、ユーザは、当該警報器が故障により警報音を鳴動していないのではなく正常動作しているということを認識できる。
実施の形態に係る警報システムの構成図である。 実施の形態に係る火災警報器の機能ブロック図である。 実施の形態に係る警報器の記憶素子に記憶される情報の主要構成を示す図である。 実施の形態に係る火災警報器の動作を説明するフローチャートである。
実施の形態.
以下、本実施の形態では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器からなる火災警報システムに、本発明を適用した場合を例に説明する。
(警報システムの構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る警報システム100の構成を示す図である。警報システム100は、複数の火災警報器10により構成される。図1では建物内に部屋R1〜部屋R3の3部屋が設けられており、部屋R1と部屋R2には1台ずつの火災警報器10が設置され、部屋R3には2台の火災警報器10が設置されている。各火災警報器10には、固有のアドレスとして、それぞれ、AD1、AD2、AD3、AD4というアドレスが割り振られており、以下の説明において、各火災警報器10を「火災警報器AD1」のように称する場合がある。
火災警報器AD1〜火災警報器AD4は、それぞれ火災を検出する機能を有するとともに、独自に警報する機能を有している。また、警報システム100を構成する火災警報器AD1〜火災警報器AD4は、無線通信により互いに通信可能である。
(火災警報器の構成)
図2は、本発明の実施の形態に係る火災警報器の主要構成を示す機能ブロック図である。火災警報器10は、制御回路1、電池2、電源回路3、電池電圧検出回路4、送受信回路5、アンテナ6、火災検出回路7、警報音制御回路8、表示灯回路9、確認スイッチ12、及び同部屋アドレス設定部13を備える。
電池2は、電源回路3に直流電源を供給する。電源回路3は、電池2の電圧を所定電圧に制御し、制御回路1、送受信回路5、火災検出回路7、警報音制御回路8、表示灯回路9に供給する。
電池電圧検出回路4は、電源回路3に印加される電池2の電圧を検出し、検出した電圧に応じた電池電圧検出信号を制御回路1に出力する。電池電圧検出回路4による電池電圧検出信号の値が、電池残量が低下したこと、又は、電池切れの閾値を超えたこと、を示すと、制御回路1によって警報音制御回路8と表示灯回路9を駆動させるとともに、電池切れの状態情報を含む状態信号を送受信回路5により出力させる。
火災検出回路7は、火災現象に基づく煙や熱等の物理的変化を検出して検出内容に応じた信号を制御回路1に出力する。本実施の形態では、火災検出回路7は、いわゆる熱式の火災検出回路である場合を例に説明する。火災検出回路7は、固定抵抗(図示せず)とサーミスタ(図示せず)が直列に接続された温度センサで構成されている。固定抵抗とサーミスタとの間の中間電位が、火災検出回路7の出力端子であり、この出力端子を介して温度検出信号を制御回路1に出力する。サーミスタは、環境温度に応じてその抵抗値が変動する温度特性を有している。補償用の固定抵抗によりサーミスタの温度特性がリニア化されるため、火災検出回路7の出力端子には環境温度に応じた検出電圧(温度情報)が入力されることとなる。
警報音制御回路8は、ブザー・スピーカ等による音声等の鳴動の動作を制御する回路である。警報音制御回路8は、制御回路1により制御されて、所定の警報音を鳴動させる。本実施の形態では、警報音制御回路8が、本発明の音響出力手段に相当する。
表示灯回路9は、発光ダイオード等の表示灯の点灯動作を制御する回路である。表示灯回路9は、制御回路1により制御されて、表示灯を点灯あるいは点滅させる。
送受信回路5は、無線信号を送受信するためのアンテナ6に接続されている。送受信回路5は、アンテナ6から入力された無線信号を処理し、自己宛の信号の場合には受信処理を行う。それ以外の信号の場合には受信処理を行わない。受信処理した信号は、制御回路1へ出力する。また、送受信回路5は、制御回路1に制御されて、各種信号の送信処理を行う。
ここで、送受信回路5により送信される信号を説明する。送受信回路5により送信される主要な信号としては、状態信号、連動制御信号、復旧信号がある。
状態信号は、火災監視(定常状態)中に、火災警報器間、例えば親機と子機との間で定期的(例えば15時間〜20時間周期)に送受信される信号であり、各機器が正常に動作しているかどうかを確認するための信号である。状態信号は、送信元である自己のアドレス、相手先のアドレス、及び、例えば火災検出回路7のセンサ状態(劣化、汚損等)や、機能異常などの機器の状態を示す任意の情報を含んでいる。
連動制御信号は、火災検出回路7により火災を検知した場合に、警報システム100内の他の火災警報器10に対して送信する信号である。この連動制御信号は、他の機器に火災の検知を伝え、他の機器に所定の連動警報を出力させるための信号である。連動制御信号は、送信元である自己のアドレス、相手先のアドレス、及び火災を検知した旨の情報を含んでいる。
復旧信号は、火災検出回路7により火災を検知した後、火災を検知しなくなったときに、警報システム100内の他の機器に対して送信する信号である。この復旧信号は、他の機器に火災からの復旧を知らせ、連動警報を停止させるための信号である。復旧信号は、送信元である自己のアドレス、相手先のアドレス、及び復旧した旨の情報を含んでいる。
制御回路1は、火災検出回路7によって出力された信号に基づいて、火災発生の有無を判断する。そして、火災が発生していると判断した場合に警報音制御回路8及び表示灯回路9を制御して音声及び表示灯によって火元警報を行うほか、警報の出力/停止に関する制御を行う。
ここで、制御回路1に制御されて警報音制御回路8が出力する警報の種類について説明する。警報音制御回路8が出力する警報音として、火元警報音と連動警報音がある。
火元警報音とは、自身が火災を検知したときに鳴動させる警報音であり、当該火災警報器10の監視領域において火災が検知されたことをユーザに知らせるための音である。火災警報音としては、例えば、「ピー、ヒュー、ヒュー、火事です、火事です」という音声とすることができる。
連動警報音とは、連動制御信号を受信したときに鳴動させる警報音であり、他の火災警報器10の監視領域において火災が検知されたことをユーザに知らせるための音である。連動警報音としては、例えば、「ピー、ヒュー、ヒュー、他の場所で、火事です」という音声とすることができる。
また、制御回路1は、送受信回路5が受信した信号に基づいて必要な処理を行うとともに、必要に応じて送受信回路5を制御して他の火災警報器への状態信号や連動制御信号などの信号の送信を行う。また、制御回路1は、所定のタイミングで、例えば電池2の残量点検や無線通信の機能点検などの各種点検を行う。
確認スイッチ12は、火災警報器10の筐体に設けられた確認ボタンへの押下操作を受けてオンするスイッチである。警報音制御回路8により連動警報音が鳴動されているときに、ユーザの操作により確認スイッチ12がオンすると、後述する連動警報停止モードでの動作に切り替わる。
同部屋アドレス設定部13は、火災警報器10の筐体に設けられた例えばスライドスイッチやロータリスイッチ等への入力を受けて、各火災警報器10と同部屋に設置されている他の火災警報器10のアドレスを記憶素子11に記憶させる。なお、本実施の形態に係る同部屋アドレス設定部13は、本発明のアドレス設定手段に相当する。なお、同部屋アドレス設定部13へのアドレスの設定は、任意のスイッチ操作により行うほか、任意の通信手段によって行ってもよい。また、火災警報器10の工場出荷時等に、記憶素子11(後述する)に予め格納してもよい。
記憶素子11は、EEPROMなどの不揮発性メモリであり、制御回路1が実行するプログラムや、各火災警報器10に個別に設定されたアドレス、及び各火災警報器10が属するグループに関する情報などの各種情報を格納する。これらのほか、記憶素子11は、図3に示すデータを格納する。
図3は、記憶素子11に記憶される情報の主要構成を示す図である。
自己アドレス14は、警報システム100内の火災警報器10にそれぞれ固有に設定されているアドレスである。本実施の形態では、図1で示した「AD1」、「AD2」、「AD3」、「AD4」が自己アドレスである。
同部屋アドレス15は、同部屋アドレス設定部13により設定されるアドレスであり、同じ部屋に設置される自己以外の火災警報器10のアドレスである。同部屋アドレス15としては、複数の火災警報器10のアドレスを設定することもできるし、同部屋アドレス15を設定しないことも可能である。
(火災警報器の動作)
次に、火災警報器10の動作を説明する。図4は、実施の形態に係る火災警報器10の動作例を説明するフローチャートである。
火災警報器10は、火災検出回路7により火災を検知したか否か判断し(S101)、火災を検知した場合は(S101:Yes)、火元警報を出力する(S102)。この火元警報においては、警報音制御回路8により火元警報音を鳴動させるとともに、表示灯回路9により表示灯を、火元警報を示す所定の様態で点灯あるいは点滅させる。続けて、自己アドレス14を付与した連動制御信号を、他の火災警報器10に対して送信する(S103)。火災を検知しなかった場合は(S101:No)、ステップS104へ進む。
次に、連動制御信号を受信したか否か判断し(S104)、連動制御信号を受信した場合には(S104:Yes)、連動制御信号に付与されたアドレスを確認して、連動制御信号の送信元のアドレスが同部屋アドレス15か否か判断する(S105)。
連動制御信号の送信元のアドレスが同部屋アドレス15であれば(S105:Yes)、連動警報停止モードに移行し(S106)、火元警報を出力する(S107)。この火元警報においては、警報音制御回路8により火元警報音を鳴動させるとともに、表示灯回路9により、火元警報を示す所定の様態で表示灯を点灯あるいは点滅させる。なお、ステップS102とステップS107は、共に火元警報を出力する処理であるが、表示灯回路9による表示態様を異なるものとしてもよい。すなわち、警報音制御回路8により共に火元警報音を鳴動させつつ、表示灯回路9により互いに異なる表示態様での表示を行う。例えば、ステップS107においては、火元警報ではなく連動警報を示す所定の様態で、表示灯を点灯或いは点滅させる。このようにすることで、火災を検知した火元として火元警報を出力しているのか(S102)、連動先として火元警報を出力しているのかを(S107)、ユーザが認識しやすい。
連動制御信号の送信元のアドレスが同部屋アドレス15でなければ(S105:No)、連動警報を出力する(S108)。この連動警報においては、警報音制御回路8により連動警報音を鳴動させるとともに、表示灯回路9により、連動警報を示す所定の様態で表示灯を点灯あるいは点滅させる。
なお、連動制御信号を受信しなかった場合は(S104:No)、ステップS109へ進む。
次に、確認スイッチ12がオンしているか確認し(S109)、オンしていれば(S109:Yes)、連動警報停止モードで動作中か否か確認する(S110)。連動警報停止モードで動作中であれば(S110:Yes)、連動警報を出力する(S111)。この連動警報においては、警報音制御回路8により連動警報音を鳴動させるとともに、表示灯回路9により、連動警報を示す所定の様態で表示灯を点灯あるいは点滅させる。なお、ステップS108とステップS111は、共に連動警報を出力する処理であるが、表示灯回路9による表示態様を異なるものとしてもよい。すなわち、警報音制御回路8により共に連動警報音を鳴動させつつ、表示灯回路9により互いに異なる表示態様での表示を行う。このようにすることで、火災を検知した火災警報器10とは異なる部屋で連動警報を出力しているのか(S102)、火元の火災警報器10と同じ部屋で連動警報を出力しているのかを(S107)、ユーザが認識しやすい。
また、確認スイッチ12がオンしていない場合(S109:No)、あるいは連動警報停止モードではない場合(S110:No)、リターンする。
このように、火災警報器10は、連動制御信号の送信元が同部屋アドレス15として設定された火災警報器10であれば、連動警報音を鳴動することなく火元警報音を鳴動する(S105、S106、S107)。
また、火災警報器10は、確認スイッチ12がオンしたとき、連動警報停止モードで動作中であれば、連動警報音を鳴動する(S109、S110、S111)。
次に、警報システム100における運用例を説明する。
図1の警報システム100において、火災警報器AD3には同部屋アドレス15として火災警報器AD4のアドレスが設定されていて、火災警報器AD4には同部屋アドレス15として火災警報器AD3のアドレスが設定されているものとする。なお、火災警報器AD1、火災警報器AD2には同部屋アドレス15が設定されていないものとする。
部屋R3において火災警報器AD3の監視領域で火災が発生したとすると、火災警報器AD3は火災を検知し、火元警報音を鳴動させる。そして、自己アドレスを付与した連動制御信号を火災警報器AD1、AD2、AD4に送信する。
連動制御信号を受信した火災警報器AD1、AD2は、連動制御信号の送信元である火災警報器AD3が同部屋アドレス15として設定されていないので、連動警報音を鳴動させる。
一方、連動制御信号を受信した火災警報器AD4は、連動制御信号の送信元である火災警報器AD3が同部屋アドレス15として設定されているので、連動警報音を鳴動させず、火元警報音を鳴動させる。このようにすることで、同じ部屋R3に設置されている火災警報器AD3、AD4が共に、火元警報音を鳴動させることとなる。このため、2台の火災警報器AD3、AD4が火元警報音を鳴動させるために大音量となり、ユーザは火元警報音を認識しやすい。
ここで、ユーザからの操作により火災警報器AD4の確認スイッチ12がオンすると、火災警報器AD4は連動警報音を鳴動させる。このため、ユーザは、火災警報器AD4が連動先であることを認識できる。したがって、ユーザは、火災警報器AD4の監視領域に火元があるのではなく、同じ部屋R3内の他の場所に火元があるということも認識でき、迅速な避難や消火活動が行える。
なお、図4のステップS107を設けなくともよい。すなわち、連動警報音停止モードでの動作を開始すると(S106)、警報を行わないこととしてもよい。例えば、図1の警報システム100の例では、連動先である火災警報器AD4は、火災警報器AD3からの連動制御信号を受信しても火元警報音を鳴動させない。このようにすることで、同部屋に設置されている火災警報器10が鳴動させる火元警報音に干渉が生じないので、ユーザは火災警報器AD3が鳴動させている火元警報音を認識しやすい。この場合、ユーザが、警報音を鳴動していない火災警報器AD4の確認スイッチ12をオンさせると、連動警報音が鳴動されるので、ユーザは火災警報器AD4が故障しているのではなく正常動作しているということを認識できる。
以上のように、本実施の形態に係る警報器及び警報システムによれば、同部屋に設置されている警報器のアドレスを設定可能な同部屋アドレス設定部13を備え、連動制御信号の送信元の同部屋アドレスとして設定されたアドレスの警報器であれば連動警報音を鳴動させないという連動警報停止モードでの動作を行う。このため、連動制御信号の送信元である警報器が出力する異常元警報音に干渉するような警報音を出力しないので、ユーザに異常発生元を容易に認識させることができる。
また、連動警報停止モードでの動作中には、連動警報音に代えて異常元警報音を鳴動させる。このため、異常発生元の部屋では複数の火災警報器10が異常元警報音を鳴動する結果、大音量となり、ユーザに異常元警報音をより明確に認識させることができる。
また、連動警報停止モードでの動作中に確認スイッチ12が操作されると、連動警報音を鳴動させる。火元警報音を鳴動中に確認スイッチ12が操作されると連動警報音の鳴動に切り替わるので、ユーザは、当該火災警報器10が火元でなく連動対象であることを認識できる。また、警報音を鳴動していないときに確認スイッチ12が操作されると連動警報音の鳴動を開始するので、ユーザは、当該火災警報器10が故障により警報音を鳴動していないのではなく正常動作しているということを認識できる。
また、上記説明では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器を備える警報システムに本発明を適用した場合を例に説明したが、火災警報器の電源の供給方法や通信方式を限定するものではない。また、熱式の火災検出回路を有する火災警報器を例に説明したが、熱式あるいは煙式のいずれか一方の火災検出回路を有する火災警報器や、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検出する警報器に本発明を適用することもできる。
1 制御回路、2 電池、3 電源回路、4 電池電圧検出回路、5 送受信回路、6 アンテナ、7 火災検出回路、8 警報音制御回路、9 表示灯回路、10 火災警報器、11 記憶素子、12 確認スイッチ、13 同部屋アドレス設定部、14 自己アドレス、15 同部屋アドレス、100 警報システム。

Claims (4)

  1. 監視領域の物理的変化を検出して異常を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常を検知したときに、自己のアドレスを含む連動制御信号を他の警報器に送信する送信手段と、
    前記連動制御信号を受信する受信手段と、
    警報音を出力する音響出力手段と、
    前記異常を検知したときには前記音響出力手段に異常元警報音を鳴動させ、前記連動制御信号を受信したときには前記音響出力手段に連動警報音を鳴動させる制御手段と、
    自己と同部屋に設置されている警報器のアドレスを同部屋アドレスとして設定可能なアドレス設定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記連動制御信号の送信元の警報器のアドレスが前記同部屋アドレスであれば、前記音響出力手段に前記連動警報音を鳴動させない連動警報停止モードでの制御を行う
    ことを特徴とする警報器。
  2. 前記制御手段は、前記連動警報停止モードにおいて、前記音響出力手段に前記異常元警報音を鳴動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の警報器。
  3. ユーザによる操作を受け付ける確認スイッチを備え、
    前記制御手段は、前記連動警報停止モードにおいて前記確認スイッチが操作されると、前記音響出力手段に前記連動警報音を鳴動させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の警報器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか記載の警報器を複数備えたことを特徴とする警報システム。
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