JP2010231579A - 火災報知設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】中継器を見ることで、中継器単位での発報状況を容易に把握することができる火災報知設備を得る。
【解決手段】下位階層に設けられた複数の感知器を感知器回線ごとにグループ化し、それぞれのグループごとに中位階層に設けられた複数の中継器のいずれかと接続することで階層構造化とし、前記複数の感知器のそれぞれの異常発生状態を、前記複数の中継器のそれぞれを介して上位階層の火災受信機20に通報する火災報知設備であって、前記複数の中継器のそれぞれ(C11)は、アドレス重複表示灯を有し、複数の感知器のいずれかから火災発報信号を感知器回線を介して受信した場合、あるいは、火災受信機から表示灯点滅指令を受信した場合には、火災発報信号を受信した感知器回線、あるいは火災発報信号の送信元である感知器を特定するために、前記アドレス重複表示灯を所定のパターンで点滅表示させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、火災が発生した際の火災感知器の場所を容易に特定する火災報知設備に関し、特に、中継器に設けられたアドレス重複表示灯を火災表示灯として利用する火災報知設備に関する。
複数の火災感知器が中継器を介して火災受信機に接続された火災報知設備において、それぞれの中継器にアドレス重複表示灯を設けて、アドレスが重複して付与されている中継器が存在する場合に、火災受信機から命令によりアドレス重複表示灯を点灯することで、アドレスが重複して付与されている中継器を容易に発見することができるようにした火災報知設備がある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、1台の中継器の下には、1以上の感知器回線を介して複数の火災感知器が、感知器回線ごとにグループ化されて接続されている。そして、各中継器は、それぞれの火災感知器から、スイッチング動作による火災信号を受信する。一方、複数の中継器の上位に設けられた火災受信機は、アドレスに基づいて所望の中継器を呼び出し、この呼び出された中継器が応答する。この応答によって、管理人は、火災感知器の発報を認識することができる。
特開2007−317046号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
中継器には、アドレス重複表示灯は設けられているものの、火災表示灯は設けられていない。このため、管理人が現場確認するときに、中継器を見ただけでは、どの中継器単位で発報しているか(すなわち、中継器を見たときに、中継器に接続されたどの火災感知器が発報しているか)を確認することができなかった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、中継器を見ることで、中継器単位での発報状況を容易に把握することができる火災報知設備を得ることを目的とする。
本発明に係る火災報知設備は、下位階層に設けられた複数の感知器を感知器回線ごとにグループ化し、それぞれのグループごとに中位階層に設けられた複数の中継器のいずれかと接続することで階層構造化とし、複数の感知器のそれぞれの異常発生状態を、複数の中継器のそれぞれを介して上位階層の火災受信機に返送(通報)する火災報知設備であって、複数の中継器のそれぞれは、中位階層に設けられた他の中継器または感知器とアドレスが重複した際に火災受信機からの指令により所定の表示を行う表示灯を有しており、下位階層に接続された複数の感知器のいずれかから火災検出を知らせる火災発報信号を感知器回線を介して受信した場合、あるいは、火災受信機から火災検出した感知器を特定するための火災表示命令を受信した場合には、火災発報信号を受信した感知器回線、あるいは火災発報信号の送信元である感知器を特定するために、表示灯を所定のパターンで点滅表示させるようにしたものである。
本発明に係る火災報知設備によれば、中継器に備えられているアドレス重複表示灯を利用することで新たに火災表示灯を増やすことなく、発報元の火災感知器、あるいはその火災感知器が接続されている感知器回線を特定することのできる表示をさせることにより、中継器を見ることで、中継器単位での発報状況を容易に把握することができる火災報知設備を得ることができる。
本発明の実施の形態1における火災受信機を含むシステムの全体構成図である。 本発明の実施の形態1における火災報知設備の構成図である。 本発明の実施の形態1における火災報知設備の階層間での通信をまとめたものである。 本発明の実施の形態1における火災報知設備の一連の通信処理の流れを示したフローチャートである。
以下、本発明の火災報知設備の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
まず始めに、システムの全体像について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における火災受信機を含むシステムの全体構成図である。火災受信機20は、信号線SGを介して、各種の端末機器が接続されていて、端末機器としては、光電式アナログ感知器SE11、熱アナログ感知器SE12、アドレッサブル発信機SE13、感知器用中継器C11、および防排煙制御用中継器D11などが接続されている。
また、感知器用中継器C11には、火災感知器として自動試験機能付き感知器(ATF感知器)が、感知器回線ごとにグループ化されて接続されている。このような構成により、火災受信機20は、あらかじめ決められた様々な場所に設置されているATF感知器から、感知器用中継器C11を介して、情報を収集している。また、防排煙制御用中継器D11には、防火戸D111、排煙機D112、シャッタD113、およびたれ壁D114が接続されている。
ここで、様々な場所に設置されているATF感知器(図1におけるC111〜C114、C121〜C124に相当)と、感知器用中継器C11に着目する。この場合、最上位層に火災受信機20があり、中位層に感知器用中継器C11が配置され、下位層に複数のATF感知器が配置されており、階層構造となっている。
さらに、下位層に配置された複数のATF感知器は、感知器回線ごとにグループ化されている。図1においては、C111〜C114と、C121〜C124の2回線にグループ化されている場合を例示している。
本発明における火災報知設備は、中継器に備えられているアドレス重複表示灯を利用することで新たに火災表示灯を増やすことなく、発報元のATF感知器、あるいはそのATF感知器が接続されている感知器回線を特定することのできる表示をさせることにより、中継器単位での発報状況を容易に把握することができる点を技術的特徴としている。そこで、本願の技術的特徴について、以下に詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における火災報知設備の構成図であり、上位層に設けられた火災受信機20、中位層に設けられた感知器用中継器C11、および下位層に設けられた、2回線にグループ化された複数のATF感知器のうち、感知器回線L1に接続されたATF感知器C111を代表として図示している。
また、図2における火災受信機20は、制御部21、表示操作部22、記憶部23、および送受信部24を備えている。また、感知器用中継器C11は、制御部31、送受信部32、感知器回線L1送受信部33a、感知器回線L2送受信部33b、および表示灯34(アドレス重複表示灯に相当)を備えている。さらに、感知器回線L1に接続されたATF感知器C111は、送受信部41、制御部42、および火災検出部43を備えている。
この図2を用いて、まず始めに、感知器用中継器C11とATF感知器C111との間の通信について説明し、次に、火災受信機20と感知器用中継器C11との間の通信について説明する。
[感知器用中継器C11とATF感知器C111との間の通信]
(1)通常の通信方法について
この間の通信は、それぞれの制御部31、42が、それぞれの送受信部33a、41を介して行うこととなる。この際、制御部31は、グループ化された感知器回線ごと(すなわち、それぞれ感知器回線L1送受信部33a、感知器回線L2送受信部33bごと)に通信制御を行うこととなるが、ここでは、感知器用中継器C11が感知器回線L1に接続されたATF感知器C111と通信する場合を詳細に説明する。
感知器用中継器C11は、複数接続されているATF感知器の状態(平常か故障か)を収集するために、何台かを1つのグループとして、グループ内の各ATF感知器に問いかけを行う。その問いかけとして感知器用中継器C11は、ATF感知器に対して状態情報を返送(通報)するように状態情報要求命令を送信する。感知器用中継器C11は状態情報要求命令の送信に続いてグループとしたATF感知器の数だけ所定の間隔で基準パルスを送信する。
一方、その問いかけに対して、各ATF感知器は、自己のアドレスに応じた感知器用中継器C11が送信する基準パルスに続いて、自己の状態に応じた所定幅のパルスの信号によって、状態情報を感知器用中継器C11に返送(通報)する。各ATF感知器に固有のパルス信号を受信することで、感知器用中継器C11は、それぞれのATF感知器の状態を収集することができる。
ここで、感知器用中継器C11は、ATF感知器からの返送(通報)信号のパルスの幅によって、例えば、2ms幅のパルスの信号であれば正常状態であり、4ms幅のパルスの信号であれば火災を検出するセンサが異常状態である出力値異常状態と判定して、ATF感知器からのパルスの信号が無い場合には、ATF感知器が取り外されている、または通信できない状態である無応答であると判断する。なお、感知器用中継器C11から各ATF感知器への問いかけは、感知器用中継器C11が定期的に行ってもよいし、火災受信機20からの命令に応じて行ってもよい。
(2)異常発生状態の情報の収集について
火災発生時にATF感知器C111が火災を検出した場合を例に説明する。ATF感知器C111は、火災を検出すると、感知器回線L1を略短絡状態にすることで火災情報を感知器用中継器C11に通知する。そして、所定時間経過後に、火災を検出したATF感知器C111は、一旦平常状態に戻る。
その後、感知器用中継器C11は、(1)の「通常の通信方法」と同じ要領で、平常か火災かの状態情報を収集する。上述した「通常の通信方法」のときには、平常か故障かの状態情報を収集した。しかし、火災情報を受信した後においては、感知器用中継器C11は、平常か火災発報かの状態情報を、各ATF感知器に固有のパルス信号として収集することで、どの感知器が発報したかを特定できる。ここで、感知器用中継器C11は、ATF感知器からの返送(通報)信号のパルスの幅によって、例えば、2ms幅のパルスの信号であれば正常状態であり、4ms幅のパルスの信号であれば火災状態であると判定する。
[火災受信機20と感知器用中継器C11との間の通信]
この間の通信は、それぞれの制御部21、31が、それぞれの送受信部24、32を介して行うこととなる。
(1)通常の通信方法について
火災受信機20は、中位層に設けられ、信号線SGに接続された各端末機器(図1参照)の状態情報を収集するため、各端末機器と通信を行い、その一環として、感知器用中継器C11とも通信を行う。一方、感知器用中継器C11は、感知器回線ごとにグループ化された複数のATF感知器と接続されている(図1参照)。
火災受信機20は、感知器用中継器C11等の各端末機器との間で、以下の3種の方法により各端末機器の状態情報を収集することができる。
(方法1)ポイントポーリング
火災受信機20は、感知器用中継器C11を含む複数接続されている端末機器の状態を収集するために、何台かを1つのグループとして端末機器に状態情報要求命令を送信する。一方、それぞれの端末機器は、状態情報要求命令に対して、自己のアドレスに応じてタイミングをはかり、状態情報を火災受信機20に返送(通報)する。火災受信機20は、このようなグループへの通信を、繰り返し行い、全端末機器の状態情報を収集する。
ここで感知器用中継器C11の状態情報には、感知器用中継器C11自身の状態情報とともに、感知器回線に接続されているATF感知器が全て正常であるか、または異常が発生しているATF感知器が存在するかの情報を含んでいる。
なお、火災受信機20は、各ATF感知器に割り当てられた個別のアドレスを指定し、感知器用中継器C11を介して、全てのATF感知器に対して繰り返しそれぞれのATF感知器に問合せを行って、それぞれのATF感知器は、その問いかけに対して、自己のアドレスに応じてタイミングをはかり、状態情報を、感知器用中継器C11を介して火災受信機20に返送(通報)するようにしてもよい。
(方法2)セレクティング
火災受信機20は、所望の端末機器に対応するアドレスを指定して所定の制御命令を送信し、当該端末機器を制御する、あるいは、所望の端末機器に状態情報等の要求命令を送信し、個々の端末機器から状態情報を収集することができる。アドレスを指定された端末機器は、制御命令に対して火災受信機20へ制御結果を返送(通報)したり、要求された状態情報を返送(通報)したりする。
(方法3)システムポーリング
火災受信機20は、全ての端末機器に対して共通の所定の制御命令を送信し、各端末機器を制御することができる。ここで、システムポーリングによる制御命令としては、例えば、火災復旧命令(火災信号を出力した感知器や中継器等を正常な監視状態に復旧させる命令)、地区音響停止命令(鳴動中の地区ベルを停止させる命令)等がある。
(2)異常発生状態の情報の収集について
火災受信機20は、端末機器の1つである感知器用中継器C11から、ポイントポーリングで収集した状態情報に異常発生状態(火災を検出したATF感知器が存在する)の情報が含まれている場合には、送信元の感知器用中継器C11に対してセレクティングにより異常通番情報要求(火災通番情報要求に相当)を送信し、その感知器用中継器C11から異常なATF感知器の通番と異常情報(火災)を収集する。
このようにして、火災受信機20は、中継器(図1における感知器用中継器C11に相当)を介して、各感知器(図2における感知器用中継器C11に接続された複数のATF感知器に相当)の状態情報を取得することができる。
次に、本発明で利用する「中継器のアドレス重複表示灯」の本来の機能について説明する。まず始めに、2台(複数)の中継器に誤って同一アドレスが設定されたときの通信状態について説明する。ここでは、2台の端末機器として、図1における感知器用中継器C11と防排煙制御用中継器D11の2台を考える。各中継器は、火災受信機20からのポイントポーリングに対して、自己のアドレスに応じてタイミングをはかり、状態情報を火災受信機20に返送する。その際、各中継器は、乱数を用いて遅延をかけ、返送するタイミングをずらす。
中継器のアドレスが重複している場合には、このずれにより返送(通報)が完全に重ならず、互いの返送を破壊する。このため、火災受信機20から見て不明な返送になり、火災受信機20は、2台(複数)の中継器が同一アドレスに重複していると判断する。
上述のような重複が発生したと判断した場合には、火災受信機20は、重複しているアドレスを有する中継器に重複表示命令を送信する。中継器は、重複表示命令を受信すると、表示灯34を点灯する。これにより、同一アドレスの複数の中継器がある場合には、それぞれの中継器で表示灯34が点灯するので、重複している中継器の特定を容易に行うことができる。
このような構成に基づいて、上述した本発明の特徴である、「中継器のアドレス重複表示灯」を利用した発報状況の表示方法について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1における火災報知設備の階層間での通信をまとめたものである。また、図4は、本発明の実施の形態1における火災報知設備の一連の通信処理の流れを示したフローチャートであり、図3の通信内容に基づくものである。なお、図3における受信機、中継器、ATF感知器は、それぞれ、図2における火災受信機20、感知器用中継器C11、ATF感知器C111に相当する。
まず始めに、図3における通信手順について、図3中の(A)〜(G)の信号に沿って説明する。
(A)について
受信機は、中継器を含む各端末機器に対してポーリングを行い、状態を問い合わせる。これに応じて、中継器は、自身の感知器回線に接続された各ATF感知器の状態情報を含む端末機器状態情報を返送する。この通信を定期的に行うこととなる。
(B)について
中継器は、各ATF感知器に対してポーリングを行い、感知器状態情報要求を送信する。これに応じて、ATF感知器は、感知器の状態が平常か故障かを、各ATF感知器に固有のパルス信号として返送する。この通信を定期的に行うこととなる。
(C)について
ATF感知器は、火災を検出すると、感知器回線を略短絡状態にすることで火災発報信号を中継器に通知する。これにより、中継器は、火災が検出された感知器回線を特定することができる。そこで、中継器は、「中継器のアドレス重複表示灯」を点滅させることで、いずれかのATF感知器で火災検出されたことを知らせる。さらに、感知器回線が複数ある場合には、感知器回線の番号に応じて、点滅の回数やインターバルを異ならせることにより、どの感知器回線で火災が発生したかを知らせることができる。さらに、中継器は、受信機に送信する端末機器状態情報を、火災発生を知らせる状態に更新する。
(D)について
中継器は、(C)において、いずれかの感知器回線から火災発報信号を受信した場合には、ATF感知器に対してポーリングを行い、どのATF感知器で火災を検出したかを特定するために、火災状態情報要求を送信する。これに応じて、火災発報信号の送信元であるATF感知器は、火災を検知したATF感知器を識別するための火災状態情報を、自己のアドレスに応じた中継器が送信するパルスに続いて火災発生を示す幅のパルス信号(火災状態情報)として返送する。火災状態情報を受信した中継器は、火災を検出したATF感知器を特定する情報(感知器回線および通番)を含むように、受信機に送信するための火災通番情報を更新する。
(E)について
先の(A)と同様に、受信機−中継器間の通信により、受信機が端末機器状態情報を定期的に吸い上げる。ここで、(C)により、端末機器状態情報として火災が発生した情報が、受信機に伝わる。
(F)について
受信機は、先の(E)の通信により取得した端末機器状態情報の中に火災検出の情報が含まれていた場合には、火災が発生したATF感知器を特定するために、火災情報の送信元である中継器に対して、セレクティングにより、火災通番情報要求を行う。これに応じて、中継器は、先の(D)の通信で更新済の火災通番情報を受信機に返信(通報)する。
(G)について
受信機は、先の(F)の通信により取得した火災通番情報により、どの中継器の、どの感知器回線の、どのATF感知器で火災が検出されたかを知ることができる。そこで、火災通番情報の送信元である中継器に対して、セレクティングにより、火災を検出したATF感知器を特定するために、火災表示命令を送信する。
一方、火災表示命令を受信した中継器は、火災を検出したATF感知器およびそのATF感知器が接続されている感知器回線を特定するために、「中継器のアドレス重複表示灯」を点滅させる。これにより、火災検出したATF感知器とその感知器回線とを知らせることができる。なお、ATF感知器の通番および感知器回線番号に応じて、点滅パターン(点滅間隔、点滅回数、点灯時間および消灯時間等)を異ならせることで、どの感知器回線のどのATF感知器で火災を検出したかを知らせることができる。なお、火災受信機も(E)〜(F)の一連の動作により、表示操作部にどの感知器回線のどのATF感知器で火災が発生したかを表示する構成である。
なお、本実施の形態では(C)により、中継器が独自に火災を検出した感知器回線を表示するように表示灯を点滅させて、(G)により、受信機からの火災表示命令で、ATF感知器の通番に応じた点滅を追加で開始するようになっているが、(D)の通信の後に中継器が独自に感知器回線およびATF感知器の通番の表示を行うように表示灯を点滅させてもよい。なお、感知器回線のみ、または通番のみを表示するようにしてもよい。
また、(C)により、中継器が独自に火災を検出した感知器回線を表示するようにしているが、(E)で受信機が火災を認識した後に、受信機から火災表示命令を送信して、その火災表示命令を受信したときに、中継器は、火災を検出した感知器回線を表示するようにしてもよい。
中継器が独自に点滅表示する場合には、受信機が何らかの障害で火災表示ができないときにも中継器を見ることで火災発生場所が特定できる。また、受信機からの命令で中継器が点滅表示する場合には、受信機で火災表示を行った後に、中継器で火災発生場所の表示こととなるため、火災報知設備全体で確実な表示が行われる。
次に、このような表示を行わせるための一連の流れを、図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、図3の説明では、(C)により、中継器が独自に火災を検出した感知器回線を表示するように表示灯を点滅させて、(G)により、受信機からの火災表示命令で、ATF感知器の通番に応じた点滅を追加で開始するようにしたが、図4では(G)まで中継器は火災表示を行わず、(G)により受信機からの火災表示命令で、火災を検出した感知器回線の表示およびATF感知器の通番表示を行う。
まず始めに、中継器は、ステップS401において、火災発報信号を受信したか否かを判断する(図3の(C)に相当)。そして、火災発報信号を受信した場合には、中継器は、ステップS402において、端末機器状態情報を更新する。
次に、中継器は、ステップS403において、火災発報信号が停止したか否かを判断する。そして、火災発報信号が停止した場合には、中継器は、ステップS404において、ATF感知器に対して火災状態情報要求を送信して、火災状態情報の収集を行った後、火災通番情報の更新を行い(図3の(D)に相当)、ステップS408に進む。
一方、先のステップS401において、火災発報信号を受信していない場合には、中継器は、ステップS405において、感知器状態情報の収集を行う(図3の(B)に相当)。そして、中継器は、ステップS406において、感知器状態情報に異常な感知器がある情報が含まれているか否かを判断し、含まれていない場合には、ステップS408に進む。一方、感知器状態情報に異常な感知器がある情報が含まれている場合には、中継器は、ステップS407において、端末機器状態情報を更新し、ステップS408に進む。
次に、中継器は、ステップS408において、受信機から端末機器状態情報要求を受信したか否かを判断し、受信している場合には、ステップS409において、端末機器状態情報を返信する(図3の(A)、(E)に相当)。一方、受信機から端末機器状態情報要求を受信していない場合には、ステップS410に進む。
次に、中継器は、ステップS410において、受信機から火災通番要求を受信したか否かを判断し、受信している場合には、ステップS411において、火災通番情報を返信する(図3の(F)に相当)。一方、受信機から火災通番要求を受信していない場合には、ステップS412に進む。
次に、中継器は、ステップS412において、火災表示命令を受信したか否かを判断し、受信している場合には、ステップS413において、表示灯を点滅させる(図3の(G)に相当)。一方、受信機から火災表示命令を受信していない場合には、ステップS414において、重複表示命令を受信したか否かを判断する。そして、中継器は、重複表示命令を受信している場合には、ステップS415において、表示灯を点灯させる。
このような一連の処理を繰り返すことで、中継器は、アドレス重複表示灯を火災表示灯として利用することができる。さらに、アドレス重複表示灯の点滅方法を工夫し、点滅間隔、点滅回数、点灯時間および消灯時間等を、火災が検出された感知器回線およびATF感知器の通番に対応付けることで、管理人は、中継器本体の表示灯を見るだけで、火災検出場所を特定することができる。なお、実施の形態では重複表示として、表示灯を点灯としているが、火災と異なる点滅パターンで点滅表示としてもよい。
また、中継器は、ATF感知器から火災発報情報を受信することで、そのATF感知器が接続されている感知器回線を特定することができ、アドレス重複表示灯を利用して、感知器回線を知らせるための点滅表示を行うことができる。さらに、中継器は、受信機からの火災表示命令に応じて、火災通番情報に基づいて火災が検出された感知器回線およびATF感知器の通番を特定して、アドレス重複表示灯を利用した点滅表示を行うことができる。
また、本実施の形態では、表示灯としてアドレス重複表示灯を火災表示灯に利用したが、異常表示灯、通信表示灯など別の表示灯がある場合には、その表示灯を利用してもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、中継器に備えられているアドレス重複表示灯を利用して、発報元のATF感知器、あるいはそのATF感知器が接続されている感知器回線を特定することのできる表示をさせることが可能となる。この結果、管理人は、中継器を見ることで、中継器単位での発報状況を容易に把握することができる。
20 火災受信機、21 制御部、22 表示操作部、23 記憶部、24 送受信部、31 制御部、32 送受信部、33a 送受信部、33b 送受信部、34 表示灯、41 送受信部、42 制御部、43 火災検出部、C11 感知器用中継器、C111 ATF感知器。

Claims (5)

  1. 下位階層に設けられた複数の感知器を感知器回線ごとにグループ化し、それぞれのグループごとに中位階層に設けられた複数の中継器のいずれかと接続することで階層構造化とし、前記複数の感知器のそれぞれの異常発生状態を、前記複数の中継器のそれぞれを介して上位階層の火災受信機に通報する火災報知設備であって、
    前記複数の中継器のそれぞれは、中位階層に設けられた他の中継器または感知器とアドレスが重複した際に前記火災受信機からの指令により所定の表示を行う表示灯を有しており、下位階層に接続された前記複数の感知器のいずれかから火災検出を知らせる火災発報信号を感知器回線を介して受信した場合、あるいは、前記火災受信機から火災検出した感知器を特定するための火災表示命令を受信した場合には、前記火災発報信号を受信した感知器回線、あるいは前記火災発報信号の送信元である感知器を特定するために、前記表示灯を所定のパターンで点滅表示させる
    ことを特徴とする火災報知設備。
  2. 請求項1に記載の火災報知設備において、
    前記中継器は、いずれかの感知器回線を介して下位階層のいずれかの感知器から前記火災発報信号を受信した場合には、前記火災発報信号を受信した感知器回線に対応付けられた所定のパターンで前記表示灯を点滅表示させるとともに、発報元である前記感知器の接続された感知器回線内の全ての感知器に対して火災状態情報要求を送信し、発報元である前記感知器から所定のパルス信号を受信することで発報元である前記感知器を特定し、特定した前記感知器の情報を含む火災通番情報を作成する
    ことを特徴とする火災報知設備。
  3. 請求項2に記載の火災報知設備において、
    前記中継器は、中継器自身の状態および下位階層に接続された感知器の状態を含む端末機器状態情報を有し、上位階層の前記火災受信機からの端末機器状態情報要求に応じて前記端末機器状態情報を返送し、いずれかの感知器回線を介して下位階層のいずれかの感知器から前記火災発報信号を受信した場合には、火災検出を知らせる情報を含むように前記端末機器状態情報を更新し、更新後における前記火災受信機からの端末機器状態情報要求に対しては、更新後の前記端末機器状態情報を返送する
    ことを特徴とする火災報知設備。
  4. 請求項3に記載の火災報知設備において、
    前記中継器は、火災検出を知らせる情報を含む前記端末機器状態情報を前記火災受信機に送信した後に、前記火災受信機から火災検出した感知器を特定するための火災通番情報要求を受信した場合には、作成済みの前記火災通番情報を返送する
    ことを特徴とする火災報知設備。
  5. 請求項4に記載の火災報知設備において、
    前記中継器は、火災検出した感知器を特定するための前記火災通番情報を前記火災受信機に送信した後に、前記火災受信機から火災検出した感知器を特定するための火災表示命令を受信した場合には、前記火災通番情報に基づいて火災検出した感知器の通番あるいは火災検出した感知器を接続している感知器回線に対応付けられた所定のパターンで前記表示灯を点滅表示させる
    ことを特徴とする火災報知設備。
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