JP3486842B2 - 防水型コネクタ - Google Patents

防水型コネクタ

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JP3486842B2
JP3486842B2 JP2000244196A JP2000244196A JP3486842B2 JP 3486842 B2 JP3486842 B2 JP 3486842B2 JP 2000244196 A JP2000244196 A JP 2000244196A JP 2000244196 A JP2000244196 A JP 2000244196A JP 3486842 B2 JP3486842 B2 JP 3486842B2
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Japan
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shield
outer shell
nut
cable
sleeve
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JP2000244196A
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敏生 岡村
伸吾 七尾
良二 杉山
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドを有する
ケーブルに接続される防水型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図3を参照して、従来の防水型コネクタ
について説明する。
【0003】図示の防水型コネクタは、ケーブルを挿入
される金属製の筒状の外殻部品であるエンドベル1を含
んでいる。エンドベル1の軸方向の一端にはケーブルに
接続されるコネクタ本体2が結合される。エンドベル1
の軸方向の他端の外周には金属製のグランドナット3が
螺合される。エンドベル1及びグランドナット3の間に
は、ゴムなどの弾力性を持つ材料より作られたリング状
のブッシング4が軸方向で介在される。ブッシング4と
エンドベル1との軸方向の対向面はテーパ面5にされて
いる。
【0004】コネクタ本体2にケーブルを接続した上
で、グランドナット3を締め付ける。すると、ブッシン
グ4がエンドベル1とグランドナット3とにより軸方向
で圧縮され、テーパ面5の作用によりケーブルの外周面
に押し付けられる。こうしてブッシング4はコネクタ結
線部を防水することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3の防水型コネクタ
では、エンドベル1とケーブルとの間に非金属であるブ
ッシング4が介在するため、シールドを有するケーブル
を用いたとしても、電磁波がコネクタ結線部からブッシ
ング4を通して漏れてしまうという問題がある。
【0006】その電磁波の漏れを防止するシールド機能
を備えるには、複数の部品を付加しなければならず、部
品点数が増加し、コストが高くなり、またコネクタの全
長の大幅な増加を招くことになる。
【0007】それ故に本発明の課題は、部品の点数増加
が少なくかつ小型でありながらシールド機能を備えた防
水型コネクタを提供することにある。
【0008】本発明の他の課題は、従来の防水型コネク
タを改良してシールド機能をもたせた防水型コネクタを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ケーブ
ルを挿入される金属製の筒状の外殻部品と、前記外殻部
品の軸方向の一端に結合され前記ケーブルに接続される
コネクタ本体と、前記外殻部品の前記軸方向の他端の外
周に螺合された金属製のグランドナットと、前記外殻部
品及び前記グランドナットの間に前記軸方向で介在し前
記ケーブルの外周面に接触するブッシングとを含む防水
型コネクタにおいて、前記外殻部品と前記ブッシングと
の間に前記軸方向で介在し前記ケーブルのシールドに接
続されるシールドスリーブを有し、前記ブッシングは、
前記軸方向で前記グランドナットに対向する端面が前記
グランドナットから前記コネクタ本体に向かって径が大
きくなるテーパ状を呈し、かつ反対側端面が平面状に形
成されており、前記グランドナットは、前記ブッシング
のテーパ状に対応した形状のナットテーパ部を有し、前
記シールドスリーブは、前記外殻部品に対向する端面が
前記コネクタ本体から前記グランドナットに向かって径
が大きくなるテーパ状を呈し、かつ前記ブッシングに対
向する端面が平面状に形成されており、前記外殻部品
は、前記他端の端面に前記シールドスリーブのテーパ状
に対応した形状の外殻テーパ部が形成されており、前記
ブッシング及び前記シールドスリーブをそれぞれの平面
状の端面同士を突き合わせて組み込み、前記グランドナ
ットを締め付けることにより、前記ブッシングを、前記
ケーブルに径方向で圧接させると共に前記外殻部品及び
前記シールドスリーブに前記軸方向で圧接させることを
特徴とする防水型コネクタが得られる。
【0010】前記ケーブルは前記シールドがケーブル外
皮上に折り返されかつシールドテープにより保持された
ものであり、前記シールドスリーブを前記シールドテー
プに接触させるようにしてもよい。
【0011】前記グランドナットは、前記外殻部品に螺
合されるナット本体と、前記ナット本体とは別体のスリ
ーブ部品とからなり、前記スリーブ部品に前記ナットテ
ーパ部を設けてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の実施の
形態に係る防水型コネクタについて説明する。図3と同
様な部分や部品には同じ参照符号を付し、それらについ
ての説明を省略する。
【0013】図1の防水型コネクタにおいては、外殻部
品であるエンドベル1とブッシング4との間に金属製の
円筒状シールドスリーブ6が軸方向で介在している。シ
ールドスリーブ6はケーブルのシールドに接続されるも
のである。
【0014】ブッシング4の軸方向でグランドナット3
に対向する端面は、グランドナット3からコネクタ本体
2に向かって径が大きくなるテーパ状を呈している。ブ
ッシング4の軸方向での反対側端面は平面状に形成され
ている。ブッシング4は図3の防水型コネクタに使用さ
れたものと同じ部品であるが、反対向きに取付けられて
いる。
【0015】グランドナット3は、ここでは、エンドベ
ル1に螺合されるナット本体7と、ナット本体7とは別
体のスリーブ部品8とからなる。スリーブ部品8に、ブ
ッシング4のテーパ状に対応した形状のテーパ部即ちナ
ットテーパ部8aを設けている。
【0016】シールドスリーブ6のエンドベル1に対向
する端面6aは、コネクタ本体2からグランドナット3
に向かって径が大きくなるテーパ状を呈している。シー
ルドスリーブ6のブッシング4に対向する端面6bは平
面状に形成されている。
【0017】エンドベル1のシールドスリーブ6に対向
する端面には、シールドスリーブ6のテーパ状に対応し
た形状のテーパ部即ち外殻テーパ部1aが形成されてい
る。
【0018】次に、図2を参照して、図1の防水型コネ
クタにシールドケーブルを接続する作業について説明す
る。
【0019】まず、図2(a)に示すように、コネクタ
本体2にケーブル11を接続する。さらに、ケーブル1
1のシールド12をケーブル11の外皮13上に折り返
す。シールド12はシールド編組の他に銅テープシール
ドなど、各種のシールドタイプのものであり得る。
【0020】次に、図2(b)に示すように、折り返し
たシールド上にシールドテープ14を巻きつけ、その折
り返された姿勢を保持する。シールドテープ14は金属
製である。
【0021】次に、図2(c)に示すように、エンドベ
ル1にケーブル11を通し、エンドベル1の軸方向の一
端をコネクタ本体2の外側に螺合させて固定する。この
とき、エンドベル1の軸方向の他端近傍にシールドテー
プ14を対応させる。エンドベル1とコネクタ本体2と
の間にはシールリング15を介在させ、両者間を防水す
る。エンドベル1を装着した後、エンドベル1の他端の
内側にシールドスリーブ6を挿入してエンドベル1及び
シールドテープ14に接触させる。
【0022】さらに、図2(d)に示すように、ブッシ
ング4をエンドベル1及びシールドスリーブ6に押し付
けて接合させる。さらに、グランドナット3をエンドベ
ル1に螺合させて締め付ける。このとき、ナットテーパ
部8aがブッシング4を、軸方向でエンドベル1及びシ
ールドスリーブ6に圧接させると共に、径方向でケーブ
ル11の外皮13に圧接させる。この結果、エンドベル
1とケーブル11との隙間は埋められ、コネクタ結線部
が防水される。
【0023】こうしてシールドケーブルを接続された防
水型コネクタにおいては、エンドベル1がシールドスリ
ーブ6及びシールドテープ14を介してケーブル11の
シールド12に電気的に接続される。したがって、コネ
クタ結線部は電気的に密閉された空所に配置され、電磁
波の漏れが防止される。即ち、シールド機能を備えた防
水型コネクタが得られる。
【0024】図1及び図2の防水型コネクタはシールド
機能を備えているにもかかわらず、図3の防水型コネク
タに比べると、シールドスリーブ6及びスリーブ部品8
を付加しているのみであり、しかも軸方向の寸法もほん
の僅か増加しているのみである。
【0025】なお、ナット本体7とスリーブ部品8とを
互いに一体に作ってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品の点数増加が少なくかつ小型でありながらシールド
機能を備えた防水型コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る防水型コネクタの縦
断面図である。
【図2】図1の防水型コネクタにシールドケーブルを接
続する作業を説明するための工程図である。
【図3】従来の防水型コネクタの縦断面図である。
【符号の説明】
1 エンドベル 1a 外殻テーパ部 2 コネクタ本体 3 グランドナット 4 ブッシング 6 シールドスリーブ 7 ナット本体 8 スリーブ部品 8a ナットテーパ部 11 ケーブル 12 シールド 13 外皮 14 シールドテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−55654(JP,A) 実開 平3−43283(JP,U) 実開 昭60−138270(JP,U) 実開 昭61−161887(JP,U) 実開 平5−94971(JP,U) 実公 昭40−25182(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/655 H01R 13/52 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを挿入される金属製の筒状の外
    殻部品と、前記外殻部品の軸方向の一端に結合され前記
    ケーブルに接続されるコネクタ本体と、前記外殻部品の
    前記軸方向の他端の外周に螺合された金属製のグランド
    ナットと、前記外殻部品及び前記グランドナットの間に
    前記軸方向で介在し前記ケーブルの外周面に接触するブ
    ッシングとを含む防水型コネクタにおいて、 前記外殻部品と前記ブッシングとの間に前記軸方向で介
    在し前記ケーブルのシールドに接続されるシールドスリ
    ーブを有し、 前記ブッシングは、前記軸方向で前記グランドナットに
    対向する端面が前記グランドナットから前記コネクタ本
    体に向かって径が大きくなるテーパ状を呈し、かつ反対
    側端面が平面状に形成されており、 前記グランドナットは、前記ブッシングのテーパ状に対
    応した形状のナットテーパ部を有し、 前記シールドスリーブは、前記外殻部品に対向する端面
    が前記コネクタ本体から前記グランドナットに向かって
    径が大きくなるテーパ状を呈し、かつ前記ブッシングに
    対向する端面が平面状に形成されており、 前記外殻部品は、前記他端の端面に前記シールドスリー
    ブのテーパ状に対応した形状の外殻テーパ部が形成され
    おり、 前記ブッシング及び前記シールドスリーブをそれぞれの
    平面状の端面同士を突き合わせて組み込み、前記グラン
    ドナットを締め付けることにより、前記ブッシングを、
    前記ケーブルに径方向で圧接させると共に前記外殻部品
    及び前記シールドスリーブに前記軸方向で圧接させる
    とを特徴とする防水型コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルは前記シールドがケーブル
    外皮上に折り返えされかつシールドテープにより保持さ
    れたものであり、前記シールドスリーブを前記シールド
    テープに接触させるようにした請求項1に記載の防水型
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記グランドナットは、前記外殻部品に
    螺合されるナット本体と、前記ナット本体とは別体のス
    リーブ部品とからなり、前記スリーブ部品に前記ナット
    テーパ部を設けた請求項1又は2に記載の防水型コネク
    タ。
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JP3680173B2 (ja) 2002-10-28 2005-08-10 日本航空電子工業株式会社 防水コネクタ
JP4925229B2 (ja) * 2009-11-30 2012-04-25 日本航空電子工業株式会社 コネクタ

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